ラブリー2003年夏

期待は大きく外れました。
今までのランド(特にエロを強調していた99年夏)とどう違うのか、はっきりしていません。
ページ数、版形ともほとんど現状維持ですし、なにより巻末の予告!隔月間か、せめて年四回かと何よりも期待して見てみたら十二月…ショックのあまり十二進法の計算能力を失い、時計の文字盤で…年三回だと確認してしまいました。
あまりの怒りと絶望に心がフリーズしました。
エロについても…いくつか非常にいい作品はありましたが、全体に中途半端な印象です。「ちゃお」の「こっちむいて!みい子」2003年7月号のような、子供の側に立って成長を手助けする精神が「ブラちっくラブ」以外ほとんど感じられなかったのがとても残念です。

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はじめのいっぽv
ドキドキ体験は結構刺激的でしたが、同じ年代も読んでいるファッション誌などの投稿欄ときたら…ふう。
花森先生の妄想大爆発、いっそ気持ちよかったです。好きにしてください。
キスのABCで、ディープキスについては「舌」という単語で充分ですね。マナーは大切でしょう。

けだものだもの
面白い倒錯の仕方です。
「エッ…」までは許可が出ましたか。
先輩の部屋で…やはりこの明るくさわやかな女体、いいです。
いきなりこの展開にはびっくりしました。
夜になると女になる…確かにそれじゃ合宿は、身の危険がありますね。セクシャリティは逆転しないのですか…
フロントホックはずしは大胆です。
朝一緒に寝ていて、男のほうは下着…確かにこれは切れるでしょう。
そしてドアが開いて、この状況は…笑えます。どんな誤解をされたでしょう。
ごめんとドアを閉めるほかありませんね。
で、どうごまかしたのでしょうハルキくん。
キスしようとして…あ、抵抗してない。
紳士的に止めたと思ったら、いきなり女&獣になって…
バスケシーンは結構迫力ありますね。
先輩の正体は…少しお約束ですね。これは少し急ぎすぎ、というかこの合宿…皆行動乱れすぎてます。ここは弱小ですね…Dunk Like Lightningにはつかえそうにねえな(ぼそ)
「アタシも入れてv」は吹っ飛びました!これは天国ですね。
そう、「どっちがガキだよ!」ですね。
ここからエッチシーンにいくのは、なんとなく大人向け少女まんがに近い感じです…
翌朝はしたとしか思えないのですが…考えてみると夜のハルキは女ですから、どんなふうに…考える必要はなかったですが。
最後にハルキ(男版)が男を見せてくれたのがなんだか嬉しいです。
しかしこの二人、これからどうなるのでしょう。

ピッチ番外編
扉、文字と腕が邪魔。というか、フクシマハルカ先生もそうですが見せちゃっていいと思います。
太郎ちゃんも全く波音ちゃんの正体には…男の裸にこだわりますね。
何を言いたいのか少し分かりませんでしたが。

結婚しようよ番外編男だらけの座談会
最高です。僕も参加したいです。
スタイル…ボディラインだけじゃなく、服のセンスも含めてですか。
颯くんも再登場…彼、今どうしているんでしょうか。二人への恨み節、ぐさっときました。
あかねさんが理想、というのは僕も同感です!
まさか人妻だったとは…ショックで寝込みそうでした。

恋愛向上委員会ジューシーフルーツ
え〜、ユカちゃんが先に進む話が読みたかったのに…
ディープキスも含むキス体験の連発はドキドキでしたが。
すずなちゃんの話は面白かったです。
緊張しきって固くなっているのが可愛い…それに手を出すの、なんか背徳感がありますね。
でも素敵な恋です。
香枝ちゃんのキスを見ていてその気に、という状況…結構あるかも。
ムード台無しな音楽には笑えました。
祐衣ちゃん、彼がデートの意味を分かっていないというのは絶対嘘ですよ。
小学校の頃の僕でも、まあ建前上は「お手てつないでララランラン」なんて言っていましたがつきあってるどうしだってことぐらい分かってました。
この水着、結構大胆です。
デートが分かってない彼のは少し笑えましたが。
このキスは爆発しました!

