平園マリ香(ひらその まりか)

戻る もえるごみへ ほーむへ


作風概説

 筆者の知る限りショート。独特のそっけない無感情が漂う、かなり簡略化されているが不思議とわかりやすいタッチ。ちょっとシニカルな童話が多い?
「〜せう」など独特の文語調、関西弁など多様な言葉が心地いい。


代表作

1988〜92「アッポちゃま劇場」
 単行本が出ているが現在のカタログにはない。残念ながら一度も読んでいないので紹介はできない。今度国会図書館で少しでも読むつもり。

1995「ナナ&トッキー」
 双子のナナとトッキーもクリスマスを心待ちにし、サンタに色々願っているが生活は苦しくプレゼントなどない。
 売れない童話作家の母は苦し紛れに日めくりをもう一枚破り、もうイブは終わったと言うが友達にばらされる。
 もう駄目だ、と思った時、本当にサンタが来てくれて母が書くサンタシリーズもヒット、ハッピー…だけど…オチで大きく雰囲気を変える、軽快なコメディ。


今までの実績、現在の地位

 詳しくは知らないが、80年代後半のレギュラーで単行本も出ている。筆者が「なかよし」を読み始めるのとちょうど入れ違う形で本誌連載がなくなった。


個人的な感じ、思い出

 入れ違っているのではっきりした事が言えない。増刊で読んだ作品はなんとなく忘れられない。