ちゃお2002年12月号感想

今月、ちょっと試験的に感想の形式を変えてみます。
僕の中の「感情的で純粋な子供=チック」と「冷静で理屈屋、ちょっとスケベで知識を使うのが好きな大人=タック」の会話の形で感想をやってみます。
どうなるか自分でも楽しみです・・・ですます調ではないですし、特に「チック」のほうは本音も遠慮なしに吐きそうなので、もしかしたら関係者には多少の不快感もあるかもしれませんが、それはお許しを。

注意:「イブの奇跡」の感想には「Kanon」栞シナリオのネタバレを含みます。未プレイ者はご注意ください。

全体「ミルモ」「ノア〜ル」「てれぱり」「人魚姫」「ブリマジ」「ぷくぷく」「Dr.リン」「エンジェルハント」「ミニモニ。&こいき」「未来v Pureボイス」「イブの奇跡」「みい子」「ポケモン」予告

チ:今月号からまたベテランレギュラーが増えていくんだ。ちょっと残念、最近の新しい連載陣に好きな人が多いのに。
タ:できるだけ強力なメンバーで新しい年度を迎える、という計算だろう。やはりベテランは信頼感が高いから。それから一気に入れ替わるから、心配することはないよ。
チ:読み切りがすごくよかった!やはり森江真子先生、今のポジションはもったいないよ。早く連載して欲しい!
タ:連載より読み切りのほうが得意なのかも。他にも色々事情があるかもしれないし・・・今の使われ方は確かに惜しいけどな。
チ:あと、今日本屋で子供が「ちゃお」買って、ってママにせがんでたよね。
タ:でもな、今月号の「ちゃお」は小さい子に読ませていいのかな、って気になったよ。でも「イブの奇跡」みたいな名作もあるし、いいかな。
それにしても笑えるのが「少女コミック」の広告ページ。「子供は読んじゃダメ」なら載せるなよって!「オトナな女の子のための雑誌なので、「ちゃお」よりエッチなお話がのっていることもあります。」なんて読みたくなるに決まってる、うまい広告といえばそうだけどいいのかな。

「ミルモでポン!」
チ:こんなのってないよ・・・
タ:まったく、結木にはウイルスチェックみたいに定期的な魔法探知をすべきだ。こうなるともう、本人の心なんてないも同然だよ。だからこそ、魔法をむやみに使っちゃいけないってミルモはいつも自戒してるんだが、みんなもそれを感じて欲しい。魔法でつきあっても意味がない、と気がつく力があるのは楓ちゃんだけなのかな。
チ:結木くんもミルモも、イイ奴って感じなのに。
タ:だから余計にこれ、きついよな。
チ:扉、なんか面白いね。
タ:対照的だね、この二人。大人っぽい日高さんと、少女らしい可愛らしさの楓ちゃんか。
チ:なんか妙に日高さんと楓ちゃん、息が合っちゃってるね。この回想、なんか可愛くていいな。
タ:顔から火が出てる結木くん、笑える。
チ:あ、ミルモまだ寝てるんだ。ふとんごと頭に乗せて、重くないかな?
タ:はるかさんも結構いい度胸してる。絶対の自信がなきゃこの態度は取れないよ。楓ちゃんと日高さんについて何も聞かないで二人の世界に入ってる。
チ:松竹くん、卑怯というか・・・
タ:まったく、キッシュの爪の垢でも煎じて飲ませたいな。
チ:楓ちゃん、かわいそう。
タ:はあ〜。
チ:ほよっ、日高さんが?この作戦ノート、何が書いてあるのかな。
タ:想像するのも怖いな。僕はミルモと傍観していよう。
チ:そうだ、森下さんは結木くんのこと、どう思ってるんだろ。
タ:好き、としか思えないけど・・・言われてみると読めないよな。ヘリコプターで送り迎えって、某狂言騒動のネタじゃ?
チ:く・・・よくこいつ、いけしゃあしゃあと「ボクと結木は親友」なんてぬかすよな。地獄へ・・・
タ:このくるっと決める笑顔がまたすごい。また面白いグッズが出てくるね。
チ:ほよ〜っ、きゃわいい!
タ:・・・・・・こんなことしなくても、楓ちゃんにムルモッピを送って松竹くんを好きになるようにすればよかったんじゃ?いや、それはミルモに感づかれる可能性があるか。
チ:この魔法、なんか怖い。
タ:ドキン、と感情の一番深いところから支配しているか・・・楓ちゃんの失敗はお約束だけど笑えた。
チ:もしかして、はるかさんって天然?
タ:かもな。
チ:リルムちゃんの失敗も笑えた!日高さん、過激だねえ・・・
タ:と思ったらこうなる、か!まあ当然だけど。
チ:僕もあの時こうしてればよかったな。
タ:おい、結木がやるから許されるんだ。お前がやったらひっぱたかれて、クラス全員にボールぶつけられて終わりだよ。
チ:何だか切ないね。あんなに勇気出して、頑張ってきたのに。
タ:スケボーが何だかぼけたカッコよさだな。と思ったら大失敗、で笑わせながらシリアスな話をするのが・・・
チ:辛いよ。ここで魔法探知をしていれば。
タ:ああ・・・でもどっちも漢だな。
チ:なんだかしみじみするよ。
タ:でも、それを本当にはっきりさせちゃうとは思わなかった。この状況からどうなるんだろ。結木くんも、いいにくいことをずいぶんはっきり言えるな。傷が分からない人間じゃないけど、それが誠意ってもんだろう。
チ:すごく辛いよ。魔法の影響だって知ってるし。
タ:あ、そう言えば、考えてみるとこれって第一話で、魔法で楓ちゃんが結木とつきあった時の日高さんと同じ状況だよな。因果応報、か。となると、松茸もその罰は当然あると思う。それを信じよう。
チ:そだね。すごく悲しくて、だから来月号を待つしかなくって、はあ。

