ちゃお2007年7月号感想

付録の扇風機には、すげえと呆然とするしかありませんでした。さらにいろいろな意味で贅沢なノートまでついているんですから…すごいです。

内容もすごく素直で熱くて面白く、満足できるものばかりです。

だって極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)きらりん☆レボリューション(中原杏)恋するプリン!(篠塚ひろむ)きゃらめるvキッス(八神千歳)コンコン×ハニー(まいた菜穂)ぎゅぎゅっと守って!(いわおかめめ)チャーム†エンジェル(もりちかこ)特攻サヤカ☆夜露死苦(和央あきら)ビューティーポップ(あらいきよこ)わかば絵日記(さくらあすか)次号予告

だって極上!めちゃモテ委員長
本格的に看板になってきたのでしょうか?
逆に言えばラブラブはどんどん遠くなっている、ということでもありますね。
春夏秋冬二十四時間いつだって輝くって、疲れませんか?
進級してもまだ告白していない、ってどうしていたのでしょう。おそらく傍から見ればラブラブだったのでしょうね。
猫には「でちゅよ〜v」というのは確かに可愛いです、東條くんなら。僕は不気味なだけでしょうが。
ラブチャンスの想像はちょっとおとなしい気もしますが、それもまあ彼女のおとなしい面でしょうか。
テモテモが猫にさらわれ、その猫は…いきなり藁人形!この不気味さがうまく生きてきました。
未海ちゃんがカナヅチだったのはほほえましいです。その強がり方も。
そしてスパルタ宣言!これもかなり、飛び上がるほど嬉しいシチュエーションです。
この水着は露出度が高いのにおとなしく可愛らしい印象を与える、不思議な感じですね。
一つ目はラブリー系、ではもう一着は…期待できそうです。
目をそらしてしまったのをノーリアクションと思ってしまうとは…まぶしすぎただけなのに。でも「かわいすぎてあせった」って、えらくストレートなことを言いますね。それを取り消すのも可愛いです。
「はいっコーチ!!」って、今の読者に通用するネタでしょうか…多分もう元ネタは誰も知らなくても、なんとなくわかるですんでいるのでしょうね。
新キャラの姫香さん…ちょっと不気味な感じですがいろいろ面白いです。モテ子にしてほしい、といわれて、一瞬凍ってしまった未海ちゃん…いつもの彼女らしくないです。
恋する女の子はきれいになる…反面恋する男は見られたものじゃないんですよね。
日焼けを日焼け止めで予防する、というのは本当に自然なことなのか首をひねります。
日焼けをしたくないなら肌を露出しないようにすればいいですし(ちょうど砂漠の服装)、露出するなら注意は必要ですが焼いてしまったほうが健康的では?
日焼け止めを塗った状態で海に入ったら海を汚すのでは、というのが少し気になるのです。
東條くんへの笑顔は、あまりに皮肉でした…ライバルを助けてしまったのでしょうか?
日焼け止めを落としてからのいろいろな…女子って大変ですね。男子は何も考えなくていいので楽です。
あの猫が姫香さんの…ということはあの呪っていた女が姫香さん?はらはらしますね。
そして未海ちゃんのもう一方の水着は…期待通り。彼女でよかったです。未海ちゃんがこの水着でも…あえてノーコメント。
「やっぱムネか?ムネがデカいからか?」には力強くその通りだ、といえます。
まあムネだけじゃなく全体にスタイルがいいみたいですが。
いきなり胸を生かして抱きつくのは実にうまいというかえげつないというか…でもこういうアタックが今までまったくなかったのに、急で不自然です。
ここまで協力してしまったら、いまさら自分も東條くんが好きとは言えない…これまた巧妙な罠にはまったものですね。
というか気になるのが、横から描いた体が前後に厚すぎるような気がするのですが…これぐらいが自然でしょうか?

