ちゃお2004年8月号感想

もう…ここまで燃えたのは何年ぶりでしょう。まさかこんなことになるなんて。

ラブでこ BP ミルモ キス ララナギ きらレボ もも シンコレ マーメイド ぷくぷく みい子 プリわん 予告

らぶり〜デコレーション!!
菓子作りの技術をきちんとやりたいのか、それともラブコメかちょっと中途半端です。
というか冒頭から、普通の服で厨房に人が入っただけでも営業許可にかかわることなのですが…
このお父様が結構面白いキャラです。黒子がちゃんといるのが素晴らしい。
おいしそうな顔などとても表情豊かなのがいいです。これまでは少し表情が単純だった気がするので。
あととりは強制すべきではないような気もします。彼女には空手というちゃんとした特技があるのですから。
これははっきり言って店をつぶすような…というか資格を持っていない月夜くんには営業許可が出ないでしょう。
食事や洗濯なども本来は結構大きな問題です。そういえば同居ものや料理ものは多いですが、家事全体を一つ一つ詳しく描写することはないですよね…。
「見習いのあんたと初心者のあたしじゃどうにもならない」は事実です。
ケンカからお互い意地になって、この展開は…二人ともバカだなとしか…
何とか作って、って本見てレシピどおりに作ればある程度はできるものですが。
まあレシピどおりに作るのも段取りなどのコツが色々要りますし、その上が本当に難しく奥が深いのですが。
くしゃみがきっかけで力が抜けるなど、誰も教えてくれない状況での試行錯誤は見ていて危なっかしいですが面白いです。
あ〜んのラブラブと、中身のオチ、そして大量注文という引き、まあつかみはなかなかです。「*このまんがは、ホラーまんがではありません。」がとても面白いです。

ビューティーポップ
どっちもバカや…挑戦状に誤字があるのは笑うしかないですし、こういう不利な条件を受けるのもどうかしている気がします。
相手にしなければいいのに。
結局怒ってばかりで損していますよ、ナルナルは。
ショップの光景を静かに描いているのはとてもいいです。
このマッチョの人はぶつかられて謝って、ってなんか被害者のような。癒し系で敵側の仲間として出てくるのでしょうか?
「プロはだめだぞ」のあたりの会話は、ナルナルが挑まれている側であっていつでも拒否できることを、怒りを利用してうまく吹っ飛ばしている…ナルナルの性格をわかってはめているのかそれとも天然でそうなっているのか。
というかナルナル…怒ってばかりでどうする気なのでしょう。

の三つしか選択肢はないです。怒っているだけでは何の解決にもならないです。
ナルナルはきちんと腕は磨いている、綺里ちゃんはそれは認めているのは意外でした…初めて彼女に血が通ったような感じです。
落合くんは伊織くんはうまく制御できるようですが、綺里ちゃんを動かすことができるかどうか…彼女には誠意はある程度通じるようですが、利用しようという思惑があると拒否されると思うのですが。