「抱きしめて!ノア〜ル」
タ:これまたエロい作品だな。こういうのが本当に小中学生女子に受けてるのか?
チ:テーマは面白そうだね。いいな、動物と話せるんだ。
タ:あ、主人公は今までみたいな大人っぽい感じじゃなくて可愛いな。皆に比べても可愛いし。
チ:皆もひどいこと言うね!悪意じゃなくて可愛がってるみたいだけど。あ、猫ちゃんが落っこちてきた!怪我してるなんて、大丈夫かな。
タ:朝起きたら、どうなるか読めたよ。絶対裸の男に変身してる。
チ:本当にそうなったよ・・・親は抗議しないのかなぁ。
タ:うわ、口なめた!もしかしてこれってファーストキス?男の体の強調もうまいな。
チ:すっごいえっち。いいのかな、こんなの見て。
タ:このドタバタは面白いな。
チ:え、猫が一体どうしたの?
タ:刺客だな、確かにどこにでも侵入できる猫を兵器化できれば爆弾つけて自爆させたり体内に麻薬を隠したり、用途は広い・・・でも命令しやすさと戦闘力は犬のほうがはるかに上だし、どこにでも侵入できるという点ではネズミのほうが上なんだが。
チ:この兄ちゃん、忍者みたい。爪が伸びるのはカッコイイね!
タ:125という番号も試作品番号、脱走したのか。
チ:ひどい、意思と無関係に体が動くなんて!
タ:一体どうやっているんだろうな。爪なども強化しているのか?猫がひっかくぐらいで服が破けて傷を負うなんてありえないけど。
チ:あのネコたち、本当に大丈夫かな・・・
タ:無理だろう。組織そのものを潰さない限りな、ってそれが米軍だったりしたら潰しようがないんだが。
チ:うわ、服破くなんて・・・これってひどくない?確かに治すためだけど。
タ:ちょっとレイプを連想させるな。ただ、それが直接「男性に支配される女の性という歪んだジェンダーロール」を子供に押しつけることにはならないと思うが・・・立場が逆のシチュエーションは絶対にないのがなんだよ。
しかしこのシーンの色気は凄いな、ほとんどベタ等を使ってないのに肌の質感が伝わってくる。
チ:「子供を産んでくれ」ってなんでいきなり!うわあああっ!
タ:キスまで・・・まあ動物の本能そのまんまなんだろうな。でもいきなりいいペースだな。

