なかよし2017年8月号感想
かなり付録が強調されています。もう電化製品が当たり前に…
あと今月号、なんで「トイレを我慢」と「男どうしがやたらと顔を近づける」が多いんでしょう。プロポーズも多いですが。
若手作家の作品が多いですが、同時に気配がないもの（オムニバスコミックス）もあるんですよね…若手作家の出番はどう見てもマイナスですよね…
セイントテールに関しては、僕が言うことなどないでしょう。もっと熱いファンはたくさんいます。
十分に実力がある作家がいる…それなのに本誌に枠がない。
別の枠を作ることもできない。
本質的には少子化、社会そのものの縮小均衡で…
カードキャプターさくら（CLAMP）プリキュアアラモード（上北ふたご／東堂いづみ）黒豹と16歳（鳥海ペドロ）溺愛ウルフとお笑い姫（あやあや）青葉くんに聞きたいこと（遠山えま）先輩！今から告ります（慎本真）ゆずのどうぶつカルテ（伊藤みんご）いじめあいっこ（長谷垣なるみ）出口ゼロ（瀬田ハルヒ）キミと最後の初恋を（中江みかよ）同級生に恋をした（美麻りん）ねこ色保健室（松本ひで吉）氷山くんは家庭教師がお好き（三月トモコ）よこしまでごめん。（瑞樹しずか）予告
カードキャプターさくら
風に閉じ込められ、美しい螺旋ですね。
小狼くんはなにか危険な術を使ったのでしょうか？
やはり「螺旋」…
そして秋穂ちゃん、すごくほのぼのとした情景です。
僕は揚げ物は無制限不許可。というか今住んでいるところではできません。
突然寝てしまって、それも魔法の痕跡…別の魔法使いも呼んだ方がいいと思いますが。
置いて行った秋穂ちゃんも心配です。というか戸締りとかいろいろ。
プリキュアアラモード
天才のライバル店…いいお約束です。
虹を作る…どこかで見たような。
この虹は現実にもありそうですね。
で、仲間と思ったらそっち側でしたか。
黒豹と16歳
なぜこの関係がいまだに続いているのかわからん…
好きな人がいるのにここまで許すって、恐ろしい子。あの表情で。
…ベンツにもほどがある…何を言ってるんだとも思いますが。
なんかとんでもないところで、どういう服だったらここにふさわしかったんでしょうねえ。
さらにあーん、何という甘いデート。
そして杏璃も何か妙な行動を…というかとんでもないことになりましたね。
逆に、人間扱いされたら破局する可能性がある…
いきなりの「結婚してくれ」は絶叫しそうになりました。
そして…どわあ、としか言いようがないです。
溺愛ウルフとお笑い姫
超人気お笑い芸人の娘ヒナちゃんは高校生芸人として歩みだしている。
プレイボーイとしても知られる父の教育により極度の男嫌いでもある。
それが念願の全国区テレビ、だがその番組はイケメンアイドルの…男嫌いとお笑い魂、勝つのはどっち？
笑って笑わせて…僕には笑わせる回路はないようですが。
それでお笑い芸人。すごい苦労するらしいですが。
アイドルの話題を出しておいて、伏線が実にうまい。
…この作品、「なかよし」連載なのが間違ってますよね。本当はもっともっと下品な言葉にしたいのを無理に翻訳しているのが丸わかりです。編集も思い切って許可証出せばいいのに。
お笑いできっちり笑わせる…できるでしょうか？
みんなが倒れて一人だけ、というのは大笑いしました。
ステージの挑戦も盛り上がります。
嫌いな相方にもかかわらず、しっかり「わたしが笑わせないと」とお笑い芸人道を貫くのはかっこいいです。
で…如月穂高発射…やってくれました。
「チャンスをくれて…ありがとう」もかっこよかったです。
二人で暮らすというオチも最高。強烈な作品、実力はさすがに圧倒的です。
青葉くんに聞きたいこと
とても繊細に描かれています。見ればわかる表情、それを見つめる男心…
ライバル宣言もかっこいいです。
梅木さんからの呼び出し、ちゃんと言えましたが…
とにかく今回は全部、表現がすさまじいです。ほかに何とも言いようがない。
先輩！今から告ります
みんなの想像がまた苦笑しますね。
…個人的には、倉庫の外で盗聴中に一票。
メロディ先輩、聖人にもほどがあります。
「（社会的に）死にゆく運命」は大笑いしました。
で、助けてくれたのが…笑うしかねえ。
ゆずのどうぶつカルテ
セラピードッグ…病院だからこそそんな切り口も。
とことん自己中心的な老人…どういう人生だったのか目に見えます。
妻のことを思い出しているのはしっとり描かれていますが…
少しずつほだされている、そして家族も…さてどんな罠が待っているのかと思ってしまうのがつらい。
…うわ…
そして、犬の気持ちがわかるから…胸が詰まりますね。
犬はなんて素敵な動物なのか…人間がしてきたことを思えば、胸が張り裂けそうな思いがします。馬もそうですね。
いじめあいっこ
この画面構成の、車酔い感はさすがにすごい。
完全に終わり…というか現実には、いじめは「身分」を形成してしまう力があるんですよね。奴隷化、というか。心に焼き印を押してしまう…