ミルモでポン!
もうひたすら叫んで暴れたいです!こうなるとは少しも読めませんでした。体が爆発しそうでした。
ミルモが帰る、という話である意味置いていかれている楓ちゃんと、淡々と事務的に進む話し方がとても効果的です。ミルモが帰ってしまう、ということを受け止めきれない楓ちゃんの戸惑いがよく伝わってきます。
静かに「ミルモがいなくなる」ことの、受け止めきれないほどのショックが眠れない夜の形で描くのもすごく伝わってきます。
星野くんのことは…ここまであっさり解決するとは…あっさりすぎ…
そして、感情を入れない「明日オレ妖精界に帰るわ」と、ごく普通のことを告げるように言うミルモ、それをきちんと受け止めている楓ちゃん…両方の姿がある意味ショックです。
お別れ会に住田くんがいるのがなんだか嬉しいです。彼のポジションでは言葉が出せないのはわかりますが。
他のみんなはこっちにいる理由はなさそう(リルムとムルモ、ヤシチはミルモを追ってきた、パピィはムルモを追って)ですが、まあパートナーと離れがたいのでしょう。
あっという間にすぎる時間と、魔法だけで示すミルモの熱い心…「ほんじゃいくわ」とあっさり帰りながら、城への道でついに流す涙…多分、城に着いたときには涙は振り切っているでしょう。母親と二人になったときも泣くことはないと思います。本当に男です。
城への道での、まるできのこのように極限まで単純化されたミルモの後姿にすごい悲しみと、それを制御しきる強さが描かれているようです…すごい。
それでリルムちゃんが誘い出して、これって事実上デートでは?これまでだと日高さんと松竹くんが邪魔するパターンですが…この時点で違和感を感じるべきだったかも。
そして、楓ちゃんが無理をしていると理解して共感して泣いているリルムちゃん…結構いいパートナーですね、魔法には鈍いですが感情には…
そして結木くんがそれを指摘して、ぽんぽんと頭を叩くのが素晴らしいです。
ただそれだけなのに、ここまで…まるで親のように深い愛情があるのがわかります。抱きしめるより深く、それだけで温もりを伝えることができるなんて。
そうされている楓ちゃんのほうも、ここまで素直に好きな男に甘えることができるって…それほど二人の間に通い合う愛情が深く暖かいもので、互いに心を開いている…
結木くんの言葉、「ずっとてれくさくて〜元気だとオレも元気が出る」で、僕はてっきりこれまでのパターンからここで止まると思っていたのです。これで十分もだえられるな、と。
ページをめくったとき、「南が好きだから」という一言があるとは全く予想していませんでした。
一瞬え…呆然として、ここは何十回読み返したか!そのたびにため息、ブリッジや限界まで腕立てなどあらゆる形で感情が爆発します。
冷静に見ても背景を省いた無駄のない画面、前の手、そして目や言葉で表現された結木くんの愛情の深さ、そして呆然と振り返る楓ちゃんの描写など…僕が知る告白シーンでも指折りの素晴らしさです。
これまでの積み重ねがあってこそかもしれませんが…
結木くんはこれまで、単に恥ずかしくて言えなかっただけなのかと思うとちょっと脱力するというか、腹立たしささえ感じます。われに返って恥ずかしさに座り込むのが面白いです。
彼の楓に対する愛情の深さを知らずにこの展開だけを外から見れば、慰めるためにとも考えられそうですが(特にリルムが楓が悲しんでいることを告げたときの表情)、そういう計算よりも愛情のほうが出てしまった…ただ無理をしないで泣くようにしむければいい、と思っていたのが、自然に…弓道の離れ、熟した実が落ちるように愛情があふれたのでしょう。
で、真っ赤になって目を合わせることもできず、これまでと違って距離をとっている二人を見れば、誰の目にも結木くんが告白したのは一目瞭然でしょうね。
やっと実感して浮かれて帰ったら、いきなりミルモが帰っていたのはこけました。
というかここからどう続けるのでしょう。
もう日高さんと松竹くんの処理(日高〜松竹でくっつけるもよし、日高〜住田、松竹〜森下はるかでもよし)さえ済ませれば最終回でよかった気もします。来月号以降を見なければ、それはそれでこの満足感がずっと続くから幸せかも。でも、これからたっぷり結木くんと楓ちゃんのラブラブも見たい気はします。
個人的にはあまり色々なピンチ、特に妖精関係のトラブルや妖しい転校生には来てほしくない、ミルモが恋エネルギーでパンクするぐらい素敵なバカップルでいてほしいのですが…でも最近のちゃおの長期連載の多くは、序盤で主人公カップルはくっついていますからこれからが本番かもしれません。
次以降は楽しみなような怖いような…この先キスとかを期待する気持ちもありますが、今回を見ているとそんな必要はない気がします…二人とも互いにそばにいるだけで、深い愛情で満たされているでしょうから。そのほうが進んでいるカップルよりはるかに素晴らしいですよ。
今回の告白シーンは本当に素晴らしかったです。
だからこそ、考えなければならないのかもしれません…『ドラゴンボール』の末路に陥らないことを。

キス〓キス
ゲーム化には笑い転げました。逆に『いちご100%』をゲーム、それも…げほんごほん。
ええと…和田さん和田さん、これはもう特別扱いとかいう問題じゃないですよ?大問題では。
雷で抱きついて、しっかり抱き返している拓夢くんったら…。
シンディがこういう形で出てくるのは少し唐突でした。もっと前から伏線があればもっと面白かったでしょう。
「ありがとうね拓夢!!!!大好きッッ!!」の無防備さはむしろ笑えます。こんな無防備な子には、鬼畜でなければ手は出せませんね。
いきなりびしょぬれはパターンですが、この状況では毛布に裸で包まる以外にも色々選択肢はあると思います。風呂が整備されていればそこで温まるとか。呼びの衣服もあってしかるべきですし。
「一緒に使ってもッ!」は…誘惑されたと一瞬思った拓夢くんの表情がなんだか可愛い。
背中合わせというのも結構スキンシップとしてはいいですね。『いちご100%』ではもっと詳しく描かれていますが。
この二人の会話はなんだか切なくなります。拓夢に心を開ききっている奈緒ちゃんが、少しずつ彼も男として意識するようになるのがうまく描かれています。
で…さいごにぱっと裸を見てしまったのは苦笑するほかないです。
というかこのおっさんにも見られていると思いますが、それは気にしてませんね…まあ当然ですが。
血祭りには爆笑でした。
微笑みながら「責任とってよね」という和田さんが本気で怒っているのもまた笑えます。
みんなにべたべたされているのは…うらやましいという気も起きません。というか、裸の背中合わせまで平等にしたら…酒池肉林になりそうな、女子はOKしかねないような…
女子が群がってすりすりべたべたするのは、見ていると少し疲れるものがあります。うらやましい、替わってくれと思う以前に疲労感のほうが強いです。
で…まあそうなるのは定石ですが…どうなるでしょうね。