「てれぱりvきっす」
タ:ちょっとカラーの感じが変わったかな?今までのようなきゅんっとした可愛らしさが弱まっているような。でも本編一ページ目の可愛らしさは相変わらず極悪非道だな。
チ:・・・・・・・・・・・・
タ:しかし、こんなわかりやすいマネージャーっていていいのかな。
チ:航くんもいい気なもんだね。ちょっとイライラする。そう言えば僕が中学生の頃、サッカー部は全国大会まで行ったけどこういう風に女子にもてる選手はいなかったな。
タ:お前が鈍くて人の事なんか見ていなかっただけじゃないか?しかし、運動後にこのドリンクは体に悪そうだな。
チ:女の子も好きな男の子のパンツが欲しいとか思うのかな?
タ:「結局するんかい!!!」が笑えた。クリスマスパーティーも唐突だな、ってクリスマス・・・冬休みはサッカー部にとってはかなり重要な季節じゃないか?それでなくても中学三年だったら、あ、もう推薦が決まってて今は遊びか?
チ:なにこの妄想。なんで中原先生って、女子がストレートにエッチなんだろうな。
タ:それが受けてる、ってことは女子の本音なんだろ。
チ:え、新しいマネージャーだって!ライバルになるのかな、わくわく。
タ:ああ、どんな展開になるのか楽しみだ。「それに美人だからいーじゃねえか」が笑えた。
チ:やっぱりライバルなんだ。でもこの妄想、わかりやすいね。吉村さんのマネージャーとしてのすごさもわかりやすい!
タ:わかりやすい、が「ちゃお」躍進の秘訣かな。
チ:皆も美人なら許すの?
タ:普通違うと思うけど、どうなのかな。
チ:あ、航くんいい人だね。
タ:そこまで完璧なのか・・・でもこんなことしたら誤解されるぞ?普通。
チ:暗闇で、ほよよ〜っ!!
タ:このオチは読めなかった!やられたよ。
チ:あ、誘っちゃった・・・って、ほよよ!
タ:そう簡単にはうまく行かないだろう、どうせ試合を見に行くとかそんなだろう。でも次号最終回だから、どう転ぶかは分からないな。
チ:しかし今回は驚いたね。
タ:見事に意表を突かれた。面白かったよ。

「フライングv人魚姫」
タ:なんかすごいカラー扉。こういう胸の強調もありなんだな。本当にきれいだな・・・
チ:どこみてんのかな〜、スケベ。
タ:特にメガネが凶悪だ。まあ泳ぐ時には外すんだろうけど。
チ:でもすごく真面目な雰囲気だね。え、水から上がるとパーマ?
タ:どういう髪なんだろう。でも全然雰囲気が変わるね、人魚姫のイメージだ。しかし男とは言え乳首ありか?すごいな。
チ:くだらないとこ見るなよ。罰で帰れ、ってそれ、確かに筋トレ三倍とか校庭うさぎ跳びで十周とかよりいやかも。
タ:それが分かってだろうね。しかし水着にフィンで校内を歩くなよ。
チ:うわ、かぁっくいい・・・
タ:うん、ここまで前向きな態度はそう見ないね。
チ:ほよっ、危ない!
タ:足がつる前兆として冷える描写、水泳選手が溺れるはずないけれどクシャミで息が乱れる、うまく説明を重ねているな。この人工呼吸もまず一吹きが基本だけど、それが妙にエロチックな感じになってる。
チ:誰なのかな、キスしたの。
タ:人工呼吸はノーカウントだろ?しかしこの着替えは極悪だな。ノーブラで寝るのか?
チ:スケベ。
タ:あ、昨日帰らせようとしたのも無理がたまっていると見抜いてかな?
チ:一体どうしたんだろ、部長。でも・・・わかる、何これ!
タ:うらやましいというか凄いというか・・・

