なかよし2017年2月号感想

ダブル表紙には頭を抱えました。この二つでやっと一人前なのか、と。

マンガ家セットは何度もヒットを飛ばしてきた、安定した付録と言えるでしょう。

…ただでさえ暗くなる時期なのに、さばげぶがないととことん暗くなりますね。
感想を書き始めるのにいつになく、ものすごくエネルギーが必要でした。

黒豹と16歳(鳥海ペドロ)同級生に恋をした(美麻りん)氷山くんは家庭教師がお好き(三月トモコ)出口ゼロ(瀬田ハルヒ)魔法つかいプリキュア!(上北ふたご/東堂いづみ)青葉くんに聞きたいこと(遠山えま)花と忍び(長谷垣なるみ)ジミ婚(遠山えま)ゆずのどうぶつカルテ(伊藤みんご)そのボイス、有料ですか?(甘里シュガー/さなだはつね)カードキャプターさくら(CLAMP)先輩!今から告ります(慎本真)ワタシガリ(秋本葉子)風紀委員は妄想がお好き(あやあや)予告

黒豹と16歳
結果的に、杏璃くんのことしか考えてない状態になってますねえ。
預金もどうなるんでしょうね。
華やかすぎる生活、それも金があるからこそですが。
男装バージョン…
結局楽しんでしまっていますが、
探っていたことを告白し、どうでもいいこと…さて何が重要なのでしょう。
聞かないことを選ぶとは…やりますね。

同級生に恋をした
佐田くんは彼女には刺激が強すぎるようですね。
かなりギャグマンガに近づいてないか、というほど表現が激しくなってきています。楽しい。
女子の実態は知っている、それと違う…
「口だす権利ないんじゃねーの」はまったくその通り。
それで練習で発散しかできない…それで風邪ひいたんでしょうか。
聖奈ちゃんと二人でお見舞い、弟たちが見ていて楽しいです。
美人がカノジョで、このひとは子分…小さい子は残酷ですねえ。
かなりプロに近づいた実力者だったようですね。
二人それぞれがいろいろなことをしているのが、見ていてとても暖かい思いになります。
「小原がいると」…よっぽど熱が高いんですね。
さて、聖奈ちゃんは彼の気持ちを知りながら、どんな思いで略奪宣言をしたのか。

氷山くんは家庭教師
クラスメイトでありながら家庭教師と生徒の関係の氷山くんとリサちゃん。
そして両思いなのに何もできない、おあずけの恋。

実に繊細な冒頭部。と思ったら妄想でしたか。
女の子の魅力がさらに爆発的に増しましたね。
次々と妄想を連発するのが楽しいです。
チョコレートつくりの努力は、それはそれで身になると思いますよ。少なくとも、食物を調理したら膨大な洗い物が出ることは学ぶことができます。
勉強もしっかりやったんですね。特に数学は暗記すると一気に伸びます。それが現実です。
彼のほうから素晴らしいチョコを作ってくれた…これはこじれますね。
自分が情けない、というマイナスの思いが増えていく、それも実にうまい。
そしてやっと素直に言えて…彼も素直に気持ちを伝えてくれましたね。
それから、親が出てきて大騒ぎ…とかではなくとろとろのまま終始するのも大胆です。
実に面白い新連載になりそうです。

出口ゼロ
さすが空気を読まないレディ・クィーン、そこにしびれるあこがれる。
というか彼女自身も倒れる直前とは…そりゃあれだけ体張りまくれば。
外の真相も苦笑。
なぐりあい、って…
そして、この子が本当の理事長?
またしてもしてやられた夕日ちゃん、いつ彼女の再出発があるのか…

魔法つかいプリキュア!
新年のあいさつは苦笑しました。
すごく重いテーマの最終回、素晴らしく素敵でした。
本当にふたごプリキュアと「わんころべえ」は「なかよし」の良心です。

青葉くんに聞きたいこと
神奈川代表…神奈川の高校数はすさまじいですからねえ。
決勝の日に合宿、それは悔しさまぎれに盛り上がるでしょうね。
ドアを閉めてしまうのは爆笑しました。
変身とは…
それで青葉くんにそれを聞くとか、なんというか…恐ろしい女という以外言いようがないです。
さらに個人練習を見て治療…完璧に落としにかかってますね。
そして今度は無理な行動をする女がいますが、いや相手が悪い。こんな恐ろしい女を相手に。

