なかよし2001年6月号感想
今月号、期待半分冷笑半分で見ていた芸能もの、結構面白かったです。
「娘。物語」僕はあえて、予備知識を一切仕入れずに読みました。
扉では、個性豊かで挑戦的な若さが目を射ます。冷たい色香とエネルギー、これがどれくらい一人一人を捉えたものかは知らないのですが・・・。
この、少女たちの会話の雰囲気には懐かしさを感じています。初期作品で、神崎先生の一番の魅力だった、冷たい感じはするけれどとてもリアルな空気。
一人一人の個性を覚えるのは大変そうですね。特に描き分けが危惧されていましたが、かなりうまくいっているようです。
ミュージカル、というと宝塚をイメージしてしまうのですが、違いそうですね。バウだったらあるかも?結構面白そうなストーリーですが。
でも考えてみると、彼女たちの自信はすごいですね。ミュージカルはかなり高度な専門教育(宝塚は素質と少なくとも高レベルの基礎のある生徒を二年間の音楽学校で鍛え上げ、さらにバウホールや新人公演の主演ができるまで男役なら最低四年かける)が必要と思われますが、初体験でできるほど歌、ダンス、演技など全ての基礎が高レベルであるのでしょうか。
若いメンバーにキー役を任せるのがすごい。この責任を、前向きに受け止める強い表情がとてもいいです!
つい一年前まで普通の小学生なのに、それができるのか・・・背筋が正直ぞっとします。プロデューサーの決断力には脱帽です。僕にはとてもそんな勇気はないですね。
でも一万人から絞られたなら、それなりのものはあるのでしょうが。
合宿の中での最終審査がすごい。集団生活への適応、人間的自立のレベル・・・人格をしっかり見ているようですね。
希美ちゃんの笑顔が少し気になります。なんだかかっこいい感じで・・・。
みんながライバル、という厳しさ、まあ受験もそうとはいえ、次元の違う世界なのでしょうね。そして、この特別枠にはほっとしました。
この素直なわくわくから、この少し見上げられる視点で登場するみんな・・・その時の気持ちが強く伝わってきます。自分より大人、そして感じる圧倒的な迫力!
注意できない、という言葉に、今の子供たちの世界で起きている、ほんの数年でも大きく切れる世代の断絶を感じました。
無邪気すぎて注意できない、という・・・誰が憎まれ役になるか、これは難しいですね。でも、ここはプロの世界なのですから・・・。ねぎらいに手を振る後ろ姿がいいです。
そして、プレッシャーに押しつぶされる感覚・・・これもはっきり伝わります。余りにも若い、ということはここまで・・・確かに一万人に一人であっても、それまでの、時間で熟成された努力の、基礎の反復の蓄積はそれほど大きなものではないはず。
それが涙になるのも、この年齢なら当たり前ですけど・・・。中澤さんの真剣な目。それを受け止め、理解して・・・なんか目頭が熱くなってきます。
努力はしているのに、それでも・・・これは一番辛いでしょう。でも、考えればわかりますが、先輩たちは数年前から人の何倍も・・・簡単に追いつかれるわけないですよね。自分のポジションが見つけられない不安、これはよくわかります。
そして、トイレで自分のオリジナルの遊びをやって、あ!中澤さんの受けていながらトイレから出たら毅然、に笑えました!
一人前に認めてもらったときの、この感動・・・鼻がつんとします。
で、そこで・・・このショック、はっきり感じます。涙ゲージが85%は軽くいっています・・・すごい名作が生まれようとしています!初めから評価されていながら開花しきれなかった才能が、今始めて全開になったのですね。
「東京ミュウミュウ」青空の中の・・・どうしても、スカートの中に視線が行ってしまいますね。怖い構図です。
正体って・・・あえて言うなら、ばれて当たり前でしたけど。
授業中起きてる自信が、って彼女は元々いつも寝ているのでは?このためいきついたりうっしゃとなったり、うずうず蝶に飛びついたり、この多彩な表情が面白いです!
どんどんネコ化していく、これが笑えます。
声かけられなかった、と落ち込んでいる表情、見ていて哀しくなってきます。この、うずくまるところも・・・。
ミュウアクアの力にはびっくり。
壊れたいちごちゃんが笑えました。そして、ざくろさんの言葉じゃなく、ぽんと軽く叩くだけの励ましがいいです!
