なかよし2010年9月号感想

付録の豪華さは悲鳴ものでした。むしろこんなの子供に与えていいんだろうかという気さえします。

それにしても…雰囲気が固まりすぎてませんか?

「ヘンキャラ学園」とか「なかよし団」とか、遊びのショートが結構あるのも楽しいです。

キミノネイロ(フクシマハルカ)わたしに××しなさい!(遠山えま)AEISA(安藤なつみ)しゅごキャラ!アンコール(PEACH-PIT)先生に、あげる。(山田デイジー)神か悪魔か(茂呂おりえ)ハートキャッチプリキュア!(上北ふたご/東堂いづみ)野ばらの森の乙女たち(白沢まりも)初恋ランチボックス(小鷹ナヲ)メルヘンちゃん(茶匡)地獄少女R(永遠幸)予告

キミノネイロ
 長身が悩みの種の椿屋明星ちゃんは、小三の頃兄に大きくなったら男になるかもといわれていた。そのときの夢を見て覚めた中学3年の時には幸い女のままだけど長身はあいかわらず(そのくせ胸はない)。
 そんな彼女も恋する乙女で、好きな鈴木くんにはげまされて髪を伸ばしながら受験勉強もしている。
 羽をつけたすごく可愛い女の子とぶつかり、いきなり渡し損ねたバレンタインチョコを食べられてしまった。
 そしてその子を追ったら、鈴木くんが「この子とつきあってるんだ」とそのチョコ泥棒といた…
 ボロボロに泣きながら髪を切ったその翌日は熱で鈴木くんと同じ学校は受験できず、第二志望高に入学したら…ますます男の子っぽくなることに。
 そこで例のチョコ泥棒の女の子に再会し、なんと彼女は女装少年だった!

冒頭の強引過ぎるお色気(が全くない)シーンは相変わらずフクシマ先生の魅力を一気に濃縮で叩き込んでくれます。
バレンタインでのドタバタは一瞬先も読めない、どうなるかすごくわくわくさせられます。
受験に関してこういう励ましがあると嬉しいですよね…僕は無理だと笑われて意地になったようなものですが。
いきなりぶつかってから、本当の天使かと思わせたり、後に男の子になるかと思わせてならなかったりミスリードがすごくうまいです。強烈な振り回され感になりますねこれ。
この強烈な可愛らしさ、読み返して女装少年だとわかっていると…
いきなりチョコレートを食べてしまうめちゃくちゃな行動も、後に説明されることがあるんでしょうか。
口の中に悪魔が出たり変な表現も楽しいです。
鈴木くんの「この子とつきあってるんだ」という…あまりに唐突で衝撃的。というかこの子が超自然的な存在だとしか思えないんですが…天使か悪魔かはともかく。
この悪意をこめた微笑とか…
「イミないんだ」ほど悲しい言葉はないですね。
目がさめたら男になれば、で本当に男になっていたと思いました。これもいいミスリードでしたね。
というか高一の春…どう見ても男なんですが。本当に男にならなかったんですか?
そしてアリスを抱きとめて、といってもアリスというより…なんなんでしょうね。トリックスター?
で、なぜ追われるのか…なぜここまで意地悪されるのか分からない、人間でないような感じすらして怖いです。
で…え?
なんかもうなにがなんだかわからない、というかフクシマ先生らしいですね。最近の作品(といっても大半のリアル読者はそういう作品しか知らないと思いますが)ほどいきなり胸を引き裂くことはないようですが…

わたしに××しなさい!
この乳に対抗するには背中と太腿ですか。はあ。
本当にわからない子です…というか今の「なかよし」には、内面が人間な存在は登場できないようですね。
一言も話しちゃいけない、報酬は時雨の台詞…まあ正当な取引といえばそうですね。
あくまで小説のためですか…
少しは小説と恋愛の葛藤はあるんですね。
あげない、といっても人間にどうにかなる問題じゃないんですが。なんとかキューピッドをしめあげてみてください。
いきなり無視されることになった時雨…あれ、筆談や間接的なメッセージとかは禁じられているでしょうか。
あれ…抱きしめるのが前はいつもだった?
どちらも誰にも本気にならない…楽ではあるでしょうね。
背後からいきなり手が延びるのはある意味怖いです。
いきなり「めんどくせーっ」…感情的な彼も見ていて楽しいです。
嬉しく思える…一応感情はあるんですね。
唇を触られるというのも結構たまらない、というかこれ…しゃべるなという条件、満たしてるでしょうか。もうアウトのような気がするんですが…
「ださせる」と、要するにこのエロがやりたかったんですね。
指で口の中いじるの、へたなディープキスよりたちが悪いですね。

