ちゃお2007年8月号感想
付録のカードの華やかさは抜群でした。
親子カバンも非常に実用性が高いです。プールに最高ですね。
ChaoStyleの店の地図も興味深いですが、これは東京に行ける子限定なのが少し残念。
NINTENDO DS用のペンは確かに面白いのですが、本体を持っている人限定なのはちょっと残酷かもしれません。
今月号、来月号と読みきりが多く、すごくバラエティー豊かで嬉しいです。
このなかから次代を担う新星が出てくることを祈りましょう。
電脳コイル(久世みずき、原作:磯光雄・徳間書店・電脳コイル製作委員会)きゃらめるvキッス(八神千歳)きらりん☆レボリューション(中原杏)だって極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)こっちむいて!みい子(おのえりこ)リズミカル☆スタイル(葵みちる)恋するプリン!(篠塚ひろむ)チャーム†エンジェル(もりちかこ)ぎゅぎゅっと守って!(いわおかめめ)ビューティーポップ(あらいきよこ)コンコン×ハニー(まいた菜穂)なつやすみ、きみの町(環方このみ)次号予告
電脳コイル
アニメを見ていないので、そのあたりの背景はよくわからないのですが…
とにかくみんながメガネをかけている、というのはある意味たまりませんでした。得に優子ちゃんの普通のメガネが抜群に似合っています。髪や身体、服からもすごく魅力的な感じが出ていますし。
このメガネ…ゴーグル型ウエラブルパソコンは、パソコンと携帯電話を合わせた理想的な進化形ではないでしょうか。僕が書いた「こんな明日はいかが?」という近未来小説でも、これより一回り原始的で現実的なシステムですが、ケーコというウェラブルパソコンを普及させています。
ただ、この…実際に電脳世界の化物が現実の人間を転送したり飲み込んだりと、現実の物理法則にも入り込んでいるのはさすがにびっくりしました。初読時は、前半では普通の高度なウェラブルパソコンだと思って読んでいたので。
まさか「マトリックス」状態?それとも世界の隅々まで、素粒子レベルのナノマシンが行き渡って支配しているとか?あとここまで小型化できるなら、脳直結のほうが早いのでは…
いきなりウンチ、と叫ぶ妹はかなりインパクト強いです。
めがねをかけるといろいろな電脳空間の生き物が…なるほど。
道順ウィンドウが表示できる、というのは今の携帯電話にもそれに近い機能はあります。実際、ヘッドマウントディスプレイが不思議にも無視さえていなければ、この機能は明日にも実現できそうです。
いきなり飛び出したところに別の誰か…初読時は一瞬男の子を期待したのですが。でもすごくカッコよくて精悍な、優子ちゃんとは対照的で印象が強いです。
それでいきなりケンカになるのも…基本的には相手が男子で、マイナスの印象から…というパターンを変形しているような気がします。
転校生が一人じゃなくて、これが男子だったら完全に運命ですよね。
名前の読みが同じだから「ヤサコ」と「イサコ」…漢字って便利です。
文江ちゃんと大地のケンカもほほえましいです。
あのおばあちゃんが有名人だったとは。本編でそのすごさがあまり出てこなかったのは残念でした。
探偵局…子供はそういうの、好きですよね。
イサコのきつい言葉にも「自分の考えが言えるってすごいわ」と好意的に取るのは…逆に彼女には自分の考えが言えない?
バグを持った電脳生物とサッチーという対策ソフト…最初は普通に、今のコンピューターの延長で考えていました。
ハラケンと会った時の一目ぼれが、すごくさりげなく柔らかい描き方で素敵でした。
空中に多数のウインドウが浮かんでいる図はいいですね。
なんでも願いがかなう…やはりこの世界は「マトリックス」状態?
強引にヤサコちゃんがコイル探偵局に引き込まれてしまうのが苦笑します。
角に出てくる小さな猫状電脳生物も、何か重要な役割を?
