なかよし2000年9月号感想
ついに「さくら」が終わって、心配な「なかよし」ですが・・・まだまだ元気なようです。
来月号からは香成かおり先生の連載、今後は明るさとエネルギーを優先させるようですね。

「東京ミュウミュウ」動物の絶滅は人間活動と、より大きな気候の変化のせいなのですから、むしろ人類を打倒しないと・・・。でもなんだかかっこいいオープニングです。それに相変わらず、殺人的な可愛らしさです!
あ、この笑顔にきゅううんっとなるところ、すごくいい目!
しかも転んでキス・・・のっけからかなり過激な展開にしてくれます。でも、現実に転んでキスしたら、二人とも歯で唇を切るような気がするのは僕だけでしょうか・・・。
面白いから人のこと見ていた・・・なら、自分で恋を探したほうが建設的なような気もしますが、見ていたほうが楽ですね。僕が少女マンガ見ているのも同じような物かも(それをいっちゃあおしまいよ)。
このいじめは・・・でもここからの紹介展開、面白いです。いきなり女性に一目ぼれする彼女も笑わせてくれます。この五人、期待できそうな戦隊です!!
こんな遠くから落ちるいちごちゃんに気づく、ということは・・・単に視力がいいだけだったりして?まあ、普通うっかりでもキスしてしまったら意識するでしょうけど。
デートじゃなくて川掃除、というのも外してくれて笑えます。
変身シーンは割とあっさり、でもびっくりした表情が可愛いです。この決め台詞には大笑いです!
レッドデータアニマルは種を保存しようとする力が・・・弱いから絶滅しそうになっているのですが。ある線を越えて減ると、種がみんな近い親戚同士になってしまい、近親交配障害が起きて増えられなくなる・・・それが絶滅していく種に起きる末期症状です。
そして、残りの四人は一体何と合成されたのか・・・楽しみです。とにかく、とても明るい気持ちになれるのがいいですよ。エイリアンと絶滅動物、とどこかかみ合わない感じはありますけど、素直に楽しみましょう。

「だぁ!×3」素直に楽しかったです。こういうどたばた、いいですよ。
それにしても、この寺は何宗なのでしょうか。真言宗なら色々な呪文(真言)があるはずですし、彷徨くんもそれなりのレクチャーは受けているのでは?お経があるのに読めないのでしょうか。そのくせ御札はあるようですし・・・何でしょう。例えばGHで出てきている退魔法は不動明王行者真言ですし、他にも光明真言とか色々と有効なのがあるのに・・・。あと法華経などの経文も有効らしいですしね。
クラス全員が寺に、って・・・実質合宿のような気もしますけど、先生なしでいいのでしょうか。まあ、いいなら別にいいですが。
ルゥくん、結局絵本は取り上げられたのですか。まあ、危険があるのでは仕方ないですが、やっぱり必要だと思うのですが・・・。
この皆でのバーベキュー、楽しそうです。それにしても三太くん、まさに水を得た魚のようです・・・あ、他のクラスメートのエピソードももっと見てみたいかも。余りにも知らなさすぎます。
未夢の部屋が開かずの間だった、というのは多分嘘でしょう。
この勘違いお化けには大笑いでした。ほうきに乗っているのは魔法使いゴッコでしょうか?
そして・・・だぁ、なぜこんなことをわざわざするのでしょう。罪がないからたちが悪い・・・。あ、だからタイトルが「だぁ!」なのですか。やっと分かった。
一気にホラー漫画になだれ込むの、これは怖いというより、ドリフ調のテンポでとても楽しいです。
そして一斉に彷徨に抱きつく女子・・・本当にあのクラス、彼のハーレム同然ですね、はたから見ていると。
それにしても妖怪まで倒すとは、切れた時のクリスちゃんって・・・。
幽霊退治も楽しんでしまう、というのは・・・元気でいいです。

「うるきゅー」このハイテンション、なんだか楽しいです。田之倉修旅伝説、確かにロマンチックですが、実行する気にはならないです。貝殻をもてあそんで別世界に行ってしまっているみやむ、なんか面白いです。というより自分も恋人を見つけたら?
けれども夜間外出禁止はちゃんと釘をさす、でもこれ・・・やりたかったらおれの目をかいくぐっていけ、とけしかけているようなものです。この猫のような目が大笑い。
ハウステンボス・・・行ったことがないのですが、これだけ華やかな場所なら一度行きたいかも。
ミカがあみの居場所をチェックして、流している先はカイでしょうか?しかしあみのアタックを無視する多聞、見ていれば嫉妬で切れているとわかるのですが・・・全然分かっていませんね、あみ。あ、ごめんねと謝って、好きという気持ちをかみしめるあみの表情、すごくいいです!
それにしても、この二人が知り合いとは・・・楽しみな伏線です。鉢合わせするなんて偶然、って全然偶然じゃないです、どう見ても。
ミカの戦略・・・これはどう考えても外れでしょう。嫉妬を煽っているのはわかりますけど、絶対逆効果。この、カイとのキスシーンを目撃するのもミカは読んでいるのでしょうか?でも、それが独占欲を煽って顕在化のきっかけになりやすいことは分かると思いますが・・・。

