なかよし1999年6月号
なかよしも発売されましたね。今はもうノートパソコンのおかげで、夜1時頃に出かけて2時前後に購入してそのまま5時頃までメモ帳に感想を書き付けて、寝るのが面倒だから徹夜する生活になっています。今月号はとても華麗な構成でした。見ていてその分、とても感情が刺激されます。
来月は小坂理絵先生の新連載、これは順当ですが、笹野鳥生先生、それも前後編でホラーとは・・・ある意味以外です。Amie計画の被害者の一人ですから、もうすぐ入ってくるのではないかと見ていましたが、こういった形になるとは思いませんでした。それだけやりくりが苦しいのでしょうか・・・。
「カードキャプターさくら」似ているのは・・・魂の色でしょうね。今回の小狼くんはかなり走っていました。照れまくっているのを見てひっこむさくらちゃんが何だかとても可愛いです。知世ちゃんのからかい役ぶりも堂に入ってきました。ここまでしてくっつけようとする意図は何か、気になりますけど・・・。
「だぁ!*3」このももかちゃんの未夢ちゃんに対する徹底的な敵意、見ていて可愛いです。まさか・・・ふと恐ろしいことを・・・栗太くん、もしかして、もしかしなくても眼鏡を取ると超絶美形・・・賭けてもいい、川村美香先生ならやります。クリスちゃんの登場シーン、もう大魔王のノリですね。とことん、言われなければ気付かない未夢ちゃんも結構強烈なキャラクターですね・・・今頃気付きましたが。
「呪って・あっこちゃん」表紙がもろにホラーですが内容は・・・見方を変えると半端なホラーより怖いかも・・・。水星が頭がよくなる、これは・・・むしろヘルメスは知能、知識より悪巧みと・・・まあ学芸もつかさどっていますが、それはアポロのほうが強いような・・・でもギリシャ神話のヘルメスより、それ以後のヘルメス=トリスメギストスなら確かに智全体をつかさどっていると言っていいですしね・・・。妙に活気のある新聞部、考えてみますと怖いです。これらのおまじない、多分実行する人は多いでしょうね・・・。まあ効果は新聞を読んだ人に限定されるようですし、いいですね。「彼とゆびずもうできちゃう」これは地味ですけどいいです。一週間後、何人帰ってこれるか楽しみです。
「うるきゅー!」よおおおく考えてみますと、この二人・・・「ミラクル☆ガールズ」を思い出しましたね・・・優等生とスポーツ万能、違いと言えば両方性格がみかげで標的がかぶるのと、スポーツ万能ーロングヘアの少女趣味、優等生ーショートヘアの違いと・・・胸を比較対象に使ったことでしょうか・・・あの双子は両方スタイル一緒でしたからね・・・。この華麗さは相変わらず、秋元先生はこう言ったコメディにもすごい力もっていますから楽しみです。昔の回想や合コンのメンバー、すごいですね。しかしこの逆ナン、強烈ですね。怖くなったのはこのチェック、女性は・・・こういうチェックをあった男性全てに対してしているものなのでしょうか・・・。このかっこよさの描写、それに対する可愛いときめき、結構胸の芯まで突き刺しています。女子にはたまらないでしょうし、男子にも強烈です。はてさて、わざと携帯電話を取り違えて、次には一体何が待っているのでしょうか・・・。
「スマイルでいこう」いきなりポニーテール!普通はったりを本気でやろうとはしない、つくづくすごい娘ですね・・・。でも料理は、あの優の妹が・・・これは禁句でしょうか。夢はあきらめちゃいけない、と指を突き付ける瞬間、本当にすごい輝きを感じました。まぶしいぐらい。ひかるももうすぐ顕在化して、後が楽しみですね・・・。しかし、携帯電話一本で候補者を消し去れるなんて、だから金持ちに逆らってはいけない・・・いえ、次どうなるのでしょうか。これで夢を見失わなければいいのですが。これほど心配な気持ちで次号を待つのは久しぶりです。
「スーパードールリカちゃん」カトちゃんがクラスメートで意地悪役!!犯罪ですね。それにしても、カトリーヌという名前をカトちゃんと呼ぶ事自体、もう完全に・・・禁句通り越していじめのような気がするのは僕だけでしょうか。どうしても、そのパートナーの名前を思い出してしまう「八時だよ!全員集合」世代ですので・・・。あ、初めにカトちゃんと呼んだのはリカちゃんだから、その腹いせに意地悪を・・・それなら分かります。河馬をひっくり返して馬鹿、上手いです。今回の困惑しているリカちゃん、日記に湯気を吹いているリカちゃん、もうかわいいったら!大学でのうさぎさんバッグも可愛いですね。しかしあの人形、そう言った伏線だったとは・・・。そして今回、ダイかっこよすぎです!ダイ×リカの僕にとってはこういう展開は最もおいしいものですね。そしてこの後、ダイの手にイサムのリングが、と思いますと・・・!!