「おれがいじめてたからだよ」は驚きました。
バレッタとメモ、転校…何があったのかすごい不安定感です。
きれいすぎる終わりかもしれない、でも美しくて…
本当にものすごい実力の作家です。
実力を引き出そうと、難しい題材に正面から挑戦したのもよくわかります。
これからも挑戦してください！
出口ゼロ
この手があったか、の一言。あれほどのことを潜り抜けたこいつらに、どんな話があるのかと思っていましたが。
プロローグの盛り上げはうまい。
そして…笑うしかないですねこの再会は。ある意味当然なんですが。
咲良の出かたときたら…
この水槽…物理学に本質的に逆らってます。ありえるのは、主水槽をものすごい減圧している…無茶ですよねえ…
なんか変な監督ですねえ。
で、「即興演劇（インプロビゼーション）」…この監督も絶対同窓生だ…
…まるっきり昔と同じことになってますね。というかみんなすごい熱意。
「これじゃなにもかわってないよ」…夕日ちゃんらしいです。こうなると、前後編なのが惜しいですね…新連載でも問題ないほど。
さらに監督が死んでいて、クローズド・サークル…
でもまあ、アカデミー時代に比べればこれぐらいなんくるないさー。…でも考えてみれば、落ちても着ぐるみで済んである種の敗者復活もあったあそこと、本当の死が見えている今じゃ…
というか、その手があったかという以外の感想は蛇足というもの。
キミと最後の初恋を
元気ですね。そして朝から甘い…
暑苦しいのがやってきましたねえ。
「まったく問題ないよ」…笑うしかねえ。
「いい絵がとれたぞ」って、父親の内心を思うと…
そして床について、慟哭。ここは圧倒されました。僕も似た経験があるので。
イヤリングのプレゼント…そして結婚…
胸が張り裂ける思いでいる人が、周りに何人もいるんですよね。
同級生に恋をした
ぐわあああなんという表情を…。
友だちとして、に「友だちからはじめられれば」…気の毒になります。どんどん膝に石板を積み重ねてるようなもんですね、自分で。
骸骨になるのは楽しいですし、なんかかわいい。
メールの削除…そりゃ痩せますよねえ。
「まじでもらうからな」はカッコよかったです。
明るくして、…画面を左右に分割するのがまた見事。
「いかないで」って、みじめにもほどがありますよね、これ…どれだけ耐えられるんでしょう。
痛みで泣き出してしまって…そして全部吐き出させる…すごい器の大きい男ですね。
いや、佐田くんと本当にくっついてもここまでしてくれたら許します。
ねこ色保健室
どんな魔境なんでしょう。
天使…そりゃあねえ。
それがなぜこんなとんでもない話に。
「ひとりぼっちはさみしいもんね」…
で、なんという解決を…
氷山くんは家庭教師
なぜ僕はこうも、最終回でタイトルの間違いに気がつく…土下座しています。
教師もテンション高いですね。
S校で一気にテンションが下がる…74、T大20人…おそろしい数値です。
…というかそういう高校が、男子校でないことが不思議ですよねえ。
難しい模試は本当に問題自体が何を言っているかわからないレベルです。経験あります。
そして氷山くんがランクを…
それでの彼女の決断、すごく成長しているのがわかります。
決意の気迫がすごくよく出ています。強烈な緊迫感。
偏差値が15上がってもE判定のまま…おそろしい。
そりゃ抱きしめますよねえ。
二人も合格、教師はさぞ鼻が高いことでしょう。苦労もしたでしょうが。すごく。
覚悟してください、その通りになるんでしょうか…何をするかと思ったら指輪。うおおお。
連載での成長も大きいですし、最終回にはものすごい表現を見せてくれました。
番外編も、そして次回作もすごく楽しみです。
よこしまでごめん。
青池水乃ちゃんが野球部の臨時マネージャーを引き受けた、それは気まずい再会でもあった…エロガキと呼ばれていた二つ下の赤星くんと。
スカートめくりならまだしも、卒業式ではキスまでされて、それでも別に嫌ではなかったんだが…
想像をはるかにしのぐ圧倒的な成長。
過去の回想がまた、想像をはるかにぶっ飛ぶすごさ。
ボールを投げるときのすさまじいまでのカッコよさ！グローブの皮や服の質感、スピード感…すべてに圧倒。
まるっきり別人、という感じがうまく出てますね。
河川敷での練習をいつも聞いていた…それに気づかなかったというのが…
同じ小学校というのは相当近所ですからね。
ちゃんと仕事をしているのが高感度大。
キスをかっ飛ばしたら帰ってくるのが大笑い。
「指一本触れません」宣言でまた大笑いしました。
涙とスポーツ用マニキュア…ここからどう盛り上がるかが実に楽しみ。起承転結がうますぎる。
そして期待以上に、一気に…
本当にものすごい実力です。
…こんなことするなら夏増刊よこしやがってくだされ…
咲夜ゆき先生、リオコ先生と実力派のホラーそれに雪森先生も…
「ちいさないのち」はもう楽しみというかむしろ怖いほどです。バスタオルと水分補給用意しなければというぐらい。