イサコと突然昇降口で会って、この会話はなんだか緊迫感があってどきどきします。前の学校でのいじめの件は、自分の考えを言えない気の弱さと関係が?いじめについて詳しく描かれていませんが、その分…嫌な想像をいろいろしてしまいます。
あ、さっきの猫型電脳ペットはスパイでしたか。
メガネの機能で人を殴り倒したりできる、というのではじめて違和感を感じ始めました。
僕もウェラブルパソコンができれば、それとオモチャの銃などを組み合わせてバーチャルゲームができると思いますが、それで人に現実の危害を与えられるというのは物理法則をねじまげているような…
オヤジ盛りはかなり間抜けです。なんか二股大根みたいでもありますね。
汗だくになっていくのはいかにも暑そうで、こちらもクーラーをドライから冷房にしたくなります。
どうしようもなくなりそうなところに「ウンチ!」と妹が叫ぶのは、多分空気を読んでやったと思います。小さい子はそういう勘が鋭いですから。
クジラみたいな化物とサッチー…どちらも、人間に実際に危害を加えているのにびっくりしました。この電脳空間がものすごく、実際に人命に関わる危険なことになっている…?とんでもない話ですね。
翌日、ハラケンが出てきたときに赤くなるのがすごく可愛い。
あまりに巨大なイリーガル…これ、もう子供の問題ではないでしょう…
フミエちゃんの、オヤジへの裏腹な感情もすごくうまい糸になっています。
ダイチをビームにするイサコの強引さには苦笑しました。
イリーガルの中での、ヤサコの昔の話はやはり胸が痛いです。「いいかげんな気持ちで友だちになったりしない」というのは…確かに僕も反発のほうが強くなります。偽善者、と叫びたくもなります…
一人になるのが怖くて他人を傷つける…それが人間の邪悪さの正体なのでしょうか?
突然イリーガルが崩壊し、イサコがミチコさんをさらって違法の電脳空間に逃げ込む、ここの緊迫感が、「わたしを信じてハラケン」「ならぼくも行く」と、すごく甘いラブラブな空気が広がるのはなんだか嬉しくなりました。この手の取り方もいいですね。
この電脳空間に、さりげなくいくつかのURLが出ているのはうまい。久世先生本人のコメントにはなるほどと思わされました。
「さびしいなら素直にそう言えばいいじゃない」って…言えるわけないじゃないですか。弱みを見せたら(魂を、も含め)殺されるか奴隷にされるのが人間世界なんですから。
そして時間切れで解決していないように見えて…でも二人とも、何とか問題を解決しようと駅に…最後のなんだか痛みがあるけれどすっきりする感じは実に秀逸です。
単行本化も楽しみですし、オリジナルでまた今度はどう登場するかも楽しみです。
きゃらめるvキッスsweet!
めるちゃんの大人姿はますます色気豊かで、見ていてとろけそうです。でもまたすぐ子供に戻って、あまり大人姿は出てこないのでしょうね。
この人物紹介はちょっと間抜けな感じもします。
狼リクのまま学校にきて、めるちゃんも抱きっぱなしというなんかすごい眺めです。
いきなり「キミおいしそうだね」…完全に狼…というか女好き版バンコラン…熟女もありというのがまたすごい。
人気もどんどんすごくなり、一体何が起きているのでしょう。めるちゃんまで染められている、と…彼女も含めて魔法で支配されている?というかめるちゃん、魔法探知や対抗魔法は下手なんですか?