また新しい敵キャラクターの登場、今度はもっと幼い感じですね。キッシュはいちごを、心配している?自分のものにしたい、という幼児的な感情の方が強い感じですが。
あ、この剣道の試合シーン、わずかに不自然さを感じます。でも、負けた側のきれいに伸びた腕と竹刀の角度はそうなのですが・・・。
見ている事しかできない、いちごちゃんの・・・このぼやけたような線が、切ないです。
そして、青山くんがいちごちゃんの目の前でピンチに・・・「Tokyo猫耳娘」と同じシチュエーション・・・。
ばれた、と覚悟して・・・この表情も痛々しいです。この、ばれていないのは・・・どう見てもばれていて、気遣っているのですね。読み返してみればわかることなのに、散々ツッコんでしまったのは失敗でした。すみません。
まさか・・・ね、この言葉も、そう考えると別の意味があるのでしょうか?それとも、本当にばれていないとか・・・。
「DOKI×DOKIさせて!!」初登場というのが、むしろ意外です。それほど長い間、「るんるん」の中核でしたから。
リーダーは言ったもん勝ち、これでまず笑えました!言っている事は立派ですが。プロデューサーも慌てたでしょうね。
経歴詐称はfalsify careerでいいのでしょうか?でも、経歴詐称という日本語自体が相当難しいですから、そっちを知らないのかも・・・まあこの間には笑えました。
なんかすごい面白いキャラかも。あ、考えてみますと・・・ちょっと五体合体や戦隊系の変形とは・・・強引に色を当てはめたら健太が赤、潤が青、洋司が黄、真琴が緑、五郎が黒という感じですね。
「だぁ!だぁ!だぁ!」単行本新刊の表紙、すごく可愛い!
ペポちゃんの出自・・・どんなカプセルだったのでしょう、大気圏突入に耐えるなんて。まして、その衝撃に耐えてしまうペポちゃんって一体。
で、今回のワンニャーの嫉妬にはなんか納得。
みたらしだんごでの、ワンニャーの表情とすっとぼけているというか罪悪感ゼロというかのペポちゃん・・・妙に笑えました。
これ、僕は未夢ちゃんの対応が少し納得できないですね。年齢とか関係なしに、悪い事は悪いですし被害は被害ですよ。
で、家出とは・・・彷徨の生写真をクリスちゃんに、とは考えたものです。これはこれ以上ないほど有効ですね。笑えました。シッターペットが結構有能なメイド、というのも笑えます。
ルゥくんの心配が本能レベルでインプットされている、なんか微笑ましいですが、ちょっと哀れも感じます。
で、あっさり白状してしまうクリスちゃん・・・。耳を貸してくれ、で接近してどきどき大喜びしているのも可愛いです!さっさと彼女に決めればいいのに。
ルゥくんが高熱を出した、となったら、そりゃもう・・・前の番外編でもそうですが、本当の親のように何よりもルゥくんを思っていますもの。
だまされた、のは悔しいでしょうが、これは・・・でも、ルゥくんも仮病が使えるほどに知能が伸びているとは。悪用を覚えるのが心配ですが、それはそれで重要なプロセスですしね。
この平和な話、結構好きです。
「十二宮でつかまえて」このナイフは見事の一語。よほど研究しましたね!
実際に売れるでしょうし、しかも既製品そのままでもない、本人がデザインしたとしたらすごいですよ!この、長靴型のグリップはバックのシースナイフを参考にしているのでしょうか。でもフルタングでより使いやすい感じがしますし、グリップエンドの出っ張りが大きいので血や水ですべる環境でも安心して使えます。ヒルトもたっぷり大くて安心感があります!このグリップより少しだけ幅も広いヒルトは形といい、コールドスチールの影響もあるのでしょうか。
そして左右対称のブレードの美しさ・・・これは被害者の体内で、先端部分がどんな形をしているかはわかりませんが、ダガータイプなのかそれともクリップポイントのファイティングなのか、どちらにしてもとても高級感を感じます。ヒルトの金属らしい質感もいいですし、ブレードもミラーフィニッシュをそのまま感じます。エッジの鋭さが・・・ここのトーンを別にして細かな斜線を表現するか切り抜いて白にしていれば、まさに完璧だったでしょう。拍手!
さて、感想に入ります。
及川くん、当然疑っていますね・・・りりちゃんの元気な性格、見ていて面白いです。
メールで依頼を受ける、というのもモダンです。でも、もし警察が本気で彼女の身元を捜していれば、いやハッカーが本気になったら、簡単に探られてしまうのでは?
