オリジナル主人公艦 ホレイショ=ホーンブロワー
最初に設定した主人公艦。帆船型、遺失文明由来。
あつい。死にたくない。
でも、もうあの白色矮星から逃れる術はない。
大敗したことははっきりわかる。島の王たちの裏切り、来たのはラインハルト。元々絶望だった。
そして最後に見たのは、新デスラー砲が咆哮し、一瞬で消し飛んだアークエンゼル。
あたしは旧式のジムで船外修理中…吹き飛ばされ、強大なヒュプノス精神波、巻き込まれて…空間が裂けた、敵の新兵器…
死にたくない。みんなだって、死にたくなかったはず。キラ…レイさん…万丈…アムロ…古代艦長代理…ヤン司令…
もう…敵のはずなのに、なぜあの精神波はあんなに澄んでいたのだろう…トロワ・バートン…会えないの…
気がつくと、スクリーンに映ったのは巨大な戦艦の戦闘甲板だった。無人のようだ。
夢?死の世界?
目の前にそびえる、上が見えないほど巨大なマスト。そこにはためく無数の帆。
なに?これは?
何かに導かれるように、あたしはジムを降りると甲板から戦闘艦橋に向かっていた。
無人。でも、あたしが通ると計器が、明かりがあたしを導く。
気がついたときは、舵を前にしていた。
そして…
「ようこそ**士官候補生。緊急事態として、あなたを本館の艦長に任命します。パスワードとして艦名を入力してください」
冗談、よね…どうせ冗談なら、あたしが宇宙軍に入るきっかけになった
H・O・R・A・T・I・O・H・O・R・N・B・L・O・W・E・R
「パスワード確認。ホレイショ=ホーンブロワー、発進準備OK。目的地および任務…ダウンロード完了、了承願います」
夢の、続き?
でも…終わっていない?まだ、戦えるの?
そう、命ある限り絶望しちゃいけない。そう、デュークフリードもシーフォート校長も教えてくれた!
「地球連邦軍所属ホレイショ=ホーンブロワー、イゼルローン要塞に向けて、発進!」
全長1420m、全幅360m、8次元複素数時空に吹く「超真空風」をとらえる
超時空帆走とM-ストリングエンジン兼用で最大巡航速度700,000,000光速。
コズミック・カノン26門、対空ガトリング・ハイパーキネティック砲40門、
24次元魚雷発射管24門、艦首超重力衝角。
コズミック・メンブレン・シールド、オートピンポイント・ブラックホール・
シールドを兼用。
全長150m級ランチ6隻、強襲揚陸艦12隻、艦載機多数。
何万年も前に地球を訪れた超文明種族が、将来の銀河の危機に備えて
シリウスの白色矮星に隠した超技術戦艦。緊急時は一人で運用可能。
艦載機は人類にとって操作しやすく作業、格闘戦に秀でた人間型〜
惑星上流体圏での機動能力が高いサメ型に変形できる<ジェド>と
「超真空風」を利用でき、速力と火力に優れる小型帆船型<ヴァル>、
亜空間ステルス性能が高い多頭龍型<ネプロ>、大型の人間型で大火力、
重装甲を誇る<ギヴェロム>の4タイプがある。