なかよし2002年3月号感想

どうなっているのでしょう。もうわけがわかりません。
「電脳少女Mink」目次欄外たった6ポのおしらせで連載終了とは。考えられないです、今年のオールスターカレンダーの六作品の一つですからそれなりのプッシュはあるはずだったのでは?
そういえば前に、アニメ化を期待させる重大発表を予告しておきながら音沙汰がなかったことがありますね。関係あるのでしょうか?
第一、この知らせ方は編集が読者をなめているとしか言いようがありません。同じ講談社の週刊少年マガジンでは「はじめの一歩」が休載したとき、一ページとって(真偽はともかく)読者が納得できる説明を入れ、しかも作中のKOシーンに「ごめんなさい」とセリフを入れて笑いまで取りました。あれなら読者は苦笑して許します。
それにひきかえこれは・・・まあ武内直子先生の「ぴいきゅうエンジェルス」や立川恵先生の「夢食案内人」の時には一言の説明もなくなし崩しに消えていますから、それよりはまだましかもしれませんが許容できるレベルではありません。
原明日美先生の「学園天国」もないようです。
いつまでこの混乱が続くのでしょうか。信頼が崩れることの恐ろしさをわかっていないのでしょうか?

別冊はマンガが多くてかなり嬉しいです。あと紙質のわりにカラー印刷が鮮明ですね。どうやったのでしょう。漫画家の皆さんのショートコラムは面白かったです。
体型別ファッションは少し驚きました。当然ですよね、女の子にはいろいろいるのですから、標準ばかりじゃないのに。標準・・・大抵医学的な標準よりやせすぎ・・・にみんなが合わせようとしたら死に至りかねないダイエットが流行ることになりますから、色々な体型ごとにいいファッションがないと。それぞれ、たとえ欠点だとしてもプラスにしないと。
寝たままの運動は面白いです。腹筋運動も、今までのシットアップからクランチに変えていますし、いいと思います。

「ラブラブ@シャーリー」恋のことばかりいう宇宙人と、当然の疑問を出しているクミコちゃんのずれが面白いです。狙い通りでしょうか?
これまでのあらすじの形で解説するのは笑えました。でもこの設定、先月号のりぼ・・・時期的には・・・
無表情で拍手が笑えます。
lesson 3 ではオシャレでずいぶん雰囲気が変わりました。
あとをつけてジョギング、というのは笑えました。
なんか・・・うまく言葉で言えないのですが、すっきりした感じです。

「あたしがキレイになった理由」やはり秋本先生の自分マンガは笑えます。毎日風呂に入って腹一杯食うというのは・・・それまではどうしていたのでしょう。
ゆったりお風呂の読者サービスがのあちゃんで悔しがっているあみちゃんが笑えました。

「あたしだってキレイになりたい!」紙ショーツ、本来セクシーなはずなのによくここまで色気を殺したものです。
飾らない人のようですね。

「恋愛向上委員会ジューシーフルーツ」このオトコはあかんて、は実に面白いです!
やっと男の子の現実が出てきたようですね。やっぱり女の子には不評なようですが。
憧れの子が笛をには吹っ飛びました。
金持ちなのに金を借りるというのは・・・僕も許せないです、それは。最低。
写真との融合が面白いですね。
本誌ですが、電卓を使った占いは数秘術を簡略化したのでしょうか?でも簡単にしすぎている気がします。本来は名前のローマ字読みをギリシャ文字→古代ヘブライ文字に変換して数字と対応させるのですから。

