ちゃお2007年5月号感想

付録の豪華さはびっくりしました。このウオッチ&バングルのクールなセンスには脱帽!男の僕でも堂々とつけられそうなぐらいです…さすがに少しきついですが。
逆に男子も、これをつけている女の子に注目するのでは?
四角形の鉛筆も転がりにくく十分使えるでしょうし、実にすばらしいです。

目次で小原先生の休載を見たときの残念さは想像以上でした。ものすごく楽しみにしていたのに…
でもまあ、どれもすばらしく面白かったです。
今月号一気に目に付いたのかもしれませんが、徹底的に幼児向きで作家一人一人の魅力を徹底的に引き出している、だからこそ抜群に面白い!

きらりん☆レボリューション(中原杏)ぎゅぎゅっと守って!(いわおかめめ)恋するプリン!(篠塚ひろむ)やっぱ極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)きゃらめるvキッス(八神千歳)特攻サヤカ☆夜露死苦(和央あきら)ビューティーポップ(あらいきよこ)結構なオチャラケBOY(まいた菜穂)チャーム†エンジェル(もりちかこ)ゆれゆれラブマッチ(明野みる)こっちむいて!みい子(おのえりこ)次号予告

きらりん☆レボリューション
なんかもう…何も信用できなくなってきました。
クラウディさんの手キスは、きらりちゃんしか見ていないのでしょうが、まるで女の子たちへの嫌がらせでした。
「ありのままの姿の自分で」とほざいているのはなぜか一瞬僕もだまされました…「なんだこいつ…」という宙人の言葉が正しいのに。
告白宣言も強烈ですが、どうせなら記者会見でも開いてやったほうが…
どうしても「月島さんがクラウディさんをゆうわくした」ことになるんですね。というか女の子も立派な女です。
猫同士の小劇場はやはり楽しいです。
撮影中なのにボーっとして、バラを食べているのがなんかすごい。
雲井さんも目からビーム…他に何があるのでしょう。
女の子たちの嫌がらせを全部善意に解釈するのはすごすぎます。
「ツンデレは「デレ」をみせてこそのツンデレだよ」も笑い転げますね。ひどい。
ブス、といって見つめたら超ウルトラ美少女で、これは切れるほうがかわいそうです。
宙人くんが飛んできてくれたのはすごく嬉しかったです。
ちゃんとクラウディさんに断ったのはほっとしました…が、またしても刺客だったとは…なんかもうまたいつものパターンに落ちるのではないか心配です。

ぎゅぎゅっと守って!
この状況はあまりにも過酷というか残酷です。
ほかほかご飯とわかめのおみそ汁、そしてお魚…家庭のぬくもりから永遠に切り離すなんて。
学校に行くというのも…というかこれまでの毎月転校?あまりの過酷さにため息が出ます。
出かけようとしたらいきなり刃のカード、「自分の手切れないのかな」って飛鳥にケンカ売ってません?
学校までずっとべったりだったのがまたすごい。
そしていきなりみつぐくんをひっぱたいた教育係…この厳しさというかめちゃくちゃが、完全に善意なのが頭を抱えたくなります。
ピアノなどのたしなみをちゃんと教えられていなかったのはベルマさんの責任かも。というか毎月転校するような環境では、まともに習い事などをするのも無理では?
ボディーガードを部屋に閉じ込めてしまって姫を危険にさらす…あまりの愚かしさに頭を抱えたくなりますが、現実には…報道が正しいなら、皇太子夫妻に男児をたくさん産ませること以上に優先されるべきことはないはずなのに…はは、そういう愚かしさはよくあることなのでしょう。
でも刺客との空中戦は華麗でした。
傷だらけでもあくまでスケベ、それでいて無意味に水をまくと見せて…頭脳戦もある、実にこのあたりはうまいです。
もう一人の王位継承者も…ややこしいことになってきましたが…
なんというか、この絵柄でこういう話は頭が混乱します。

恋するプリン!
もう…なぜこんなに面白いのでしょう。笑って笑って仕方ありません。
ペンケースにわさびというのも豪快です。「だってプリンちゃんやりそうだし」って、みんな…直也も含め、プリンちゃんの性格の悪さは承知で好きなんですね。例外友也。
「コソコソかくれて悪さはしないいつも正々堂々と」には爆笑します。
で…また空真くんの登場ですか。なんかすごく力が抜けます。
プリンちゃんがもう一人いるようですが、いったいどういうことやら。
友也の「プリンちゃん正直にみとめようよ!!」…これ、善意だと善意であるほど、本当に無実だった場合傷つく言葉なんですよね…拷問よりひどいです。良心があればですが。
プリンちゃんを強化する、とういうのもなんかおもしろいな…と、のんびり見ていたら…
このフュージョンには大爆笑しました。いやというほど笑い転げました。
なんだこりゃというかなんというか、もうなんとも…たまりません。
双子のどうしようもない対応には頭を抱えます。
いやもう…かわいい。

