なかよし2004年5月号感想
今回の「ポケットなかよし」は、どちらも連載第一回という感じでしたが…もしかして、「ザ・ネクスト」同様アンケートがいいほうが連載、ということでしょうか。
新しい読者ページ、これから馴染めればいいのですが。
ラブパレ トゥインクル ピッチ ロリポップ プリ ビキニ ハピアイ ぷ〜ちょ シュガ かりん アヒル ワイルド JF どープリ 予告
ラブパレ!
これは…結構読むのが辛いです。二人ともとんでもないところに焦げついています。
もしこの件がなかったら、この二人がこれからどうなるか…ぞっとしますよ。二人とも決して自分では出られない檻の中に閉じ込められていますから、成長につれて邪悪さの質が変わって…想像したくないです!
僕自身も様々な感情を励起させられてしまって、冷静さを保つのが大変です。
違う自分に、というのは…僕の場合むしろ様々な能力が身につけば、魔法の武器を手に入れたらという妄想のほうが多かったです。
この写真を見返してみると、両方にとって非常に強い心の傷を秘めた出発点だとわかって辛いです。
いきなり時代劇というのも面白い始まり方です。
グロス一つにドキドキする、というのは普通の女の子にはとても共感できるでしょう。僕は中三になって受験予備校に行くまで自分の現金は持ったことがないのでわからないのですが、初めてナイフを買ったときと似たときめきかもしれません。
椎名くん、というひとりごとを聞かれていたのが笑えます!
読み返していると「あ・い・ちゃん」という言葉になんともいえない、恐怖という以上の…ヘビににらまれたカエルそのもの、生物としての圧迫感を感じます。
女王体質、というのは面白い言葉です。カリスマと呼ばれる、新興宗教の教祖や独裁者などがしばしば持つ他者を支配する力…まして家が金持ちでは、幼い頃から何でも手に入り万能感を抑えられることはなかったでしょう。
椎名くんへのあいちゃんの純粋な思い、それに対してなぜこういう妨害を沙姫がするのか…多くの少女マンガでは、意地悪役がなぜ意地悪役になったのかがほとんど描かれないですが(元々そういうキャラ、というだけ)、この作品ではそれがしっかり描かれているのがいいです。
みんなはこの、かわいこぶった言葉の全てが下品な自慢だということに気がついていないのでしょうか?それを感じさせないほど支配力が強いのでしょうか。
客観的に読み返すと、沙姫がモデルとしてうまくいけば…もしかしたらモデルの世界で自分程度の美貌は大したことがない、もっとすごい美貌や人格の持ち主が多くいることを知って、今の沙姫とあいちゃんだけの檻から出ざるを得なくなって…いや、沙姫自身閉じ込められているからこそモデルとしても成功できず、ますます歪みが強くなる可能性もあります。
グロスを拾われたときのあいちゃんの表情はすごいです!
