なかよし2005年9月号感想
今月号はちょっと胸が悪くなることが多かったです。
それも話としては必要ではあるのでしょうが、正直ここまでいやな思いはしたくないです。
秋にかけて、一気に新体制が確立されそうです。メンバーは桃雪先生以外、今のところはあまり変わっていませんが。
そこにどれだけ桃雪、水無月先生など新しい世代が入る余地があるか、またそれに続く新しい世代をうまく生み出してくれるかが気になる点ですね。
「Chu-Girl」は…「なかよし」以外の作家陣の作品から不毛な荒野のような心象を感じて、正直読むのがかなりつらかったです。
これが、「デザート」や「別冊フレンド」の…その世代の読者の、共通の心象だとしたら辛すぎます。「なかよし」作家陣はせめてもの潤いでした。
これがどんなふうに「なかよし」に関わるのかはわかりません。少し性描写の制限が少ない中で、別の視点の作品を描くことで新人作家がいい修行になればいいのですが…「Amie」が結局「なかよし」の新人を育てなかった(というか二階に上げて階段を外した)こと、今までのところ「Chu
Chu」が「ちゃお」の新人を育てているとはいえないことを考えるとどうでしょう。むしろベテランが活躍する場として活用したほうがいいかもしれません。
機会、ページ数があるに越したことはないのですが。
名探偵夢水清志郎事件ノート(えぬえけい/はやみねかおる)ママコレ(遠山えま)チェリージュース(フクシマハルカ)シュガシュガルーン(安野モヨコ)王子様のつくりかた(桃雪琴梨)キッチンのお姫さま(安藤なつみ/小林深雪)恋愛向上委員会ジューシーフルーツ(有沢遼)トモダチ(原明日美)きららプリンセス(小鷹ナヲ)かみちゃまかりん(コゲどんぼ)ぱにっく×ぱにっく(川村美香)不思議通販けろりん堂(水上航)私立モテスギ学園(恵月ひまわり)予告
名探偵夢水清志郎事件ノート〜亡霊は夜歩く 前編〜
すごく考えさせられる作品でした。感想を書くのがとてもためらわれ、そのくせずっと頭にこびりつくようにこの話のことばかり考えている状態でした。夢水シリーズの中でも名作といわれるのもわかります。
冒頭で「名探偵を何人知っていますか」、ポアロの口ひげはシルエットでも即座にわかりますね。下の猫はココでしょうか。僕はクィン&サタースウェスト、シッド・ハレーが好きです。
本編は…いきなりすごくかわいい姿です。
この真木先生は容疑者と考えていいのでしょうか?そういえば彼女たちの学校は(僕はコミック版が出たものしか原作は読みません)これまで出てきていませんでした。
いきなり、この静かな学校が一変する…ドキッとします。実際にありえるのは地震ぐらいですが。
この四つの伝説は今回の話で消化されるのか、それとも…それも楽しみです。
教授の「いそがしい」は笑…まあこの感想と図書館で借りこんだ本で忙しい忙しい言っているのですから同類ですが。
大菩薩峠とはさすがに渋い。
上越警部、完全に遊ばれましたね。こういうやりとりと後編の切れのギャップが楽しみです。
「小生のような純文学志向の」という、いまどきいないよといいたい文学少年ぶりが笑えました。雑誌名も興味深いです。
このディスクのメッセージは、ほとんどの子供が共感できると思います。
僕も共感しました。でも同時に、それで破壊してどうするの?近代的学校がなければ近代工業も軍隊もない、それで一億二千万人の何人が餓死せず奴隷にもならず生きていけるの?という疑問も出てくるのですが。
これを見て「不採用」とだけいえるのが…そして、この形で話は聞いていたレーチくんの登場、嬉しかったです。原作派は満足するでしょうか。
同じ部でクラスメイトで隣の席…もう運命ですね。
謎解きを書く前に死ぬ…考えてみてください、もし『そして誰もいなくなった』や『Xの悲劇』『火刑法廷』など名作ミステリの、解決編の前に「作者急逝につき未完」だったら…『鬼平犯科帳』や『花と火の帝』でさえ暴れたくなるのに、もしミステリでそれをやられたらたまったものじゃないですよ。
いきなりの、ぶっきらぼうな誘いにはドキドキしました…が、いきなり「おまえとデキてるとか思われたくないし」はこけました。
なぜフロッピーがパソコンに入っていたかは盲点でした。
それが名探偵への挑戦…教授の正体をレーチが理解していた、ここはすばらしい。
レーチと亜衣ちゃんの会話は、全体がなんともいえないムードに満ちていて、すばらしいです。
占いとかが混じると、ちょうどカーの雰囲気がただよ…しったかぶりはやめます。まだカーはカーター名義含め数冊しか読んでません。
伝説自体捏造、というのが面白いです。では、なぜそれが定着したのか…この文芸部はそれほど人気があるのでしょうか。
「塔」を明るい笑顔で解説するのは笑えましたし、力が抜けました。
前川先生の過去も気になりますね。
いきなりレーチが亜衣ちゃんを…どんな意図が…「塔」の意味はそれだけでしょうか?
