ちゃお2005年7月号感想

ミルモ、悶えました。

付録の缶ケースは、緊急時に必要なもの(ソーイングキット+ファーストエイドキット+火起こしなど)を詰めて密封、常時携帯するのに最適ですね。
必要なもの:防水バンドエイド、綿棒、下痢と殺菌消毒中心に特に必要な薬、ソーイングキット、小さいライター、マッチ(頭に蝋を垂らして防水、安全のため点火紙は離して密封しておく)、剃刀の刃やヴィクトリノックスのスーベニアや小薄カッターやアートナイフの替え刃など超小型ナイフ、アウトドア店にあるメタルマッチと浄水剤などです。

下の目次を作成するのにいつも先月号のものをコピーペースト、順番を並び替えているのですが、今月号はその並べ替え操作が妙に少なかったです。
あ、ちなみに小中学生読者の皆さん、その「並び替え」はそれ自体、数学としてとても面白いところにいけます。数学の核心とも言える群論の入口はよく使われます…集合と群を少しでも学んでおくと、計算の意味がとても深くわかりますよ。本当は小学生からやるべきだと思いますけどね。

スパーク!ララナギはりけ〜ん(もりちかこ)きらりん☆レボリューション(中原杏)ぼくのプラチナレディー(八神千歳)ミルモでポン!(篠塚ひろむ)ビューティーポップ(あらいきよこ)ぷくぷく天然かいらんばん(竜山さゆり)輝け!青葉(今井康絵)ふしぎの星のふたご姫(阿南まゆき)モンスターキャンディ(おおばやしみゆき)FunFunからくり姫(北村有香)くれない花吹雪(にしむらともこ)こっちむいて!みい子(おのえりこ)次号予告

スパーク!ララナギはりけ〜ん
期待以上、大満足。
いきなり暗い曲、どうしたのでしょう。それにナギちゃんも。いい歌詞ではありますね。
いきなりバレーをやめるってなにが…?
あのお方、って楽しみ…「霊的なものではないわね」と言う言葉に、本来なら安心するはずなのですが全然安心しないのはなぜ?
本当は「NATUNAGIエンターテイメント」で、大体わかってしかるべきでした。
お父様、とすぐに「真剣におつきあいを」とくるららちゃんの開けっぴろげな倒錯ぶりが素晴らしい。
天下を取ると成績を落とさない…アジアを制していますから天下への道は躓いていないですよね?99点で駄目、というのはケネディ家よりきついのでは。
「無茶苦茶なオッサンだけどムダに金持ってるごねてもあらゆる力でねじふせられる!!」というのは昔を思い出します…この年でそれがわかっている、親の力の強さと自分の無力を客観的にわかっているのは素晴らしい。
いきなりのレビューには、確かに「またアホが出てきたーっ!!」ですね…爆笑ですが期待以上にセクシー。
中国の娘がこんな格好をしてくれるなんて、それは想像すらしていませんでした…鼻血昇天ものです。
「誰かツッこんであげないの」って、ご自分でどうぞ。
いきなりの巨乳攻撃も素晴らしい!うらやましいです。
「こんなあほなことにも協力してるの」あ、誤植発見、単行本では直っているでしょう。というか直せ>担当。照れながら真面目にやっている、しかも露出度が低いようで微妙に色気の強い水着にもう…。
「自分よりかわいいヤツにはキッツイ」がまた笑えます。
嫉妬の炎、「水着が燃えたら大変よ」には…燃えろと叫んだことは言うまでもありません。特に中国。
肌がどんな衝撃にも耐えられても、水着は…というツッコミは無しですね。
でもこれは動画で見たかった…揺れ…
さあて、これからはどんなセクシーをかましてくれるのか期待しますか(ドラマとバレーを期待しろって)。

きらりん☆レボリューション
やはりきらりちゃんを追いかけるのは宙人くんですね。
ふぶきちゃんの笑い声…やはりぜひ、千歳役の…
星司くんも本当に深くきらりちゃんのことを信じているんですね。
逃げたのは結果じゃなくてキスが気になってだ、ということも理解しているのでしょうか?
自販機のこの故障は実際衝撃で起きるものでしょうか…よいこはまねをしてはいけません。
直してしまうなーさんはとことんすごい。
宙人くんの、嫉妬を押し隠して「よかったじゃねーか」はもうすごくじたばたしたくなります。
ジュースで止めて、このシーンもいいですね!それで間を持たせて「キスなんてしてねーよ!!」がまたかっこいいです。
まあかなわないのは仕方ないですね。ちょっと相手が悪いというか。
この笑顔は見事です。感情制御力もあるんですね…というかキス疑惑が晴れたから?
ふぶきさん、そう人を悪意に解釈していたら、特に彼女の場合から回りして自滅しますよ。
しかし、なんかこの対決ってとことんふぶきさん有利な気がするのですが…胸だけ豊かで既成服が合わない、という感じはそれほどしないのは僕だけでしょうか?まあ僕は少年誌も男性誌も含めてそっちには目が肥えていますが。
さてどうするのでしょう。

