なかよし2003年はるやすみランド感想

正直言って、発売まではこれほど楽しみの少ない増刊は初めてだと思っていました。多くの大好きな作家がいなかったので。
でも読む・・・いや、何度も読み返すにつれて、メンバーこそ大きく入れ替わっていてまるで別の雑誌ですが、新しい何かが産まれる予感にわくわくするものを感じました。
今までのメンバー、雰囲気が根こそぎなくなった代わりに、全く新しいものができるとしたら…今回出ていないメンバーへの愛着が非常に強い僕には辛いですが。
そういえば、僕が「新人チェッカー」になるきっかけだった「なかぞう1993年春号」からちょうど十年になるのでしょうか。
あの時もデビューした新人達の、始めはただ下手だといぶかりつつ、読み返すうちにその鮮度の高い感性にひかれ、成長したらどうなるだろうと見守る楽しみに目覚めたものです。
今また、今までの全てを忘れて初心に戻り、この一見ただの石に見える原石たちが磨かれていくのを見守るのも悪くないでしょう。その高揚感がなくなれば、「新人チェッカー」の名は返上しなければなりません。
今まで見守ってきた、今回登場していない作家達のことを考えると爆発しそうですがそれはそれ、これはこれで。

最悪のシナリオを言えば、出番を失った若手層が失速、この大量デビューも一人か二人が本誌上育成でレギュラーになるものの他は出番が少なすぎて伸び切れず、「るんるん」廃刊のときのように下部作家陣が徹底的に入れ替わって全体の力が落ちてしまうことも考えられますが…悲観的でいるより楽観的になったほうがいいでしょう。

ピッチ こんちあ ラブレンジャー WINGS ジューシーフルーツ ワン 北風 シスター どーなつ トレイン 美人 好きになる ちゃいこ 春恋ドリーマー 忍王子 ドッグす くっぴ マチコ巻き PLANET 番長 ID NERVOUS VENUS アラビア〜タ

ぴちぴちピッチ 歌劇*ガクト様の憂鬱
どこがガクト様の憂鬱で、どこが歌劇なのでしょう。
ちなみに憂鬱のルビが小さすぎます。小学生に読めと言うのは酷では。
でも連載中にこのカラーは大変だったでしょうね、お疲れさまです。
マリアさんのパックは笑えました。
ぶつけられたブラをポケットにしまって「みょうなことばっか」とカッコつけている海斗くんがめちゃくちゃ笑えます!

こんちあーす!
あらゆる意味で川村先生らしいです。
あえてツッコミを入れれば地底人でも宇宙人でも妖怪でも何の違いもないことでしょうか。
この出版不況に百万部はすごいですね。
いきなりすごい顔のパパ、結構インパクトがあります。同じ世界で夫が売れない、妻が売れっ子って…よくそれで離婚しないでいられますね。「温泉三昧揺らめき秘書殺人事件」はいかにもくだらなそうで、小説と言うよりドラマにありそうなタイトルです。
ママの新作もかなりえげつなさそうで、ぜひ読んでみたいですね。
で、ベッドでいきなり…お約束を外しませんね、やはり。しかも美形ですし。
掛け合いも面白いですし、火が二人組み合わさって「炎」という技のくだらなさがとても面白い!こういうセンスでは無敵ですね。
しかし、よく家が燃えないものです…というかパパはいまだに、このDTP(デスクトップパブリッシング)時代に原稿用紙?まあ、そのほうが楽なことも多いです。特に編集も旧人類だと。
いきなりキスでパワーアップ、という展開もわかりやすく、この手の作品のお手本のようでした。パワーアップの描写もいいです。
怒ると思ったら歓迎する両親が笑えました。
地底人、というネタ自体、一度「ちゃんねるW」であの写真から解説して欲しかったのですが…いや、どんな由来があるのか僕も意外と知りません。調べないと。
暑いから脱ぐ、というのがなんだか笑えます。あおいちゃんがいつも猫をかぶっているのも面白い!
あ、裸で外を歩くのはやめましょう。
八度五分は大変です…しかし、こうなったらあおいちゃんはもう一生無事にはいられませんね。
キスでパワーアップする理由は少し説明して欲しかったような。
そういえば風邪はどうしたのでしょう。
落ちもほっとして、本当に教科書通りで安心して楽しめました。