確かにメイクには色々必要です…だから十年はやいって、今は若さという、二十台三十台のおねーさまおばさまが何億出しても買えない夢の化粧品があるのですから!今は確かに肌が変化している最中ですが、これから渋皮がむけるようにきれいな肌になっていく…それを化粧品で痛めてどうする!今は清潔だけでよし。
いつもいやいや貸して…取り上げられていることには気がつかない、不満はあるけれどいえない…この状況、本人には絶対打破できないんですよね。わかる分、欲求不満と怒りが内部にたまってきてたまりません。
だったら別のと取り替えてとか、いくらでも言えることはありそうですが…もう十年以上かけて(無意識に)そういうことができないよう、心に何重にも鎖をかけられているのがわかる…
本当は叩き斬りたい、というのが将来下手をしたら変な方向に行きそうで怖いですよ。
なぜ自分を彼女が放置しないのか、これに気がつけというのも無茶です。自力では絶対出られない、目に見えない檻…
ここで、沙姫がなぜあいちゃんにからむのかがはっきりしたのが面白いです。言うまでもなく身勝手極まりないですが、それ自身…沙姫自身がそれに気がつくのは無理でしょう。
その恨みが非常に「くだらない」こと、人一人を縛って支配して貶めることでは自分の、本来の承認を求める欲求は満たせない…しかもカリスマ性があるのだからあいちゃんへの恨みを忘れ、自分の魅力を伸ばすことに徹すれば多くの人をひきつける可能性さえあるのに、それを自ら潰していること、この状況は客観的には非常に醜く悲惨でむしろ哀れむべきであること…金持ちの家、自分が女王であるという強い自意識がある以上それは見えません。
しかもいろいろな意味で邪悪になっていますし。
両方鏡が必要ですね、この檻から出るには…周りの人間にそれを期待するのも無理です。
もしこのグロスがなかったらどうなっていたか…このグロスはどこから来たのかも興味深いです。
誰も、実質的にはこれがいじめだということに気がついていないのでしょうか?いや、多分女子は皆気がついて傍観しているのでしょう。
「いちばんくやしいのは沙姫になにもいえなかった自分」という言葉で、本当にだらしない、なぜ簡単な一言がいえないの?と思う読者もいるでしょう。でも…わかる人にはわかるはず、この鎖は自力では絶対切れないということが。自分の焦げつきを自覚するのが事実上不可能であることが。
あいちゃんにはまずそれを教えてやりたいです、非常に邪悪な支配だということを…鎖が見えていない、自分の心の一部になっている状態で自力でそれに対抗できないのはしかたない、きみは決して悪くも弱くもない、ただ自覚して冷静に鎖そのものを見つめ、その弱点を探らなければならないのだと。人間は時に、無意識にそれほど邪悪になれるということを。
グロスで生まれ変わるのは…確かにこれしかないのかもしれません。これが、鎖に縛られた二人をそのまま見せる鏡になればいいのですが。
変身シーンの不思議な色香のある空気は最高です!
ブラウスやスカートを上げるのが大人っぽいとは僕は思わない…ただの愚かな娼婦趣味としか思えないですが、今の読者の年齢層の感性はそうなっているのでしょうね。
あやしい者には思い切り笑えました。この手は読者の皆さんも注意しなければなりませんね。
メインは投稿写真ですか…口止め料や豪快な話し方など、これまで抑圧されてきた彼女の別の面がとても面白いです。
悪代官、という時代劇趣味がこっちに出たのも面白い点です。
本物のカメラマンの存在感が、ここでそれほど強くないのが少し気になります。
撮影シーンの迫力もすごいです。椎名くんが気がついた、というのは彼のほうの気持ちを暗示させて結構もだえます。
ここで沙姫が、自分より目立つ存在に攻撃を仕掛けたこと…これはもし、彼女がそのままモデルになっていた場合どうなっていたか想像させます。これまでの、家庭と学校という狭い世界ではあの幼稚園での投票が唯一の例外で、自分が一番なのは当然でした。でも、本格的なモデルの世界ではそんなことは通用しません。家の財産も美貌もはるかに上の人間がいくらでもいますし、それをいちいち攻撃していたらその世界で生きてはいけません…「シンデレラコレクション」の世界に彼女が入ったらどうなるか、つい想像して笑えました。まずニーナちゃんを攻撃して…
倒れかかる傘を蹴り返し、「渇☆」と啖呵をきるいたずらっぽい表情、最高です!