きらりん☆レボリューション
冒頭のこれ、僕がツッコんでいたことをここまでやってくれたら嬉しさに悲鳴を上げそうです。
笑い転げました。
流水くんのキャラもどんどん暴走しています。本当にキス…というか彼、きらりちゃんの宙人くんへの想いを知らなかったんでしたっけ…すごい思考回路です。
ちちまろがその、妄想としか言いようがないアホ言葉にさりげなくツッコミを入れてくれているのも絶妙に面白いです。
眼力が十倍…バンコランなら非常に迷惑なことになりますね。ピエールさんまで…
宙人の怪しすぎる潜入には爆笑しました。あまりにもアホすぎる…最高。
あ、そういえばペットがいないのって宙人だけですよね。
デートの演技の可愛らしさもまたなんともいえません。
いきなり抱きつく演出は素敵でした。アイスをなめるのも、このまま放映したらかなりすごいことになるのでは。
で…宙人くんが散々暴走して、「なんでオレこんなにイラついてんだ」にはもうずべっと椅子から滑り落ちて、まともに蹴飛ばしたくなってきました。
なーさんは自分で猫だということを忘れてませんか?
実演は自分でまいた種とはいえ悲惨ですね。
そして…演技から一気に本当にキス?そして宙人くん…もう完全に収拾不能ですね。「通りすがり」はいくらなんでも無理ですよ。
それで怒鳴りあいでほとんど告白、というか「なんかイヤなんだよッ!!!」って素直な感情だけ!もうこれは頭が爆発しそうでした。
ここでのきらりちゃんの表情がまたすごく可愛いです。というかきらりちゃんも鈍いのでは…いい加減くっつけっての。というか星司くんが少し動けば、この二人はすぐくっつくのに…
クラウディが次から何をするかも気になりますが。

恋するプリン
……………………………………(笑い死に、言葉にならない)……………………
直也くんが、好きなのはプリナちゃんでりなちゃんじゃない、と自分に言い聞かせるのがなんとも嬉しい気分になります。そうやって抑えれば抑えるほど恋心は激しく燃えるものですよ。
短冊を奪うプリンちゃんの動きもなんだか面白いです。
いきなり星が宇宙から落ちて、変なのが地面に刺さって…なんか妙に可愛いです。
「宇宙人が食べ残したお菓子が妖怪に」というのは本当でしょうか?
切ない話ね、と同情しておきながら「ヤダ」には頭を抱えました。カップルの手助けなんか…っておい。
でもって「何でも願いがかなう」…今の僕はそれをもらっても個人的に願うことなどないのですが…人類の破滅を防いで欲しい、というのはありますか。
エネルギーが抜けた、ってどんなエネルギーでしょう。宇宙船に必要なエネルギーって、自転車とかとは桁が違うのでは?
自転車発電はなんというか面白いです。ポニーテールと運動着姿もなんとも可愛いです。
足が届かないとかシークレットブーツとか、もう笑い転げて…
プリンちゃんの0点テストの山がまたすごいです。
で、意外と空真くんも力はあり…あまってましたか。
がくっと崩れ落ちる姿は哀れで笑えました。
おり姫ちゃんもすごく可愛いですね。
それでお礼の短冊を…直也くんの正直さには爆笑。
なんなのでしょう、この絶妙の面白さは。

きゃらめるvキッス
この作品、引っ張りすぎないようですね。めるちゃんもまだまだ大人の姿には戻れない…と思ったらあっさり戻りましたし…僕はすれていますから、ここでもう一つ引っ張るな、と思ったところであっけなく解決するとちょっと肩透かしのような感じです。
次の満月なら…ネットならすぐ調べられますし、新聞にも月齢は載っているのでは?というか、そう考えるまで月齢や潮汐に無関心だったことに、自分がおかものだと再確認してしまいました…逆に海が生活に含まれている人にとって、月齢と潮汐は昼と夜と同じぐらい身体に刻まれている自然のリズムでしょう。
なぜ強引に結婚、というのは読み返してみればなるほど、と納得しますが初読時はすごくわけがわかりませんでした。
今夜が満月、ということにこの家の人たちが反応する…「人間じゃない」という彼の言葉を当然だとみなしている、と気づくべきでしたね。
みんなでリクのところに行くってもう飛んで火にいる何とやら。
この正座で待つのはみんな大丈夫でしょうか?
いきなり鳥かごが落ちてくるのはびっくりしました。それで全員の命で脅迫するとは…なんて強引通り越して…すごい。
めるちゃんの魔法がやっと発動したのはほっとしました。人間…といっても読み返してみれば、ここには一人も人間はいませんね。
この人たちも狼男だったとは…
リクくんがあっけなく満月の光を浴び、記憶を思い出したのはむしろ意外な展開でした。ここからさらわれて、もう半年ぐらい引っ張ると思ったので。
めるちゃんに対する…このあっけないぐらいの反応、彼女の苦しみを見てきた僕にはむしろ腹が立ちました。
るるぽんが本日一番の驚き、というのは…まあそうでしょうね。
で、リクくんはなぜ魔界に帰らないと…ここでどうするつもりでしょう。
というかこっちの世界の狼族と、めるやリクたちの世界と行き来し、リク以外の狼男を結婚相手に迎えられればいいのでは、という気もしますが。