幽霊は怖いけど口先は現実主義、という態度がちょっと笑えました。
この変装には・・・一瞬脱力。鼻を怪我した桂先生がなんか可愛いです。
美幸ちゃんの視線、これが一番怪しいですが・・・さあどうでしょう。
そして、特別な先生が・・・こうでなくっちゃ。折角だから、バイエルから少し習えばいいのに。
この肖像画、学校の音楽室も含めて特にベートーベンの肖像画はオカルトネタになりやすいですね。それだけインパクトがあるのは確かですが。
そして、「体験入学したばかりの綾小路さん」が襲われたのには何故でしょうか。聡先生に色目を使ったから?色目、といえるほどの態度ではなかった・・・妄執にとらわれていない限り。
では、学校そのものに対する恨みから生徒を一人でも減らそうと?
で、結局こうしてアレルギーが出まくってしまうひろりん、明白に幸せですね。うらやましい。
この肖像画、少し違和感。初めに並んで出てきたときと、ベートーベンの上二人の手の位置が・・・これはトリックとは無関係でしょうか。
そして殺人が・・・まだ何もわからないです。
容疑者は、ひろりんを除いて依頼人とオーナー、由美子先生、美幸ちゃんの四人です。一番怪しいのは美幸ちゃんですが、由美子先生やオーナーにも動機がないわけではないですね・・・。動機として考えられるのはまず嫉妬や痴情、そして嫉妬、または復讐、学校内の金銭トラブルなど・・・これも予断は危険ですね。
この位置にナイフを刺す自殺は非常に困難です。考えなくていいでしょう。さあ、サソリをどんな可愛いキャラにするか、どう性格を出すか楽しみ!
「みるくSHAKE!」今回はストレートな展開で、面白かったです。
義務教育中の人が自分だけで事業をやるのは、日本では事実上不可能ですから・・・路上販売でヤクザに、は引きつりながら笑えました。
ウメ先輩、書道師範って・・・すごすぎ。
豆太の三兄弟がなんか笑えました。
でも、やはり学校側には反対される、第一回の風紀委員といい気持ちいいくらい厳しいですね。
ホームページが・・・なんで、ネット通販を考えなかったのでしょうか。折角パソコンを買ったのですから、ジオででも・・・。
この絶望感の表現がかなりきます。
そして、先輩のこの・・・動き出したときだけの鮮やかな援護、お見事です。
石原総理講演会には笑えました!しかし首相の講演会がある学園祭って一体。それじゃ営利目的の出店は・・・ってあちこちでやっているような気がするのは僕だけでしょうか?なんとなく気に入らない、のレベルなのでしょうね。
そして、このシンプルなのぼりには感心しました。そして、輝く笑顔にも。
生徒会長の「オレの顔にドロを塗る気か」という台詞、確かにむかつきますが、その立場に立って考えればわかります。伝統を引き継ぐ立場で責任を負っているのに、もしなにかいかがわしい事をやられたり事故が起きたりしたら・・・万一来年度以降の文化祭開催が止められたら、OBや未来の入学生にどんなに責められるか。僕たちも高校時代、ずっと昔に問題を起こしたせいで修学旅行がない事を恨みましたもの。
ただし、それは・・・目の前のものを見ていない、立場が服を着ただけになってしまっていますけどね。
この華麗なショーみたいな店、すごく楽しそうです!