スパーク!!ララナギはりけ〜ん
今回は素晴らしかったです。ナギちゃんの強さとララちゃんの成長が実にうまくかみ合いました。
毎日のようにこうして拉致されていたのですか、ララちゃんは…なんかシュールな光景です。
そして元チームメイトの責める言葉が見事にナギちゃんの元チームメイトの罵声と重なりました。
肩上直立とは器用ですが、さすがに迫力あります。そして「ここぞとばかりに」発言は納得がいきます。協調性がない、ってその協調性って何でしょうか?チームを裏切った人を陰湿にねちねち責めつぶす協調性?勝つための協調性以外必要ではないでしょう。
「かわいいかわいいララちゃん人形」は言いすぎでしょうが、彼女の態度は腹に据えかねるものがあるのでしょうね…もちろんそれは彼女が高いところにいて、そして人間は高い人ばかりじゃない、本来弱いものだと理解できていないからですが。
やはりあの石にはああいう事情が…この男の子は実は女の子で、四天王の残り一人だと賭けてもいいです。
ナギちゃんが深く頭を下げ、即座に行動するのにはある意味感動しました。人の痛みがわからない子じゃない…
翌日、かばんの中やお弁当箱の中を探すのが笑えました。かばんの中には入りそうですが…本気でネズミ扱い?
みんなで謝って「ビンボー人!!」はなんか笑えます。
ナギちゃんは平気そうに思えたのですが、お嬢様なんですね。悪臭に耐えられず無理をして吐き続けて脱水症状に陥ったのでしょう。倒れたときに汚水が口に入ってしまい、重症の下痢に陥ることはありえますが。
「うなされつつも〜おどす」「ええそれはもう悪どく」とさりげなく黒いのが笑えました。
監督がナギちゃんのことを語るのはじーんとしました。
ナギちゃんが自分にも厳しく努力家なのは、これまでを見ていればわかっていたような感じですが…ますます好きになります。
そして、それを知ったララちゃんが体を折り曲げるようにして自分を見つめなおし、勇気を出すのはすごく感動的なシーンでした。しかも隕石にも頼らないのは実にうまい!
震えながら立ち上がるのはすごくかっこいいです。
このハイタッチは最高に嬉しいです。

きらりん☆レボリューション
一種の安定感があり、このまま安定したシリーズになる気がします。
調子に乗っているなーさんがさらわれたのは、あまりの単純さに笑えました。
どちらかを選ぶ、ではなく両方諦めないというのが彼女らしさですか…
二人のフォロー宣言はすごく頼もしいです。
で、探してみたら…タイヤキ屋台、という脱力オチは絶妙です。
とんでもないところからの登場、でも一番いいポジションですね…ここでもっと、音楽が響くような形になれば素晴らしかったのですが。
なんだか恋よりアイドルとしての自覚のほうが上回っている感じですが、そのほうがいいでしょう。
これからのシリーズが楽しみです。

ももvももvピーチ
つくづく何がしたいのでしょう、この作品は。
犬のままのお兄ちゃんはいい加減狂わないでしょうか。普通人間が犬の姿で、周囲に(一人だけ例外がいても)犬として扱われればおかしくなるでしょう。
真姫ちゃんがこれからどう活躍するか、なんだか面白そうです。
フリスビーでのかけあいはなんだか面白いです。
百桃ちゃんが気がついていないことがあります、本当に二人きりでいるより、今のほうが近づけています。
お弁当をひっくり返したのはやりすぎですね…なぜここまで、百桃ちゃんの気持ちは無視しているのか。彼女の気持ちはないもののように扱っている…強い温情父権主義は相手の意思や感情を無視するのが欠点ですね。問題はそれが正常の範囲内か、妄執に陥っていないかです。
頭にコップを載せるのはうまい。
で、いきなりブレスレットを追う影と目撃、と一気に進みますね。
さて…どうなることやら。