研究者の耳に、というのも苦笑します。
それで忠告しようとして、女子達に暴力を振るわれてキスでごまかそうとするリク…もう最低ですね。
悠に泣きつくのもわかりますよ…これじゃ男としては放っておけないです。
それで男同士超能力大戦になりそうになるのは実に痛快。
そしていきなりリクが意識を失い、またプレイボーイ時代の記憶もない…誰かの精神支配を受けているとしか思えません。やはりプロフェッサーX?それともダークフェニックスやカサンドラ・ノヴァ?(X-MENネタやらずにすまんのかい)
めるちゃんが常時、リクに対する精神支配に警戒して結界を張っておくしかないのでは…相当狙われていますよ。
魔界に帰ったら帰ったで、まだ追ってきそうな気もします。
まあ早いところ式を挙げたほうがいいと思いますが、それもまた妨害されるでしょうな…。
まったくどこまでいっても結ばれない運命のようです。
きらりん☆レボリューション
きらりちゃん鈍すぎますよ。というか、むしろ見ればわかる事実からあえて目をそらしているような。
このクイズはどうみても1でしょう。2はよくもまあ考えてしまったものです。
全シーンちゃんと撮れているなら、そんな探す必要もないのでは?誰か一人連絡に残すか、携帯電話に連絡すれば。その後のミーティングが何かあるならわかりますが。
流水くんに文句を言うのが、まったく届いていないのはなんだか、とっとと殺してやりたくなります。
すぐ自分のペースに引き込む、こういうところが…邪悪だと感じてしまうので。
一人暮らしのマンションで、なんてきらりちゃん以外の女の子に言ったら警戒されますよ?まあ彼女ならごちそうといえばほいほい行くでしょうが。
このトレーニングはすごすぎます。
宙人くんが怒るのは…わかりますけど、そんな口調で言えば言うほど反感もたれるだけですよ。
最低限マネージャーも連れて行くべきです。
とうとう「昨日…どうして宙人くん撮影現場にいたの…?」と聞いてしまったのは心臓が止まりそうになりました。
で、宙人のアホー!!!まともに蹴りを入れてやりたくなりました。
そして服を選んでやる、後ろから包み込むように寄り添っているのがまたもうすごくドキドキします。近すぎますよ。きらりちゃんの体の小ささ、宙人くんのすらっとした体の感じがなんだかすごくわかって…下手に裸で抱き合っているより強烈です。
星司くんが来なかったらどうなっていたでしょうか。
流水の妄想はひたすら崩れました。眼力によほど自信があるようですね。
三人で入ってくるのはなんだか華やかですね。
まあ計画丸つぶれ…誰もいない言い訳を聞いた時点で意図も見え見えです。なのにあくまでごまかすのって…邪悪ですね。
この差し入れは信じられないぐらいです。そしてきらりちゃんのプレゼントは…とんでもないのを期待してしまいます。
そして計画はもう崩れているのですが。今回星司くんが動いてくれそうで、それも楽しみです。
だって極上!めちゃモテ委員長
なぜこう、協力する立場になったら自分も好き、とは言えないのでしょう。
この積極性、なぜもっと前から出ていなかったのか、は禁句ですね。
きもだめしも男女をくっつけるにはいいイベントですね。
そして、ライバルであっても目の前で下手な着付けをしているのを見ると委員長魂が出てしまう、これはもうどうしようもないですね。
すごく品のいい着付けですね。浴衣着付けの全体を丁寧にやるのはスペースが足りなかったのでしょうか?
大股を開いたら、本来下着を着けないので大変なことになります…
「体調悪いならホテルまで送るぞ?」という東條くんの優しさには感激しました。せっかくですからホテルまで送ってもらって、そのまま…vなんかすごい想像で吹き飛びそうになりました。
「オバケ役がこわがって出てこれないだろ」「無理です」はちょっと苦笑。
彼女のことをよくわかっている西崎くんの優しさもすごく素敵でした。しつこく鼻を押し上げるのもすごく楽しいです。
本当に世話が焼ける二人…西崎くんから見ても、もう二人は両思いなのでしょうか?
