ちゃお2006年3月号感想

いろいろ華やかになってきました。今回は辛い話が多かったのですが…
新連載も多くて若々しい感じがします。

付録の防水ケースは、こういう市販より一回り小さく、開閉が容易なものをサバイバルキットに使おうと思っていましたが、残念ながらはずれでした…開閉金具の精度が甘いので。
金具周辺を取って(大人にやってもらってください、子供がやると危険です)太いコーティングされた針金を巻いてロックしてみましたが、やはりそうすると…ちょっと惜しいアイテムです。

きらりん☆レボリューション(中原杏)くるりんぱっ!(今井康絵)チャーム+エンジェル(もりちかこ)私だけの王子さま(こはら裕子)ビューティーポップ(あらいきよこ)終わらない歌をうたおう(五十嵐かおる)ボクのプラチナレディー(八神千歳)極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)レクターの見た空(藤城ありす)でびる☆まじっく(明野みる)こっちむいて!みい子(おのえりこ)次号予告

きらりん☆レボリューション
ふぶきさんの気持ち、本当にぜんっぜん理解していませんねきらりちゃんは…いい子すぎるとこうなるんですね、住む世界が違う人間の存在自体理解できない。
私利私欲、悪の心が全くない人がもしいたら、誰よりもやることは極悪になる可能性があるのでは、本質的に【人間】を理解することができるはずがない…または純粋に知的に、人間がアリやハチ、いや惑星や電子の動きを解析するようにしか知ることができないでしょうから。悪の心も知性もないとしたら、それはもう考えるだけでも恐ろしいです。
宙人くんのフォローは嬉しかったです…というかプレス対応はアイドルのいろはでは?
猫たちの寸劇は力が抜けて面白かったです。「つーかあいつらそっくりだとあれほど」という宙人くんのツッコミが空虚に聞こえます、彼だけが普通の人間だというのが。
なーさんが猫に退行しているのは笑えました。可愛い。
この急な仕事、というのもうまい。この衣装をつけたきらりちゃんも実に可愛い…サプライズパーティーというのはうまいです。
ふぶきさんもやっと復活した、というか…ふぶきさんの気持ちは多分、こういう子だからこっちが大人になるしかないか、でしょう。
ふぶきさんの声優は、絶対高田由美さんですよね…久々に「おーっほっほっほっほっほっ」が聞けそうです。
丸一ページ以上使っての猫劇場は…ページ稼ぎ疑惑か幕間劇か…それおも次のラブシーンを盛りたてるためか。
酒だと思ったらポン酢で、しかも酔っ払っているのは爆笑と言うかすごい。
いきなりベタ甘のラブシーンになるのも嬉しいです。潤んだ目がすごく、可愛いと色っぽいが同居していて。なーさん…惜しい。
さて、新展開はどんな話になるやら。

くるりんぱっ!
…オリンピック便乗ものは結果が悪いと悲惨になるので(なかよしがバレーボールでやらかしましたが)リスクはありますね。どうせなら結果が出てから感想を書こうか、とも思いましたが、武士の情けで今書いてしまいましょう。というかあれほどオリンピックに頼る作品ではなく、むしろ種目そのもののすばらしさを描くようですから…そういう作品となると、今井先生の力は信頼できます。
致命的に運動神経がない…その気持ちはよくわかります。特に学校という集団指導だと、一度周囲と差がついて苦手意識ができてしまうと、もう致命的ですからね。
東城さんもなかなかすごいことを…先生のノリもグミちゃんには悪いですが笑えました。
高くとべたら、速く走れたら…実はそれ、結構簡単なんですよ。誰であろうと、基礎体力は努力に忠実です。
それは僕が一番よくわかっています、高校のときに毎日走って腕立て腹筋スクワットをしたら体型が変わっただけでなく、できるわけがないと思っていた逆上がりや懸垂だってできたんですから!ランニングの帰りに、公園に寄って逆上がりを試してみて、生まれて初めてできてしまった感動は今でも忘れられませんよ。
毎日(週一日ぐらいは休んで、日によって鍛える場所を変えて)限界よりちょっとだけ頑張って、前回より少しだけきつくして、ちゃんと食べて眠れば必ず基礎体力だけは向上します。残念ながら運動の器用さや瞬発力は才能のほうが大きいので、優れた子に追いつくのは難しいようですが。
この先生も面白い性格しています。でも悪い人じゃない、「クラス一手先が器用」とよくいいところはみていますし。
しかも、事実上グミちゃんのために実習で大会を見せると手間までかけて…。
選手たちの描写はさすがに華麗です。
自分が余計ちっぽけに感じる…その気持ちもよくわかります。
隣のイケメン三銃士、というのも面白いなあ。楽しいクラスなんでしょうね。
かわいこちゃん、といわれて…グミちゃんを見た次の瞬間なぜかスピードスケートになるのが笑えました。
他の二人の「たとえセミだろーがヤモリだろーが」…もう笑い転げています。元々危惧はありませんでしたが。
魔法というのは暗示でしょうか?
それでいきなり滑れるようになって、スピンまでするなんて…心の中に刻まれた憧れが形になる、って本当にすばらしいです。
どの子にもそんな、何か心の中の宝石はある…それが本当にひらめいたら…
先生もコーチで章吾くんも、なるほど。かなりの公私混同ですが結果オーライですからね。
これだけ冒頭が面白いならこれからも充分期待できそうです。

