なかよし2003年7月号感想
七年ぶりの特選は期待大です。
でも、その逸材を迎える場はあるでしょうか?その七年前特選の笹野鳥生先生が、その素質と実力にもかかわらず本誌連載の機会がなく、最近は登場さえしていないことを忘れてはなりません。
そして、ここのところの異常な数の新人たち、そして本誌の変化にともない、連載の合間なのか連載はもうないのか増刊でページを占めてしまうレギュラー級メンバー…
新人が豊作であればあるほど、あまりにも枠が少ないことが痛感されます。
この状況でただ頑張ってくれというのは、あまりに残酷な気さえします。
結婚 ロリポップ 娘 なっち ぴっち かりん JF みゅうあら どープリ ほっぺ ワイルド ナージャ アイ うるきゅー 予告
結婚しようよ
この状況そのものは楽しいですが、それをどう解決するのでしょう?
嵐&凩のキャラクターもつかみきれませんし。
主人公がこうしてとことんいびられる、というのはここ数年ほとんどなかった分逆に新鮮です。もう「キャンディ」ばりにとことんやってほしいですね。
風と凪の甘さは相変わらずですが…
おばあさまの「どこへじゃ?きさまは帰さんと」にはびっくりしました。ちょっとしたホラーです。
でも復讐なら、さっさと桐子ちゃんの故郷をダムに沈めてしまうのが一番効果的だと思うのですが…
さて、一体どんな弱みを握られているのか楽しみに見ていましょう。
まもって!ロリポップ
新キャラ続々で楽しいです!
それにしてもこのご時世、部外者が遠慮なく入ってくる学校ですね。
初花ちゃんがとてもおいしいキャラなので、ちょっと七八は影が薄くなってしまいました。
不正はしないといっていながら自分はしっかり…v
学校をオバケ屋敷にするなら、僕なら墓とかそういうのは作らず学校の怪談を強化する形で作っていきます。昔学校で魔女裁判のような虐殺事件があったとか、ピアノから切られた天才少女の手首が出てくるとか美術室での自殺者とか…
生徒指導室を悲鳴がかすかに漏れる拷問部屋にして、入ったらドアが閉まって真っ暗、間もなくわずかな明りに浮かびあがる鋼鉄の処女の扉がゆっくり開くというのはかなりびびるのではないでしょうか。
脅かしながら確かめるというのも面白いですね。でもそうなるとどうしても新キャラが地味になってしまいますが。
ロッカとフォルテの関係は面白いです。慰めるオバケ達がまた笑える…
初花さんのお化け一切無視でひたすらいいムード…というかなんというか、どこから畳と机と座布団を出してきたのか、結構笑えます!
盆栽で凍りつき、そして倒れるほどラブってしまうのが凄いインパクト!
イチイくん、天然でしょうかこれは…
転んでキスかと思ったらロッカが決めてくれました。
全く忘れられている七八、なんか哀れです…せっかく登場してもすぐボケた感じになって魔法戦闘が始まるのですから…
しかし、初花さんたちは彼らが魔法使いだと気がつかないものでしょうか?
いきなりニナちゃんが敵に引っ張られたのは思いがけない大ピンチですね。
娘。物語ALIVE!
これはもうマンガでしか描けませんね…自由度が上がってよかったです。
しかし人数多いですね。
バスで声だして、本番で出なくなっても知りませんよ。ハードスケジュールなのですからしっかり寝ておかないと!
本当にツアーバスはいつもこのテンションなのでしょうか?
意外な組み合わせが置いていかれましたね。
ケータイが壊れたなら公衆電話でも使えばいいのに…
すこし危険はありますが、正体を見破ったファンに乗せてもらうという手もありますし。
しつこく撮っている新垣さんが笑えます。
しかし、なんで覚えたら地図を破るのでしょう。
第一この軽装で山に入るのは無謀です。そして地図はコンパスがなければ何の意味もありません。
子供じゃないって…子供です、少なくとも二人は。
これはどこのジャングルでしょうか?笑えました。
アナログ時計で方向を見るとは、面白いことを知っていますね。
今度はカッパ騒ぎですか…
あれだけ食べておなかすいたなんて…第一、この山道にこの装備では腹が減る前に歩けなくなるはずです。
崖にはびっくりしました!そして「なにいってんの」といっていながらこれですか!爆笑。
デジカメが命より大事か新垣。
これからどんどん面白くなりそうですね。
なっちのはじまりタイムスリップ
今度はインスタントラーメンですか!
