なかよし2011年7月号感想
キラキラなしで値段高いまま？
まあキラキラ表紙の原価は調べればわかる話ですが、問題は返品率がわからないので…
表紙が、今月号は三誌で一番目立ちます。
メガネもかなり引き立てるものですね。
さてどこに行くのか、新連載ラッシュが一段落して…当分は遠山先生と鳥海先生が中心でしょうか？
僕はAKBには関心がないを通り越してます。テレビ自体持ってないし。
あ、断固としてわんころに入れますよ。
まあ公約はどれもこれも爆笑でしたが、当選者は今から見えてるので…
わたしに××しなさい！（遠山えま）ふたりのヒミツ。（茂呂おりえ）ミスプリ！（青月まどか／Ruby Party）レイヤー×レイアー（菊田みちよ）非科学常識ケータイくん！（瀬田ハルヒ）かみかみかえし（遠山えま）甘い悪魔が笑う（鳥海ペドロ）キミノネイロ（フクシマハルカ）さばげぶっ！（松本ひで吉）AEISA（安藤なつみ）スイートプリキュア！（上北ふたご／東堂いづみ）恋と軍艦（西炯子）予告
わたしに××しなさい！
好きな言葉から始まりますが、こいつらはとことん…
「ラブになりつつある」といっても、今までがありますからね。ラブというより欲情では？
倒してからいけ、って骨の髄まで少年漫画思考…あんたは昭和時代の番長ですか。
というかあれほどの騒ぎが誰にも聞かれてないというのも幸運なものです、どこに目撃者がいるかわからない少女漫画で。
水野さんを観察する、というのも、そういえば人間観察が趣味と実益でしたっけ。
晶ちゃんもかわいそうというか。ここでマミちゃんが励ますのも、なんというかそういえば彼女も人間だったのか、とぐらいにしか。
知りたいなら教える、といわれたら、女の子は他の女の子の情報を知りたいのが本能みたいなものではないのでしょうか？
一番好き、という笑顔、でも…だったらなぜ、あれほど彼を不幸にするような…恋人というより親と神を兼ねたような存在ですね。
「あんなにも強くてきれい」ってそういう感受性はあるんですか。
逆ミッションでメガネという弱みを、溶けてるアイスがエロすぎます。
なにこのエロマンガとしかいいようが…
ふたりのヒミツ。
まあこんな仕事をしている時点で、何万もの気持ち悪い男がポスターに…どうしようもないです。
わたあめ…そういうタイプの女の子は、僕は不思議と惹かれたことはないですね。小中学校の（それ以降女子とは無縁）クラスメートに一人でも該当者いましたっけ…
どっかのだれかさん、絶賛イメージ壊し中。大丈夫でしょうか。
まあ女子校の女の子には、とある夢も希望も木っ端微塵な漫画で…
学園祭には男女行き来自由、祝祭をよくわかってます。
箱の鈴に黄色い糸を結ぶ…近代工業製品にも、結構こういうどうしようもない手作業があります。
今も封筒張りは手作業なんでしたっけ…
鈴の伝説、というのも素敵ですね。うわ、それをきっかけで恋人未満が…まさに赤い糸。
団結のかけ声、と言おうとしたところで「アドレス交換タイム」…
匠くんのアドレスに夢中になっている間に、別人が入ってる姫々ちゃんに仕事…はてさて。
戻る方法を、で魔法まで調べるとは…熱心ですね。
十五歳、確かに子供です。でも繁殖可能です。その成熟、純粋な体力と体格の成熟、脳の成熟…なぜそれぞれこれほど違うのでしょう。
相手は親や部族全体が選んで十五歳ぐらいで結婚するほうが、人間にとって本質的に向いているのでしょうか。
だったらなぜ、人にはこれほど激しい恋愛感情があるのでしょう…
まつ毛にゴミ、で…あ、タイムオーバー。
そして、仕事を他人の体で、どんなことになるのやら。
知らせることもできなかったのは残念です。
ミスプリ！
相変わらずの髪乱舞、見ているだけで嬉しくなります。
またやらかしたんですか。
「楽しんでいらっしゃる？」「以後じゅうぶん気をつけます!!!」このやりとりは楽しすぎます。とんでもないのが加わりましたね。
豊かな表情が華やかさをとても盛り立てていて、見ていて楽しいです。
完璧なまでのトラブル体質で、見事校舎に二人きり、なんかもう楽しすぎます。
