なかよし2017年5月号感想
吹き上がるような華やかさ。
付録も、リボンの形というのはインパクト大きいですね。
「出口ゼロ」がついに…この作品が、「なかよし」連載だったというだけでまともな評価を受けられなかったことが残念でなりません。
実力的には、そこらの受賞作よりよっぽど高いところにあったのに。
「はたらく細胞」はショートのようなので感想は…すみません。仕事を少なくする方が続けられると思うので。
アトムの記事も楽しかったです。
青葉くんに聞きたいこと（遠山えま）キミと最後の初恋を（中江みかよ）氷山くんは家庭教師がお好き（三月トモコ）同級生に恋をした（美麻りん）黒豹と16歳（鳥海ペドロ）カードキャプターさくら（CLAMP）プリキュアアラモード（上北ふたご／東堂いづみ）ジミ婚（遠山えま）先輩！今から告ります（慎本真）ゆずのどうぶつカルテ（伊藤みんご）ねこ色保健室（松本ひで吉）出口ゼロ（瀬田ハルヒ）そのボイス、有料ですか？（甘里シュガー／さなだはつね）予告
青葉くんに聞きたいこと
平然と「桜田さんの着物たのしみだなー」…とんでもない爆弾ですね。それでいじめではなく友達が増えたようなのがほっとしました。
今度は梅木さんがお客さん、どうするのやら。
失恋報告…
部の出し物が実に安直です。どこかで、バスケットボール＝籠球なので袋物をつくって売る、なんて話があったような。
景品が爆笑。
十本とも…雑念しかなかったから…
あっさりとお姫様抱っこのテスト、それで戻ってしまう…笑うしかないです。
まだ応援宣言、なんというかいい泥沼ですな。おいしいレンコンができそうです。
「いいな…」という表情がものすごい。
そして壁ドン…うわああ。
「ほんとうでもおまえの気持ちにはこたえられない」…すげえ、としか言いようがないです。
キミと最後の初恋を
ごめんなさいなぜかタイトルずっと間違っていたようです。ごめんなさい。
一日一回のキス…なんて幸せな日々。
後ろの人は見るだけで笑うしかないぐらいお気の毒です。これぐらいの混乱で済むのが不思議なほどです。
無理に気持ちを押し殺そうと…そして相合傘…
「ばかやろう!!!相合傘になんだろ!!!」…涙が出るような言葉ですね。
肩を抱こうとする手がまた大笑い。さらに練習…どこまで残酷なのやら、というかどこまで男と意識していないのやら。
そしてつい抱きしめてしまう、でもまあ当たり前ですよね。
謝る…「蒼真くんの気持ちかんがえてなかった」というのがまた残酷。響真くんには気持ちがないんですね。
好きな人以外の男は人間じゃない…それが女の子の残酷な真実。
そして余命を聞いてしまい、目の前で倒れる…ここのホラーじみた表情がものすごいですね。
氷山くんは家庭教師がお好き
誕生日を知らなかった…これは泣きたくなりますね。どうやって知ったんでしょう。
そして家庭教師の日…勉強優先、だったら勉強で誕生日プレゼント…
彼は裸リボンの妄想を押し殺すことに全エネルギーを注いでいるに何でも。
生まれていなかったら存在していない…それを考えるのがとても丁寧です。
勉強もやるけれど誕生日もやる、じゃ睡眠が足りなくなるのは当然ですが…女の子に誕生日をあきらめろは無理というものです。
どうしても距離をとってしまう彼…女の子には、男の子がどれほどいつだって決壊寸前か、わからないでしょうね。
さわられたときの男の表情、という難しいことをこなすのが素晴らしい。
ちゃんと感謝は伝えることができてほっとしました。どちらも暴発しなくて。
同級生に恋をした
ずるい男ですね。「いまは…そばにいてくれるだけで」と、うそでもおつきあいの既成事実は作ってしまう…
落とし物、普通の女の子ならわざとだと思うところですが、彼女の場合ただのドジなんですよね…でも聖奈ちゃんは…多分わかっていて、それでも我慢できない…