「だぁ!だぁ!だぁ!」いい最終回でした。そしてまだ新シリーズとは、どのようになるのでしょうか?
僕はてっきり未来ママのスペースシャトルと関係すると思いましたが、少し違いましたね。
この化学式は僕も読めませんでした。生物学はちゃんと学んでいないので・・・アミロースの構造式です。彷徨くんってどれだけ頭がいいのでしょう・・・高校ではやらないですよ。
しかしよくそれが・・・おにぎりとは。よくそんなことを思いついたものです。僕が糖について覚えていてもその連想は働かず、化学式通りに精製されたものを入手しようとしてタイムアップしていたはずです。
みんなでおにぎりを作って、というのはとても微笑ましく、いいシーンでした。矢星くんの助けもなんだか嬉しいです。
しかしももかちゃんは・・・別れを受け入れて泣かないで見送るの、なんだか痛々しいです。
脱出成功は嬉しかったです!そして、面会シーンは感動的でした。熱い感謝の意が伝わってきて、じーんとしました。
ルゥくんはお別れを理解しているのでしょうか?笑顔なのがあっさりしていて、逆に切ないです。あ・・・最後まで、本当のパパとママの腕の中でもパンパ、マンマなのですね。お兄ちゃんお姉ちゃんに・・・する必要はないでしょう。
ワンニャーとの別れはどこかあっさりしていますが、これ以上どうしようもないのも分かります。
手をつながせる魔法、そして前にデパートでくっつけられたときのように嫌がるのではなく自然に受け入れて・・・胸が熱くなりました。
天使を見た・・・という未来ママの言葉はほっとしました。でも後で色々あるでしょうけど。結局両親やNASAにはナイショなのでしょうか?ぶつかっていたら大惨事でしたね、危ない危ない。
気をきかせる矢星くんにはちょっと笑えました。
キスシーンは感激でした!窓の地球から太陽のダイヤモンドリングも素敵(ただし、現実には太陽の光が強すぎて地球は黒く見えるはず)ですし。
それからを一気に解説するのもいいですね。みかん先生の出方もいいです。
あっさりとした結婚式もいいです。クリスちゃんが暴れるのはお約束ですが・・・結婚までどんな風につきあっていたのでしょう。そして夫婦喧嘩、あれ?彷徨くん、坊主頭にしていないですね。寺を継がなかったのでしょうか。でも本当に相変わらずでなんかほっとします。
しかしこの手で来るとは!ちょっと成長が合わない気もします(中一で十二歳、未夢と彷徨が十八歳で結婚してすぐ出産したとしてもあれから十六年。このルゥくんは十七歳には見えませんが、やはりオット星人は地球人と成長速度が違うのでしょうか?)が、これから西園寺でどんなに歓迎されるか、そして・・・これからどうするのか、胸がいっぱいになっています。あ、ももかちゃんとよりを戻すことはないようですね。お互い初恋以前でしょうし。
なんかいろいろ思い出してしまって、胸が熱いです。カーテンコールとお知らせはびっくりしました。
まさか、成長したルゥくんと未宇ちゃんでいろいろあるのでしょうか?でもそれは、このまま想像に任せてすっきり終わって欲しい気もします。それとも全く別の・・・楽しみなような複雑な気分です。
でも本当に名作でした。それで休みが一ヶ月だけ・・・多分増刊にも何かあるでしょうから多分なし、お疲れさまは言えそうにないですね。

「娘。物語」今回は後藤真希さん中心でしょうか?あ、「LOVEマシーン」誕生秘話といったところでしょうか。
といっても、僕は全然知らないので(多分コンビニのBGMなどでイントロを聞けば分かるでしょうが)ちょっとぴんと来ないです。
恥ずかしがったらカッコ悪くなる変なダンスを真剣におしつけるつんくさんは迫力があります。
歌詞がどう変なのかはよく分かりませんでした。どんな曲なのか、一度聞いてみます。
変化を恐れる心理って、この若いみんなにもあるのですね。地位ができてきて、守るものができてしまったからでしょうか。
発表の場面は迫力は今までほど感じないのですが、不思議な高揚感があります。
加護辻にとって、今でも中澤さんは特別な存在みたいですね。
あのお方は笑えました。
中澤さんの「かわることをおそれなかったから成長できた」という台詞はなにかとても重い液体を大量に飲んだような感じです。
削られたって、加護辻コンビは初めにちゃんとストーリーをやったのですからいいじゃないですか。なんか別格ですし。