「ブリリアントな魔法」
チ:ほよ、なんか・・・カラー扉に変な迫力がある!
タ:色は明るいのに表情と目に悲しみがあふれてる、うまいな・・・
チ:それにしてもこの話、切ないね。どうしていいかわかんない。
タ:淳希も響も美月ちゃんのペースを無視してるから。
チ:ほよ、響くんが「つきあい始めました」だって!
タ:これで既成事実になる、か。美月の気持ちの揺れを承知で?あ、ついに気がついてしまったか。
チ:ひどいっ、なんで「モデルの」って強調するの!なんでモデルとしか見てない、ってばかり・・・もてあそんでるようなものじゃない!
タ:しかもそれで、自分は気持ちを抑えて美月のために尽くしてると自分では思い込んでるからな。一種のすれ違いだけど。
チ:メイクするだけなのに、なんでそんなにドキドキするのかな。
タ:結構官能的な行為なんだ、おこちゃまには分からなくて当然、というか子供に教えていいのかね、それを。僕に幼稚園の娘がいて、これ読んでたら切れるかも。
チ:あ、誘っちゃった・・・どうなるのかな。まさか響くんに別れ話して、すぐ好きって言うの?
タ:いや、「好きなんて一生言えない」だ。ということは、ずっと今まで通りモデルとメイクの関係でお互い恋愛感情は抑えるつもり、か。
チ:なんで?変だよ!
タ:そのほうが燃えるんだよ、男女ってもんは。変なもんだけどな。
チ:ふうん。あ、なんで響くんからメール?強引にでも、ってそれ・・・
タ:追いかけて間に合わない、これはまた絶妙なタイミングだな。自業自得だけど。
チ:なんでそんなに好きなら素直に好きって言わないんだよ!
タ:小さなボタンの掛け違いがどんどん広がっちまって、両方を縛っている。しかしそうなると、響がどう行動してもピエロになるな。
チ:なんかかわいそう。
タ:それにしても、アイドルが遊園地の前で待ってたら大騒ぎになるんじゃないかな。第一冒頭の交際宣言もマスコミにリークされて、大騒ぎになっているはずだろう。それはこれからかな。
チ:観覧車か、二人きりのほうがいいからね。
タ:成長したんだ、美月ちゃんも。
チ:なんか辛いよ!
タ:うん、ここで淳希の名前を見ちゃったら・・・響の気持ちも分からないわけじゃない。でもこの行動は・・・一番大事なことを見失っているな、人を愛するということは、常に相手の幸せが最優先だ、と。
チ:むしろ傷ついてるのは響くんだよね。でも、これじゃ響くんが悪役みたいだよ。なんかそれって辛い、でもこういう、無理矢理みたいなことはやめてほしい!
タ:マスコミがこれを嗅ぎ付けたら、と考えると寒気がするな。美月の正体も暴かれていないし。来月がクライマックスか、一体どうなることやら。割り込むのが淳希か、それともマスコミのフラッシュか・・・

「ぷくぷく天然かいらんばん」
チ:あ〜、グスタフさんだ!
タ:このやりとりは可愛いな。わざわざ説明するのがなんとも。って「遊んで甘やかすならパパが世界一じょうず」って・・・それじゃどっちみち意味ないじゃないか。だれかちゃんと訓練しろよ。
チ:なんか変。
タ:娘の男を心配する父親みたいな言動だからね、微妙にずれてる。
チ:ドイツでは「礼節」は重んじないの?
タ:礼節というか秩序をなにより重んじる国だよ、ドイツは。ナチの文化を思い出せば分かるだろ。
チ:あ、伊藤さんが起きた。
タ:結局ニコニコ波とうるうる光線のダブルか・・・結局甘い話に終わったな。と思ったら町内しんぶんでオチをつけるか、うまい。

「Dr.リンにきいてみて!」
チ:大丈夫かな・・・
タ:駄目だろう、ってそんなのありかよ!死者すら復活させるのか、明鈴の力は。戦いが終わってもむしろ危険じゃないか?はは、純天堂は笑えた。
チ:病院での冗談は笑えたけど、「幽白」を読んでる人間には二番煎じに思えるよ。
タ:というか、お約束だろ。しかし車の保険は入っていなかったのか。哀れな。
チ:キャハハ、なんで先生かな。ほよ、こんなところに入口が・・・でもなんで飛鳥っていつも単独行動するのかな。
タ:アズサさんはいつも以上に緊迫感が強いな。家族や友達を傷つけられるのは辛いだろう。
チ:一体何の話を、と思ったら何これ!?
タ:この切り替え、面白い。普通の家族の雰囲気でありながら、それでいて不思議な悲しみもそこに流れてる。
最後の一晩か、人間として、明鈴の家族としての・・・
チ:それって、人間としての情があるって事?
タ:さあ・・・それがわかることはないだろうな。そしてこの指輪は何だろう。西洋的な印象のシンボルだけど、それに左手の薬指だ。
チ:でももう、ずっとクライマックスが続いてる気がする。本当のクライマックスはいつになるんだろう?
タ:まだまだかかるんじゃないの?気長に見るよ。

