なかよし2005年7月号感想

やっと新しいメンバーの新連載が始まり、山田デイジー先生のコミックスも発売と、これからの変化を強く期待させます。

ただ今月号も来月号も、本誌の作品数が少ない気がするのですが、それは大丈夫でしょうか?
別冊付録や本誌読み切りの枠など、新人枠をもう少し増やして欲しいものです。今、去年の努力が最初の実りを迎えているのですから、同じように今年しっかり新人を育てるのに投資すれば、それが来年以降活きてくるでしょう。

あと、「なかよしTIMES」には期待しましたが、よく考えると単なる変わった次号予告のようです。
作家の近況や小インタビューなどがたくさんある情報ページがあればいいのですが…まあ「なかよしチャンネル」にもある程度ありますけど。

王子様のつくりかた(桃雪琴梨)チェリージュース(フクシマハルカ)キッチンのお姫さま(安藤なつみ/小林深雪)シュガシュガルーン(安野モヨコ)ぱにっく×ぱにっく(川村美香)トモダチ(原明日美)きららプリンセス(小鷹ナヲ)不思議通販けろりん堂(水上航)まもって!ロリポップ (菊田みちよ)ゴックン!ぷ〜ちょ(遠山えま)恋愛向上委員会ジューシーフルーツ(有沢遼)ふたりはプリキュア(上北ふたご)予告

王子様のつくりかた
なんか冒頭から、めいっぱいツッコミを入れたい設定です。
でもまあ華やかさのインパクトはさすがに素晴らしい!いきなり巻頭カラー新連載というのが、期待度の高さをうかがわせます。水無月、高上、ゆみみ、山田先生の世代というか群の先陣ですから、ぜひ頑張って欲しいですね。
ただ…極端に贅沢な上流階級を描く学園マンガがちゃおにもりぼんにもありますが、それが今時の女の子の憧れでしょうか。
格差社会化が社会批判においてかなり重視されているようですが、実感としてこういうのが読者である少女たちのイメージ、憧れにあるのでしょうか?
ただ、日本は知りませんが英米の上流階級の教育は「義務と規律、古典と信仰が、真の紳士淑女を鍛え上げる」がモットーのはずですが…イートン校などパブリックスクールのように。
なぜ今時の少女マンガの金持ち学校が、パブリックスクールとはかけ離れているのか不思議でなりません。
まあとにかく…やはりこの目と体はいきなりインパクトありますね。
ハイリくんがどんな天才なのか、これから楽しみです。早く出て来て欲しいですね。
その中からユイリだけの王子様、と言っていることは一見少女趣味ですが、本音はいい家柄との縁談でユイリちゃん本人も幸せになり、家も栄えて万々歳といったところでしょう…
そういえば両親はどこにいるのでしょう。
で、どんな悪魔かといえば…あまりのおバカぶりに地面に頭がめり込みました。世も末です。
それぞれの反応が面白いですね、幼い純くんと鼻血を吹く禅くん、そして鬼畜全開の颯月…
この新種の動物も面白いアイデアですね。
で、「煮るなり食うなり」で、言葉の意味に忠実な妄想が出てくるのは…うわ…有刺鉄線がまたいい効果です。
いきなり変身グッズを取られるのはちょっと進行早いですね。
覚悟を決めて入ったら、この扱い…まあこれは乙女の夢ですね。
陽太のアホを連呼する颯月くんの性格は絶妙に面白いです。
「動物だって一つの命なんだよ!?」はすごくカッコイイ台詞です。ユイリちゃん自身の魅力もちゃんと出しています。それだけいわれて、引いたら男が廃りますね。
いまだにバッグを持っているのはなぜでしょう…
受け止められるシーンもまた乙女の夢でしょう。
桃雪先生特有の、目の下のこちょこちょが炎になったのがなんだか笑えました。
で、いきなりばれるとは、しかもこの状態…本当にいきなりの連続です。
ただ、冷静になれば秘密を知られても、ユイリちゃんに彼らをいつでも退学にできる権力があることは変わりないですよ。

