なかよし2018年4月号感想
タイムマシンでも…いや今更ですね、「さくら」があるんですから。
知らない読者はこの表紙をどう見るでしょう。
付録はスタンダードなセットですが、ホッチキスは結構高かったのでは？
今の「なかよし」連載には、まるで「この世には警察も役所も法律もありません、子供だろうが自分の力で這い上がるしかない」というのが多いですが、現実には警察も役所も法律もあります。
覚えておくべきなのは「民法第90条（公序良俗）公の秩序又は善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は、無効とする。」です。
今の「なかよし」作品には、明らかに無効な契約がいくつもあるのです。いいかげんにしろ、と言いたいほどに。
わたしに××しなさい！（遠山えま）カードキャプターさくら（CLAMP）HUGっと！プリキュア（上北ふたご／東堂いづみ）キスしたいってねだってみろよ（三月トモコ）黒豹と16歳（鳥海ペドロ）ゆずのどうぶつカルテ（伊藤みんご）青葉くんに聞きたいこと（遠山えま）先輩！今から告ります（慎本真）ここあ色に恋してる！（雨玉さき）同級生に恋をした（美麻りん）はちみつトラップ（甘里シュガー）ねこ色保健室（松本ひで吉）泣きっ面にハチミツ（小松チホ）予告
わたしに××しなさい！
読者はほとんど覚えてますよね？
本当に相変わらずで。
最後に笑顔も、そこは変わりましたね。
晶・マミ・氷雨の関係こそとことん描いてほしいです。
リアルが忙しい、それはリア充という別の世界の生き物だけでしょう。まあ本が売れないのは確かですが。
そしてこの甘えっぷり、これを受け止める時雨くんの足腰はどうなってるんでしょうね。
写真を撮られながらのキス…というか確かこれ有料ですよね？いつお金を入れたんでしょう。
いや部屋でやればいいだろ、絶対に貞操を保てって校則はもはや人権問題の域…
カードキャプターさくら
うまくさくらちゃんを追い払って二人での話…
素晴らしい男の子、ですが別の宿命がありそうですね。…予想と違うことを願いますが。
母親の記憶に魔法を使うのは、濫用だと思います。
ここからとんでもないことが…
共鳴、あちらの守り手、実にうまく展開していきます。
やはり圧倒的な実力と面白さ。
HUGっと！プリキュア
クラスメートもプリキュア、忙しいですね。
友情の証、って言葉にしてしまったら…
取り戻す、って無理すぎますよ。
というか普通に子供が立ち入れる範囲にこんな岸壁があるのが危険なんじゃ。
キスしたいってねだってみろよ
トリガーからははっきり指を外さないと。
やたらと優しい、それで心を奪えるんでしょうか。
バイトも一瞬…わかりやすく騙される人ですねえ。
仕事は一応しっかりやっているようですね。
そして相手役のパターン通りときたら。
このすさまじいまでに甘い言葉…パレモダム…
それに反発して、結果オーライですがとんでもない絵になりそうです。
とりなおしってほとんど下着姿、ヌードでなかっただけましですねえ。
…これで親が気づいて帰国したらとっても本末転倒なことに。
学校で待っていたのは笑い転げました。やってくれます。
黒豹と16歳
楽しい旅行だったようで。ラーメン６杯って水分と塩分が心配ですよ。
婚約したら当然両親と会うイベントはありますよねえ…なんか笑いが。
黒鉄両親はかなり工夫されたデザインとパワーです。
「ぜんぶ真っ白になっちゃうのよ」…決定的な言葉。
さてここからどうなるのか…
両方好き、…ハーレムルートという手があればいいんですけどねえ…
ゆずのどうぶつカルテ
病院で名前書く時には基本的にふりがなも書きますが？
というか人気漫画にあるので「小鳥遊」は読める人が多いと思います。間違って覚えてる人も多いでしょうが。
…いやそんな人間を滅ぼしたくなるようなことを、こんな子に教えていいんでしょうか…
前の飼い主、ってそれ最悪通り越してますから。
…事故、重すぎる事実ですね。虐待より恐ろしい誤解…
この年齢の子が背負うには重すぎますが、いつでも生命を背負うことはある…
どんな後編になるか、信頼はできますが。
青葉くんに聞きたいこと
二人とも助けたい、って溺れている人を助けようとして共倒れになるのが目に見えていますよ。
「聞き屋」のおばさんに頼るべきです。
そして尚くんにちゃんとけじめをつける、そりゃこれ必要ですよね。
「こわい未来におびえるよりいまできることをしたいんです」これは名セリフの一つでしょう。
