なかよし1998年12月号
なかよしも発売になりましたね。正直待ちくたびれました。
「だあ!*3」、何だか最近、巻頭カラーのローテーションがかつてのセーラームーン&ミラクル☆ガールズ二巨頭時代のようにさえ思えます。ずっと「カードキャプターさくら」と「だあ!*3」にするようです。なのにまだ単独の読者ページが無く、アニメ化がないのが正直意外でした。今回発表かな、と半ば確信していましたから。今回、ルゥくんの可愛らしさ大爆発です。しかし鞄の中にいて窒息しなかったのは奇跡ですね。しかし彷徨のもてかたは・・・先生にまで、うらやましいものです。そして去年のロミジュリ、ジュリエットはやはりクリスでしょうね。他の女子がやったら学校が壊れます。
「恋愛向上委員会ジューシーフルーツ」これのキスしてから別れ話、もっと他に言い方があるような。答えようとせずに涙を流し、「辛くなるから・・・これ以上何もいわないでくれ」とでも言えば変に誤解してうまく片付くかもしれないのに、正直過ぎです。この発想自体が外道ですね。「オレをプレゼントする」って・・・普通それは女子の台詞、正確には男子の妄想ですよ!!雪が降るといいなあっていいますが、東京ではもう何十年も降っていませんし、第一降ったら全部麻痺してクリスマスどころではなくなります。第一、ホワイトクリスマスなどしっと団(突撃!パッパラ隊、松沢夏樹)No.357の僕にとってはこの比は呪いの日以外の何者でもないです!”浮ついたバカップルを吹き飛ばして〜明日に向かって進むのだ〜燃え上がる炎のようにこの嫉妬消えることなくクリスマスを潰すために〜更に青く火花散らし暑苦しく炎上げて俺の体やき焦がすのだ〜あ〜友よ、待っていた〜共に戦う、この時を!これが何の替え歌だか、わかる方いらっしゃいますか?
「バージンブルー」これはまた、大人っぽい作品ですね。鋭さが見事です。吉井かわいそうに、これほど望みの無い存在はないです。細かいところが絶妙です。
「My dear」やはりとはいえここまでやるとは。「追いかけたりしない」汚いです。でもどうやってごまかし抜いたのでしょうね。結婚式のとき、てっきり「卒業」で来ると思ったのですが、それなしでもここまでの緊張感・・・しかしまさにジェットコースターでした。でもハッピーエンドでよかったです。僕はもう2〜3回と思っていましたし、最悪の場合心中も覚悟していました。すごいの一語です。こんな作品、もっと見てみたいものです。
「カードキャプターさくら」やっと李君も顕在化ですか。長かったですが、さくらの雪兎に対する想いが本物となりますと・・・ややこしいです。全国からノーマルなんて認めないとの声が上がっているような気がします。
「夢幻伝説タカマガハラ」ということは・・・結城だけは死んだら終わり。話がだんだん見えてきました。那智*立風太もだんだん過激になってきています。別れのシーン、切ないですね。これが果たして何を意味しているのか、そして月読の中つ国での人格が誰なのか、そこに鍵があるような気もします。
「COOL!」結構かっこいいです。歌詞を忘れてアドリブでごまかす、これ聞いたことがある話です。伝説のトップスター、鳳蘭さんが歌詞を舞台上で忘れ、ラララ〜歌詞忘れた〜と歌ったそうです。その度胸と力づくで押し切るパワー、そして+αのカリスマ・・・無論基礎となる容姿とかも必要ですが、スターの大切な条件なのでしょう。でもなんだかこの企画・・・言わないほうがいいでしょう。何を言おうとしたかは解ると思います。
「スーパードールリカちゃん」この可愛らしさは強烈です。特に始めの出てくるところの{ぴょこっ}と台詞についている「うにゃ」が凶悪です。アニメとタイミングを合わせて起きているリカちゃんとドールリカを会わせたのでしょうね。でもせっかくだから赤頭巾ということでフードでもかぶっていたほうが合っていたような気もしますね。このウサギ耳の頭巾もかわpですが。狼の最後に関してやばいところにピーッと入れていますが、「くるみと7人のこびとたち」でもう描写されているのに意味が無いような気もします。
「幻想曲芸団」ポイントになる黒子か何か、無いものでしょうか。男の子が混じっていたとは・・・ならもう少し大きくなるのを待てば見分けられるようになるでしょう。たすくが見分けられるようになるのとどちらが早いものか。