チェリージュース
みんな煮詰まってきていますね。
家庭の問題としても、本来は結構複雑なはずですが…
同居はなくなっても同級生ではある完全な別れではない分、微妙に深刻になりきれず、不思議な味になりますね。
アイコちゃんのホームズルックなどは面白くてほっとします。アヤちゃんの、乙女ちゃんたちの立場から見た怪しさもうまい。
つい南くんがもういない事を忘れてしまう気持ちはよくわかります。それでおばあちゃんといっしょに寝る、というのはすごくいいですね…「さみしいときはさみしいっていったほうがいい」も確かにそうです。
翌朝のアヤちゃんの「いまはまだヒ・ミ・ツv」も、わざとやってるんじゃないかと思うほど怪しい言葉です。
ダブルで足を引っかけて「根性なし」「クズ」はすごく気持ちいいです!同感。
黒板での会話も素晴らしい!これは素敵なアイデアです。
手が重なってしまって、それをしっかり見ている周くんも…いいかげんなんとかならないかな…
「さみしかった!」と素直になることが、どんなふうに心の扉を開いたか…楽しみな伏線かもしれません。
家に帰るのめんどい、と…考えてみると、家族は母親やばーちゃんもいますから、色々複雑でもあるのでしょう。そっちもちゃんと描いておけばもっと面白いかも。
周くんがついに行動に出たのも嬉しいです。
さあ、これからどう動き出すでしょう。

キッチンのお姫さま
こうきましたか。小物ほど怖いことがありますから、油断しているとえらい目にあうかもしれません。
なぜここまで茜のことを心配するのか、彼女に恨みなどはないのか…不思議なぐらいまぶしいです。だからこそ、光あるところには影もあるということでしょうか。
ぼそっと「おはよ」が、まあさすがになかなか素直になれないというか。
あいつら…ホストクラブ状態は笑えました。素晴らしい。
茜も、完全に問題解決とはいかないようです…ナジカちゃんにそう簡単に素直にプライドを捨てて謝って友情を乞うことはできないですし、イジメという蒔いてしまった種も刈り取らなければならないかもしれない…しかも下手をすると、当然その力は自分にも跳ね返ってきます。
ひとりでしょいこんでしまう、というのも気持ちはわかる気がします。
空くんを心配して赤くなり、フジタさんにからかわれる…う〜っ、こういうのもたまりません。
茜の「ナジカのこと好きなの?」が、ため息が出るほど重大ですね。とにかく自分と向き合って、だから確かめざるを得ないのはよくわかります。
「だからナジカにも素直になれなくて」という言葉はどこまで信頼できるのか…もう今の彼女は信じていい人のようにも思えますが。
「いろんなとこ育ちません」で意識してしまうのもいい小ギャグです。
結構あっさりと家族の事情が明らかになりましたね。本当にこんな簡単なことなのでしょうか?
病気ではなく事故…ナジカちゃんの両親の死とも関係がありそう、本当はナジカちゃんの両親が、空&大地から見ると親の仇同然だとかね…
そっと寄りかかって甘えるのも素敵です。
今度はこういう手できますか、抵抗しないフジタさんは一体何を考えているか…どんな勝負になるかも楽しみです。
調理師免許を持たない子供が中心になっているのが問題なのも事実ではありますし。

シュガシュガルーン
悪に堕ちてもそれはそれで葛藤が多い、というのは実にうまい。
木いちごを光の象徴とするのもすごくうまいですね。あえて魔法をかけないのも。
いきなり恋に話がいくロビン…わかっているならちゃんと守れって。
ウーにチョコクロワッサンをせまって、「かわいいくちびるしてるね」はうまい!
バター一箱…そう、クロワッサンのサクサクもバター使ってるからなんですよね、パイ同様。
黒を取るのは簡単ではない、というか本来は不可能なのでは?「オグルはおとなにまかせて」といっても、ああ無能をさらしていたら信頼する気になれませんよ。
「おとなにまかせて」に反発するなら、正面勝負でおとなに勝ってからです。
このお弁当が女の子にはためらわれるのもわかります。さりげなく入ってくるスパイス…というか、やせる粉というと覚醒剤をまず連想します。
みんなも「食べたものの熱量を消すなんてありえない」と、健全な懐疑精神があればいいのですが…
木いちごのプレゼントを食べてしまったのはむしろ驚きました。心のきれいな部分が刺激されるのは少し期待させますが、今のバニラちゃんには苦しいだけなのでしょうか。
「食べても食べても太らないことを望むのは食べても食べても満たされない心」これは名言です!これが真理です。特に子供みんなに、大きく習字の要領で書いて、ベッド脇やトイレのドア、机の前に張っておいて毎日唱えて欲しい言葉ですよ!
アキラくんも満たされているんですね。父の愛情が詰まっている食事だから。
今起きている学級崩壊も、ほんとうはそんな感じ…満たされない心があるからでは、と心配になります。
大量の黒を、魔女がいるところで使うのは危険な気もしますが大丈夫でしょうか?
ただ、バニラちゃんたちも…ロビンに言ってなんとかしてもらうという回路はないのかい…
見捨てると闘うと、それ以外にロビンに言うという選択肢がなぜないのか…確かに王が戦陣の先頭に立つのは士気を高めますが、リスクも大きいです。
「オグルにこだわるのはピエールのせいじゃないよな」と、いきなり真相に斬りこんでいくのは胃のあたりがきゅっと痛くなりました。
この魔法戦闘は結構迫力がありましたが、敵は本当の実力を出したのでしょうか?
胸の痛み、でも黒に堕ちきってしまえば楽になる…僕もひょっとしたら、堕ちきっているから楽なのかもしれない…。

