ちゃお2002年8月号感想

ホラーコミックスなどのおしらせがとても興味深いです。
「ちゃお」は、レギュラーのほとんどがホラーを描いた経験があるのですね。
また、「ChuChu」でやや大人向けの作品も描いているようです・・・今連載中なのに読み切りを描いているのを見ると心配になるほどハードですが。
「りぼん」についてはよく知らないのですが、「なかよし」では少なくともレギュラーにホラーを描く機会などありません。本誌連載+増刊での番外編が精一杯という感じですし、最近の増刊などではホラーがほとんどなくなっています。
それほど増刊は多くないですが、レギュラーおよびレギュラー候補は幅広い経験が積める「ちゃお」のシステムは面白いですね。

先週7月6日放映の「ミルモでポン!」アニメの予告で、ふと不安になったので「ちゃお」本誌に今月の予告がないか見てみたのですが・・・結局アニメのページは発見できませんでした。ないのでしょうか?

「ミルモでポン!」普通のファンタジーでは、魔法では人の心、特に恋愛感情は変えられないとなるのですが・・・この作品では実に簡単に魔法で人の恋愛感情を支配できます。そういえば第一話からそうでしたね。
だからこそそれをむやみにやってはいけない、というミルモの自戒がとても面白いです。
分かっていても、ただペンを渡すだけなんて止めようがないですね。
確かに「未来夢で見た」は言えないですが・・・でもちょっと機転が利けば、「ミルモに魔法探知器もらったの」とでも言えたでしょうに。
結木くんも、楓ちゃんがこんな必死になっているのですから何かあるだろうと信じてあげてもいいのでは?もう楓ちゃんと日高さんの人格は分かっているはずです。
でも、多分何かわけがあるんだろうと結木くんが思っていても・・・それを封じさせる日高さんの説得が技ありでした。
パックでドアップが笑えました。
これは恐ろしい魔法です。なんとなくペンを眺めてしまい、そのたびに日高さんの顔を思い浮かべる・・・これは抵抗することも魔法だと気づくことも無理でしょう。
翌日の効果にはため息が出ました。というより、それでいいのでしょうか?楓ちゃんは第一話でその状態の、嘘のつきあいから自力で抜け出したのに。
会話に入れないのは元々かも。
次の日にはもう完全に、ですね。結木くん・・・この言葉を楓ちゃんに、全てを承知で言えたのは魔法が強いからでしょうか?
それとも本来、こういう時にはごまかさずにきちんとできる強さがあるのでしょうか。
この悲しいのにつけこんで、松竹くんの演技も相当なものですね。
考えてみると不思議なキャラです。真摯で優しいような雰囲気もあり、そして日高さんの策謀に乗って卑怯なこともしている・・・善なのか悪なのかはっきりしないです。まあ人間は普通善悪の矛盾を抱えているものですが、それにしてもどちらもあっけらかんとしすぎています・・・
傷心を慰めようと、と・・・表面上は疑う余地がないのがすごい。「つきあってくれる?なんてね お礼なんかいらないけど」という言葉、これが魔法抜きだったら一番いい人が言う言葉です。よくもそれをいけしゃあしゃあと・・・
ミルモはさすがに鋭いです。
結木くんへの思いを思い出し、涙するシーンはじーんとしました。しかし、こんなに深い思いさえも変えてしまえる魔法って・・・こわい、と読者も思ってくれるといいのですが。
またリルムのパック攻撃が笑えます。
この妖精だんごはとても面白かったです。女装ミルモもキャラとしてこなれてきたようですね。
ミルモのおしりぺんぺんはいいお兄さんだな、とむしろ微笑ましいです。
魔法が思いに反応して強くなる、というシーンがまたじーんとしました。
しかし思ったより簡単なレシピですね。
楓ちゃんが必死になって・・・結木くんが元に戻ったのはほっとしました。
あ、結木くんの「泣きむしなヤツだな」というセリフ、全身がかなり激しくしびれました。変に好きとかなんとか言うより深く、愛おしさがあふれていて・・・たまりません!
「魔法かけるなんてサイテー」って・・・自分も第一話で同じ事をやったこと、今自白しておくのがフェアと言うものでは?
それで本当にデートするのでしょうか。楽しみです。
全く反省のかけらもない日高さんがいっそ気持ちいいです。松竹くんも反省させて欲しいですが。
最後のムルモとヤシチの落ちが微笑ましいです。

