なかよし2009年5月号感想

櫛・髪飾り・タオル・ティッシュと身だしなみに集中したのはしっかりしています。

これだけレギュラーの数が連載枠より多い状態なのに、どうやって小池田先生の連載を始めるのでしょうか…本来なら誰が抜けるのか、という問題だと思いますが、今の「なかよし」はレギュラーを切ることができない気がします。
また連載数過剰で休載を回していく形になるのでしょうか?
去年いくつかあった新人作家の読みきり、そしてラブリーでのシリーズは本誌連載とは何の関係もないのでしょうか?

読者ページもついに交替…とても重要な場です。ハタノ先生の明るさがどんな影響をもたらしてくれるか、楽しみです。

しゅごキャラ!(PEACH-PIT)ボーイフレンド(山田デイジー)ツバキヨ(原明日美)フレッシュプリキュア!(上北ふたご/東堂いづみ)AEISA(安藤なつみ)妖界ナビ・ルナ(菊田みちよ/池田美代子)くぇいるリコーダー(小池田マヤ)どきどき!たまたん(こげどんぼ*)こどもじゃないから!(瀬田ハルヒ)マジカルダンス!(小鷹ナヲ)新・地獄少女(永遠幸)サファイア(花森ぴんく/高橋ナツコ)予告

しゅごキャラ!
とにかく見せ場見せ場!圧倒されますね。
イクトはこれが本来の姿、というのが面白いです。
別のたまご…
×キャラが集まるというのも…人間の悪意が集まるとどんなものができるのやら。
声だけで多くの悲しみを誘ってしまうとは…それはそれで恐ろしい精神兵器ですね。
専務にも心の痛みがある、というのがずきっとします。
唯世・イクトのコンビが出るのは嬉しいですね。
なぜ悲しみはなくならないか…人間の存在の根底に、あまりに大きな矛盾があるから…虫や植物、細菌のようにただ望みのまま生きることができないからだと僕は思っています。
女の子にできることが愛すること、泣き声を笑いに変えること…というかあまりに抑えられた悲しみは、一度蓋を空けて外に出さないと本当に笑うことはできません。
エンブリオを手にしてしまって、たちまち体が焼け溶けて自滅することがなかった…そのことがかえって怖いです。
そしてエンブリオをイースターが手にしたらどうなるのでしょう?
イースターが絶対的な権力を持ったら…誰も夢を持ち、なりたい自分になることができない…悲しみを夢幻にエネルギーとして吸われ、利用され…どんな世界になるのでしょう。
僕が書物で知っているいくつもの最悪の世界…ナチス・ドイツ、スターリン、カルヴァン、ポル=ポト、毛沢東、マッカーシー、タリバン…戦中日本の軍民問わぬ「世間」の暴走…それらのようになるのでしょうか?でもそれらもまた人間の本性です。
この三人、一体どんな罠が待ち受けているのでしょう。
一体何があるのか、イースターの正体は一体何か…×たまの悲しみ?世界に対する憎悪?若者の夢に対する否定?無限の欲望?無限のサディズム?抑圧・虐殺・拷問によって愛を強いるビックブラザー?それとも世界を清浄化したい欲?
というか連載をきれいにクライマックスに持っていくかあくまで続けるか…
色々と気になります。

ボーイフレンド
すごいの連発。圧倒されます。
抱いた状態からおろすときの力強さと動きときたら!
学校を休んでいたのはともかく、学校を休んでいても学力を保つことは…現実には難しいです。学校が嫌いになると、勉強それ自体が決定的に嫌いになることがありますから。元々ほとんどの人間は勉強自体は嫌いですし。
ぜんぜんわからない、というのもわかります。自分がなにをわかっていないかわからない限り、どうしようもないです。
「…ジャマ」と声をかけてくるところのそっけない優しさがまたいいですね。
本来なら全然わかっていない人とわかっている人が同じクラスにいるのが間違いです。日本の学校イデオロギーでは、学習内容より平等なんですよね。そのせいで、わからない授業を聞きながら何年も無駄に過ごす人がどんなにいるか…
この問題自体は、グラフで表現すれば式は不要です。
重要なのは単位の統一と抽象化…時間の単位が分だろうと秒だろうとかまわないし、メートルだろうとヤードだろうとかまわない、両方が同じ単位を使っていれば。引っ掛け問題に単位を違えるものがありますから、その場合は単位をあわせることを最優先。式の=の左右は常に同じ単位でなければなりません…ちなみにそれは次元解析という技術につながり、使いこなせると色々実に強力です。
しかし結構厄介な問題ですね、等速直線運動を一次方程式で表現すること、そして移項整理によって二つの式を一つの一次方程式にして解くこと…
いや、この問題は単純すぎますが連立方程式でさえあります。合流する位置・時間の対を求める、という発想のほうがむしろ簡単に式にできますね。
まあ、そういうどうでもいいことを無視し、試験管が欲しい答えに最短距離でつく「テスト知能」というべきものが一番重要なのかもしれませんが。
「わかった!!」と頭を起こして、頭突きになってしまうのは苦笑しますが、何かがわかるのって嬉しいですよ。
文章題を中心に、というのはどうしてでしょう…
発作が起きやすい、というのは病気で休んでいたのでしょうか?それとも精神的な理由による発作?
ここまでやれ、をちゃんとやるところ…この表情もすごいです。
平均以上、というのはすごいですね。
基本が間違っている、といっても基本ができていないのに文章題は…文章題は何より国語と、「テスト用に言葉を読む」というきわめて特異な能力が求められるのですが…
お礼をいいに行くシーンの可愛らしさときたらもうぼろぼろになりました。