どんな色の炎でもできる、炎色反応さえ理解していれば。
でも鮮やかに、怖がりお嬢様を慰めてますね。
炎色反応というのは、物質の「原子」そのもの固有の、加熱したときに放つ光です。ある原子が、酸素や炭素、鉄などどの元素か、その違いは原子番号だけです。電子・陽子・中性子など単純な素材から、百種類以上の元素ができているのです。その原子の奥に固く集まっている陽子の数、それと原則等しい電子の数が、原子番号そのものです。
その電子は、中から順に、決められた数の席で構成される殻を作ります。ただしその電子殻は絶対ではなく、外からエネルギーを受け取れば少し上の階に行き、そして元の階に戻る時にもらったエネルギーを放ちます…決まった色、すなわち波長で。その波長が同じ色しかないのは、電子の軌道は月が地球を回るのとは違い、量子力学の法則で整数倍しかとれないからです。
それを使えば、太陽や遠くの別の恒星を巡る系外惑星の成分すらわかるのです。
「わたしを心配させるのが」…こいつらカッコよすぎます。
それぞれの濡れっぷりが見事なまでで…参りました。
新しい目的が生じる、それが彼女をどう変えていくか、楽しみです。
とてもいい作品ですね、まっすぐで力強くて。
もっとこんな作品に増えて欲しいです。
レイヤー×レイアー
対宇宙人用…なんでこんな…
実際には侵略性のある宇宙人には、問答無用で核ミサイルでしょうか。
宇宙空間では威力は半減しますが、電磁パルスは悪質です。
まあ、それ以前に物理兵器による侵略以前に、向こうが放つ微生物とこちら側の微生物どちらが強いか、それこそウェルズの洞察どおりでしょう。
しかし…スタイルのいい子、色気ないですね。
常人以上の力といっても、F-15Jが放つマベリックミサイル、そしてA-10の30mm劣化ウラン弾芯に比べたら非力すぎる気がします。
抱きしめてドキドキさせて、これもまあ…パターンに対する強烈な皮肉。
かわいいのに攻撃するなんて邪悪、という発想も楽しいです。
スーツがとける…黒岩よしひろ作品のように、変身時服がちぎれるので変身を解除したら全裸とか。
対策を立てようとしたら…
守らなきゃ、とたちふさがって、後ろ姿だけだから「だれ…!?」…まさか、正体に気づかないので自分と三角関係というパターンまで？
二段変身までやってくれるとは。
三日月というのも「なかよし」にケンカ売ってるような…でもまあ、今の読者に覚えてる子はいませんか。むしろ覚えてるのは若い母親ですね。
「建物は破壊されて」…震災を思うと辛い言葉です。変える時間もあったでしょうが、少しでも希望を与えようと強行した勇気に敬礼。
映画の撮影用、って強引ですね。
三角関係に帰れないオチも実に楽しい。
見事なパターン分析、つぼを外さない、えげつないまでのあざとさ。僕はこういうのはとっても好きですよ。
非科学常識ケータイくん！
いきなり分解って過激ですね。
って夢でしたか。
というか立ち直りましたか。甘ったるい…瀬田先生のいい面がうまく出ましたね。こういう劇甘も天下一品です。
「送信」…やっぱり携帯電話ですか。で、着信したらやっぱりプリンスがすごい表情で…こういうギャグの過激さもさすがです。
レベル、というのも楽しいことになりますね。
あれを、メイドたちに手分けして読ませて…そういうので本当にちゃんと理解できるのでしょうか。
キスは平気なんですね…ある意味すごい。まあぬいぐるみと思えば…
で、この甘さ、いちゃいちゃすればするほどレベルが上がる？
計算地獄、恐ろしいアプリですね。
外装が傷つくから、プリンスはその点大丈夫なんでしょうか？何かありそうです。
ついに恐怖の取説と向かい合うとは…
いきなりトイレに入ってくるというのがすごい。
で、脱いで、それで次回？クリフハンガーで指一本…いやー楽しい。
かみかみかえし
完全に紹介話ですね。
自分より小さい子に世間のルールを教えられる、というのはうまい。
変身してもひきこもり、というのが苦笑させます。
強引なアクションシーンも潔いです。
お母さん、でなくても愛情は変わりませんよ。