オレンジで誘うのも見事!そして、この・・・多分彼は土下座までした事は一言も言わないでしょうね・・・多分一生。いつか、彼女もそれを察する事ができるようになればいいのですが。
ここで立ち上がった二人、これから・・・でも、何より恐ろしいのは巨大資本の冷徹な論理です。この輝きが、ディズニーランドやマクドナルドのような・・・全てをマニュアルで管理して客さえ数字でできた部品とみなす(他に、現代社会で生き延びる道はない)輝きになる前に、消えて伝説になって欲しいとさえ思います・・・。
「もーっと!おジャ魔女どれみ」これは断れないですね。でもなんでこんなに人気がないのでしょう。
あ、威厳がないからですか・・・。一生懸命なのも好感は持てますが、一生懸命が空回りすると後に根こそぎ自信を失うから、心配です。
このお菓子のレシピはわかりやすいです。
そして・・・まあ、頑張れ。お菓子作りでカロリー過剰ですから、いいダイエットにもなりますしね。
「おとなにナッツ」なんでこんなことになったのでしょう。僕には理解できない・・・僕は少なくとも大事な約束をしたときには目覚ましを二重三重にして、最悪でも一時間前には待ち合わせ場所に着いて近くのコンビニで十分前まで立ち読みをしています。まあ、一度大遅刻をしてからですし、最近も大寝坊しましたが、特に重要な約束のときには何があっても果たそうとします。
信じられないです。要するに、遊馬くんに起こしてもらわないと起きられないだらしのなさ・・・彼に頼りすぎている事が問題なのでしょうか。
言葉にできない、脱力するほどの悲しさに指が重いです。約束がどんなに大切か、もうこれは大人と子供、という以前に人間としての問題ですよ。大人はうそつきだといいますが、大人でも、大人だからこそ遅刻一つで人生を賭けた仕事が台無しになり、自分や場合によっては従業員の家族まで路頭に迷わせる事になりかねないのです。
大人がうそつき、というのも、特に政治家の公約などを見ていると理解できますけど・・・彼らは、別の誰かとの約束を忠実に果たしているから公約を破っている面もありますよね・・・。
夏海ちゃんは・・・すっかりこのバトルが楽しい遊び・・・もしかしたら、それ以上の、ある種の依存症になってしまっているのかも。大人になりたいという願望と、自分がいい大人の女だと認めてもらえる自尊心の満足を同時に満たせるのですから。
大人になった自分にできない事はない・・・全能感も、読み返してみるととても危険な心理ですね。
塚崎先生というひと、再登場が待ち遠しいです。ある意味男性の理想像かも。逆に、夏海ちゃんは少女が理想としている大人の女性の姿でしょうか?
そして、この・・・軽い気持ちから、勝負の延長で始めてしまった・・・彼の心を開かせる、というの・・・夏海ちゃんがしたことは、僕にはそれほど賢明ではないかもしれませんが、一生懸命でいいと思います。
でも、財布は遊馬にたかってしまって、それを悪い事ともなんとも思っていない?これが、依存症患者が親の財布に手をつけて平気でいられるような自己中心性なのか、それとも・・・少なくとも、夏海ちゃんは今まで遊馬くんがどれほど献身的に自分に尽くしていたか、時には感謝しますけど・・・それが当たり前だと思っているのが大きいですね。
もうどうしようもない言い訳、これは小学生ですよね。小学生にしては精神年齢の高い彼にとって、その不自然さははっきりわかると思います。そして、自分の知っている大人じゃないな、と・・・?
子供は、特に約束を重んじる事があります。逆に、それに対する信頼を失ったときにはうそつきになったり心を閉ざしたりする・・・成長には必要なプロセスかもしれません。
あ、こんなに傷ついているのは塚崎先生が約束を破ったからじゃなく、結婚したから・・・多分、深く純粋な部分での初恋。
そして、僕は間違いなく塚崎先生は約束を忘れていないと思います。必ず、卒業式には飛んでくるでしょう・・・可愛い赤ん坊を抱いて。
ただ夏海ちゃん、こうして信頼を得たのなら・・・こんな真剣な目で約束した事は、それこそ・・・雨月物語で閉じ込められていたから自殺して幽霊になってまで待ち合わせを守った、それくらいの覚悟が必要だったはず。
なのに・・・遊馬くんが起こさなかったの、やはり嫉妬があるのでしょう。でも、・・・たまらなく悔しいです。
そして、対決に誘われても、ここは「命より大事な約束だから今日は通して」って断るべきだったのに。楽しみを選んでしまう弱さが、余りにも悲しいです。
遊馬の怒りははっきりわかります。同感です。僕ならひっぱたいて「お前が男だったら鼻の骨とあご砕いてる」ですよ。ここは、大人とか子供とかじゃなくて・・・人間として、夏海ちゃんはなんとかけじめをつけるべきです。そうでないと、本当に最低の大人になってしまいかねない・・・。
固唾を飲んで見守っています。
「どこでもハムスター」雨はロマンチックですが、大変・・・笑えます。
この発明品の意味の無さには・・・千兵衛さんと同レベルかも。
おニューの傘とおそろいの長靴がもったいなくて使えない、この心理は分かります。
「電脳少女Mink」背筋が寒くなります。間違いなく異常性格者・・・。正直、こいつの顔を見るのさえ怖いです。
人を物として見、支配する事を楽しんでいる・・・徹底した自己中心性。
コンサートの始まりの華麗さはすごい。熱狂する観客の気持ちも分かります!