ボクのプラチナレディー
いぢわるですねえ、愛ちゃんも。あ、今更気づいたのですが僕の同級生に小田切愛の同姓同名がいませんでしたっけ。
早速脅しに…わー。無条件に隠してやるほうが貸しとしてはでかいんですがねv無条件の恩恵は返しようがないですから。
紳士としては女性に仕えるのも大切ですから、むしろポイントはアップするかもしれません。
調べ物はこれでしたか…これは素晴らしいです。僕もそこまではできません(新聞を取っていないのでチラシが手に入らない…別に新聞がなくても、社説はネットで読めますし)。
チラシを追って噴水に、というのはあまりにも間抜けで笑いました。
いきなりナスになっていたり、面白いですね…主婦作戦も。そこまでして、彼女は敵に回したくないです。
手で熱に気づくとはすごい。クリスくんの優しさも…ううむ、それぞれの魅力をうまく出しています。
それで昇くん、子供ってこれだから…同じ頃なら僕も同じ事をしたでしょう。
愛ちゃんもちゃんと怒るところは怒るんですね。じーんとします。
伊藤くんのさりげない優しさに気づかない愛ちゃんには苦笑しますが、すごくほっこりします。

ミルモでポン!
いや〜、悶えました。もうだめ…
わかってはいましたが、どれだけ結木くんは楓ちゃんのことが好きなんでしょう。
楓ちゃんの気持ちばかり描かれているようで、深読みすると結木くんの想いもすごく強く描かれているのがこの作品の魅力なんですよ!
いろいろ計画していますが、結木くんは…ある意味楽ですね、全部楓ちゃんの言いなりになる気なんですから。
こういう事まで一々妖精作戦会議をするのって…暇なんですね。
「おかしいのはおまえの顔だけだ」はうまい!
この三つの映画はひどいというか…まあ犬猫でも「南極物語」「小猫物語」など傑作が(小さいお友達はご存知ないでしょうね)あります。
結木くんが見たいのはどんな映画…いや、映画なんてどうでもいいでしょう。
パピィちゃんは人を操る魔法が得意なようですね…怖。
この映画はすごい発想です。前衛?
甘いものを見ると妖精がこうなるのは…ふぅ。
事故は残念ですが、親切な店ですね。ここまでの準備は普通できていないでしょう。あ、服を買ってやるきっかけにするという手もありました。
ここでおもちゃ屋に寄っていくのはすごく優しくて素敵です!楓ちゃんも喜んでいますし。
そして…さりげなく描かれていますが、つまづいた楓ちゃんを結木くんが抱きとめるのが爆発しました!
この事を楓ちゃんが全く意識していないのって、いくらおもちゃが残念だからって…このままずっと抱きしめていればとか、頭が煮えそうです。
イマイチうまくいっていない、って結木くんから抱きしめたのは始めてなんですよ?鈍いのはあんたじゃ。
虹は確かに効くでしょうね。豪快にダンスして、ぎっくり腰は爆笑…というかもしかして篠塚先生がぎっくり…心配です。
これで楽しかった、という結木くん、要するに映画も楓ちゃんの服も何も目に入っていなかった、ということですよね。
そして手をつなぐのは、もう倒れそうになりました。ラブラブすぎます…
妖精たちの会話は、僕は
「結木しゃんって、楓しゃんにラブラブなんでしゅね」
「楓さんのことしか目に入っていないのね」
「見ているほうが恥ずかしくなってきますわ、らっぶらぶですわね」
と頭で翻訳してしまいました。
もう何も思い残す事はありません。今死んでも満足できます、というかこれから辛い展開になるのを見たくないのが本音です。ずっとこのままラブラブバカップル街道を突っ走ってください!本当にこういうのが何年も見たかったのです。

ビューティーポップ
ちょっと無理な展開かも。
鳴海人気は相変わらずですね。
「綺里ちゃんみたいにちょッ早カットができないから」は苦笑。子供って残酷です。
「おまえが小柴綺里をマネしてどーする」もいい言葉ですね。
いたずらメールが増えるのも、それはそれで仕方ない…相手にしないのが賢明というのも事実です。
コマッタローの冗談は冗談になりませんね。足を踏むのもわかります。
そして…加奈子ちゃんが関さんの優しさに心を自然に開いてしまうシーン、すごくいいです。「人間はどんな人だろーと」というのがわかっていないと、善人ほど自分を追いつめてしまうので大切だと思います。このシーンは読者によくかみしめて欲しいですよ。
関さんの酒乱騒動もお約束で楽しかったです。
そして…だから警察に連絡しろって。いままでこういう事件は、日本では実際にはなかったはずですが…模倣犯に出て来ては欲しくないです。
綺里ちゃんはどうするつもりなのでしょう。