ここで変身が解けたのは…何がなんだかわからないでしょうね。
このデートは思いがけないボーナスでした。
そしてこのカメラマンが今後どう動くか、椎名くんとの三角関係はあるのか…楽しみではあります。
この作品は非常に強く感情を刺激しました。読者も、特に焦げついている読者にとっては読むのが辛く忘れられない作品になると思います。
とぅいんくる☆トゥインクル
非常に拡張性が高い話です。あと三回と制限があるので連載として構成しやすく、しかもそれからも悪人を出してリセットするなど続けようと思えば続けられます。
護と雪ちゃん、怜とスタードロップ、そして護くんとスタードロップという非常に複雑な多角関係があるのもいいです。護くんと雪ちゃんは小学生同士の純粋な恋、怜とスタードロップは刑事と泥棒であり、さらに本体の雪ちゃんからみて怜は年上、そして護くんからみてスタードロップは年上で、しかも虚像という…これだけもつれた糸をどう解きほぐすのか、描ききれるのかが心配なぐらいです。
ベガがなぜ特別な星に選ばれているかは、ベガが七夕伝説の一方を担う星であるのと、地球の歳差運動でベガも周期的に北極星になること、どちらと関係があるのでしょうか。もしかしたらリラ文明自体が、ベガが北極星だった時代(約一万三千年プラスマイナス約二万六千年周期)のものかもしれません。
いきなりのスターライトイリュージョンは派手ですね…偽者は捕まえると水になるのでしょうか。彼女のすごいプロポーションも、印象の強い目とあわさって迫力があります。
本体の雪ちゃんが小学生というのは、変身ものでよくある「映像で顔さらされていてばれないわけがないだろう」というツッコミをうまく回避できると思います。その子の大人の顔を見てわかるはずもないですし。
雪ちゃんが下手をするとばれそうなことを言う、といういたずらな子供の面があるのも面白いです。
これでうまく雪ちゃん、ののちゃん、護くんの関係がわかります…
護くんのとても真剣な思いと、その波紋…面白い鍵です。
兄はスタードロップについて気がついていないようですね。ののちゃんとこの兄との関係も面白いです。
ののちゃんのうるうる顔は…辛い感情は伝わってきますが、絵の系統がかわいらしさを強調して保護欲をそそる感じではないのが惜しいです。
鍵を柱時計に、という入り方もいいですね!秘密の部屋というのも子供がとても憧れる要素です。
水が湧き出す壷、豊穣の象徴でしょうか…この都の絵は中の建物はイスラム教のモスル、外壁からは黙示録のイメージがあります。ということはこの水はまさか…
しかし、なぜ盗むことが唯一の方法なのでしょうか。確かに都への道がどうのという話を大人にしても無駄ですし、美術遺品を買い取れる財産は子供にはないでしょうが…本当に盗む以外の道はないでしょうか?
予告状を出しているわけでもないのにいちいち警察が警備しているという…ここは色々な疑いを持たせました。例えば内通者の存在、またはリラ文明に関心を持つ邪悪な金持ちが裏で手を回しているなど。「特別な情報源」という言葉もそれをうかがわせるようでしたから…いや、単純に発信機だけではないですね。発信機では次に狙うのが神社だ、ということしかわからない、地下にあった遺跡の腕輪に発信機をつけるには、事前にその場所がわかっていなければならないです。
ここで護くんが出てくるのもスリリングでした。
護に嫌われたくない、という感情がこれからどうなるか楽しみです。
ちなみに拳銃を向けることも発信機を用いることも違法では…親指を拳銃の後ろに当てているのは、撃鉄を起こしているのかそれとも撃鉄を押さえているのかわかりませんがどちらにしても非常に危険です。
落ちる彼女を抱えるアクションがないのは残念でした。抱きしめられてパニックになるところが、本当は小学生というギャップが感じられていいです。
時計を見る時に谷間がのぞけ、暴れた表紙に抱き合うのがうまい読者サービスです。
泥棒と警察なのに、人間として向き合ってしまう…本来それはあってはならないことですが、この二人を見ているとそんな葛藤はありませんね。そして、なぜ怜が彼女の中の幼さに気がついたのかも…もしかして、彼女の正体も含めて知っているのでは?
なぜ事情を二人に打ち明けることができないのかが不思議です。この二人なら信頼できる気がするのですが…あ、ばれたら護に嫌われるということが縛りに?
