なかよし2008年6月号感想
付録は薄さに拍子抜けしましたが、意外といいものがそろっています。
バッグの第一印象はちゃちでしたが、買い物袋にも便利です。といっても5kgの米を入れて自転車からぶら下げて何キロも走る勇気は出ませんが。
鉛筆も何度も言うようにいいですし、メモ帳もシンプルで用途が広くしっかりしています。
しゅごキャラ!(PEACH-PIT)AAA(フクシマハルカ)サファイア(花森ぴんく/高橋ナツコ)ギリコイ(山田デイジー)マジカルダンス!(小鷹ナヲ)小川とゆかいな斉藤たち(茶匡)夢みるエンジェルブルー(白沢まりも)ココにいるよ!(遠山えま)Yes!プリキュア5GoGo(上北ふたご/東堂いづみ)キッチンのお姫さま(安藤なつみ/小林深雪)地獄少女(永遠幸)予告
しゅごキャラ!
歌唄ちゃんの動きはとても意外でした。
そして今回でかなり背景が見えてきましたが、「イースター」の邪悪さが表に出すぎて、最初の頃のようになぜ子供が夢を失うのか、というテーマがうまく出ていない気がします。
「このあたりにかくれてたりして」…あむちゃんの部屋にいる、と知られたら本当に殺されますね。
あむちゃんが腰を抜かしているのを妹が真似ているのが可愛いです。
いきなりラーメン屋に誘うというのも、そういえばあむちゃんはまだ小学生でしたっけ。一人で外食するのに抵抗があるのもわかります。
ラーメン屋のジャーゴン(専門用語)も面白いです。僕はラーメン屋にあまり入らないのでよくわかりませんが。
イクトのことを心配するのは当然ですが…
いきなり新曲を誉められるの、歌唄ちゃんもちょっと照れているのでは?その表情が可愛いです。
しかし苦労してますね。
天才バイオリニストならいくらでもいるのでは?
昔の話は、あむちゃんの単純な正義感と道理にすごく共感できますし、強い憤りを感じます。
「権力ってこわいものなの」という言葉は…子供にとってはあまりに重い真実です。
「自分で自分を救えないうちは」という言葉もすごく重いです。「アンタのおかげでね」あと妹のおかげでもありますけど。
空海と歌唄ちゃんのフラグもこれからが楽しみです。
二人きりで歩くシーンはときめきがすごくよく描かれていて好きな描写です。
いきなり名前呼び宣言ですか…うわラブラブ。
自然に車道側に、というのも男の優しさですね。
「たくさんいうって」…この好き好き攻撃は燃え尽きそうでした。
イクトと歌唄の過去と唯世くんにはどんな関係が…
そしてこの対決、ますます…修羅場ですね。
イクトがあむちゃんと一緒に寝ていることを歌唄と唯世くんに知られるときが楽しみでなりません。
AAA
オールスターズイラストは冗談抜きで貴重!せっかくだから大人遊馬も…
ストーリーがわかりにくく理不尽が多い作品ですが、雰囲気から自分が中学時代のことをすごく思い出してしまいます。あの頃はこんな空気を感じていたな、という気がするのです。
冒頭のやりとりは可愛いです。とことん優位の黒田くんが見ていて楽しいです。
三人組に問い詰められて逃げてからも、どうしても雅くんを一人の男の子として相手にすることはできないんですね。
でもテストで少し気にはしてますね。
全員が正解できない難問を入れる、というのは…あるノーベル賞学者がテストで「問い五は私にもわからないんだ。わかる人がいたら教えてくれ」とやったようなものでしょうか?やはり全能感を弱めるためにあえて難問を?
勉強を教えてもらう、というのも面白い罰かも。
勉強以前に席についてくれない生徒…困ったものです。
翌日は勉強対策で徹夜して居眠りするほど頑張る、というのは一生懸命でいいですね。
僕も昔は、三次方程式という時点でびびっていた事を思い出します。特に試験秀才は難しそうな問題を避けることが何より重要ですしね。
黒田くんの解法はすごく綺麗ですが、読者にどれだけわかるでしょう…少なくとも1が解の一つだということは、最低限の文字式計算ができればそれだけでわかるはずです。だから部分点は取れるはずの問題なんですよ、元々。
それ以下は…いつやったのか覚えてないです。というか公文卒業していればできると思いますが…いないのでしょうか?
あと、グラフ法で強引にやる手もなくはないです、時間さえあれば。細かい方眼紙で、0.1単位で代入してグラフを書いて、それでx軸とグラフの交点が解ですからその近くを0.01単位で代入してグラフ精度高めてから、単純な数…ルート2とか3とか5ぐらいを使う数で、数値が近い数を推定して代入すれば解けます。
少なくともテストで、答えがルート234523などとなったらほぼ間違いなく計算違いですから、解になりえる数は結構限られています。
ドーナツを買って来たら屋上で花火、というのはすごく嬉しい気分になりました。
すごく優しいですね、みんな。
自意識過剰での暴走も楽しいです。水はわざわざプールで汲まなくても水道が…まさか水道がいたずら防止で止められているとか?
