なかよし2008年1月号感想
付録のカレンダーはすっかりいつもどおりになってしまっています。やはりこの形は、ポスターとしてもカレンダーとしても使えないです。
ハートペンは、第一印象は最悪でしたが上を折ってしまえば無駄がなく使いやすい普通のペンです。再加熱してフックにすればいろいろなところに引っ掛けられそうですが、危険が大きそうですね。
トランプは本格的でとても使いやすい品です。
峠は越えたというか、いくつかの作品が解決に向けて流れていて、少しは邪悪な空気が減ったように思えます。
結構多くの連載が間もなく終わる気配があります…春の新連載ラッシュがすごいことになりそうです。
ベテランの猫部先生・若手の柏木先生それぞれの読みきりも嬉しかったです。あと今月は「わんころべえ」がすごく面白くて、それでかなり毒気が抜けました。
しゅごキャラ!(PEACH-PIT)月光ヒメジオン(安野モヨコ)Yes!プリキュア5(上北ふたご/東堂いづみ)ココにいるよ!(遠山えま)小川とゆかいな斉藤たち(茶匡)すっぱだもん!(柏木志保)スクール×ファイト(原明日美)君はワンドル?(猫部ねこ)キッチンのお姫さま(安藤なつみ/小林深雪)もどって!まもって!ロリポップ(菊田みちよ)かみちゃまかりんchu(コゲどんぼ)フィアンセはモンスター!?(花森ぴんく)地獄少女(永遠幸)予告
しゅごキャラ!
二階堂の存在感がなんだか微妙です。
あっさり逃げるとは…ちょっと情けないです。ただ裏切っていることの心の痛みは伝わってきます。
ダイヤとエルの交換は、今のところは歌唄ちゃんに圧倒的に有利みたいですね。
CDの作り方はある意味ホラーみたいな感じさえします。
「スパイなの」と、彼の人格を否定して、それで忠誠をつなぎとめることができるでしょうか。人を徹底的に貶めてから忠誠を要求するのは…確かにアメリカ海兵隊などでは新兵をとことん貶めて人格を破壊する手法がありますが、逆にそれから兵士・海兵隊員としての誇りを叩き込むことで忠誠を作り上げなければ単なる壊れたままの人間にしかなりません。
この姉には人を賞賛し、持ち上げること自体ができないのでしょうか…
歌唄ちゃんとイクトの関係は相変わらずですね。
「親父のヤツあれだけオレに音楽を禁じたくせに」…結構それがキーになりそうです。
いじめる相手としてエルを懐かしんでいる、というのがなんというか…胸が重くなります。
二階堂と海里くんの会話はすごく面白いです。
このボンドが話にどういう関わりになるのかも気になりました。
さらに二階堂先生がガーディアンのみんなにも、というか…「実家の母さんみたいな」には苦笑しました。
シークレットライブの迫力は凄まじいです。さすがに光の使い方が違いますね。
「天にかわっておしおきなんです」にみんなのツッコミは笑い転げました。
木刀は冗談抜きで凶器です。特に高級なものは真剣以上に。
みんなのキャラなりは一ページなのがもったいない気もしました。ややちゃんのキャラなりは苦笑しましたけど。
ほんとうの自分…よく使われる言葉ですが、それってそれほど重要でしょうか?何ができるか、何をするか、そして生きることと死ぬことのほうが重要では?
宮本武蔵への憧れが一番の原点だった…では、小さい頃の憧れから切り離された人間はどうすればいいのでしょう。
ちなみに史実の宮本武蔵は…少なくとも島原の乱では幕府側でした。「弱い者いじめしてるヤツがいたらやっつけてたすける」なんて存在ではないですよ。逆にそういう正義のほうが恐ろしいのですが…
何が正しいか、どちらの側につくか…武士というのは本質的に、それを自分の意思で決める存在ではないのでは?自分がどこに生まれたかが全て、その生まれた家とその主君に対して、一切の自らの意思を捨てて仕えるのが武士道では?
でもサムライソウルのカッコよさはすさまじいものがあります。
というかみんなのキャラなり、完全に役立たずでは…
真っ白いたまごがエンブリオ?