行け!?ラブvレンジャー
恵月先生、よほどはまっているんですね最近のイケメン戦隊ものに……
ダークソウルリハビリ、セイントサプリメーションという読み方はステキです。弟くんの気持ちは分かる気がしますね。
そういえば絵の感じがかなり変わっています。連載が多かったので忘れていましたが、まだまだ非常に若く可塑性の高い作家です。
というか、録画しているなら始まる前に学校に行けば…土曜日に毎朝七時半起きしている僕にそれを言う資格はないですが。
自力でどうぞ、ってなんとなくかっこいいです!なぜ彼女の名前を知っているか、これは上手い伏線です。
そんなにその制服を着たいなら、今から色々レッスンして自分を高めて何年後かにオーディションに出ればどうでしょうか。
この画面や話がとてもよく作られていて、「ライブレンジャー」という特撮物に高いリアリティを与えてくれています。それがこの作品をとても面白くしています。これがいいかげんだったら駄作になるところですよ。
なぜ仁王も遅刻寸前なのか、読み返して分かって笑っています!初めは分かりませんでした。
レオタード談義で吹っ飛ぶ会話は面白いです。
で、なぜ一緒に帰るのでしょう。
将来を見据え、夢のために頑張っているのはとてもカッコイイですが…一つ間違えるととり返しがつかないことにもなります。まあ、ベースが優秀なら大丈夫でしょう。
だからライブ・レンジャーを卒業するというのは間違っている気がします。
それで新しい夢を見つけられるのならいいのですが、フツーの女子中生になるだけでは…
と思ったらショーには爆笑!これは……
ここで手をつないで、一気にものすごく少女マンガな構図になっているのがなんとなく面白いです。
下着泥棒を仁王くんだと思わせるのは上手いです。ただ、この作品全体がうまくまとまってはいますが多くの伏線を絡み合わせすぎて、なんとなく大きな筋が見えないのですが…
コスプレは…ちょっと発想が幼いですが、中学生の頃の僕も思い出してみればそれくらい幼い発想はしていました。
大好きだから、とちゃんとここで気がついているのもうまいです。
ピンチにこの登場…変な高揚感があります。もしその手の作品にはまっていたらものすごく燃えるでしょうね。
この告白は少し唐突な気が…でも、たとえば仁王くんもレンジャーのコスプレで助けたりしたらもっと間延びしたでしょうし、これでいいでしょう。
ハリウッド版のライブ・レンジャー…アメリカで戦隊ものが大ヒットしたこともありますし、ありかもしれませんね。ぜひ実現して欲しい夢です。
適度にエッチな目も入れたチェックが笑えます。

WINGS
連載ができる実力はあると思います。もったいないですよ。
一貫して翼、羽がうまく使われています。華麗な扉、ポテトチップスや鳥たち…
そして、ふと踊り始めてしまう…体の線は相当努力したと分かります。
この出合いのシーンの構図は実にうまい!
強引な会話、そして「大バカものでした」と雰囲気を軽くして…この小さい劇団はいい雰囲気ですね。
永遠先生は「少女人魚」をはじめ、こういう劇や音楽が好きで夢を追っている若者達をよく描きますが、そういう描きたいテーマがあるのは素敵です。
ぜひ本誌連載でそれをしっかりやって欲しいです!
本職のバレリーナから見るとミュージカルは低級なもの、なのでしょうね。
それがダンスそのもので一気に変わるのがうまい。ダンスそのものの描写も迫力があります。
強引に「ウソツキのゆーことなんてきこえません」と無理に引っ張るのが、読み終わったときに納得できるのもうまい。
なぜバレエをやめたか、その体と心の傷が伝わって、本番にも不安を残す、これもうまい伏線です。
さりげない感じから土下座と二段構えで大変さを伝えるのもうまい。
「たくさんの観客の前で舞台がめちゃくちゃになるミジメサ
わたしは死ぬほど知ってる」と言う言葉が胸を切り刻むようです。僕も色々失敗していますから。
この「羽一枚じゃ…」という言葉がまた感動!
デートと思ったらチケット売り、でさりげなく恋愛感情を出しつつそれを後ろに引いて傷をえぐるのがまたたまりません!これはもう読むのが辛いぐらいです。
もう、翼は取り戻せました…倒れたときではなく、やめたときに失ったのですから、翼は。
舞台そのものの感覚もうまく伝えてくれます。
ノーミスは本来当然ですが、考えてみるとすごいことですね…いや、頂点に立つ宝塚でさえミスはそこかしこにあるものです。気がつかれないようフォローするのがうまいだけで。
この選択はどうでしょうか。二度と踊れなくなっても、そして舞台をまたぶちこわしたとしても…いや、もう彼女は失敗することなど考えてもいませんね。
強い意志が激しく伝わってきます。
圧倒され、そして深いため息が…
痛みについても精神的なものだとフォローされ、ほっとしました。それが真相解明につながるのがまたうまい。

恋愛向上委員会ジューシーフルーツ
チャートと言うよりゲームブックのようなスタイルで楽しめました。
デートでよくあるトラブルを丁寧に解説し、そして一貫して大事なのは思いやりと伝えてくるのが素敵です。
名雪のように大量の目覚ましを使っているの、分かります。
下にさりげなくちょっとしたおまじないを書いてあるのもいいです。
結構デートをした人が多いのには驚きました。中一とは…進んでいますね。僕の世代では、中二ごろまで男女の仲の悪さが続いており、公認のカップルなどは中学時代見られませんでしたが…
最後にチャートでタイプ割をしているのも面白いです。これだけの選択肢でここまで人格を分けられるのかは疑問ですが…パワーストーンについての紹介も面白いです。