「東京ミュウミュウ」うわ、抱かれているいちごちゃん可愛い!本当にネコみたいです。
胸にキス!体に思わず電気が走りました。そして海の底のような感覚と、白金を思わせる言葉・・・ドキドキします。
キッシュの武器はトンファーですか。剣に対抗するにはいい武器です。
顔の両脇の傷は、本当に刃物で怪我をしたような恐怖感が背筋を走りました。少し下なら頚動脈、それを実感して負けを認めたキッシュはなんか潔くていいです。
うわ、蒼の騎士、背中から抱きしめるだけじゃなく耳をかむなんて!いちごちゃんのドキドキがかなり激しく伝わってきます。
そしてアルトは・・・青山くん?
また「ミュウイチゴ」と青山くんが会ってしまったのはびっくりしました。
まさか本当にばれていないなんて。仮面も何もしていないのに・・・
自分について聞いてみるシーンはなんだかドキドキしました。守ってあげたいような守られているような、って情けない気もします。多分何か危ない目に巻き込まれているとは分かっているのでしょう。だから守ってあげたい気もしていて、でも自分にはどうしようもないと理解しているのでしょう。「ぼくの・・・いちばん大切な女のコなんだ」は女の子が一番聞きたい言葉でしょうね。
飛びあがって振り返っての一言には大好き、という気持ちがいっぱいに伝わってきます。
歩鈴の家族構成は少し意外でした。あ、この家の大きさはそれほど貧乏というわけではなさそうですね。
焼き魚にケチャップって・・・
パイの当て身はすごく鋭い感じで、ぞくっとしました。
各個撃破、まあどちらかというとなぜ今までそれをしなかったかが不思議です。
僕はてっきり敵にさらわれるのはれたすちゃんだと思っていましたが、これからどうなるのか・・・楽しみです。

「おジャ魔女どれみドッカ〜ン!」今度は雑貨屋さんに?そう簡単に仕事を変えて大丈夫でしょうか?せっかく固定客もついたのでしょうに。
本当は赤ちゃんなのに、というのが少し不安です。赤ちゃんなら赤ちゃんの姿でなければ・・・人間は子供を外見年齢で判断し、要求しますから結果的に過大なマナーなどを要求されて潰れると思います。
まだしばらくかかりそうですが、ゆっくり見守っていきましょう。

「ビビってむーちょ」なるほど。体は中二だけど心は幼児同然のビビちゃんを人間にしつけなおす、ということでしょうか?かなり壮大な気がします。
それはもうこれだけ食べたら歩けないですよ。それ以前にプロポーションも維持できなくなりそうです。
歩いたこともない、というのはすごい。
けらいでもなんでもない、というのは当然ですが、まあ今までは家来しかいない生活を送っていたのですから・・・しかし、現実には王族こそ厳しいしつけと教育を受けるものでしょうし、こういうとことんわがままに育てられた子供って・・・いるのでしょうか。
友達の意味が分からない、お金の意味も分からないで暴力を・・・善悪もどうやら分かっていないようです。この状態からどうやってしつけなおすのでしょう。頭が一瞬くらっとするほど絶望的です。でもまあ、本当の悪を知っているわけではないようですね・・・逆にいじめや拷問虐殺を楽しむような外道さはないようですから、それは救いですが。
で、これで学校や警察に連絡されそうな気もしますが・・・多分魔法で記憶を消したか、家来にされたクラスメートが払ったかでしょうね。
タロとジロが変化したサイドカーつきスクーターはかっこいいです。火の玉が空中滑走路というのもおもしろいです。
帰ったときの「あ〜いのことば〜むーちょ♪」はわけが分からなくて面白いです。ディズニーランドとスーパーマリオブラザーズののセンスを変な方向に極端にしたような感じでしょうか。
年寄りをいじめるな、と体罰をふるうのは・・・体罰の善悪は措いといてなんか納得です。
キスを迫るようにするのは頭が一瞬空白になりました。
オスだから色じかけ、というのはなんか納得です。甘い香りで誘い込み、素肌を見せて「いいのよ」の一言、確かに男はこれに弱いです・・・なんか複雑な苦笑が出ます。
いきなり入浴中、足と肩、そして背中ヌードに乳房の横・・・かなり強烈に色っぽいです。
ただし、前後関係なしでこれは男としては、誘っているようにしか見えません。普通なら慌てて服を脱いで襲いかかるでしょうね。
いつのまにか背中に怪我をしていたのは驚きました。
しかしゾウバスはなぜ暴走したのでしょう。ビビちゃんのイヤリング・・・恥ずかしい思いをしたりすると、ビビちゃんの魔法が暴走するのでしょうか?
あ、裸で抱き止められて・・・もろ見られましたね。まあ昔の日本では高貴な女性には羞恥心がなかったりしますが。
教育的指導はなんか濃いキャラですね。でも確かにこの状況は、父親から見たら許せないですよ。
おかあさんの「うちのわがままな娘をよろしくね」って、しつけをやってくれといわれているようなものですね。難しいと思います。
友達だから助ける、ということも知らないとは。こうして少しずついろいろ学んで、人間になっていくのでしょうか?
そう考えるとすごく楽しみです。今の子供たちはよく「しつけがなっていない」といわれますから、その再しつけの課程を見せることは読者の子供たちにとってもいいでしょうし。