「泉くらいわたしにちょうだいよ」…言葉にできません。
真っ白に燃え尽きたのは大爆笑。こういう笑いが重すぎる話のうまい口直しになってくれます。
さらに村瀬さんまで、なんてややこしいことに。
泉くんがしっかりかばってくれた…
キス直前はすごいですね。二人の一瞬の衝動がよく出ています。
ちゃんとボートがあるのがほっとします。昔は事故上等だったんでしょうね…
泉くんの勝利…それでも本当に心配して…
とにかく手に入れる彼女、でも…一番肝心なものだけは、決して手に入らない…どうすればわかるんでしょうね。
拷問ですね、これは。自業自得ですが。因縁が因縁を…
黒豹と16歳
みんなで尾行…楽しい青春ですね。
大変なのをおもんばかれる、本当の仲間になろうとしていますね。
スタッフとしての入場…恐ろしいことを。
舞台の華やかさはお見事。
波…恐ろしい。
黒鉄くんお疲れ様です。
舞台中に写真を撮るのは重大なマナー違反、それをスタッフ服を着てというのは…見てるだけで良心が痛い。
そして記者の…そんな会話をこんなところでするのもばかですね。
当然のような顔…ケンカは確かに犯罪は構成してますね。世間的な犯罪というのはどれぐらいからでしょうか？
なんとかしようと…ここはうまく胸を締めつけ、そしてとんでもない人々を怒らせたようです。
というかこれかっこよすぎ。
黒鉄くんとたいがちゃんが実にいいカップル、という感じです。
でもその裏で…うまい。
カードキャプターさくら
透明な本を固める、透明化のカード…
時計の国…確かに違和感のないタイトルです。
いかにも魔法の本という感じですね。この電話もいいタイミングです。
「…まだか」なんと意味深長な言葉でしょう。彼は何を知っているのやら…
そして楽しみなデート…
「本当に本当に」…すごくいきたかったんでしょうね。
すごく幸せそうなカップル…どうか壊れませんように。
お弁当のシーンもとても幸せそうで。
これほど好きな子を殺さなければならないなんて（憶測）……
次号お休みはつらいですねえ。
プリキュアアラモード
今回は敵が出てくるんですね。
しっぽから、そりゃ離れないですよね。
猫が甘えてくれたらどんなに幸せでしょう。噛んだり引っかいたりするばかりですが。
しっぽで会話…できたら楽ですよね。
猫用で大丈夫なケーキでしょうか？
ジミ婚
面白い主人公ですね。「へんなおじさんには目をつけられる」は切実です。てめーのことだとつっこまれそうですが、僕が現実に目が行くのは妙齢の女性、ただし現実は完全に諦めています。
まさに王子様…そしていきなり「結婚しよう」ときましたか。
好都合…何があるのやら。
「花咲く番だよ」これはどんな意図があるにしても素敵ですね。
しっかり見つけてくれる…裏があるとは思えないぐらいの誠意。
そして「うまくだませるといいけど」と、聞かれてしまった…
落ちはお見事。大笑いしました。
先輩！今から告ります
今回は人の告白を聞く立場…「がっつりのぞいてすみません」って…
刃の落としかたは優しくても乱暴でも結果は同じですよ。ギロチンというのは処刑人の腕が必要じゃない、誰がやっても同じ結果が出せる…銃と同じ発想ですよね。
いろいろと細かく見ていますねえ。
ついに例のあの人の名前を知ってしまいましたか。
「一枚や二枚隠し撮り」…真相はどうなのやら。
「映画版は除く」が大爆笑。
昔話…
告白できないのがつらい、と泣ける…ここで「今から告りましょう」と、タイトルを変形した言葉が出るのが素敵。
そして鍵をかけられて…このカギなら普通人の力で壊せると思います。