ワン・ダー!
連載になるのでしょうか?
ライバル登場でわくわくさせ、いきなりまた人格交換…冒頭はだれず一気にきます。
犬にとってはごちそう…笑えました。
これは殴られますよ、というかとーまくん甘やかしすぎ。
間接キスの描写が妙にえっちです。
犬がジャマというのはおとなげないですよ、ゆかりちゃん。
ゆかりちゃんのせまりかたがすごい!映画のシーンでびっくりしていたら、まさか夜這いまでかけるなんて。わかってやっているのでしょうか…コンドーム持参で?
しかし、とーまくんもよく気がつきませんね人格交換に。
そこまでして犬を排除しようとするのは異常な気がします。
ましろちゃんの妄想は笑えました。
しかし、そこまでするとは…人間として大事な物を捨てましたね。
真実が分からなければ、単にペスもましろちゃんもわけが分からないだけですか。
いきなりのキスにはびっくり。

北風ティアラ
やはり素敵です!今回はとても柔らかい雰囲気でしたし、心を打つものがあります。
あやしいひとをひろいました、と結構とんでもないことを普通に描いているのは本性がちらりと見えました。
北風なら、ぜひ夏コミの駐車場で吹いて欲しいです。他にもあの汗だくになるところやこの黒い服に汗が乾いて塩模様ができるそこや…ぜひ。
恩返しの押し付けで迷惑になるのは笑えました。
辻村先輩に向ける笑顔がとても柔らかい感じです。それで思いつく恩返しが笑えました!
そして練習に協力する形、これは嬉しくてあったかいです。
でも、この結果には…そしてこの涙の冠と「先輩に迷惑かけないように」という言葉、すごく切なくて優しくて、たまらないです。
そして「きれいなきもちをありがとう辻村先輩」というのも感動です!
あっさりしたエピローグも素敵、素晴らしい最高傑作でした。

シスター・ファイト!
コロンブスの卵です。前から少女マンガでも嫁姑はうけるのではと思っていましたが、こういうやりかたがあるとは。
そして、意外にもすごく楽しいです。正直読み返すのが辛いぐらい精神的に追いつめられるのですが、読後の快感がすごい!
彼の家族に紹介してもらうことに、なぜこだわるのかが少し分かりにくいです。普通なら気恥ずかしくて避けたいぐらいでは?彼の部屋に入れてほしい、というのならわかりますが。
一衣くんが嫌がる理由がそんなこととは、まさか思いもしませんでした。少女マンガのパターン、女好きまたはオカマの兄がいるとか実は芸能一家やヤクザだと思っていたのです。
一衣くんの押しに弱い性格と寿ちゃんの気の強さが初めからうまく出ているので、これからの展開でも両方の動きが自然に理解できます。
「はやく帰れ!」は初めて読んだとには驚きましたが、読み返している今は納得できます。
それほど美人という感じがしない、絶対的な絵の美しさはまだまだですが、キャラを出す力は高いですね。
うーん、いきなり厳しいチェック。でもまだここでは事態は分からない…
悪魔コスプレで「いちおう少女マンガです」と言い訳しているのも芸が細かい、色気はまだまだですが体の線はかなり肉感的です。
このふたりのラブラブで気持ちよくなって、でも「味方でいてくれるでしょ?」の伏線がまた嬉しいような変な気分!
紙皿の意地悪がまた…読者の女の子、一体どっちに感情移入しているでしょう。寿ちゃんの立場で怒るのもいいですが、お姉さんに感情移入したらものすごく気持ちいいのでは?
で、両方に迫られる一衣くん…悲鳴上げたくなりました。もちろん顔は笑顔で。何も言えない情けない男、でも嫁姑がある家のほとんどはそうなるのでしょう。
一衣くんの立場に立ったら…やはり一生独身のほうがいいか…
どっちの味方とも言えず、逃げてしまうのは情けないです。こんな情けない男をなぜ好きになったのか、エピソードを入れて欲しかった気もします。
でも男としてはこの情けなさ、理解できます。
また繰り返してしまった、情けなさに「ち…くしょう…」と苦しむ描写、かなり強く気持ちが伝わってきます。
ただでさえ不安定な好きという気持ちが崩れて、でも大好きだけがほとばしって、ついに一衣くんも…ここは感動でした。
そういう動機だとは。でも初チューを妨害し、また愛の鞭…性格ですね、やはりこれは。ガッツポーズしたくなるような、妙な快感が衝き上げてきます。
なんなのでしょう、この快感と笑い転げずにいられない楽しさは。他人事だからですが。

