なかよし2019年2月号感想

表紙は、僕の衰えた視力では何なのかわかりませんでした。

このタイプのブラシと鏡のコンビは面白いです。鏡が髪の油で傷みそうですが。
ハートに徹するのも面白い。

「わかメン」は扱いは大きいですがショートですので感想&作家紹介は…ショート全部に感想書いてたら潰れます。
やっている作品・作家も多いので文句言われそうですが、自分でも基準がわからない状態です…

ヴァンパイア男子寮(遠山えま)大地先輩はズルすぎます!(雨玉さき)ゆずのどうぶつカルテ(伊藤みんご)黒豹と16歳(鳥海ペドロ)シーク様とハーレムで(美麻りん)かりんちゃんねるはじめてみた!(中江みかよ)ブラッド・ハントちゅっ(山田デイジー)先輩!今から告ります(慎本真)カードキャプターさくら(CLAMP)ミラクルニキ(壱コトコ/Nikki. Inc.)ねこ色保健室(松本ひで吉)HUGっと!プリキュア(上北ふたご/東堂いづみ)王子が私をあきらめない!(アサダニ1ッキ)風紀委員は妄想がお好き(あやあや)予告

ヴァンパイア男子寮
傷付けるような内容かどうかはわかりませんよね?
バイクの不良、ええと…すごい逆ハーレム漫画ですよねえ…前作はその点がちょっと中途半端でした。
いきなり壁ドンとか…一応触れ込みは男の子ですよ?
「生きてる人間のほうが化け物」…それは同感。
ある意味わかりやすい作品です。

大地先輩はズルすぎます!
恋の話ばかりの友達と、色気より食い気+恋愛映画大好きのもえちゃん。
それで泣いているのを知らない男の子たちが悪口を言っている、そこに水をぶっかけたこれまた知らないイケメン…
近づいて話せたのはいいけれど、昨日一人で恋愛映画を見ていた彼は実は苦手、それでなぜ観ていたのかもえちゃんが叫んでしまい、彼の飾らない言葉を聞いて恋に落ちてしまう。
彼はすごく人気があり、そしていつも相手を傷つけて別れると聞くけれど、それでも告白して、彼はつきあうと言ってくれる。不安は多いけれど…

恋する女の子がこの糖質と脂肪の山はやばいでしょう…
恋愛映画、馬鹿にされるところを助けてくれる、とわかりやすい導入。
翌日の、傘を忘れていて濡れながら追いかける、というのもあざといまでの正統派で実に楽しい。
リュックの紐を握りながら話しかける、ここがものすごく色っぽい。とんでもない実力です。
彼が恋愛映画を見た理由、とても柔らかいやさしさがありました。とても暖かさが伝わってきます。
相手が大地先輩、と知った時の友達の反応がまたすごい。
「逆にありがとう」と言えるのは素敵ですね。
告白までの心の流れも短いですけどしっかりしています。
そして彼の後ろから抱く姿、これがまたはっとするほどの色香。
初回でつきあうところまでいくというペースの速さ、不安要因の強さも実に面白い。
ものすごく期待しています。

ゆずのどうぶつカルテ
すか…ネット動画テレビ電話とは、こういう時には特に便利ですね。
感染力があり再発性がある…結核でしょうか。いや冗談抜きに今も結核は結構問題になっています。
猫にも伝染病があり、深刻な隔離があるというのも…
隔離というのも医学史上重大で、多くの悲劇がありました。『ロミオとジュリエット』を悲劇にした要因ですし、差別と結びつくとハンセン氏病患者の強制隔離のような地獄絵図にもなりました。
症状は治まっているけれど…おそろしく現実的なきついケースですね。
笑顔になれる強さ、でも痛々しい…
そして一緒に暮らす道を探してくれた、こういうところがこの作品のすばらしさ。
素直な気持ちを告げる、それこそより深い強さですよね。
相変わらず本当に素晴らしい作品。もっと知られて欲しいです、こんな素晴らしい作品が、ずっと無視されている幼年少女誌にもあるんだ、と。

黒豹と16歳
ウェディングドレスで走る…つくづく演出家としては天才ですね。
黒鉄くんの、叩いてキスするのは…本当はまずいんですけどね、
そしてもめごと拡大の覚悟もして再び…はは。
結局は杏璃くんを選ぶ結果になりましたか。ハーレムルートでもよかったんですがね。