ARISA
夜遊びって…確か…
尾行は訓練がなければ無理ですよ。
車椅子の人のスペースを占拠している不良…見るとこれをやってしまう、この正義感は相変わらずというかどうしようもないというか。
つばさだと…ばれてる気がします。
味方…絶対服従する奴隷だけが味方、ですか。
保護者にもここまで、そりゃ壊れもしますね。
二人とも傷つけたくない…できることとできないことがある気もします。
つばさに変装できるのは、まずありさ…

しゅごキャラ!アンコール
なんかお疲れさまが長すぎるような。ずいぶんと長いフィナーレもあったものです。
五年間…あまりに長い時間ですね。
卒業式エンドも納得できます。
告白の邪魔が二連発されるのもさすがの技巧。
イクトのことを思い出しているあむちゃんを見て、これちょっとたまりませんね。表情が喜びすぎてます。
会いたい、という想いがあまりに強い、それもすごく伝わってきます。
歌唄ちゃんと空海くんのカップルは相変わらず見ているだけで幸せになってきます。
というか熱すぎますよこれ。罰ゲームがキスとは…
遊園地の取り壊しってそれ自体が大事業ですね。でも壊さなければ数十人のホームレスが生活でき、また人をノーリスクで殺せる空間…法の外になります。
いきなり後ろから抱きしめる、イクトらしいというか成長しすぎてます。
この二人のラブラブも…負けてませんね。
「かならずおまえのところに帰ってくる」…卑怯。そういう旅人型の人間って恋をしていいんでしょうか…
鼻にキスというのもずるいというか。
そして結婚式ですか。
泥棒猫宣言というのもえげつないというか。
最後のメッセージ…初一念、ですか。
ふわっと後ろから出てくる父親の姿がまたずるいです。
あ、「あむ」という名前は「am」からですか。
自分をなくさなければ…その自分がよいものであればいいんですけど。
というかこんなところで告白しなくても…なぎひこ=なでしこ、って。
作品そのものの基本構成の精緻さは見事です。それが読者たちにどんな影響を与えたか、十年後をたのしみにしていましょう。
とにかく…やっと本当に、お疲れさまでした。

先生に、あげる。
山田先生らしさが最大限出ている、ある意味強烈なカラー扉です。
二度と会えない思っていたら再会というのもちょっとしゃれにならないかも…
女子がきゃあきゃあ騒ぐのはなんだか見ていてため息が出ます。
で、保健室に逃げるのも、なんかわかる気はしますが。
「興味本位であんなことしちゃ」…大人の男性としては満点の言葉ですね。
この目で見上げられたら、もう彼女が本気なのは丸わかりですから…どうすればいいんでしょう。
特別に数学のテスト、ひどいといえばひどいですがそれがなければ、生徒一人一人の到達度がわかっていなければ教えようがありません。
これからよろしく…そういうことですか。うまいといえばうまい。
なぜ田中さんも誘われたんでしょう?
五百部のパンフレット…コピーして製本?そりゃ死にますって。ある程度以上のコピー機ならある程度の自動製本も可能なんですが…針の補充が面倒ですが。
うまい押しつけかたもあるもんです。でも、今の時代、昔はなかった携帯電話があるんですけど…
本当に一人で全部やったんですか。それ…うまく代償払わせないと、単なる奴隷扱いされるのでは?
まあ相合傘というサービスがあると、逃げた三人が知ったら…まあ容易に想像できます。
しっかり男のほうが車道側にいてくれるのは嬉しいです。
こういうほめ言葉が人には、時には一生の支えになるんでしょうね…
抱きしめられたり、なんというかすごい。
すごく暖かなときめきがまっすぐ伝わってきて、心地いいぐらいです。
ただ…今までの連載から、どんな辛い思いをさせられるんだろう、と、まるで拷問室で苦痛に震えながら次にドアが開くのをおびえているような気分なんですよ、正直。それも中毒性はありますが、いい中毒ではないでしょう…