ラーメン食べてる最中のタカハシさん、なんかかわいいです。
昔はこういう起業家が色々発明したからこうして経済大国になったのですね…今は口先だけ起業を言っていますが、金融が死んでいてはできるわけがないです。
天ぷらから思いついた…なるほど。
三分で食べられる状態に戻る、ということはそれだけ味も落ちませんね。この説明はとても分かりやすく、よかったです。
完成とはいえ、描いていなかったで気になったのが…この発明をどう製品化し、その莫大な利益は果たして安藤さんの手に行ったかです。今度調べてみますか。
最後、一緒に食べようというラストがとてもさわやかでした!
ぴちぴちピッチ
ま、まさか…この手で来るとは!
海の家で、波音とリナの断り方が面白いです。感心すると同時にそれぞれの個性がよく出ています!
ヒッポが…これには本当に驚きました。体の線にものすごく力を入れているのがわかります。ショタ色気がとても強いです!
しかしるちあもこの正体を知らなかったとは…
ヒッポにセーラー服を着せるとは、わかっていますね。
で、ユーリと…これには爆発しそうでした。この出合いのドキッとするシーンもとてもいいですね。でもって「紳士として泣いているレディーを」とキザもかますのですから。
あ、にこらさんはヒッポの正体を知っていたようですね。
ユーリがやっていることは、今回お節介ではありますが悪事とはいえない気がします。
本当にほんとうのユーリを見抜いて「あなたはほんとうはさびしがりやでかわいい人」と言ったのか、それとも子供らしい理想化なのか…気になりますね。
そして、水妖たちも単純な悪ではないこともこれからの期待を増します。
リナの「ちゃんと帰ってこいよ」が笑えました。
このふたりの微妙な関係がどんどん熱くなってくるのもいいです。
でもヒッポとユーリの恋も期待大ですね!
これからアニメで、ヒッポを今までのようには見られそうにありません。
かみちゃまかりん
また壁に叩きつけるなんて…
二人の怖がり方がとてもうまい!笑えました。
クモ一匹にこうしておびえるの、僕もそうですからよくわかります。
例の禁断の部屋ですか…ある程度民話などを読んでいれば、そういうところに好奇心を持たないほうが身のためだとわかるでしょうけど。
「エッチな本とかのかくし場所なんだわ!」が笑えました!
ネコが神化する、って一体?
テストでげっそり、というのはよかったです。最近はテストなんてすっかり忘れている少女マンガが多いですからね。
「ダメだったろ」「へへんまあね」が笑えました…でも神化の後遺症で勉強もできるようにはなっていないのでしょうか?
猫化している花鈴ちゃんをなでなでするの、すごく甘いいい感じがします。
これは女の子からみれば…ねえ。
新キャラがどんどん出てくるのも楽しいです。
そして王子さまと、この再会には笑えました!
キザなセリフと超絶美形にお好み焼きパン、甘栗パンと言う言葉がなんとも言えない違和感があります。
この部屋を…のぞいてはいけないですよ。よくて今の生活全てを失うことになります!
恋愛向上委員会ジューシーフルーツ
このチャームポイントというコンセプトは面白いですね。
性格をよくする、というアプローチはとても素敵です。
ホッペを可愛がられて喜ぶの、すごくくすぐったいような…うらやましいぞ!
東京ミュウミュウあ・ら・もーど
薫桜二人の微妙な違いがとてもうまいです。
たすくくん、カッコイイですが…自分の学校は?
しかし身軽ですね。しかも即座に状況の異常さに気がつくなんて…
微妙な違いに一つ一つ気がついていくの、ホラーの正道ですね。
秋月先生の優しい誘惑がかなりこわいです。
キスされそうなベリーちゃんに暴れる…名前まだ決まっていないんでしょうか?