ツバキヨ
苦労ばかり、特技はメンチ切り(別にメンチカツではなく視線での攻撃の意)の生徒会長、桜井成二が愚痴っていたら、いきなり少女との出会いが…
生徒会には今日もいつも苦情の山。その最大の理由が、その出会った相手、触れて相手の心を読む超能力者の椿清衣ちゃん…確かに心は読めるけど、それ以上の「智」が一切ない彼女のために学園はいつも大惨事!

相変わらず豪快ですね。
いきなり「いますぐ別れなさい」と包帯女に、これは一瞬ホラーかと思いました。
「椿せん用」のスリッパが…
いやすごいボケテレパシーですね。普通テレパシーを使えたら…どういう人格になるでしょう。生まれつきだったら…と途中で目覚めるの、本来の性格でまた違うでしょうが。
そういう智がなくてテレパシーだけがある、というのはまたある意味恐怖ですね。その能力はすごく悪用しやすいでしょうし。
使い方をちゃんと教えれば確かにすごい力になるでしょうが…
すんごいキャラもあったものですね。
「わかったんならさっさと」のすみれさんの迫力がすごい。
ぶっ殺す、というのはほとんどの人が毎日何度も思っていますが、実行するのはごくわずかです。考えてみると殺してやると心で思った数に比べ、実際の殺人の数が少ないことは謎ですね。
タックルして自然の中で…あまりのすごさに頭が空白になりました。
活動日誌はかなり感動的です。
というか…この「死んでやる」も、多分無数の人の心にあふれている言葉だと思います。「殺してやる」と同じく、心の中で思われる数が実行される数に比べ大幅に多い言葉でしょう…
その差を読み取ることはできないのでしょうか…
いらない、という言葉に傷つくことが、生徒会と関係なくても行動する…で、何ですかこの言葉は。事実ですが。
というか映像も読めるんですね。
ここで回想…そういうことでしたか。
いらないやつなんかいない?…どうでしょうね、これからの日本は何百万という人をいらないと排除する社会になる可能性がきわめて高いんですが。いらないやつなんかいない、というメッセージがまっすぐ届く社会であって欲しいと祈るばかりです。
どんな展開になるか、実に面白いです。

フレッシュプリキュア!
う〜ん、ますますアニメ見てない人お断り…でもとにかく画面を見ているだけで華やかで楽しいです。
管理国家ラビリンス…要するに共産主義?いや、資本主義の戦後日本も学校や会社の実態は管理主義でしたね。
「愛も夢も希望も幸せも」というと、キリスト教圏の人は信仰を入れたがるだろうな、という気がしてしまいます。
ダンスも三人でやる、というのも面白いですね。
「幸せになるとさえいえば喜ぶ」「幻想にしがみついてあわれだね」というのは全くです。宗教がもとよりそうですし、宗教が衰えたら今度は宣伝による恐怖と欲望がそれに替わっています…