ぷくぷく天然かいらんばん
深いため息が出るばかりです。お疲れさまでした。本当に素晴らしい傑作でした!アニメ化されなかったのはつくづく残念です。
でも本当に、このぷくぷくのお母さんってふさに似てるなあ…
思い出に泣き出してしまい、悲しげに諦めるお母さんにもぐっときました。
遠回りで大失敗、いきなり遭難…ラッシーなどを思い出します。
いきなりロボは笑えました。
とにかくお疲れさまでした!来月から「ちゃお」の魅力が半減しないよう、次回作も期待しています。

輝け!青葉
ここまでやられると何も文句は言えません。新しい、まっさらな心の読者もいるのですから、こういう作品も必要なのはわかっています。
女嫌いと負けず嫌いのくっきりした対立感情がうまく描かれていて、気持ちいいです。
でも闇雲な悪感情ではなく、雄史くんのほうは客観的に、青葉ちゃんを長所も短所も的確に見ているというのがまた素敵なところです。
僕にも「だれがどんな時に言うセリフなの」というのは的確な質問に思えましたが…なるほど。
怒りながらも当たっていることを理解できるのはまた素晴らしいですね。この悔しさからどこに行けるのか…まあ、その悔しさがなければどうしようもありません。
「サルがサル山に帰っちまった」という心配はうわ〜っとなります。「よっぽど青葉ちゃんのこと気に入ったんだな」ってセリフもこれからが楽しみになりそうです。色々な意味で。
誰かのマネじゃない演技も必要ですが、それには徹底したマネ…形、心を身につけること、守破離が一番の早道だと僕なら忠告しますがね。
雄史くんはなぜCクラスなのでしょうか?
この千広ちゃんとの出会いから…この状況設定は非常にわかりやすいです。
歌声に感動して行ってみたら、これもわかりやすいというか…「あなたみたいな人にわかるわけないっ」というのも理解はできます。孤立を恐れない気持ちも、孤立を恐れて媚びてしまう気持ちもわかっていますから。
強い自己嫌悪も理解できる読者が多くいると思います。ここまで閉ざされた心に、なんて言っていいか僕にはわからないです…だからこそ、青葉ちゃんの勝手なまでの強さ、冷徹ささえ感じる目は結構響きました。
下を見て改めてぞっとする構図はうまいです。
「待ってるだけじゃだれも何もあんたを変えてくれないよ」は、確かにその通りですが…それって強い人間だから言える言葉ですよ。僕はむしろ弱い人間がどうやって強くなれるのかを知りたいです。
ここで青葉ちゃんが「ケンカなら青葉がかわりに」と、確かに当然ですしカッコイイですが、敵に回してはならない者…心のない小物を敵に回していないか心配です。
「友だちより強い絆」という言葉がじーんとしました。
雄史くんが見ていてくれていたのも気持ちいいですね。

ふしぎの星のふたご姫
元気で楽しかったです。
冒頭では崩れた表情も大分こなれてきたようですね。
いきなり自分たちが小さくなるって、周りが大きいとまず思ってしまうでしょうか?
木にとって虫は確かに大敵です。本来は虫にも天敵が何かいるのですが…
手をつないで道に入って行くのが見ていて可愛いです。
暗い、しかもスケールが狂う…次元解析をしてみればわかりますが、単純ではないです。たとえば力がすごく強くなった感じになります…中では葉っぱすら脅威に感じるのもわかります。
スライダーも楽しいですが危険、という気もしますが実はそれほど危険ではないです。
大きさが一メートルだろうと一センチだろうと、一秒間落下したときの終端速度は、空気抵抗を無視すれば変わりません。空気抵抗を入れると大抵小さいほうが遅くなります。さらに重さに対する筋肉、骨の強度=断面積も大きさの違いに比例して上がっていますから。
ちょっと小さくなりすぎましたね…これはこれで怖いかも。まあ機関銃を持っていればいいのですが…無いものは仕方ない、と。
おびき出して一網打尽はすごく見ていて楽しかったです。
ご馳走を小さいままで食べるというのも子供らしくて可愛いですね。