「どーなつプリン」うさっちの旅立ち、シリアスキャラだったらとても感動的なシーンだと思いますがひたすら緊迫感がないです。
で、わざわざ授業中にスライドを上映したのですか。誰も見ていないようですが。
なんかいいぬいぐるみになってしまったようですね。
B・シュガー団のちょっとみじめな再建は笑えました。
モエちゃんが空腹になると狂暴化する、と分かっていて時間が経つのは・・・なんかカウントダウンみたいで怖いです。
で、結局味をしめられてしまいましたか。なんか笑えます。

「みるくSHAKE!」新しいライバルたちも出てきてドキドキしますね。トーナメントの組み合わせは次回発表でしょうか?
Tシャツは確かに簡単そうですが、こういうのでは{単純なほど奥が深い}というパターン・・・グルメマンガでは白ご飯が一番難しい・・・がありますから不安でした。
ベリーちゃんの的確な自己宣伝はナイス。「うちのおひいさま」この言葉はどきっとしました。あまり一般に使われる言葉ではないですから。
潤間さんのメガネの中がものすごい美少女、というのはパターンですがそれだけ笑えましたし、いいです。
追いつきたい、と言われるの、本当に天然だったらかなり怖いキャラですね。
追いかけるのは自分だ、本当は服については何も知らないとは・・・誰にでも心を開いてしまうみるくちゃんも言えなかったようですね。
あにまくん、Tシャツの奥の深さについて知っているならアドバイスしないと。
C3の注文も死ぬほどたまっているのに、さらに学校も・・・寝ているようですが、一から服の勉強をするとは、本当に学校以外いつ寝ているのでしょう。
いろいろと学んでいくシーンは表現こそさりげないですが、子供電話相談に子供のふりをして聞くなどなりふり構わない努力があり、また質の悪い生地は変な洗濯をしたら台無しになるなど経験を積んでいるところが見えてとても面白いです。
多分新型ではないミシンに深い味のある機能美を感じます。
確かに悪くはない、でも・・・よその商品のいいところを集めただけ、これは体が思わず硬直しました。
多分、自分らしさを出すところまでは行っていないのでしょう。創造は守破離ですが、まだ守の入口でしかないのでしょう。多分、今までのマスコットも・・・C3の形に結実するまで長い間があるはずです。多分真似から始めて・・・それをほんのわずかな期間で、というほうが無茶です。僕なら何年もかけて基礎から正統な技術を勉強させ、熟成させます。
ベリーさんの作品は見事でした。ただし、リュックを使えないという弱点があります。
レナさんの作品は演出勝負でしょうか?胸に穴を空け、そこだけ・・・審査員は指摘していませんが乳房の一部でもある、結構エロチックな部分を露出しているのもポイントですね。変に露出度が高い服より目を引くかもしれません。
潤間さんの作品も見たかったです。
先輩の励ましはどきどきしました。僕は詰んでいる、自分の未熟差を痛感しただけでいい経験だと思っていましたが・・・甘かったです。
そしてこれは・・・演出でみせたようですが、厳密には審査基準に違反していないでしょうか?まあ一次審査はTシャツ単体ではなく、Tシャツを含めたコーディネイトなのでしょうが。
この自覚はじーんとしました。考えてみると、今まで様々なアクセサリーを客との対話の中で作るとき、服とのコーディネイトも考えていたはずです。となると、その応用である程度は・・・
でも服飾デザインは基礎ができていなければきつい気もします。

「どこでもハムスター」最終回は残念。多分コミックスにはならないのでしょう。

「うるきゅー」この回想はいいですね!
そして、宝といってもそんな感じですか。大した物ではないようですが・・・もっと裏があるのでしょうか?昔からその件では追われていたのでしょうか。
飛行機は知るか、が・・・小さいことのようでかなり大変なことのような気もします。
しかし、人を一人事実上「殺して」おいて引き下がらないとは。企業にしてはとんでもないですが、まあその程度の相手でよかったです。少なくとも無関係の市民を巻き込んで毒ガスなどを使う心配はないでしょう。
あと、一年前の「事故」も紗奈さんの要求からでしょうか?一年も執着しているとは・・・かなりしつこい性格のようですね。
のあと気まずいトモヒロはいい気味です。まだぜんぜん・・・好きなようですね、多分二人とも。
この抵抗、僕は彼らがそれほど悪質な組織ではないと分かっているのですが、考えてみると怖いです。後ろからショットガンで撃たれたらどんな運動神経でも確実に死にます。多分ハワイの、銃社会の恐怖がわかっていないのでしょう。
多聞くんと見つけ出したブレスレットにはある意味運命を感じました。