そして、この壮大な魔法円には驚きました。想像以上のスケールです。人が降る…中心に誰かが転落死する?でも、ここの中心に転落死するのは難しいのでは…
レーチの様々なメニューはすごい。前川先生、十分存在感ありますけど…。
「校則なんか守らなくてもおれはまじめ」というのは、別におかしい言葉ではありません。「まじめ」=「校則を守る」だとわけがわからなくなりますが、たとえば「イスラム教信者で戒律をまじめに守っている」人は、校則違反は必然的にしなければならないでしょうが(一般的な学校の校則とイスラム教の戒律は矛盾するので)まじめには違いありません。同様に、自分の中に確固とした原則があり、それをきちんと貫いているなら、それが校則と矛盾していても十分まじめなのです…たとえば、「教師の前では校則を守るがうそつき」と「校則は無視するが絶対嘘はつかない」人間はどちらがまじめでしょう。
規律主義というのは、下手にその規律に権威という精神的なものを入れて規律の内面化を図るために、規律の精神的、内面的な原則と行動における規律、命令が矛盾してしまったときに、シーフォートが年中悩んでいるように破綻が出ます。
まあ、一般的には「まじめ」というのには、権威に素直に服従する、という意味もあり、権威と校則は多くの教師の目からはイコールですから…。
校則を忠実に守って、それで問いかけるというのはなかなかうまいです。
ちゃんと送ってくれたレーチのやさしさに、恋の予感かなとドキドキしていますが、反面やっぱり教授のほうがとも…。
この曲目、本当はすごく恐ろしいとか…?というかこの曲をどれも知らないって、そっちのほうが難しいのでは。そういえば教授の生い立ちって一体…。
磁石とはいいヒントですね。それは当時近くにあったフロッピーや、それこそパソコンなどもチェックしたほうがいいのでは…外れたら大恥なので、僕の仮説はいいません。
「母さん怒るとこわいからね」がどう怖いのかは楽しみです。
この落ちてくる机などは、まあわかりましたけどそこまでのパワーはあるのかな?とちょっと疑問でした。
レーチの枝毛も芸が細かいですね。
さりげなく「亡霊のことはおれにまかせて」がかっこいいです。教授とも競争しているつもりでしょうか。というか、もしかして犯人?