「デリシャス!」こう来るとは。「返事しだいじゃぶんなぐらせてもらいますから」これ最高にかっこいいです。本当は問答無用で殴りたかったんでしょうが。真人の気持ちが本物とは意外です。ここで借金は解消、しかし社長はまだもう一つスキャンダルを種に考えているよう・・・楽しみです。キスについては見事としか言い様がありません。でも、これは以前の講義であったような、単にりんごが無垢に近い(か情報としての知識とつながっていない)段階で、単純な段階ギャップでしかない気がします。だから、時間さえあればこのまま男としての真人を受け入れる方向になる気もします。一臣とは平気なのは単に男として認識できないからで・・・理論的には真人とくっつくことに。この拒否は一臣に対する意識していない恋愛感情、それもありますか。これについてはもっと細かく議論してみるべきですね。どちらにしてもりんごの性的発達段階がやっと進んだのは確かですけど。やはりそろそろ話が見えてきたようです。アニメ化は結局諦めるしかないようですね。何でなのか、苦しい位なのですが。次は「チム・チム・シェリー!」だったらいいなあ!(同意見多数)そして今度こそ。チェリーの現代版でも可ですが。KCRも最終巻、出てしまいました。ずっと待っていたのでほっとした反面やはり寂しいです。
「ヒロインをめざせ!」「スパイは見つかれば捕虜になる」戦時国際法はともかく現実には全部吐かせて処刑し、死体も残さず処理するのが常道でしょう。でも日本にはスパイ防止法が無いですから難しいところです。宣戦布告していませんからどうなるのかは解りませんが。悟君、一人でシリアスを通り越してバイオホラーに行ってしまいました。ここで、どうパターンをひっくり返してくれるか楽しみです。それにしても「変態だ 間違いなく変態だ(魔術士オーフェンはぐれ旅)」。敵対するものは皆悪かという問い掛けも深いですね。
「天空のメロディ」これ、ものすごく切なかったです。どうしようもないもどかしさです。見事にパターンを破る手腕も感銘を受けました。転校ものは普通離れてもずっと好きでいる、なのにこれでは胸が痛くなるような現実主義で、それこそが正しいのは解るのですが。どうしても、そこで吹っ切れる程度の思いだったのか・・・この問い掛けは残酷ですか。大人ですね、確かにそうするのが一番楽ではあるのですが、あとで後悔すると思います。どうしてあの時、と・・・それも考え抜いての上だったのでしょうが。そしてそれを未熟な心で必死で受け止めようとする史華ちゃんもすごく魅力的です。痛々しくて。由望くんが結局曲を渡せなかったのも解ります。これ以上彼女を悲しませたくない、そしてやはり捨てられたような傷もある、でも・・・あとで後悔するのでしょう。お互いに深く思いやって、互いに縛りたくないから・・・それは解りますけど、もう少しお互いに信じ合えたら。現実の人生は様々な傷と後悔を抱えて生きていくものですが、こういった形でそれを見せられると切ないです。一つだけ解らなかったのですが、p18にあった「・・・・こんな曲・・・」という台詞、史華ちゃんと由望くんのどちらが発したのかがいまいち確信できません。僕は由望くんだと思いましたが、史華ちゃんとしてみても矛盾しません。皆様はどちらだと思われますか?どちらの言葉かで全面的に話が変わってしまうぐらい重要な言葉である分、そこは少しもどかしいですね。この淡い雰囲気、やはり絶妙です。僕も昔中学の作曲の課題で、好きな娘が転校した悲しみをぶつけたことがあります。そういえば「早春のプロムナード」の美鶴ちゃんが出ているの、お気付きになられましたか?本当に綺麗で、切なくって・・・すてきでした。最後に握り合った手が印象的です。
来月号は白沢まりも先生が読み切り登場で、嬉しいです。何となくですが月原早紀先生といいこの前の維泉みへき先生といい征海未亜先生といい、なかよしは可愛らしい絵柄のメンバーを増強するつもりなのでしょうか。ならばなぜ?&127「RsR」の番外編「RsS」も楽しみです。るかと竜也の話、見たかったんです!あの二人何となく好きで。秋元奈美先生の前後編読み切りも嬉しいです。楽しみですね。