甘い悪魔が笑う
アリス、それが極悪非道になりますね。
海辺のレストランでのランチ、とかは、僕にとってはひとかけらもうれしくありません。奇妙なほど、「外でおいしいものを食べたい」という欲は事実上なくなり、自分で作った炊き立て飯に、豆腐の味噌汁で半熟にした卵を落として食べる、それが最高なのです。
体で払う、金で済ますのは認めない…ま、本当の意味での体で払うじゃなくてよかったですね。
さて水着で、いきなりさらさら髪に顔至近距離、この天然凶悪女は…
スイッチ押すだけ、と言ってもかき氷機はどんなものでも刃物です。やってはいけないことをちゃんと教えないと、赤い氷が出ますよ。
一心…さすがです。
執事まで受け入れるとは懐の広い…
同じ、じゃないですよね。二人の能力に差がありすぎます。
私服の一心もすごいですね。
ラムネ爆発も苦笑しました。
彼の両親の話、何気ないですが重さがあります。
それでまっすぐ抱きしめて「ありがとう」…すごいわこの子ホント。
「とーさんと同じだ」…そしていきなり「オレがもらうから」宣言、今までの男とは違う、ただまっすぐな男に…どう対抗できるか。
で、こういうことをやってくるとは。
「とれるものならね」…余裕ですね。
いつもとは少し異色な、読んでいてとても心地いい話でした。
キミノネイロ
さて、爆弾がどんな誘爆を引き起こすか。
どんなカンジだった、と聞く男もすごいですが受け応えもすごい。
で、この氷水攻撃も過激です。
というか男子たち、正気？
で、こういうトラブルに、誰が助けに来てくれるでしょう。
五人とキス、と思ってブーッとなる、まあ自業自得ですので出てしまったらやってしまってください。止めませんし助けません。
「ホントのキモチ」…どうしようもないですね。さらに停電、どこまでやってくれるのやら。
店員たちは、実際にはどうできるでしょう。警察沙汰になったら困るのは店ですが、被害が大きく重大犯罪となって報道されたら、介入しなかった店がもっと困ることになります。
それで美少女を捨ててまで…殴りこんだら大丈夫だったと。
店の立場で言えば厄介でしょうね、1000に999はこういう、楽しく無事で終わるケース…それに警察一々呼んだり、店員が客に暴力的に接したりしてたら店が持ちませんが、その千分の一でも重大事件になれば…
「だれでもいいわけじゃない」…男としての彼の、わずかな真情の吐露。なぜこれほど、真情を隠すのか…
さばげぶっ！
ええと、何この宝塚…
一般人のいるところでエアガンを出すのはマナー違反です。ちなみに僕の間合いで出したら全力で殺します。
女装…音色ちゃんにちょっとは習ったら？
あ、あの三人でしたか。忘れてたにもほどがあります。
魔法…まあいいです。というかめちゃモテ委員長が出張してるような…
自分が可愛すぎて壊れてる二人には笑うほかありません。
ママゴトどころかマジすぎるんですが。
ほふく前進はこれ以上ないほどハードな運動です。
痛いところをスナイパーライフルで、「パンツが見えちゃうじゃない」は吹っ飛びました。
BB弾の作り方、日本人ですからね…無駄にめちゃくちゃな精度と品質を保っているんでしょう。五十年前ならベアリングに使えるような、いや存在すらしなかったような。
ちなみにBBというのは、普通に人を殺したり鳥を狩ったりできる鉛の散弾の規格でもあります。
泣いてメイクが崩れるというのもすごいオチです。
相変わらずやることがすごい…
ARISA
引き伸ばさずしっかり決着つけたほうがいいと思います。
せっかくこれだけのレベルの高さを保ってきたのですから。
ただ、これだけの話に相応しいオチをつけるのはさぞ大変でしょうが…最初から選んだことです。
一生人を閉じ込めるのは大変です。膨大な食料と水、糞尿の処理、秘密漏洩リスク、火災や震災のリスク、どんな隙が見つかって脱出されたり外部と連絡されたりするか…
でもまあ、十数年も人を閉じ込めた犯罪例は現実に複数ありますけどね。
完全に消す…緑のことをまだ疑ってない…
目覚めない、ということに、そんな精神的な理由は実際にあるでしょうか？