やっぱ極上!めちゃモテ委員長
この誘い、なんだか悪意はないような気がしてきました。未海ちゃんの可能性を評価し、いいチャンスを与えているだけなのでは?ここにいる以上彼女はスタイリスト志望と解釈できますし、だとしたら最高のチャンスです。単にチャンスを与えることとナンパの区別がついていないだけで。
やっぱり未海ちゃん、わかってるんですね…
一流の委員長ですわ、というのは確かにかっこいいですが、それって将来はどうなるのでしょう。まあ潮くんの良妻賢母というならそれはそれですばらしいです。あと、委員長として人格を高めるという「今」に専念するということでもあるのかも。
メジャーで縛って捕まえるというのはさりげなくすごい技です。
まあさちゃんに、あえてここで真実を伝える…厳しいですが、少なくとも真実は必要です。僕は基本的に、子供にこれがお前のためなんだ、愛情なんだといって子供本人にとっては苦しいことを強要するのは嫌いです。でも…真実に直面させることは必要でしょう。
本当に欠点がわかっている、天城さんの言葉自体は正しい、と。
立入禁止との攻防戦はとにかく楽しかったです。他の二人もたまには出たい、ということでしょうか。でも兄ちゃんズと同じ扱いですが…
ハンカチを拾うときの動きの優雅さもすばらしいです。そしてまあさちゃん本人が求めているときに参上するのもいいタイミングでした。
「わたしがそう信じているからですわ!!」というすごい台詞に意外な服の選択、どうやって彼女をマネキンではなく服に対する愛情を表現できる芸術家にしていけるのでしょう。
何かと楽しみです。

きゃらめるvキッス
あれ?実は、今回の前半にはプロフェッサーXの車椅子同様すぐ子供に戻ると思っていたのですが…といっても、今はHOMのあと…三つも四つもあるし、あんなややこしいもの知りません。
いきなりの大サービスは嬉しいです。なんかもうすごい色気。入学のるるぽんを使う強引さは吹っ飛びました。
るるぽんがうらやましすぎるのは同感!
かなめの変身もわかりますが、踏まれるのは笑えるやら同じ男として…
悠と話していていきなり抱きしめるのはすごかったです。
人間の友だちはまりあちゃんが初めてでは?といっても彼女もミュータントかも。
リクについてよく知らない、という彼女は何か隠しているようですが?
そして…なぜか全部の雑用をやらされる羽目になるというのがすごい。さりげなく漫画家とかアシスタントとかがあるのもいいギャグです。
本当女子って怖い。
時計台で、こういうところでるるぽんはいいところを見せるから…複雑なヤツです。
リクとの、元の姿での再会はすごくムードがあります。光の表現が微妙で、静かで哀調を帯びた音楽が流れてきそうです…なぜ頭に浮かんだのが「別れの曲」なのか、自分でも悲しくなりますが。
こんなに近くにいるのに「よろしく」…記憶を取り戻す魔法はないのでしょうか?大きくなった以上、もう魔力も元通りでは?
どうしても涙が出て、そして抱きしめられる…このやさしさはすごく包まれている感じがします。
最後にまりあちゃんの動きがちょっと気になります。これからも大変になりそうですね。

特攻サヤカ☆夜露死苦
カラー扉のなめねこに目が飛び出しました。な、な、懐かしい…
ヤンキー豆知識は知らないことばかりです。
この世界はちなり三誌からはずっと忘れられていましたね、思えば。そう思うとなぜか「あいつがHERO」を思い出してしまいました。
もう学校がいやになる孤独が転校で…で、いじめられずにすむためにヤンキースタイル、というのを笑えません。少しでも強く凶暴に見てほしい、そうすればいじめられずにすむ…という心理は痛いほどわかります。
でもあまりにすごすぎますし、クラスメートや先生の反応もバカにしか見えません。
これでなんとかいじめられずにすむ、と思ったら本物のとんでもないヤンキーが…立ったまま気絶しているというのを強いと勘違いするとか、まあマガジンに似たような作品が…げほげほ。
自分が弱虫だということがわかっていて、「ヤンキーに一番嫌な思いをしてたのは私なのに」…なんとかならないのでしょうか?どうすれば学校が安全な場所になるのでしょう。人間は人間なのだから、学校というシステム自体が間違い?それとも一人一人が強くなるべきで、順応できない弱者など死ぬべき?または正しく本能を引き出せば誰もが強くなれる?
逃げようとして雑巾で滑って豪快に、これもまあ豪快で見ていて楽しいです。
で、事実を告白しようとしたらいきなり助っ人…どんどん深みにはまっていきますね。
まあとにかく、ここまで子供向け方向ではっちゃけていれば文句は何もありません。何も考えずに楽しむべき作品でしょう。

