なかよし2010年5月号感想

付録は豪華、さすが年度頭。
表紙も印象強いですね。

今年はアニメがなくなるかわりにテレビなどとの連携を強めていく方針でしょうか?

増刊の広告が多いのがちょっと嬉しいです。
いろいろなメンバーの大きめなカラーカットがなんだか贅沢。

AEISA(安藤なつみ)タンブリング(水上航)わたしに××しなさい!(遠山えま)中川翔子物語(原明日美)しゅごキャラ!アンコール!(PEACH-PIT)ちよこれいと(フクシマハルカ)初恋ランチボックス(小鷹ナヲ)メルヘンちゃん(茶匡)地獄少女R(永遠幸)妖界ナビ・ルナ(菊田みちよ/池田美代子)ミリオンガール(桃雪琴梨)どきどき!たまタン(こげどんぼ*)ハートキャッチプリキュア!(上北ふたご/東堂いづみ)予告

ARISA
一応彼が彼氏だったんでしたっけ、そういえば。
というかまだばれてなかったんですね、入れ替わりの件は。
ほかのメンバーの家も調べるべきでした。というか住居不法…
とんでもない出会いから、普通に会話になってしまうとは…素のつばさちゃんが出てくるのはすごく楽しいです。
あきらめはしない…でも一人ではこれは無理ですよ。いや、これに対処できるのは…蜂須賀悟郎(ハンマーセッション)が担任として、藤沢真吾(JESUS)と鬼塚栄吉(GTO)が教科担当に転任してきて、相良宗介(フルメタル・パニック)と金田一一(金田一少年の事件簿)が転校してきて、さらに生徒の一人の近所に江戸川コナン(名探偵コナン)がいて、さらに沢崎が相談に乗ってくれても…いやまあそうなったら別の意味で大事になるでしょうが。
犠牲者が出そうなら警察に通報すべき…
元王様…それは一体?
どんな修学旅行になるのやら。

タンブリング
なんか暑苦しそうな写真ですが、水上先生のさわやかな絵だと気持ちよくなります。
男子新体操は実際ありますけどね。大変でしょうね。
フェンスを高く見上げる空間操作はさすがにすごい。
体の軽さと制御は大きいですよね。ダンサーが格闘技やるとものすごく強いとかよく言います。
角材がすごいリアルなんですが…手にとげが刺さりそうなぐらい。
今朝のヤンキーも…「毎日生で見れる」これは高校生男子には大きな誘惑ですよね。まあなら水泳部という手もありますが(最低)。
確かにこんな動き、硬い体でやったら大怪我しますよね…
「だまって見てりゃよかったのかよ」「そうだ」…それが部活動というものの論理ですよね。言うほうも虫唾が走っていると思いたいですけど。
また、カツアゲに抵抗しないことが正しいのかどうか…相手の目的が金銭より嗜虐であれば、金を出しても解放されず徹底的にやられる可能性もゼロではありません。
航くんが入ってくるところはカッコいいです!それからの彼の努力も。
できる人たちの美しさはすごいですね。「常勝」って海南…といっても海南は毎年山王にボロ負けしてるということは言わないほうがいいのでしょう。
思い切り気合を入れて元気だけで…まあ全てのスポーツで一番重要なのは気合ですね。
おまけでまたかまして、なんというか…本質的に秩序重視するスポーツそのものに向いていないのかもしれませんね。
男の子ばかりの暑い世界、水上先生の熱さと清潔感で一気に受け入れやすい世界になりました。すごくいい作品にめぐり合ったといえるでしょう。

わたしに××しなさい!
無駄にエロい扉…
胸が痛い、とやっと恋愛について理解し始めたんでしょうか。恋愛なんて…ほとんどは単なる災難です。
胸のあたりが、ってサービスしすぎですよ。これは先生も驚きますよね。
ここではもう作家として研究始めてますね。
つまらないな、っておいこら。
「興味がなくなった」…頭痛くなってきました。ふざけんなとしかいいようがありません。
好きにならせるとか…なんでこの人たち根本的な何かがわかってないんでしょうか。
恋愛は自分で意思してするものじゃない、他人を支配するのとも違う。エロスの気まぐれの矢としか言いようがない、外から圧倒的な力で人格を支配されてしまうものです。
お姫さま抱っこを見事に目撃され、感染してくるところの色気はすごいです。
さて今度は「お話…しよっ?」なんというかすごくこわいんですが。…これと比べられる怖さは、僕は経験してません。