コンコン×ハニー
やっぱりこの雰囲気はいいですね。
アメでの変身も面白い設定です。
つきあうと一言も聞いていない…この状態がいつまで続くやら。
上から銅像が落ちるというのは極悪な凶器ですね。
「この生物の教科書に」「読者モデルってやつですね」のズレまくった会話には吹き出しました。
どさくさまぎれに婚姻届というのはうまいです。
自販機の下に500円…確かにそれは泣きたくなります。なぜ硬貨は全部、高磁性の金属にして簡単に磁石で引き寄せられるように…というか、多分十年以内に紙幣や硬貨はなくなると思います。
パシろうとしている人間でも困っていれば助ける…まさにイエスがせよと命じたことをしていますね。
キツネの変身が人間への恨み、というのはすごく悲しいです。僕も…キツネは多分いませんでしたが、小さい頃暮らした家の近くの森が、今Googleマップで見たら開発されていたりしますから。
しかも森のキツネにも気味悪がられるとは…
ほかの人ともわかりあえる、といっても、たとえわかりあったとしても開発を止めるのは難しいのですが…政治経済は一人一人の善意を超え、台風のように人間の制御が及ばない、圧倒的な力で勝手に動いてしまうものです。
キツネに変身して500円玉を取る・・・ここでのササミちゃんの笑顔も素敵です。
食器棚が倒れそうになるのもスリリングでした。
そして、子分達がササミちゃんを守る、とすごく詳しく自分の思いを語るのも、その不自然さがまいた先生らしくて面白いですね。
理科室に入ったらいきなり罠、それで「2人きりになるためにこんな装置を」…頭を抱えました。
二時間制限がこれほど…だったら自分で常に持っていればいいのに。
「私がアメになるのでがんばってください」は混乱しすぎですね。
そして…彼の誠実な告白はかなりじーんとしました。
鉄を曲げてまで抜け出して蹴るとは…もしかして、脱出しようと思えばいつでも出られたとか?
明日賀くんがタヌキだったとは。で「福島が死んだら黒馬コウが困ると思って」のストレートさには笑い転げました。
抜け出そうとしてササミちゃんが窓から落ちそうに…さて、かなりスリリングな展開になってきました。