ただ、こういう事態になるかもしれないので最低限のサバイバルキットは用意しておいたほうがいいでしょうね。この状況ならポンチョなどの着る雨具、エマージェンシーブランケット、小型防水のLED懐中電灯、ホイッスル、ライターとマッチと小さなローソクとティッシュ、絆創膏と消毒薬とガーゼ、手ぬぐい、水500ml二本、新聞一部、ロープ、ソーイングキット、ヴィクトリノックスのキャンパーかラックサックが望ましいでしょう。
下が海で…本当に幸運でした。助かったのが嘘みたいですよ、下が岩でも大怪我ですし、夜の闇の中浴衣で海に落ちたら、泳げたとしても足がつく深さでも普通は溺れます。
東條くんの助けはカッコよかったです。そしてぎゅっと抱きしめてくれる…うわああっ!
星野さんもすごい根性ですね。そして岩山で…ロウソクと線香花火まで、実に用意のいいことで。そのロウソクが獣脂ロウソクだったら食べられるのですが。
で、なんでテモテモも…というかあのダミアンという猫は何を狙っているのでしょう?
そして三人で一晩、ふふ…。まず濡れた浴衣を脱いで…
でも残念でした、委員長と東條くんが二人きりで一晩、というのを楽しみにしていたのに!
こっちむいて!みい子
150回のカウントダウン状態ですね。
夏休み、育児で大変な母を手伝…うのはまもるくんがちゃんと二人分やっているから大丈夫ですか。
あの写真、いまだに引きずっているんですね。笑うしかありません。
この魔法使いの気持ち、よくわかります。
確かにいつ何が起こるかわからない…今ここで大地震が起きてあっさり死ぬかもしれないです。
いきなり小さくなったら、かなりすごいながめになりますよね。
といっても、実際には小さくなった場合二乗三乗則でいろいろ変化が出ます。一辺を倍にしたら、正方形の面積は四倍、立方体の体積は八倍になります。逆に大きさが十分の一になれば、骨や筋肉の太さが百分の一、体重が千分の一になりますから、力や骨の丈夫さが十倍になるのと変わらないんですよ。
だから落ちても無事だったのです…実はアリが高いところから落ちても無事なのは、元々丈夫というより二乗三乗則の力でもあるんですよ。
さらにその二乗三乗則で熱も逃げるのが早くなって寒くなるなどいろいろ面倒なことが起きます…本当は。すぐおなかがすくのも実はリアルな描写です。
また、このサイズではあまり出てこないかもしれませんが、もっと小さくなると空気は水のように抵抗が強いものになります。
アリは相当怖い存在ですよ、噛まれたら痛むのは蟻酸という毒を出しているからですし…ましてカラス!ここも小さいですがちゃんと野性の弱肉強食の世界なんですね。
まりちゃんに叫んでも伝わらないのは声の波長が変わって人間に聞こえる音ではなくなるからですね。机に登って字を書けば、またその字を拡大すれば伝わるはずです。
素直になれ、というのは…こいつに対してじゃなく、自分に対してですよ。
まず自分に素直にならなければ、人に素直になるなんてできません。
リズミカル☆レッスン
明るくてすごく雰囲気がいいです。
あたしの知らないことがたくさんある…そうですね。読者も、僕だって知らないことはあまりにもたくさんあります。多分僕のほうが読者よりも知らないことは多いですよ、とても肝心なことで。
主人公が優等生、というのはなんだか不思議な感じがします。
勉強とか早食いとか、なんでも競争したがる年頃ですよね…男女でそれができるのは幸せな話です。
「ゆっくり食べたほうがおいしいじゃん」…確かにそうですけど。
ダンスのイメージが社交ダンスになるのはなんだかわかります。
それで踊っている彼の印象は…本当にすごい。かなり迫力のある絵です。
ついそのまま真似てしまって動けるのはものすごい運動神経、脳も身体も総合性能が高いのでしょうね。
僕は残念ながら、脳のどこかで左右の感覚がおかしいらしく、写真やイラスト、ビデオなどの動きをまねることが非常に下手です。写真やビデオの人が右手を上げるのを何も考えずまねようとしたらこちらは左手を上げてしまうのです。だから正しくやるには一つ一つの動きを頭の中で反転処理しないといけないので、ものすごく時間がかかって流れとしてできないのです。
しかも頭の中で一々余計なことを考えて自分なりに動いてしまい、素直に目と身体を直結することができないので手本を見ながらやっても習得には人の何倍も時間がかかってしまいます。初見で振りを写すなんて夢のまた夢です。
みかるちゃんのダンスはリズム感のよさと楽しさがなんだか伝わってきて、キャンディがたくさん弾んでいるような印象です。
いきなり入れてもらってそのまま一気に踊りだす…なんでついてこれるのでしょう、初見で。うらやましすぎて顔がゆがんでいます。
いきなりぱっとスクールに入るってずいぶん大胆ですね。
でもここ…ジャズやブレイク…バレエやタップなど、基本になるものがないんですね。少なくとも宝塚受験科はなさそうです。
まだダンスじゃない、というのはどういうことでしょうか?基本原理主義者でないなら、楽しく身体を動かしていればダンスでは?