正しいと思いこんでいても…自分が、自分が教わってきたことが間違いかもしれない、というのが一番大事だと僕も思います。ただし…その、自分で考えるというのはすごく寂しい道ですが。押しつけられた役割を心から喜んで、疑問を持たず全力で頑張るのが、一番楽な道です。
というより海里くんは、イースター社とガーディアン双方の理想を比較検討したわけじゃないですね。あくまで個人に対する忠誠で動いている…それはそれで怖いです、あむちゃんが歪んだらそれに従うのですから。
ヘリでの大作戦というのもなんというかスリリングですね。
どういうアクションがあるのか…というか子供に任せていい話なのでしょうか。
月光ヒメジオン
前回の終わりはかなり略されていたんですね。
憎しみを感じただけで…針として憎しみを感じ、破壊的なことをしでかしてしまう…かなり危険な能力ですね。爆弾を出して全てを破壊してしまう可能性もあるのでしょうか?またはおぞましい幻影を見せて多くの人を発狂させるとか?テレパシー能力もあるなら、人の弱みを読んで突きつけて狂わせることも…逆に癒すことも?
落ちた男の子がいきなり着地したのはちょっと笑ってしまいました。
この出会いのシーンはかなり強烈です。
「この世界の主役はおまえか?」という言葉は少し驚かされました。
泣く子供に、自分が食べているものを分けて渡す…確かにそのほうが正しいですね。
「何の役にも立たない幻」…根こそぎ存在を否定しなくても…
きりがないから物をやっても解決しない、というのは、なんというか途上国に観光に来た先進国人みたいですね。逆に、今から過去の日本にタイプトリップしたとしても…
「救われたいと思う人間がいちゃ」という表情は悲鳴のようなものを感じました。
心がバラバラになる、「壊そうとするの」…
「人は誰もが主役よ 人生という名のステージで」という言葉も真実ですね。人間の最大の謎かもしれません…世界というのは、ある意味「自分」がプレイしている大きなゲームにも思えてしまう…でも客観的には自分はそれこそその他大勢でしかない…
子供たちのヒメノちゃんを語る言葉も素直で素敵ですね。
幻影が出てしまうというのが、ある意味サトラレにもなるというのはちょっと痛いです。
「おまえを救うためにこの世界にやってきた」というのも、出現の瞬間まで彼がどこで何をしていたのか、すごく気になります。
Yes!プリキュア5
うわ〜…なんというかあきれたほうが大きいです。
クリームを取ってなめるのもいいラブラブ描写ですね、やはり。
「むこうがあたしを好きかどうか」という言葉でココが誤解して応援し…
それで小さい同士でこういう話をしているのもなんだか間抜けです。
そしてココとまたぶつかって、自然に手をつないで、とうとう切れて雪を投げつけて、そのまま思わず抱き合ってキス…あまりに自然な展開で雪がとけそうでした。
最後のココの台詞は、間抜けは間抜けですが…背景も何もなかったら誤解を招きそうですね。
ココにいるよ!
なんというか…すごく極端な作品ですね。
これはひかげちゃんの主観がとても強いのでしょうか?彼女にとっては世界は、ものすごく強い恐怖と…その半面としての強い光でできているのでしょうか。
いや、小中学生の頃の僕も、そんな風に世界を見ていた気がします。嬉しいときには世界は僕のためにあるバラ色の天国、怖いときには世界は僕を痛めつけて殺すためにある地獄でした。
振り向いたらいたひかげちゃんの姿に、もう強烈な緊張感が体を包んで…掌がじっとりと汗ばんできます。
「いいたいことがあって」という、その朝だけで何十回も練習した言葉だということが伝わってきます。
「あいつ…だいじょうぶなのか…」と心配するなら、なぜ干渉しないのでしょう。支配だけでも止めなければ…もしここで完全に奴隷化されていたら、と思うと胸が苦しくなります。
支配力の激しさの描写は予想通り、凄まじいまででした。
「いいかげんにしなよっ!!」と机を叩きつける、というか人間はやはり動物で、暴力または暴力的な脅しには本能的に服従してしまうものです…
そしてこのクラス全体の同調圧力!暴力で謝ることを…いや、実際に起きた事実さえも捻じ曲げようとしている、ということに誰も気づかない…
手に重なる手の幻で勇気を与えられる、というのは…確かに感動的ですが、ここでも…直接的な暴力で黙らせることは可能でした。それをしなかったことは…感動的な展開にするには必要だったかもしれませんが、リアリティを微妙に下げている気がします。
この女のそれまでの、凄まじい迫力と支配力がここから急速に低下しているのが…実際には人間の支配力というのは、支配される側が作り出す幻影のほうが大きい、人間は人間に過ぎない、“人間の上位種である魔人”など存在しない…と考えれば励ましにもなるでしょうが。
ひかげちゃんが語っているとき、どのタイミングでも暴力で黙らせることは可能だったはずです。いや…僕が、そういう存在だと彩を見ていることは、僕の中で…とんでもない魔人を作り出し、それを投影しているのでしょうか。
涙ながらの演説でみんなを一気に変えていく、というか…この「みんな」の変わりやすさ、流されやすさが、逆にリアルですごく怖いです。この流れで…空気で、ある日は南京陥落に熱狂し、そしてある日は平和憲法に能天気に喜んできたのでしょう。
その空気の流れの前では、この彩という少女の…絶対的に見えた支配力さえごく弱いものでしかない、というのがすごく悲しい気がします。
突き飛ばしたところに日向くん…さて、来月号で彼はどうするのでしょう。そして輝くんは…
小川とゆかいな斎藤たち
将来の夢、というのも難しいですね。個人的には…「夢」と同じく、「現実にできること」を今の学力水準から推定する能力もつけて欲しかったです。
というか、その「夢」をかなえるのにはいくつ偏差値を上げなければならないか、必要な学費・生活費総額(+奨学制度)、成功率がわかれば目標をつかみやすいでしょう。
何も決まらず頭をひねっている小川さんの姿は結構リアリティがありますね。読者もここで考えたでしょうか?
