なかよし2016年6月号感想

やはり一人表紙は映えます。
スクールバッグも思い切り力を入れてますね。それを持った絵を入れているのがまたいいです。

なんとなくですが、ちょっと変則的な感じが強いです。「花と忍び」の短い番外編とか、二本もある読み切りとか。
「かみかみかえし」の終了が、かなり大きかったようですね。

青葉くんに聞きたいこと(遠山えま)黒豹と16歳(鳥海ペドロ)マホタン(伊咲ウタ)さばげぶっ!(松本ひで吉)九十九くんの愛はまちがっている(雪森さくら)花と忍び(長谷垣なるみ)同級生に恋をした(美麻りん)初恋はじめました。(山田デイジー)探偵チームKZ事件ノート(桜倉メグ)小学生のヒミツ(中江みかよ)出口ゼロ(瀬田ハルヒ)ピンポンドライブ!(吉田はるゆき)魔法つかいプリキュア!(上北ふたご/東堂いづみ)悪魔アプリ(秋本葉子)予告

青葉くんに聞きたいこと
聞き屋のレベル…いや、別のレベルが上がってるんですが。
下心を持った聞き屋って最悪通り越してますね。
恋愛禁止、これまた楽しいことに。
「ブスの彼女」という小学生男子ぶりが苦笑します。
いろいろなうわさがあるのも人気部らしいです。
そして松前さん…って正体がばれないとでも?
いきなり大声で「へんな勧誘」とか、本当に気が強い子です。でもどこにカルトの危険があるかを考えれば、心構えとしては正しいでしょうね。
宣言を聞いてほしくて…
「あきらめたいんですね?」と言うこと自体がもう聞き屋としてはルール違反です。
女子たちの吊し上げ状態、これはうまい。ここで麻陽ちゃんの意外な言葉と、その意味…
「どんだけ男好きなの」は大笑い。
そして聞き屋を紹介したのが…これ、うまいですね。
で、いきなり言ってしまった…展開の意外性がまたすごい。
…先ほどの発言で誤解される可能性もありますが。

黒豹と16歳
漫画なのかイラスト集なのか…イラストとしてみると圧倒的なんですよね。
これが丸聞こえってのは悲惨すぎます。
教室内で鳩にエサやったら、あとの掃除が大変なのでは?…いろいろと。
いきなり太ってしまって、それで黒鉄に抱きかかえられる…とんでもないことをしますね。
豪華なランニングもあったもんです。
「たいが その場しのぎにやりすごすとか」…彼がどれほど彼女のことを見ているか、理解しているか…
体が戻るの簡単すぎます。現実もこんな簡単だったらいいんですが。
…といっても僕は、健診までの2カ月おやつを断って運動を増やすだけで去年より3.5キロ減りましたが。
あっさり写真入りスマホ奪い返されましたね。
「これがわたしの甘え方よ」…最高のご褒美ですね、これ。
なんというかすごい作品ですこと。

マホタン
本が好きな一ノ瀬花圃ちゃん。
彼女がふとみつけた、図書室奥のドア…「そのドアにさわるな」と警告があったのに、開けてしまった。
恐ろしい速度で飛んできた本を、「赤ずきんのオオカミ 盾になれ」という男の子の叫びとともに…
彼は、生きている本、魔本を封印する裏図書館の裏図書委員、葉山梢風。

やわらかな魅力にあふれたタッチですね。
お笑い芸人で本を推薦するのって、あまりにも使い古された手ですが…実際効いてるんでしょうか。
突然の、迫力満点のアクションシーン。どんな作品化と夢中になります。
裏図書館の、森と図書館が調和した景色も素晴らしい。
トイレで何かという妙な騒ぎ、というかこれ…読み切りに収まる話なんでしょうか。
そりゃ花子さんが出てくる本なんて山ほどありますよね。まして漫画を含めたら。
文字が嫌い、というのはある種の病気かもしれませんね。
一生野球ができない体、というのはいいたとえですね。一部の人には人生終わりですが、一部の人には何の支障もありません。
女の子から見れば、モグラと結婚させられるのと王子さまと結婚させられるのと、どう違うんだともいえますよね。
委員の二人を置いてきぼりで、王子と親指姫がしゃべっているのが面白いです。
いやーもう興奮しすぎというか、確かにこれは本好きすべての夢ですね。
…今主流の、拷問で売ってる本とかイヤミスとかの中の人が出てきたら最悪でしょうけどね。
本当にこれ、連載第一回としか思えませんよ。8月号ぐらいから連載開始でしょうか?

