雨宮理真 （あまみやりま）
作風概説
背景の大胆な省略が多く、演劇的な印象が強い。
複雑な警察の服・装備なども精密に描き出す実力の持ち主。
奇妙に色気がなく、劇のコロスのような平たい印象の顔。
男は若い美形も、年配の男のいかつい骨格も実に丁寧に描く。
背景などの水準が極めて高い。
指を太めの線で強調するなど、読者の視線を意識している。
代表作
2021〜「ギフテッド」（原作：天樹征丸）
飛び降り自殺、としか見えない死体。目撃者もいて、飛び降りるのを見たと。
通りかかった非番の警官もそう判断したが、野次馬の一人、若い男性が殺人だと言った。彼は「視えたんだよ」と言う…
超金持ち・神童の警官と、霊能者家系の男子高校生のバディミステリ。
今までの実績、現在の地位
Palcy (パルシィ)で活躍していたよう。
「MANGAオーディション〜樹林伸プロデュース〜」で優勝、本誌連載。樹林伸氏は「金田一少年の事件簿」などきわめて多様に活躍した人、相当な大規模企画。
個人的な感じ、思い出
とにかく作品そのものはよくできている。それ以上はまだわからない、これからを楽しみにしておきたい。