きょにゅう★刑事
いい意味での下品さがあり、生き生きとした元気さがうまく調和しています。面白い作風に成長してきました。
いきなりとんでもない犯罪から始まっています…谷間からの手帳はうまくこの作品を象徴していますね。
厚みのある唇がとてもセクシーです。正統派少女マンガの絵で唇があまり描かれないのは、色気が強くなりすぎるからかも。
日向ちゃんはあまり色気がなく、元気さが先に立っているようです。
しかしこんなバイト…誰が雇用者で法的にいいのでしょうか、は野暮ですね。
でもこういう治安維持があればいいかも。
偽乳だとは、大胆に肌かを出しているのがまた…女体は相当うまくなっています。
確かに最近の、メディアを支える男は本当に巨乳好きです…
偽乳の作り方が笑えました。こういうことをしているんですか。
ホンモノ二人が海で遊んでるの、結構セクシーです。
「オレの彼女になんか用?」はうまい。山岡荘八「徳川家康」に、女が絡まれているのを見た信長時代の秀吉が、「間男見つけたそこ動くなっ!」と刀を抜いて女を斬ろうとして、もちろん絡んでいた男はびっくりして逃げた、という助け方をしましたが…
カッコよさもかなりのものです。
「カワイくて胸大きい子」といってしまい、ふたりとも赤くなるのが可愛い。
妄想に突っ込むのも野暮ですが、ブラを外されたら偽乳がばれて振られるかも。まあ妄想の中の自分は本当に巨乳なのでしょう。男もその点は似たようなものですし。
パトカーがイメージなのは笑えました。
「新しい水着かえばすむ」は本当ですね。
それぞれの捜査が面白いです。
ちらっとみせるのはブラの肩ひもだけ…うう、ずるい。
リカコさんのお好きなポーズで写真は…これは死にますね。
結局約束は?
蹴りを入れたらナイフを抜かれて…やっぱりこう、否定的に使われるのは残念です。
グリップは正確ですし、ナイフそのもののデザインもとてもいいです。相当研究したと思います。
ブレードが黒いのは耐錆仕上げか、それともチタンブレードなのか…錆びるぞ、というツッコミにも対応しているようで。
パットを投げるというのは大胆で強烈な技です!これはアイデア勝ちですね。
逃げるのは当然ですね。そしてこの落ちもお約束ですが、素敵でした。
今までの欠点を克服して…相当努力して、描きたい方向にしっかり成長しているのがわかります。

ワン・ダー!
このシリーズ、結構続きますね。コミックスになるのでしょうか?
うちの亡き犬は…ここまで極端ではなかったと思います。
発情期というのも面白いです。
確かにはじめの水着、あまり水着っぽい感じはしません。
水の中で手を握るの、結構大胆!
ペスの知能がどんどん上がっているのが面白いです。水着を着替えたのも、人間語まで覚えたのも!
胸を腕に押しつけているのがすごい。スタイルいいんですね。
脱ごうとして…こらとーま、そこを抱きつくか自分の手で助けるのが男と…
犬の大胆なアクションは笑えました。
男子テントでのこれは笑えました。当然のことです。高瀬先生のセクシー絵はさすがに素敵。
まひろちゃんについての話も、男子なら当然出ると思いますよ。
「夜のお散歩」は過激でした!爆笑。
子供はちょっとやりすぎというか、あまり意味がないというか…
で、とーまが迫ってくるのは…ついに理性がプッツンしたのかと思いました。
中身とーまのペス、気絶したまま元に戻ったのは惜しい。結局気がつかないんですね、人格交換には。
ということは、まだ続きそうです。

じぶんしじょう最高彼氏
このタイトル、何かのフレーズとしてみたことがあるような…
絵そのものはデビュー当初期待されたような急成長はないですね。この感じで安定するのでしょうか?
えりなとコースケ、終始いちゃいちゃいちゃいちゃ…
ナンパはいかがわしいのは確かです。でも、ではどうすればいいのでしょう…ナンパを拒否したら、結局縁がないままになるかもしれません。
幼い水着姿、逆にセクシーですね。
こういう出会いは素敵ですね。運命というものでしょう。
どんどん好きという気持ちが強くなるのがストレートに描かれていて、わかりやすいです。
逆ナンというと大胆ですが、単なる一目ボレですよ。
なおちゃん、気の毒。
二人の可愛いラブラブ、すごく素敵です。恥ずかしいのと、それ以上に好きという感情ががんがん伝わってきます。
手をつなぐ時のドキドキ、そして余白を活かした後ろ姿…うまい。
確かにウザイです、幸せ者。
逆ナンは本気のはずはない…確かにそれはわかりますが、二人のラブラブを見ていればそうじゃないことは…
たかしくんの誠実さが光ります。
思春期らしい、とても稚くくすぐったい恋ですね。
次以降どうなってくるか、楽しみです。

