なかよし2000年10月号感想

嬉しいいいっ!来月号の別冊付録「ザ・ネクスト」前からやって欲しかったです!ドラゴンマガジンの「竜王杯(通称D-カップ)」のように、有望な若手作家で競作し、読者アンケートで一位の作品、作家にそのまま新連載・・・これは本当に嬉しいニュースです。
候補のかなしろにゃんこ先生、白沢まりも先生、永遠幸先生も今一番脂が乗っていますし、とても嬉しい企画です。これをやってくれるならなかよし廃刊の心配は杞憂だったか、と確信できるくらい。

「だぁ!だぁ!だぁ!」彷徨カッコよすぎ。でもどうせなら、とことん「孔雀王」のパロディで、独鈷杵(ぼーさんが持っているやつ)振りかざして不動明王行者真言(ナウマクサンマンダバザラダンカン)を・・・って、それはゴーストハントでぼーさんがやっていますね。あっけなくボコられる妖怪たちも見ていて楽しいです。
蛇にワンニャーの短冊で、とか化け猫に惚れられるワンニャー、これは笑えました。
ルゥくんの優しさにも感動・・・結局、ホラーからサイキックアクション、そしてほのぼのゴーストといい展開で、振り回された後の心地よさが体を包んでいます。
落ちもとてもよかったです。

「どこでもハムスター」食いしん坊にかけっこ大好き、色々と楽しそうですね。応援団が無かったのが少し残念。

「東京ミュウミュウ」圭一郎さん・・・かなり強烈なキザっぷり。でも言っていることとやっていること、本音は何も変わっていないですね。
エイリアンの目的は地球をのっとることだということだけは確か、なぜ分かる?本当に?それに今の人類に任せるより、むしろエイリアンに任せたほうが・・・いや、核酸構造を共有していない以上、のっとられたら在来生物は駆逐されるかも。
このあざの確認、強烈!わざわざこんな所についていなくても・・・次から一体どうなるんでしょう。余り男に期待させるようなことを・・・。
あ、「セクハラにゃーっ」、これ僕は一瞬・・・「にょ」と勘違いしました。
この、「すごく大事な」と期待させて「生物兵器」、お約束ですが爆笑。あ、心配されてどきっとなるいちごちゃん、可愛い!
女の子が女の子のあざを探す・・・あ、今思い出しました。あざって「南総里見八犬伝」からですか。
ストーカー扱いとかも見ていてすごく楽しかったです。バレエシーンもとてもきれいで・・・これから、彼女の背景をもっと知りたいです。何かこの子には緊張感があるので。
それにしてもみんとちゃん、一体何と合成されているのでしょう。羽根があると言うことは鳥類だと思いますけど・・・絶滅寸前の鳥なんてどれだけあるか見当もつかないです。
そして、仲間になると思ったらつんっと、本当にいいキャラ!さて次回は一体誰・・・楽しみ!

「ビカビカ」前の学校が悲惨・・・窓が割れて壁に落書き、ということは荒れていたのでしょうか?今までどんな生活だったのか、気になります。
このさわやかな先生がかつらだったとは・・・しかもモップで、いつまでも気付かない、これでまあつかみはOK。。
広告ページも上手いです。
それにしても、これまでこの美化委員会は・・・一体何をしていたのでしょう。それにあっさりどうかする彼女も・・・。

「恋愛向上委員会ジューシーフルーツ」本当の彼を知って・・・これ以上素敵なことはないかも。二人きりのおさんぽデート、これもいいなあ・・・。僕ももっとやりたかった(何度かやっていました)。

「マリアっぽいの!」すっごいいちゃいちゃラブラブ・・・いいなあ。いいなあ。
そして・・・愛ちゃんに一体何が?しかも、ここで譲るなんて・・・友達にならもっとわがままを言っていいはずなのに。
マリア様の登場、今回は・・・もう大爆笑。最終試験では奇跡なしで、考えてみると当然かも。しかし創くん、ちょっと勝手だからって簡単に信仰を捨てては・・・。しかもここで額にキス、あああああ。
今度の試練、ひなたポートはありのようですが・・・パウロを置いてきてしまっているのが気になります。今までも何気に活躍していますし。
あ、この五十嵐さん、すごい美人!どんな子なのか、そして愛子ちゃんをどう不幸にするのか・・・楽しみです。今までのように、相手を肯定して受け入れるだけで救えるようなことなのか、それ以上のことなのか、不安はありますけど・・・さあどうなるのでしょう。