自分で踊って理解しろ、というのはわかるのですが…ちゃんとついていっているのに?
こうして頭から「違う」といわれてしまうと、どうしていいかわからなくなります。
いくら頑張っても、どう真似ようと努力してもぜんぜん違うようで、どこから出発してどこに行けばいいのかわからない、宇宙に放り出されて上も下もわからないような、発狂しそうなほど不安になるのです。特に悲惨なのが弓道の離れでした…
それは本当に言葉では伝えられない何かがあるのでしょうが。何か、根本的な体の使い方が違うのでしょう…普通に暮らしている人は。身体を動かせる人とそうでない人に何か言葉にできない違いがあるのでしょう。それも日本の牙を抜かれていない武術、中国武術、西洋スポーツそれぞれぜんぜん違う…
「それはこれから学んでいけばいいの」と、里純くんの言葉を否定していませんね。でも楽しいという気持ちが大事、としっかりフォローも入れていますか。
いきなりチャレンジコンテスト、というのもすごいですね。それも新しく入ってきたみかるちゃんと…
「里純だってそれにきづいてるでしょ?」と、里純くんの反応はそれも正しいとわかっている…なんというか、この先生と里純くんはまったく別の世界で意思疎通しているようですね。
今のところは意地悪とか変にじめじめした空気がなく、すごく楽しくて明るく素直に楽しめそうです。
恋するプリン!
今回の話は珍しく友也くんが怒りました。一線を越えた邪悪にはこう反応するとは。
白刃どりはなんとなくわらえました。
友達にもらったヘアピン…になぜプリンが怒るのでしょう?
さすがにこれはあまりにひどすぎました。このぼろ泣きも…友也くんもさすがにこれは、いつもの「プリン悪くないモン!」にはごまかされないようです。
何も言わない厳しさは、下手に怖いより怖いです。
回想の雰囲気もすごく甘く、だからこそすごく傷ついているのもわかります。どれほど大切にしてきたか…
直也くんも素直になれないですね。逆に友也くんはあくまで素直…りなちゃんも素直になぐさめられていますし、友也くんのぬくもりがすごく心地いいです。これだけ暖かく包まれたら…それに甘いアイスミルクティーの糖分も精神にはいい薬になりますし。
「安心していーからね ボクにまかせてね」という言葉もものすごく安心感を与えてくれます。
空真くんを呼び出して、何か決闘ムードになるのは不思議と笑えました。でも彼って万能魔法使いじゃないですよね?