モンスターキャンディー
なるほど。
「やめなさいっ親の前でいちゃつくのは」…すごいな、この親は…その気になれば地球を一瞬で滅ぼせる相手に…
正式な決闘、どういう社会なのでしょう。そういえば現在の地球は、どこの国も決闘は禁止していますが、決闘を容認しつつ高度技術文明を作る事は可能でしょうか?決闘を容認していた欧州列強はどのような経緯でそれを禁止したのでしょう。
女の子が決闘というのは違和感を感じる人も多いでしょうが、騎士道時代のヨーロッパではハンデをつけて女性が決闘をする事もありました。しかし…抵抗なく受け入れるとは、やっぱり姐御だわ。
あ、今になって読み返すと、サントリナが負けたときは「別れてくれ」じゃなく「あやまってほしい」なのも巧妙な罠ですね。
「野球拳ならまだいい…命に危険はないからな」というのはすごいですね。普通なら嫉妬のほうが先に出そうですが…冷静なときは冷静なんだ…
ロシアンルーレットなら確かに腕力とは無関係ですね。
チャイブの素直な気持ちは、女の子にとっては最高に嬉しいでしょう。
「食料として役に立たなくても…姿形が変わっても…」というのはうまい問いですが、ちょっとそれは子供にはきついかもしれませんね。「もし、事故で顔が焼けただれて二目と見られぬ醜い姿、さらに全身麻痺で自力で動けない、下の介護さえ必要な存在になっても愛してくれる?」は大人だったら有効な問いですが…
男子の野球拳コールは正直でよろしい。
意外と無難なものになりましたね。あっけなさも見ていて楽しいです。
そして、狙いが握手だったとはうまい!もちろんロシアンルーレットで負けるリスクは承知の上、ボクシングや剣でも命までは取らないと計算してでしょうが…
この展開はかなりスリリングです。問題は、サイドが今姫香ちゃんの体をもつサントリナに仕えるのが難しいこと(そばにいて仕える姿勢を見せたらばれる)です。そうなるとこれからサイドはサントリナの体に入っている姫香ちゃんの相談相手になるのでしょうか?

FunFunからくり姫
一気に対決に行くのはちょっと強引です。もっと彼女たちの日常を見たかったです…特に旅芸人の、非常に頻繁に転校するなどの生活、教育基盤の不安定さを。
大きなイリュージョンはものすごい資金や準備期間がなければできないのでは?
昔の回想と今の彼の対照的な姿が、何があるのか…秀くんがうまく話に入っていない気もします。
この手品のさりげない面白さを出そうとしているのはいいです。
なぜこころちゃんに客が群がっているのか、説得力を持たせるのは難しいですが。
悠基くんはそういうコンプレックスがあったのですか…これは辛いですね、努力ではどうしようもないですから。
声が出ないほど辛い飴、さてそれでどうするやら…楽しみになってきました。

くれない花吹雪
本当に紅ちゃんは忍者なのか…忍者間の情報も知らないし…親は何も教えてないのでしょうか。
からくり屋敷の罠は、作動させた時点で警報がいきますから作動させた事自体が未熟そのものですし。通用しないって、作動させるなよ…時間稼ぎさえ成功させていますし(罠、障害物の本質は時間稼ぎです)。
これで恋心を自覚するのも、まあお約束ですね。
傷をなめてくれる真清様には苦笑さえします。「トクベツな女の子」というのも、うわーっと思いますね。
そしてこの展開は…強引というかお約束というか…どうせ嘘に決まっているのに。というかその術を解く術(薬)ぐらい知っておけって。

こっちむいて!みい子
こういう展開は、なんだか気恥ずかしくなっていたたまれなくなります。
アシスタント募集に子供で応募するとは、怖いもの知らずというか…スーパーの休憩所というのもいい場ですが、保護者がいないのは心配になります。
憔悴しているのは笑えました。頑張っているようですね。
そして本当に行ってしまって…正直、助けてくれと叫びたいぐらいです。
コピーも学ばなければできない、というのは意外に思えますがそうなんですよ。結構いろいろ技術が必要で、しかも学校では習いません。
やってみるしかないのですが、大人の目でそれを見るのは…もどかしくて辛いです。
まりちゃんがちゃんと使えるのは驚きました。やはり頑張っているだけに、いろいろ進歩はしているんですね。
コピー機に忘れるのはだれでもよくやるミスです。
六時門限というのをしっかりわかっているまりちゃんはしっかりしていますね。子供だったらつい、こうして充実していると時間を忘れがちですが。
きちんと部屋を片づけるみい子ちゃん、こういうことができるとは…悪い面ばかり見ているのですが、ちゃんと家の手伝いもしているからこそですね。意外でした。
すごいですね、これは…先生やまりちゃんの集中力もすごいですが。
実質ただですんだのもありがたい話でしょうね。
でもまあ、原稿だけはちゃんと整理しておきましょう…。あ〜、すごくスリリングだった…
昔は子供も労働力でしたから、こういうのもいいかもしれません。

来月号は早速竜山先生…うーん、少し休んだほうがいいとも思うのですが…大丈夫でしょうか。
他の変化はショートだけというのも寂しいですね。新入生が慣れるまでは安定させたほうがいいということでしょうか?
付録の時計は、ちょうど台所の時計がなかったので便利でしょう。

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