仕事も何もしないでブラブラ生活…そりゃもう多くの人にとっては理想ですね。また、アメリカのエリートには、三十代までに一生分大金を稼いで、あとはのんびりしていたい(ハッピー・リタイアメント)という人も多いそうです。まあ結局は、上流生活の維持と子供の学費でまた働かなくてはならなくなるのでしょうが…
人に喜んでもらいたい、だから日直を代わって…なるほど。全ての人に奉仕する、というのは全ての人の奴隷であるに等しい…困ったものです。
いいかえせずうなずこうとしたらこの背後霊はかなり怖かったです。
小川三人衆にちゃんと将来がある、というのはなんだか意外でした。
すきなコトをリストアップする、というのもすごくいいですね。
クッキーちゃんのリアルタッチはかなりすごいものがありました。逆に食われるところの弾け方もすごいです。
子供にも…彼女は性格的に権威で命令することができないからそっちが向いていない?
主婦、というとすぐ喧嘩になってしまうのは…まあそりゃしょうがないですね。
「KAコンサルタント」というのは別の何かの略だと思っていました。
家事万能というのも結構選択肢は広がりますね。
実際に手芸を作って売ってみる、というのもすごくいい企画でした。実際にこういう進路模索の授業でも、生徒それぞれがそのやってみたい仕事を少し体験して、それで少額でも稼いでみる、というのがあればもっといいのかもしれません。
というかデザインセンスがないと自覚しているなら、市販のそういう本を利用して補えばいいのでは?技術はあるのですから。
料理も向いている、ということで「自分の喫茶店」と形になるのはほっとしました。
で、成田さんは…苦笑するしかないですが、同世代で彼女と同レベルかそれ以下の子も多いでしょうし。
すっぱだもん!
てっきり敵だと思ったら味方だったんですね、二人とも。
全体にちりばめられた衣装の華やかさはすばらしいです。
二人がそのまま隣、みんなを無視して…なんというか、周りのモブキャラが結構上手く動いている気がします。
バケツ水というのはすごいですが、それをあっさり払ってしまったのもすごい。
「なにがあってもオレたちが守るから」にはロリポップを思い出してしまうのは僕だけでしょうか…
徒雲、という言葉もすごく綺麗です。はかない忍道の覚悟がもうできている…?
いきなり同居というのもすごい展開ですね。
「その程度で萌えるほど飢えてねー」という台詞には萌えました。このネグリジェもすごく…さすが忍、あらゆる欲望をコントロールできるようですね。
入り待ちは僕は宝塚で経験していますが、この女の子達には規律が足りないですね。
舞や曲芸で人心を惑わす術と忍術の関係…よく調べていますね。
確かに現代においても、いや現代においてこそそれは重要になる…
いきなり別の男に押し倒される、というのも楽しみな展開ですね。上の立場になったときの梅ちゃんの態度もなんというか…可愛いというか、くすぐったいようないい気分になります。
さっきの迷子が新人で、しかも例の、音楽で人を支配する術を使っていた…
で、三人で舞台に乱入して、なんというか…大丈夫なのでしょうかいろいろ。
スクール×ファイト
やっとクライマックスへ…?