ぱにっく×ぱにっく
この四人の毎朝の風景はすごく安定感があります。
いきなりのスリッパも、本当に川村先生らしいです。
気がついたらべたっとしているのは感電したように体が跳ねました。
なかよしな昔の二人…それがどうして、というのもうまい謎です。親の態度から見ると、親同士と宗教の問題では、と思いますが…というか、そういえば架くんの信仰心はどれくらい深いのでしょう。
「いまの巫月もこれぐらいかわいい性格なら」って、間違いなく巫月ちゃんも同じ事を思うでしょう。幼なじみというものにはそういう感情もあるのでしょうね。
いきなり記憶がなくなって、それがきっかけでこんな仲が悪く…修正できずに戻ってしまい、今になって真相が分かるというのも切ないですがリアリティがあります。
そっと十字架をかけてやるのも、なんだか甘く暖かいです。
今回は川村先生のいい部分が全部出たって感じです。

トモダチ
はぁ…これまた、なぜここまでの悪意が人間にあるのか、かといってそれが非現実的とは言えないんですよ!そう思うと「人間なんてみんな地獄に落ちちまえ」という本音が顔を出しそうです。
昔の幸せな回想、っして「そんなことオレにいってどうするわけ?」という冷たい言葉、なぜ?
やまとちゃんへの優しさと、なぜ違うのでしょう。
一人じゃなにもできない人間…それは自分もそうだったのでは?わかっていても、自分も罪を犯していた…ここで抵抗しないのは、贖罪意識もあるのでしょうか。
「守るものも失うものもなにもない」という状態、でも…多分、いじめる側に立っている間は、その空っぽの世界に血の代わりになるなんともいえない嫌な液が流れていたのでしょう。
でも、内心はわかっていた…なら人を傷つけるよりさっさと死ねばいい、とさえ、序盤での藍を思い返すと叫びたくなってしまいます。
ただただ人間が憎い、人間がこんな生き物であることが憎い、そんな存在に創造した神が憎い…そうしたいのか、とさえ思ってしまいますね。
やまとちゃんに嫌われたくなかったから、危機的な状況でも甘えられない…とても悲しい鍵ですね。人に弱みを見せないのが人間のマナーですが、それが強すぎるとそれはそれで誰にも心を開かないのと同じになってしまう…
ひたすらな絶望の回想と、それが…「勉強より友情だあ!!」という言葉で、振り払いきれないのが残念なことです。本来なら先生に言って警察を呼ぶべきなのに、それもしませんし。
ストレス発散…そんな理由で人を傷つけることができることが、理解できないのがすごく幸せに思えます。
拒絶されても、一方的にでも友情をぶつけつづける…はたして通じるのでしょうか。
ここから悲劇に終われば、本当の傑作になりうると僕は思っています。最悪に読後感は悪くなるでしょうが。