シンデレラコレクション
ここまで押し通されると、もう素直に感動するのが一番楽です。
洪水は今ちょうど起きてしまったから不謹慎にも感じますが…
このお母さんは、この件についてはちょっと放任しすぎです。これまでの反省からかもしれませんが…まあ信じて家で暖かい風呂を沸かしている、というのも、一番ニーナちゃんが望んでいることですが。
ヒロたんが怒るのは当たり前ですね、これまでの悪行を思えば当然です。
ニーナちゃんに憎悪という感情がないのは考えてみると不思議なことです。人を敵と認識し、憎むということがないのでしょうか?敵という言葉がないのでしょうか。
憎悪を向けられて、散々傷つけられて必死の仕事も奪われ、それで相手のために必死になれるでしょうか。
僕にはそこまで寛大でいることは難しいです。
心を殻で覆う、というのはいい比喩ですね。『マルドルック・スクランブル(沖方丁、早川文庫、全三巻)』でも閉ざされた心を主人公のバロット(殻の中のまま調理された雛)、腐った中身を捨てたシェル、固く煮詰まったボイルド、煮え切らないウフコック…とキャラクター名ごと様々な卵で表現していました。
ニーナの写真が多くあるのはモデルとしてコピーするための研究であると同時に、憎悪と妄執の複雑な感情をうかがわせます。
そういえば…ニーナの母親もそうですが、この作品での親は子供を長年残酷に扱いながら、なにかあると愛情深く見える行動を取りますね。その矛盾が恐ろしいです、一貫して親は利己的で、利用価値がなくなった子供を冷酷に見捨てるほうがまだ納得できます。
キャンプ場管理室…子供に行かせたのは無謀に他なりません。現実にはこの状況では二人とも死に、双方の親は悲嘆のみならず社会的非難を浴びることでしょう。旭もヒロたんも、あまりにも重い絶望と後悔を背負うことになります。
警察および消防に連絡するのが最善でした。
旭くんも、ニーナとヒロたんに行かせるべきではありませんでした。僕だったら縛り上げてでも止めます。
心を開くって、殻を破るのは簡単ではありませんよ。雛にとって殻の中は、雨も風もまして霜も敵もない、温かく限りなく安心できる場です。
確かに変だと思ったら引き止めるべきでした…旭の怒りは良くわかります。
そしてヒロたんの怒りも。どんな理由、原因、悲しみがあったとしても、行為そのものは変わらず存在していますから…むやみに許すのも間違いでしょう。
崖崩れは…もうここまでやられたら降参するほかありません。
カッコ悪い…これも人間の心を強く縛っている言葉ですね。
泥だらけって崖から落ちた時点で泥だらけなのに…優先順位の混乱は子供らしさなのか、それとも妄執で狂気すれすれに陥ったからなのか…
死にかけてやっと目が覚めるのは、逆に他に救う術がなかったともいえますね。
そう考えると、普通に裁けない少年を含む犯罪者や精神病質者は一度死ぬ目にあわせる他ないのかもしれません。
殻が破れて涙があふれるシーンはさすがに素晴らしいです。
心が強いことを羨む…それが究極の嫉妬ですね。どんな財産も美貌も知性も体力も権力さえも、その前ではかすんでしまうでしょう。
天才とどちらが…これを比較するのは、聖者と天才どちらを余計羨むかは難しいです。
このエピローグは…その罪をどこまで反省しているのか、償っているのかが見えないのが少し痛いですが…
そしてどこまで心を開いているのかも見えにくいです。
ヒロたん同様、これから仲間になっていくのでしょうか?それは…個人的に僕はそこまで寛大になれません。

まじかる☆スイート☆マーメイド
残念…邪悪の表現があまりにも直接的、暴力的です。
他の人魚が堂々といたり、いきなり別の人に見られたりと危機感のなさが少し脱力ものです。
尚、不老不死はある意味拷問より悲惨ですので(『火の鳥』全部読んでまだ不老不死になりたいと思う人はいないでしょう)、売ったほうがいいです。それはもう本物だとわかればいくらでも…もっと邪悪か。
「体に合わず苦しみ続ける人間がほとんど」というのはかなり怖い話です。それでも…ま、嘘だと思っているのでしょうね。
一番いいのはこの島から離れて、別の待ち合わせ場所を見つけることですね。
なぜ即「ウチに行くぞ」でしょうか…「当分この島には近づくな」は確かに無駄になる恐れがありますが、「会いに行くからこの島から西に5km、北に3kmのところで待ってろ」と付け加えるとか。
客観的に見れば、かなたくんの対応がひたすらバカです。
恋愛対象外という言葉に傷つくメイちゃんの心の描写はうまいです。
「腰の抜けるようなキスで」と、泣かせるだけなら唐辛子スプレーでできるのにわざわざレイプしようとするのが、メイちゃんの恋愛感情を見切ってわざわざそれを踏みにじろうとする邪悪さでしょうか?
二人の心が通い合ったのはいいのですが、「島のヤツらにも協力してもらって」という言葉が恐ろしいです。集団が邪悪に染まるととんでもないことになりますから…おじいちゃんと三人で逃げるほうがいいです。
そこのところで邪悪の表現を深めるつもりでしょうか?それはそれで楽しみですが。