クラスクラス、とそれしか見えなくなり、凶暴化している生徒達には…もう腹がよじれるような感じがします。人間はそういう生き物だ、とわかっていますから。
抱き寄せて「おまえになにかあったらオレがいやなんだよ」はかっこよかった!
で、教師はボーナスをつけて全員休暇…って、学校に誰も大人がいない状況は、多分法的にあってはならないはずです。
というか誰か一人が携帯電話で警察に通報すればいいのに。警察も教師も存在しない、全く頼りにならない…というのは、「地獄少女」もそうですが、何とかそれなしにリアルな物語を創ることはできないのでしょうか?かなり大きくリアリティを下げてしまいます。
涼と未来ちゃんが二人きり、というのもいろいろドキドキする状況ですね。
無駄かもしれないけど…というか拳でドアを叩いていても無駄、何か道具を探したほうがいいのでは?チンパンジーでさえ、とは言いませんが。まあ蹴りでもいいのですが。
0組のそれぞれのカッコいいシーンはすごいです。
特に「ぼくや未来ちゃんのような思いをする人はふやさない」というのは痺れました。
仲間意識が逆に弱点でもある…と、分かっていて邪悪でいられるというのはどういうことでしょう。本当の鏡を見る勇気がないから邪悪でいる、とは限らない…自分の真実を、人間を理解していながら邪悪でいられる人もいる…いや、例外ではなく、ある立場で育てられれば多数が?
偽情報でおびき出して集中攻撃…そして涼は何を考えたのでしょう。「弱い自分と戦う…」とつぶやいてから、最後のあの行動…それがどう結びつくのか。
倒れたみんな、そして集中攻撃…なんというか人間であること自体がいやになってきます。下半身が痺れてきます。
「どうして自分勝手に人を傷つけられるんだ」という叫びが、前から僕の中にたまっている怒りを最大限に発散してくれているようです。僕も、この言葉を大声で叫びたいです…でも、僕自身が…今一年に餓死している何百万人を見捨ててのうのうと暮らしていることを直視してしまうと、その責める言葉はそのまま自分自身にも返ってきます。そして悪と戦おうという正義感の危険さ、この人間世界のどうしようもなさがわかっていると…どうしていいかわかりません。
「傷つけられている人間が自分の友だちや家族や〜」…実はこの言葉は危険です。狭い集団としての自分達を傷つける敵から守る、という論理があらゆる争いの根底ですから。
涼の、あまりにも意外な行動は…ついに次号最終回ですか。なんというかツンデレ通り越してヤンデレになりつつあるこの男、次回には素直になれるのでしょうか?
君はワンドル!
猫部先生らしい、ブラックで楽しめる作品でした。
いい感じでこれまでの毒を抜いてくれます。
ヒロインもやはり可愛いですね。
で、あまりに間抜けな死に方に、「おらは死んじまっただ」というのを思い出して奇妙に笑えました。不謹慎ですが。どう見てもフグです。
生まれ変わったら子犬だった、それもいきなり野良…というかなかなか自分が犬に生まれ変わった自覚がない、というのが面白いです。
ヒロインの登場は素敵でしたが、それからのひねり方がうまいです。
ファンが悲しんでいる、と思ったらもう代わりがいて…ここはもうどうしようもなく笑い転げました。
ヒロインとまた再会する、それを繰り返すのがなんだか面白いですね。
この悪夢もなんだか面白いです。
というか普通に犬と会話しているみうきちゃんとパパりん…箸を使うのも当然、ってどうやって?
ペットショップ兼動物プロダクション、というのもいろいろ面白いですね。動物としてアイドルになるとは前向きな…まあそりゃ、人間としてアイドルになるまでの苦労を考えたら死ぬに死ねないのは分かりますが。
芸能界のことを知り尽くしている、で監督に対する腰の低さは爆笑!
このCM、そりゃ犬も逃げますよ。動物愛護団体の攻撃が怖いです。
アイドルにおだてられてヌンチャクを振り回す…生前のカッキーも相当お調子者だったのでしょうね。
火薬でドカーン、ってこのアイドルもかなりひどい。
「いったん引き受けた仕事は」はカッコいいです。
扱いの小ささも大爆笑。この作品、続くのでしょうか…あ、ラブリーで続くんですか!よかった。
とにかく楽しませていただきました。
キッチンのお姫さま
まさかの連発、そしてラブラブに狂喜乱舞しました。
大地くんもいきなり災難ですね。というか、茜ちゃんと星夜くんがくっつくのでは、と一瞬思わせていましたが、そっちはまだ先のようです。
星夜くんの積極性はびっくりしました。こういうキャラでもあったとは…
どぎまぎしているのには、空先輩と似ているというのもあるようですね。
理事長も、とにかく感情的に潰したがるのではなく利用価値はある、と冷静に見ることができるようになったのは進歩では?