神か悪魔か
存在する理由をいうなら、人間だって存在する理由を知りたいでしょうね…誰もが。
基本的に偶然です…進化によってできた。
僕が知らないのは、この宇宙の物理法則が「数学的にこれ以外ありえない」のか「無限にありうる組み合わせのうちの一つ」か。
また人間の形、生理、機能それらすべては物理法則の中から許されているものの一つです…たとえば地球の大気成分・生物遺骸の化学的性質・大きさ、さらに対流を可能にする「重力の存在」「重力・気圧下では空気は密度が高いものが上昇し、密度が低いものが下降する」「火で加熱されると空気は温度が上がり、温度が上がる等気圧下では体積が増えて密度が下がる」(それらの物理法則の助けがなければ、酸素を奪われた空気と新鮮な空気が交換されず火は燃え続けることができません。宇宙船のような無重力ではローソクは丸くなってすぐ消えます)などの条件から「火」が可能だったようなおそろしい偶然がたくさんあります。
人類がこのようであることを支える偶然はあまりに多いですね。唯一とは思いませんが。でも人間原理も分かります。
好きとなかなかいえない、このためらいはすごくドキドキしました。
本気じゃなければ消えない…残酷というかなんというか。
ロミオの服の自主規制には爆笑しました。「コッドピース」で検索してみれば分かります。まあそれでなくても、昔の貴族の標準服、半ズボンというかちょーちんブルマにストッキングはないですよ!
というかみんなよくそんなこと知ってますね。
いきなりラーメンに誘われて…からあげとノリのラーメンというのもおいしそうですね。
で、「ソーヤのこと好きだよ」といきなりいわれて…かわいそうに。
なんかこの会話は恐ろしい子、としか言いようがないです。
病気、というのは恋の病でしょうが楽しんでますね。
本が「悲しい話ね」と話しかけるのはびっくりしました。英語でもないとしたら何語でしょう?英語でなくてもアルファベット系なら得られる情報は結構多いですが。
額で熱計ってくれるとか、彼女の無防備はほとんど凶器です。
キスしようとしてそのまま軽く抱くことを選ぶ…死を望んできた、でも死んだらキズナちゃんを悲しませる…そしてキズナちゃんともう会えなくなる…
イタリア語でしたか。そしてこの話…完全にロミジュリですね。
そしてこの夢…そんな!あまりにも悲惨です(ロミオが死ぬかわりに不老不死の呪いを受けてしまったのでは)。
いきなり見えてしまう昔の光景…キズナちゃんが一体何なんでしょう。
鏡に映っていないハンス…え、キズナちゃんが…魔女?

ハートキャッチプリキュア
やはりそうでしたか。
砂漠の王…どんな生命と論理があるんでしょうね、その存在も。
説明略乙。
「いつきでしゅ!!」という吹き出しに分岐があるのはどういうことでしょう?
なれるかどうかわからない…というか「戦う」という言葉の意味を分かっているのでしょうか。
僕は…まあこれは妄想小説でも似たようなことを言いましたが…「俺たちを襲う相手はどんな姿だろうが殺す。だがどんな姿だろうが歴史や因縁があろうが『違う』だけでこっちを攻撃しない者を殺すことはしない。戦略・宗教など何が必要だと言っても、非戦闘員の虐殺・強姦・略奪・拷問は絶対にお断りだ」。
でもそれは、現実の軍隊の入隊宣誓は満たさないのです…軍隊ではあくまで、命令に絶対に服従すること、それだけです。原爆投下だろうと拷問だろうとホロコーストだろうと。それが人間の世界で「戦う」ということですよ。
まあ忠実であっても、運が悪ければ戦犯として裁かれることもありますが、それはどうしようもない…戦犯になりたくないから虐殺しない、といっても死刑ですからどっちにしても死刑、まあ生まれた国と時代が悪かった、私は貝になりたい、というほかないです。連座で死刑になった幼児だって歴史上いくらでもいますし。
なんのために武道を学んでいるか…実際学んでいる人はどうなんでしょうね。
変身後の姿…あまりに美しすぎます。すごいとしかいいようがないです。