ぷくぷく天然かいらんばん
お約束の話ですが、とても楽しめました。
しっぽであっさりかかってしまうのはなんとも言えず可愛い。たぶん飼い主はこのしっぽにめろめろでしょうね。
女っぽくなってしまったぽんたく…ああっ、何の疑問もなくくんづけしていた!ちゃんですよね。メスですし。
ものすごい違和感です、これは。
お花つみはもう…笑うほかありません。
みんなから見ればひたすら不気味でしょうね。
抱きしめての告白はもう…ため息。頭が痛くなります。
この二人の関係は見ていて本当に楽しいです。ずっとこのままでいてほしいですね。

こっちむいて!みい子
よかった、みい子ちゃんはまだ見込みがあるようで。多くの子供はこんな感じなのでしょうね…
そしてお母さんの愛情がとても深く伝わってきて、なんだか泣けそうになりました。
わざわざおにぎりまで作ってくれて、本当に大変でしょう。
ユッコもまりちゃんも、補習のことは知らないのでしょうか?ちょっとここで誘うのは…みい子ちゃんがあっさりすぎるのはちょっと脱力。このシーン、親に見せてみたいものです。
電話で知らせを受けて、これは…どうしようか悩むところです。
下手に強く怒ったら、それはそれで危険に思うのが今どきの親ですし…
もうみい子ちゃん、当然のようにまりちゃんやユッコちゃんのところに行くんですね…完全に補習は頭から抜けてしまっているようです。
はっきり言って危ないところでした、サボることに対する罪悪感も失ったらと思うと!
「一言もおこらないママがこわかった」という言葉でどんなにほっとしたか。それがわからなかったら、人間としてかなり危険な一線を越えています。
お風呂に一緒に入るスキンシップもほっとしますし、同時にこのお母さんのすさまじい危機感も感じます。危ない瀬戸際でした。
思いっきり怒鳴って、やっと権威も取り戻せて…ほっとしました。
今回はみい子ちゃんの人生でも最大の危機だったかもしれません。見事に切り抜けたお母さんの愛情と理知に拍手!多分、読んでいる全ての母親が深く共感しているでしょう。

プリンセスVer.1
……これでよかったのでしょうか……
車の前でとっさに飛び出せなかったのは、気持ちの有無じゃないです。
とっさの行動に責任はありません、自己犠牲ができてもできなくても。
考える余裕がある状況なら、千早くんも必ず意志の力で臆病をねじ伏せて動けていたはずです…それが本当の勇気であり、愛情であり、自己犠牲です。
でもまあそれで、この報われない恋から目がさめることができたのは彼にとっては幸運でした。
「悠は今」で、植物状態を期待していましたが…
で、結局両親への罪悪感はあっさり解消されたようですね。もうそんなことはどうでもいい、「悠が好き」が全て…はぁ。
キリスト教式にひざまずくのはなんだか違和感があります。
で、この昔両親が書いた手紙とお守りが許可証…これは言うまでもなくすごく強引です!認めたのは昔であり、今じゃないですよ!
いや〜かなわないです、こういう力技には。
で、「結婚しよう」にはさすがに吹っ飛びました。
ここからのラブシーンはさすが、濃厚でいて爽やかさもあり(悠のブラウスの柄まで計算しているのでしょうか)、思いがしっかり伝わってきます。
千早くんの最後の嫌がらせをかねた祝福は爆笑しました!最高。
五歳の筆跡じゃないということは措いといて…まあ終わりよければ全てよし、ですむのかと叫びたいような、なんか火薬がかなり燃え残っているのですが…
次回作では完全燃焼させてください。というか千早くんに素敵な嫁さん見つけてやってください(泣)
お疲れ様でした。

来月号ではおおばやし先生の新連載…エロ路線でしょうか?というか本当にエンジェルハントはあれで終わりなんですね。
牧原先生はよく出てきます。やはり人気があるのでしょうか。僕が見るには本質的にとことん正統派なので、無理に変化球を投げずにど真ん中のまっすぐを投げてほしいのですが。

目次へ

ホームへ

もえるごみへ