なかよし2000年ふゆやすみランド
今回はすごく後味のいい作品ぞろいでした。全体にさわやかで暖かい、そんな雰囲気です。高瀬綾先生の表紙も嬉しかったですし、やはり目を引きます。ただ、少しさみしい気もしましたけど。
今まで抽象派寄りだった作家の正統派作品が多く、それが皆すごくよかったです!
特に心に残るのが、やはり岡村香穂先生の成長!思った以上でした。
「カミサマノイウトオリ」カラー扉が極上!唇に当てたピンクの爪に、すごく健康的な色香がにじみ出ています。
始まりからテンションが高く、それで引き込まれます。占いと初詣にここまで真剣になるとは・・・。あ、梅の花が早咲き、という伏線もすごい!
この和歌の出典はわからないです。八大集暗記しているわけでも、手元にあるわけでもないので。
おみくじの文句がかなり飛ばしていて、会わせてもらおうじゃないのっ、っとツッコムのは僕も同じ・・・で、「どっち?」は吹き飛びました。この導入部、面白すぎます。
このペアの対照も面白いです!武蔵くんって、名前も面白い・・・この心理テストも、聞いたことがあります。
それで占いでどっちが運命の人か、これもうまい!
新学期の、モブの「何だよあの年賀状ー」この言葉、すごくリアリティーがあります。
で、いきなり抱き着いて元気だったかって・・・宇佐美ってすごい。で、宇佐美とも武蔵とも相性がいいって、ここで・・・すごいどろどろを期待しました。
それにしても、今は色々な占いがあるのですね。動物占いとかは聞いたことがありますが、山手線とか回転寿司とか全然知りませんでした。
鈴音ちゃんの占い好きも相当なものですね。ジェオマンシーなどは初耳でした!
この、軽快なデートも正直羨ましいです。あまり、デートや恋を・・・運命とか命懸けとか、重く考えすぎるとかえってよくないのかも。こんな感じで、感じを楽しむのも大切かもしれませんね。
でも・・・これはちょっとひどい、でもこれが運命と言うことかも!この武蔵くんの固い、それで温かい言葉・・・その優しさも強く感じます。
桑の木の実を食べるとか、あ、つつじや椿の花の蜜・・・思い出すとたまらないです。小さい頃の遊具、あ〜〜っ!色々思い出してしまいます。この対照はすごいです。
ここで、こう血液型の間違いと言う伏線が・・・そこで気持ちが揺れるのもうまいです。
告白の直後、全力でかばってくれた武蔵くんのかっこよさには・・・女子読者、みんなめろめろでは?
宇佐美くんの正体は意外と言えば意外でした・・・でも、こうして包んでくれる武蔵くんの温かさ、これはすごいです。特に、この座る距離!これが絶妙ですよ。くっつくでもなく、無理に距離をとりすぎるのでもなく。見つめるでもなく、正面から向き合うのでもなく・・・
この無言で時間経過の間に、どれほどの温もりが与えられたか、胸が熱くなるようです。
そしてこの梅の咲く気配・・・ちょっとたまらないですね、これ。
この素直な告白、特に「まわりみち」と言う言葉がたまらないです!
そしてこのおみくじ・・・はあ、嘆息です。
「どこでもハムスター」
「MIKOの占術白書」どんでんがえしに意表を突かれました。
このいきなりのベリーダンスにはちょっと呆れましたが、目を引きました・・・特にこの、太鼓の音のBGMが「ついでにとんちんかん」を連想して、なんとなく笑えてしまいます。
この華麗なカードの使い方と、すばらしいスタイルもいいです。
本人からするとばかばかしい、これは当然ですね!