「ワーキング娘。」もう、胸が痛くて心臓がはちきれそうです。堂々と恋している早紀ちゃんはとてもカッコよく、見ていてすっきりします。
継志・・・それがこの兄の名前ですか。このぞくっと言う感覚、それを信じていればよかったのに。
この、華月さんとの電話で・・・家族そのものの感じがよく伝わっています。巧はともかく、華月さんには早紀ちゃん、心底心を開いているようですね。
早紀ちゃんの飴で安らいでいる巧、これはさりげないけど本当に切ない描写です。
あ、デート待ちでの早紀ちゃんの妄想、これには爆笑でした。本当は充分に乙女チックな部分もあるようですね。
そしてこの・・・すれ違いから、こんな形で・・・痛すぎます!これからどうなるのか、何が判明するのか・・・言葉にならないほどテンションが高まっています。この堂々と「ウソだよ」と言い放ち、宣言する継志・・・背筋がぞくぞくしそうなものを感じています。軽く呼吸して、息を丹田に落としたら楽になれますけど・・・それでもまだ、腕が少し痺れるようです。この感情が次以降どう爆発して、その後にどんな感動になるのか・・・信じています。

「おとなにナッツ」きゃーきゃー!全身身悶えしそうなくらい素敵!なんでこう、小学生の男の子と女の子のじゃれ合いが上手いのでしょう。これがものすごく好き!!たまらないです。
この海の、桟橋だけの・・・この構図の開放感は最高!って・・・二人同室?いいのかなあ・・・小五なら大丈夫だと思いますが。
そしてこのスクール水着、もう犯罪以外の何物でもないです!狙いすぎ・・・僕も五分間ほど死にました。このファッションショーもとても豪華できれいで、本気でまぶしいくらい。
疎外感にさいなまれる遊馬も・・・すごく気持ちが伝わってきます。男にとっては中にいる男の子が、そして男の子にはそのまま・・・すごく感情移入がしやすいです。多分、女の子にも。
この押し倒しポーズ・・・さあどうなるのでしょう。うっわ、楽しみ!本当に体の底から笑顔と光が湧き出すようでした。

「うるきゅー」多聞の嫉妬・・・見ていてぞくっとします。本当にガキ、殴られて蹴られたのもいい気味です。しかし本当に効くとは。
カイの本気・・・これがどこまで本気なのか分からないです。本気のように感じるのですが、状況からは策略のようにしか見えない・・・{策略のつもりが}パターンでしょうか?
がんばっているのにへらへらしている奴に持っていかれると悔しい、それは当然でしょう。でも、持って生まれたものは誰のせいでもない、がんばったからって勝てるもんでもない・・・そうなると流石にたまらないです。せっかく才能を持って生まれたのなら、それを最大限活かさないと勿体無いような・・・まあ、カイくんには確かに写真があるようですが。
あ、このカイくんを励ます時の笑顔、最高!この展開も・・・うわ、このぎゅううううって抱きしめる激しさ、強烈・・・どうなるのでしょう。

「VAMP!?」牛とのバトルが妙に笑えます。しかもこの傷、なんだか不良牛を思い出させて・・・。
ヴァンパイア、と言うのが作戦・・・考えていませんでしたが、確かにはたから見るとそうかも。
りおちゃんの事情を知って、その後の彼の反応が面白いです。
ワインに染まった布で、と言う古典的ギャグはやはりはまりました。ただ、もう古典的になったツッコミ、牛は赤に反応するわけではないです。闘牛が狂暴なのはそれまでに銛とか槍とかで散々傷つけられているから。
しかも、司祭さまの前でこれはお見事。
そして、この状況は・・・とうとうやってしまったのでしょうか?着意に乱れはないということはやはり血を・・・。