さばげぶっ!
どえらいものを見てしまった…悪い人たちに見られましたね。悲惨なことにならなければいいんですが。
鶴の恩返し、とっても嫌な予感が。
次の図形の面積…大笑いしました。
まあ大団円ですけどね。
本当に鳥人間…いや、不気味すぎるんですがこのクリーチャー。

ゲリマンダー…そりゃ強烈ですね。
全部過去に、それでEdo…昔の僕はやったでしょうか?
辞書…男の子の場合は、エロ語を引かせるのが一番です。…と、中一の僕に教えてやりたい。
というか今は何十冊もあるアラレ学参を投じの僕に与えれば**高ぐらい楽勝だったのに…絶対全部暗記したに決まってるので。
全部日本語にする…戦中の敵性言語狩りに適応できそうですね。というかそれ、国語力も高くないと。

九十九くんの愛はまちがっている
つきあうとはいったけど結婚は…やっぱり女ってずるい生き物。
恋人のデート、具体的に…恐ろしいことを言ってきますね。
彼が常に、「自分じゃなくわたしのよろこぶことばかり」だったと反省する…それに気づけたのはすごいですが、さてここからどうするのか。
服を作れるというのはすごいですね。あ、古着からリメイク…それでもすごい。
計画しまくって失敗する、ってもうファーストデートの定番ですね。
問答無用のお姫様抱っこで最高のワンピース…はい、例の曲が流れだします。フィフティ・シェイズモード炸裂。
と思ったら、割と素直に降ろしたのが意外でした。
さらに計画通りにうまく運ぶわけがない、予定通りいかない番狂わせ…それに散々なことを言ってから「最高のデート」…なんて男や。
そして自分からのキス…
とことんラブラブを満喫できる、と思ったら出ていく宣言?
どういう心境の変化でしょう。

花と忍び
そういう時代があったんですね…幸せそう、と泣き出すところにりんごあめ、というのはじつにしっとりしてます。
穏やかなやさしさに包まれた世界…本編再開に向けたいいオードブルです。

同級生に恋をした
ひたすらたべて太ったら…
イベント委員も暇ですね。まあこんな楽しいイベントはありません。
かなりきつめのルールですね、初心者には。
月3・4回って、週休二日ですよね?じゃなかったら休みがほぼ全部消えるんですが。
「いるイミ…」「ないわよ」という隅っこの会話が楽しいです。
で、「帰るか」から「つきあってるから」宣言…うわあああ爆弾が。
努力はしているけれどうまく会話できない…もどかしいですね。
へんじがこない…ええと、「ポケベルが鳴らなくて」と脳内に響いた僕は中年ですね。といっても、フルに聞いたことはないんです。
「男なんてけっきょく」…女の子はどうなんですか?単に、違う設計がなされているだけです。徴兵して鍛えたら、たいていの男子は自己中心とは程遠い集団性殺人機械にできます。
「こわがってたら進めない」、決意は固いんですね。
おためしだ、と言ってしまった…あくまで彼をかばうために。というか、次おためしでいいからつきあって、が殺到しそうです。
ここで「迷惑じゃない」と言ってくれたのはうれしいです。
彼もすごく反省して苦しんでた、と伝わってきます。
路面電車で、抱き寄せるというか肩に手をかける…それだけ、なのにすごすぎる…いやー、変哲もないチョコレートなのに究極味を堪能しました。1箱10粒24000円も納得、というものです。
調理部に入るとか、またもう一歩前進しましたね。
すごく優しいペース、いつもの美麻先生のようにいたずらに苦しい展開にもせず、優しく一歩一歩…すごく期待できる作品です。

初恋はじめました。
傷だらけのお姫様の扉絵が素晴らしい。
ヒールと靴擦れの話、母親としてはさぞうれしいでしょう。
家に…あああああ。というか似てませんねこの母娘。
シンデレラへのツッコミは実に楽しい。ワンセットまで。
「本田がわたしをさらって」ってとんでもない話なのを笑って受け止める、全身アップで体の線と服及び肌の質感にめちゃくちゃ力を入れまくってルパンダイブしたくなるほど色香がだだ漏れてる心愛ちゃんすごい。
さらに保健室に強制連行…
全員ちがう…すごい経験値ですね。ここまで達観するまでにさぞ苦しい思いもあったでしょう。
「すべてオレにまかせてください」…すごすぎ。王子さまにもほどがあります。冗談抜きで華族皇族の血を引いているのでは…
いきなり呼び出して、強烈な言葉…まさに反則ですよ。
なんというか、今の体でコーラを二リットルぐらい一気飲みしたような、血糖値&カフェイン急性中毒状態。息もできません。

探偵チームKZ事件ノート
国語と対人関係ってどんな関係があるんでしょう。というか、国語力って何なんでしょう?
僕は、国語、特に現国は何も勉強したことがありません。何もしなくても、高校でも75点取れる、でもそれ以上の点の取り方がまったくわからないのです。
彼女を前にして接触よりいろいろな話を…
なんでその鉛筆をずっと…なめなくてよかったですね。
「いいか 高柳の目的は」…完全に一つのシナリオ以外考えていない、質の悪い冤罪警官と同じ状態です。
ちょうど肩まで…それより少し長いですね。
くさった内蔵?何に使うのでしょう…
鉱山って、結構危険物を調達するにはいいのかもしれません。
ボルジア家の毒、ずいぶんとマニアックなネタになりましたね。というか今は、ヒ素など元素毒を使った時点で入手経路から分析されますけど。
さて、どんな誤解をしているのやら…