この母親もすごい・・・そしてこのお礼や、有名人の名前のもじりにも大笑い。
いい男が登場して、ここからの展開はうまい!悪口言われて本気になって、そこまで当てられたら怖いです・・・普通の占いの一般論、誰にでも当てはまることではないですよね。
金を叩き付けて帰る、これには悔しさがよく出ています。
でもしっかりやってる、この時の表情・・・勝利感がよく出ています。ここからの展開も見事。
あ!マネージャーが来ていない、この伏線には初読時、気づきませんでした。
サッカーを観ていて、どんどんカッコよさに目覚めていくのはとても素直な表現でよかったです。血を流しながらの「恋の予感!?」には大笑い。
留学先がスペイン、というのが・・・渋くていいです。普通ならブラジルですから。
この相談から夢占いに行く、この展開もとてもいいです。ここの神子ちゃん、すごくかっこいいです!
恋をすると占いの勘が狂う、という母の言葉から昔読んだ占いのマンガを思い出して、占いができなくなってと言う展開かな、と思ったのですが・・・占い師身の上知らず。自分について占ってはいけない・・・
こうして、勘違いからおまじないをして、この一生懸命さは・・・初読時には微笑ましかったのですが、今は少し痛々しいです。
せっかくのお守りを、二人に渡す・・・この強さは本当にかっこいいです。いい恋だったな・・・そんな感じでした。
「おジャ魔女どれみ#」あ、まだまだ続くみたいですね。なかよしから久しぶりの長寿シリーズのようです。
この、おんぷちゃんの・・・子供らしいわがままな感情と、それに応える・・・はたからは見え見えの優しさ、すごく気持ちいいです。
首に紐を回すの、一瞬絞殺具かと思いました!でも子供はそんな冗談、好きですからね。
このいじめだと思い込み、そこから・・・魔法を使おうとして思い返すの、ほっとします。
しかし、こんな事までしてもらえるなんて・・・本当に一生の宝物ですね。
「うお座の魔法」この、寒ささえ感じる、しかもその中の深い温かさ・・・すごい。ちょっとホラーすれすれでしたね。
うお座・・・見えにくい星座というのはその通り。でも僕の水瓶座も見えにくいことは同じです!
この、悪いこと悪いことを考えてしまうのも分かる気がします。
東京の人・・・標準語、ケータイ・・・多分僕がこの子の立場だったら、みんなを馬鹿にして閉じこもることを選びそうです。ここがうお座と水瓶座の違いかも?でもそうじゃない、これもこれでよかったのかも。
自己否定から・・・出てきた魔物。それを恐怖感なしに、奇跡として描く前半部になんとなく、泣きたいような切なさを感じます。
この、魔物の表情・・・目の魔力にはめろめろになりそうです。
大事な場所の空気を共有できる、それはすごく素敵だと思います。今の僕に、そんな風に大事な場所は・・・あるのでしょうか。
この、茉里ちゃんが嫌がった服、本当にかっこいいですが、確かに着る人を選びそうですね。スタイルがよくて華やかさがないと難しい?
こうして、「もう一人のわたし」に頼ってしまうのは当然とも思えます。僕にも、いてくれればよかったと少し思ってしまいます。
だんだんと、その「もう一人」の不の面が出てくる、これかなり怖いです。和真くんが好きなのは、そのままの茉里ちゃんなのに・・・
この、「二人」が混乱して、そして「もう一人」に支配されるところを・・・必死で抱き留める、和真くんの・・・手の震えがなんとなく分かります。
最後に見せた勇気と、幸せな読後感・・・でも、気になるのが「もう一人」は・・・一体?
「オープン・セサミ!」このいきなりの導入、いいです!
しかもこの、本棚で手を貸すというお約束・・・この告白、かなり引きつりました。
でもって、もう一人の・・・こっちには背中が反り返ります。
最強の告白をWで、確かにこれ・・・一生分の恋愛運ですよ!
でも、この龍太くんの、これもよく見るとかなりたまらないものがあります。
ぞわわ、どひゃあ、とほとんど感電状態でのたうち回りました。のぼせますよね。
一生に一度もてまくる時期・・・僕にはまだ来ていません。
あ、向井くんの・・・カルトファンに入る男子には大笑いでした!