「電脳少女Mink」愛純ちゃんとジョニ田・・・恐ろしいコンビですね。今回は本当にドキドキでした。
それにしても、みんくちゃんたち三人娘がジョニ田に目をつけられるなんて。しかも、携帯電話を拾われて・・・でもこの場合、迷わず警察に連絡すべきでした。拾得物を返却せ(または警察に届け)ず強要に利用するのは犯罪です。それにしても、本気で殺したくなったなジョニ田・・・さすがに上手い。
感情が爆発してしまうみんく、この痛みも強く伝わってきました。そしてこの逆転激も楽しく、スリル満点でした。
イリヤ・レーベルの始動・・・それがここからどんな働きを?Minkがもしかして、バードミュージックにいられる時間より、イリヤくんの所にいる時間のほうが長くなって、しかも二人の気持ちはすれ違っている・・・!@*
このすれ違い・・・叱責が嫉妬で強まって、Minkも嫉妬で言い返して、互いに気持ちがすれ違って・・・あまりにもこれは痛いです。昔みたいに、二人で立ち向かえる何かがあって、素直になれたら・・・。
このまま傍にいられなくなった時どうなるか、そして愛純&ジョニ田コンビがどう動くか・・・背筋に冷たいものが走っています。

「ぜんまいじかけのティナ」こんなボートで外洋航海なんて無謀どころか自殺行為です。あ!これからは、シャマちゃんたちの出番は一体・・・。
あれ?灯台カモメにはゼンマイがあって、あるけど取られていなくて、このイルカには?あ、それから島そのものなどのゼンマイは取られていないのでしょうか?島のゼンマイが取られたら志摩そのものが沈むような気もするのですが。
信頼を見失っていた灯台カモメがティナの励ましもあって信頼を取り戻して、信頼を見失いかけたティナがその灯台カモメの言葉で信頼を取り戻す・・・一本取られた、すごく感動します。
海に放り出されたティナはなぜ船に・・・海難者の救助はあらゆる船にとって最優先義務だから、ゼンマイの有無を見もせずにとっさに、でしょうか。
この中華鍋軍団の言葉・・・ぜんまいがコミュニケーションの象徴だから、そのコミュニケーションを否定する集団でしょうか?そしてぜんまいの無い世界のものとは・・・あ、旅人さんがゼンマイのある世界の者と交わったから、だから皆からゼンマイを奪った?そして故郷のあの星?この人たちは別の星から来た者?
そしてフワフワは旅人さんの手の中に、ティナには新しくイルカが相棒になって・・・次はどうなるのでしょう。
それにしても、この状態は非常に危険ですよ。衣服は海水でぬれていますから、夜気化熱で冷える危険がありますし荷物の中の飲料水もこの嵐でよく無事だったなですし。

「ゴーストハント」リンさんの眼鏡が無くて残念がっているファン、多し。今回、すごく絵が柔らかくなって、内面の表現が豊かになった気がしています。もうほぼ完成された作家だと思っていましたが、成長しているのですね。
麻衣ちゃんのピンチに飛び出したぼーさん、かっこいい!すごい迫力。
綾子の家のシーンはなしですか・・・残念。
ナルの冷酷な感じ、上手く悪役やっていますね。麻衣に感情移入してしまって、分かっていても痛いです、これ。うーん、一回悪霊シリーズの記憶を全部消して読み返したいです。
ぼーさんの手と言葉の優しさ、おとなの大きさですか・・・。最後の「いい子だ」、これは女子読者にとってはたまらないでしょうね。
最後の、坂内くんを思い出すフォロー・・・これがすごく胸にきます。滅びた地球で一人高笑いする(原作参照)麻衣も見たかったですけど。
さて次のシリーズ・・・って、あのベッドで起きること(知らない人には誤解承知、知っている人には分かるはず)をなかよしでやるつもりでしょうか。どうなるのでしょう・・・。

来月は高瀬綾先生のかなり長い読み切り・・・楽しみです!なんだか、予感に背中がぞくぞくしています。そして「ザ・ネクスト」プロジェクト・・・もう楽しみで楽しみで!こんな待ちきれない一ヶ月は久しぶりかも。

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