どーなつプリン
おべんとう、このリクエストに応えたらこうなりますね。それにしてもモエちゃん、ずいぶん語彙が増えたものです。
酢なら確かにいいですが…
無視される握手、サイン会はなんとなく笑えました。
靴下の告白はやられました!でもそんなことに気がつくって、見つめているからですね。

どきどき☆トレイン
作風は「ネクスト」で衝撃を与えたままのようです。デビュー作などではもっときれいに見える絵、画面もできていた以上、意図的にこの方向に伸びるつもりだと考えるほかありません。
小器用にきれいに可愛くまとめるより、こうして自分にしかできない路線、元気さを強調する…大きい賭けですね、本人も編集も。
でもぎゅうぎゅう電車の雰囲気など、状況はよくわかります。切りつめすぎなぐらい無駄を切りつめている、と考えればいいのでしょう。
チカンで叫ぶのは電車通いが長い僕も聞いたことはないです。「本人の許可を」などとわけの分からない事を言う興奮状態、分かる気がしますが…実際には痴漢にあったら動けないことが多いらしいです。
勢いよく次々と色々起きて…「いい脚」とさりげなくスケベだったり、あ!単語カード持ってる、懐かしい!
「それは俺のだあああああ」「どいつもこいつもこんんの正直者」などのセリフは笑えました。
何がなんだか分からない、興奮状態のまま一気に進んで止まらない、逃げまくっている彼女にふと「捨て猫」と感じてしまう…この空気は何か分かる気がします。
セクハラじゃなくてかばってくれる、これはこれで嬉しいですね。
いきなりの転校は驚きましたが、またいきなり「すき…です」となる、それからさらにチカンをまた追いかけて…終始パニック状態なのが、なんだか懐かしいような怖いような気がします。僕が昔よくパニックになっていた頃は世界がこんな風だったのかも。
混乱をぎゅっと抱きしめて静めてくれた…やっと落ち着きました。
「まだって」のラストシーンは照れが伝わってきていいです。
個人的にはこれからページ数を少なくし、パワーで押し切る作品を多数作って欲しいです。

スペシャル美人のつくりかた
ストーリーはとてもよかったです!ただ、絵がまだ美しさを感じさせるタイプではないので違和感はありました。
キャラクターは伝わってくるので、この路線もそれはそれでいいですよ。
入学式で美人がいたら、それは注目を集めますね。
「もちろんそのつもりよv」はびっくりしました。でも、変に謙虚でいるより堂々と美人でいるほうが…どちらがいいのでしょう。でもこうして、美人であることが自分の中心だと自分以上の美人を見たとき崩れますよ?
男の子って…悲しい生き物です。素早い評価は勝手ですが面白いです。
確かに性格の悪さ、顔に出ちゃってますね。
追いかける作戦は逆効果で自分がはまるだけ、と読めていた分余計に嬉しくなりました。
でも、僕に美人に言い寄られて顔色一つ変えないことはできそうにないです。どんな人生経験を積んできたのでしょう、彼。
「あんたごと絵になっちゃってるよ」っていい感性してますね。それでドキッとする気持ちの動きもストレートに伝わってきます。
「美人って罪なのよ!」は笑えました!いい気になりすぎですが、いい感性しているのも分かっているので憎めないです。
望月くんだ、と自分だけ分かっていないのが笑えますね。「あんな笑顔であんなきれいな写真とってるってだけ」で充分じゃないですか。
全然自分で気がついていない、どうするかと思ったらこうきましたか。
「なんで?」は意地悪ですね。どこまで分かっているのでしょうか、彼。
なぜ彼はコンテストが嫌いなのかもわからないですが…なんとなくでしょうか。
あ、コンテストでなくてもきれいだって言おうとしましたね。
コンテストに出たい理由をこうして出してくるのはやられました。それで単なるいい気になっている美人から、一気にキャラクターに深みが出て…望月くんの気持ちが動くのも分かります。
しかしこの会話、すごく面白い。「あたしのこととってよ望月」という告白には息を呑みました。「好きになったコはべつ」という返事も体が痙攣しましたね。
ブサイクないい顔からどんどんいい笑顔になって、気取らない最高の笑顔…すごくいいです。
次回作はどんな感じでしょうか…この系統の作家は絶対必要だと思います。

きみはボクを好きになる!
カラー扉がさりげなく伏線なのがうまいです。しかし、連載中にこんな…すごいですね。
この出合いは見事!
飛び級制度や科目別進度別小人数学級が本当にできたら、少女マンガはかなり変わるかも。その頃には少女マンガの舞台は学校ではなくなっているかもしれませんが。
「ぼくの計算では」と渦巻きメガネでキャラクターがはっきりしているのもわかりやすいです。
空手シーンもかなり迫力ありますよ。
外で待っててくれる、で逃げようとしたら「ぼくの計算では」は笑えます。
いくら余計なお世話でも、待っててくれるといったのに待ってくれないのは怒る…勝手ですね。この差入れは嬉しいでしょう。校則でどうだか知りませんが。
髪を触られてドキドキする、それで変わっている自分の気持ちをもてあまして、僕はこういうの好きです。
やはり怪我をして…メガネを外した美少年には驚きました。
自分のほうがガキだと気がついて…この回想はじーんとしました。「ぼくなんかなにもできないしいなくなったほうがいーんだ」は僕もしょっちゅう思うことですから、わかります。
彼はとことん大人…精神年齢と年齢は必ずしも一致しないものです。
思いきりやって負けたから悔いはない、というのに成長を感じました。
そして手にキスを返すのは爆発!
こういうスタンダードな話もいいですね。連載までの経験が少ない分、こういう機会をたくさん与えて欲しいです。