チャーム†エンジェル
昔の深刻な夢が、いきなりぶっとんだ天使が出てくるのにはびっくりしました。
天使を見ても覚めている彼女…でも、誰かと食べるときには子供らしい笑顔が…
子供らしい感情の表出ができない、という以上に不幸なことはないですね。確かに「いい子」なのでしょうが。
やっと子供らしい態度になったと思ったら、この過酷な知らせとは…
「私にウソだけはつかないで」という言葉もぐさっと突き刺さります。これが伏線ではないかと思ってしまうと、それこそ「神風怪盗ジャンヌ」の嘘を思い出してしまいますよ。
またあの恥ずかしい台詞を言うとは…
飛んだつもりが1cm、という使えなさがまた笑えますね。あ…釈迦が弟子に、超能力を求める修行を戒めて水上を歩くのに一生修行するとはバカだ、小銭一枚で渡し舟に乗れるのに、というのを思い出しました。…オウムの連中もその一言が頭にあれば、ちゃんと宗教を教えない教育が悪い…
考えてみると、天使に一体何ができるのでしょう。未来や人の心を見通す英知がなければRPGの最高レベルの魔法を全部使えても有害なだけでたいした力にはなりませんし、逆に未来や人の心を見通す英知があればほとんど力は必要ありません。
変身と空中浮揚、それに一分だけ時間を止める…どれも微妙な力ですね。
リコルの犬変身は可愛いですが、抵抗があるのはわかります。とにかく爆笑。
頭が固い…どこから出てくるのやら。
というかこの依頼はどこでどう取ってくるのでしょう。新宿駅掲示板でXYZ?それとも教会から?
簡単じゃあないですよね。
で、この変身は、あの恥ずかしい変身ダンスをアミーちゃんがやったのでしょうか!見たかったです。
子供は大キライだけど仕事と割り切っている…そのほうがいいでしょうね、幻滅しないですむから。
この手ごわい子二人相手にずっとこれ、じゃあお母さんも疲れるわけです。
あ、アミーちゃんの変身ダンスが見れました…さらに歌のお姉さんとは、この羞恥責めは笑うほかありません。
一瞬でも子供から目を離したのがまずい、といっても…本当にお母さんはいつも一人でどうやっていたのか…ちょっとは親孝行しないと…
しかしいきなり大変なことになりましたね。あ〜あ、どうなるやら。次回どこまでリコルの不幸体質が炸裂するか…無事でいて欲しいです。

私だけの王子さま
ふふふ、こはら先生のいいところが実によく出ました。
冒頭からすごく好感が持てる行動です。で、どうすればここにはまれるのでしょう…
いきなりのお姫さま抱っこも素敵です!まさに王子様です。
「ぼくを…探して」という言葉も素敵ですね。
探し当てたら五つ子、というのはうまい!
誰が助けたのかも言わない…この意地悪は要するに見分けて欲しい、ということでしょうが。
期限は三日、というのもちょっと厳しい条件です。
このそろった行動がなんだか面白いです。こういう面白さは実にうまい。
写真から名前は知ることができて、ということはこの写真に名前を入れた子は誰が誰だかわかっている、ということでしょうか。
それぞれの女の子に対する反応が少し違う、というのはわかりやすくて面白いです。
というか、写真から誰が誰だか性格までわかるなんて…ここから、うまくいくかなと思わせるのもうまい話運びです。
結局わからなくてゲームオーバー、と一度返しておいて、それでこのゲームの意味がわかる、というのも本当にうまく心の動きが描かれています。
「ライバルが四人も増えたしね」というのがちょっと贅沢というか、他の女の子にとってはキーッとなるでしょうね…
結局誰が王子様だったか語らない、という幕切れも見事です。