ブラちっくラブ
岡村先生は本当にまじめで誠実な方のようです。過激なタイトルと予告にどんな作品かと思っていましたが、読むと真剣に思春期女子の悩みを正面から描いていることに驚きました。しっかりと思春期女子の側に立っているのがわかります。すごい。
女の子の、自分の性についての恥ずかしさがとても丁寧に描けています。
冒頭で、由真ちゃんのブラと胸の描写の丁寧さと質感に驚きました。
智弘くん…僕の本名と一字違いでちょっと恥ずかしいです…教科書忘れたの、わざとでは?
この男子の制服が面白いですね、大人っぽいです。
一人でブラを買いに行こうとして…店に入るのもドキドキするの、そういうものだろうなと理解できます。
この店員、こういう子供にも慣れているのでしょうか?ナイスバディもとても自然です。
カップサイズについて、そして「成長過程の子はまだバストがカタイ」など…これを赤面せず、しっかり教えるのがとても素敵です。僕のような男性読者を考えなければ、本来の女子読者にとっては必要な知識なのですから。
選んだら目の前に智弘くん…これにはびっくりしましたが、智弘くんもそれ以上にびっくりしていますね。
智弘くんもすごく焦っていて、それでも誠実に向き合っているのが素敵でした。
僕だったら…見なかった振りをして逃げると思いますが、それはそれで女の子を傷つけてしまうでしょう。
ブラなんて持ってくる智弘くん…すごく恥ずかしいと思います。でもスケベ心も出さず、からかったりせずしっかり向き合う…本当にまじめで優しい男の子ですね。
でも、女心は分かっていない…のは仕方がないです。
このケンカ、見ていてすごく微笑ましいです。中学生時代の自分を思い出せば、二人のパニックがよくわかります!
しかし大声でこんな…
「名前で呼びあうほど仲がいいんだ」という妄想は笑えます。
大声で叫んじゃってパニックになるの、しょうがないなと苦笑するというか…
智弘くんの立場で見ると、追いかけてからの沙奈ちゃんの言動は無茶苦茶に思えると思います。今の僕にはパニックになって恥ずかしくてたまらないのは理解できますが…中学の頃の僕なら怒っていたでしょう。
告白までしてくれて、それでも受け入れられない…全てが小さい心身からあふれてしまって、パンクしてしまっているのがはっきり伝わってきます。それこそが思春期ですよね。
雪乃さんの支援もとても優しくて、素敵ですね。作者はこの人の立場でしょうか。
丁寧にブラのつけかたを指導するのも(何で知ってるかって?「甘い生活(弓月光)」からです)いいと思います。これには読者サービスなど微塵もない、男性読者の目を一切無視して本来の読者だけを見ていることがはっきり分かります。
ブラジャーをつけたことで気分が変わることも伝わってきます。
それで始めて智弘くんにしたことを思い出して反省するのも素敵ですね。
智弘くんが自分を責めるのも…本当に優しいですね。当時の僕とは大違いです。いくら気をつかっても、恥ずかしさをこらえて告白してさえうまくいかなくても…とても支えきれない、「女」「性」という厄介なものを必死で受け止めているのがわかります。
そこを見ている雪乃さんも素敵な人ですね。
必死になって謝っているのからも、誠実な優しさと愛情がいっぱい伝わってきます。
キスで応える…女の子って怖い。
服を透けさせて見せているブラがとても似合っていて、一歩成長したのがよく伝わってきます。
本当に素敵な作品でした!三人ともとても素敵な人物ですし。
こんな素敵な作品が描ける人が本誌に出てこないのは惜しいと思います。絵などの技術もすごく高くなっていますし。

ナツノカケアシ
これはこれで元気ですね。
タオルより走るほうがいい…確かに走ると濡れます。
よその犬をむやみになでるのはやめたほうがいいですよ。かまれて怪我をすると、自分も痛いし相手の家も…普通安楽死させなければならないですから、悲しい思いをします。
相手の世界を知ることが新鮮…それが恋、というか全ての人間関係で一番素晴らしいことですね。
土佐犬は、確かヨーロッパでは免許なしに飼えない危険犬では?
よくこれだけ色々なジョギングコースを思いつきますね。
わたるくんのほうも、一方的な関係じゃなくて相手の世界を理解しようとするほうがいいと思うのですが…
傘を使うのは何かと思いました。
階段を駆け登るのは…ジョギングじゃなくて地獄トレーニングです。アタラシイというよりきついです。心臓と太ももが爆発します。
朝顔というのは素敵なアイデアです!
「花に水をやる」には吹っ飛びました。

プチみゅうみゅう
りんごちゃんとベリーちゃんの参加が何だか嬉しいです。本編にりんごちゃんは出てこないのでしょうか?
眠り姫、七人の…あ、「くるみと七人のこびとたち」!
小さいからいばらは痛くもかゆくもない、というのはなるほどです。
犯人はコイツラでしたか。
起こしちゃいけない、というのは確かにそうですね。
続きを描いてあげるというのは素敵ですね。
それで自分たちも七人の小人として…これは素敵な童話です。