この連載は面白くなりそうです。
ぴちぴちピッチ
どう見てもこの二人、肉体関係ありますね。それ自体の是非は…もう、親から子供に対しても新婚初夜までセックスは禁止、というのは通用しないでしょう。ただ、セックスを描くならきちんと生命について(避妊の必要性)、合意という前提なども逃げずに描くべきです。ちゃおは「こっちむいて!みい子」で全部描いていますからいくらやってもOKですが、なかよしはそれをどれだけやっているか、編集には自問してほしいです。
このべたべたラブラブ、最高。とても自然な雰囲気です。
太郎ちゃんが波音ちゃんに、精一杯応えているのがじーんとします。どうすることもできない、作曲以外なにも…
このキスは諦めるつもりのキスでしょうか。それとも…
王子呼ばわりを嫌がる海斗、なんか可愛い。
浜崎とリナちゃんは今シリーズの鍵になるでしょうか?
突然年下の男の子が出てくる、そしてるちあちゃんを受け止める男の子…色々出てきますね。
波音ちゃんのヌードはかなり強烈です。今回陰影が変に強いので…
新しい敵が天使の姿というのはびっくりしました。
そして…ま、多分海斗の飛行機が落ちるだろうと予想していました。海で行方不明というのは、サーファーなら珍しいことではないかも。
目と悲鳴によるショックの描写はすごいです。
しかし厄介なことになりましたね、その「巨大な悪意」はこれまでにも出てこなかったのでしょうか?もしかしたら、ガクト復活の際ヒッポが眠り込んだことと関係が?
人間の世界を終わらせるのは…人間の悪の大きさを考えれば…そこを説得力を持って描ければすごい作品になるでしょう。彼女たちも人間ではないのですから…アウシュビッツについて詳しく学んで、それでも人間をやっていきたいというならそっちのほうがおかしいです。
ただし、ただ人間だけを滅ぼしたら人間が掘り出した放射性廃棄物、合成した有害化学物質でえらいことになりますけどね。
人間に多様な種族がいたなら、なぜ最も無力な人間だけが繁栄しているのか…他にどんな種族がいたのかも気になります。
るちあちゃんの夢が覚めた今、星羅はどこにいるのでしょうか。インド洋の神殿で、何に守られて?
海斗が記憶を失っていたのはうまい…絶妙のリセットです。記憶を作り変えられているのはショックですね。
波音ちゃんも、操作されていることぐらい気づけって。
ブラック・ビューティ・シスターズはガクトに対する忠誠で準じたわけじゃないですからね…ダーク・ラヴァーズが復活したとしたらこっちにつきそうです…いや、そう簡単にはいかないかも。あ、ダーク・ラヴァーズの復活ということはヒッポとユーリの恋もあれで終わりではないかもしれません。期待できそうです!
さて、この状況からどうなるか…もう前の最終回で、どう続けるのかと思っていましたが見事なものです。
まもって!ロリポップ
もっと早くこうなっていてもよかったかもしれません。
ずっと、みんななんとなく馴れ合っていましたから…
別に真珠を取り出したからって、受験生と別れる必要はないのでは?第三者的な立場になりますが、友達としてつきあっていればいいのですし…
「返してほしくば硝子真珠本体と交換」が笑えました。まだ体内なのに。
ゼロとイチイの決意はすっとしましたが、この予言が…予言者らしい不思議な雰囲気がよく出ています。
「イチイさまはメーワク」という言葉がうまい!本人に聞けばニナちゃんを守ってそばにいること自体とても嬉しい状況だ、と言ってくれるでしょうけど(ただし、それもニナちゃんを危険にさらしていることには変わりありません…本当にニナちゃんのことを思うなら、薬を飲ませて一時的に別れ、試験終了後改めてつきあうべきでしょう)。
リルくんの変な行動、面白いです。
しかし、これだけ危険な受験生が出てきたのに…ゼロ、イチイがニナちゃんに薬を飲ませることを考えないのが理解できません。自信過剰でしょうか?