中川翔子物語
水にもぐるか何かみたいな覚悟が必要ですね、こういうのは。
始まりなんてそれこそどうでもいい…
更に家族にも問題があったら、それこそ救いがないですね。
絶望感の深さの描写はさすがに圧倒されます。
逆に、その夢の世界の描写の明るさが強い対照になってますね。
でも芸能界でも、ありのままの自分ではいられない…
この光が見えない感じは叫びだしたくなります。
友との出会いがそれを変えてくれる…では出会いがなかったら?と思うと恐ろしくなります。
泣いても笑っても同じ一日なら…で、ブログですか。
そこから先は、僕も少しは知っていることかもしれません。

しゅごキャラ!アンコール!
さて何があったやら…って親の離婚ですか。日本では基本的に父親とはこれが永別になることが多いんでしたっけ?面会権・共同親権などが全くない…これはきわめて重大な人権問題では?
逆に母親と子の側も養育費や精神的サポートが得られない結果になります。父親の側でも面会権一つない全くの他人に養育費を払い続ける気にはならないのはある意味当然ですよ。
花を見つめろというのも禅の公案みたいですね。まあ実際には、根を詰めすぎている真面目っ子に少し休ませるつもりなのかも。
あむちゃんに秘密を言う…はは。
髪の毛が防御になるというのも便利ですね。
なでしこならなかよしだからいい…ひでえ。
「はやくパパママを見つけないとわたしの財政に」…子供はコレだから…
うそつき…どちらも…僕の嘘は、やめて本音をほざいても全く意味がないのでどうにもなりません。
おもしろい顔に生まれたかった…
がんばってもだめなことがある…家族の問題では、まずそれを受け入れることが再生の第一歩ですね。特に虐待の場合、「子を愛せない親がいる、それに当たってしまった」ことを受け入れ「自分が悪いから、自分がよくなれば」思考を捨てることが…
いきなり「ぼくじゃだめかな」となるのには驚きました。
というか知り合いだったとは…
まだ恋は始まったばかり、というか恋になるとも限らない…
どんな風になるのかこれからが楽しみな二人です。
というか、なぎひこの正体をあむちゃんに言う件は?

ちよこれいと
ひたすら朝連…先生の側も見てやれないものでしょうか。というかこの話に一切大人や先輩の目がないのも…寮生活ならそれなりに監督する年長者がいるべきなのに。
絶望感の凄まじさは言葉が出ないほどです。
触れ合ってしまう手、あまりにも衝撃です…小学校や中学校の頃の僕にとって、好きなこの手に触れることがどれほど大きな事件だったでしょう。
「見送りにはこなくていーよ」…彼女も本当に余裕がないんでしょうね。はじける寸前の風船、しかも中身は可燃ガス…
ゆーとが強引にキスを繰り返す、これはもう痛々しくさえなります。
彼にも全然余裕がない…誰にもわずかなゆとりもない、でも泣き出す…泣くにも余裕が必要ですね、その力さえない…
あまりに強すぎる恋…あまりにも敵に回ってしまった運命…ただひたすら泣きわめきたくなるだけです。

初恋ランチボックス
読んでて嫌な思いになる作品が多い中、貴重ですよ。
何の話かと思ったら彼の昔の恥ですか…こう年齢が離れた姉がいたら大変ですね。
冒頭から思いっきり口引っ張ったり…仲いいですね。
家に帰りたくないのは…だったら部活という手もありそうですけど。
ボールを思いきり蹴ったらつきあってください、ってなにこれ…頭がくらくらします。
あ、トレーニングにね…
この角度で前屈…終ってます。柔軟は運動神経じゃなく純粋に努力ですので。
女の子にここまで引き離されたら…小中学校のグズデブだった頃の自分ですね…でも彼のように、好きな子に相応しくなりたいというきもちがあの頃の僕に少しでもあれば…
あれで運動が中の下、というのはちょっと信じられませんが。
女の子みたいなことはできない、って変なところで…
ぺティナイフでも充分初心者には怖いですよ。まったく自分で鶏も殺さない先進国都市住民という連中は…逆に刃物を扱い慣れた人間には、刃物を扱わない人間が感じる恐怖感は金輪際わからないものです。まったく別の世界の住人なんですよね…
ベーグルサンドもすごくおいしそうです。
「大切な人を笑顔にできる」という言葉を横で見てくすっと笑う、ここすごく想いが雄弁ですね。
このさりげない誘いも可愛いです。この二人も本当に素敵なカップル…
というかどうして、こういう心が温かくなる作品が少なくなったのやら。

メルヘンちゃん
毛虫の毛抜き…子供って残酷なものですよね(遠い目)。
目を狩る話も彼は知ってるんですね。
「まさみをおこらせないでね」…ホラーより怖い。
画鋲…というか画鋲のような危険物がなぜ学校でいまだに使用されているんでしょう。代替法はあると思いますよ?
それを気づかないって…無痛覚?
みんなが勘違いして「キモチ伝えてこい」…このずれ方が最強です。
で、事情を説明したら…恐ろしいですね、理性というものは。こう淡々とやられたら…まあそれですむなら戦争はないんですが。群れ対群れの憎悪が人間にとっては普通ですし。
それで「わたしも大好き」「つきあうとするか」…そりゃまあそうなりますわな。のぞきのみなさまにとっては。