恋は"水"色
ご結婚おめでとうございます。
言えない病気、っててっきり後天性免疫不全症候群やトリッペルなどのSTDを想像していました。
担当・談が笑えましたね。
とんでもないギャグマンガな始まり方ですが、それは冒頭部だけというのが面白いです。
「うっせーひとりモン!!」はひどい。
「足のウラお天気占い」で何も思わなかったのって…怖いもの知らずですね、若さって。痔や水虫はオッサンの病気だとばかり思っている…
確かに水虫宣告されたら…宇宙までいくでしょう。僕は違いますが、幸い。というか病院いけって。
夏生くんもまこちゃんと同じごまかしをしているのに…全くわからなかったです。ミスリードに完敗。
大人のお薬コーナーはさすがに駄目だったようですね。
そこまでは…望んでるくせに、この偽善者v
手を差しのばすの夏生くん、カッコイイです。これだけ見ると普通の幸せカップルですが。
試着…なるほど、店頭の靴も服も誰が試着したかわからない…それって結構怖いかも。
敏感になってしまうのは笑えました。
ポップコーンを彼女の手から食べるの、爆発しました。
それで足がかゆくなるのは爆笑。
ここで「足かゆ…」とヒントをまいているのに、気がつかないかな…結局ミスリードに引っかかった推理小説を読み返しているような快感です。
キスまで失敗して、ここまでの夏生がやたらとカッコイイので…笑いながら深刻です。
さりげなく「ごめんね」とカードつきの差し入れがキーになっているのが素敵です。
ここで告白する覚悟…悲壮感は伝わってきます。
そしてこのオチはあぜんとしました!
お見事。二人で頑張って治してください。

E・コミュニケーション
今回は明るくしようとしているのが伝わってきます。
英語が苦手なのは分かります。僕だけではなく、多くの読者も分かるでしょう。
朝生ちゃんのコンプレックスが何か、さりげなくうまい伏線ですね。
確かに「場の量子論(スティーブン・ワインバーグ)」から「教会教義学(カール・バルト)」まで訳されているのですから日本語で大丈夫かもしれませんが、経験者として忠告します。英語が駄目だと後で叶わなくなる夢が相当ありますよ。後になって頑張ってもとり返しはつきません。
というか受験でも致命的に不利です。数学も社会も理科も捨てられますが、英語と国語は捨てられないのです。
で、これは…現実の学校制度で、日本語を話せない子の普通学級編入を認めるのかは知りません。
この緊張は英語関係なし、この子の性格でしょう。
いきなりご飯でのパニックは楽しいです!ショットガンとかそういう話は笑えました。
夕焼けを眺めて歌うシーンは幻想的なまでに美しく、切ない空気が漂っています。
恥だと思ってしまうのは…
綺麗にまとまったとおもったら「ナナ」になってしまうのは笑えました!
文化祭の雰囲気もいいですね。
そういえば、普通ここまでガンガン英語をそのまま出すことはしませんね。このルビと訳文、かなりの手間だったと思います…Fine!
人前で歌いたくないことを、なんていえば分からないもどかしさ…これは日本語でも言えなかったと思います。
お互い変な顔になってしまって爆笑、ここは素敵ですね。お互いに感じることは同じ…違うこともあります。そこも出して欲しかったですが。
辞書の封を切り、花と音楽に包まれて寝ているシーンの印象はすごい。
パニックになって「ジェイクと話したくない」となってしまうの…かなりショッキングです。本当は「ジェイクは好きだけど、英語は嫌い」なんですが。
絶望の中文化祭になるのがうまい…これでどうなるのか見えない感じです。
「努力してるよわたしだって」が…あまりにも痛いです。完全な英語にならない限り使おうとしない日本人の欠点…ですか。
「あたしだってラクしておぼえたわけじゃない」「アメリカ英語だから」と、朝生ちゃんも苦労しているのがここでうまく冒頭の伏線と響きあっています。
ここで歌を使うのは…覚悟の表情も、感動でした。この表現力はすごいの一言です。
専属、というのが可愛いです!お互い相手の言葉を覚えるのが一番素敵でしょう。
テーマもしっかりしていて、英語と歌、性格という三つの要素を見事に収斂させて…本当にうまい。