先生の話にはすごく考えさせられました。僕も、今思うと結構厳しい校則で暮らしていたと思います。僕自身は正直生き延びるのが精一杯でそれどころではなかったし、武器以外の物や外見には関心がなかったので特に気にしてはいませんでしたが。
でも校則に対する反発は、共通の感情として非常に強くある…だから彼女の訴えは、激しく吐き気がするような強い正義感とともに胸を打ちました。
ただ、今の僕は当事者ではないので冷静に考えることもできます。
この話のすごいところは、その厳しい校則の理由が一応語られていることです…校内暴力という。
それを考えると、校内暴力がなぜ起きたのか、そして教師たちに…予算内で、人間に実行できる(全員に金八先生になれは無理)代案があったのかも考えなければならないでしょう。
そう、「いまでも悔やまれます」といっても、ではどうしていればよかったのでしょうか。教育界の風潮として管理教育があり、ずっと強制収容所の看守のような仕事をその価値観に疑問をもつことを許されずにさせられていたら、感受性の鈍磨は避けられません。BC急戦犯裁判同様、そこまで人間に期待するのは酷というものです。
また、校則はその時代だけ極端に厳しくなったのか、他の原因はないのかなど、もっと多角的に考えたいことは多くあります。
そう、僕は日本近代教育史についてあまりにも無知です。僕が卒業してから、どうなったかさえも知らないのです。
でも…こういう理屈をこねる以前に、僕は90-91ページを見ることさえ胸がむかついて難しいんですよ。それぐらい強烈な怒りもあります。
特に言い訳(法廷用語としての防御権)を認めない状態で冤罪をかぶせられたら、それ以上に傷つくことはないでしょう…
なぜ校内暴力が起き、そして…軍隊は徴兵制がないのでほとんどの人とは関係ないですが、企業社会に順応するのにも単に大人になるにも必要な規律の内面化がうまくいかないのか、管理教育はなぜ教師側のサディズムを増幅させ、結果的に生徒側に社会そのものに対する憎悪をはぐくむ結果に終わったのか…
それ以前に、その管理教育の結果評価はどうなのか。管理教育で育てられた世代の能力、犯罪発生率などは?
そして生徒の側も、校内暴力に代表される反権威主義、反校則は、結局何を求めていたのか…放縦と肉体的快楽と怠惰は本人を決して幸福にはしない、近代社会を維持するのに必要な知識と規律、生活習慣はどう身につけるのか…。
考えることがあまりにも多いです。中庸が大切だというのが今のところの結論…人生を地獄だととらえるほど厳しい規律では誰も幸福になれない、ただし規律や権威が一切なければ幸福というわけでもない…。
学力論争と関連してアメリカでのゼロトレランス教育=管理教育が、特に保守層によって日本でも称揚されている今、これは考えるべきことでしょう。
ここでの唐突な教授の登場は、なんだか緊迫した雰囲気を壊すようです。さて…来月号で解決編を、そして原作を読むのが楽しみです。
ママコレ
やはり「トモダチ」がヒットしたことを受けて、恋愛以外の問題も重視する流れができてきているのでしょうか。
冒頭はそんな作品とは夢にも思わせない…巻頭カラーでパンチラ…それにいろいろな女の子。
この、勘違い妄想スケベ少年というのはすごく楽しくていいです。
みんながいろいろな、この妙なペットを持っているのはある意味すごい光景です。でもこの、単純化を極めたデザインはすばらしいです。
ただ、考えてみるとこうして大ブームが起きてしまったら、捨てられる犬猫が多くないか不安ですが…そこまで考えることはないでしょう。
このいろいろなクラスメートが、それぞれどんな子だかも気になりますね。
自分だけ成績が悪いというのは…ふと思うのですが、なぜ落ちこぼれというものが存在するのでしょう。
まず、自分がどこまでわかっているか、どこからわかっていないかを突き止め、わかっていない部分をカバーすれば、確かに進度が速い場合追いつくことは難しくなるでしょうが、いくら弱点を勉強してもまったくわかるようにならない状態がずっと続くことはないはずです。まあ学習障害のようなものがなければ…といっても誰もが先端の数学を理解できるわけではない、ということも事実ですが、その限界が見えてくるのはもっと先のはずです。
たとえば公文式は問題も多いですが、ちゃんと弱点を見出して補強することができるシステムです。そういうシステムで、問題意識をもってきちんと学べば、自分のペースで進むことはできますが…今の一律進級制がそもそもまずいんですよね、科目毎進度別にしなければどうしても、早い子も遅い子も十分な学習ができなくなりますし、教師側の負担も大きいです。
勉強自体やる気が出ない、意欲がまったくない…としたら、それはなぜ?兄や妹に追いつくのが無理だから?