「こいき七変化!」とても素直に面白いです!すごくあっさりした味で、それでいて舌にはこってりと脂と甘味が残っているような。
デートなんて知られたら確実に邪魔するみんな、そして隠したら隠したで妄想のぞき見マシーンまで出してくる・・・ひどい。
この三人を見ればどうなるかは露骨に分かりますが、それだけとても楽しそうです。
三人それぞれを罠にはめるやり方も、すごくあっさりしていて面白い!
遼太郎くんに・・・子供扱いされているとわかっていませんね、こいきちゃん。
この目隠しをして帯を一度ほどき、そして着付けをするの・・・ものすごくHです!こいきちゃんのドキドキがはっきりわかります。
さりげなくみんながいるのがまた笑えました。
あれだけ隠していたデートの件をあっさり言ってしまうのに苦笑。
「何の準備も」と緊迫させておいて、なぜかもってきていて「変身しよう!! そうしよう!!」とあっさりいくのがまたいいテンポです。
本来華麗なはずの変身シーンも、ただの着替えですからあっさり枠線で隠して、というのがまた笑えます。男としてはじっくりと・・・少女誌に要求していいことではないですが。
決めシーンだけはしっかりやりますね。
そして遼太郎くんたちが予想通りに登場して、「やっぱ生着替えかよ――っ!!!」が大爆笑!
決めセリフはちゃんとやるのがまた笑えました。
でも「艶若衆」って意味が分かっているのでしょうか?例えば「若衆歌舞伎」は昔の、美少年たちの歌舞伎で・・・当然みんな(無論普通男の客に)売春していた、といえば分かるでしょう。
このコスチュームはかなりかっこいいです。
それぞれの戦法がまた面白いです。鋲吾くんの意味不明な行動がまた・・・彼は何の能力なのでしょう。
まだ利用されていたとわかっていなかったのですか・・・いきなり結構シリアスなシーンになって、切り替えが少し遅れました。
そしてどうするのでしょう。宝を取り戻して、そして改めて遼太郎くんにあげるつもりでしょうか?

「Dr.リンにきいてみて!」このじじい・・・今までずっとどんなピンチでも放っておいて、今更それはないでしょう。
うすっ、と小さく承知している飛鳥がかっこいい。
それは気持ちの整理はつかないですね・・・でもそこまで巨大な存在だったとは。
でもなぜ明鈴一人に?世界中の風水師・・・いや高野山からローマ教皇まで、闇と戦う存在全てに警告して援護を頼むべきでは?
明鈴以外の全世界の風水師や霊能者が束になってもかなわない、いるだけ邪魔ということでしょうか。
はっきりいって勝手です。「光の巫女」の宿命だけで恋まで諦めさせられ、今兄と慕った人と殺し合いをさせようとするなんて・・・全ての人が本来、生まれてきたのは自分の幸せのためだけなんかじゃなくて義務を果たすためなんだ、個人の幸せなど考えてはならないエゴだと割り切ればいいのですが・・・
飛鳥くんが「飛鳥一人じゃビビるじゃん」と言われて怒ったの、図星だからでは?
明鈴ちゃんが大声を上げて決意するの、かなりかっこいいです。
それをさしおいて飛鳥と餃子とのにらみ合いは・・・結構迫力ありました。
決意の後、いきなり平和な学園生活になっているのにすごい違和感があります。だからこそ、それを守りたいと言う心・・・今こうして学園生活など、普通の暮らしを楽しんでいる人はそれが当たり前なのですね。そのために過去や見えないどこかでどれほどの犠牲が払われているかなど、考えることなく・・・それが本当の犠牲なのかもしれませんが。
品川くんの思いはどうなるのでしょう。
万里くんが登場したのはびっくりしました・・・しかし天然ですね、明鈴ちゃん。
まえにはあんな騒ぎになって、怖いと言う印象が強かった三つ子兄さんが妙にユーモラスに感じます。
万里の部屋・・・どう見ても男の子の部屋じゃないですね。クッキーやティーカップの趣味もいいですし。
写真の、稽古着じゃなく髪も少しある兄たちはこうしてみると普通のさわやか少年に見えます。
本当の兄弟じゃないなんて見れば分かるような・・・。
この語らいはかなりじーんとしました。万里の優しい愛情が深く包んでくれるようで・・・彼の恋人になれた人は幸せでしょうね。
そこでいきなりこの攻撃はかなりショックでした。こうして一人一人、四神が倒されて一人になったところで決戦、となるのでしょうか?となるとクライマックスまでに、これから最低半年はかかると言うことに・・・なんか延々とクライマックスが続いてます。