ビューティーポップ
うっわ〜、今回のナルナル可愛すぎ!
この夢はもう悲惨で、それでデートにすら「おう」と生返事…はは、どうするのかね、男児に二言なし?
夢と同じシチュエーションから綺里ちゃんを避けてしまうのなんかもう可愛い。
権力を傘に色々牛耳って、といっても…権力システムを理解していればばかばかしいでしょう。まず最高権力者は教育委員会(私立校なら理事会)でその代理人が校長、それにPTAも強大な権力があり、実行を調整する…日教組が強ければイデオロギーに凝り固まった、無駄と知りつつパフォーマンスで生徒を傷つけるだけの抵抗をしようとする…のが職員会議で、生徒会などその決定事項を生徒に伝えるだけです。
綺里ちゃんも頼まれたら親切に魔法をかけるんですね、自分からあまりアピールしないだけで。
今度は「キリ」という言葉にさえびくびくして被害者意識に固まるのはもう哀れで爆笑…そこにいきなりまぎれこむ違和感、一体何があったのでしょう。
あ、アザラシの肉はまずいと「文明崩壊(ジャレド・ダイアモンド、必読!」にありました。
ドッペルゲンガーの出現にもびっくりしましたが…まあ計彦はすぐ状況を理解したようですね。
で、綺里ちゃんはすぐわかる…
いきなりドッペルゲンガーと会ってしまったのは…そういえば西島大介先生の新作「アトモスフィア(上下)」が分身がどうの、という作品と聞きましたが。あ、「名を語る」誤変換。

終わらない歌をうたおう!
う〜ん、ちょっと残念な作品です…まあ、僕自身辛すぎていじめを題材にした作品に感情移入できないこともあるのですが。
というかすみません、感想を書くために読み返す気力がありません。
マンガでいじめを扱うことの難しさでしょうね、善悪をはっきりさせた方がいい、というのは。五十嵐先生自体、善悪をくっきり描く方が得意ですし。
でも、本当のいじめの恐ろしさは、善悪をはっきりさせることができないことなのです。
あえて言えば人間それ自体、群れを作る生物でありつつ強い個我を持ち、しかも平等原理など複雑な道徳をもっていて、本能に狼のような攻撃性の歯止めがない、と矛盾の塊で、生物種としては愚かで異常であること自体。人間がミツバチや狼のように賢明で正常だったらいじめはなかったでしょうが、そうではなかったからこそ今の文明があるのです…
いじめはほとんど普遍的に存在し、どんな道徳教育でも排除できません。思いやりを持てといくら言っても、ないものはないしやるかやられるかになったらそんなものすぐ崩れるのです。
学校が悪いといっても、学校自体をなくしてもどんな形にしてもいじめは発生するでしょう。もちろん流動性を高めたり、暴力性を適度に発散させたり、または秩序や目的をはっきりさせることで軽くすることはできるでしょうが。平等で暴力が禁じられ、目に見える敵や目的や危険もなく、固定メンバーで狭い檻に閉じこめられてストレスにさらされる集団、というのがいじめの最上の培養基になるのは確かですね。
そしていじめっ子は必ずしも絶対的な邪悪ではなく、いじめられた子がいじめる側に回ることも多い、誰もが加害者か被害者か傍観者のどれかで、しかもそれは頻繁に入れ代わります。いじめが横行している場では、なんというか…全員の心がどんどん傷つき、ゆがんでいくんですよ。被害者は人間自体が信じられなくなりますが、それは加害者も同じことです。
それで大人の考える倫理とは全く違う、奇妙で酷薄なルールができてしまい、誰もそれを止められなくなる…
この作品では、今回読んだ限りでは徹底的に悪は極悪で、フリースクールの子は善となっていますが、現実には邪悪すぎるいじめっ子は…その邪悪の裏にある悲しみ…家庭の事情とか…を描き、動機を理解させるとしたら今から同情したくなりますし、逆に動機も何もない純粋な邪悪は平板な勧善懲悪になり説得力に欠けます。純粋な邪悪が勝ってしまい、とことん後味が悪い話にするという手もありますが、五十嵐先生はそれはやらないでしょう。
フリースクールという題材はいいと思います。そして、被害者が夢を見つけ、連帯を感じて生まれ変わるというのも。
ただし、その「連帯感」という感情自体がいじめの本質に関わるので、手放しに褒めることができないんです。
そして、フリースクールというシステム自体どう評価していいか、ちょっと僕自身に迷いがあります。傷ついた子、集団に順応できない子の避難場所は必要だし学校制も複線のほうがいいとは思いますが…
まあまず、被害者の子には人間の本質にいじめがあり、弱いところに集中するのは仕方がない、自分だけではないしある意味どうしようもないことを理解し、とにかく自分を守って生き延びてくれればそれでいい…そして加害者、傍観者にはただ恥を知れ、としか僕には言えません。まあ通じないことはわかっています…その恥、新渡戸稲造の「武士道」にある弱い子をいじめず、強い子に立ち向かうという誇りがなくなっているのが一番絶望的ですよ…