きららプリンセス
意外な展開ですね、すぐ次の世界に行くと思っていたのですが。
無事なエリカちゃんにはほっとしましたが、もちろんこれで終わりじゃないだろうという疑いは津y苦あります。
ふっと暗示にかけられたような表情に、そういうことか楽しみだな…とは思えますが。
レイに対する思いを、こう簡単に膨らませてしまっていいのかな、という気もします。告白しようとした瞬間の別れもぐっときますね。
この抑えた笑顔も絶妙!
正装したエリカちゃんの美しさは素晴らしいです。
なぜエリカちゃんは正装しないのか…?
レイの誘いはすごく嬉しかったです。「まあその出発までまだちょっと時間が」というのも嘘バレバレ。
外でこうして踊るのも本当に素敵ですね!
バルドーの心配もわかります。
踊っているときだけは、どの女の子もプリンセス…日本にダンスが存在しないのはとても惜しいと思います。大人の理想は極端な純潔主義、逆に子供の現実は、特に崩れた層ではほとんどいきなりセックスで、ちゃんと伝統、ルールのある世界が存在しない、というのは…
涙と、ティアラに伸びる手…一体どうなっていくのか、次は誰の世界に行くのか…次以降は、一緒にいるのはレイではないかもしれませんね。

不思議通販けろりん堂
もどかしい!もどかしいぞ…倭子ちゃんとしてはまったく認識してもらえていないですし、からめ手からいくら近づいても…ほとんど「電脳少女Mink」状態…
潮崎くんと会うとき、完全にトーンで塗られて陰になってしまっているのが象徴的ですね。
これから知ればいい…確かにそうです。ただし、現実にこの変身能力がなければ正規のルートはありません…あ、家柄を生かして芸能界で成功し、対等な相手役として知り合うというのはありでしょうが今の彼女にはまだ無理です。
また打ち合わせで…同意で入れ替わりをするのは始めてですね。良心の壁が少しずつ崩れているような。魔法だったら禁断だとわかりやすいですが、科学でごまかしていますからね…
男の子の体には慣れない、というのを足の長さなどから出すのもいいですね。入れ替わりの定番トイレネタはむしろやりつくされたパターンですし、ここでは必要ないでしょう。
この仮面は…わかりたくないけど笑える…
女の子の攻撃はうらやましいというかなんというか。実際の潮崎本人だったら引っかかっていたかも。
デートみたいって、それは違います。うわ〜…
ついブラジャーに手が伸びてしまったのは爆笑!こういうギャグはうまい。
普通の男の子としての笑顔を女の子に向ける…恋人になれたとしたら逆に、相当仲が深まって安心感が出るまでは無理だし、安心感が出る=倦怠期ですから特に嬉しくないでしょう。仕事の信頼できるパートナーや、親友であれば…彼女はそれは望んでいないでしょうね。
学内公開オーディションとは、また面白いことになってきますが、潮崎氏本人の意思は一体…
注イメージです、も見ていて面白いです。
潮崎ってそういう人でしたか…ははは。
いきなり突き落として、これはかっこいい!なぜいきなり男らしくなってしまうのでしょう。秋良くんのカッコよさは当然ですが、こんな形で友情を深めてしまうのは…いいのでしょうか…
男の子にしかできない体験でもあるのでしょう、こういうケンカは。男の子も気持ちよくは現実にはできませんが。
このペンダントを覚えていてくれた、これも意外なボーナスです。
つい地が出て熱く語ってしまうのも…気づかれたかな、いやそれはない。
さて、オーディションはどうなるでしょう。舞台恐怖症は克服できたのでしょうか?

まもって!ロリポップ
クライマックス感は強くありませんが、心地よいエンドロールでした。こういうのもありですね。
しかし、この傑作がアニメ化できなかったことはつくづく残念です。もう少し、天の時がうまくかみ合えばなかよしにとっての起爆剤になっていたかもしれないのに。
ニナちゃんの魔法が、具体的にどうすごいのか表現されていないのが少し残念。もちろん高すぎる力は描き得ないものでしょうから、それなりのリアリティはあります。ジョーカーの形を一切描かなかったことも。例えばジョーカーを巨大な魔の城のように描き、それを核爆弾のように吹き飛ばす絵があったとしたらより具体的にニナちゃんの魔力の強さがわかったでしょうが、それと実際のこのシーンとどちらがいいとも言えません。
幸せをもたらす力というのは本当にすごいですし。
ただ破壊された町を修復するシーンは欲しかったですがね…
パールの成長した姿が可愛いままなのも少し残念。
イチイへの想いもちゃんとある、でも、とこう整理されたのはいいですね。
「いちばんにまもってほしい」というかむしろ「いちばんにまもりたい」という気もしますが、すごく素敵なラブシーンでした。素直な告白と喜び、情熱的なキス、と欲しいものが全部そろっています。
スペードとキングの和解も嬉しいですね。
パーティで、お酒の勢いでみんなラブラブ…あれ?ゴウと初花ちゃんは?
サンちゃんとフォーちゃんのラブラブはすごく見ていて気持ちいいです。くすぐったいぐらい純粋で。
「十年たったら」で、ロッカちゃんが子供だということをすっかり忘れていました。
キングの側はちょっと強引なカップリングですが、見ていて気持ちいいです。
とても幸福感がありますね、まだグランドフィナーレがありますのでお疲れさまはその時に!