で、…変な新受験生に笑えました。
炎と氷で水蒸気爆発が起きたら厄介です。
で、怪我したゼロをイチイが支えているのは…そういう読者サービスはいらんって。
この決断がどんな波紋につながるのか、クライマックスが楽しみです。
プリ☆ハニ
見事な状況!つくづく僕は生殺しシチュエーションが好きなんですね。
いきなり結婚式から、というのも意外性がありますね。
この病気もいつ再発するかわからない、結構スリルがあります。
この父親、とても面白いです。確かに娘を持つ父親ならみんなこの気持ちはわかるでしょう。
こうしてきちんと頭を下げられて、これじゃあ反論できませんが…
再検査の結果にドキドキしていたら…でも本当でしょうか。もしかしたら、本人には告知しないけれど…
この医者もストーリーに絡みそうで、面白いです。
「結婚もナ・シ」、という嬉しそうな顔…こっちに感情移入しても面白いかも。ただし、そうしたら戸籍に離婚歴がついてしまいますがいいのでしょうか?
回想シーンもいいですね。特に必死で水を吐き、涙ぐんでいる表情のリアルさがその苦しさと安心感をうまく出しています。
死を常に意識している…だからこそ父親も愛情が強いのでしょうね。
「死ぬとかカンタンににいうな」の理由がまた…
お母さんの「Hはナ☆シ」が最高です!「はっきりいっちゃったほうがやらしくないでしょ!」は全くその通り。
おいみきなちゃん、ちゃんとおとーさんの目を見て返事しろって。
てっちゃんの涙目が爆笑でした!本当に我慢するとしたら…まさしく生き地獄!
僕としてはてっちゃんのほうの気持ちをとことん描いてほしいです。
「ババの目はごまかせんからな」が結構プレッシャーあります。
鈴ちゃん…今時の性教育は…って、どこまでわかってるんだあんた。
てっちゃんの気持ちは…みきなちゃんと同じ、というか…眠れるわけないです。涙流しているのが笑えました。
それでこの誘惑は…髪を切るのはびびりました。男の子は…この状況は逆にプレッシャーで潰れるのでは?パジャマの前を開こうとするのは、まず石化しました。
ここで…耐える耐えられない以前に、本音はプレッシャーに負けて+建前では「ままごとでないなら」という約束を守ろうとかっこつけて、手を出せない可能性が高いと思います。おばあちゃんも絶対黙ってはいないでしょうし。
でも連載第一回から、いきなり強烈な刺激です!最高。
これからてっちゃんの生殺し生き地獄はどれだけ続くのでしょうか…もう生殺し音頭を作って踊りたくなります。
ビキニ!
そういう過去が…一人一人のキャラクターが少しずつ積み上げられています。しかもまだ全員そろってもいないのですから…
春日くん…とんでもないのにはまりましたね。哀れな。「やーいふられ小僧」がわらえました。
気にしてる場合じゃない、って…もう完全に真剣に水泳部やってますね。
ここでこの表情の彼女とは、哀れというかなんと言うか…すごく笑えます。
こういう二人乗りをすると、二台のないMTBだとスカートが後輪にこすれてぼろぼろになるのでは?
抱きつかれてこけるのも笑えました。
そういうことで、あんな強引に…
深谷くんが転向問題を解決する、具体的なきっかけが感じられなかったのが残念です。まあ…泳ぐシーンばかりでも大変ですし。
「ブラックはレッドと泳ぐのが好きなんだな」は別の意味でしびれそうです。
あ、そういうわけで転向する…それを即見抜いてしまう春日くんがまたすごい。
「沈んじまうだろ」という言葉がすごい!
二人の強烈なラブコール、女子ならたまらないでしょう。
そして…さあこの新キャラはどう動くでしょう。
ハッピーアイスクリーム!