「も〜っとすきvすきvだいすきっ」なんか大人向け雑誌での番外編を見てみたくなるのですが・・・
可愛らしさは相変わらずです。
先生、相変わらず大変ですね。でもこの弁当・・・なんとなくすごく笑えます。
いきなり告白は硬直しました。しかし、いつもタコを買っているのですか・・・よくさばけますね。僕も活きたタコを丸ごと買って、どうすればいいかは分からないのに。
別に不倫じゃないですって。それくらいで離婚するわけないのに・・・全く単純と言うか。でもそこが可愛いのですが。
またタコというのが笑えました!
拓人先生の前でこれは・・・ああああああああ。
亮太が先生に「生徒同士の恋愛に文句ありますか」と言ったのは、なんとなく先生の嫉妬を感じて反撃したのでしょうか。
先生は人の嫁さんに手を出すなとは間違っても言えないですが、つぐみちゃんはそう言って欲しかったでしょうね・・・
夫婦でもそうそう相手の気持ちが分かるわけではないですね。どうしようもない、むしろ先生の演技力を誉めるべきなのに・・・というか手紙で誤解とけって。
亮太くんのこの強引さは・・・どうなのでしょう。僕は眉をひそめますが、これが正解であることもあるのでしょうね。
このデートの約束、考えてみるとすごく勝手です。相手の気持ちとか都合とか、全然考えていないで一方的に気持ちを押しつけて・・・
つぐみちゃんがごまかしている態度、男だと言っているようなものです。全部言っちゃっていいのに、それこそ夫婦なんだから・・・あとでおしおきですね、これは(オヤジ発想)。
同年代との恋の経験はないのですか・・・楽しめたのは亮太くんが必死で気を遣ってくれたからかも。
ここまで言われてもまだ押すのは・・・少なくとも僕には理解できません。でも、逆に僕は・・・それだけ人を本気で好きになったことがないのかも。本気ならそう簡単に諦められるわけないだろ、と亮太くんなら言いそうです。
僕は本当に好きなら、だからこそ相手の幸せを最優先して「身を引くことがただ一つの愛の証」というジェローデルの行動が正しいと思ってしまうのですが。
ここで拓人先生の登場と、やっと言ってくれたこの一言・・・爆発するほど嬉しかったです!
つぐみちゃん、そこまで先生のこと・・・でもだからこそ「オレはつぐみのほうが大事だ!!」がかっこいいです。
結局諦めていなかった、という落ちが笑えました。
そういえば・・・今更ですが、結婚式も済んだことですしもう・・・Hしているのでしょうか、この夫婦。しているんでしょうね。

「ミニモニ。やるのだぴょん!」浴衣姿も可愛いです。本物の四人にも似合いそうですね。
椰子の実入りって・・・丸ごとは辛いです・・・
優しく寝かせてやる矢口さんの、お姉さんらしい行動がすごくほっこりします。