どうすれば、「自分は落ちこぼれだから無理」という思い込みを破って、「単に積み重ねに抜けがあるだけ、ちゃんとわからないところまで戻って一段一段着実に積み重ねれば、遅れはあっても登れる」と理解させることができるのでしょう。
チア部というのがこれからどう出るかも楽しみです。
陽介くん…こうして一緒に帰ろうとするの、すごくきゃーっと体がしびれちゃいます。
「タマがひとりになるから」というのはなるほど…。
この親の態度は、もう腹が立つを通り越して底知れない疲労感だけです。あ、それで学習意欲がないのか…僕なら人との比較はしない、ただ「このテストで間違えた問題は、ちゃんとできるようにならないともったいない」というだけにしますが。
「いつも着がえのぞかれるし」と、わかっていて許してる…タマちゃんも結構やりますね。
動物病院はたいていこういうケースにも対応していると思いますよ。
それで「タマ!!がんばれ!!」は爆笑。
動物を捨てるのはいくらなんでも残酷です。さすがに…怒りで体が寒気を訴えています。というか、ベビーがいなければ勉強をするというわけでもないはずです。世界が地獄だと思ってしまえば、余計気力を無くすだけでしょう。
そして、この不思議な力は一体…?他の「ベビー」にもこんな力があるのでしょうか?
母親も、一応心配はしているようですね。そしてどうなるか…うまく次回につなげています。
二度目の連載は真価を問われますから、大切に大きな作品に育ててほしいものです。
チェリージュース
やっと…です。
結局結論は出させないまま、う〜っ!いらいらします。
あ、携帯電話は捨てていなかったんですね。「さすがにほんとうにすてるのは犯罪だよね」にはなにもいうことはありません。
「そんなこといえないな」の、言葉の剣にはしびれます。
指輪もなくして、それを素直に言えるというのがすごいですが、そこで泥沼にしないのは…たとえば新キャラに拾わせるという手もあるのに…あ、でも見つかっていないということは、まだ何があるかわからない…。
いきなり至近距離、でもここで無理やり奪っちゃえば、とまあそこまで熱くなれるのも切れたときだけのようで。やさしすぎます。
結局、これが返事ですか…本人はまだ自覚していないのが、周くんの立場から見るとあまりにきついです。もう、認めざるを得ない…ここでこうして逃げるのは情けないですが、逃げ場があるというのも幸せなものです。
このリボンの指輪はその…エッチなイメージに心臓が跳ね上がりそうになりました。
ぎゅっと抱きしめて、やっと気づいたのでしょうか…これでまだ気づいていないでふりだしに戻ったら暴れます。
シュガシュガルーン
なんかすごいことになりました。
気を失ったのは黒の使いすぎか、それとも後ろの魔女たちが…?
忘れられた通路…厄介なことになりましたね。魔法も使えないとは。まあ水があるのがせめてもの慰めですが。
ピエールの反省は見ていていい気分です。二人の心理が、様々な表現からうまく描かれています。
蜘蛛恐怖症の僕にとっては、この蜘蛛は怖いです…
「この中にいるかぎり〜あたしも女王候補なんかじゃない」というのがまた、パターンではありますがいい展開です。
この巨大な蜘蛛を馬にしてしまうとは、さすが女王候補。
「いつだって予定をくるわされて気がつけば飛び出してるんだ」って、この年でそれじゃ成長したらどうなることやら。
ここでぎゅっと抱きしめるのがまた…はあ。
王子様のつくりかた
…毎回、いかに冒頭で読者を呆れさせるかを頑張っているような気もします。
経験上、夢ではそこまで露骨なことはまずないのですが。
この四人の登場も、かなり力が抜けます。竹刀の実にリアルな描き方がいい…。
伝統って、もう呆れてものも言えません。いきなりナースコスプレに…しっぽまで…
今回は禅くんが頑張っていますね。「優勝したらキスの権利を放棄するつもりだ」はすごくかっこいいです…
気絶もいいボケですし。
ラストの混乱と、もう一つの伝統はドリフの落ちみたいでわかりやすい面白さです。