二人で水にはまってしまい、そこからまたバタバタする雰囲気にすごく昔を思い出して甘酸っぱい気分になりました。
サファイア
確かに言いました、小宇宙さえ限界超えて燃やしてくれればネーム掲載しても許す、と。
ヘケートがどう動いてくれるやら、とにかくガンガン燃やして燃やして爆発してください。
ギリコイ
確かにこれはどんな顔をして会えばいいのやら。
告白を後悔している表情がすごく素敵!
気をまぎらわすつもりが二人で委員、というのも苦笑するほかないです。しかも二人きり。
ふっとカーテンに体が隠れてしまうシーンは妙に色っぽいです。
紙で花を作るやりかたは僕は正直知りませんでした。こういう織り方なんですね。
告白を否定してしまう、というのも「そっか…友達か」という言葉を読み返すと痛いです。本当は両思いなのをどちらもいえなくなってしまっている…
互いに誤解して友達に戻ってしまう、というのはすごく切ない関係です。
母親の優しさがすごく暖かいです。日曜も弁当、というのがどれだけ無茶だか。そして台所がとんでもないことになっても優しくわかってくれますし。
「がんばりすぎなんだよ〜バカ」という言葉、僕が何度も好きな子に言いたかった言葉です。あの頃の僕は心と言葉が全くつながっていませんでしたが。
素直に「ありがとな」と言ってくれるのは素敵でした。家でも「やっぱり玉子焼きは」とあらためて感謝をかみしめるのもすごくいいです。
そして荷崩れに巻き込まれてかばって、本当にキスしてしまうとは!うわ…。
なんというかため息しか出ません。感情表現が深すぎます。
マジカルダンス!!
ううむ、熱い!
カイとのことをからかったりユウナの緊張を見ていたり、余裕ある子もいますね。
ダンスシーンは迫力より可愛らしさがすごく出ていて、見ていて心地いいです。
そこでユウナが足を痛めて、フォローしようとしたのがリンちゃんだけだというのが…案の定めちゃくちゃになったのは目を覆うしかありませんでした。
ここで光と音楽から、チップとデールの世界の楽しさにはびっくりしました。
前を向いた三人のダンスの華やかさは素晴らしいです!
ユウナの「ありがと」の一言だけだったのがなんだか可愛いです。
謝らないのは…自分も全力を出していたことがわかっているから?怪我がクセにならなければいいのですが。
とにかくパワーがすごいです。他の作品の分もたくさん光を与えてくれます!
小川とゆかいな斉藤たち
…これなんて801?
仲のいい友達、には僕も昔から苦しみました。非常に残酷な調査です。
仲良の評価は結構いいんですね。
大喜との…なんというかいつものことという感じがしますが。
友達欄からの除名というのもすごくくだらない発想で、天才らしくないです。
大喜の意外な対応にびっくりして、それで寂しくなる心理描写はちょっとサブイボ。
小川さんなどは素直に寂しがりますね。
さびしくなんかない、の連発は可愛いです。
謝ったことがない、というのもわかります。『道子』のドラマが話に生きているのも面白いです。
この呼び出しは決闘か…謝るためにわざわざそこまでするのがすごい。
目さえ合わせてくれない、ってなんかもう恋愛物みたいな状態で…ははは。
必死で「話をしよう!!!」と捕まえるのなんてもう…
二人で座ったらペンキ塗りたて、というのも爆笑。
全く二人とも子供です。それでようやく…笑って済ませる、とか最後の「そんなこと言葉になんてしてやるもんか」…
すごく感想が書きにくいです。
夢みるエンジェルブルー
すっかり定着して嬉しいです。
冒頭…胸薄すぎ…どうせ妄想なんだからもう少しサービスしても…というか男が女に服を贈るのは脱がせ以下略。
いきなりどさっと抱き寄せてくれるのはなんだかドキドキしました。彼の大きさと天音ちゃんの軽さと柔らかさがすごく伝わってくる感じです。
いきなりじーっと大きい目で見つめられ、手元の雑誌を取られて…びっくりしました。
葵先輩に彼女…確かにショックですね。しかも芸能ニュースとはスケールが大きい。
さっきの子はバスケ部でしたか。確かに下手なのはドリブルの高さを見ればわかります。もちろん僕も人のことは言えません、肩の高さで鞠突きするのが精一杯でした。
あの服装であんな作業するのは無理ですね。「ママが選んだスカートやブラウスしか」というのもわかります、僕は今に至るまで自分で服は選べませんから。
いつもと違い、ファッションのことを考える余裕がない、というのは地味に見えますが大きなピンチですね。
青磁くんが携帯電話でやり取りしているのに悔しがるのは苦笑しました。
二の腕が目立つ、というのは女の子にはすごく刺さる表現でしょうね。僕は柔らかいの好きですけど。「これならきっと」と恋心を暗示するのもドキドキします。
さやかちゃんのボロボロ姿はすごいものがありました。高木先輩はちょっと出かたが唐突な気もしますが。
「きかなくたってわかりきってる」で自分のことを反省してハッスルする、という心の動きはすごくうまいです。
青磁くんも複雑というか素直にいい人ですね。
大声を弟くんが慣れてる、というのもなんだかいいです。
いきなり髪を切ってしまうのはびっくりしました。
イメージチェンジしたさやかちゃん、なんというかすごい…長いジッパー、ベルトラインの低さがさりげなく過激に見えます。
あっさり噂を否定する部長の表情、なんか微妙で楽しいです。
練習しているのを見てもらう、というのも嬉しいですね。
デート騒ぎの真相は…先輩も口が固いですね、姉にさえ言わないとは。
いや〜次回が楽しみです。
ココにいるよ!