アンラッキーガール☆
大分作風が固まってきたようです。いいと思います。
これは…彼女のせいでは全くないのですが…仕方ないですね。
確かにチア部に、入れば必ず負ける人がいるのは大変です。なんか、大リーグで活躍している松井選手にも、「モスラ」と呼ばれる彼女が応援に来ると不調になるファンがいると聞きました。
どん底でいきなりこう話が進むなんて…うわ、かっこいい!
みんなが負け子と呼ぶの、結構ひどいのでは?
アタックを至先輩だけは受け入れてるけどみんなが嫌がっている展開、すごく分かりやすくて面白いです。
「あたしのさし入れで調子悪くなったらいやだもん」…この言葉は悲しいです。彼女自身が自分が負け子だと受け入れてしまったら、あまりにも悲しいですよ。
小中学校時代体育のサッカーなどで、自分が頑張ると負けるんだから余計なことしないで隅っこにいろといわれ、自分でもそれを受け入れてしまった事を思い出して悲しくなってしまいます。
それを止めるため、落ちたほうを食べてしまう優しさ…素敵です。
で、本当に怪我人続出は笑えました。ラブラブなのに切れるキャプテン…可哀相。
「しょーがねーじゃん 横山に目がいっちゃうんだからさ」この言葉、色々な意味で衝撃でした!
彼女が負け子である最大の理由は、彼女がいることで選手が意識し、萎縮してしまうからでは?だとしたら、とことん集中していれば関係ないはず!
そして告白としてもすごくいいセリフです。
「がんばった分だけがんばった自分の力を信じてあげてるから」という言葉、素敵ですね。
ギリギリの場面での、部長の優しさは感動でした。それはもう良心の咎めはあるでしょう…
決めた時のさわやかな空気は素晴らしいです。
さわやかなラスト、でも切れているキャプテンが笑えました!

ハッピーティアラ
これは面白いです。題材の処理も的確ですね、さすが。
「カラダで払って」、は大胆な…
妄想していたらこうなるのは笑えました。
言いがかりをつけられているのはあかりちゃんなのにこの扱いはひどい気もしますが、客商売のいろはというものです。
性格が最悪なのではなく、きちんとしていて少し厳しい店長というだけですよ。
惨状には笑えました…でも咎めず受け入れるのはさりげなく優しいですね。
というか、自分が熱中しているものに興味を持ってもらえるのはうれしいものです。
注文に大喜びする彼の顔…読者に次々と彼の色々な顔を見せるのがまたうまい。
「好きなことできてうれしいだけじゃ男としてくやしくね?」はカッコイイ!
「いじめがいあるんだよなコイツ」と面白がっているのもまた…こういう男キャラは新鮮です。
亮介くん…こんな形で助けてくれるなんて…また違う顔が!
このどうしようもない状況で、「好きだからぜったいできる!!」は衝撃でした。
花火と同時のキスには吹っ飛びました。
それに指輪、体に電流通ったみたいに足が跳ね上がりました!
男キャラの魅力をとことん追求しましたね。

チェリッシュ!
すごい…実は今回の増刊、技術的にすごく高い作品が多かったのですが…その中で、技術に頼らない表現を見せつけたこの作品は一際輝いていました。
とても簡素な画面で、わかりやすく表現したいことだけを正面からぶつけてくるようです。
出会いがわかりやすい!
ドジだけでなく、自分の居場所が見つからない疎外感が実にうまく伝わってきます。
花があると、やはり違うのでしょう。僕もなんだか花が欲しくなりました。
恥ずかしくて隠していた小さな花を見つけてくれる彼、優しいですね。
パックを真ん中において、「あたしのばしょ」と主張するのはうまくテーマを強調してくれます。
柄のついているタワシ…確かに。
水に落ちても笑っている彼女の悲しさが、すごく共感できます。僕もそのポジションでしたから…そして、多くの読者が共感すると思います。
笑顔と対照的な涙をこらえている顔…それでも橋本くんに見られたら、笑顔で泳いでいるのが…橋本くんの、全部見通しての優しさが胸に染みます。
立場がなくてロッカーにもぐるのも分かります。僕はロッカーじゃなくてトイレの個室というだけでしたから。
またハマってしまう、冒頭との対照がいいです。
「永遠にさようなら」は笑えました。
そして自分を否定し始める彼女を優しく励ますの…泣けてきました。
頑張ろうとしたら大切な牛乳パックの花ビンを捨てられてショック…ここの心の動きが痛いほど分かります!
耐えられなくなって、ついに「やめる」の一言を口に出してしまうのも。
斉藤さんの優しさも素敵です。そして…橋本くんの思いの暖かさも。
気持ちの動きに深く共感できて、本当に素敵な作品でした。