龍太くんに、当番の日を変えてと言って・・・こくんとうなずくところ、すごく可愛いです!
そんなにおれと組むのがや、この思い込みも可愛い!
そして・・・占いに頼る理由、この「だれに?」と言うツッコミが見事!もう全てを知って、ですね。
占という字が鍵の形に似ている、それっていわれてみれば確かに。でも今まで、そんなこと考えたこともなかったです!
この会話から・・・そっと気持ちが膨らんで、形になって・・・この、龍太の一言、これはもうたまらないです!
マゾか、そうかも、このさりげないくっつき方はすばらしいです!
このラストには本当に胸がいっぱいになりました。それでも言い寄る二人もすごい・・・。かなわないな。
「燃えるIZAWAっちの突撃ラブ占いレポート」
これには笑いの連続!自画像キャラのまま、強引に話を押し通すアイデアも見事。
この自画像キャラ、ここまでキャラとして立っているとは思いませんでした。
担当氏との掛け合いも面白いです。
メイクが済んで、顔だけリアルなあれには喉から声が漏れます。
最後の、合コン依頼には大爆笑でした。このような企画も面白いですね!
「なっちゃん」この純粋さにはびっくりしました。なんとなく、今まで派手なメイクのイメージだった人の、清純な素顔にドキーン!と言うような感じです。
模試・・・懐かしい言葉です。点はかなりいいのに、それでC判定とはかなりの名門進学校なのでしょうか?
ポエ夢、という言葉もいいですし、その表情も面白いです。
85年の筑波科学万博・・・懐かしい!僕も一度行きました。行きたくて仕方なかった、それを今でも覚えています。
なっちゃんの部屋に、って・・・中三だったら、下手をすると問題になりそうな。何もなかった、では世間に通用しない気がしています。ここは少し慎重になるべきだったかも・・・なっちゃん自身の、一生の問題でもあるのですから。
普通の男の人の部屋に、初めて入った女の子って・・・どんな気分になるのでしょう。
この「純粋なんスよいまもむかしも」この言葉と、山田さんのことを聞いた時の背中・・・あ、このヤカンの感覚、すごくいいです!
いきなりの「いるよ」に、激しくゆれる心・・・これは切ない!
そして・・・この展開にはドキドキ。いきなり大人の世界に触れて、そして・・・帰ろうとして、爆発した気持ち・・・気持ちの奔流がそのまま感じられます。
こうめいっぱい泣いて、このさわやかで優しい終わり方・・・すごいとしか言いようがないです。ここまで、正統派でもすごい力のある人だったなんて!考えてみますと、初期作品からその力もありましたが・・・。
「リトル・ボーイフレンド」これもすごくいい話です!限りなく・・・寒いほど純粋な空気が伝わってきます。
好きな子に対する、小学生の反応・・・わからないですね、年上の女の子には。
そしてこの唐突な告白、正直と言うか・・・勇気ありますね。普通なら、散々嫌がらせやセクハラをしそうなのに。
弟くんの「姉ちゃんのことなんてすぐ飽きるって」には笑えました。
この公園でのデート、すごく楽しいだろうな・・・と、なんだかうらやましい気もします。あ、考えてみると・・・逆だったらロリコンですね。
もしかして飲めないの、と年上らしく気を遣うリコちゃん、それに反発して意地を張る太登くん・・・見ていてすごく面白いです。
そして、この「理由なんてない」という・・・もう立派に男してるじゃん。
この絵について語り合うのも、すごく好きです。どんな絵なのか、具体的に見ることができないのがさみしいですが・・・これは二人だけの世界ですから。
このトラブル・・・多分ごく軽い言葉、でもそれに傷ついて・・・二人とも、どんなに気持ちが大きくなっていたか初めて分かる・・・ここはたまらないです。
素直な告白、すごく素敵です!