「恋愛向上委員会ジューシーフルーツ」今回はまた重いテーマ・・・。静岡のAさん、まだアイドルに浮かしている子供なのですから・・・しばらく待てばどうにかなるでしょう。みんな悲しみを乗り越えて・・・頑張れ!やはり素直に応援したくなります。

「電脳少女Mink」この三人のユニットって、かなり過激なような・・・。でも意外とバランスがいいですし、とても華やかです。
口紅に慣れない、というのも純真でいいですが・・・あ、このタオルをこね回しながら必死で言い訳するの、凄く可愛いです!しかしこの、結果的二股・・・笑えます。
愛純ちゃんだけがMinkの気持ちに気づいている・・・って、周囲の人間がおかしいような。あれだけ好き好きビームが出まくっているのに、なぜ気づかないのか。
この雑誌・・・見るからにヤンマガですが、小林健とか渡辺喜郎とか・・・ここ何年もヤンマガは読んでいないので分からないのですが、実在作家のもじりでしょうか。それとも編集の誰か?
それにしても有香ちゃん、想像以上の困ったチャンですね。まあそれが可愛い、という男の心理を見事に突いたキャラではありますが。
このみんくちゃんの、一人で切なく耐えている姿・・・見ているだけで胸が苦しいです。口紅に力を借りて変身するシーン、そのカッコよさと華やかさがむしろ痛々しいです。
先輩の見せたこの厳しさ、これはMinkちゃんは今まで知らないはずですが・・・知ったらまた、惚れ直すのでしょう。
そしてMinkちゃんの、ジェラシーを元気に変えて口紅でカメラにハート、これをやられたら・・・・カメラの向こうで何万人がハートを直撃されているのでしょう。でも、そのハートは先輩の袖に・・・ここは悲鳴ものでした。
愛純ちゃんの悪巧みも面白そうです。でも、有香ちゃんがそれ以上に上手、という予期も心のどこかにあります・・・。さあどうなるか、楽しみ!

「どこでもハムスター」待っていました。ひまわりの種・・・確かにほっぺ以外に隠す所はないですね。

「おジャ魔女どれみ」唐突な登場で・・・。何者?そして何のために?そして・・・ボオちゃん、このまま成長したらどうなるのでしょうか。

「ぜんまいじかけのティナ」一気に緊迫!この展開は読めなかったです。
名前をつけて・・・旅人さんはティナに、まるで親に近いような親近感、信頼感を抱いているのでしょうか。ティナがネジが切れてへなっとなるのもわかります。
そして、ティナも人を恋する気持ちが少し分かってきたようです。その恋する表情、とても魅力的です。
ゼンマイを集める集団、そしてこの・・・巡、巡礼でしょうか?それとも巡回?巡査?難だか中華鍋のような傘ですが、気になります。
旅人さんの置き手紙、これは本当に旅人さんの筆跡でしょうか?そして、旅人さんは記憶を取り戻しているのでしょうか。
旅人さんを疑う皆・・・確かに自然な心理ですが、あまり見たくないです。
心を必要としない者、旅人さんはその・・・何か、身分の高い存在のようです。それが、今までの伏線とどう絡むのか分からない・・・ゆっくりと次を待ちましょう。
一人旅立つティナ、その旅は一体どこへ。何が海の向こうに待っているのか・・・楽しみです。

「VAMP!?」ここはそれほど戒律の厳しい所ではないようですね。比較対象が「ああ無情」のあれですから、どんな所でも甘く思えるのでしょうが。
この裏表と、当然のように縛って床に転がし、自分は熟睡には問答無用で大笑いです。吸血鬼に突いて調べている時、縛られているのに熟睡できるというのにまた大笑い。
この「ある議員の話」はルカ18:18〜25からでしょうか?この素直な話いじくりは笑えました。素直に考えるとそうなりますね。
で、首にケチャップをつけて落とし穴に、これには大笑い!この泥団子で戦うとか、実に現実感が高くて本当にここで子供たちと遊んでいるような、そんな気分になれます。
泥の中から出てくるシスター・エリザベートの顔には・・・とにかく大笑いでした。そして、このかばうふりをした言い訳、これ以上に卑劣な自己防衛が考えられるでしょうか。おかしいです。
でもチホちゃんも笑っている、というのが、素直にとてもいい気分。悪い笑いではないです。

