はぎはら秋 (はぎはら あき)
作風概説
女子制服のカーディガンのようにめちゃくちゃ柔らかくてあったかな質感。
ふわりとした淡さ、服などの細部を丁寧に描く細かさの両方がある。体温が伝わってくるほど表情豊か。
話作りも丁寧で、主人公の親友に大事な役割を担わせたり、男の気持ちが丁寧でリアルだったりとてもよく積み上げる。
背景も、過剰でなくしっかり描いているし、白い背景の活用もうまい。必要なところで大きく画面を使う。
代表作
2015「思い出に花」
高1にもなって男子恐怖症の平松うめちゃんの携帯電話にメール、小3の春に留学した幼馴染のみーちゃんが帰ってくる、と。天使のような女の子…だったはずなのに、長身ですごくかっこいい男の子?
しかもいきなり告白してきた。
そんな彼は優しく愛を誓うけれど、恐怖はどうしようもない。でもふと気がつくと、小さな変化は生じている…
今までの実績、現在の地位
デビューしたばかり。デビュー作本誌掲載。
個人的な感じ、思い出
とても暖かな印象で好感はある。
これからどんな作品が読めるか楽しみ。