ARISA
ますます過激化していますね。
角材で殴られてもすぐ反撃、さすがに強い…ここで反撃していなかったら?
王様の、歴史といえば大げさですがこれまでのこと…すごく納得できます。歴史上の、また現代のテロや社会問題としての宗教の立ち上がりとかなり高く一致していますから。
少なくとも学校のテストにアクセスできる…教師が有力容疑者…また鞠子ちゃんも有力容疑者です。
利益が、簡単ではないがある程度がんばれば確実にある、というのも集団を操縦するのには…アウシュビッツの看守が使った技術にありましたっけ。
自然発生的なルールもまた人間の常です。
この状態を観察できたら、宗教学者にとってそれこそ…言語学者にとって、ニカラグアで耳が聞こえない子供たちがちゃんとした手話などの教育を受けられず各家庭に孤立し言語を持たないままだったのが施設に集められ、それから短時間で子供たちが自然発生的に自分たちで新しい手話の一言語を作ってしまった事件のような、この上なく素晴らしいサンプルでしょう。
願い事に、物理法則の限界があるかどうか、また現実の人間には不可能なことが可能かどうか…僕なら試すでしょうね、「北朝鮮で民主革命を起こせ」「UFOを呼び出してくれ」「重力定数を変えてくれ」「木星の軌道を変えて地球の近くに」…いや、男子の自然な欲求として「女の服を透視できる超能力を」が今まで願われていなかったとしたら不自然です。
というか、これは究極の実験かも…「人工的に宗教を作ることはできるか」。
絶対的な力に対する信仰ができるのは理解しやすいことです。
「どうしてだれも正体を」という言い方をした時点で、もうつばさちゃんの正体は見破られているのでは?
「絶対に守るから」からのキス未遂はかなりドキドキしました。
追うのが早いのはいいのですが、なんというか…フォロー体制が弱い気がします。自分が死ぬことを計算に入れて、自分が死んでも必ず敵は倒せるシステム…それがあれば、逆に相手にその存在を告げて自分を殺さないよう説得できます。
詩織さんにされていることは…あえて言えばよくあることです。王様の罰…王様が本当に超自然的な存在なら、自分たちが罰に協力しなくてもいいはず、ということは共同体にとっては禁句です。共同体がウソでできていることを暴く問いですから。
真鍋くんの行動は実にわかりにくいですね。
スパイといっていきなりドアを蹴り開ける、って立派な犯罪です。一々刑法を調べる必要がないほど。
なんというかこの部屋はある意味ホラーですね…
展開がかなり速いのが気になります。一気に進むのか、それとも二転三転と果てしなく錯綜するのか…

妖界ナビ・ルナ
「くるみと七人のこびとたち(高瀬綾)」を思い出させます。
なぜ彼女は自分の姿を醜く恐ろしいと感じるのでしょう。僕は確かに醜いと感じますが、それは僕が人間だからです。馬は馬、タコはタコが、宇宙人は自分たちがなによりも美しいと思うはずです…人間にとって人間が何よりも美しいように。
人間の美的感覚を学んでしまったのでしょうか?
自分を隠すことの悲しさはすごく普遍的だと思います。
リョウさんが来てしまった…しずくさんにはあまりにも悲惨でしょうね。
涙が玉に落ちた時に起きた奇跡、昔の真相はすごく重いですね。命そのものを願いをかなえるために渡すとは…
リョウさんはちゃんと彼女を人間とは違う姿のまま愛してくれた…それでも運命はあくまで二人が結ばれることを許さないとは!
二度と会えなくても、彼女が生きていてくれていればいい…あまりにも悲しいです。
さらにリョウさんからその記憶まで消すなんて。確かに何より深く愛したこと、そして別れの決断も…その記憶を奪ってよかったのか、僕には疑問です。
むこうのしずくさんはむしろ喜ぶと思いますが。
でも、スネリとしては妖怪について、ルナの正体について知る人が少ないほどいい、というのはわかります。
ルナちゃんの精一杯の言葉は…あまりに悲しすぎます。真実だからこそ…
ルナちゃんだけが、あまりに重いものを背負ってしまっているような気もします。
その悲劇で、結局ルナちゃんが水の玉を手に入れた、それだけでしょうか?
そのために…これからも同じような悲劇が?

くぇいるリコーダー
リコーダーの合奏会を前に、ずっと過疎村にいて子供と接したことがないため笑顔がキモく馴染めない転校生の夢乃ちゃんは色々苦しんでいる。
練習も団地ではできず、工事現場にまぎれて一人でやっている。そこで、真っ白な妙な鳥…捨てウズラを見つけてしばらく世話をすることに。
その夜、夢の中でウズラがお姫様のような自分と広く静かな練習場所を与えてくれ、スパルタ指導もしてくれる。
でもクラスではうまく吹けず、嫌な気分が夢の中の笛にも移ってしまう…