野ばらの森の乙女たち
…………………………………………………………
ドキドキしただけと好き、ってどう違うんでしょう。
それにしても二人とも、別の男性のことをかけらも考えないって…というかここにいる時点で、男との恋愛は完全に対象外なんですね。
野ばら会というのも苦笑しますね。
女同士のダンスパーティというのも不毛、とは言っちゃいけないんでしょうね。なに言ってるの汚らわしい男がいなくて天国よ、こんな素敵な人なんて現実の男には絶対いないんだから、とでも怒鳴られるでしょうか。
いきなりお茶、というのもそんな雰囲気ですね。
生理痛というのもこの世界だと自然ですね。逆にやりやすいのかも。
男の子がいないというのも楽なんでしょうね…逆に男子校って、女子がいなくて楽なことって何がありましたっけ?まあ僕は普通に登校して授業も受けていましたが、ある意味引きこもりでした…そうそう、高校一年の冬に『きんぎょ注意報!』のアニメを見てしまってこの冥府魔道に一人迷いこんだんでしたっけ…何一つ人間観察もしていないので問題外ですけど。考えてみると家に引きこもって大検と事実上変わりません…学費の無駄でした。考えてみればその前も後も学校に行っても意味はありませんでした…根こそぎ学校向きじゃないんでしょう。
一日デートっておいこら。
相手のことを何も知らない、と自覚できるのがうらやましいです。
ソフトクリームというのもわざとですか?
さらに雨で名前呼びとか、部屋にお邪魔とか、本当に…笑うしかないです。
キスを目撃したことを言ってしまう、それがどうなるやら。ドキドキしますね。
停電で抱きしめられて、ああもう…言っちゃいましたよ。まさかこうなるとは。
切ない思い、これって…なんというか、女同士とか関係ないような気もするぐらい定石どおりというか。
好き…という気持ちがあまりに深く描かれていて、すごく純粋で…すごくきれいです、やはり。

初恋ランチボックス
冒頭から変な表情ですね。すっきりした夏服ですごくスタイルのいい女の子がいて癒されましたが。
ひたすら胃袋なんですね、みんなのイメージは。胃袋だけじゃなく顔、とは言いにくいんでしょうね。ましておせっかいな優しさ、とは。
悠希くんがここまで大変だったとは…どうしてそれができないのか…
あまりに自然にツーショットになるのはむしろびっくりしました。
将来、カメラマンという職業は残っているでしょうか。それ自体が不安です。
サエちゃんがすぐ飛び出して首をつっこむのがまた彼女らしくて素敵です。
あまりにも彼女に、誰もが心を開くのも…
怒った表情も可愛いです。
転校だから…あちこちに、それも家族と…文句はないっておおありでしょうが。まあどうしようもないですが。
「そこは気づいてもスルーするのがやさしさ」…このあたりなんだか面白いです。
すぐ遠距離…好きな人は作らない、ってもう一つ生き方はありますけどね、港港に女がいる、という船乗りみたいな。
「あたしおせっかい?」と袖つかんで甘えるの、可愛すぎます。
父親の…一見柔らかそうな分その影の横暴さが見えてしまって痛いです。
確かに手紙が一番いいですね。
この料理はかなり難易度が高いですが、事前にしっかり調味料を測って練習しておけばだいじょうぶです。挽肉は温度管理が難しいので、季節によって気をつけて。
さいばしを束ねる方法を復習するのもいいですね。
「工作の時間ですv」というのがすごく楽しいです。なるほど、そういうやりかたがありますか…ステンシルみたいですね。
贈る言葉は…素敵ですね。
真下さんのストレートな告白はあまりに素敵でした。
悠希の…辛いことになりそうで今から胸が痛いです。でも…希望は持っていましょう。
サエちゃんの強さなら…クライマックスが近いかな、と思うと淋しくなりますが。