それぞれのよさを丁寧に描いていくのはすごく盛り上がります。次は誰の番か、楽しみです。
キッチンのお姫さま
やっと本格的に動き出しました。
もちろん本気で心配していました…今でもかなり心配しています。元気に見せて、という可能性もあるので。
二人ともついてきてくれたのはほっとします。
「どっちが遊び」って…怒る権利ないような…
この環境はわかりやすくて、すごく心が温かくなります。
風太くんのエピソードもとても心が温まりました。
食べ物を粗末にするな、としっかり叱って、そして心からの愛情…いいなあ。
胸が痛くなるぐらい、愛情が満ち溢れています。
バナナが好きだからこうして、というのもいいアイデアです。風太くんの笑顔はほっとしました。
そして、このプリンの王子様の思い出…本当にどちらなのでしょう。
ぎゅっと抱きとめるシーンは、体そのものがかなり迫力ありました。
パターンとしては、一方だとヒロインが思い込んだら本当はもう一方が王子様だ、ということですが…はてさて。
恋愛向上委員会ジューシーフルーツ
思いがけないボーナスでした。眼福眼福。
マニキュアやメイクを子供に教えるのはどうか、とも思いますが、禁酒法同様禁止は現実的でなく、不法にやることでかえって健康被害がでるかも…家庭が良識を教えておく以外どうしようもない…
男の子は気づかない、という落ちはなんとなく納得。でも女の子のおしゃれに詳しい男の子も、それはそれで不気味です。
トモダチ
冒頭のカメラワークはお見事。
そして、「いーよ」で和解にいくのは、むしろ意外でした…「いーよ」は読めていましたが、それで藍はやまとも自分も殺そうとするのでは、と思っていたので。
「汚い人間になったのに」というのが一番きついです。それでも無条件に愛してくれる人が…でも、自分が汚いことを自覚している彼女はともかく、本当に邪悪な人間は…
フェンスに縛るのは…そして水谷さんが黒幕という真相は予想通りでしたが…
SOSは笑い崩れました。でもこれ、本当にやったら海老責めのような拷問では。
いい男を一人占め、ってそんな問題じゃないんですが。
まだまだ悪意の影はあふれているようです。ここから第二部スタートと思っていいでしょうか。
きららプリンセス
今回は「リトル・マーメイド」を見ていない人は楽しみが半減しますね。
DVDを借りてみましたが、やはり格別…というか、マンガだけというのも古いかも。
僕はしばしばマンガと、いろいろなBGMが響き合ってしまうことを経験しています。
だからマンガ自体に、BGMを流す仕掛け…音楽つき絵本はありますし、オンラインコミックなら容易なはずです…があってもいいかもしれません。
いきなり上下逆のアリエルのドアップにはびっくりしました。
アリエルのお披露目コンサート…デビュタント・パーティ?さてそれがどうなるか。
そして、あっさりと乗ってしまうアリエルの順応性と行動力はすごいです。
まだ「大好き」を知らないアリエルが、どんなふうに…まだ知らない側からの言葉も素直でいいです。
この名曲が響く、二人のデュエットはしびれました。
で、次から一体何が起きるでしょう。これほどの幸せ、特にアリエルの笑顔が涙に変わるのは、正直見たくないのですが。
かみちゃまかりん
いよいよクライマックスに…ああ、説明が非常に多いのになにも説明していない気も…
ちなみに、今のオリンポスの最高神はゼウスではありません…ヘスティアが順番は一番上です。
和音くんも、彼女を守るためなのですが…全部説明してしまえばいいのに。
姫香ちゃんの装備は、間抜けですが合理的です。
桐彦教授の野望もわかりやすいです。
「何も話してくれない和音くんがムカつく!!」という素直な心情がまたわかりやすいです。でも、その「なにも話さない」のは…好きだから、守りたいからですが…あ、でも自分以外信用していないしコマとしか思っていなくても「なにも話さない」はありますけど。
姫香ちゃんやしーちゃんたちの、緊迫感がかけらもない言動も見ていて楽しいです。でも、その結果が何人かの死だったら非常に後味悪くなるでしょうが。