「空色☆すくらんぶる」初めから茶道・・・いや、まず合気道などの日本の伝統武道を習わせたほうがよかったのでは?
つい走ってしまう・・・考えてみると危険です。廊下は走るな、というのは単なるしつけではなく、危険だからですもの。
くららちゃんの嫌味をまったく嫌味と思わず、ストレートに感謝するのは笑えました。今に足元をすくわれそうで心配ですが、大丈夫でしょう。
自分でも、いつまでもこうガサツではよくないとは思っているのですね。空ちゃんのことだから色々正当化すると思っていました。努力はしているのですか。
怖いおばあさんのイメージははっきりあります・・・というか、新しいほうのアニメ版Dr.スランプでアラレをしつけようとした先生を思い出しました。
これが先生だとは・・・まったく思いませんでしたね。ただただ変な兄ちゃん、というだけです。
で、いきなり空ちゃんを無視して・・・これは読み返せば納得しましたが、それまではわかりませんよ。
かわして「合格・・・だな」で、初めてこいつが先生か、と鋭い人には分かるようにしてあるのでしょうね。
帆志くんは彼なりに心配になったのでしょうか?
この帝先生があの兄ちゃんと同一人物とは、分からなかった読者も多いのでは?僕も一瞬分かりませんでした。
日本の・・・本質的には小笠原(室町幕府の初代将軍、足利尊氏の弓馬の師、小笠原貞宗が禅寺の作法を参考にして殿中作法を作り上げた。足利三代将軍義満のとき、小笠原氏、今川氏、伊勢氏の三家が礼法を確立。現在弓道の日置流と並び最も普及している形が小笠原流であり、礼儀作法の教科書が今川と呼ばれることは興味深い。参考;司馬遼太郎「箱根の坂」)礼法から出ている動きの美しさをわずかな動作で表現しようとした意欲は素晴らしいです。
空ちゃんの言葉からは真剣さがはっきり伝わってきました。
真面目な顔で「ケリを入れるときは・・・パンツが見えますよ」と言ってのける、面白いキャラです。
そういう意味での「合格」ですか、なるほど。
変装ではなく「タキシードでサッカーをする人はいない」というのはとても納得できる言葉です。
このタンバリンをつけて、罰が雑巾がけというのもいいですね。剣道でも雑巾がけはおしまいにやる重要な稽古ですし、小笠原の礼法の元となった禅寺の修行でも一番大切なことです。すごく体力も消耗しますし、そして・・・きちんと自覚して掃除をすることは礼で一番大切な心を高めることにもなります。
確かに空ちゃんにはこのやり方が一番いいかも・・・音を立てないように、動きを基礎から修正する・・・ってなんか動物みたいですけど、人間も動物ですからね。
それで燃えてしまうのが笑えました。どうせなら武道を習わせた方が動きを正しくするにはいいと思います・・・理想を言えば、「捨て童子・松平忠輝(隆慶一郎)」で幼少時の忠輝のように、自分より強い達人につきっきりで鍛え、教えてもらうのがいいのでしょう。
空ちゃんは合気道を習っているすずらんちゃんにも最終的には勝っていますし、あらゆるスポーツで・・・万能すぎる気がします。逆にそれぞれのスポーツや武道の奥深さに触れていないのでは?
それだけに、高い目標を見て真剣に頑張ったらどんなに伸びるか・・・もしかしたら帝先生がそんな存在になるかも、と期待しています。
決して逃げ出そうとせず、疑問を持たず一生懸命にやっている姿勢は素敵です。
そして、いつのまにか変わっているというのがすごい。
次のステップは何でしょう。素直に茶道を始めるとは思えません・・・なんか「ちゃお」のイメージ、特に五十嵐先生の作品の常として、一見意味のないことをするような気がするのです。
そしていきなり帆志くんに挑戦状を叩き付けるとは、本気でしょうか?
でも「君は何をしているんですか?」には納得です。僕も内心言いたかった言葉をはっきり形にしてくれたような気持ちのよさです。