演劇部の部室…せっかくですから貴族装束に変身しても面白かったような。まあこの場合これが一番いいのですが。
服を切り裂き、血を少し吸うシーンの恐怖と色香はかなりのものです。
ただ、これはもっともっと上があるはず!ぜひ頑張って欲しい表現です。
たすく…お見事。
やっと登場ですね、その他大勢v
新しい敵の登場も楽しみです。
しかし、たすくくん…着替えたいと思うのですが…
どーなつプリン
ををっ、正統派モードの普通の扉!
本当に純粋乙女チックまんがをやってくれたら嬉しいのですが。
それぞれの思い出…覚えている部分が全然違う、というのがとても興味深いです。
アイドルとして落ち目なのが笑えました。
暇なのに見栄を張って忙しい振りをするのが爆笑!
見守る星姉連鎖がまた面白いです。
ひたすらラブの神社…御祭神は誰でしょう。
愛の肝試しはおもしろいですね。三千円のぼったくりが笑えました!
逆に美紅ちゃんが手を引っ張っている、男女逆転も少し笑えます。
それで…こうきましたか。
結局悲惨なのがまた笑えました。
ほっぺにチューボー!
ずるいもなにも、別に悪いことはしていません。罪悪感を植え付けて縛る手でしょう。
「古くせーよ」それが彼のキーワードのようですね。
そして…料理に当たるのはよくないですよ。「シンデレラコレクション」の今月号とも共通しますが、負の感情を料理に乗せては…
ホッペもそう言っていますし。
しかし、なぜヤミーは集合場所の変更を信じるのでしょう。先月号では殺されかけているのに。
剛も何があったか、いいかげん分かれって。
一人になった時点で、携帯電話で連絡するか帰るかすべきですね。
こういう場で一人で待つのは非常に危険です。
剛、否定するかと思ったら「大事なだけだ…」には結構しびれました。
そして助けに来ての殺気、強烈でした!
花火の代わりに蛍デートも素敵ですね!
一青の闇は一体何でしょう。複雑になりそうです。
ワイルドだもんv
そういうことですか。いすかの嘴の食い違い…
ちのちのが慌てるのは予想通りでした。ヒョウくん…「コイビトってつおい?」ですませるアラレじゃないんだから。
冗談でしたか。彼氏のフリ…それで本気にならなければいいんですけど。
白馬の王子さま衣装には爆笑!
幼なじみで…こういうキャラですか。
しかし、ちのちのが彼のことを知らなかったのも不思議ですね。
事情を分からせるのはとてもうまいです!
自分の居場所を取られたちのちのの小さな嫉妬がまた可愛い!
そして「そのためにことばある」がとても重いです。
そうじゃない…本来言葉は情報を伝えるためですが、だからこそ「嘘」という業がそこに入ってしまった…
動物は嘘をつくことさえできないのですが。
素直になれたら、という言葉から、まちこちゃんの感情がとてもしなやかに伝わってきます。
この練習は見ていてドキドキします。真似は本当にうまいですね。
ちのちのは、ヒョウくんがふざけていると思っていたのが意外でした…
本当に「好き」の違いや嘘を言わなければならない事情などが分からない…
ちのちのがつい駄目と叫んでしまってこの状況…なんかため息が出ますが、とても楽しみです。
明日のナージャ
やはり総集編の印象が強いですが、うまい!
このオルゴールは…
いきなり凸凹が出たのにはびっくりしました。
ここであれ?となったのがケンノスケの弱さです。
いくら子供でも侍として、居合いができるほどの修行を積んでいるなら剣道の段持ちではあるはずです。
木刀の代わりになる棒が手に入らなかったとしても、昔は剣道と柔道は分離していませんから柔道もある程度できるはず…
普通の大人と柔道有段者の子供が本当に争ったらどうなるのでしょう。石畳での柔道はまさに凶器ですが、絶対的な体格差はどうしようもないかも。
TJがすぐやられて二対一になってしまったのかもしれませんが。
アニメはその点、ケンノスケがいなかったのでこのツッコミは不要でした。
ま、もう一人出す余裕がなかったのはわかりますが。
シルヴィーが戻ってきたシーン、非常に微妙なものを感じます。
そして、このオルゴールを利用してナージャの気持ちを高めるのがまたうまい!