地獄少女R
こういう格好もいいですね。やはり永遠先生の普通作が見たい…
この関係もすごくリアリティありますね。ずっと見つめる、そして両方辛い部活動がある、と。
吹奏楽部は文化部では例外的に体育会系の雰囲気だそうですが…
こうして、離れているというか一方的ですが人を支えにして頑張る、というのはそれだけでは単なる青春もの…そう、いつも思うんですよ。ここで読むのをやめればいい…と。
悪に対する抑制が存在しないこと、逆に地獄少女の存在…その二つが最悪のメッセージを形成してしまう…

妖界ナビ・ルナ
この表現には圧倒されますね。原作もすごいですけど菊田先生の映像想像力も素晴らしいです。
支配…どれほど人はそれを求めるのか。
なぜこんな争いになるのか…
タイくんの過去…あまりに残酷な方法ですね。でも、彼と同じレベルで世界に対する憎悪を持っている人が、今の六十数億の人口の…何割なのか。あまりに多すぎます。
それこそ…今世界が滅んでいないことが、超能力の最強の反証ですよ。
なぜその黒幕に復讐しないのか…
世界そのものを終わりにする…
止める…といっても、これもまた黒幕を喜ばせるだけのような気がしますけどね。
で、この刀…多分、2kgはあります。プラスチックのバットの中いっぱいに砂詰めたのと同じかそれ以上。竹刀二本束ねたより重い、櫂型素振り木刀よりむしろ八角素振り木刀に近いでしょう。
幅5cm厚さ8mm…いや下手をすると1cm、長さ1.5m…断面は三角ではなく蛤刃に膨らんでいます。彼女の体格を考えても常寸よりずっと長い大業物なのは間違いないです。

ミリオンガール
運命が優秀な人材…だったら戦場で生き延びる人を探せばいいのでは?アフリカやアフガンの少年兵とかからでも。
まあイシュトヴァーンみたいな人だったら腹の中から食い破られるでしょうが。
賞金は一億、借金と同額…これがまたギャンブルの真骨頂ですね…一攫千金。
そして、どれほどたくさんの人が、借金をギャンブルで返そうとして破滅しているか。
というかある程度以上高利の借金は、どうやったって返せないんですよ。だから自己破産という制度があるんです。
女王陛下のお誘いとは…
カードを選ぶ黒子…まったくイカサマ天国ですね。
というかこの人ナイフ好きですね。というかナイフでこうして刺せるということはこの机、相当柔らかいバルサなどですよ。普通の木にコレをまねしたら…手に大怪我します。このナイフはヒルト(鍔)がないですしね。
彼女、負けてから心開きすぎですよ…罠を疑ってしまうぐらいに。
金は人をまどわせる…まさにそうですね。
堂々とイカサマ宣言をするディーラーもあったものです。
さて…どんなイカサマがあるのやら。

どきどき!たまタン
いっしょに生活、ってこの背景はなんですか。ジェイソンとか。
仲良くってこれまたなんですか。もうどう突っこんでいいか…暴走を思い切り楽しんでますね。
父親が寂しい…これまたやっかいですね。
堂々と会いに来るもんですね、あれだけさんざんいろいろしておいて。しれっと「楽しいぞ」にはびっくりしました。
新しいところは不安だけど…これ、今新学期を迎える子供たちにとっても最高のはなむけですね。読者のことをよく考えてくれて、素敵な言葉を贈ってくれてありがとうございます!
いやまあ俺たちの戦いは…ですけど、このメッセージのすばらしさがありますから。
終りよければ全てよし、結果的にはすごく素敵な作品になっちゃいました。ずるいぞ、といいたいぐらいに。

ハートキャッチプリキュア!
自作服ってすごい強みですよね。
ものすごい賞賛が必要な人ってのもいるんですね。
両方同類の争いとなると、見ていて悲しいものがありますね。
真実の自分を映し出す鏡を、彼に向けてやったらどうなるんでしょう…あ、更に美化ってずるい。
なんというかすごい熱さとまっすぐなメッセージ、こういう作品があるのもありがたいことですよ。

来月号は茂呂先生!やはり嬉しいです。
W最終回での空きには何が入ってくるか…ぶっちゃけまた増刊で頑張っている若い作家が入ってこないか楽しみです。
…また大物外部作家というのは勘弁してほしいのが正直なところ…

目次へ

ホームへ

もえるごみへ