ナジカちゃんと大地くんが出くわして、お互い間が持たない…これには頭が爆発して、かなり呼吸が過剰になってしばらく口をふさぎ、腕立て伏せをしてしまいました。
もうラッブラブ!とっとと告白しろ!いや、この状態で二年ぐらい引き伸ばして!もう息ができません。
大地といっしょにごはん、というだけでこの嬉しそうな表情!たまりません。
むしろ試練を与えている理事長を応援したいぐらいです。試練もまた恋のスパイス…というか引き裂こうとすればするほど燃えるのですから!逆効果!
料理を用意して大地が来るのを楽しみにしている表情も素敵です。
そして、大地が来ない、ということを聞いたナジカちゃんの表情を…前からは全く見せない、というのがすごいですね。すごく想像させられます。
料理となると熱く厳しいいつもの星夜くんになる、というのも楽しいです。
料理のこと自体は好きだから楽しいし、悲しい気分も吹っ飛んでしまうというのは素敵でした。
そして「おいしいもの食べるとすっげー笑顔になるだろ」という言葉、そしてプリンの味…まさか本当に星夜くんが王子様だったとは!といっても、まだ100%ではない…星夜くんが作ったプリンをどういうわけか…というのは強引すぎますね。
なんというか…とにかくナジカちゃんと大地くんのラブラブをどんどんやって欲しいです。
もどって!まもって!ロリポップ
というか全部悪いのはジェフ。
こわれたジェット機で戻る…面白い自殺もあるものです。かなり迷惑も大きな自殺ですね。
瞬間移動系の魔法はないのでしょうか?
アルの態度は読み返してみると実にうまい。曖昧というのがこれほど…多分、読者の視点になってしまえば楽しいのでしょう。
メルちゃんの活躍は嬉しいですね。というか飛行機には揚力がありますから、推力さえあれば持ち上げる必要はあまりない…むしろ浮遊魔法にとっては負担になるのでは?
特殊魔法幸福結婚…強力すぎる術ですね。これだったら、独裁神権国家を完全に幸せにもできるでしょう。
ここからのなんというか…ちょっと古いある種の少女マンガっぽい絵には笑うほかありませんでした。一度やってみたかったのでしょうか?
メル、よく頑張りました。
そして岸に泳ぎ着き、そのまま車で驀進、となんというか…やはりドキドキしますね。
結婚式のクライマックスは…友人の式を思い出して、なんだかほわっとした気分になります。
声が出ない、魔法すら破る愛情の強さ…ゼロたちの力より、自分の力で結婚にNOと言えた、というのもいいですね。
ここに飛び込んでくるゼロ!カッコよすぎました。
ぶち壊しの魔法大会はサンちゃんらしくて楽しいです。
ここでやっと出てくるジェフ、タイミングがよすぎます…ゼロたちは微妙にタイミングが遅れていたので容疑外。
というか、そういう用事で家を空けていたならちゃんと連絡しろ、以上…じゃないですか!
もうあきれて力が抜けて、まったく。
見開きで一件落着、と思ったら魔法試験も?
確かに結婚式をやってしまえばあっさり飴石も出てきそうです。
この作品もクライマックス…春までに、だいぶ「なかよし」は変わりそうですね。
かみちゃまかりんchu
…最初からこれこれこういうわけで助けてくれ、とキリオが言っていれば問題なかったのでは?
神くん、やはり抑え切れませんでしたか。
霧火さん、やっと活躍でしょうか?あっさり先回りもカッコよかったです。
この状況で「おじゃまします花鈴ちゃん」というのもなんか間抜けでした。
自分の未来では霧火・キリオともに死、ともっと早く言っていれば…というか、前のときも争う必要はなかったはずです。どちらにも守るべき存在がいた、それだけだったのですから。
というかこの指環の言葉…初めから、桐彦の目的が自分の復活だけだったとしたら?そのために子供達に死病を植えつけ、妃路を利用しているとしたら…
というかそれでも戦う和音は、霧火・キリオの死は当然だと思っているのでしょうか?別の解決策を探ろうともしないのは…戦士だから?