ちゃいこ
う〜ん、期待したほど成長の幅は大きくないです。一気にきれいになったわけでもないし、雰囲気などもそれほど変わっていない…でも細かいところがかなりよくなってはいます。
成長には色々なペースがありますから、いつ化けるかは本人にも分からないものです。気長に見守ります。
大輝くんと千佳ちゃんの関係、冒頭の会話などでなんとなく分かりますが、もう少し説明が欲しかったような。
「自分が一般人なんだから理想もけんきょに」が笑えます。
先輩は確かにきれいですが、残念ながらそこまで美人、という説得力はないです。まあそれはこれからいくらでも成長できますよ。小坂先生やおおうち先生なんて…
シャンプーで悩んでしまうの、なんだか可愛いです。分かってはいるんですね、髪を伸ばしても先輩になれるわけじゃない…
みんな先輩めあてで群れているのは笑えますが、分かる気もします。
シロツメクサと薔薇のたとえ、そしてキーアイテムの髪かざりはとてもうまいです。
へこんでるのを見て買ってくれる、好きでもない子にここまでしてくれる男子なんていないですよ!その優しさが嬉しい、というのも強く伝わってきます。
告白の時に、というのも可愛い!
大輝くんも勝手ですが、子供らしくていいです。しかし、それだけでそこまでいい気になるとは…「アホ」と吹き出しに突っ込んでいる通りですね。
大輝くんの先輩に対する思いも面白いですね。千佳ちゃんもそこまで深刻になることもないのですが。
それで無視されるのが辛い、で…友達の「千佳とケンカでもしたのー?」発言で普段から本当に仲がいいんだなとわかります。
髪をセットするのがムダ、という落ち込みが、大輝くんがいつも見ていてくれたことにつながって、髪をちゃんと直し、あの髪飾りをして告白すると前向きに切りかえるのがすごく素敵です!
あ、「大輝のこと……」といおうとしてしばらく間を置き、「ちょっとまった」が面白い。期待していたのでしょうか、大輝くん。
告白してパニックになるのもわかります。あ、執行猶予って意味違いますよ。
全体としてはほわっとした温かい感じで、とてもよかったです。少し注文を入れれば、キーアイテムはよかったですがもう少し「シロツメクサ」についてのエピソードを加えて欲しかったです。
次回作でどうなっているかが楽しみですね。

春恋ドリーマー
すごくよくなっています!昼寝から醒める瞬間の寝ぼけた表情、不思議な暖かさがあってとてもいい。画面も無駄がなく、しかも背景にも手を抜いていないです。
いきなり予知夢という中心を出すのもわかりやすいです。
夢でかなう、と出るどころかこの展開は予想外で面白いです!
見ないでいることができないのは辛いですよね。
あ、色々なところに春の雰囲気が漂っています。
未来を変えることができない、と諦めていることもさりげなく出てきますね。
考えると、別に信人くんとゆかりさんが結婚して幸せに暮らしている夢を見たわけじゃないのですから、いくらでもまだチャンスはあると思いますが…
寝ていない顔も面白いです。
すぐわかってこうしてくれる、強引ですが素敵な優しさですね。
優しい思いやりが包んでくれる、それで安心できるのがわかります。
子供だったら確かに自分が予知したから悪いことが起きたと思ってしまうかも。
起きたらいてくれないことの悲しさが深く伝わってきて、切ないです。
桜が散る頃あの夢がかなってしまう…そうあきらめているのは辛いでしょう。
そしてゆかりさんの本性は意外でした。
ばれていなかったのですか、別にばれてもそんなに困るわけじゃないと思いますが。
そして、そこまでしてかばってくれる彼がたまらなく好きで、だからこんな人に彼のキスを渡したくない!と行動に出てしまう心の動きも伝わってきます。
必死で走り寄って告白したときの表情、胸をつかれました。
あ、冒頭の「バレる夢」という嘘を本気にして…うまい!
そして笑顔になって抱きついて笑いあってキスする動きがとても素敵です。
予知は封じたほうが幸せになれるでしょう。未来を変えるために何もしないよりは。
しかし、この実力で本誌に登場しないのはもったいないです。もう連載できますよ!