「未来vpure ボイス」モブがそれほど生き生きしていないのが気になります。アシスタントの人はもう少し頑張って!
この状態・・・一人でステージを支配するなんて、それがほとんど初舞台・・・笑うしかないぐらいすごい状況ですね。
五千人とかいつもの三倍のステージとか、右京さんもわざわざプレッシャーを増やさなくても・・・。
おはガールの信念はとてもかっこいいです。その自覚でかろうじて立っているだけでしょうが。
登場した瞬間、よく笑顔を保てたものです。この見開きはとても決まっています!
バトンにリボンをつけると、空気抵抗でかなりバランスが変わると思いますが・・・よく即興でできますね。すごい。
「みんなの顔がよく見える」って、見えるんですか!すごい余裕。普通かなり舞台慣れしないと観客の顔なんて見えないといわれますが。
そして踊りながら歌うという高等技術まで・・・つくづくすごい。
失敗した瞬間、おはガールが助けてくれた演出は最高です!
しかしぱっと主客を交代して、よく未来ちゃんは・・・本来自分がいないはずのステージで、混乱させずに自分のポジションを作れるものです。
今回はベテランのスターでも難しいことを連発でやっているのに、それが自然な感じがします。
歌とおはガールの踊りと笑顔が合うシーンもとても印象的でした。多分みんなが合わせてくれたのだと思います・・・今回の主役は未来だ、と。
フィニッシュのカッコよさもすごい。
おはガールに近づいた、じゃなくもう食われているのでは?
腰が抜けるのも当然ですね。
素直に右京さんに甘えるシーンがとても可愛らしいです。
さりげなく「車から降りて走ってきた」と、おはガールも黙って頑張っている事を見せるのもいい配慮です。
もう一気に前面に押し出す段階だと思います。確かに基礎がなっていないかもしれませんが、それは・・・難しい!僕がプロデューサーだったらかなり悩みます。
ちらほらと出して市場を欲求不満に陥れつつ基礎の特訓を積むか、または一気に押し出すか・・・
きちんと技を覚えた未来ちゃんの学習能力はいいと思うのd酢が、それのどこが欠点なのでしょう。
これ以上ないチャンスを得て見事に成功し(最後のバトンでミスをしかけたといえ、結果を考えると満点をつけていいはず)た彼女になぜ「おはガールシスターをやめてもらう」とまで厳しい言葉を?
一週間でそれぞれの特技を学べ、というのも無茶です。特に武道と茶道とダンスは一年や二年でどうにかなるものではありません。
でも・・・「三分間好きなパフォーマンス」ですから、全部完璧に身につけろということではないはず。
おそらく自分の一番大事なパフォーマンス、歌を・・・もっと高い自覚を持って歌えということでしょうか。
多分正解は、自分で作詞作曲した即興の歌だと思いますがどうなるかは予想できません。何が欠点なのかはわかりませんから。
楽しみですね。

「ぷくぷく天然かいらんばん」二人とも男ですね!
黒こげになって花火を作っているクロさんを見て、プレッシャーに襲われるのは分かります。
田中さんの噂が伏線だとは気づきませんでした。
ジャングルジムにはりつくとか滑り台で固まっているとか、もうなりふり構っていませんね。
クロさんの「知らない奴にさらわれるよりルドルフさんのほうがいいな」はじーんとします。
そして、みけねーさんは・・・考えてみるとかなり卑怯かも。今の方が居心地がいいから三角関係のままの現状維持を選んでいるのでは。
ぷくぷくが男を見せるのはちょっと感動しました。
そして二人とも、必死で用意した告白をふいにしてまで・・・なんだか悲しくなると同時に心地いい苦笑いが浮かんできます。
ケケロん家のベランダで、みけねーさんが片方の耳と目しか出ていないのが笑えました。
なんとなくため息です。

「ブリリアントな魔法」この状態は笑うしかありません。
響くんの「もう逃がさないよ」に全身が痙攣しました。悲鳴上げたくなります。
答えるつもりでしょうか・・・それで後悔するのが見えているのに。でも響くん自身が必死で耐えて、もうぎりぎりですし・・・
海やホテルの美しさの表現はなかなかのものです。さすがに慣れていますね。
響くんの手紙は爆笑でしたが、まさかこんなことになるなんて・・・
追っかけに囲まれた時は笑うしかなかったです。もしこの人たちがこの三角関係を知ったら・・・殺されますね、美月。
日焼け厳禁で、後ろから見張っている淳希には笑えました。この二人は何に見えるでしょうか?カップルでもお嬢様とボディーガードでもない、謎です。
この貝は意地悪というか・・・一々罪深いです、二人とも。美月ちゃんの切ない表情がたまりません。
好きな人をイメージする、というテーマには頭を抱えました。そこで淳希の顔が浮かぶパターンになりそうで・・・そうなったらどうしようという感じです。
あ、手紙が・・・でもこれでばれるでしょうか?
第一、この手紙には「響くんより」としかありませんから、手紙の主が真島響かどうか、僕ならそうは思いません。人間には都合の悪いことを避ける真理がありますから・・・
そして拾ったファンが真島響だと思ったとしても、この童顔の少女=「謎の美少女」と思うかどうか、別の恋人と思うかも・・・といっても話の中では全部ばれてしまい、攻撃されるのでしょうね。
海に出て・・・彼の言葉一つ一つをかみ締めて・・・「これ以上の幸せなんてないよね」そうですよ!「電脳少女Mink」の白石みんくちゃんがこの話を聞いたら、涙流してうらやましがりますよ。
そしてここに響君が出てきたことには泡吹きそうになりました。
でも指輪をはめることができない、もうがまんできない・・・ここは響君の辛さ、相手を傷つけてはいけないという理性を吹き飛ばすほどの思いがデトネーションコード(爆薬を詰めたケーブル)で伝わってきてかないませんでした。
本当の気持ち、響君にしようとどんなに思っても淳希に揺れるのを抑えられないなんて・・・言えるわけないですよ。
これだけでも十分大変なのに、ファンにあの手紙を拾われて・・・しゃれにならない状況です。