「エンジェルハント」
チ:結構危険なんだね。
タ:少女趣味、か。ここは無理に図像学を使わないほうがいいようだ。しかし、「天堂」と「天童」の両方が使われている。これって結構痛いミスだな、まあ死人は出ないけど。
チ:夢のほうの天堂さん、なぜこんな・・・まさかこっちはナイトメア?
タ:かもしれないし、真柴さんの心の闇かもしれない。だとしてもそれを引き出しているのはナイトメアだけど。
チ:天堂さん、なんか怖い。
タ:手紙を破いたのはそういうことか。否定はできないが、だが相手がそれに耐えられる強さがあるかどうか見極めていないのはミスだったな。
チ:本当に血が出てる!え、エンジェルの三人でも夢には入れないの?
タ:普通できない奇跡を、か。天音ちゃんは普通以上の天使という可能性があるな。
チ:この説得、すごく緊張感ある。胸が痛いよ。あ、やっぱり夢のほうの天堂さんはナイトメアだったんだ。
タ:本当によくあの誘惑を断ち切れたもんだ。
チ:よかった。このふたりの封印もすごくきれいだね。
タ:天堂さんたちは本当はちゃんと情があるのかな?そう思える描写だけど。となると、いざという時には天に逆らってでも二人を守ろうとする、というどんでん返しもありえるな。でもそうなると、女二人と男三人で人数が合わない。さてどうなることやら。
チ:ほよっ、チューした!
タ:仲間、と思わせてからか。うまい。さすがに徹夜のテンションの描写もリアルだ。
チ:え、それって・・・
タ:堕天、悪魔か。やはりな、だがもっとどんでん返しがあるかもしれない。
これからどうなるか、楽しみだな。

「ミニモニ。やるのだぴょん!」
チ:うっほほ〜い、映画映画!
タ:ミカちゃん、ボケなのにツッコミやろうとしても駄目だよ。自分の立場はわきまえなきゃ。
チ:しっちゃかめっちゃかでおもろそう!
タ:ミニモニ。も矢口さん→高橋さんの改編があるはずだから、その準備で高橋さんを出したのかな?
チ:ほよ、クリーム?
タ:洗剤を泡立てたらこうなるな。しかし、これが歌番組で見たあのかっこいい二人だとはいまだに信じられないな。
チ:キャハハ、この映画ごっこは見たいね!コミックスも楽しみ!

「こいき七変化」
チ:この扉絵、すごくきれいだね。
タ:うん、ただ可愛いだけじゃなくてしっとりしたきれいさも結構出せる。そういう魅力ももっと出して欲しいな。
しかしこの、ブラウスだけの縄抜けってすごい色っぽい。
チ:ふうん。
タ:お、本格的な縄抜けの術か。しかし彼女、女が忍びになるってその意味分かってるのかな。
チ:忍者小説の世界とは違うって、多分。
タ:ならいいけど。
チ:勾玉なしでの変化、めっちゃんこかっくいい!
タ:でも着替えという設定はどこに行ったんだろうな。そして最後の余計な勾玉は?
チ:学園長も忍びだったんだ。「これは生まれつきだ!」が笑えた!
タ:みんな願いがかなうとなると欲望丸出しになるのが笑える。こういう生き生きした子供らしさは面白いね。結局最後の一個の持ち主ははっきりしないけど。
チ:白ヘビが、かぁっくい〜っ!
タ:1日40km走れ、まあ忍者としては最低条件以下だ。スポーツ医学的には毎日フルマラソンは無謀なんだが。
チ:ラブラブだね、遼太郎くんとこいきちゃん。
タ:なんか微笑ましいな。さて、今回はプロローグで新年前の二月号から本編か。楽しみだな。

「未来vPureボイス」
チ:ドキドキしたけど、うまくいってよかった。
タ:撮影再開は予想通りだけど、また緊張したのがうまいな。このほうが成長したことがよく分かる。
チ:ほよ、かぁっくい〜っ!
タ:「夢に向かってがんばってる女の子はきっと誰もが輝けるんだね」か、しっかりメインテーマを明らかにしているのがいい。ただ、それは男の子も同じだけどな。
チ:あれでまあまあなんて、厳しいね。
タ:それだけ期待しているんだろうな。天使の階段はいい演出だけど、それだけもっとしっかり描いて欲しかった気がする。
チ:なんであんなにみんな未来ちゃんを見たいのに、なかなか表に出さないの?
タ:実力的にも精神的にもまだ足りない、不安定な輝きだけで期待が先行しているから、すぐに表に出したら不安定なところが目立って失望させる可能性があるからだ。
潰れて当たり前の極端な促成栽培だけど十分出せるレベルまで育てて、それまで市場は飢餓状態にしておく、か。まあ悪くはない。
チ:あ、「右京さんのことー」って
タ:そろそろ恋愛感情も顕在化してきたようだな。驚いているところの未来ちゃんの表情、可愛い。
チ:ほよ、卒業って?
タ:あ、そういうシステムなんだ。へえ、春から自分たちの番組か・・・大出世だな。
チ:卒業式?そういうの、番組の中でないのかな。
タ:普通あるだろ。それまで利用するのがまたえげつないけど。
チ:さあどんな卒業式になるかな。楽しみ!
タ:先月号に出た子も再登場するだろうしな。