しのびの王子さま
話そのものはとてもわかりやすかったです。
絵はかなりあっさりとした感じです。
ただ、アクションシーンは頑張ったからこそですが、未熟さがもろに出てしまいました。
冒頭の妄想での馬と剣からリアリティーを感じられませんでした。
歩道橋などの背景はかなりできているので、これからの成長を望みます。
この王子さまの登場が「魁!男塾」でよくあるような華麗なアクションだったら、どんなに印象が強かったか!とても惜しいですよ。
ふわっと助けるシーンはその異常さと夢のような感じがよく出ています。
王子さま、と思ってしまうのも納得できます。
いきなり「忍者だけど」は初読時には本当に忍者なのかと思いました。
「王子じゃねえ!!忍者だッ!!」という会話はそのずれが面白いですね。
ただの忍者ごっこだ、と少しずつ分かっていく中、ちょい役かと思われた西留くんがちゃんと動くのがいいです。
当然のようにヘイを歩いている…なんか忍者というものを大きく勘違いしているような。
そういえば、今の子供たちはどんな形で「忍者」の概念を知るのでしょう。
僕はいくつかのアニメ、真田十勇士などを描いたマンガなどからで、それから山田風太郎、司馬遼太郎、「真田太平記」「子連れ狼」などに進んだと思います。
忍者になりたいなら、現代なら自衛隊のレンジャー部隊でしょう。
SASなどの特殊部隊が今まさにイラクの奥まで闇夜にパラシュートで降下、数人が徒歩で酷暑極寒の砂漠を踏み越えて何日も街中の思いがけないところに潜んで情報を得、レーザーで標的を照らして爆弾を誘導し、そして狙撃銃の一発で要人を暗殺する…まさしく忍者そのものです。
木の上から立ち聞きする、というのも面白い構図ですね。さようなら、と手裏剣を構えるのが笑えます。
照れた顔はとても好感が持てます。男子が魅力的に書けるのは大きな強みですね。
しかし彼女、よく考えるとすごく大胆です。
忍者の話になると夢中になるの、なんとなく分かります。しかし「手裏剣飛ばしてズバっとかたなできるのだぁっ!!」って、その意味が分かっているのでしょうか。
殺人の重みを彼がリアルに理解しているとは思えません…まあ、僕もそれをリアルにイメージするようになるのは高校ぐらいからです。それまでは似たようなものでした。
「忍者だから」と言う言葉が、今まで女の子から逃げるために使われてきた…これも面白いですね。
ここから「かなえ」と呼べない照れ、西留くんのアプローチなどいくつかの要素が絡んでくる…ここは正直、少し分かりにくいです。小次郎くんが忍者オタクだ、というのが単にデートに来ない、名前で呼んでくれないだけになっているような。
強盗を撃退するのはカッコイイですし、それで小次郎くんの名前しか浮かばなかった、小次郎くんがかなえと呼んでくれたと解決するのはすっきりしますが、その問題がつい今出たばかりなのが残念です。
でも拳銃を蹴り飛ばしただけで十分お手柄ですよ。暴発の危険があるのでおすすめしませんが。
手裏剣が紙製なのは、銃刀法へのうまい配慮だと思います。本当に護身具店で売っている手裏剣などを持ち歩くよりはいいでしょう。
このラストは不思議な、くすぐったいような気分になりますね。
次回作でどう成長するか、楽しみにしています。

ふぉうちゅんドッグす
この四コマは面白かったです!よくもまあ一人一人にこれほど見事なネタを思いついたものです。
特にマルコのモップとキャミーのりぼんが爆笑でした。
本当にモップにしか見えない犬って結構います。
そして、「りぼんが好きだね」でおい「なかよし」でそれはまずいだろ、まさかりぼんを読んでいるとは言わないよなと思いつつ目が下に行って…大爆笑。

くっぴの小さな羽
久々の復活で期待以上の面白さ。本来の魅力である毒は影を潜めていますが、それはプラスなのかどうか…
春一番で羽を手にし、天使が落ちてきてとくる展開はとてもわかりやすく幼児が安心して読めるものです。
くっぴちゃんの乱暴で面白い言葉使いがデフォルメされた体によく合っています。
「ちゅーしたいとか?」で首が吹っ飛んでいるのを見ると、「夏ってコトで」であんな事をした作家と…まあいいや。
カタログにあるみのむしさんの言葉が笑えました。
三秒以内はセーフ、というのはドキドキしましたがほっとします。
しかし矢も見えるし、もしかしたらくっぴも見えているのでしょうか?
誕生日を知るために女子柔道武のような極端なキャラを出すのはらしいですが、本来この人の持つ毒はこんなものではないと分かっているのですが…
くっぴの一生懸命がことりちゃんを動かすのはわかりやすくていいです。
嘘を告白しようとするくっぴを抱きしめ、ストラップを渡すシーンはカッコイイです。
そしてこの結果も、お約束ですがほっとしました。あ、やはりくっぴはみんなに見えているんですね。
「つぎのおんなのこだよ」と送り出すことりちゃん、素敵でした。
これからも色々な形で出てきて欲しいですね。