よく知ってます、すごい作家だということは。それでも期待の何十倍もすごいです。
これだけ膨大な作業量をぶちこんだ、これほどの技術を使った作品があるなんて、読者にも作家にも想像できなかったでしょうね。衝撃的だったと思います。
どれほどがんばったのか読んでいて怖いぐらいです。いつも全力投球の作家だったことを改めて思い出します。
冒頭から…ものすごい違和感というか懐かしさというか…ちょっとしたタイムトラベル感覚でした。
カウベルというのも面白いですね。
男女双方のリーダー、というのも…精神年齢とかが全然違うんでしょうね、この二人は。
「ちやほやされてさぞかしいい気分」と言えてしまうのはある意味すごいと思います。
この工事現場なんてのは小池田先生だからこそですね。すぎなの終盤を思い出します。
その回想はあまりにも痛々しいです。
団地で家で笛が吹けない、というのは辛いですね。なんとか替わりの練習場所を親が見つけるべきだと思います、たとえばカラオケショップに連れて行くとか。親同伴で行くならかまわないのでは?
また先生に事情を言えば、放課後に教室や音楽室、また一人でいたいなら空き教室を見つけられるでしょう。
いきなりうずらがいたのにはびっくりしました。重量感があって可愛いですね。
にくい、と素直に何でも心の中で言葉にできるのはいいと思います。感情を自分にも素直に出せず自滅するよりましですよ。
この夢の中の…うわああ、と頭を抱えました。
笛がうまくいくとパステルピンク色になる、というのも素敵ですね。
緊張してうまく吹けなくなる、というのは…実際これまでの環境からここに来たこと自体があまりに残酷でした。
「夢乃にはこうみえる」というのがすごくわかります。悪意で周囲を見ていると、周囲が悪意で自分を見ているとしか思えなくなる…いやというほど覚えがあります。
嫌な気持ちで吹くと嫌な色になる…綺麗な色を思い浮かべて吹く、ですか…
和音ちゃんの忠告は完璧に正しいです。それを悪く取ってしまう周囲や夢乃ちゃん自身のほうがおかしい、と今の僕には思えます。でもそれは大人の、十分前頭葉が発達しホルモンの暴走が収まり、普段の生活でも対人恐怖から無縁でいられる僕が客観的に見ているからで、小学校のときの僕がここにいたら…とてもまともな見方はできなかったでしょう。
どうしても正しい忠告にまともに答えられない、感情のほうが強くて合理的に考えられない…見ていて辛いです。まるっきり昔の僕ですよ。
「みんなをギャフンといわせてそれで〜」…一人ぼっちのままでは、どんなにうまくても意味がない…でも、みんなを敵だと最初から感じていれば、とにかくぎゃふんと言わせなければ、それこそ殺されるという恐怖感さえ感じています。
もし青い笛を吹いていたら、どんどん悪いほうに回っていたかもしれませんね。
消しゴムを拾うこともできない、社会性がどんどん低くなる悪循環…というか小さい頃の環境があまりにも…
うずらの、非常にリアルな会話に微苦笑。餌と眠りとうんこ、それがすべてですよね、そりゃ。
夢の中に他者がいる、というのもすごいですね。
あふれ出てくる本当の言葉は読んでいて泣きたくなってきます。これだけ強く素敵なメッセージがあふれていれば、絶対読者にも伝わりますよ。
翌日、皆を観察できるようになる…ソーシャくんがリズムで助けてくれて、それで言葉があふれてしまう…ここはもう体が締めつけられるような、中から爆発しそうな感じさえしました。
本当に夢のなか、この二人がいた…
なんというかすごい!本来少女漫画ってこうじゃなきゃ、と強く思います。
ここまでありったけの力をぶつけて、ありのままの心をぶつけてくれて…これが少女漫画ですよ!
やっぱりすごいですよ、小池田先生は…やはりもうすぐ連載になるのでしょうか?この質でやってくれるなら、確かに新人作家のことを思うと断腸でもありますが読者のためにはとても嬉しいことです!最優先されるのはやはり読者じゃないと…

どきどき!たまタン
すごい絵の簡略化ですね。
ブログですか…はは。
別にこんなの大した炎上じゃないんですが。
何か話そうとしてうまくいかない、というのは…両方子供ですね。茜くんも大人なら前向きにがんばる子さ、とかごまかせると思います。
茜くんもがんがん厳しいですね。
ミハルちゃんが茜くんにどうあしらわれたか、それも楽しみです。
にゃーちゃんの優しさはなんだか癒されますね。
みんなで名前をつける、というのも楽しそうです。
兄がいたとは…やはり、たまタンの思い出の人は…
弟なのに第一皇位継承者?末弟相続はありますが…
茜くんも厳しく言うからって完璧なわけじゃない、というのがまた皮肉ですね。
たまタンの素直な謝罪のほうが人としてははるかに上ですよ。
茜くんもそれなりに、上から目線にしても素直に謝ってはいますね。
ハピィ…というかミハルちゃんの月神の名は?
このおもちゃの数、アニメ化狙いまくってません?
隅での「もしかしてほとんどなまえきまってた?」「んーどうでしょう」という優しさがまた素敵です。