「イブの奇跡」
(BGM;笑顔の向こう側に)
タ:栞だな。
チ:ほへ?
タ:「Kanon」の栞シナリオをどうしても思い出すよ。難病、ストール、ショートカット、さらに奇跡とくれば。
チ:そんなこと考えるの「Kanon」ファンだけじゃない?つまり大人の。
タ:全年齢版、ゲーム機版もある。でも普通の幼稚園、小学生女子は知らないか、アニメも深夜だったし多分広くは知らない。となると
チ:それ、あんまり言わない方がいいんじゃないの?パクリだって言ってるようなものじゃん、森江先生傷つくよ。
タ:かもな。でも「パクリ」とは違うと思う。憶測でしかないけれど、「Kanon」の栞を知らないでこの作品を描いた、ということはありえないだろう。
でもその設定をパクるというのではなく、栞シナリオに感動し、その感じたことをこういう形で表現したんじゃないかな。
チ:それは聞いてみるしかないけど、
タ:答えはないと思う。読者にもたらされるのは本質的には作品だけなんだ。まあ、BGMを選びながら「Kanon」は忘れてじっくり読むとしよう。
チ:そだね。でも「BGMを選びながら」と「Kanonは忘れて」って矛盾してるよ?
(BGM;Pure snows)
タ:病院にもクリスマスはあるだろうに。
チ:でも街とは違うよ。病院しか知らないんだ・・・かわいそう。と思ったら・・・ほよっ?
タ:暗い雰囲気からいきなり空から落ちてくる、という始まり方は驚くね。
(BGM:the fox and the grapes)
チ:よく無事だったね。
タ:まあ、確かに数千メートルから落ちて、木と雪のおかげで生きてた人はいたけど・・・
チ:乃亜ちゃん、なんかすごく辛そう。そんな重いのかな?
タ:この人の話は確かに頭打ったとしか思えないな。しかし、サンタの名刺しか持っていないって保険証とかはどうなるんだろ。ちょっと経済的には
チ:そういうツッコミはなしにしたほうがいいよ。
(BGM;兆し)
タ:心臓か・・・顔色も悪くなるわけだ。傷跡も消せる、というのは女の子には重大だよね。
(BGM;冬の花火)
チ:ほよ、20%!って、すごい分の悪い賭けじゃない。
タ:手術を受けなければ長くは生きられない・・・生きる死ぬより、今はうそのほうが辛いか。でも始めから告知していたら、それはそれで絶望だろうな。
チ:ひとりぼっち、って・・・
タ:死の恐怖は孤独感を増幅する、よくある反応の一つだ。しかし、栞はずっとその孤独に閉じ込められてきていたのか。そして、告知された時の栞ちゃんはこんな気分だったんだ。
(BGM;彼女たちの見解)
チ:そんな時にこの訪問は嬉しかったろうね。折るのがかわいそうだから土ごと、って優しいね。
タ:でも病院内でそんなことしていいのかな?
チ:「別に子供じゃないんだから」なんて意地はっちゃって、なんか可愛い。
(BGM;日溜まりの街)
タ:奇跡、確かに20%の成功率は奇跡に近いね。でも安らかに眠れてよかった。
チ:世界中のクリスマスに小さな奇跡があるんだ。ううん、もしかしたらもっと小さな奇跡はいつも世界中で起きているのかも。気がつかないだけで。
タ:そういえば、「さがし物」というのも「Kanon」の重要なキーワードだけど・・・それは穿ちすぎだな。
(BGM;霧海)
チ:「あきらめたらキセキはおこらないってこと・・・」
タ:これが森江先生の「Kanon」に対する感想だと思う。祐一も最後まで諦めなかったから奇跡が起きた、と解釈したんだろうな。
「わたしは今までキセキなんてみたことない」、これと「起きないから、奇跡って言うんですよ」を重ねると興味深いね。
チ:似てるようで微妙に違うね。後者はもう絶望しきってる感じ。それでも笑っているのが栞ちゃんの強さだったんだ。乃亜ちゃんはそれより相当前だね。
(BGM;風を待った日)
タ:袋が見つかったか。空から一緒に落ちたら風で流されてるとかのツッコミはよそう。確かにこの体じゃ無理だね。
チ:あきらめない、か・・・あきらめたら・・・思い出した、「きんぎょ注意報!」の、わぴこちゃんが言った「やらなきゃぜったい負けるけど やればもしかして勝つかもしんないんだよ?「ぜったい」と「もしかして」……ってけっこー差があると思うな」。
タ:0%と20%の差、大きいと思うか小さいと思うか・・・
(BGM;残光)
チ:こうして目の光が変わるの、すごく・・・なんか泣けそう。
タ:「かわりたいっ」この言葉、さりげなくすごく大事だ。自分の意志で心の方向を変えて、か。
ここで袋をつかんだら浮いて、ユキトが本当にサンタだとさりげなく示すのもうまい。ここで「言ったろ?僕はサンタだって」じゃなく、「キセキだ」と笑いかけるのも面白いね。
チ:なんで?あ、「僕はサンタだから当たり前だろ」じゃ、キセキはユキトくんが起こすことで・・・
タ:それは乃亜ちゃんの意志じゃない。それじゃ意味がないよ、ということかな。あ、森江先生は「Kanon」栞シナリオをそう解釈したんだ。栞ちゃん自身が生きたいと望んで、絶望から・・・希望に移ったからこそ奇跡が起きて助かったんだって。
(BGM;夢の跡)
チ:それは森江先生に聞いてみないとわかんないよ。でも素敵な笑顔だね!手術を受けると決意したところ、なんか鼻がツーンとして涙がたまってきた。
(BGM;約束)
タ:この手術のシーン、緊張感がある。
そうだ、これ・・・「Kanon」栞エンドで描かれていないシーンなのかもしれない。こうしてみると、「Kanon」もそうだったんじゃないかなって思わせる。もしかしたら栞ちゃんにはとても成功率の低い術式があったけど、それを拒否して死ぬ覚悟を固めていた、でも祐一との出合い、香里との和解で生きたいという意志が生まれて手術を受けた・・・そう解釈したのかも。本編にはそういうことはないが。
チ:ガンバレ、って応援したくなる。闇に閉ざされて、一度諦めようとして・・・いきなりユキトくんがサンタの姿で現れたのはべっくらこいた。
タ:プレゼントは未来、でもそれは自分でつかみとったもの、か。
(BGM;木々の声と日々のざわめき)
チ:この奇跡のシーン、すごくきれい!うわ〜って胸がいっぱいになる。
タ:お母さんだけ、というのが少し不自然かな。お父さんはいないのかな?兄弟姉妹も。
チ:本当にあった、あの箱!今日はクリスマスなんだ、そりゃサンタさんは病院抜け出してあちこち回らなきゃね。
(BGM;風の辿り着く場所)
タ:この箱の中身は・・・開ける必要はないね。「ユキトくんは本当にサンタだったの?」とあいまいにする必要はないと思う、袋で浮いた時点でサンタなのは間違いないんだから。でも、奇跡を起こしたのはユキトくんじゃなくて乃亜ちゃんの意志だ、って強調するにはいいかもね。
チ:いい笑顔!よかった、本当に・・・
タ:いや、本当にいい作品だった!惜しいのが、もし「Kanon」を知らずにこの作品を読んでいたらもっと純粋に感動できたかもしれないことだよ。
チ:「Kanon」を知らない幼稚園児や小学生の女の子はどう見たのかな。これから勇気を分けてもらうといいね。
タ:そうだね、今この世界は絶望に満ちているから・・・でも「かわりたいっ」と思って、一歩踏み出せば「「ぜったい」と「もしかして」の差」が出てくるだろう。僕もそうしないとな。
しかし森江先生はこんなに実力があるのに、今のポジションは本当にもったいない!単行本が出るのは嬉しいけど、もっと主力として知られていいと思う。
さてと、これからもう一度「Kanon」栞シナリオをやってみるか・・・
チ:全年齢版にしろよな。それにしても、大丈夫?こういう形にして。「Kanon」については知らないふりをしたほうがよかったんじゃないの?
タ:確かにそうかもしれない。パクリじゃない、とは強調したけど、これを読む人皆が全部読むとは限らない。「栞だな。」の一言しか読まず、パクリだと吹聴する人だっているかもしれない。森江先生に迷惑をかけてしまうリスクはある。
でも、この作品を発表した時点で森江先生も編集部もリスクは取っているんだから、僕もリスクを覚悟でこの形にするよ。素直にこう感じたんだから。