「B-ウオンテッド」やはり全てが策略でしたか。でもこの緊迫感とアクションの迫力、言葉もありません。「透なんか気にしてるからだよ」と言い放つ巧の冷酷な表情も鳥肌ものです。
この集中した時の沙生ちゃんの迫力、凄いです。「攻撃をする瞬間人は無防備になる」、だから、それを読む・・・むしろ自分の望むような動きを誘導する、それが一番難しいです。昔ゲームの「電脳戦機ヴァーチャロン」をプレイしていた時、ライデン同士の対戦でコーナーに追いつめられてバズーカとグランドボムを撃たれ、よけた所にレーザーが待っていた・・・その瞬間、僕はよけたつもりが動かされていたことにショックを受けたことがありますが、それがどれほど難しいか。結局沙生ちゃんの動きは、最後まで巧に読まれていた・・・。
特別な力でないと開かない、って・・・紙やすりで削っていけばいいのでは?刃物で削れないほどの硬度がある素材を使っていても、それを上回る硬度の研磨剤はあるでしょうに。まして大正時代の素材なら。
そしてこの大逆転、思わず拍手でした。どうせその玉・・・偽物?または、一個自分が持っている限り役に立たない?読めないです。
興味ある情報、とは一体・・・この館に何かあったのでしょうか。
この薫の見せた情の厚さ、照れて礼を言う透の表情・・・男の子っていいな、と自分も男子だったことも忘れて思います。そして手柄を透に譲って去る、「騎士は一人でいい」かぁっくいい!!
沙生を抱きしめる透の手も、言葉にできないほどの愛情が伝わってくるようです。

「ゴーストハント」またまた扉、やってくれたものです。なんだか笑える感じ・・・。
原作では描かれていなかった松山の具体的な行動、見ると・・・僕の胸にもどす黒いものが湧きます。安原さんの、その怒りを静かな目と態度の下で叩きつけるのも迫力があります。
誰もが「見殺しにしたほうがいい」と思う、でも・・・それも間違いとはっきりさせる、「どんな人間だろうと他人から殺されていい理由なんかない」この立場、確かに正しいのでしょうが・・・なんだか厳しいと感じています。「呪いなんかで人が殺せるわけない」と言った時、「なら試してみますか?」の一言・・・僕は言いたいです。
で「原因となったこの人はそれを後悔する」僕は原作で、このひとは松山と読んでいなかったのですが・・・松山がそれを後悔するでしょうか?怒りのほうが先立ってしまい、自己正当化を続けるだけのような・・・そんな感じがします。虫けらでも反撃することはある、ということを・・・反撃を受けないままでは実感できないような気がします。
ここのナルと麻衣の対決、どちらも理解できる分・・・辛いです。まして原作を読んでいない読者には・・・。
この麻衣の涙と決意、かっこいいです。この不定形の顔、単純すぎて・・・不気味です。実際にその場にいたら多分、気が変になってもおかしくないくらいに恐ろしいでしょう。

「ワーキング娘。」緊迫感がどんどん強くなって、たまらないです。
静花さんさえ身を引くほど、受けとめきれないほど・・・そう、自分が家を捨てて、一人の女になって受け止められる・・・自信がないほど重い何か、それは・・・知るのが怖いです。
巧を追いつめているのは、正しい言葉を口にしながら責めているのは・・・巧の兄。背筋が寒くなります。
そして、その涙を見て勝負しようとする早紀ちゃん・・強さが優しさになる時、それはこれほどのものなのかと全身が重くなります。こうして、全力を出させて勝つ、そうでないとはっきり吹っ切れないから、次に登るのに無駄な力を使わせるから、思いやりとしても深すぎます。
この店長には大笑いでした。特にアップには爆笑しました!
静花さんの気後れして引きたくなる気持ち、何となく分かる・・・。この徹底的に打ちのめされて、そんな形で励まされて強さを思い出す、これなら大丈夫。そして「もうとっくに友達だよ」これには言葉もないです。
待っていた巧の後ろ姿の重さ・・・これは同情されたことも辛いからでしょうか?この石を探して、水切りでなくただ投げるというのがなんとなく・・・物悲しいです。
この会話と、相変わらず強烈な叱咤激励・・・胸が熱くなって、落ち込んでなんかいられないと僕まで思います。
責任を取ってもらう、とは・・・大体は予想できます。共同生活も多分終わりになるでしょう。そして・・・真相が明らかになるのを、僕はたまらなく恐れています。早紀ちゃんなら大丈夫、と信じる気持ちはあるのですが。