みちるのいう通り、九条教授ではないとしたら…一体誰なのでしょう。花梨ちゃんにとっては、そんなことどうでもいいのでしょうが。
思いを振り返るシーンの情感は実にすばらしいです。
そして、いよいよクライマックス突入でしょうか…どんなことになるのか、「なかよし」だからコゲ節は自粛するのか…
ぱにっく×ぱにっく
さてどんなつもりでしょう、素直にデートに誘っていたのか…いやそんなはずは…
助けられた子は、女子なのか男子なのかわからないというのがおいしいです。
女の子がこうしてべたべたしてきたら、架くんはうっとうしいでしょうが…男の子だともっとうっと…はは。
デートにどぎまぎしている巫月ちゃんがまた可愛いです。
今は携帯電話が普及しているので、昔のようにデートすっぽかしネタはやりにくいと思っていましたが、こうなったら仕方ない…でも携帯電話も通じなければ、何かがおかしいと思うべきでは。
同じチケットを持って「かわりにいってくれないか」はうまい罠です。
体が羽に崩れていくのはかなりの迫力がありました。
不思議通販けろりん堂
なんというか、ばれてもなんてことなかったような…。
今回は雅さんのために、でもそれより「わたしの力をためしたい」が出てくるとは。ずいぶん前向きになったものです。
だからこそ、服が破れて昔の傷を思い出す、という試練が必要だった…そして、それを見事に克服したのは感動しました。
ここで雅さんが、倭子ちゃんの体のまま飛び出してしまったのは意外な展開です。
あっさり受け入れている、倭子ちゃんを責めない雅さんの感情制御のうまさはすごい。
自分の姿がこうして、夢にまで見た場で…中身が他人で…自分にできる以上の演技をしている…このシチュエーションこそこの作品の目的だったような。
そして一言の言葉もなく、ただ思いだけで…この光が何なのか、誰が誰の…一瞬、暗闇で不用意にシュアファイアーかスタングレネードの閃光を食らったように頭が空白になりました。
ペンダントが返され、そして「やっと見つけた」と抱きしめる…彼女の犯した罪を考えると、あと雅さんの立場が弱すぎるのも納得がいかないといえばいかないですが、すごくきれいな感じでした。
「きょうのきみは…本物だよね」は悶えましたし。
次回作は、僕は水上先生は連載より読みきりのほうがいいようなので、読みきりか短期連載を見たいです。そして長編連載はじっくりと練って…楽しみですね。
私立モテスギ学園
割り込むことができないファンクラブの壁、というパターンには、モテスギ学園でビューティーチェンジしても意味がない気もしますが。絶世の美少女なら開けてくれるのでしょうか?
「夢見てるとこいいづらいけど」と、これは笑い崩れます。確かに血も涙も…って「坊やだからさ」は、今の子供が何人知っているのでしょう!
可能姉妹の登場はさすがにインパクトがすごい。
このゲームは…ケースバイケースだと思うのですが…
胸が躍るわね、まあこの胸が踊るのはいい眺めでしょう(オヤジ)。
この銅像もかなりインパクトがあります。そして、その過去を聞けばまあついていくのはわかりますね。
あ、このツッコミはタブーかも…それで可能姉妹は、世界一素敵な恋をしたのでしょうか。
乱*郎たちの登場はさすがにいいのかな、という気もするのですが…
この究極奥義は反則です。「偵察という名ののぞき」も笑えました。
でもこれ、スキー場では素敵に見えた異性が、街で再会してみるとなんてことなかった、というようなものでは。
鼻緒も計算済みですね、切込みを入れていたのでは?
案の定、正体がわかったら…背後から「見つけた…オレのシンデレラ」には、その結果を思うと笑い転げるほかありませんでした。
まあ多少救いがあったようですが…先輩が帰ってくる頃には、冗談抜きに別人のような超美少女が待っていたりして。
来月号の菊田先生の新連載がヒットするかしないか、それが「なかよし」の未来の分岐点ですね。ドキドキします。
かわいらしさが何倍にもなっているようで、あとはストーリーがどうか、そしてアニメ化があるか。ぜひとも久々の生え抜きオリジナルアニメで爆発して欲しいです。