メルヘンちゃん
妖精界の入り口は思いがけないところにあるもんです。
さて…よくて発狂、覚悟はいいですか?
だいじょーぶ、みんなでいけば…軍ではそういう人に先陣で引っ張って欲しいもんです。それで全滅することもよくありますが。
巨大キノコが妖精の象徴…
妖精は見つめすぎると失明、まあそれですめばいいんですが。
強行突破しか考えないのはこの連中らしいです。
「そんなコト知るか」…当然とはいえ残虐。
加速粉の勢いで一気に助けてさらに谷の反対側、まあわかっちゃいますがお見事。
あくまで死刑…ここでの彼女の説得…目をさしだすというのも、まあ妖精界まで来ている以上それぐらいの覚悟は…若いっていいな…特攻隊は若いです。逆に老人集めて特攻させるって無理だったんでしょうね多分。
コンタクトでいい、というのはすごい。
未来…これはちょっと気まずいのでは?
人間とは二度と会うな、それは当然でしょうね。視力が下がるぐらいで済んでますけど。
丸三日日本を留守にしていて、よくこの程度で済みましたね。
「ボクがいるじゃん」といきなりやられたのはぼっとなりました。
そしてあっけなく再会というのもパターンといえばパターン…
とにかくお疲れさまでした。あらゆる方向を試しぬいた、すごく力のある作品だったと思います。
次回作にどう生きるかも楽しみにしています。

地獄少女
絵の感じ変わろうとしてます?冒頭の印象がかなり違うんですが。すごく可愛くてパワフルな感じになっています。
どうしようもなく不器用…それは小さい頃からの訓練じゃどうしようもないんでしょうか。
過去を何も知らない…
無理をするから失敗するんでしょうね。
通帳に手をかけている…そして差し押さえの連絡…
借金を背負っていたから、でしたか。
というかそこまで嘘がつけるというほうがすごいんですけど。リアリティのカケラもないといっていいぐらい…逆にだからこそ結構いるかもしれませんが。
というかそれ、警察沙汰にすればどうにかなると思うんですがあくまでこの世界に警察はいないんですね。いや警察がいない世界なら普通、この店を守っている暴力団はそういうときに金を取り返すために存在するんですがそれもないと。どっちもない、社会などない、ですか。
むかつくをそのまま地獄少女というのも無茶な話です…そういう人間はほうっておいても確実に破滅しますよ。
この世で何を取り戻しても…それはもう何度繰り返しましたっけ。
思い出したのですが、マガジンの確か「将太の寿司」というマンガで、主人公の少年寿司職人が、親の敵と言うべき相手を見つけて殴ろうとしたとき、修行先の店主はそれを許さず、人を殴るなら寿司職人の道を捨てろと言いました。ならば間接的にとはいえ人を殺した手で、人様の口にするものを作る資格があるでしょうか?
永遠先生にはこの可愛い絵柄で、地獄少女と関係ない作品をぜひやってほしいです。

…で、美麻りん先生は?秋本葉子先生は?
増刊で連載が終わった直後の、素晴らしい実力を見せつけた若い作家がこれだけいて、タカハシマコ先生ですか?
青月まどか先生、春瀬サク先生、高上優里子先生、明日賀じゅん先生、あおいみつ先生、渡辺留衣先生、進藤はるか先生…他にもたくさん、充分本誌連載ができる実力作家はいます。
増刊はもう本誌とはかかわりのない姉妹誌だと思っていいんですか?

もちろんタカハシマコ先生が素晴らしい作家なのは確かです。でもひたすらそれで、せっかく育った新人を使わないで外部作家ばかり前面に出すのを続けて、雑誌としての未来があるのでしょうか?

いじめマンガも想像以上に成功してしまったような…本格的に定着したら、地獄少女の代わりであればまだいいのですが、地獄少女といじめが毎号掲載される本誌がどれだけ「暗い雑誌」になってしまうか想像できないでしょうか。
作品のオチでは解決する、というのは、雑誌全体の読後感の悪さをなくすものではないですよ。

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