みんなを助けたい、と思うのは花鈴ちゃんだけ、というのがなんだか悲しくなります。
子供の力を借りて未来へ、というのはどうしても「セーラームーン」を思い出してしまいますね。さあて…どうなるやら。というか春までにはクライマックスでしょうか?
それともまだ当分続けられるでしょうか…
フィアンセはモンスター!?
前回ちらっと出てきただけのルル王女が冒頭から目立っているのはちょっと苦笑します。
超強力ホレ薬のビンが業務用洗剤みたいに見えるのが苦笑します。
おせち料理でわいわいしているのはすっかり夫婦ですね…というか大人同士の夫婦ではここまで騒がないですか、それこそ中学生が同棲したらどうなるか、というのを見せられているようですごくいい気分になります。
いきなりルル王女の登場、別のフィアンセの存在にびっくりして怒っているみくちゃん…というかそれぞれの表情やしぐさがすごく可愛いです。
食べあわせでとんでもないことに…というか子供化で、二人そろって大喜びしているのは爆笑しました。「ごめんなさあ〜いvでもかわいい」というのは素直すぎます。
この象に乗った夫婦神はとんでもなく重要な存在に思えるのですが。古代インド神話では象は非常に神聖な動物ですから…誰でしょう。
この格好で崖から落ちて、せっかくの和服は悲惨なことになっているでしょう…
で、「こっちきてあっためてあげる」とか、小さい子にはスキンシップに抵抗がないんですね。
例の夫婦神に預けていた大切なもの…?
ラウトがいきなり死にかけ、…「わたしのものにならないラウトさまなんて」という時点で…愛情としては正しい形ではないと思うのですが…
みくちゃんの決意、ここでついに出てくる「好きだよラウト」という言葉…
すごく切ない最終回になりそうです。
地獄少女
あまりにも終わり方が明るすぎます。本当は最悪なのに。なぜこんなに、「地獄に落ちる」ということを軽視できるのでしょう…ものすごい霊・魂に対する冷笑主義ですね。
冒頭の明るさが、先のことを思えば痛々しいです。
療養生活だけど明るい少女と、血まみれの男との出会い…すごくドラマチックですね。恐怖を持たない世間知らずの恵ちゃんのキャラクターにはとても好感が持てます。
ずっと「ヤンキーくん」と呼んでいるのも面白いですね。
公園の話とか、ごく普通の…明るい話に見えているのが切ないです。
そして、調べる暇があるなら助けろって地獄少女その他。もしかしなくても暇人?
毎日訪ねてくれる彼、そしてごく普通のデート…が、いきなり暗転するギャップがすごく心を痛めます。
「こんな立派な病院の個室入れるような」という言葉もすごく刺さります。
それで切れて、「根こそぎうばってやろうと」…読み返してみると、この偽悪的な言葉が悲鳴に聞こえます。
というか、「亨めー!!」というノリで地獄少女に…できないのが当然ですよ。
キスして写真を渡して「バイバイ」というのはすごくカッコいいです。
きくりがメインになるのは今回が初めてでは?
というか…警察に連絡する、というもう一つの選択肢がないのが不思議です。それ以前に、「自首」は警察にたどりつかなければゲームオーバーではなく、電話で自首して保護してもらうという手もあるのに。あまりにも間抜けな展開でした…
それで来世を失った恵ちゃんは、もうきくりが生贄を求めて誘導したとしか思えません。
その地獄では、その写真も…思い出も何もかも踏みにじられ、その全てが苦痛となって、しかもそれが何兆何京年と続くのでしょうね。
この作品では、まるで…地獄流しにされる者や、人を呪って地獄に落ちる者、それぞれの地獄での待遇に、生前の行いによって差があるような気にさせられます。
これでは…恵ちゃんのように善意で人を呪った人は、地獄と言っても結構穏やかなような気もします。
でもそうではなかったら?どのような理由であろうと、本人の魂の善悪がどうであろうと、地獄での責め苦は想像を絶する残虐なものだとしたら?
『往生要集』『神曲:地獄篇』を読むまでもなく…地獄は地獄でしょう。
たとえ肉体的な責め苦はなくても…少なくとも、地獄の本質は…永遠の絶望では?
そのことを描かなくていいのでしょうか。
愛する人が払った代償の重さを知ったら…僕だったら…心が止まってしまいましたよ。
来月号はいくつの作品が最終回なのでしょう。かなり大変なことになりそうです。