結構重い話になってきました。カラーも続いているということは、人気も相当あるんですね。
「なのにごめんなさい!!」が、彼女の純粋さをうまく描いています。
「なにかワケがあったのかも」と、それに気がつくのがすごいですね。この年代だと普通、すぐ人を善悪で判断してしまいますよ。
告白を断っても聞き入れてくれない…断られるほうに、自分に都合のいい解釈があるのでしょう。せめて自分のことを知ってほしい、あなたのことももっと知りたいというアプローチはどうするのでしょうか…同じでしょうか?
「あーちゃんにはキツかったけどまちがってるとは思わないから」という言葉、相手の痛みも理解して最善を選んでいる…相当考えた上で、この方針を選んでいることがわかります。
彼の過去はとても印象的でした。幼児を描くのはやはりうまい!
小さい二人の楽しい時間の描写、なんだかたまらないですよ…
この幼さで死を知ってしまうのはあまりにも痛いです。人とのかかわりを避けてしまうのもわかります…ただ、逆にそれに縛られていることに気がついたとき、自力でそこから抜け出て幸せになることができるか…ま、そこはさくらっちに頑張ってもらいましょう。
あと、回想の姫子ちゃんとあーちゃんの髪形が似ていたので、同一人物かと思っていたので…余計この話は重かったです。
そして今度は帝が…今回は司くんは出てきませんでしたが、彼にも何か重いものがあるのでしょうね。
それもすべて、源氏の罪がいまだに残っているのでしょうか。この罪は薫たちにとどまらず…
ゴックン!ぷ〜ちょ
外道の理由が少し「ハッピーアイスクリーム!」と重複する気がするのが残念ですが、それは誰のせいでもありません。
手だけ、というのは怖かったのでは?ハエタタキって今時の家庭にもあるんですね。手の間を叩いてみれば手だけが浮いているのか、半透明人間なのかわかりそうですが、とっさにそれを考えられるはずがないですね。
ぎりぎりセーフ、まにあってへたりこむ表情はいいです。ストーカー扱いは笑えました。
ぷーちょの仕事とは何でしょう。さりげなく店を助けているのでしょうね…
なんで変身が解けたのか、であっさり「あれオイラがやった」は笑えました!
どちらも思いが強すぎて、全く相手が見えていない…あ、子供(年齢が長けていても中身が子供、というのも含む)がしばしば思いやりがないのは、自分の感情でいっぱいになっているからもあるのですね。
「水に還らせていただきます」という言葉がわからない…というより、精霊が出て行ったら民話のパターンから言うと確実にこの店潰れますよ!
おいしいお茶ができないのは当然です。
いきなりブタ化しているのは笑えました。
ここから友達に拾われて、ここまで描くかと…結構気恥ずかしいです、学校での騒ぎ…特に先生の幼児語。僕も多分そうなるでしょう。
雨宮くんのさりげない優しさと…同じ言葉、ここでピンときてしまったのは「ハッピーアイスクリーム!」があったからなのですが…
「知らないヤツとつきあわなきゃ」って、男子の友達も含めて始めは誰でも知らない人ですよ。怖いのかもしれません、女子という違う生き物が。
女子としてはどうすればいいのでしょうか。どうすれば「知らないヤツ」から、相手に負担をかけずに「知り合い」というか「恋人候補」になれるのでしょう。
候補としてお試し、とか友達からとかならいいのでしょうか?
こういう、美形でもてるほうの男女の苦労は考えたことがありませんでした…うらやましいだけで。そっちの側もただいいだけじゃなく、色々悩みもあるのでしょうね。
それで夢という点ではぷーちょも一緒、ときがつくのはうまい!