ゴックン!ぷ〜ちょ
天宮くんほっぽってなにやってるの、とも思いますが。天宮くんは所業を考えると天罰ですが、さぞ不安になったでしょう。
見えなくなる…でも異界と触れて、無事に復帰できるのは幸運ですよ。
感情だけの口喧嘩は痛々しいですが、それだけ思いが強く伝わってきます。
そして、だから天宮くんと会わないだなんて…本末転倒ですよね…
どうしていいかわからない、ぐちゃぐちゃの心理がよく描かれていて辛いです。
いきなり殴ってしまうギャグがはさまるのがまた、うまくタイミングをずらしてくれます。
そして…そういうことですか…ぷーちょの気持ちもわかります。
やっと二人とも素直に気持ちをぶつけ合う、このシーンはすごく心が温かくなります。
ちゃんと待っていてくれる天宮くん、そしてウェディングドレスの変身とは…そのままの姿で結ばれる結果も素敵でした。
一番幸せな涙、で結婚式まで行くのもすごく素敵です!
みんなにも見えているというのが意外ですね。でもちょっとツッコミたいのは、結婚式で幸せになったのではなく、幸せはこれから創っていくものですよ。
お疲れさまでした、すごく素敵な作品でした。未熟さもありましたが、それは次の連載で頑張ってください。単純化を極めた新連載キャラも楽しみですし。

恋愛向上委員会ジューシーフルーツ
大変ですね、みんな。「同じ人を好きな人がいっぱいいる」というのは苦笑しました。要するにみんな、モテる少数の子が好きなんですね。まったく不公平なものです。
色々複雑な悩みがあって、見ていて甘酸っぱい気分です。特に引っ越しは僕にとっても辛い悩みですよ。
ちゃんと相談できる人の有無も大きいですね。心を閉ざしているとろくなことがないから、ガンバレ。

二人はプリキュアMax Heart
意外なピンチですね。
デートでも、っていつもデートしとるんかいあんたらは。端から見たらつきあってるんじゃないの?
助けた結果角運動量保存則でこうなる…うまい。
「光のパワーをそんなコトに使っちゃダメ」というのはすごい。ちゃんと力を使う責任感があるんですね。
交互に運ぶというのはすごいですが、この場合は救援を求めるのを最優先にしたら…というか、読者の皆さんも覚えていてください。火を焚けたのはいいのですが、少し離れ、開けた三個所でたき火をし、三角形を作ってその中にいればそれ自体が救援信号になり、捜索隊の(でなくても、近くを飛んでいれば)飛行機やヘリが発見してくれるはずです。
また、せっかくたき火ができたのだから、石を焼いて温めて穴に敷き、その上に葉っぱなどを敷いて寝ればかなり暖かくなります。
というかどうやってたき火を…ほのかちゃんがちゃんとサバイバルキットを持っていたのでしょうね。
笑ってあったまるというのも意外な知恵です。確かに気持ちも重要ですし。
今回はなぎさちゃんの凄さがフルに出ました。よかった…

次の八月号も本格的な変化はなし、九月号は遠山先生の新連載で、菊田先生や花森先生も控えていますから、水無月先生や高上先生など若手作家になかなか出番がありそうにないのが個人的には辛いところです。
メンバーが充実しているということでもあるのですが。僕は厚さも値段も倍でも平気ですが(感想書きは死ぬでしょうが)、小中学生読者にはそれは無理ですし…難しくてため息が出ます。

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