まあゆっくり二人きりを堪能してください。トイレは…ビニール袋かバケツになる容器はありますよね。夏場なら脱水死が心配ですが…というか、あらゆるラブコメや少女漫画にあるシチュなのに、その二つをちゃんと考えることってないですよね。
ゆずのどうぶつカルテ
えらいことになってしまいましたねえ。
虹の橋…うまく伏線を張ってきます。
いきなりキスして逃げる…たちの悪いねこなんですこと。
ガン…高齢…きつい宣告。もう前回で、ある意味開き直りましたね…動物の生命の問題に真正面から切りこむ、と。
しっかりした説明に胸が痛くなります。柚ちゃんにここまで聞かせるのはどうかと思いますが…信頼しているんでしょうね。あるいは母親に頼まれているか。
そして入院…柚ちゃんの言葉を正面から受け止める、これってハードルがかなり高いですよね。こんな子にここまで見せていいのか…読者ならともかく、実際に膨大な時間を患畜と過ごしている本人は…
なぜこの子にここまで体験させるのか。心にご飯と運動を、だとしても、ご飯と運動をこの量押しつけるとしたら将来は大相撲かプロ野球志望という水準です。…もしかして母親は助からないから、ものすごく強くなってもらわなければ、という…そんな勘繰りすら出てきます。
そして柚ちゃんが言ってしまった言葉…
母娘二人の結論、母親もすごく強くて優しい人だと伝わってきます。
涙があふれてきます。後悔も…いつ、虹の橋に行けるんでしょう。僕にそこに行く資格があるのか…
なんて作品でしょう。ここまでのことをやるなんて…
ねこ色保健室
スマホデビュー…先生の反応が大笑いしました。
そして作ってくれたスズロイド…優しいですねえ。
こんなかわいいスマホが…世も末です。これでもすごいのに、待ち受けはどれだけすごいのやら。
そしてついに、スマホをプレゼント…まあ金でどうにかなる話ですからねえ。
なんというお約束のすばらしさ。
出口ゼロ
この状況でも…完全に自分の命を捨てている理事長。
そして仲間たちのことを思って…力技で解決とは。
置いて逃げて…これほど悲しいこともないですね。
「乗り越えたんだよ」ってずいぶん余裕がありますね。
仮面をはがしたのははじめて…それで勝利…
助け出せたのは、まあ演劇部は体育会系だから…
…けれど、理事長と乙女華澄先生は…
警察でも手を出せない、アカデミーの真実を暴くことはできなかった…中途半端な結果ですね。
あ、二人が生存していたから…うまくやったものです。やはり生きていたほうが嬉しいですよ。
きちんとまとめた、という感じですね。
これほどの大作が、ちゃんと世に出なかったことが残念…掲載誌がモーニングやビッグコミックスピリッツだったら、いくつもの賞を取っていたに違いないのに…
お疲れさまでした。この圧倒的な力が次回作がどう爆発するか、楽しみにしています。
そのボイス、有料ですか？
カラー扉の甘さに、実によく連載での成長を感じられます。
雨の中二人で…というかこの服だと思い切り透けますよ。
そして家に入れて…まあ事故が起きなくてよかったですねえ。
回想も暖かいです。
声が似ていることに気づいたオタク友、いまさら聞かれても大したことじゃないと思いますけどね。ずっと声声言ってましたし。
それで、顔が誰かに似てるからと告白されたら…と思いやれるのが素敵。
…結局、実は隠し子でしたとかはなかったようですね。
「重ねられてたと思ったら」がすごく迫力があります。
そして「この言葉だけはオレの声で覚えていてください」…やってくれました。で、思いっきりのぞかれてた…
すごく甘やかで素敵な作品でした。次回作を楽しみにしています。
おおう、長谷垣先生の前後編に、「キスする街角」、さらに読み切り総選挙、二人＋新人賞受賞作…よしこい死して悔いなし！指の一本や二本腱鞘炎になっても構わんやってやる！「りぼん」の別冊付録地獄に比べればなんてことはない…