友也くんの優しさと賢明さにはつくづくため息しか出ません。千秋ちゃんもずいぶん度胸があるというか順応性高いですね。あ、手紙に書いてあったんですか…よく信じたものだ…
本当にいい男を見つけましたね。
すごく暖かい気持ちにもなりましたが、この話が結構転機になりそうな気がして不安でもあります。
チャームエンジェル
とうとうこの時が来てしまいましたか。甘くはないようです…
ラミエルの「ごめんなさい」は吹きました。
そしてみんながぞろぞろと…悲惨。
「気づいたら声に出して」って男です。こういうまともな男が出てきたのは初めてかも。
ラミエルの動揺も先が楽しみですね。
そして…プレシテアの不調は、ここでは大したことがないと思ったのですが…
運の大天使は実に明るく、遠足となんか楽しい感じですが「あみだくじで落とされた」というのもすごい話です。
みんなでの変身も華やかですが、読み返してみればこのメンバーがそろうことももうない…
運を試す授業…これもまたきついですね。
いきなりすごく怖そうな…像に見えたら…というか「運」の試練自体、不幸体質のリコルがいる時点で絶望的じゃないですか!
「どうか食べられるとしたらせめておいしく調理を」というのも苦笑します。
恋の相談をされてみたい…運が良すぎます、彼女こそまさに今恋の相談をしたい立場です。
コスプレ技はむしろついでですね。
「もしかしてあの人!?」「←知ってるくせに言う」…リコルのこの言葉とツッコミは運動したばかりの腹筋が切れそうなほど笑い転げました。
ハートが素直に…この天使も結構優秀かも。
いきなり例の雑誌記者、そこに怒っているラミエル…すごい迫力です。
「終わってすぐ飛んできた」ってこっちが飛びそうになりました。鼓動が…教えてくれたようですね…
そして、ラミエルへの思いを言葉にしたこととプレテシア(とコム)との別れ…関係があるのでしょうか。
「あなたの未来に私の想いも」…あまりに重いですね、このチャームは。
あまりにも辛い別れです。
他の仲間も、これから…それを思うとすごく辛いです。
ぎゅぎゅっと守って!
うわ…邪悪な笑顔。
起きたらベッドで一緒、というのも苦笑しました。しかもダブル。
敵も今回は有能でしたね、とりあえず任務は果たしたわけで。
これで…周囲の人が掌を返したらすごく辛いことになるところでしたが、そうはならなかったようでほっとしました。
実の姉だとも知らなかった、とはあまりにものん気すぎます。
姉妹ゲンカだから話し合えば…ちょっと歴史を勉強してください、まあ文学的なところで古事記と義経記と十八史略と『ローマ人の物語』とシェイクスピアと…ぐらいは。ついでに王族にとってはイリアス・ガリア戦記・ローマ皇帝伝・アエネイス・ローマ帝国衰亡記・シェイクスピアを原典で読んでいるのは当然だと思いますよ。間違いなくクィルはそれぐらいできているはずです。
さっさと閉じ込めるロディさんの行動はあくまで正しいです。
そしてみつぐくん…肝心の姫様の気持ちは聞かずに、勝手に身を引いて命を無駄にして…でもひよこちゃんも実は悪いです、下手にみつぐくんの身体を気遣ったら、彼が命の捨て場を探すのは当然ですよ。あまりにも彼の気持ちはわかります。
そしてロディ…監視が甘い!
あっさりともぐりこんでいる行動力はお見事としかいいようが…まあロディさんがあっさり捕まえはしましたが。
ロディさんもここでここまで口説かなくても。ここまでまっすぐに言われると怒れなくなる、というのもわかりますね。
しかし…まさに飛んで火に入る夏の虫。というかロディも完璧超人じゃない、むしろドジですね。
というより情報機関とかボディガードとかは、本来人間には無理なことをしているのでしょう…だからへまが多いのは当然です。それでも必要ですし、最善を尽くすほかないんですよね。
みつぐくんもいつもいいタイミングで…もしかして、安全なところでタイミングを見計らっていませんか?古代とデスラーが互いにやるように。
こんな状況で、どちらに助けてもらうか選ばなければならないというのも面倒ですね。なんか、愚かなロバの話を思い出します…左右等距離に飼葉を置かれると、どちらに行っていいかわからず餓死してしまう。
ビューティーポップ
うぐ…みんなジャマ!二人きりにしてやればいいのに。
いきなり男の子に留守番を頼んでロスまで…まあもう一人男の子はいますし、少なくとも僕は彼が絶対安全だということは知っています。
どーすんだよ…まずコンドームを確認してシャワーを浴びてきなさい(死)。
「べつにいーよ」という言葉はむしろありがたかったでしょうね。「そっちのほーが危ねーだろっ」も苦笑します。宙人に並ぶツンデレ。
それでしどろもどろになるのを「やーらし」と切られるのは、男としてはこれをやられたらかないませんよ。
緊急入院というのも心配ですね。本当は綺里ちゃんも飛んで行きたいのでは?