ぎゅぎゅっと守って!
なんというか、意外な方向ですごくシリアスになってきています。
安心できるホテルを渡り歩く、というのは確かに有効な方法です。
「忘れてください」というのも、ただ読むとすごく残酷な言葉に思えますが…真実を知ると、むしろ優しい言葉にさえ思えます。
でも、子供にとっては…真実に触れさせない優しさ、パターナリズムこそが一番残酷なのではないでしょうか。
みつぐくんの潰れかたはすごかったです。車でいきなりノックというのもすごい怖い。
紙切れ一枚でやめられるか…でも、それでは軍人失格です。軍人は紙切れ一枚にどんなことであれ従わなければならないのです…たとえ姫様を殺せという命令でも、広島に原爆を落として十数万の女子供を焼き殺せという命令でも、百万人のユダヤ人を殺せという命令でも。
ちなみにユダヤ人をガス室に送った人は命令に従っただけでも有罪となり処刑されましたが、原爆を投下した操縦手は裁判にもなっておらず、今も英雄のままです。
いきなりみつぐ君が倒れ、そのたくさんの傷…それを見るまでは隠し通すつもりだった…
真実を話したことはよかったのでしょうか、悪かったのでしょうか。
自分を責め、教会に誓い、家族を捨てて…その想いは痛いほどわかります。
「止めましたよ」という言葉に、ロディさんの彼に対するある種の思いやりが感じられます。
あ…あの教育係もみつぐ君に対する悪意ではなく、逆に同情と…それが姫に対するある種の憎悪になっていたのでは?
ひよこちゃんが彼のことを考えて、彼の優しさを拒む…その冷たい感じと憎々しさは、逆にその下の痛みを思うとたまらないです。
「私を意識してくださるなんてうれしすぎます」というこの紳士が…ロディさんを悪人にしなかったことが、余計にいろいろと切なくなります。
刺客の、闇に目を慣らしておいていきなり明るくするのは実にうまい。
そして…つい叫んでしまい、この豪快な…でも、彼がその一つ一つでどれだけの痛みに耐えているかを思うと…どうするのでしょう。特に、みつぐ君が姫の思いを本当に理解してしまったら…
彼にとっては、彼女を守って散るのは本望。でもそれもまた彼の自分勝手で…彼が本当に散ったら、彼女はこれ以上なく傷つく。特に怖いのが、そのことを彼が理解してしまったら…自分の努力が無駄だったのか、ただのエゴだったのかと…
かといって、彼なしで彼女が無事でいるのは難しそう…二人とも無事でいられる道はないのでしょうか。

チャームエンジェル
まさかまさかの展開です。
というかこれまでラブラブがなさすぎましたね。
ゾノがからんでくるのは、読み返してみると可愛いですね。ラミエルのひいきも。
学校ではパートナー天使は小さくなる、というのもまた可愛いですね。
「やっぱり「特別」じゃねーか」という言葉、読み返してみると嫉妬が混じっているのか、ともだえました。
この手紙は爆笑しました。こんな手紙を書くほうがバカなのですが…ミルちゃんが正論ですね。
そして新キャラのシーザちゃんがこれからどう動くかも楽しみです。立ち居振る舞いのきれいさ、というのは一番表現が難しいと思いますが、頑張ってください。
紳士淑女になれ…彼らには一番難しいでしょう。というか…紳士淑女には多くのマイナス面もあるのですが。詳しくは大英帝国とインドで調べてみてください。
こいつとだけは組みたくない、という相手と組ませるとは…この品性の大天使ってかなり性格悪いですね。
物々交換、男女交換でというのは面白いです。
男装の麗人はそれぞれ素敵ですが、女装男は見るに耐えないというのが正直なところ…
スカートにヒールが動きにくい、というのは結局体のいい武装解除ですよね。まあハイヒールには、下水も何もなく馬車…馬と人間両方のトイレ同然の汚い街路から少しでも離すため、というのもあったのでしょうが。
相手の立場で考えてお互いのことを思いやる、というのは非常にうまいです。
実際にマナーを教える場でも、これは有効でしょう。
そして…ゾノの告白は、なんかラミエルに言っている気がしたのは僕だけでしょうか?
あまりにも多くの目撃者がいるのがまた面白いです。
まあ、なんというかまっすぐな奴ではあるようです…
本格的にラブラブモードでしょうか?