ビューティーポップ
う、うああかゆいいいいいいい。とにかく転げまわりました。
呆然としていたナルナルが何があったか思い出しての爆走、もう笑い転げるほかありません。
二位田を無視するのは当然として…
本当にキスしたのか聞きたくて聞けないコマったろーがすごく面白いです。
でも動かぬ証拠…オッチーが怒っているのがまた後が楽しみです。
エロエロナルナル、と呼ぶのはすごく楽しいでしょうね。
うずくまって死んでいるのがまた…ああもう!頭が吹っ飛びそうです。
綺里ちゃんが自然に座る、この距離がまたたまりません!何を言うかびくびくしている、それで「キライなやつとあんなふーに」と…このずれた思いやりがまた胸が爆発しそうです。
周りのチームのことはまあ無視として…またこのおじいさんに親切にしていますが、その伏線はいつごろ炸裂するのでしょう。
子供を扱うというのは結構重要かもしれませんね。でもそれは美容院ではなく理髪店の領域では?
いきなり上位三チームというのも絞りますね。二位田チームがどうなるでしょう…別に刺客が出てくれば楽しいのですが。
それで…いきなりパイタッチ!またもう腹が大爆発しました。な、なんということを…「うわっ小っさ…」も素直でよろしい。
はあもう…爆発しすぎてもだえ死にそうですいろいろ。

結構なオチャラケBOY
連載を前にして代原まで…すごい生産ペースです。
冒頭のちょっと突き放した感じと説明、そして持田先輩のために必死で行動する動機のわかりやすさ、まいたワールドにまっさかさまですね。
ヘリで和服というのがもうすごいですね。それをまともにとがめるのが…まあまいたワールドにそんな突っ込みは野暮です。
遅刻しないように、といわれればどうしようもありません。
「なんで俺にかまうんだよ」「持田先輩に好かれるためよ!」とこの正直さには笑い転げました。
なんでもうここまで赤裸々に思いを長々と…これもまたまいたワールドなのですが。
それで話がわかる人かと思ったら翌日いきなりパーテーとは。何のつもりでしょう。馬とかロケットとかすごくエスカレートしているのですが…
絶対あきらめない、と宣言したら今度は真壁くんの彼女?それで持田先輩が彼女のことをなんとも思っていなかったことに気がつく、このさりげなく残酷で、それでいてお姫様抱っこで茶道室、とさりげなくやさしいのも…
お茶と和菓子の描写は見事です。
そして…行動はめちゃくちゃですが、茶道の人を心地よくさせるという本質はわかっているんですね。
すごく暖かい感じが伝わってきます。
器の部屋に入ったら元気出る…確かに僕も名刀やすばらしいナイフ、銃器が並んでいる部屋に入ったら元気が出るでしょう。「や。あんまり」というあっさりぐさっとずれが出るのがまた面白いです。
お互いに「感謝してるの」と素直に言い合うのも嬉しいです。
それで…うまくいくと思ったら、持田先輩が「ちょっとくやしいんだ」…いまさら告白…
いきなり少し乱暴な口調になった真壁くんは内心の苦しさをすごくよく感じさせてくれます。
そして…自分の気持ちに気づいたところで真壁くんが転学、そして…なんかもう包み込まれるような不思議な暖かさがあります。
とにかく何から何までまいたワールド大爆走でした…たまらない魅力です。
連載でもこの不思議なパワーが多くの読者を包んでくれますように…

チャームエンジェル
やられたと思ったら…運をチャームで高めるとは。
マキディエルとラミエルのにらみ合いは見ていて楽しいです。
木の上に落ちた星、その下にリコル…両方がリコルに呼びかけ、それで…これは本当に心が張り裂けます。
木ごと引っこ抜いて逃げるというのが豪快ですね。それで…今回は天気予報?
まあリコルが転ぶのはいつものことで、それを逆用して星を手に入れるとは…
ミルはもうどうしようもない完敗、これにはなんといっていいかわかりません。駄々っ子にはそれ以上の駄々っ子しかない、というのは実にうまい知恵でした。ティリくんの駄々っ子は実際かわいいです。
結局リコルの本当の記憶は失われたままですか…それはそれで残酷です。
アミーがミルと強引に友達宣言するのは嫌がらせですね?仕返しですね?
忘れていても一からミルとリコルが友達になればいい…過去にとらわれる必要はない、そういうことですか。
さて、マキディエルのたくらみとはなんだったのか…いろいろ楽しみです。