実際の症例を知らないのでわかりません。身体的な異常がなくても昏睡状態が続く例がどれぐらいあるのか…
このナイフはよく調べましたね。ベンチメイドのアクシスロック、左右どちらの手でも開閉可能で頑丈。ポケットクリップ（ペンのようにポケットに留められる）もしっかりあるのはよく調べてます。
しかし片手で開き逆手に持ち変えるのって、慣れてても時間かかりますよ。最初から逆手で振り出すほうが楽です。
ちなみに、普通にかわされて壁に突き立ったら、素人の握り方だと滑って自分の手を切ります。まあ、ベンチメイドのナイフは滑り止めがしっかりしてるのが多いのできちんと握ればある程度は…
ナイフを取り上げなくていいのか、というのは怖いですが…
魔王がついに目を覚ました、という感じですね。これが何の始まりなのか…
想像を絶する世界の扉が開いたような。
スイートプリキュア♪
このミューズのマスクはタイムボカン系を思い出させますね。この猫のようなしなやかな体躯も。
セイレーンとかの話も、ちょっとアニメ見てない人お断り…
混ぜて…ええと。
敵になったり味方になったり忙しい人です。
メトロノームの棒って高弾性の鋼で、結構痛いんですよね。
このロッドはよく見ると密教の法具にも似てますね。
恋と軍艦
そりゃまあ警察ごとですよね。明白に住居不法侵入。
ちなみに日本では、同性愛性行為は犯罪ではありません。世界人口比で見ればとても珍しいことに。
お灸、って何をされたのやら。
クラスメートのラブラブを見てはしゃいでたり、子供らしいところもありますね。
エロ本の買出し、っておそろしい罰ゲームじゃなくてとてつもないご褒美でしょうね。小学校高学年なら男女問わず、ディズニーランドとエロ本屋ならエロ本屋を選ぶでしょう。
なにこのものすごい変装…真知子巻きでしたっけ？
当然町長さんもいっしょですよね。
一人だろうが二人だろうが…はは。
このメモにかいた写真集、買えるわけないでしょうが。というか今はアマゾンというか…いろいろと未成年お断りのネット書店があるのですからいくらでも手に入るはずなのに、厄介な古本も下手に動くよりネットで探すほうがいいはず。
というかちゃんとしたのほしけりゃ神保町まで足伸ばしますし。
大人に変身、といってもかなり元から背がなきゃどうしようもないですよ。
見ていて面白がってますね。いい罰ゲームです。まあ見ている分にはとても面白いですね。
で、あれで罰ゲームは終わりじゃなくて…
いろいろと楽しいことになってますね。
「おとなでも切ったらいたいよ」…その通りですが、大人は感情を制御しやすいんですよね。
丁寧に手当てをするところはとても、一瞬ですが深い情感が漂ってきます。
大人なら偉い、と考えるのが子供なんですよね、結局は。
いろいろと大変な一日で…まあ無事でよかった。
しかし、またいじめ実録なら…いじめといえば原先生、から離れられないと。二重にもったいない話です。
原先生自身も、他のジャンルでも素晴らしい作品はいくらでも造れる作家です。僕は知ってるんです、過激ギャグを含めどれほど幅が広いか。
それに、いじめだから原先生でなければならないとも限りません。「いじめ実録」なら高上優里子先生も定着しています。秋本葉子先生も高い実力があります。またもっとデビューから間がない作家でもいい気がします。
僕自身にとって最高なのは、原先生が驚くほど意外なジャンル、高上先生が少し奇妙な作品、デビューして間もない作家がいじめ実録で、といったところでしょうか。というかいじめ自体僕は嫌いなので、デビューしたての作家もお好きなジャンルで。
実績至上主義、安全運転は昨日今日はじまったことではありませんが、何も産みませんよ。
もちろん渡辺先生の登場は小躍りして大喜びです。抜群の面白さと読みやすさがある作家です。本誌読者も受け入れてくれるといいのですが。
しかしなんでこういう、若手作家のお試し読みきりだけでも、何年に一度でしょうか？「りぼん」を見習って欲しいもんです。お試し連載という言葉すら存在してませんし…