流されて助かるシーンの、水の迫力はかなり強烈です。欲を言えば、こういう見るからに急流よりも普通に流れる川の怖さを描いてほしかったのですが…
ブタそっくりの犬でごまかすのは笑えました。
そして上着を投げてやる動作、男子のこういう乱暴さって結局照れ隠しですよ。
ジュースのしずくが外に出て、また七色のジュースを作るチャンスが…この二回あわせて起承転結の起ですね。これからどう承け、そして…楽しみになってきました。
シュガシュガルーン
どう考えても挑むのが早すぎました。なぜロッキンロビンなどの支援をたのまないのか…そういう性格でしょうけど。
ピエールの冷たい空気はかなりの迫力です。
そして結界の描写、さまざまな魔法の描写…素晴らしい。魔法本来の「魔」をうまく描き出していますね。
使い魔まで魔法をかけている…魔法使い同士の戦いにも習熟しているようです。
心臓に黒い針を刺される、というのはまさにその通り!
「真実の名」で逆支配するのも本格的ですね!デュークは…シナモン?
動く箒でおしりぺんぺん、といってもぜんぜんこたえていませんね。
本当に危険でも、だからこそ惹かれるのが女の子という生き物なんですよね…困ったことに。
ただ、それに深くかかわるより今はすべきことがある気がします。もっとハートを集めてアイテムを増やさないと、それに魔力も何とか強化しないと…完敗したことがわかっていないのでしょうか。
バニラちゃんの言葉は正論ですよ。あ、嫉妬も混じっていますね…自分のことを無視してピエールにばかり夢中、ということですから。
家に入れたのは多分わざとでしょう。
この家の色々な魔法仕掛け、結局ハリーポッターで基本的なネタは出ていますからイメージが重なるのは仕方ないことです。
魔界に戻ることは許されているのでしょうか?そして…一体何が起きるのでしょう。
色々不安が多いです。
かみちゃまかりん
うわあっ!こうきましたか。
今回の扉はコゲどんぼ先生らしくキュートでした。
ゴッドサンダーというと、「ゴッドサイダー」での波動砲イメージが強いので是は少ししょぼく感じます。
とことん和音くんをからかうかりんちゃん、これだから女の子は…敵に回すと怖い。
美永ちゃんと優生くんの関係を丁寧に描いたのはとてもよかったです。
曲名で縦組み全角英字を使っていますが、これは本当に見にくいです。やはり縦組みでも英数字は半角で組んだほうがいいですね。この言葉だけ横組みにしたら…それはそれで流れが切れますか。
曲の感じはうまく出ています。これでレンタルビデオ店からこの曲を出してこれるかは疑問ですが…まあ調べて聞いてみましょう。
「楽シミだヨね」がぐさっときます。
そして、和音くんの二人に対する優しい理解…しかしいいですね、こういう信頼関係は。年齢にそぐわない気もしますが、成熟はかなり個人差ありますし…
烏丸兄妹の亀裂も気になる要素ですね…そして、もう一人も本格的に話に入ってきましたか。恐ろしいまでの儚さを秘めたかわいらしさです。
そして、それがこういう誤解に…うわ。爆発リアクションが可愛い。
「しあわせなヤツは去れ!」は笑えます。
いきなり「誰のことが好きなの?」ときたのは驚きました。そして、それほどの弱みを言うほどこの指輪を試験したいとは…なぜ?