な、なぜこんな簡単なことがわからなかったのでしょう…
いつも元気ない、って確かに。
みんなの励ましが意外に力になったのはさりげないですがすごく素敵な描写です。
いつもどおりの日向くん、一番近いのにすごく遠く感じる…僕も覚えがありますし、すごく切ない気分になります。
陰影の使い方がやはり抜群にうまい。黒を強調する場面から一気に上を白くし、それに輝くんを重ねて…
好きな人を疑いたくない、というのもすごくわかります。好きであればあるほど疑いがひどくなることも。
問い詰められたときの日向くんの反応は読み返してみると、それがいかに激しい苦悩だったかひしひしと伝わってきます。
「だって教えたら〜オレからはなれていってしまう」という言葉も初読時と読み返しているときで全然意味が違いますね。お見事。
輝くんがひかげちゃんの手をつかんで飲み物をおごってくれて…彼がこれほど動いたのは初めてです。
そして「本気じゃ」発言に対する輝くんの激しい憤り…輝くんも苦悩したようですね。
あまりにも意外な真相、なぜわからなかったのか…最初から思い込んでしまいました。
すごいですね、やはり。
yes!プリキュア5GoGo!
青いバラはとうとう遺伝子改良でできたようですね。
見た目はラブラブだけど物足りない、というのも贅沢な悩みです、会えないし手紙さえ出せなかった日々を思えば。
シロップがシゲキ剤、と期待するのは苦笑しました。
いきなりやたらと強い敵…やっぱりアクションもすごいです。
ミルキィローズの冷たいカッコよさはすごい!今回はアクションもありなのは嬉しいです。
人間の姿で出てきて「まかせておけないわ」と爆弾発言の直後の正体は衝撃でした。
確かに超シゲキ剤ですね。
キッチンのお姫さま
うわ〜、まさかこの方向に行くとは。
本当なら喜ぶべきことのはずなのに、空の顔を思い出してしまって苦悩してしまう…ナジカちゃんはちゃんと墓参りして気持ちに整理をつけたんですよ?
ナジカちゃんと理事長はすっかり和解しているようで、それも意外でした。
彼女に弱音を全部吐くなんて…そしてナジカちゃんの料理を理事長が食べてくれる、という最大の山場がこんなあっさりと。
塩…親が塩、という言葉の深さには驚きました。「大地を支えられるのはお父さんだけなんですから」というあまりに大きな愛情に、涙さえ出そうになりました。
みんなの中で笑っているナジカちゃんを見て、大地くんが余計ブルーになるのは胸が痛みます。
改めての、素直な告白がすごくきれいで…だから、大地の言葉があまりに意外で、憤りさえ感じます。
誰もそんなこと望んでいないのに!
地獄少女
やっと終わりが見えてきた…悪いですがほっとしています。
そして、最悪の作品からとはいえこれほどの力を開花させた永遠先生が、次は今までの分も光の側の作品でたくさんの光を読者に与えてくれますよう!
続きの話になるとは意外でした。しかも地獄通信による治安崩壊とは…そりゃまあばれない拳銃をばらまけばそうなりますか。
あっさりと地獄に落としたものが落とされる応報は…すっきりしちゃいけないんですね。
全部が悪魔の子のせいになる、考えてみると不思議ですね?彼が誰にも呪われていないのは。
目撃証言以前に遺体が上がらないことについては…まあ警官も人間で、人間は思い込みを知性と勘違いしている代物ですからね。
「真実の地獄少女 柴田一」…出番ここだけ?
皆が、自分も死後地獄に落ちるということを無視してしまう…
警官の妹がどう話に関わるのかもいろいろ気になります。
「この町の連中…人の死をぜんぶあの子になすりつける」…それが人間という生き物ですよ。
「お嬢の体がもたない」という言葉、そして地獄少女が拓真のところに…何をしに来たのか、あいも慰めを求めたのか…
地獄通信を使った者が魔女狩りの先頭に立つというのが、つくづく人間嫌になります。
契約の印を確かめるというのもある意味警官らしからぬ行動です。
自分を助けようとした刑事を逆に助ける勇気がない拓真…でもこれほど人間の悲惨を思い知って行動できるはずはないです。
最後のページの四人、それぞれがどういう決意をするか…
胸が痛いです。とにかくそれで終わって欲しい、そして永遠先生が光の側の次回作を、そればかり必死で祈っています。
桃雪先生の絵柄の変化には驚きました。想像以上の脱皮です…作品も楽しみになってきました!
それ以外の新連載などがないのは残念ですが、そろそろ長期連載がいくつか終わる気配もあるので…それからを楽しみにしましょう。