そして見学…彼も少し前を向き始めた…
滑ったのを見て、この人の中の…親切ではあっても恐ろしく思い詰められたもの。
ここは実に面白い。
さて、ストレートに解決になるか…
先輩！今から告ります
この状況は何でしょうね…
つい出てしまった言葉、それに「全っ然理解してねー」…
「弱い人間じゃねーよ」がまた強烈です。
そして、「失いたくない大切な存在」…すごく深い思いやりを感じます。
ここあ色に恋してる！
友達がみんな彼氏を作ってさみしいここあちゃん。
ある日、昔から腐れ縁のチャラ男の輝くんが、実は新人漫画家だとわかる。彼は手伝ってくれ、と…
そしていろいろと協力していたら大ヒットして、キスシーン…
相変わらず素晴らしい可愛らしさと色香！
友達がみんな、他人事じゃない女の子も結構いるでしょうね。
いきなり抱き寄せられるとか、スキンシップの濃厚さも素晴らしいです。
いろいろな髪形や服を合わせてくれる女の子、そりゃ漫画家にとってはとてもありがたい存在でしょう。
ちょっとずつここあちゃんの心が動いていく…というか植物や虫の成長を観察してるようなほほえましさもたまりません。
屋上から抱きあげてのダッシュ、これがまた濃厚な…
人気が出ていくことをごくあっさりと描くのがテンポが良くて楽しいです。
そしてキスシーンの、丁寧で濃厚な…
「好きでもねぇのに」で自分の気持ちに気づく、というのがまた素晴らしい。
そしてまんがのためなのか本当なのかわからない、というかこれでどうやって後編をやるんでしょう。
もう連載していい実力は絶対ありますよ。
同級生に恋をした
脳障害のリスクがあるときには揺らしてはなりません。大ひんしゅくなんてもんじゃ…
「わたしもいっしょにいくから」、この状態でも友達だと思ってる…容赦のないプレッシャーですよね。
そして審判、これは苦笑しました。
頭を打ったばかりの人の顔を殴ってはいけません。いや頭部を殴ることが…殴っていい場所ってすごく限られますよね。生命リスクがないのは手足ぐらい。いや法的にはどこも殴ってはいけないんですが。
やっとおわらせられた…
「本気で好きだったわけじゃない」…あれだけいろいろ…まあ、それがせめてもの思いやりでしょうか。
そして二人がぶつかって、彼の方から告白…
ずっと抱き合う二人、キスシーンより深く愛情が伝わってきます。お互いに夢中になっているのが…
はちみつトラップ
ボイスレコーダー…ははは。
「そーですけど」と言い切れるのって強いですねえ。
ムキになってる、確かに。女としてだれかに負けるのは我慢できないでしょうね。
ここで「好きなんだもん」と言ってしまうとは…
縛ったまま放置は充分痛い目です。火事のリスクがある状態にしたのは完全に殺人未遂が成立しますね。
この状況をうまく利用して一億押しつけて…鮮やかなもんです。というか税金は？
あと監禁と殺人未遂と傷害で告訴するべきです。
ねこ色保健室
パンダと…いや努力では無理ですねえ。
本当にパンダってとんでもない生物ですよね。
努力だけじゃない、配られたカードで…そうですよねえ。
オチは大笑いしました。
毎回毎回しっかりやってくれます。
泣きっ面にハチミツ
どうしても泣き虫なゆなちゃん。人を不快にさせないため、隠れて泣くことを覚えてしまった。
そんな彼女を見つけた男は演劇部長で、有効利用してやる、と「泣き虫姫」という作品に強引に引っ張りこむ。
頑張るけれど失敗する、それも部長は逆利用してしまう。
ものすごくうまい。ちょっと小さくまとまっていますが。
泣き顔ばかりなのは結構難しかったと思いますが…
カタカナのTシャツと前を空いたジャージ、学生服のズボンという妙な格好の男…男の迫力があり、読者がすごく引っ張られる感じを体験できるだろうな、と思えます。
いきなりすごく顔が近くて、「もういやだ」という気持ちから一気に話が進む…ここはなにげなくうまいです。
笑顔もすごく素敵ですし。
そしてまじめに頑張っている、それが裏目に出て大道具を壊してしまった…
ここでの部長のフォローが見事でした。とんでもない男象ですが…
遅くまで練習しているところで、それで強いスキンシップ。ここの構図と手の大きさ、鎖骨などの工夫は素晴らしい。
涙をガマンした、それで本番で泣けずに…ラストに向けた展開は王道。
実力は素晴らしいので、次には思い切り挑戦して欲しいです。
来月号は山田デイジー先生。
さて黒田なのか白田なのか（虚淵玄みたいな…）。