で…あまりの衝撃に体が凍りました。
アヒル
うわ、この作品が来月で終わりとは…惜しい!表現も高レベルで真っ当な作品だったのに。
湯浅かおり、という名前の意味がわかる人は何人いるでしょう…ヒントは「アヤンキー」にあります。
面接ってバイトじゃないのですから…天使の笑顔で極悪な×が笑えます。ただこれで×にされたみんな、ちょっと気の毒です。
結構早くトウシューズにいきましたね。
そしてこの対決…誠のハチマキが笑えました。ここは真剣に取り合ってくれた剣条さんたちに感謝しなければ。彼女たちは血ヘドぐらい何年も吐いていますよ。
これであきらめるのは…やっと差が見えた、ということでしょうか。ここからが出発点、と思っているのでしょうね、ジュリエッタ先生も。
選ばれた白鳥じゃない、って…剣崎さんたちも何百回もそう泣いてきたはずですよ。いくらでも上には上がいる、さらに自分自身、伝統、美の神というどうしようもないライバルがいる…
矢下の踊りを見ていては言い出せないのもわかります。
基本を丁寧に描いているのもいいですね。わかりやすいですし、真似する読者も多いでしょう。
いちいち接近するのはご愛嬌ですが…
で、なぜいきなりコンクール?本来なら、そのコンクールの予選で半年ぐらい軽く引っ張れるはずなのですが…
そして、ジュリエッタ先生の死…もう言葉もありません。まさかこうなるとは…しかもやめるといったことを訂正する暇がなかった、どれだけバレエに出会えて楽しいかをなにも伝えていない…ミヤコちゃんにとっては後悔してもしきれないですよ。
滂沱の涙を流している矢下がまた…残酷すぎます。
ワイルドだもんv
ほぼ予定通り、そして理想的な最終回でした。カラーだったのがとても嬉しいです。
花司家も、どうやら歪みが解消されたようです…まだ時間はかかるでしょうが、自然にヒョウくんとも家族になれると思います。
強引に飛び降りるなど、無茶の連続も効果としては仕方ないでしょう。
本当は危険ですし、多くの人に迷惑をかけているのですが…
あ、今気がついたのですが、ヒョウくんってどうやってマダラ島まで戻ったのでしょう。まさか泳いで…?
ターザンの豪快な世界はうまく描写されています。ただし、まったく…手足の肌を露出していたらあっというまにヒルに血を吸い尽くされ、釣り針のように鋭いとげがある草木に切り刻まれることになります。衣服もちゃんとしたものでなければあっとういうまに引っかかってぼろぼろになるでしょう。ブッシュに飛び込むのを見て、それを考えると背筋が寒くなりました。
無装備でこんなところに降りるなんてただの自殺行為です。
ヒョウの群れはかなりスリルがありました。が…あれ?みんなヒョウくんの友達だったのは少し笑えました。
本来の自然に戻ったヒョウくんの生き生きした姿もとても素敵です。
で…また無茶を…でも、この腕に飛び込んでいくシーンは最高です。
キスしてから告白というのもいいですね。
二人の深い愛情が伝わってきて、胸がいっぱいになります。何回も繰り返されるキスも、なんだか…体が熱くなります。
本当に素敵な男とのまっすぐな恋…とてもよかったです!
次回作はどんな作品になるか、楽しみです。
恋愛向上委員会ジューシーフルーツ
それぞれの色々な夢が楽しい!同じクラスに、と祈っているのは昔を思い出しました。
甘いことを考えている子も、ちゃんと考えている子も…懐かしいです。
みんなウワサ好きでとても男子といいムードになれないというのは困ったものですね。
どーなつプリン
ついにモエちゃんの正体が…というと最終回の予感がしてしまって不安なのですが。
チョッカーを追い回しているLモエちゃんにほのぼのしているバカどもが笑えました。
Lモエちゃんの関西弁、よく似合っています。
そして、この…盗品と知らずに買ったのはどうなのでしょうか…というかテレビショッピング自体が怖くなってきました。
オチは笑えましたね。ちょっとSモエちゃん、立場ないです。
しかしLモエちゃん、居つくのでしょうか…それともすぐ帰るのでしょうか?
来月号からどんなふうになるのか…ピッチとロリポップ、ぷーちょ、プリハニを強調しているようですが…問題はアニメの枠がこれから最低半年ふさがっていることです。あ、ピッチピュアがこの一年続くとは限らない…花森先生がずっとピッチを続けるかもややこしい問題になりそうです。
そして気になるのが桃雪琴梨先生や水無月真先生、ハットリユカコ先生など新人作家の台頭と、今のところ休んでいる征海未亜先生、えぬえけい先生の復帰ですね。
まあ全体に元気が出てきたようですし、増刊も活気があるのでこれまでほどの絶望感、閉塞感はありません。