ここまでシャンプーだけ、というのも寂しい話ですね。結構怖がり、というのは意外な一面です。
走り出したら気になるから追う、って何か本能に素直な人です。
停電で不安になって綺里ちゃんの家に戻ってみたら…腕にゴキブリ!これは怖すぎます。
そりゃ抱きつきますよ…僕も怖くなってきました。
気がついたら抱きつかれてパニック、というのも実に楽しいシーンです。
そして震えている彼女…そして優しく抱き寄せて…ああもう、ずっとこのまま放っといてくれたらよかったのに!
倉庫に閉じ込めるのはまあいい気味です。二人とも何も知らないのが苦笑させられます。
そして帰ってきたら啓くん…今度はこっちが抱きついて…ああもう、なんでこうジャマばかり入ってくるのでしょう。
みんな野暮すぎます!二人きりにさせてやればいいのに!
朝目が覚めたら隣に…これには十キロほど走りたくなりました!
そしてパニック状態のナルナル、そして笑い出す綺里ちゃん…なぜオッチーまでいる…ジャマーズめ!
変な化粧は苦笑しました。
ジュンナくんもずいぶん器用ですね、真っ暗な倉庫から脱出するなんて相当大変ですよ?
で、スクープ写真入りの携帯電話を掏るとは器用な。でも…むしろやばい人の手に渡ってしまったようです。
そしてオッチーの宣戦布告、これからどう遠慮なくくるかも楽しみになってきます。
でも惜しかった…あのまま誰も来ないでずっと二人きりだったら、どれだけ気まずい夜になっていたか!徹夜でぼろぼろのナルナルを見たかった…あああああ!
というか、昨日せっかく見た綺里パパの超技術を復習する暇はなかったようで…それは残念でした。
ラブラブモードに入ってからどんどん楽しくなってきています。これからもガンガンやってください!
コンコン×ハニー
まいたワールド、最後までフルスロットルスーパークルーズで突っ走ってくれました。
この扉絵の魅力に、この連載でいかに成長したかはっきり伝わってきます。
いきなり窓から落ちて…助ける手が届かない、ここは何が起きたか一瞬わかりませんでした。
子分も、ササミちゃんもよく無事でした…普通は高い階から人が落ちるのを下手に受け止めようとしたら両方死ぬだけです。
安心したら涙が、というのがいかに強い恐怖感だったかわかって…コウくんの「ごめんな」の意味がわかってしまったら、それはもう…僕なら腹切ってます。生きていられないですよ。
それでいつもどおりジャンボパフェを前に大声で叫び交わしているのは痛々しいですが苦笑します。
棒読みで「あずかった!!」「きゃー助けてください」はさすがに笑い出しました。
「人なんて…好きになるんじゃなかった…」という言葉も痛いほどわかります。僕も最初から自分に人を好きになる力なんてないとわかっていればよかった、と思っていますから。
明日賀くんの嫌がらせも子供ですね。
「学校来なくて」にストレートに「来てほしいんですか?」…真実しか見えない子にはかないません。
人でもキツネでもない…それがまた辛いですね…僕も自分は人ではない、という感じが小さい頃からあまりに強くて、でも人以外の何にもなることができなくて絶望しきっていますから、痛いほどわかります。
そして一気に行動して…なんというかすごくストレートで、微妙にずれた感じも余計力を伝えてくれます。
明日賀くんの言葉もなんだか胸にしみてきます。
みんなの善意に支えられて、というのもまいた先生らしくてすごく素敵です。
そしてコウくんの心を開かせる叫びも、すごく胸が温かくなりました。それで口げんかになって、キスで強引に飴を食べさせて…もう!