「学校へいこう」・・・・・・・・・か、可愛いいいいいいいいっ!!すごい、ここまで成長していたなんて!もうきゅうううっとするほどの可愛らしさです。
最高笑顔、というキーワードを繰り返すのも面白いです。
寝癖は僕も結構あるのですが、幸い濡らせば思い通りの形に固まる髪質なので、それほど苦労はありません。真名ちゃんも、もう二十分早く起きて軽くシャワーを浴びればいいのに。
朝のドタバタも楽しいです!
あ、このすごくきれいな書き文字も気持ちいいです。
おびえきっちゃっている真名ちゃんに、優しくバンドエイドを渡して、この・・・喜ぶ表情、たまらないです!甘酸っぱくて切なくて、息ができないですよ。
いきなりのWデート、すごく楽しみになりました。でもまた遅刻、ってしょうがない子だな、とも思いますが、それがまた余計に可愛い!長野くんがうらやましいです。
おびえているのがまた可愛くて、でも優しく笑いかける長野くん・・・さらにこの、髪をいじって照れて、これには爆発しました!うわ・・・すげえ。
このデート自体はすごく楽しかったようですね。水族館のカットだけで、その楽しさがよく伝わってきます。
この意地悪に反応する、必死の表情も可愛い!
そして、この・・・最後に遅刻より、やはりおばあさんを助けることを選んでしまう、これはいいなあ・・・です。
長野くん、こんなところを見たらそりゃひっしになりますよ。
固くつないだ手、そして裏道の色々なもの・・・これが本当にすごい。
二人の一生懸命な表情、そして笑い、そこから告白・・・もう胸がいっぱいになります。この告白の時の最高笑顔、胸に深く残ります。それに応えた長野くんの最高笑顔も!
この甘い感じ、本当に呼吸ができないです。もうどんどん出てきて欲しいです!大好きになったみたい。
「ふぁいと★クラブ」いきなりカラーとは、期待されていますね!衝撃があったデビュー作から、いい方向に伸ばしているようです。
朝食って・・・すごい!何を考えているのでしょう。このテンションと、乱暴でありながら柔らかく繊細な雰囲気・・・注目されるのわかります。
怪力で押し倒せば、これには僕も誘爆しました。
この爆発的なテンションにはなんだか笑えます。
しっかり抱きしめて、「この状況はうれしいかも・・・!?」にもなんだか顔が笑います。
このめちゃくちゃな言葉の乱舞、これに引き込まれていく自分が怖い・・・
それを、「文化祭をおもしろくするために」この一言の、一瞬の停止でふっと浮かせていい絵で・・・自分の力をよく分かっていて、うまく使っているのが分かります。
この「戦争だー!!」は時節上(笑・・・これ書いている時、「バトル・ロワイヤル」の公開で大騒ぎ)ちょっとですけど、ノレます!
看板を「ぶち抜いたろーじゃないか」にも笑えました!先生をいすごと運んでくる怪力も笑い。
で、いきなり・・・この、一番ショックな言葉で切なくて、なのに今までのテンションもあって・・・対応する言葉がない、不思議な感情です。
この、かばって怪力がばれて・・・そのまま告白はパターン通りですが、それだけに・・・この、おもいきりぎゅっと抱きしめるの、たまらないです!
泣く彼女に切なさが爆発して(スイッチが入って?)キスしようとして・・・このラスト最高!
かなり疲れますけど、面白いです。本誌連載かも・・・楽しみ!
「りんごDEダイエット」馬鹿だな・・・としか言いようがありませんが、それだけに面白いです!
貴志・・・下心見え見え。無警戒に男の、しかもクリスマスに親が出かけてるって、男が考えていることは一つだけ・・・妄想の、その先までは考えていないみたいですね。
一人でアップルパイを1ホール・・・何カロリーになるのか、計算するのも恐ろしいです。ただでさえ、アップルパイって・・・初めて作ってみた時、その余りのバターの量に食べるのが怖くなったものです。
選んでもらったスカートを、はいて・・・入らない、その繰り返しから、このとんでもない表情にはびっくりしました。怖い!