ドキッ!?マナツのパーティーナイト
絵の変化に驚きました!一瞬誰かと思いましたよ。
外抜け出して、どうするつもりなのでしょうか。ちゃんとコンドームは用意しているでしょうね?
朝まで正座…懐かしいです。
携帯電話のバックライトとは賢い!結構明るいですよ。
落ちたのは彼の腕の中、だと思ったら全く知らない男、でキス寸前には爆発!
うわ、ものすごいセクシーポーズ。
本当に大ピンチの最中なのが笑えます。
確かにカレシがいなければおいしすぎます。逆を想像したら…熊の檻のほうがましなぐらい怖いです。僕はそこまで女子に夢を持っていません。
ガマンできないのが蚊だというのが爆笑!もし無事に会えていたら…二人とも翌日はかゆくて大変だったでしょう。というわけで、夜外での密会には避妊具だけじゃなく防虫対策が必須のようです。
「延長延長〜?」とホストクラブごっこをしているのが笑えました!高校時代の僕らでもやると思います。男子という生き物をよく分かっていますね。
この怪談…ホラー特集でしたっけ?
で、窓枠に手…爆笑!
知らずに一緒に寝ている…背中に触られる倫くんには大爆笑!
まだ気がついていないまり絵ちゃんがまた…
裕矢くんの誘惑がまた素敵でした。普通ならこれは運命の恋ですからね。
倫くん…ここは素敵でした。
怒っていてキスするの、また強烈です。
落ちも笑えました。とことん笑えました、この作品。

ヒ・ミ・ツ
前には変化に驚かされた絵もこなれて、とても安定した形になったようです。
とても委員長らしい委員長ですね。ゲームなどでの委員長のイメージそのままです。
この関係、わかりやすくて面白いです。
女として誉めてもらっているのにからかわれると思うのは仕方ないですね。
眼鏡を取ると可愛いのもお約束ですね。
「それなりのお礼」って…オトナv
森川くんの、嫌われてるのが分かっている辛さがなんとなく伝わってきます。
「世界はまったくちがうのよっ」が強く納得できます。傷つくどころか「ある意味気持ちがいいよ」と返すのがいいですね。
森川くんは全て本気で言っているのですが、確かにこれはからかって面白がっているとしか思えませんね。
これまで全く痛みを見せなかった森川くんが、「…オレ…ちゃんと佐藤のことみてるんだけどな」という目で、初めて傷みを見せるのがすごい。
それでもう彼のことばかり考えるようになっているのがまたうまい。
「つかれねぇ?そーゆーの」で、本当に森川くんが佐藤さんのことを見ていることが伝わってきます。
雨の中、彼の助けに素直に甘えられない…見透かされているのを拒否する気持ちも強く伝わってきますね。
雨に濡れながら気持ちの変化に戸惑う彼女の姿もいいです。
「あいつ軽いから」という女子の言葉で、逆に森川くんも孤独だと理解して…こうして違うはずの世界がつながるのが素敵ですね。
間接キスにドキッとするのもいいです。
そして女子たちの言葉に怒って…気持ちの変化が本当によく描けています。本当に住む世界が違うんでしょう、本気などというものがない世界…それはそれで淋しいです。
「佐藤になんかしてみろ ぜって――許さねーからな」がまたかっこいい!
こうして気持ちを受け入れるのも素敵でした。
絵は変わりましたが、本当に正統派ですね。願わくばこういう正統派がもっとうまく使われることを…

スカートめくりラプソディー
こんなに楽しい気持ちになれる作品はそうないです。楽しませる力がすごい。
男女でエッチなコミュニケーションができるって、とても素敵で余裕のあることでは?
パンツもろの連続にはびっくりしました。しっかり描けていて適度に色気もあり、それでいていやらしくはない…絶妙のバランスです。
スカートめくりで仲良く盛り上がれるなんて、小学生どころか大人だと思いますよ。
この賭けは面白いですね。
千星ちゃんのボーイッシュな魅力もいいです。スカートめくりをひたすら阻止する展開が実に面白い!
この勝負、端から見ていると実に楽しいです。
「天国で花畑見てこいっっ」などの言葉のかけあいも楽しい!
エスカレートする試合は、じゃれあっているようでたまらないです。
月ちゃんの指摘がまたいいです。
で、軽妙な会話からいきなり…すごくセクシーに迫るのがまた爆発。
タイをほどく手とそこから見える鎖骨、迫る唇…色気あります。
けたおして…この距離でどうやって、と疑問はあります。この距離では押し倒すか股間に膝蹴りでしょう。
ここからずっとタイがほどけているのが妙にセクシーです。そのくせ全体の絵はとてもさわやかなんですから…不思議な魅力です。
「クソまじめっ子 かわいくねー」という言葉の重大さにすぐ気づくのがうまい。
そしてとことん嫌われて、ぎゅっと手をつかんでしまう…「はなして!」という声も聞こえていない、瞬間的に切れてしまっているのもよく伝わってきます。
やはり背景描写がすごいですし無駄がないので、空気が実によく伝わってきます。
抱き支えてパンツもろ、またおいしい眺めで…
それで怪我したのを強引に保健室まで運ぶの、なんか素敵でした。うらやましいです。
少しずつ彼に対する目が変わっていくのもよく分かります。
告白しても信用してくれない…どうしようもなくなって抱きしめるシーン、すごく素敵です。
「かまってぜんぜん気づかない、言葉でいっても信じない」のは日頃の行いですが…気持ちと、そして彼女の感触と二人の早い鼓動が伝わってきて…たまらない気持ちになります。
真剣な告白、そして…赤面、可愛い!
なんとなくラブラブになっているの、確かにわかりやすいやつ。
結局スカートをめくるのがまた笑えました。月ちゃんの呆れている態度がまた面白いです。
本当に面白さはものすごいものがありました、この作品。