花と忍び
体内時計の進みを遅くする…それ、不老長寿でしょう。
彼の覚悟は、自分が死んだ後も彼女が幸せになるように…まあ逆効果ですね。
とても都合のいいタイミングですね。罠と書いてあるようです。
早く殺せ…やはりこの父親は殺されることを願っているようです。
裏切りはそうなるだろうなと思えていました。
あとは誰と誰の縁を使うか。
というか、後ろ盾が減った時点でこの家は詰んでたんですよね。

ジミ婚
何とも言えない美人ですね。
それが突然結婚?
その母親が「がんばってね」とすごい態度ですが…
とてもしっかりした和風美形に見えますが、どんな秘密があるのやら。
軍事利用されたくないけど研究はしたいから…なるほど。
いきなりのキス…二重人格とは面白いことに。
両方の人格の関係が実に面白い。
きちんと言葉を記憶し検討して、何か真相に気づく…わかりやすい話です。
ウェディングドレスの華麗さも素晴らしいです。
実力の高さがはっきりわかる、実に楽しい作品。
このシリーズはどんな形になるんでしょうね。

ゆずのどうぶつカルテ
かなり怖い始まり方ですね。
大したことがないようでよかったですが…
犬の病名が仮病、というのは大笑いしました。
家が極端に静かで整いすぎている、違和感の描写もうまいです。
離婚も秒読みとか、そこまで心が乾いている…
そして本当の病気も…
それで家族が家族らしくするから、というのも…人間の子供がやりそうなことですね。
死ぬ演技までするとは。

そのボイス、有料ですか?
あえて髪を切らない、というのもいいですね。
鏡に映っていた、というのは恥ずかしいなんてもんじゃないですね。
彼女がいるのは嘘?あんな子がいるのに…
仕返し、って恐ろしいことを。…嘘で髪を切らせていたらとりかえしがつかない…
一つだけ、と言ったらそりゃ声を録音させて、になるに決まってますよねえ。
父親が交通事故で…思いがけない情報ですね。
つきあえない理由…彼女がいるよりどうしようもないですね、これは。
すごく優しい雰囲気の、素敵な二人です。

カードキャプターさくら
「こんなこともあろうかと」…真田さんの言葉がこんな形で出てくるとは。
囲んで、柔らかくしてもまだ破られそう…それで水?
水に浮いていれば足がかりがないから力が出せない、というのはうまい。
魔法に包まれたさくらちゃんを撮影する方法…ケータイがスマホになった今の時代なら、くっつけて持ち歩ける動画カメラもたくさんありますよ。
小狼くんとのラブラブはいつ見ても実に楽しい。

先輩!今から告ります
いきなり恐ろしいことを…
着替えを貸してくれるなんて、ほかの人が見たらどう思うでしょうね。
「95」は大笑いしました。
一言で5%減った、ということは二十回やれば…
一ページギャグがついてくるのも楽しいです。

ワタシガリ
期待と言うのも恐ろしい言葉です。たいていの人にはなんでもさせることができる…
自分の心の闇を出してしまう厄介もの。
さて、それで成績がいいのに謙虚な人…
木に変化するというのはすごいことをしますね。…戻せてよかった。
中野くんをチョコレートに変えて消そうとしてしまった、これまた恐ろしいことですが…まあ戻せてよかったですね…
寿命が対価、それでどうするんでしょう。
というかマリちゃんとまた仲良くなれるんでしょうか。

風紀委員は妄想がお好き
おしとやかで上品、と思われている美羽むつりさん。でも彼女の本性は、清澄心くんに夢中な妄想女子。
さらにその妄想を小型ノートに書いてもいる。
そして、それを見られてしまい…

スリルがすごい作品ですね。
すごく素敵な女性…「そのほうがさわやかで似合ってる」と、ちゃんと校則を守る方が美しいとほめる路線は後でも出てきますし、とてもよくキャラクターを作っています。
妄想の過激さも実に面白いです。「なめてみたいわ」とか…
色気をビンとか、なんかものすごいです。どれぐらいの読者がどれぐらい共感しているでしょう。
「学ランをカラリと揚げて」は笑い死にもの。
「彼に母乳をあたえたい」はもういきすぎてるだろと心配です。
さらに体に習字とか…
レインコートに彼女を入れていくのはかなり彼もおかしいだろとつっこみたくなります。
回想も色々笑えますねえ。
やはり見られてしまって…こんなことをまじめにやってどうするんだ、という気になるほどくそまじめな会話。
まあラブラブだからいいんですが…「結婚を前提に」って普通の言葉じゃないですよねえ…
とんでもない作品ですよ。次回作が楽しみです。

西先生の再登場は嬉しいです。前作が素晴らしかったですから。
そして期待も大きい中江先生の作品、でもなんか暗そうな予告ですが…まあ読んでからの楽しみに。

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