なかよし1998年11月号

なかよしも発売になりましたね。今回からちゃめっこクラブ、キャラクター交代・・・ハナコ&タロさ、バイちゃ!!新しいなかよしの顔ナナちゃん、んちゃ!よろしくお願いします。このチャンス、絶対放さないで!!

「カードキャプターさくら」僕も作ってみたくなりました。こういう魔法体系(無理、僕は理論のみで実践は全くなしです)ではなくてぬいぐるみを。ぬいぐるみの誕生日については考えたこともなかったです。なんだか小狼君が大分素直になってきたようで、何だか嬉しいです。健全が一番・・・僕の口からだと説得力まるでないですね。何となく話が読めてきました。多分外れると思いますけど・・・いつも裏をかかれていますからね。梨佳ちゃんの好きな人・・・決して教えてはくれないでしょう。この存在自体犯罪のラブラブカップルには腹が立ちますけど。知世ちゃんに好きになってもらえた人はきっとすっごく幸せだね、この台詞がたまらないです。そう、だけど、同じように愛しても通じないばかりか応えられないが故にかえって苦しめてしまう事もあるわけですから、そうなったらそれこそ相手を苦しめるために生まれてきたのか、ということも・・・将来、そうならないことを祈っています。

「夢幻伝説タカマガハラ」隆臣の疲れ方と悪党ぶりの描写が上手いです。しかし鞘なしの魔剣なんて危ないのでは。スサノヲは本来海の支配者として遣わされた(さぼったので赴任していませんが)から水を支配する剣でもいいと思います。天叢雲剣もそういう意味ありますし。結城の感情描写も素晴らしく、”いいこ”のあたしともう半分のあたしを分けて苦しむのなんかかなり大胆で的確な表現だと思います。そして隆臣のプロポーズときたら、とろけますね。いつか使ってみたいものです。

「恋愛向上委員会ジューシーフルーツ」自分の体に相手の名前を書く、これは何だか自分を相手の所有物にする事を意味している気がするのですが。逆に相手のどこかに自分の名前を書くことができれば相手を所有できる、と呪術の理論ではなりますね。まあ近づける程度の意味かも・・・本を利用した占いは聖書を開いてそこにあった聖句から、と言うのがあります。満月のときに写真にキス、というのは月の魔力をあてにした類感呪術でしょう。糸を身につけ、プレゼントに忍ばせるのは感染呪術ですね。

「ヒロインをめざせ!」一人でシリアスするのって疲れるでしょうね。

「ツイてるね聖ちゃん 番外編」このラブラブいちゃいちゃは・・・。戸塚という男の辞書にはデリカシーという文字はないようですね。善意ではあるようなのですが。微かな不安と共にあつあつぶりが残る、素敵なカーテンコールでした。

「スーパードールリカちゃん」変身の様式美はやはり深いものがあるようです。少年は合体ロボット(今日乗れるゲームを見かけましたが、五体合体じゃないと)、少女は変身が永遠の夢なのかも知れません。しかしこの可愛らしさは・・・。蜘蛛恐怖症の僕には今回、結構きつかったです。アニメも始まりましたね。何と言いましょうか、感想が浮かばないです。主題歌が結構耳に残る曲のような気もなきにしもあらず。

「幻想曲芸団」何を想像しましたか?確信犯ですね。

「デリシャス!」お父さんかっこいいです。立ち直らせるの、三千代ちゃんではなくてよかったです。ドラマの台詞が鬼です。そしてついに真人の彼女の写真!もうすぐ登場するのでしょうか。そんなにりんごと真人がべたべたしていなくてほっとしました。これでべたべたされたら本気で地獄に落ちろです。典型的な秘密交際ですね。

「ゴーストハント」完全に原作通りで安心できます、が・・・この後の話も原作通りでやるのでしょうか。浦戸とかは特にきつい気もします。Eの方がOより出番が多い、とこれを言ってはまずいでしょうか。でも皆さん読んでますよね。真砂子の本性が出ていない気もします。そして話を簡略化しようとし過ぎ、原作を読んでいない者には富子の名前がメンバーにどう認知されたかが上手く伝わってこないような気もします。ナルの報告と麻衣の霊視の両方の情報源があるので、真砂子はどちらから富子の名前を得ているのかが不明確でここでは麻衣の夢を信じているようにとれます。

・アンケート懸賞、もうプライドも何もないと言う感じです。どうしていいかわからなくなっているようにさえ見えます。緻密ではあるのですが、やはり小学生に切手代を出させるやり方では有効なデータは集まらないのでは?

「My dear」これぞ悲劇!パターンそのものではありますが、その一つ一つの描き方が見事です。3人の感情の変化が鮮やかに、そして細やかに描かれていて。皆、特におにーちゃんも基本的には善意なのにこういう悲劇にしかならない、それが凄く辛いです。誠実さにおいて完全ではないけど思いやって、本当に愛して、十分に抑制して、その上での暴走・・・許せます。正しいし、最後の暴走を除けば適切な行動をとっています。それでも、両方を思いやっているのに、自然な感情なのに悲劇しか生み出さない・・・これが運命なのでしょうか。切ないです。

「JOKER」鮮やかに予想をひっくり返してくれました。お恥ずかしい限りです。何か混乱さえ感じます。しかも伏線処理が賭けの一件をのぞいて完璧にしてある、本当に悪戯者です。少々憮然とした感じが残りますが。

「RsR」これも楽しかったです。竜也のフォローが一応ちゃんとしていたのが嬉しいです。るかちゃんとはずっと抱き合っていたような・・・。告白シーンのこの描写は凄いです。微かな何か、人間を信じたい・・・悪人たちも、きっと少なくとも始めは、共感できるものが始まりで・・・そして少しずつ後に引けなくなり、本来の目的も見失って・・・彼のようだと。そうでないのもいっぱいいます、暗い情念を押さえ切れなかったもの、初めからそれ以外の全を教えられてこなかったもの、何かにすがりつづけたもの・・・いろいろと。

来月から井沢陽子先生と神崎裕先生のW新連載で、一気になかよしの顔が変化するようですね。両方少し大人っぽい感じの作品のようです。加えて月原早紀先生の読み切りも嬉しいニュースです。多分それだけ「早春のプロムナード」の人気が凄かったのでしょうが。新人&若手メンバー頑張れっ!特に93〜96年デビューメンバーの皆さん、安藤なつみ先生、桜井明子先生、神崎裕先生に続くのだあぁあっ!!

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