坂下志麻(さかした しま)
作風概説
頭が大きく、鼻がないためレゴの人形のような印象だが非常に表情豊か。
状況、ちびキャラ作りはかなりうまい。
小さいキャラクターを多く使ったり本来背景に近い友達に個性を持たせて演技をさせるなど、芸が結構細かい。
アイテムに対するこだわりもある。
代表作
2003「インディペンデンスデイ」
ナズナちゃんがある朝起きると、両親の置き手紙+借金の請求書。
早紀ちゃんとは違って自分では朝食も作れない彼女のところに来たのは、借金取りではなくパパと共に逃げたパパの友人の息子、椿だった。
彼はナズナに自立を強要し、楽しみにしていたプリンまで食べてしまうと横暴の限りを尽くす。
成長をリズムよく描いたデビュー作。
2003「ノエル・ド・ポストマン」
郵便配達人のスタンプくんはクリスマスだからこそ配達が多く、恋人を怒らせている。
郵便局に戻ってみたら、(カエルの)局長は飲んでいるしリスのようなぐりが、自分をサンタのところに送って欲しいと行ってきた。ますます恋人を怒らせちゃうけど、行くしかない…
可愛らしいちびキャラがいっぱい、一人だけ真面目なスタンプくんが可哀相な、鳥山ワールドをぐっと可愛らしくしたような世界がとても楽しめる快作。
2005「ケロッとみちガエル」
恋愛ゲーム漬けでダサくても平気なハナコちゃんのところには、カエルの王子と一族がいる。
王子の力で彼女をもてもてにしたら、魔王の呪いが解けるとか…
でもあんまりやる気がない彼女、無理に…どこで情報を仕入れたのかメイド服を着せようとしたり、青汁だのコルセットだのと変なことになり、とうとう切れて…
どこかのんびりパタパタした、力のいらない作品。
今までの実績、現在の地位
2002年大量デビューの一人。しばらく出ていなかったが、久々に出た。
個人的な感じ、思い出
こういう作風は少ないので、もっと短いページの作品で活躍できると思う。