この男の子・・・気づかないのは当然ですが、責められないけどひどい、というのには笑えました。
この誤解につながるの、笑えそうで笑えません。それだけ、女の子には切実なんだな・・・というのがよく伝わってきます。
一週間でマイナス五キロ、これは言うまでもなく無謀です。
しかしりんごダイエットって・・・他でも見たことがありますが、無茶な方法をいまだにやる人がいるのですね・・・。なら、総合ビタミン剤だけで毎日猛運動したほうがよほどやせる気もします。友達の、半分食べろと言う親切・・・こんな真剣に、いい友達がいますね!
こんなにラブラブで、だからこうして頑張る・・・一見立派ですけど、やっていることははたから見ると間抜けです。
低カロリーのアップルパイって、どんな味だか・・・まずさのリアリティ、本当にやったことがあると見ました。
あ、貴志にダイエットについて教えたの、この友達でしたか。くうぅ、友情・・・。
三キロも減らして、なのにスカートが入らないのはちょっと悲しいですね。多分、本当に必要な筋肉や内臓が減って、肝心の脂肪層は運動していないから減っていないのでしょう。
きらわれちゃうよう、という、すねたような表情は可愛いです!
無理矢理スカートを入れて、で・・・落ちるのには硬直!冬でコートを着ていたのが幸いしましたね。
で、こう甘く抱きしめて・・・気絶中の妄想に、そこはかとない哀しさを・・・。
そして・・・食い違う叫びには大笑い。
抱き上げて軽いくせして、これはかっくいいです!たまらないです、こういった甘さ。
で、このキスを・・・腹の虫でだいなし、このあっま〜いラスト、すごくいいです!
読者も、これを読んで無理をしないで欲しいです。拒食症は死亡率の高い、恐ろしい病気なのですから。
「突撃!?ニンジャ学園」全くの初めて、新人賞でもない・・・またFA?でもきれいで楽しく、いいタッチです。
はっとりくん組・・・明らかにあれの影響ですね。
このいきなり学校紹介の始まり方、一気に引き込まれました。初めの見開きをまともにまとめて、それからどんどんコントになるのもうまい!
プツン、と画面が切れて、やっとこれがなんだかわかる、しかも脱力感を残して・・・いいです。
で、この意地悪役がまた面白いです。なんか、「ここはグリーン・ウッド」の忍の姉に似ている気が。
この千里ちゃんのタンカはかなりかっこいいです。
絶望的な力の差を前に、当然のように学園青春ものの王道を行くのが見ていて面白いです。
千里ちゃんのことをよく分かっている虎吉、この心配の仕方がいいです!
この危険な術・・・あ!これを術だと考えると、一体何人の武将がこの術で「逃れて」いると考えられるでしょうか!松永久秀、織田信長、柴田勝家、豊臣秀頼・・・皆猛火や爆発の中で死体を残さず散っています。でも、それは死んだ証拠がないことを意味しているのでは?柴田勝家は敵勢の前で切腹後自爆していますが、それも影武者と考えられないこともない・・・まさか、みな逃げ延びた!?そう考えると面白いです!
それと、現代に生きる忍者なのですから、どうせなら手錠と電子ロックから逃れ、爆弾を仕掛けられた金庫から脱出・・・ってそれ、エスケープマジック・・・。
脱出のスリルはすごかったです。手が震えて手間取る、そして・・・減る導火線、このクラスメートの恐怖がそのまま移ってきます。
そして・・・このカエル、これはお見事!