いきなり結婚式で落ちをつけるのもふわふわした気分になりました。
これだけの力、出し尽くしただけまた次はもっとすごいのがきっとできますよ。すごく楽しみです!
なつやすみ、きみの町
まいこちゃんは、一人旅の最中に遭難した。おばあちゃんちに行こうとして、バスに乗って、寝過ごして…そこでふとおいしそうなにおいにつられて入った食堂、でも財布も落としていた…そこでしばらく働きながら連絡を待つことにして、ちょっと不思議な夏休みの始まり!
すごい。抜群の面白さでした。こういうテーマ設定も今はかえって難しいでしょう。
絵の素朴さととことんはっきりした表現、細部の丁寧さもすばらしい!
この状況は、僕がすごく小さい頃から内心恐れていたものです。今でも僕は一人で、食券制でないレストランの類には入りにくいんですよ。
いいにおいでおなかがすいて、と…導入部のコマの大きさ、わかりやすさがすばらしい。
このどうしよう、という気持ちが、汗がにじむほどわかってしまいます。
おばあちゃんのところに連絡はしたのでしょうか?また、旅行先の連絡先は?多分すぐ保護者に連絡はついていたと思います。
まあほっとしました。
「となりの部屋出るから」と、この男の子の乱暴さも可愛い!
できないならできないと、とこの優しさと乱暴さ…嬉しくて笑い出します。
犬の散歩でも結局、あ〜あ…自分にできることとできないことの区別ができないこと、できるできないをちゃんと伝えられないことが、子供ということなのかな…と深いため息が出てしまいます。
初めての道を散歩するのは元々無理ですよ。
この一人ぼっちの恐怖はすごくよく伝わってきます。
勇樹くんがぱっと来てくれて、おんぶしてくれて…というか犬は?
きのこ狩りというのも楽しそうです。子供を遊ばせようとしてなのか、それとも地元のキノコや山菜を調理する店なのか…
白黒でわかりやすい毒キノコはテングタケ系のようですが、最強なのは純白のドクツルタケです…
イナゴも実際食べられますが、それを嫌がらせで見せるのも可愛い。それで無反応というのも、とことん都会っ子?
花を髪につけてくれるのもすごく素敵でした。
犬を探して滑ったら蛍、というのも、この場所がとことん素敵ですね。
ぱっと手をつかんで「ひとりで歩くとまた転ぶ」と、この優しさ!すごく深いため息が出ました。
見つかったのは財布、というか…財布が見つからなくてもすぐ連絡はついたはずです、留守番電話でしたから。
だから、どっちみち…そんなに長くなることはなかったはずですが、やはりまいこちゃんの主観ではいつまでも続くような、不安と緊張が入り混じる思いだったのでしょう。
そして勇樹くんの見送りも素敵でした。この花がどんなに嬉しいか…すごくストレートに伝わってきて、胸がいっぱいになりました。
お互いのすごく素直な「ありがとう」という言葉、胸がいっぱいになります。
こんな素敵な夏休み、宝くじに当たってアメリカのディズニーランドからメジャーの日本人選手を見るより最高ですよ!
あまりにも素敵な話に胸があふれそうで、深呼吸しかできません。
これほど素敵な作品を書ける作家がいたとは。そして次にはどんな作品を見せてくれるのか、あまりに楽しみです。
来月号は特攻サヤカ…愛羅武勇!タイトルだけで爆笑しました。いよいよ全国制覇か、それとも自由平等友愛の旗印を掲げて機動隊と自衛隊全軍に殴りこみか…
そしてまた本誌初登場の読みきり、本当に作家層が厚く新鮮な誌面です。どんどん楽しみになってきますよ。