この歌も面白いですね。何とか作曲してみますか。でも僕は音楽ソフトを持っていないから、伝えられませんが。
先輩の勘違いには爆笑しました。
このしっちゃかめっちゃかになってしまった舞台、ちょっと笑えるかも。進行役や裏方にとって災難でしょうが・・・でも、「機能」を使いまくっている様子のこの舞台、一体どう技術的な裏方と超技術である「機能」を調和させ、事前に打ち合わせているのでしょう。
先輩の馬鹿さかげんには・・・もう脱力。でも、彼の熱血だけではどうにもならない事態になっている事を、彼だけ知らない・・・
オムくんが責任を感じて出て行こうとするの、よく分かります。この子は鏡のいいなりではない、独立した・・・それも善良な人格を持つプログラム?まあ、Dr.マシリトも善の権化であるオボッチャマンを作っていますし。
しっかり受け入れて、必死で戦おうと・・・でも、どうやって?精神論だけでは、それこそ第二次世界大戦中の日本軍と同じですよ。対抗できない、四六時中・・・下手をすると思考まで監視でき、何をしても過去にさかのぼって阻止でき、いつでも自分たちを消去できる相手に、どう逆らおうと・・・。先輩だって、現実には無力なのに。
この番組でのMinkle、ちょっと面白そうです。
デートでふわっとなってしまう、ここのシーンはすごくいい!
このファッションも素敵ですね。それぞれの個性がよく出ています。
それにしても、この脅迫は・・・些細な事でも、自分の思い通りにならないのが気に食わない・・・よくもまあ、こうもうまく異常性格を描写してくれるものです。鏡を殺してやりたい、と冷たく怒りが沸き上がってきます。
「B-ウオンテッド」こうなる事はわかっていました。でも、思った以上の・・・軽い分、深いショックです。
鎖にとらわれるイメージには呼吸を忘れます。このキスの、なんてなまめかしい事か・・・ため息の連続。
もう、一つ一つのシーンが、胸を焦がすようです。なんて技術の高み・・・ただ、もう一つ欲を言えば、これから本当に熱狂するような何かを表現して欲しいです。
そして・・・目撃されるのは当然ですね。
薫の言葉も、一つ一つ余りにも深く・・・どうしようもない、恋の女神に対抗するのは・・・愚かな事なのに。なんて残酷で、それでいて甘美な・・・。
透の、マジックを引きぬく動作に凄まじい感情を感じました。
沙生ちゃんと薫の決意も分かります。そして、このクリップの表現・・・そして、透も大好きという笑顔、なんてきれいな笑顔!純粋な魂の、強さを感じます。
敏の、何も知らない愚かしさが見てばかばかしくなります。
雰囲気が変わった事には気づくけど、でも・・・何かがまだ足りないですね。全ての物が手に入ると思っている彼には、わからないでしょうが。アフリカの星やミロのヴィーナス、アメリカ国防総省の最高機密やヴァチカンの聖遺物を盗み出す事ができても、人の心は・・・自分のも含めて自力ではどうにもならないと、いつ気づくのでしょう。
そして・・・行動を始めた矢先の巧との邂逅、どきっとしました。
もう、全てから身を引きたい・・・全てを忘れたい、どれほど深く傷ついたか・・・。
そして、まさか敏くんと巧は旧知?そして、まだ明かされていない絵の謎・・・全てが一体どこに収斂するのか、二ヶ月も待ちきれません!
「恋愛向上委員会ジューシーフルーツ」恋が独占欲に、それが・・・一つの大切なステップですよね。その醜さに触れて傷つき、そして・・・拒絶するにせよ、受け入れるにせよ。
頑張って欲しい、そして・・・たとえ醜くとも、自分をそんなに嫌わないで欲しいです。みんな同じですし。
「POCHI」うぅらぁやぁまぁしぃいぃいいいぃいぃぃぃぃぃ・・・・・・・。
「夢見なサイキック」この扉、すごく可愛いです。なんだか不思議と色っぽいかも。
この二人が全然役に立たないのは・・・まあ、わからないでもないかと。犯人追跡、逮捕に適した能力と、そうでない能力がある、それだけですよ。
その能力が制御できるとは、そうじゃなきゃ辛いですね。
で、なぜ壷振りを・・・これは笑えます。でも時代劇を見ていないお子様にわかるでしょうか?