ラブラブですな、という感想・・・これが一番笑えました。
オチも面白く、読後感はとてもよかったです。
「トワイライト・コネクション」初めの、ドラマを見ている少女から感じた深い不安感。これが、こんな形だなんて。
一転してこの明るい笑顔、そして分かってくる事情に目が引きつけられます。
可愛くて優しい、幸せな有名人。そして、家に帰ってからの・・・人形として、モデルとしての作られた生。姉さんだって、その言葉を出せないことが、どれほど支配が深いかを語っています。
全てがさらされている・・・確か「トゥルーマン・ショー」と言う映画で、そんな設定があったと思います。でも、確かその映画で主人公は、行動・・・いや、思考をも縛られ、管理されてはいなかったと思います・・・。
涙の形でしか感情が出せない、それがとても分かります。感情が動かないのに涙だけがあふれる、ということがありましたから。
この「ミニィ」と言う呼び方、なんだか懐かしいです。前住んでいたところで、隣の家で飼っていた、うちの犬の妹(そっくり)がミニィという名前でした。あの子、どうしているのかな・・・。
炭酸が大嫌い、というのが・・・姉の強制に過ぎなかった、好みまで管理されていた・・・そして、どんな隠し事も許さない目。怖気が振るうほどの、殺してやりたいほどの恐怖と怒りを感じます。
前半部、徹底して陰に回っていた凛子がついに動く・・・それが少し辛いです。
そしてこの、残酷な攻撃・・・これまで、特に幼児期にどれだけの虐待があったのか想像すると、感情が冷え切ります。そして、本気で殺してやりたい。人間を人間と認めず、ぬいぐるみにしておきたい、そして骨の髄まで利用し尽くす、それを悪いと全く思っていない!こんな静かな殺意、久しぶりに起きました。
すぐ手当てをすれば助かるかも、って・・・助ける価値があるのでしょうか。もちろん、ミニィちゃんのことを考えれば生きていたほうがいいのですが。
そして、愛する人も傷つけようとする、それほど・・・無意識の、こんな形でしか救いを求められないほど追いつめられるなんて、正直・・・やりきれないです。
それを理解し、「なにもわるくない」と抱きしめる凛子がすごく素敵に見えます。
秘密がない、なんておかしいですよね!正直、初めてそれを知りました。僕も、親に隠し事をしない主義でした・・・でも、ただ一つ譲れないものを持ってしまった。ナイフ・・・親は、僕がナイフを持つことを絶対に認めない。でも、僕はナイフなしにいられない。だから、隠すしかない。でもそれに、強い罪悪感を持っていましたが・・・顔が、体がしびれるほどの開放感で、その罪悪感が溶けていきます。感謝!
羽純くんの温かさも、胸に染みます。二人が幸せでありますように!
「世紀末KISS」少し作風が変わったのでしょうか?ちょっと濃くなった感じです。
でも、そのイブに失恋なんて・・・悲惨。
でもケーキをぶつけられたほうも災難ですね。落ちませんから。
恋愛ゲーム・・・それも、失恋を癒すにはいいかも。
男の子、すごく魅力的です!このからかう口調がよく伝わってきます。
で、待ち合わせに遅刻を「やってみたかったの」なんか分かります!確かにわざとなんて、恋愛遊戯でもなきゃできないですよね。
そして自然に手をつないで・・・やはり、温もりが欲しかったのでしょうか。
自然体でつきあえる・・・これ、大きな発見です。確かに、好きな人とのつきあいだと、嫌われたくなくて不安で・・・自然体ではいられないですよね。難しいものです。
そして、この病気を押し隠してまで来てくれる、これもかっこいい!
で・・・自然にキスしてしまう、これにはびっくりしました!
そして、ゲームと確認して切なくなってしまうの、すこしたまらないです。
この、つい「期待させといて」と、売り言葉に買い言葉をしてしまって、真っ赤になる丹羽くんと泣いてしまう魚住さん・・・その、実感できない嬉しさが、胸にきます。
このカウントダウンキス、最高でした!いいなあ。
「南国@クリスマス」ずいぶん可愛くなりましたね。ちょっとシナモンのかかった甘さ、そんな感じです。
いきなり夫婦喧嘩、見ていて楽しいです。そして、この虚しい妄想・・・。
この馬鹿みたいな賭け、結果がどうなるか・・・考えていないのでしょうか。
二人とも人のものを賭けた、これがなんかおかしいです。
互いに相手の邪魔をするの、なんか・・・さっさとくっついちまえ、と石を投げたくなります。
つい寿と比べてしまい、それで一歩踏み出せなくなって・・・この恋愛感情の膨らみ、すごくいいです。
そして・・・この「よかったじゃん」の一言、それから・・・この激しい言葉、辛いです。大好きっていいたいのに、大嫌いといってしまう・・・
ブルークリスマスの悲しさ、最悪のクリスマス・・・メールという道具立てが、そしてこの振り向いた瞬間、これだよです!