「こっちむいて!みい子」
チ:あや〜、なんか見てらんない!
タ:もう見ているほうが恥ずかしくなるラブラブカップルだな。
チ:へえ、当たったんだ。
タ:福引きか、元々僕は商店街とは無縁の生活だったから、あまり縁がないんだけど面白そうだ。御都合主義、は今更だね。あ、うらやましがってる後ろの「ERIKO」が笑えた。
チ:ディナーショーってつおい?
タ:ディナーショーってのは、ホテルの舞台がある・・・結婚式場みたいな感じのホールで歌手(この場合はジャズバンドらしい)のワンマンショーを、いいディナーを食べながら観るんだ。ゴージャスな食事と普通の舞台より近くでの歌がとてもいい。でもすごく高いんだ!庶民が行くものじゃないよ、正直言って。
例えば宝塚のスターはよくディナーショーをやるんだ。僕も一路真輝さんのには行きたかったけどとても行けなかった。普通の公演とは桁が違うし、服装とかもすごくしっかりしたのじゃなきゃいけない。それ考えると、ひいきのスターのディナーショーに誤解も六回も行くなんて正気の沙汰じゃない!って何人もそういう人がいるけど。
夫婦にとっては考えてもみなかったぜいたくなデートだよ。
チ:じゃあみい子ちゃんは行かないの?
タ:はっきりいって子供を連れて行くなんて非常識だ。大人だね、こいつ。しかもクリスマスは彼女と過ごすって・・・
チ:そんなやっかむなって、見苦しいぞ。みんなでパーティーをやるから一人でいい、というのもいいね。
タ:でもみんな忙しいんだ。いいね、こういう商店街が生きているって。でも今どんどんそういう世界は死んでいっているけど。
チ:このクマさん、面白いね。
タ:へえ、みい子ちゃん結構料理うまいんだ。こんな難しいケーキを!
チ:え、ユッコ・・・大変だね。
タ:まりちゃんもか。あ、やっぱり失敗だったか。
チ:でもこの独りぼっち、すごく寂しさが伝わってくる。
タ:子供の目線で、子供の一番ストレートな感情をそのまま描いているからね。
チ:ほよ、竜平!
タ:なんだ、って残念そうだね。でもしがみつくのがなんか可愛い。
チ:へえ、あんなこげてもおいしいんだ。
タ:お世辞じゃないかな?しかしいいプレゼントだね。
チ:ほよっ、男の子に「ずっとそばにいてね」って・・・
タ:プロポーズ以外の何物でもないよな。
チ:ああああああああ、さらにこのマグカップ・・・
タ:そんなに痙攣するなよ。さては竜平の親が気を回したな。
チ:二人っきりのクリスマスになっちゃったね。
タ:ムードないけど、ちょっと入りにくいなこれは。
チ:まあ何はともあれメリークリスマス!