「マリアっぽいの!」この扉の表情、たまらないです。なんだか胸がきゅうっとしてしまいます。
この十字架、まさか鉄製では・・・木製でも100kgはあるでしょうが。内臓は大丈夫でしょうか?
この選択に追いつめられること、そして・・・どちらを選ぶかは分かっていました。でも、想像以上にこの告白しつつ力を使う、なんて表情・・・。
思い残すことはないか、と聞かれて、やはり生きたいと叫ぶ、だから許したのでしょうか。確かに死を覚悟して創を助けた、でもやはり死にたくないこの叫びから命の重さがはっきりと伝わってきます。
初めて創くんに、奇跡と共に聖母の顔を見せたマリア様・・・やはりマリア様らしい慈愛の表情は、マリア様自身による許しは一味違いますね。
そしてこのお約束ですが、お姫様を目覚めさせるのは王子様のキス・・・これはもう爆発物でした。
最後のいたずらは大笑いでした。本当によかった。

「セ・ブ・ン」しかし、この作品で・・・振り返ってみますと、驚くほど感じが変わったものです。
父親と気持ちを通い合わせることを諦めた表情、まあ仕方ないです。人間同士、全く違う者なのですから。
結局真相はここではっきりしましたか。[あかねが良牙の、久能先輩がらんまの正体に気づくまで]=永遠に気づかないと思っていました。なぜ掃除用具入れから出てくるのでしょう。
あ、このP.S.は大笑いでした。まさしく時限爆弾!これくらいの茶目っ気はないと。本当にかっこいい。
八年後、輝いている人たちは一味違いますね。すごく軽く、それでいて熱い何かをもらった感じです。

「おとなにナッツ」扉コメント、アダルトチルドレンって意味が違うような・・・。
ハカセ男モードマジギレ中、これは大笑いでした。
そして女子トイレ・・・なんか禁断の園に入ってしまったようです。しかも考えてみると、女子トイレのドアを蹴破るって・・・どわぁ。
ベビーベッドでごまかす時、赤ちゃんの演技をする夏海ちゃんには笑えました。しかもハカセをパパ扱い、後で怒ったでしょうね。
入ってきた遊馬、もちろんてっきりキスかと期待しました。で、頭突きで優しく説教、くぅーっ、本当にかっこいい!
この夏海ちゃんの泣く所、「いたいよぅ」の言葉にすごく胸に染み込むような痛みを感じます。
そして打って変わったハカセの優しい言葉、「心はきゅうには成長しない」そうですね・・・。僕も昔は、知識では背伸びしていて、そのくせ心では大人になりたくないと気張っていて・・・結局すごくアンバランスな状態で安定してしまったようです。どちらにしても無理をしちゃいけなかった・・・。でも、目の前にたった21歳のパウリが書いた相対性理論の標準教科書を見せられては、背伸びしたくもなりましたよ。
屋敷くんが見ているのは・・・おとなの夏海ちゃんの、外見だと言うことは・・・言わなかったのは残酷だから?本当に夏海ちゃんを見ている・・・わけはないですね。確かに少し話はしましたが、結局走り去る子供の夏海ちゃんの後ろ姿を見破ることはできませんでしたし。
もう一度だけ会う、とはっきり告げて、その上で・・・この別れを告げるシーン、すごく切ないです。本当にすごく成長したな、と胸がいっぱいになります。とても美しい別れのシーンでした。こわくて動けなかった、というのも理解できます。
屋敷さんは・・・単なる一目ぼれで、でも・・・本当に強く恋していたら、しばらくは幻を追い求めてしまうかも。でも、大人ですからいつかは何とかなるでしょう。大人だから、痛みが小さいと言うわけではないのですが。
そして家の「のほ〜ん」、始めの夏海ちゃんと同じようなこと・・・背伸びをしている遊馬、これは苦笑しました。
ドラキュラ屋敷の妄想も大笑いです。あ、遊馬が豆を食べて大人になったらどうなるか、結構楽しみですが・・・それはもうしばらく取っておいたほうがいいですね。
夏海ちゃんの「ゆっくりいっしょにおとなになろーよ」この言葉、そして笑いあい、頭をごつん・・・いいです!なんだか胸がきゅうっとします。
で、感動のクライマックスと思いきや完全版の豆でしばらく続く、焦りじゃなくて単なるいたずら、楽しみです!よかった、続いてくれて。

さて、来月号でもうCLAMPの新連載はない、ということで・・・本格的にポストCLAMPを考えるのでしょうか?それとも次の次あたり・・・ま、しばらく今の体制を見ていましょう。とても明るい、いい編成になっていると思います。

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