でも全敗ということは、麻衣ちゃんと同じサイ・ミッシングですよね。抱きつかれても我慢特訓が笑えました。
円さんが、趣味だったとは・・・
フォークダンスといえば、少し甘酸っぱい思い出が。僕が中学校一年のとき、来年(中二)の林間学校でフォークダンスをやりたくない、と学年全員で投票、潰した事があります。林間学校が終わり三年になって、校庭でダンス練習をしている二年を見て・・・みんな内心はうらやましかったとさ。これもまた民主主義です。
この妄想はなんだか笑えます。円さんのツッコミも。
そして・・・温夜くん、仮病でも使えばいいのに。まあ、それは事前に止められましたが・・・
ダンスを踊りたいと自覚してる、もう好きという気持ちが言葉になっているのでしょうか?
この水泳部の裏部室、大笑いです。なぜそんなにボート部を恨んでいるのやら・・・。黒魔術部に名前を変えればいいのに。
このスリルはかなりのものでした。しかも、温夜くんはわざわざ能力を使ってまで・・・。
みことちゃんの蹴りはカッコよかったです!並みの運動神経じゃできないと思いますし、決まったら多分あご砕かれて三ヶ月流動食(下手すりゃ死ぬかも)ですがいい気味です。
あ、今回の水泳部の個人的な怨恨には「鬼」は・・・関わっていたら匂いを残しているはずですか。そして、この・・・裏は一体。緊張感が高まっています。
「ODAIBAラブサバイバル」かなりやるせないです。みんな、一生懸命にできるだけの事をしている、何も間違っていないのになぜ、誤解だけが膨らんでいくのか・・・
やっぱりこの可愛らしさ、慣れるのが大変です。すぐくらくらしてしまいますから。
萌ちゃんが料理上手なのは、やはり家事になれているからでしょうか。
嵐くんのべたべたと、いいムードをあっさり断ち切る愛見ちゃんのアタック・・・この日々がずっと続けばいいのに・・・。ため息が出ます。
さらに着替えシーンまで、なんか殺意を感じますね。二の腕とスリップの下にちょっとだけ見えるブラのストラップが殺人的です。
萌ちゃんがとことんトロいのはやはりです。このお姫さま抱っこ、多分男女両方うらやましい・・・。
荒野くんの、恋の真相・・・そして、それに涙を流せる、人のために泣ける優しさにじーんとしました。これ、キスはしていないのを、誤解したのでしょうね。
嵐の、必死の・・・全身で抱きしめて、これすごくかっこいいです!そして礼羅ちゃんの優しい微笑も、すごく魅力的です。
そして・・・この写真には、一瞬スポークに手が伸びました。なんて卑怯な。
嵐くんのこの言葉、僕には「人間として」好きだとすぐ伝わりました。みんなも、誤解していない感じがします。
でも、礼羅ちゃんだけが・・・
犯人に対する優しさ、強さ・・・前の自分も受け入れるなんて、すごい!本当に「自分を好き」でいる強さが、あふれ出していてたまらなく美しいです。
調子が出ないでこれじゃあ、調子いいときには一体。道場生にも結構もてているようですね。
そして、愛見ちゃんの・・・本気になってのアタック、どうせ立ち聞きするなら最後まで聞けばいいのに!でも、冷静さを失ってしまうのも恋している証拠・・・。
愛見ちゃんは、この拒絶を受け入れられると思います。それだけの強さはあるし、そして彼が人間として自分を好きでいてくれる、素晴らしい親友であることには変わりないのですから。
でも、誤解で逃げてしまった礼羅ちゃん・・・「独りの女の子にこんな気持ちになったの礼羅が始めて」この言葉が聞こえていないのが、痛いです。
この絶望感も、強く伝わってきます。この涙が、何を意味しているか・・・まだ気づかないのでしょうか。
切なすぎて、胸が苦しいです。来月が待ち遠しいといいますか、怖いといいますか・・・。
これからのなかよしは、連載枠より多い主力連載を交代させながら続ける方針のようです。それはそれでレギュラーも適度に休めますし、長続きする連載が多いのにはプラス面も大きいですね。別に、ちゃおのように三ヶ月連載ばかりが正しいとは限らないのですから。
これから、話が切ない方向に走る作品が多くなりそうですが・・・梅雨が明けるのを楽しみにしていましょう。