特攻サヤカ☆夜露死苦
今、誤変換で「特高サヤカ」になってしまって爆笑しました。
でも内容は…想像以上に重かったです。
冒頭の「小学生の時イジメられても」という言葉、すごく共感できますよ。人生そのものが終わらない悪夢のように思えてしまう気持ち…
なぜ、強い友達がたくさんいるのに…龍斗を顎でさして「この勘違い野郎をたたんじまいな」と一言言えば済むのに、それができないのか…それって、多分いじめの本質が支配だからでしょう。人間は群れで暮らす生物であり、その群れがうまく動くには上下関係がはっきりしていることが必要…いじめの中では、チンパンジーが上下関係を確立するための行動に似たものが多く見られます。
人間も動物として、徹底的に服従するよう叩き込まれると…それに逆らうのはきわめて難しくなります。
さらに彼女の正体も暴かれてしまい…本来なら、その正体を弱みにすればより深く支配できたかもしれませんが。
アオイくんが身体を張ってくれても、泣き出して服従することを選んでしまうのは…いかに骨の髄まで支配されているかはっきりわかります。「テメー最低だな」という言葉も、その…支配に対する怒りがあるんでしょうね。ただ、不良であるということ自体が人を脅して支配する面もあるので、彼も決して完全に罪がないわけではないのですが。
怖くて怖くて逆らえない…というか龍斗に実力もある、というのがまた…不快感が強まります。
それで「おまえのこと信じてるからな」という一言…彼女にとってこれがどんなに救いになるか。支配されるということは、もう…人間ではなく奴隷…家畜、その状態を自分で肯定してしまっている…そこで必要なのは自尊心なんですよね。そして自尊心は、他の誰かに認めてもらわなければ出てこない…
「いつまで弱いの?どうして弱いの?」という言葉もすごく本質をついた言葉です。
それで、傘をパラシュートに屋上から飛び降りて、守るべき、愛する人を蹴飛ばすのは爆笑しました。ここからの…赤テープでなぜ猛牛の群れが…ま、まさかブラックタイガーの三点セット?
そして翌日普通の格好で、ありのままの自分で…なんというかすごくジーンとしました。
みんなも驚きもしないのがすごいです。
背中の、我等愛情不滅の文字がまたかっこいいです。愛死天流と、最後までヤンキー語で済ませるのがまた…
というかこれが続くとは!どんな形で続くのでしょう。まさか全国制覇?

ビューティーポップ
今回は親父が大暴走…
オッチーの自爆としか言いようがない言葉はなぜでしょう。
そして…じんましんの理詰めより、「魅力的」という言葉でかえって強く意識してしまうのがまた面白いです。
笑顔を思い出してどきどきしているのは見ていて暴れたくなりますよ。
啓の「おれも笑顔がいいと思うよv」はどんな意味が?…確かに一番厄介です。
酔っ払いのすごい行動はいろいろ面白いです。
きれいな髪は僕も好きです。
お互いの呼び方の話になってしまったのは…なんかすごく楽しいです。綺里ちゃんもボサボサと呼ばれるのは嫌だったんですね。お互いいまさら名前で呼ぶのは…死ぬでしょうね。
綺里パパの、いきなりでてきての華麗な動きはすごい迫力がありました。
この握り締めた拳は…ビリー?
そして…「君程度の才能では」というナルナルパパの台詞、あれは単なる傲慢な嫌がらせではなく、綺里ちゃんの才能も…綺里パパの才能から見れば比較にならないぐらい劣る?
ま、まさかナルナルパパが本気を出したら、ナルナルやビリーはおろか綺里ちゃんさえ幼児に見える…綺里パパにぎりぎりで及ばない程度の技術と才能があるとか?そうだったらどっひゃーと吹っ飛んでしまいます。
ナルナルの真剣な表情は男らしいですね。自分の実力のなさがわかる…これまでの彼はプライドがジャマして現実をありのままに見ていないような部分もありましたが、成長したのでしょうか?それとも…それほど、圧倒的だったのでしょうか。
ビリーの反応も、実力はわかるけど怒りのほうが強い…そしてどこに走っているのでしょう。
三者三様の反応がすごく興味深いです。
そして櫛を返しにきて会話にならない…「小柴と言いたいらしい…」がもう全身硬直し、腹圧で身体がはじけそうでした。
トイレと勘違いされ、櫛を渡して手が触れて…あのバナナの皮が生きるとは!
壁に押しつける形を綺里パパに見られてまずい、と思ったらそれどころじゃなく…いきなり二人きりで一つ屋根の下!勘弁してくれ…頭が沸騰する…刺激が強すぎます。
というかまずやることは、練習では?見たものを忘れないうちに手に刻まなければ。