「マリジュン」お小遣いという言葉はないの・・・でしょうね。しかしマリちゃんも不用心な、出ていくとか言う発想はないのでしょうか。この程度のバリケードで・・・以下自粛。
「恋愛向上委員会ジューシーフルーツ」カラーの裏が面白かったですね。デート、僕の理想は・・・宝塚を観てから・・・あ、今東京は1000daysだから帝国ホテルのレストランに直行とはいかないですね・・・。マリオンで食事と買い物をして、・・・・次が浮かばないです。銀座まで徒歩は女性の足ではきついですから。相手がいないで妄想するだけなら勝手ですね。
「ほしいのはひとつだけ」身もだえしました。やめろ、どうなるのか分かっているのか、好きに・・意志でなれるわけがないって・・・。おねーちゃんのぼけに拍子抜け、これは今までないやり方ですね。しかしこの靴、また時限爆弾を!!月でも欲しがる、これは痛い言葉ですね・・・。月かも知れないけれど、手を伸ばさなければ何も手に入らない、でも手を伸ばすことが人を傷つけることになるかも、怖いです。スキンシップ拒否、これは少女マンガでは、単純な段階ギャップよりむしろ、顕在化していない別の恋愛感情の象徴のほうが強かったようですね。これからどうなるのか、背筋がぞくぞくします。きっとなかよしを知らなかったら、これほど刺激的なマンガを読むことは生涯なかったでしょうね。
「おジャ魔女どれみ」・・・・ご愁傷様。この度は心よりお悔やみを申し上げます。でも本当にこれ、ものすごく危ないケースですよ。
「Bーウォンテッド」あ〜びっくりしました。パニック状態でした。スケベ、いや多分正常な人間だと思います。今回の表参道での妄想もすさまじかったです。このほんのちょっとした、台詞なしで絵の連続、これの表現力はものすごいです。風景の乱舞、ちょっとした仕種、全てが恐ろしいほどときめきと幸せを描写しています。その後のだらけ状態の描写も結構ギャップがあって、効きました。そして二人きりでのデートで、手をつなぐ瞬間の段階ギャップ、これもまあ・・・。つくづく胸が痛くなるような描写を連発してくれます。
「夢幻伝説タカマガハラ」僕の予想は大外れ。でも、その分圧倒されました。全体を思い出して、あまりに・・・なかよし離れした名作に、今更ながら震える思いです。このラストでは・・・もう一度チャンス、現実が事実上手遅れと知っている分嘘との印象がありますが、こうして希望を最大限謳い上げるのには激しい痛みを感じました。絶望するのはむしろたやすい、でも、そこから立ち上がっていくことの苦しさを思うと・・・。桜の伏線は全く読めませんでした。本来は天照が、そして結城が選ぼうとしていた{殺される王}を最後に隆臣が引き受けた、そして太陽に焼かれて、完全な浄化闇ごと浄化する!衝撃です。そして、僕は伽耶さんがかわって犠牲になると思いましたが、伽耶さんは思兼を継承するのですか。最後の「みんないっしょに生きていけるよー・ぜったいに・!」この叫びが胸痛いほどかき回しています。エピローグ、鳴女さんと泰造の再会がなかったのが少し残念ですが、もうこの那智×立風田の止めとも言うべきシーン・・・もう言葉が出ません。最後のこの、桜に包まれた・・・愛と希望、この世紀末に生きる者全てへの最高のメッセージ、涙が・・・あふれてきました。
「ゴーストハント」結局全部やるつもりのようですね。この描写は上手いです、麻衣のモノローグを最小限に止め、産砂先生の微笑みだけで全てを語る、これが原作を知らない者にどう響くかは分かりませんが。エピローグの皆の崩しぶり、これはひどすぎます。そして最後に決めるナルの中がない目・・・これは夢に出そうです。最後の、曲がったスプーンに静かに印象を残す、これは上手いです。