ゆれゆれラブマッチ
一気にデフォルメを強めてより幼児向けにすることで明野先生の魅力が一気に高まったようです。
冒頭のぷにっとしたかわいらしさはすごく魅力的です。
テニス部は割とどこにでもある部ですよね?
入部希望といわれてびっくりする、それで「オレたちのこと見えるんだな」…幽霊かい。
部室での不気味な雰囲気も楽しめます。
幽霊部員で本当に幽霊というのがなんかすごい。
返してもらう条件が「この子の恋をかなえてやって」というのもあまりにのんきで頭抱えました。
というか…あみちゃんってそんなに霊感が強いのに、その自覚がなかったってどういうことでしょう。これまでの人生でまったく霊と会わなかったのでしょうか?
さりげなく後ろから臭いをかぐというのが面白いですね。
死んだ犬ともう一度会えるなら…僕も何でもしますよ。
ななみちゃんが好きな人は知っている人、で悪口を言ったらすぐ悪霊化して…このギャップも楽しいです。
で、隣同士の幼馴染だとは…隠すといっても霊にそんな隠し事してもむだでしょう…ほら、ページをめくったらやっぱり。
いきなり「こっくりさん一緒にやらない?」というのはすごい誘いです。
それでこっくりさんで告白とは…真摯であればあるほど間抜けなんですよね。
ボディーガード大作戦の都合のよさも苦笑します。こういう…好きな人を守りたい、というのは…本当は好きな人の不幸を願ってしまい、それに乗じて自分の欲をかなえたい、ということでもありますから、実は悪いことなのですが…抑えようがないです。
危険といってもいきなりトラックとは過激ですね。ななみちゃんには助けることもできない…それであみちゃんが…豪快に転がって頭を打つのもユーモラスです。
ここであみちゃんが、必死でななみちゃんのことをうったえるのも…信じてもらえそうになくてもこうして言葉にするしかない、というのはすごくわかります。
「あみさんになりたい」という言葉は、遼くんのあみちゃんへの恋心を察してでしょうか?
そして、完全に雰囲気が変わった中身がななみちゃんのあみちゃん…その言葉はすごく切なくて、でも「おまえ…あみじゃないな!?」と気づいてしまうのはすごく感動的でした。
そして元に戻ったら強く抱きしめる、ここも胸がすごく温かくなります。
ななみちゃんが感じた誘惑も…すごくわかります。でも…部長の優しさも素敵です。
犬のクールさはある意味ショックです。でも一目でも会えれば、話せればそれでも嬉しいですよ。
結局部活はちゃんとやる、といっても学校側に書類上はどうなっているのでしょう…考えないほうがよさそうです。
遼くんとうまくいっているようなのはほっとします。
全体にすごく暖かい雰囲気で、今まで以上に好感が持てました。これからの活躍も楽しみです。

こっちむいて!みい子
この大きな子が四年生で、みい子ちゃんは…年長とか一年とか子ども扱い…わ、悪気はないですよね。
お子ちゃま用食器も当然ですよね、この外見では。
中学から伸びた…そういえば未来をのぞく話ではそうでしたっけ。
身長を稼ごうとする髪型も苦笑しますが、まあ身長で悩んでるなんて後の体重のことを考えれば…というかもっと上の年齢になると、ガンが見つからないか心配なのですが。
体重を大声で言うのはひどいです。それを自分の身長をネタにするとは…さすが五年生。
「おまえー松本に気があんだろ!!」という佐藤くん、鋭い。なるほどね。バカだな…
竜平の視線と、照れ隠しの言葉がまた転がりました。
そりゃあまあ…大っキライにもなりますね。カバ。
後では優しく、大人っぽい分析もしていて…こわいですね、あるときは子供かと思うとあるときは大人…「かわいーんだからよ」はもう全霊で、清水の舞台からなんてもんじゃないでしょうね…
ああもう、本当にたまりません。

来月号はまいた先生の新連載…紹介からもまいた先生らしい、すごく素敵な作品になりそうで楽しみです。
この調子でどんどん面白い作品が出てくるといいです。

目次へ

ホームへ

もえるごみへ