この悲劇の重さ、小学生女子読者はどう感じるでしょう。
ナージャとシルヴィー、そしてラファエルの気持ちの通い合いも、余白を巧みに活かして深い感動を伝えてきています。
トーマスの優しさもなんか目頭が熱くなりそうでした。
そしてお母さんはナージャが生きていることを知らない…ため息です。いつ巡り合えるのでしょう…
アイがなくちゃね!
結構突然の連載終了です…全員サービス作品なのに!
どちらかというとのんびり話が進んでいきますね。
プールに誘うなんて、大胆…というか今までは当たり前だったのが、いつのまにか男と女になってますね!転がりそうです。
ものすごい美女になって寝ているの、安くんのとまどいが伝わってきます!
つい触りそうになってしまうの、腹筋が痛いです。
「こんなブスなにやったって」にはあ〜あ、です。
ひっぱたくのは当然ですね。本来ならこの状況から話が始まるところですが…
謝りそこねた安くんの痛みも伝わってきます。
そして…謝ってもらってもすむ問題じゃない、それくらい深く傷ついていることもよくわかります。
キス、かと思わせて抱きしめる、なぜか髪も伸びている…ここがまたうまい!
アイちゃんがいなかったらどうなっていたでしょうか。
あ、デートしようとしたら…これはいいわけ不可能ですね。
「おう!十年後のな!」には吹っ飛びました。
次回作はどうなるのでしょう…とにかく楽しみです!
うるきゅー
うわ………………………
何か約一名忘れられている気がするのですが。
ミカさんは一体なぜ多聞とトモヒロの二人とも縛るようなことをして、さらに沙奈までけしかけたのか…
二人がもうラブラブなのはわかりきっています。
さっさと帰る小泉は利口ですね。「めっちゃいい天気!」で心の雲が全部晴れたのがしっかり伝わってきます。
でも体力がある男子にとって、女の子(+スポーツセット)のおんぶがそんなに重いでしょうか?
安心しきってやっと言えた「好き」がとても暖かいです。
のあとトモヒロの関係も素敵ですね。
留守電の内容には笑うほかありません…そしてシャワーから出るのはもう、笑うほかありません。
パニック状態になっている多聞、本当は結構セックスの経験値低いのでは?
二人でパニックしているの、可愛いです。
こうしてあわてて物をひっくり返したりしたの、今日決める気でしょうか?
指輪のプレゼントとは…
この夕焼けもいいですね。そして…多聞が上半身裸なの、どこまでしたのでしょう…邪魔が入るのはわかっていました。
入らなかったらそれはそれでいいんですが。
二人でげっそりしている多聞&トモヒロがやたら面白いです。「2キロやせた」が笑えます!
みやむの片づけ方も面白いです。
男子部、一気に全国大会で…そこまで描くのが楽しみです!ワンマンチームになりそうですが。新生湘北も大和台も、とんでもない強敵にぶつかる羽目になりそうです。
そしてなによりこのキスには吹っ飛びました!
まあ早稲田先生が増刊でやらかしてはいますが、本誌では…まあ「満月」に先を越されてはいますが。ち・な・り三誌で本当に始めてはどこかは知りません。
キャーッとなる女子、それはわかりますよ!
写真撮られてなくてよかったですね。
もうホント、最後の最後までハイテンションで…つかれましたが心地いいです。
本当に長いことお疲れさまでした!
今月号で二作品も終わったのに、来月号新連載なしですか。
まあ元々、連載数を許容量以上にしてローテーションで休んでいる形ですからいい、というのはわかりますが。
やはり新連載やよみきりで、新鮮な風を吹き込んで欲しいです。
そのためにも特選デビュー作の掲載が楽しみです!