「PiPiPiアドベンチャー」
チ:変な夢だね。
タ:花畑は・・・「夢判断」は参考にならないな、これは。新登場キャラか!
チ:あや、ヒトカゲくん?
タ:ほう、いきなり告白か。それもかなり情熱的で直裁だな。
チ:ヒトカゲくん、ひどい。
タ:これは暴言だな、多分嫉妬が混じってる・・・ふふ、暗示通りだね。
チ:キャラウェイくん、まだいたんだ。
タ:くす、ヒトカゲくんも子供だね。でもちょっとずつ成長してるのかな。
チ:パーティ、楽しそう。ほよ、ヒトカゲくんやるぅ!
タ:へえ、断ったんだ。もったいないことしたかもな、でもまあいいか。
チ:かわいそうだね、ヨースケくん。
タ:あ・・・あっさり告白した!
チ:ほよ、この告白すっごくいい!
タ:うん、「ヒトカゲくんのことチコよ?わかってる?」って駄目押しがすごい。大人だな。
チ:パニックになっちゃうよね。でも・・・
タ:時間の問題、だな。チコちゃんがヒトカゲくんの成長を待つって感じかな?

予告
チ:今井康江先生か、ファッションとアイドル?
タ:「ちゃお」らしい堅実な組み合わせだな。でも今井先生の絵が少し変わった感じだ。今までは輝きが強すぎて崩れた感じが少ししたけど、この予告カットはバランスがいい。
チ:高宮先生も登場か、楽しみだね!
タ:コミックスも出るし、ますます注目だね。

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