「ぱ・ら・こんとろーる」やられました。
扉の紹介ではまったくの脇に思える尾賀ちゃんがこういう風に出てくるとは・・・あと、扉での凌ちゃんの服と鎖骨の対照が妙に現実感があります。
前回ストーリー紹介欄は蛇足と言っていいでしょう。それくらい今回の1ページ目で全部わかってしまいます。これがどれくらい最悪の状態かも。
絶望感で乾いた笑いが出ています。「でてってー」でやっと息がつけました。呼吸不能でしたよ。
さらに冷静に「メガネしてないからよく見えないし」・・・大した奴。
このごまかしは、初めに読むときにはそれしかないなと一瞬思いました。で、二度目に読み返している今は・・・自分の頭を叩いて抱えることしかできません。
超能力を使うと眠くなって彼に頼ってしまう、って・・・であとをよろしくされて、尾賀くんはどうしたのでしょう。確かに凌ちゃんのご希望に添った行為だとは思いますが。
このロボットでいきなりちょい役だと思っていた尾賀くんが重要になって、俄然面白くなってきました。「イイトモダチ」タイプだと自分を分かっているというのが好感持てます。
いきなりのびっくり箱には僕も驚きました。残念ながら超能力はありませんが。
あ、この「直したいとこあって」はエンドレスで告白するように改造したのですか。この笑顔、いたずらをしている子供のような面と不思議な温かさを感じさせて、とても面白いです。
それを誤解してしまうのがまた・・・しかも唯理くん、亜希ちゃんの気持ちも知っていますね。だったら教えてあげてもいいのに!
あんたがにぶいだけ、というのは納得しますが、初読時には混乱していました。
もう引越しという展開の速さはいいですね。
そして、この涙で始めて全てに気がついたとき、初読時には難しい証明の最後のピースを見つけたような快感でした!
ここからの唯理くんはただかっこいいの一言。尾賀くんのみっともないほどの泣き顔もいいです。
キスで興奮させて超能力を出させるというのは吹っ飛びました。
この連続テレポート、面白いです!そして亜希ちゃんの混乱もはっきり分かります。
尾賀ちゃん、この期に及んでもこれとは・・・そしてこのロボットの口からの告白は顔が真っ赤になったのが分かります。
超能力などなくても気持ちが伝わってくる、というのは・・・本来当然ですね。人間の脳は人の顔を認識し、感情を読むのに大脳新皮質のほとんどを占める恐ろしい容量を使っているのですから。
この「愛してる」という告白はもう脳みそ吹っ飛びました。そしてキス・・・更に未来予想図まで、もうのたうちまわるしかありません。
伊達眼鏡で実はちゃんと見えていた、という落ちもよかったです。
さすがにすごい、息もつかせない最高傑作!はっきり言って不思議ですよ、これだけ圧倒的な実力があってなぜセーラームーン級のスーパーヒットを出せていないのか。それとこれとは別なのでしょうか?