ボクのプラチナレディー
すごいですね、この雰囲気は。
そしてクリスと蓮太郎くんの華麗さもさすがです。
蓮太郎の断りも、ちょっと歯の根が浮きますが…すごい。
子供たちも来てくれたのは嬉しいですが、ちょっと不安…
確かにこの親子のギャップはすごい…
人の落し物を探すのを最優先にする、といういい子なのはすごく嬉しいです。
食べごろだのなんだのという審査員に苦笑するのはわかります。
踊っている彼女の華麗さに目を奪われる蓮太郎くんの気持ち、ここはうまく描けています。
それで、飾りを見つけて必死で…こういう、本当の心の優しさを描くのもわかりやすいです。
この大騒ぎから「紳士として女性にケガはなかったか」と、紳士道の建前を出して諭すのは…実は結構リスクが大きいですが、うまい行動です。建前としてでも道徳に力があるというのはいいですね。
でも「ツライこの顔」と、ぜんぜん地と違うことをやっているのがまた面白い。泣き出すのをそっと抱き寄せるのは…これは演技じゃないですね。
真相がわかって助かったのも、そうなるのはわかっていますがすごく嬉しいです。
で、今更「今日のオレ…どうしちまったんだ」って自分の気持ちにも鈍感なんですね。
さあて、どんな形で二人が自分の思いを自覚するか…楽しみです。

極上!!めちゃモテ委員長
なるほどねぇ…
学生の本分は勉強、というのは僕もわかります。レベルが低いといっても、じゃああなたは勉強の何にそんな興味があるんですか…と問い返してみましょうか。「帝国」にマルチチュードが抵抗し、文明崩壊を避けるためにどう社会主義を再構成すればいいのか、とかダークマターと超ひも理論の関係、とかいう答えは多分返ってこないでしょう…受験しか考えていないんじゃ同レベルです。
「この私のクラスを「レベルの低い」呼ばわりは聞き捨てなりませんね」というのはすごくかっこいいです。自分の非を素直に認めているのもいいですね。
「自分で中身に自信のない」という言葉も結構賛成です…僕は中身をまず磨いて欲しい、あまり小さいうちからオシャレオシャレするのはいやなので。
おしゃれの楽しさを教えてあげる、というのも自分も一生懸命学んだからいえる言葉なのでしょうね。
でも、どこか違いはあるのでは…元の美しさ、心の素直さとコンプレックスの質や量など…そこまでわかっている、という感じはないです。
しかしこの賭けもすごいですね。
いきなりこけて東條くんの腕の中、というのもうまい…
「それはヒ・ミ・ツ」にみんな考えてないと思うのって、もしかして未海ちゃんの正体って結構知られているのでは?
もったいない、といってくれるのは会長にとっては嬉しいでしょうね。誰でもほめられるのは好きですから。これまではまじめさしかほめてもらえるものがなかったのでしょうが…
ひらミニという言葉から会長の心にふっと入る、本当に相手のことをよく考える人ですね。この半身浴はサービス…のようでちょっと見たくない姿だったかも。裸でも見たくないところもある…
考えてみるとこの賭けって、会長が徹底的に拒めば確実に勝てるんですね。ずるい。
中学のとき…なるほど。で、まっすぐ殴りこみにというのもさすがです。
他校までわざわざ来てくれる東條くんも嬉しかったです。
後先考えていないのも、本質は…
強引におしゃれをさせてしまう、と…会長が納得しなかったのは腕の差でしょうか?ここにSPとアゲハがいたら…
はてさて、どんなことになるやら。本当に楽しいし、見ていてはらはらする作品です。