「エンジェルvハント」意外とあっさりした展開ですね。
天界全体を敵に回した椎名神父の死闘、そしてその勝手な愛情にショックを受け、何が正しいかわからなくなる天音ちゃん、などなどハードな天界を想像してたので。
話を無理に終わらせるパパの雰囲気に怯えるのは、さらっと流されていますがかなり重要なシーンになりそうです。
でも、結局今回も天音は嘘をついて問題を先送りすることを選んでしまった・・・これも仕方ないです。
「本当のことを全部言ってしまったら私はパパに愛してもらえない」という不安・・・これはまた重いです。親の条件付きの愛情ほど子供にとって傷つくことはありませんから。
見える目で見ると霊だらけ、というのは笑えました。
霊は皆可哀相、と同情できるのは確かに偉いです。禁物なのですが。
黙って見過ごすのと、絶対そっちのほうが後ろめたいです。
そして・・・うわ、これはきつい!「天音とも縁切りかなー」って、そんな簡単に・・・なんて冷たい世界でしょう。
この天音ちゃんのショック、しかも自分もそれと同類の、保身しかない冷たい人間だったというショックと罪悪感・・・それがどう彼女を変えて行くのか。
そしていきなり「私もね本当は霊…見えるんだ」と告白してしまうのは体が固まりました。
結局ごまかしたようですが・・・いつかその決断を迫られるときがくるのでしょう。でも真由ちゃんはいつも本気で、それこそ命までかけてくれています。保身のために速攻友達と縁を切るような連中とは比較にならないはずですが。
結局呪文を思い出せず、霊に馬鹿にされている真由ちゃんには笑えました。
勉強だけでピアノを弾くことも許さない家って・・・お受験でしょうか?でもピアノが弾けることはお受験でも普通有利に働くはずですが。
いい子でいたかったから、親の言うことを聞いて大きくなればと・・・大人になる前に死んでしまってはただの馬鹿でしかないですね。
でも、常に今日死んでも悔いがない生き方ができる人はとても少ないはずです。
憧れなかったはずがない、でもそれをずっと抑えてきて・・・この共感もわかります。
才能があったかもしれない彼女の悲しみに、心がとても重くなります。人間にとって、才能の浪費ほどもったいないことはないですから。
人間は必ず死ぬ、それだけがこの世で唯一絶対確かなこと・・・それを子供がどれだけ受け止めるでしょうか。今回は大人が読んでもとても深い話です。
真由ちゃんにとっては、ゴーストバスターが一番やりたいこと・・・幸せかも。
そして、天音ちゃんも・・・この勇気は前回までの彼女を思うと信じられないほどです。
「これ以上自分のことを嫌いになりたくない」この言葉はあまりにも痛いです。今まで神父が強要してきたことが、どれほど残酷だったか・・・壊れるぎりぎりだったのでは?
神父がこれを受け入れたのは正直意外なほどでした。裏がないかつい考えてしまうほどです。
そしてこれから、少なくともしばらくは・・・神父と天音ちゃんが本当に親子なのかを含め、ほとんどを先送りしてゴーストバスターのエピソードを重ねていくのでしょうね。
いや、もしかしたら・・・二人でいじめられる形になるのかもしれません。そうなったらそれはそれでかなりハードですが。