「十二宮でつかまえて」ある意味ほっとしました。
電話の表現はすごく面白いです。その中でうまく重大なヒントを混ぜるのもうまい。
この携帯電話は、僕が警官だったら預からせてもらって指紋を分析すると思います。
そして、地理的な矛盾を突かれたときに妨害するのは・・・少なくとも共犯だといっているようなものです。
琴美さんの見せる「よそ者」に対する敵意はとてもリアルなものを感じます。京の女性の持つ、外見の美しさと内面の厳しさ、いや・・・そうでなければ生きていけない戦乱と呪いの都の哀しさが積もっているようで、胸が痛いです。
この人形にこそその恐ろしさがいっぱいに積もっているような・・・
あ、ひろりんは全て分かっているようですね。
この人形を逆用して犯人をおびき出すのはドキドキしました。
携帯電話の留守録、なるほど。僕は推理小説にはあまり詳しくないのですが、こういう使い方があるのですね・・・
一度否定しておいて、この花吹雪が語る真実はずきっときます。
襲うシーンはかなりのスリルがありましたが、残念ながらばちはそれほど鋭利なものではないです。
しかし、よくわずかな間にこれほどのトリックを思いついたものです。
あ、かんざしが凶器でしたか。だとしたら、どの道ばれたでしょう。司法解剖・・・どころか服を脱がして見れば切ることのできる刃物と刺すことしかできないかんざしの違いは明らかです。
そして・・・そういうことでしたか。花魁にはそれがつきもの、心中は・・・「曾根崎心中」のように真実の愛の証ばかりではない、こんな一方的な悲劇も多かったそうです。浮世で禁じられた「恋愛」を楽しむのがこの世界の建前ですからつい嘘を真に受け、ストーカーに近い心理に陥ってしまって・・・花魁の衣服に紐が使われていないのは心中を強要する客から逃れるためでもある、となにかで読んだことがあります。
琴理さんの優しさがなんだか痛みになります。
琴理さんは正当防衛を立証できれば不起訴もありますし、琴美さんは犯人隠避ですが刑105で親族間は刑を免除することができ、しかも確か未成年、さらに自首ですから二人とも罪に問われることはないでしょう。判例で検討したわけではないですが、少年院も多分ないと思います。
ただ、京都では・・・法よりも世間の目が優越するところがあるので再起は難しいかもしれませんが、幸せを祈っています。
琴理さんの「うちはうまくいくことなかったけど」という優しく悲しい目が痛いです。何も知らないりりちゃんと照れているひろりんの表情がすごくいいですね。第一、新幹線で席が空いているのに当然のように隣に座っていますし・・・つまりりりちゃんがひろりんの肩にもたれて寝こけることに!きゃーっ!それとも残念ながら窓のほうにもたれて寝てしまって、期待していたひろりんがぶーたれるのでしょうか?どっちにしてもすごく見てみたい絵です!

「セレブレイト!」この作品もすっかり安定連載になっていますね。コミックス化してくれてもいいのに。
絵はとても暖かくなり、見ていて心地いいです。以前の作品では極上の日本刀だと思っていたのですが、本当はサファイアの原石だったようですね。
三人の出方と、さりげなく出てくる子供カップルはとても心を浮き立たせてくれます。
火をつけようとする友人には笑えました。そしてベールをいじっているツンツン頭といい、初めはそうなるとは思わなかったのですが今読み返してみると推理ものとしても面白いですね。
あ、「なに者・・・?」と不振がる翼ちゃんの口元が可愛いです。
ベールがそれほど大切で、と・・・まあよくあるわがままトラブルだな、と苦笑しかけた口が硬直しています。
次々と「容疑者」に怒られるのは笑えました。
考えてみるとこの子達がまだこんな所にいる事自体怪しいですね。
あ、この虫可愛い。
ツンツン頭がぬれぎぬで殴られる翼ちゃんには可哀相ですが、このノリは笑えました。
ワトソンの格好をしている元就さんも笑えます。
密室ではなく換気窓、というのはお見事。ただ、前にベールのある部屋を描くときにその換気窓の存在をさりげなく目立つように描いていてくれたら、と思います。
子供が犯人というのは意外でした。
そしてこの動機は、本当によく分かります。十夜さんの厳しい言い方とかばう翼ちゃん、これがすごく好きです。
必死で逃がそうとする翼ちゃんの優しさも・・・そして、もうあらかた分かっていた十夜さんの優しさも。二人ともすごく優しいのに、お互い通じ合えていないのがどこか苦笑してしまいます。
本当にいいコンビです。
新郎新婦も同じ事をした、というのがとても胸が暖かくなりました。とてもうらやましいですし。
あ、P30で「十年後・・・あの子たちがどんな結婚式するのかホントにたのしみだよね」といっている時の翼ちゃん、すごく素敵です!
ここからの掛け合いも見守る元就さんの目の暖かさがあって、とてもいい気分でした。
二人の結婚式が楽しみです。

