藤堂はくる(ふじどう はくる)
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作風概説
不思議な華やかさがある。クリスタルガラスのちょっと歪んだ曲面のような、深い透明感と輝きが見られる。ストーリーも巧みでジャンルも広く、斬新で迫力がある。
ちょっと意地悪な男の子にときめいてはぐらかされるパターンが多い。最近絵柄がかなり変わって、ストレートな感じになった。
代表作
99「家庭科部の一番長い日」
生徒会長から廃部宣告を食った家庭科部の有菓ちゃん。
まあそれも仕方がない、部員十人で三人除いて幽霊部員、しかもただだべるだけの無意味な部。だがその放課後のオアシスを守るため、料理勝負を。校長先生においしい納豆料理を作ることだが、その校長は大の納豆嫌いであることを知らなかった。
納豆から手作りすることに決めたが、温度四十度、二十四時間と言う地獄の試練が待っていた。好き、という言葉を寿司で落とし、告白と言うのを国産大豆で落とすのも秀逸。
2000「探偵になろう!」
入学式の日、隣の席が超絶美形でラッキー!なミチルだったが、その泉岳寺稜はいきなり図書委員になって探偵をやろう、と言ってくる変な奴だった。
やたらとエキサイティングにこだわり、天上天下唯我独尊な彼とコンピューターをいじったり噂の情報を集めたりして、舞い込んできた実力テスト答案盗難の情報を追うが・・・ハイテンションでとてもかっこいい作品。後半の緊迫感はかなりいい。
今までの実績、現在の地位
悲劇の「Amie」デビュー生の一人。フリー宣言をしており、様々な他誌でも活動している。
個人的な感じ、思い出
話し作りが恐ろしく上手く、後味が極上だった。仕掛けの面白さとリアリティが高いのに強烈なかっこよさ、今後どう活躍するか期待している。