「こっちむいて!みい子」この話はちょっと辛すぎます。
生き物のあったかさを思い出させるのも・・・
僕もずっといっしょだと思い、本当にずっと一緒にいました。
ママさんの「だから動物はいやなのよ」に、何度も経験があるんだろうなとほろりとしました。
本当に言葉にならないです。すごく、すごくいい話なのですが・・・

「原宿バンビーナ」ちょっとした新展開のはずが・・・ここまで重い話になってくるとは。
そういえば、ですね、このふたりの親については。
確かにおせっかいですね、バンビは・・・まあそこがいいところなのですが。「ほかの男の話ばっかりされちゃおもしろくないぜ」という、鉄男くんの気持ちが全然分かっていないです。
鉄男くんも連れて行けばよかったのに・・・秘密が一番恋人関係にはよくないのに。
連帯保証義務は、特に未成年の子女にはそう簡単につかないはずでは?まあヤクザがからむ闇金融にそんな道理は通用しないのも分かりますが。
ファッションショーですか・・・
確かにこんな事を聞いたら、そこまでして助けようとは思えないかも。
僕だったら・・・弁護士に相談しろと言って、同時に関連する法律を調べるぐらいです。
もしファッションショーで五百万円を払っても、それで終わるとは思えませんし。多分支払能力があると思われたら、父親と借金取り両方にますますしゃぶられることになります・・・今はむしろ父親との関係を完全に絶ちきることが必要なのでは?
一馬くんが全身で甘えて・・・それを受け止めるバンビちゃんの、観音様のような母星はすごく素敵でした。
でも、それもまた・・・目撃され、誤解されるのは当然ですよ・・・
全部言えばいいのに、鉄男くんも・・・目撃したことも全部言って、もう一言足りないんだから!
どうして「そうやってだれにでもイイ顔してて疲れねェ!?」なんて言い方をするのでしょう。
この決裂のシーンはすごくあっさりと、そして二人の距離を強調して重く描いています。
親や時代、国、遺伝子・・・考えてみると人間が選べるものは本当に少ないですね。絶望するのも分かります。
ここであきらめちゃだめ、というの・・・自分も一番辛いのに!どうしてこう・・・
しかもファッションショーまで中止だなんて。法的な問題か、学校側が問題視したのでしょうか?

「聖ポリス☆SEIKA」まだ分からないあんたがバカや・・・
聖香ちゃんの変化には少し苦笑しましたが、いい方向かも。
夢にまで見ていた高校ライフと思ったら・・・感謝したらまた恨んで、忙しいですね。
この嫌がらせはあまりの幼さに笑うほかなかったです。子供だとしか言いようがない。
自分たちは逃走経路を確保しているのでしょうか?
エレベーターに自分たちまで閉じ込められて、嘘・・・ですよね。止め方も分かっていて脅かしているだけですよね。
本当に知らなさそうなのが怖い・・・
で、あっさり正体がばれてしまうのはむしろ笑えました。
それどころじゃないというのに・・・

「PiPiPiアドベンチャー」ココナッツちゃんが本気で扱われるのは、もう何年も見ていますが始めてです。
アーモンドくん、本当に優しいですね。ココナッツちゃんのことをよく思って忠告しているのは分かりますが・・・
引き止めて欲しい、と思うのも乙女心ですから仕方ないかも。
マロンとアーモンドの関係を考えてしまって、落ち込んでしまうのも・・・見ていて少し辛いです。
混乱している気持ちをよくうまく認識しているものです。そしてすごくリアルでもあります。
失敗と思ったら新キャラの登場、そしてずけずけ言っていきなりキス・・・え、え、え、と思っている間に話が進んでいます。
さあどうなるのでしょう。

来月号の八神先生の連載、かなり楽しみかも。「♂と♀の方程式」を思い出しますが、あれぐらいくるのでしょうか・・・しかもこの絵柄で。今からドキドキしています。
陣名先生の読み切りは王道でしょうか?楽しみにしていましょう。

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