「リメンバー」期待していた新しい絵の扉、厚ぼったく色気を強調している唇と豊かな胸、そして誘うような目がとても印象的でした。
ページをめくってこの無防備な倒れる姿が不思議な甘ったるさがあって、ここからどう壊れるのか期待してしまいました。
いきなり砂漠で、まだこんなの序の口、これからどんどんあなたの知らない世界へ・・・と期待しました。でも増刊を知らない読者はこれでもう吹っ飛んでいるでしょう。
太一の「おまえがおれにホレてるからだ!!」という、哀しく真実味を帯びた目がまた笑えました。もうこの辺から笑いっぱなしです。
気高く聡明で・・・って、さらに暴走族のような名前にもう爆笑。この記憶喪失をいいことにした妄想プロフィールはひたすら笑いました。
この田舎っぷりはいっそ気持ちいいぐらいです。そして道を聞く相手が侍だとかパンダが農作業をしているとかは、今更驚くことは何もありません。
市立は間違えないように「いちりつ」と読めばいいのですが、しばしば「しりつ」と読んでしまいますね。
この逆さに縛るのはかなり苦しいと思います。
窓を割って、斧を持って出てくる意味不明マッチョな店主もまた爆笑。
ここまで妄想に浸って現実を否定するのは・・・もう妄想性人格障害を疑いたくなります。
まったく、「キレイだよオレにとって吉田は・・・・・・」というこっ恥ずかしい台詞を言ってもらって、いいなと思ったらごく自然に殴り飛ばして長い心理ネーム・・・いい加減笑いつかれてきました。
恐ろしいことその一その二がまた笑えました。この想像力に一々ツッコんでいる太一くんもかなりのもの・・・慣れでしょうか?
そう考えて背筋が寒くなりました。腐れ縁ということは普段からこれに近いノリで、年中ツッコんでは殴られていたのでしょうか。
王子様の妄想がまた爆笑。馬と甲冑がやたらとリアルで・・・
突然少女マンガに戻ったのがまた笑えます。
このマスコット、よほど何か少女マンガなものがあるかな、とは思いませんでした。どうやって宇宙の彼方に連れていってもらえるか、そればかり期待していました。
この妄想に真面目に受け答えする・・・痴漢がまた笑えます。そして殴られてから「部屋につれてこうとしたら」と正直に言ってしまうことにまた笑えました。
そして、会話している太一くんが佐藤&鈴木さんに見えていないのは・・・初読時、まさか幽霊と気づく暇もなく流されてしまいました。
マスコットについての、とことん少女マンガな回想もまた素晴らしい。幼稚園児の瀬尾くんがすごく可愛らしく、それでいてかっこいいです。すごい表現力。
そして腐れ縁の・・・一見とても少女マンガな回想ネームの影で、なんかひどいことをしているのですが。
事故を聞いたシーンから自転車を飛ばし、そして転ぶところの表現力は息もつかせませんでした。
いつのまにか大笑いしていたのが止まり、真剣に見入っていました。
しかも太一くんが生霊だったとは・・・考えてみるとこれ、少女マンガのパターンの一つなのに、それに全く気づかせませんでした。
とても美しい絵で描かれた田園風景を見下ろす霊、のはずがよく見るとミステリーサークルがあったり長屋の前で侍が談笑していたりパンダが布団を干していたり、実に芸が細かい。
このキザな告白と別れはじーんとしました。泣き顔も切なくなるぐらい激しい感情が伝わってきて・・・
で、こうなるとは。もう明るい笑いが出てきました。
違う意味で意表を突きましたね。いつ宇宙に行くのか期待して、はぐらかされたと思ったらいつのまにか霊界に連れて行かれて、さらにもろ少女マンガを見せつけられたと。
スケールの大きい理不尽ギャグに期待していたのでその面の不満は少しあるのですが、こう言う力もあるのかとなっとくしています。
これからどういう形で出てくるか楽しみです!

「恋してアラビアータ」このノートに愛を感じました。僕にも分かりませんよ、何の筋道も描いていないので。ただし、僕がちゃんと筋道を描いたら間違いなくかえって分からなくなります。分かってるんだけどな・・・

W本誌初登場は嬉しいですが、やはり「学園天国」は心配です。
おおうちえいこ先生と花森ぴんく先生、そして今月号で初登場した天木里香先生はとても若い世代です。それだけに不安定な点はあるのですが、どんどん若返らせる意志には賛成します。
今のところ、本誌連載で新人を育成するほかに方法がないのも確かですから。

高瀬綾先生の再登場も嬉しいです。武内直子先生の新連載はどうなるのでしょう。

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