で、わざわざ服を脱いでまで、このカッコよさはすごい!そして・・・この雪の中、最高のクリスマスを迎える二人・・・やっぱり正統派で押し通してもいいの描けるじゃないですか!これからどっちに向かうのか、楽しみです。
「ミズタマ絵本」紹介の言葉の、独特のリズムがいいです。
すごく暖かな雰囲気も。言葉にならない幸せ感が、全身を満たしています。
「ケーキに想いをこめて」どうでしょうか。今風ですが、どこか素朴ないい雰囲気です。
ケーキにこだわる展開も楽しいです。
全治一週間までの、びっくりの連続は面白いです。
ケーキを作っている吉峰くんの、あははうふふな妄想がなんか楽しいです。
一週間後、どうしてもケーキがいる・・・ここで話は読めました。相手がどんな人か気になって、それが・・・見ていて楽しいです。
この、ケーキを捨てるという行為、やはりショックが強いです!そして、その・・・ケーキを食べないこと以外、喪に服する方法を知らないはるかちゃん・・・すごく切ないです。
甘い語らいもいいです。
そして・・・ここからの、ケーキに込めた気持ちの交換、すごく胸が暖かくなります。言葉にできない想いを、ケーキで伝え合う・・・いいですね!
この素直な感じがどう育っていくか、楽しみです!
「恋してボワン」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・言葉が出てこないです。なんかとんでもないものを見てしまったような。硬直が終始解けませんでした。
ヨネ子ちゃん、十分可愛いと思います。
この、意味不明のお侍様、旦那にたずね町人・・・なんとなく笑えます。
いきなりパンダ、それを助ける・・・というより、助けさせられる、これも・・・。
服まで変わる変身、これは想像もできませんでした。そして、この東条先輩の登場にも。
彼女がいる、と知ったショックの表現、この古さがなんともはや。
ここからの展開・・・言葉が浮かばないです。この強引さ、細部に見える意味不明ギャグの数々、その他・・・
そして、一番感動的にまとまると思って、それでこうなるとは・・・やはり言葉が見つかりません。ただただ、呆然としています。
「SPEED」冷たい始まり方から、オカマが出てきて・・・この鋭い目、これが早稲田先生!
マリコの不幸な過去・・・つい想像して、笑えます。京極雅嗣であった、とかゲッヒン列伝。とか、すごくおかしい。でもノン気って、なかよしに載せていい単語なのでしょうか。
この「受験なんか吹っ飛ばせ☆現実逃避ムリヤリウハウハトーク企画」これは笑えます!過激な会話にも。ばかばっかですが、馬鹿な時代ですし、馬鹿じゃなければいけないですよ!
教室で、突然登場して・・・この殺気、そして突然の・・・ぞくっとします。
それに引っかきまわされながら・・・平静を保とうとする彼女の心理、分からないようで分かります。
電話の、このストレートな告白には驚きました。肩の力、どうしても入ってしまいます。
で成績が落ちる・・・あの頃、それがどんなに大きな事だか、今思い出して乾いた笑いが口の端から漏れます。
で、この乱暴な待ち伏せも爆発!ストーカーといわれて平然と羽、ほんとうに強者!
そして・・・雅嗣の、男としての本気の一言、これは強烈!
たまらないです。この激しい感情の交換、そんな時代・・・苦笑が凍り付きます。笑えない・・・そんな頃がありましたから。