マチコ巻きライダー
言葉のセンスがとてもいい!
ただ、タイトルの「マチコ巻き」が作中であまり使われなかったのが残念です。
世話やいているって…支えてもらっていると気づいていないくせに。
ひなちゃんとはるくんの関係を丁寧に描いてから話が始まるので、キャラクターがしっかりつかめて感情移入しやすいです。
そして自転車での男女逆転を気にするところから…というか、普通は男女で自転車を二人乗りしている事自体…ま、意識していないようですが。
でも、それが静かに意識になってくるのが…絵ではなく言葉でとても静かに描かれていて、染み込むように伝わってきます。
状況を知り尽くしている友達の目線、いいですね。
心の底では気がついていた、でも…ここの心情を伝えるのはとてもうまい!
そしてはるくんの温かく包み込むような思いやりも伝わってきて、素直にいいなと思えます。
でも八つ当たりして…初めてどれだけ自分が支えられているかに気がつく、でもお互い告白などしないでいつも通りに戻すのがうまい!
ここで恋という形にしていたら、これほどいい余韻は残さなかったかも。
絵はこれからいくらでも伸びるでしょう。この言語感覚をもっと伸ばして欲しいです。

はんどめいどPLANET
最高!ずば抜けた力と面白さです。
特に背景の精密さ、現実感はすごいの連発。少なくともアシスタントとして経験を積んでいると思います。
冒頭から元気な感じがトンっと伝わってきます。
地学部…確かに普通は知らないですよね。というか、地学という呼び方が悪いです!その要素である天文学、宇宙物理学、気象学、地球物理学、地質学、鉱物学、古生物学、星震学などといえばそれぞれ結構カッコイイ名前ですよ。「致命的知名度」と小ネタを入れるのもいいですね。
じーっと見つめて押しまくるのがまた楽しい。
命令権を出すところでの目が据わっている表情、楽しいです。しかし命令権って…いや、悪いことは考えますまい。この命令権の使い方もうまかったです!
毎日の天気図と月齢記録、三十年分!?すごいっ!それだけのデータベースを活用できればかなりの研究ができますよ。「こまります」で「す」を強調するのが会話のテンポをとてもよく伝えてきます。
玉が転がるのもいい伏線であり、紹介ですね。
しかしこの水道周辺は…この背景、小道具だけでも感動ものです。水道管の金属、ゴムなどの質感がそのまま伝わってきますよ!恐ろしいほどの描写力です。
みんなの反応がまた面白いです。「脅迫?」「ネタはなんだよ」「泣きおとし」「一部それ」と作業しながら会話しているのがまた。
高津先輩の魅力を語る、ここで見事なミスリード!さりげなくその上に好きなことで張り切っている魅力、というテーマも…無駄がないどころか全ての言葉、シーンが二重三重の意味を持っています。
このスクールほうきをぶつけ合ってゴミを落とすのも懐かしく、とても高いリアリティがあります。
「大好きのてっぺん!」と自然に胸を張るところのカッコよさも強く伝わってきました。
今の僕に、「特別がつくほど好きなモン」はあるでしょうか…そう思うと辛いです。なかよしの新人チェックとナイフ…でもどちらもモチベーションが低下気味で、それがすごく情けないです。
二人が自然に親しくなるところもうまく描けていますね。
準備の修羅場もうまい!
そしてさりげない会話から、唐沢くんの高津先輩への嫉妬を…それもすごくさりげなく出すのが本当にうまい!「青が足りない」という会話が連発されるのも状況を見事に肉付けしています。
小型犬がキャンキャン、で怒るのは可愛かったですね。
そして柿崎さんの気持ちも形にならないままそっと出てくる…
文化祭準備そのものもすごくリアルで、懐かしいです。
そして会話から唐沢くんの嫉妬がどんどん出てきて、それが拒否の言葉になって…すごく自然に最悪のトラブルになっていく…お見事!
感動している柿崎さんもすごく魅力的です。
こうして泣きじゃくる気持ちは分かります。
そして落ちこんでいるのも…頑張ったからこそ、よくわかりますよ。
命令権をこれで使うとは!これがまたうまい。腕をずっと握りっぱなしなのもなんだかドキドキします。
暗い画面の中、静かに作りなおされた展示がとてもリアルに、そしてある意味幻想的に見えて…この背景などがとことんすごい。
そして告白シーンも最高です。闇と光の使い方、そして照れた表情…
抱きつく笑顔も素敵でした。
そしてなにより見事なオチ!ミスリードが見事すぎて読めませんでした。やられたと叫んでベッドに顔をずっと埋めていました。
唐沢くん、あれだけ嫉妬してた自分はなんだったんだと消えてしまいたいような気分…それもストレートに伝わってきます。
最高です。ただ、技術的にあらゆる点で完成している気がするのが…でもすぐにでも連載できると思います。早く次回作を読みたいです。

