葉山清加 (はやま きよか)
作風概説
爆発的に大きい目とくっきりして豊かな表情が特徴で、かなり幼く荒っぽい感じがする。
線が強く、迫力とスピード感がある。
非常に強い情熱をガンガン伝えてくる。
代表作
2005「ラビット◆ホップ」
東高の穹(そら)ちゃんは、同級生もいるバンドのラビット・ホップに夢中…特に西高生徒の小阪くんに。
彼が東の文化祭でもライブをする、となって嬉しいけれど、他校の彼が文化祭に参加していいはずはない。
準備のためお忍びで来てくれた彼、でもいきなりウサギの着ぐるみで…せっかく会えたのに引っ込み思案の彼女はうまく近づくことができない。
でも定期券を落としてしまい、みんな現金を持っていなくて、路上で歌ってくれる優しさにもっと思いは募り…
まっすぐに力強く描かれたいい青春群像のデビュー作。
2006「Ready OK!」
昔チアリーディング部だったマナちゃんは、いつも菅原くんを見ると全力で逃げてしまう。
練習中にバランスを崩し、大会直前のスタメンだった菅原くんに大怪我をさせてしまったから…部も翌日には辞めてしまった。
だからもうやりたくなんかないのに、優勝すれば一ヶ月学食食べ放題につられてチアを無理矢理やる羽目に。
どうしても情熱が燃え上がりそうだけど、でもやはり罪悪感が…でも彼が「引き受けた以上はちゃんとやれって!」といってくれたから、少しでも頑張る!
疲れて倒れている彼女を保健室に運んでくれた彼はもう腕は完治しているというけれど、じゃあなんでバスケをやらないのだろう?
罪悪感で本番は隠れてしまったけれど、とうとうやはり自分にできることをやろうと飛び出して…
情熱がひしひしと伝わってくる名作。
今までの実績、現在の地位
デビューしたばかり。
個人的な感じ、思い出
未熟な感じだけれどパワーはすごい。
これがどう成長していくか楽しみ。とにかく小さくまとまらず、思い切り青春を熱く語るような作品をどんどん描いて欲しい。