セクシーファイト
この初期状態、エロゲーでよくあるような…
大胆な巨乳とセクシーすぎるメイドルックは技アリです。
チャイナ服もチャーハンも、一つ一つのネタをうまく処理しています。
メイクや胸で失敗するのも笑えました。
内面から大人になれ、と正論を言っておいてこのオチ…僕は逆に五歳くらいを想像していました。やられました。

恋する宇宙人
なんとも言えない味です。
いきなりあまりにもすごいことで、は?という感じでした。
そして動かぬ証拠に…むしろ呆れてしまって、思考停止でした。
調査のために地球に来て、帰る必要はなかったのでしょうか?というか多分ホームシックもあったでしょう…
ちゃぶ台返しは豪快です。ちゃぶ台に手?を届かせるため座布団を重ねて座っているのも芸が細かいです。
世話やき里という呼び名、さりげなくすごい。ずっと芙実ちゃんに優しくし続けてきたということですよね。
普通の会話もできなくなる…転校としてごまかしましたか、確かにそういう事ですが。
ミステリーサークルといい宇宙人のデザインといい、非常に「らしい」のが面白いです。
ここでの二人の会話、妙に暖かい…のに、その自然なスキンシップがこういうことになるのがすごい。
足が…もう笑えます。
塩分に弱いとは、どういう由来の生物なのでしょう。地球型生物とは根本的に違うのでしょうか。ナメクジとはわかりやすいです。
涙がまともに流せないのは…辛いですね。
最後に学校に行くことで、普通の日常が輝いて見えるのが何だか切ないです。
この告白は切ないです…宇宙人としての姿がコミカルであればあるほど。
そして、あやちゃんとの会話は深いものがあります。
「いまの気持ち」という言葉…そうですね。
体が崩れていくのは、コミカルなところに少しずつ恐怖が染み込んでいくようです。
サークル野原に来るのは、単に地球に来て始めてきたところかと思ったら里くんとの思い出の場所だった、というのがまたうまいです。
子供のわがままに応えてここまで…両親も大変でした。
伝えたい、という思いだけが爆発して、ここはかなりの感動がありました。
そして消えていくところ…まさか、とびっくりしました。
一転してのハッピーエンドは…どちらのほうがよかったか、ちょっと考えてしまいます。
でもまあよかったです。