こどもじゃないから!
あまりにあっさりとした別れの言葉、感情がこもっていない棒読みなのがはっきり伝わるほどです。
にげじゃない、というのは逃げてると思われているとは思っているんですね。
親の金を頼っていないから子供じゃない?ちゃんと稼げていることが大人の必要十分条件でしょうか?
では法的に大人の必要十分条件は?
まず成人していること…といっても年齢だけじゃない、16歳女子が結婚すれば法的には成人できます。
後見人を必要としていないこともありそうですね。…では受刑者・仮釈放中・保護観察中などは大人ではないのでしょうか?
ちゃんと稼いでいる、ということは生活保護受給者、生活保護水準より低収入の膨大なワーキングプアも大人じゃない?
社会的には結婚して子供がいる、家や車を持っている、冠婚葬祭上の義務をきちんと果たしている、まともな企業に就職していることなども大人の条件になるようです。
そして精神医学的にはどうすれば大人といえるのでしょう。社会復帰が認められ退院できる時点で?
それで「わかれる!」と叫んでしまったのはわかる気もします。
優河の母親は単純に乙女ちゃんに声をかけただけでしょうか?
帰ってみたら優河の父親が…これには頭を抱えました。
そして泥沼の責任転嫁合戦、はあ…
若葉ちゃんはつくづくいい子ですね。
氷見ちゃんとフェルナンドくんの熱さは気持ちいいです。
結局徹夜でケンカしていたとは…笑うほかありません。
小さい頃の子供が、どうしてそんなになったのか…
ペットボトルって空じゃなかったらかなりの重量、凶器になりますよ?
「一人じゃやだ」という素直な言葉に「前むいてないとたおれそうなんだ」…これもまた素直な言葉…
両親が来てくれたのはほっとしました。
公衆の面前で抱き合ってキス、というのがなんというかすごいです。それこそ写真週刊誌に載ってもおかしくないような…
「背中で気づけよ」はかなりいい台詞ですね。
最後に示されたまっすぐなメッセージ、とにかく必死で走りぬいた!という気迫はしっかり伝わりました。
この連載でどれだけ成長したか、それをどう次に生かすか…まだ瀬田先生のキャリアはスタートしたばかりですよ!

マジカルダンス!
つくづくすごい作品でした。
最後の最後が一番苦しい…たまらないです。
「準優勝でも」って、今まであれだけ!準優勝とかじゃなくて、目の前の舞台を全力でやらないと、これまでのトーナメントで蹴落としたチームのためにも!
ティンクが怒るのもわかります。本当の心はただ「カイが好きなの」だけのはずなんだから、なぜそれを踊りにぶつけることができないんでしょう…
自分がなんのために踊っているのか、肝心なこの場で見失うなんて!
今まで、こんな絶体絶命のピンチで「レッツマジカルダンシング」と立ち上がってきたのに…
この一番深い底にみんなの助けが…すべてを見失った今も、みんなはそばにいてくれる…
最後の決めは本当に素晴らしかったです。
盛大なフライング、胸に思い切り飛び込むラストシーンがまた素敵でした。
長いこと、すごくいいメッセージを読者に届け続けてくれたことに心からの感謝を!

新・地獄少女
問題自体が解決しても、恨みだけが残る場合がある…恨みというのはそれほど激しいものです。
だからこそ、標的を地獄に落とした後の…この加害者がどうなるかが想像すると恐ろしいです。
「地獄少女」事態に対する抑止システムがない、というのは…下手をすると社会そのものが崩壊しますね。法も宗教も何もかもが意味を持たない…
しかしやはり最悪のメッセージです。誠意も親子の愛も、すべては恨みの前で何の意味を持たない…
とにかく早く終って、永遠先生らしい光のメッセージにあふれた新連載を、そればかり祈っています。

サファイア
もうがんがん暴走してますね。このまま…後悔だけはしないよう。

特にラブリーシリーズ経験者が入る余地が全くない状態ですね…はあ。

目次へ

ホームへ

もえるごみへ