わかば絵日記
すごくいい作品です…とにかく素直で可愛い。
男子が苦手な子が、自分以外全員男子…それは辛いですね。逆にもし逆だったら、僕が自分以外全員女子、もちろん好きな子以外の…かなり辛いと思います。といっても、確か僕の林間学校では初めから男女別で班を作っていましたが。
男の子は子供っぽくて乱暴、というかただのバカ。話している内容も、今は女子も少年漫画はある程度読んでいるのでは?それに彼女が興味ないだけでは。
逆に男子から見ても、女子はまったく理解できない生き物です。僕にとっては…少なくとも暴力的に攻撃してくるわけじゃないので安全な存在ではありましたが、なぜか近づいてはいけない存在のような感じがずっとしていました。
いきなり倒れたところを抱きとめてもらって、ドキドキを意識するより緊張して怖い、というほうが先に出るのも…ううむ、中学生のころの僕も意識せずに女子を怖がらせたことが相当あるのかもしれません。
スカートに血が、というネタが出てくるのは大胆ですが、この場合すごく納得できる話ですからもちろん僕はいいと思います。女子にとっては切実ですし、小学校低学年や幼稚園の女子も、将来起きることですからちゃんと心の準備をして欲しいですから。
女子にとってそれがいかに恥ずかしいことか…なんだか胸が爆発しそうです。
ぱっと上着を着せ掛けて離れて手当てする、と、彼は年齢に比べて成熟しすぎてませんか?と思ったら、姉がいて慣れていたというわけですか、なるほど。
「もしかしておまえって男苦手?」というのもストレートでいいですね。ここの会話はすごく素敵です。
彼も女が苦手、というのがまた…
「男とか女とかこだわりすぎてたのかな?」というのもそうでしょうね。それ以前にどちらも人間ですし、頭や性格、運動神経のよしあしとかいろいろありますし。
みんなと遊ぶのは簡単、と思って…ここでの彼の、いきなりの乱暴な言動は読み返すとため息が出ます。彼の行動自体は模範的なのですが。
後ろの男子達がなぜざわめき、口笛を吹いているか、というのもうまいですね。
「早く上がれって」というときの迫力と力の強さに彼女がおびえてしまう、というのもなんというか…その恐怖感がすごく伝わってきて、逆に彼の衝撃も…
下着が透けていたから、という真相もうまいです。
そしてすぐに謝れてよかったです…彼女もいいところがありますね。
彼の混乱した言葉もなんだか見ていて恥ずかしいというか…とにかくうらやましいです。
フォークダンスに手を差し出すのもすごくうらやましいです…僕の中学時代は男女の反感が強くてフォークダンスはなかったので。
もし僕の林間学校でフォークダンスがあったら…想像してしまったじゃないですか…僕はあの頃から宝塚ファンでしたから、ものすごく気障な誘い方だったでしょう。それこそ話しかけるかわりに歌いかけながら…当時知っていた曲なら主にディナーショーのビデオから『ワンナイト・オンリー(Tom Eyen, Henry Krieger )』『チーク・トゥ・チーク(フレッド・アステア)』や『聞かせてよ愛の言葉を(Jean Lenoir)』『じらさないで(作曲:G・ヘンリック、訳詩:岩谷時子)』などいわゆるシャンソンメドレー、他の誰かが誘ったら『ラストダンスは私に(作曲:M・シューマン、訳詩:岩谷時子)』を歌いかけ…最後は当時一番好きだった『si l'on revient moins riches(マイケル・サルドゥー)』で…『あゝ君を愛す(作詞:阿古健、作曲:寺田瀧雄.』『君はマグノリアの花の如く(作詞:植田紳璽、作曲:寺田瀧雄)』もいいですね。結局彼女は他の誰かとラブラブで、僕は『思い出は遠く(作詞:太田哲則 作曲:吉崎憲治)』『あなたに(作詞:植田紳璽、作曲:寺田瀧雄)』『霧深きエルベのほとり(作曲・入江薫、作詞:菊田一夫)』『ラ・ボエムCharles Aznavour 』を絶唱する羽目になったかも…それを想像するのもまた今となっては楽しいです。今の僕は「エリザベート」を知っているので、ダンスに誘うのはもちろん『最後のダンス(作詞:Michael Kunze、作曲Sylvester Levay、訳詩:小池修一郎)』でしょうね。
お互いもう少し大きくなったら、いろいろあるけど…こちらこそよろしく…Dear女の子、from『読者がこれから出会う男子』。
というかこの話を和樹くんの目で、日記で見たらまた面白くなりそうです。

来月号は葵先生の…タイアップは残念ですが、いろいろ熱くなりそうです。
そしいて読みきりも別冊付録もあって、ずいぶんと贅沢になりそうですね。

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