シーク様とハーレムで
ちゃんと教育があるのはほっとしました。
難しい言語…活用が多いけど論理的なドイツ語と、文法は単純だけど一つ一つ覚えるしかない不規則スペルが死ぬほど多い英語、どちらがましでしょう。
でもそれ以上に漢字をたくさん覚えろ、特に字形が複雑な台湾とかもきつそう…
ちゃんと勉強するのが一番、いろいろなことを忘れるにはよさそうです。
新婚旅行ってもう世界一周ですね。というか飛行機での世界一周旅行中なんて暗殺者からみれば拝みたいぐらいやりやすいです。
空港には必ず連絡が入りますし、陸路海路と違い空港は限られています。紛争地帯も多く、暴力組織を雇ってテロに見せかけることも容易です。
そして彼の友達…どんなふうに生きてくるやら。あ、立場の違いをわからせるためとは…実に面白いことを。
すぐに思いの強さを理解して…
彼女にもできることはあるんですがね。勉強に励むという。それに気づけばいいんですが…
最後のトラブルはどうなるのやら…

かりんちゃんねるはじめてみた!
「ヒントを」に「好きだユメ」がくっついているのが笑えます。
爪が長くてどうやって料理がうまい、といっても器具機械をうまく使えばどうにでもなりますね。
動画制作者としての基礎的な実力が圧倒的に足りない…それこそプロスポーツの基礎体力と同じく、一朝一夕ではどうにもなりませんね。
で、知り合い…そこから現実の有名チューバ―集団とコラボとは、本当に大胆な作家です。
事故も活用する有名集団のパワー、すごくワクワクして楽しいです。
死ぬほど疲れていてもしっかりやる、ある意味プロ根性も…
食べる人だけじゃなく見る人もある、それが単純なグルメ漫画とはちがう点ですか…
最強の手というのも何でしょうね。
本当に実力の高い作品です。

ブラッド・ハントちゅっ
「一般人にはいえないんだ」というだけでかなりの情報を漏らしていますよね。
「相棒のくせに」「さすが親友だな」のやり取りは素晴らしい。
完全に正体を出しましたか…能力を強化する、他人と波長を合わせる、感情を消す、どれも莫大な需要がありますね。
といっても最近の研究では、感情がないとスポックやデータのようになるのではなく、何一つ決めたり判断したりできない完全な無能力になるとわかっていますが。
「ならオレがいく」のカッコよさ!
弟の前でのラブシーンはその先を考えるとなんとも笑いが。
そしてどうなるのか…

先輩!今から告ります
父親に会うかどうか、結構重い問題になりますね…
辛いときには助けてくれる、最高の彼氏ですねえ。
要約ネタを重ねるのも楽しいです。
感情のふたが開くところの描写は泣けてきそうなほど。
この作品、結ばれてからの方がむしろ面白いほどです。

カードキャプターさくら
久々の応用力豊かなカード魔法戦闘。
知世ちゃんのフォローは素晴らしい、いい相棒でもありますね。
カードを変化させられる、願った通りの力があらわれる…危険ですね。母親を復活させるとかするかもしれないし…善意で何かを願って地獄への道を舗装する可能性も…
打ち明ける決意…
皆がそれぞれ動いているのもわくわくさせます。

ミラクルニキ
権力の横暴、それに服で対抗できるでしょうか?
聡明で機知に富む、って自分で言うなよ…
…よくもまあ、本来なら暴力になる事態をすべてファッションだけでつなげるものです。ある意味お見事。
そして世界大会と、あまりの強引さにめまいがしますがお見事。。

ねこ色保健室
人のハンカチで鼻を噛むのはさすがに絶叫します。
ヒミツとは…期待できそうですね。と思ったら私服が…制服っていいですねえ。
とんでもない着方は大笑い。ゲキオワを通り越してます。
そこからこんな展開になるとは…

HUGっと!プリキュア
みんな忙しいですね…
冬は肝心な時に風邪をひくことが多いですからね…
最高の最終回です。本当に毎回毎回、何て素晴らしい…

王子が私をあきらめない!
高みに立つ人間…結構厄介な問題ですよね。現実にはありますから。
給仕する側も体験する…どこかの子供用軍人学校には服従すれば指揮することを学べると書かれているとか…
率直に言えるというのも忠臣ですね。
かなり胸が悪くなる展開ですが、誰を敵に回しているのか…

風紀委員は妄想がお好き
冒頭からぶっ飛ぶにもほどがあります。
ルールって…さらに両親に挨拶とか…この男子のほうも相当変わってますよ!
そして指一本宣言。
両方のあまりのむちゃくちゃさに笑いが止まりません。
ランニングからの妄想もいろいろとはかどってますね。
そして悲しみで壊れかかっている…一番肝心な、悲しませないが抜けてますよね。
母親の、彼の立場に立てという忠告、それでどれほど緊張するか想像して…うわああ。
この熊の着ぐるみってすごく高価そうですよね。
自分を抑えるために走るとは…そしてお姫様宣言って…
ええもう立派なお似合いバカップルですとも。

月号は新人デビュー作、って本誌デビューは言いにしてもそれ以外の紙媒体ゼロってのが壊れすぎてるんです。

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