番長でいこう!!
ずれまくったキャラクターがとても楽しめます。
番長というのはもう死語ですが…一体この子、どこの世界から来たのでしょう。この無知というかボケというか、面白いキャラです。
絵の崩し方がまた面白いです。
それからいきなり生徒会との話になるのが、急すぎますがわかりやすいです。
ガクランが証、という単純さ…なんか懐かしい感じがします。
番長…硬派が料理が特異なんてこと、普通アピールしないのでは。
さりげなく辛い過去を交えるのが、今までの不思議な世界から一気に現実に引き戻されたようでした。
でもあまりその過去話を引っ張らず、すぐにさっと出すのが…しかもなんでもないことですし。
そして番長さんの速攻がまたお見事!とても気持ちいいです。
一加ちゃんが泣きながら笑っているのが素敵だったので「カナウレ涙」と略すのが面白いですね。
一々「番長とは」と入れるのは…何かを思い出しそうですが…
この先生がまた面白い!
そしてボケまくりで進む、はずが一番悲しいところになって…いきなり大声にはびっくりしました。ガクランのパワーを使うのもうまい。
不思議な読後感です。これが次回作でどうなっているか、楽しみですね。

インディベンデンスデイ
甘えまくりのナズナちゃんの性格と、雄弁に状況を説明する請求書…うまい導入です。
さりげなく小さい不思議なキャラが出てくるのが面白いです。
しかし、なぜこれが借金取りだと思わなかったのでしょう。
抱きついたら見ず知らずの男、というのがかなり強烈!
自立させようとする厳しい言葉、なんとなく気持ちいです。それくらいナズナちゃんのキャラクターがよくできているからでしょう。
でもプリンを食べちゃったのは少しひどいかも。
意地になって自立しようとして、なかなかうまく行かない展開がとても面白いです。
友達を誘ったら着替え中が爆発!「といいつつみる。」と小さい字で突っ込んであるのもいいです…顔を覆いながら隙間から見ている一番後ろの女の子が後でも一人ぼんやりおせんべいを食べていたり、さりげなく差別化されて動いているのがいいですね。こういうところで手を抜いていないのは好感が持てます。
見ていてこうなると…それは落ち込むでしょうね。ここで変に怒らず、色々やってくれるのが…しかしバイトまでしているとは、自立として全然かなわないですね。
みんなの無責任な応援と、プリンにこだわるのもいいです。そして寝ているのに毛布をかけ、貼紙までしてくれる優しさ…いい友達です。
お姫さま抱っこでソファ、というのが素敵でした。
そして大分成長した彼女、見ていて嬉しいです。その成長があるからでしょう、椿くんの自立のレベルの高さも見ることができるのは…まだ下手ですが、この姿はとても素敵です。
いいな、と思ったらまたけんかになって、この展開もうまいです。
「この傷どこまで増えるか」に椿くんの優しさが強く伝わってきました。
「がんばるのとばしすぎてもこまりもんだよ」はバイトの経験ゆえでしょうね、彼も自立するまでの苦心、バイトでの失敗の経験がないわけじゃないことが伝わってきます。
ドロボーの正体、そしてまた来た突然が笑えました。これでもう晴れて同棲ですね。

NERVOUS VENUS
神田くんの「諦めなサイ!」が正論過ぎて笑えます。そして、やたらと濃くて色気があってなんか描きなれている気がする濃厚シーン…うわ、女の子大喜びですねこれ。
関くんが「恋愛スキルが低すぎる」というのが意外でした。ものすごくもてるのに、今まではずっと…背を向けてきたというか…その中に飛び込んでもがいて苦しんで、というのを全然やってこなかった…それはそれでかっこいいのですが。でもこの先輩たちのようなのはうざくて、そんなのは要らないという感覚もわかります。
息苦しさの表現がまたすごい。
さりげなく頭がぶつかって、というラブがうまい!
そして、小学生のような関の反応にいらいらするハルちゃんの変化…これがどうなるのかも気になります。
この手紙がどんな伏線になるかも気になります。
こうして謝ることがどんな変化を与えるか…両方とても気恥ずかしい気分になって、今までの延長ではいられなくなる…その変化がなんだか怖いです。
神田くんが頭を引き寄せて、チュウが爆笑!
そしてこうきますか!

恋してアラビア〜タ
これはうまいエンディングです!
この天使も可愛いですね。
しかし、その嘘を真に受けて素晴らしい大冒険をしてのける華ちゃんもすごい。
嘘発見器の「うさ〜ぎ」という間の抜けた声も面白いです。
それでこうくるとは!言い訳の余地なしです、これは。穴があったら入りたい、消えてしまいたい気分でしょう。

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