キューピッド愛矢
まず驚きました、華やかさや雰囲気、構成要素などがあまりにも種村有菜先生に似ていて。
はじめはそれに、ある種の憤りさえ感じていました。でも読み返す中、考えは変わっていきました。
極力触れないようにしてきましたが、これまでも「ちゃお」「なかよし」「りぼん」に種村有菜先生の技法を模倣した人は数多くいます。
例えば正統派も様々な先駆者の模倣であるのと同様、種村有菜先生はそれだけで一つの「派」を作り出してしまうほど優れた作家である、ということなのでしょう。
この作品では様々な技法を他の模倣している作家以上に、きわめて高く使いこなせているからこそ、一種の衝撃にさえなっているのでしょう。
だからこそ、僕は二つ期待したいことがあります。
一つは素晴らしく高い技術があるのですから、それで表現したいテーマなどをしっかり出して欲しいのです。残念ながらこの作品は小説化が容易、つまり非常にしっかりできているのですがテーマが何か見えにくいです。
もう一つは、もちろん芸術も技術も何でも、ピカソさえ初期は様々な先達の絵を忠実に模倣し、その基礎から自分の独創を花開かせたのですから…次回作ではこの技術を踏み台に、種村先生など圧倒するぐらいの勢いで自分を見せて欲しいです。
さて、作品そのものに…男の子のアルコール度の高い、甘い雰囲気は独自のものですね。
恋占いが好きな男の子はちょっといじめられそうです…まあこれだけの美形なら。でも男子の友達はできなさそうです。
このキューピッド占いはコックリさんの別名ですよ?「ゴーストハント」コミック版四巻46ページ参照。うさんくさいと離れるのは正常な反応ですね。
一人でやっても何人でやっても危険は危険です。
ただいきなり迫って忠告する甘さはいいですね。
これでやってみて…この天使、すごくきれいです。
このペンはとても可愛いアイテムで、人気が出そうです。
彼もキューピッドだったとは。ダーク・エンジェルの設定も面白いです。キリスト教にもギリシャ神話にも偏っていないですね。
占いには確かに一人で悩まないための気休め、という意味はあります。そして、祟りなど僕はないと信じています。信じているのは科学ですから。でも、変な暗示がどんな効果を持つか分からないから危険だとは認めています。それが怖いんですよ、コックリさんなどは…無意識で望んでいる恐ろしい考えを出してしまい、それを妄信する危険はあると思います。
携帯電話もさりげなくデザインしてあるのがすごい。
萌ちゃんがダーク・エンジェルに取りつかれるシーンの恐怖、スリルはいいです。
一つ一つがすごくしっかりデザインされていますし、変身シーンも新人とは思えないほど見事です。
驚いたのが弓を引くシーンです…弓道経験者として見て、完璧です!
石器を思わせる槍もとても面白いです。
二人で力を合わせるのも素敵です。そして浄化されるシーンの美しさも素晴らしい。
キューピッドとしての優しい声、そしてそれまでの…呆然としている先輩の描写も本当にすごい。
二人の幸せが伝わってきて、ほっとします。
非常にうまくできています。無駄が一片もなく、細かな小道具も風景もすべてしっかり描かれていて、技術的には信じられないほどの高さです。
でも…だからこそ、はっきりしたテーマが感じられないことが痛いです。アニメ化が決まっている連載の第一回としてはこれ以上ないのですが。
非常に厳しい事を言ってしまいましたが、技術の高さを認めているからです。次回作ではぜひ、この技術を生かして人の心を打つ素晴らしい作品を作って欲しいです。

NERVOUS VENUS
なぜこんなことになるのでしょう。
麗子さん、セキの両方に聞きたい…ハルはどうしていればよかったのでしょう。永久に喪に服し、時間が容赦なく癒していく傷を自分でえぐり続け、自分を閉じ込める氷の柩を自分で冷やし続けなければならなかったのでしょうか?
セキの破壊的な愛情に身を委ね、心身ともに耐えられないほど傷つけ合わなければならないのでしょうか?
時間と安らぎは、彼女にあってはならないのでしょうか。
たいこーを憎むことができないセキの辛さが実に微妙です。
ブッ壊れるまで溜め込むのは…どうしようもない彼の本性でしょうか。
たいこーの表情…分かっていますね、自分の立場が。でも、それでいいじゃないですか。時間が必要なら傷をなめ合ってもいい、支え合ってもいいと思います。
ヤルじゃん殿…という皆の勘違い、笑えました。
この「あれピアスの人」とささやく伏線が今後どう生きるか、楽しみです。
写真を見てしまい、また…これはとても複雑な心理ですね。まだ痛みがあり、そしてその痛みから離れようとしている自分への罪悪感も…
いきなりこれじゃ、帰ろうとするのも分かります。
なぜ、許せないのか…この会話は見ていて辛いです。
たいこーくんは分かっていてだと思います。でも一人じゃ立っていられないから、欺まんだと分かっていても温もりが欲しい…それを責めるのは残酷に過ぎます。そのうち時間が経って傷が癒えていけば、自然にその情けなさを理解して別れるかもしれませんし、そこから本当の愛が芽生えるかもしれません。
結果的に後に両方傷つき、後悔するかもしれませんが、それは仕方ないです。今無理をするより軽いでしょう。
僕ならそれを待ちますね…ただし、小野田くんにそれでいいのか確認するかもしれません。
現実を忘れてもいいじゃないですか。なぜ一瞬たりとも忘れず、自分も他人も傷つけ続けなければならないのですか?
ここの…神田くんの残酷な表情と、爆発に向かう圧力はまさに鬼気迫りますね。
ハルの憎悪の向かう先が関谷…セキだったことが、一瞬疑問でした。本来ならここまで追いつめた麗子さんかと思ったので。
でも…分かります。自分がそこまでして耐えようとしていたのが嘘の恋だったなんて。小野田くんを踏みにじっているなんて。
あまりにも痛い悲劇…その結果がどうなるのか、目を背けたくなるほどです。

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