小学生のヒミツ
小さい頃とは全然変わってしまっていますね…
「おまえはオレのものにするっていっただろ」、すごすぎます。心臓麻痺になりそう。
「オレたちに楽しみをあたへたまへ」、なんて正直な。
好きな人がちがうクラスの時…これ参考になりますね。
「子どもっぽいとこぜんぜんかわってないよ」…きつい言葉ですね。
公園まで連れ帰りに行くのも、全体が実に丁寧。
どちらの男の子も、そして主人公も本当に魅力的で…
競争で、なぜこう叫んでしまったのか…自分の心が思い通りにならない、その怖さがよく伝わってきます。
すごく強烈な話になりそうで楽しみです。

出口ゼロ
自我をリセット…最初に一番きつい宣言をして、その次…要するに「一億円よこせ」「冗談」「じゃあお情けで百万円でいい」と同じ、最初の条件と比較させて受け入れさせる…
「いままでのようにね」…百戦錬磨の自信、でもそれがどこまで…
結…夕日(本物)ちゃんが犠牲になるしかない、と言っているようなものですね。
イエス・アンド…なんかすごく演劇学校っぽいですね。講師も丁寧ですし。本当に熱心な講師ですこと。
イエス・アンドを強調し続ける…ここで突然、咲良くんの感電。…あれ?煙とかが上がっていない…演技?
締め出された人数が半分、そしてどちらが退学になるかはまだ決まっていない…
すっかり、平常運転に戻りましたね。
最初の台本に書かれていないことが鍵になりそうです。
というか、この学園から脱出しても、周辺地域全体が抑えられているし、たぶん国家権力も抑えられてて助けを求めるのは無理なんですが。

ピンポンドライブ!
ますます迫力が上がっています。敵の能力も地味になり、それだけ描写が難しくなって…どれだけチャレンジャーなんでしょうね、吉田先生は。
楽しそうにリズムを刻む、というのがはっきりわかります。
そして、「楽しむことだけは負けない」…この迫力!すごい。
いい音、と楽しむことに徹して…さて、それがどうなるのでしょう。敵も一人じゃないのに。
考えるのをやめる…その瞬間、やってくれました。
どんな試合になるんでしょうか。楽しみでなりません。

魔法つかいプリキュア!
妖精の赤ちゃん…ホームステイ…何話分の話を略したんでしょうね。
外出したくない、まじめすぎる彼女…
魔法を気軽に使ってしまうのは…それこそ、男の子に見えない拳銃を与えるようなもんですね。
というかのんきに笑ってますが、この話、僕の目にはかなり怖い話に見えるんですが…大丈夫?

悪魔アプリ
ドジだけど一生懸命な保健委員の古賀布由子ちゃんに、どこか現実ではない世界の、少年が…
布由子ちゃんは、ふと出会った男の子にまた会いたくて、調べられないか…と思っていたらスマホに入っていた無料アプリ、「悪魔アプリ」を見てしまう。
そのマスコットキャラは、冒頭の奇妙な少年に似ている…
そのアプリは、少なすぎる情報をもとに見事に目的の男の子を探し出してくれた。さらに、彼についての情報まで、ネットのコメントどころかメールまでハッキングして伝えてくれる超絶便利ぶり。

秋本先生の作品をしっかり読むのは久しぶりですが、あのかわいらしさと恐怖の調和がさらにレベルアップしています。
好感のもてるキャラ、だからこそ強い不安。
悪魔アプリ…かなり魅力的なロゴですね。
キーワードを入力するだけで、って本当にそのうちできそうです。
使う瞬間の、膨大な量の悪意のある漢字…それが怖いです。
コーヒーのほうが好き、とまで調べてくれるアプリ、最高すぎます。どこの政府も迷わず使うでしょう。もちろんテロリストも。
彼に喜んでもらいたい、という彼女を見ての笑顔…怖すぎるんですけど。
そして保健委員の仕事すらおろそかにしてしまう…困った罠です。
むかしはドジだった、というのも嫌な予感が…というかやっぱり彼が先の犠牲者…
ええと、まあ気の毒ですけどこの程度で済んでよかったなあ、というのが正直な気持ちです。
こんなのがあったら誰も逃れられませんよ。
この実力があってレギュラーでないのは間違ってます。

くら…まさかその手で、と呆れてものも言えません。
どれほど、オムニバスコミックで活躍している作家たちを使う気がないんでしょう。どれだけ高い実力になっているか、読むたびに驚嘆しているのに。
読み切り二つで、三月先生はいますけど。
いや、めちゃくちゃきれいになっていてうれしいといえばうれしいんですが。というか、確かツバサクロニクルとかで、ひどい目にあいながら冒険してませんでしたっけ?スターシステムのパラレルワールドか何か?

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