レクターのいた空
…ひたすら悲しいのに暖かいです。
ちょっと犬の内面を擬人化しすぎている気もしますが、その分伝わりやすいですよ。
月日の流れがちょっとあっさりしすぎていますが、老いたレトリーバー独特の柔らかさはよく出ています。
レクターの目が悪くなってきた、というのは犬の側から描かれているのがショックでした。僕の犬も老いていき、体が昔のように動かなくなったことをどう感じていたのでしょうか…どんな異常や違和感、もしかしたら激痛さえあったのでしょうか…まあ老、病、死は僕も、運がよければ味わうことです。
これまで目が見えないのを助けてきたレクターが逆に助けてもらって、それで風香ちゃんに心を本当に開く、というシーンも感動でした。
そして、それからあまりにも急な…本当は老犬介護の大変さも描いて欲しかったです。僕のときも幸い、足腰立たない状態はごく短かったのですが。
この景色と、静かな死もすごく暖かく描かれていて…それだけに激しい悲嘆が思い出されて、思わず心を閉じてしまいました。心を開いてまた泣いたら楽になれるのでしょうが、ちょっとその勇気が出ないです。
とうとう盲導犬の生涯を描きとおせた…本当にお疲れ様です。すばらしい物語を作り出してくれました。
次にどんなテーマを見つけるか、また盲導犬などの周辺テーマを探るか、色々と楽しみです。

でびる☆まじっく
扉のラブシーンと「仕方ないさ…もともと3回れんさいだからな…」が爆笑でした。おかげでレクターの悲しみが吹っ飛びました、ありがとうございます。
鏡にウェイドを封印して、それでも素で強い人格が出てくるというのが面白いですね。
手紙で、それを破いたら「君をここに呼び出したのを知ってるのは」…ふふ、女の子に内緒は無理だということを知らないんですね。彼女が自慢しなかったことにかけるのはリスクが高すぎます。
秘密ってそんなくだらないことだったとは…頭が痛いです。
ガラスが割れた拍子にウェイドが復活するシーンはさすがにカッコいいです。
傷だらけになってまで、でも強がって…こういうところもいいですね。
「わからないのはお前がバカだからだ」という台詞も素敵です!
「殺すとかそういうのはだめだからね」には、ちょっと先輩がかわいそうになりました。
でも殺人未遂は公にしなくてもよかったのでしょうか?
魔界に連れて行こうとする、というのは、昔それをちょっと安易にやった作品があったので不安になりました。だから、この「幸せになれバカ」という伝言と涙は安心できました。
悲しむシーンがよかった分、「すてきな思い出をありがとう」なんていっている後ろの矢印が爆笑!
まあよかったですよ、こうして魔が人間になる救いのほうが…人間が魔になるよりずっと。欲を言えば、人間を助けて情を移した罰として人間にされてしまった、というほうが嬉しいのですが。本当はそうなのかもしれないですね、ウェイドなら罰のことは隠すでしょうし。
とても楽しめたので、次はこのラブラブの気恥ずかしさがうまく出る作品をおねがいします。

こっちむいて!みい子
白チョコを食べさせれば、ってまさにマッチポンプ商法ですね。うまい。
まもるくんも…学習していますね。確かにひどい。
キスされて「何すんだよチビ!」…もうこれはミホちゃんが可愛そうですよ。まあこれで、自分が間違ったことをしているのに気がついたのはいいのですが…いい天罰なのでしょうか。
ここまでやられて諦めていない、というのもタフですね。ちゃんと気がついたら正しいことができるというのはえらいです。
これで仲直りというのもなんだか笑うほかないです。
で、金庫を破壊したとは…すごい。まもるくんも頭がいいようでまだ甘いですね…

来月はついに待望の、篠塚先生の新連載!
もう頭が吹っ飛ぶほど楽しみ、という気持ちと、あれだけ大変な連載が終わってすぐなのだからもっとゆっくり休んで英気を養い、慎重に作品を練ってもよかったのではと複雑な思いです。
「Dr.スランプ」のあとの「ドラゴンボール」のような二打席連続ホームランになるか…期待が重いでしょうが、やはりわくわくします。

小原先生も、「ミニマム☆マニア」で大成功した後なので楽しみです。

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