ちゃお2009年11月号感想
とにかく表紙のド派手さは比類がないです。圧倒されますね。
キャンデーっぽいアクセサリーにしっかりしたバッグ、それにとても嬉しいカードが目を引きます。
インターネットでのオリジナルストーリーとは、それは嬉しいですね。今まで見ていなかったのが残念です。
姫ギャルvパラダイス(和央明)くるるんっ☆りえるチェンジ!(中原杏)ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)オレ様キングダム(八神千歳)さくらかんづめ(森田ゆき)ちび☆デビ!(篠塚ひろむ)とってもvアナウンサー(三咲あや)とんでる!ポニーテール(もりちかこ)メイドじゃないもん!スイートキス(いわおかめめ)魔女は恋にヘンしてる(くまき絵里)こっちむいて!みい子(おのえりこ)次号予告
姫ギャルvパラダイス
…すげえ、とそれ以外言いようがありません。どこまでいくんでしょう。
彼女たちには地球すら小さすぎます。
冒頭から百年の恋も冷めそうな面(ツラ)で…。それを好きな人に見せるってのも、この同居もずいぶんと慣れてきたものです。もうお互い何を見られても平気ってそれは夫婦ですよ。
クリスマスの渋谷のクリスマスバイトの需給ってどうなんでしょうね。人需要も膨大なら供給も膨大でしょう。
回転寿司でバイトというのも意外な展開ですね。
ウニ…これがまだまだ小手調べでさえないとは。
超江戸プリンセス…宝塚でありそうですね、これは。
下手なのは当たり前、研修もなく実戦に回すほうが悪いです。
巻きというと盛りが出てしまうとは恐ろしい…
男姿を見せれば神が舞い降りる、となるともう笑うほかありません。
今度はマヨ…僕はマヨネーズ嫌い(ドレッシング・ケチャップも嫌い)なのでギャルとはつきあえないですね。
ビルのオーナーの娘…ここからの騒動が凄まじいです。「ちゃお寿司」はえげつないですが、まあさすがに「なかよし」「りぼん」を(文字通り)ネタにする勇気はなかったようですね。
ありったけの愛情…この世で一番美しい…もう呆れて言葉も出ません。
閉店を免れたのに給料なしはないような。というか給料払えないというのは契約違反です。未払い給料は重大な債権です。といってもそれは法律上であり、現実には無視されるようですが。
「盛りークリスマス」というサービス精神もいいです。
というかもう満腹しすぎて脳味噌が…
くるるんっ☆りえるチェンジ!
猫やりえるちゃんまでちやほやするとは…。
まあやっかみいじめじゃないだけよかったです。
チャペルでウェディングカップル、それにすぐ立候補してしまう…というか僕だったらここで立候補は無理です。自分がここにいる時点でずるいんだから、自分以外の女子全員に悪いと思ってしまうでしょう。衝動で動けるのはうらやましいです。
学校全体でコンテストをやれば誰もが納得したでしょうが。まあコンテスト自体の不正も疑えますけど。
…この学校に嫉妬心がある人は一人しかいないんですね…
このデザインもかわいいですね。というか僕だったら誰かに破られる可能性が高いので複数の監視を以下略。
破られたドレス、というのは「ちゃお」ではあまりに何度も見てきたので、どうやってごまかすばかり考えてしまいました。
このウエディング撮影の華やかさ、まさにこれは女の子の夢ですね。あれ?男の子は…なぜ男の子は、少なくとも僕はどうでもいいのでしょう。そう、女の子にとって究極の夢は王子様との結婚式、男の子の究極の夢は…竜を倒すなど大手柄そのものと、それによる叙勲式(野心が大きい人は戴冠式)なんですよね。お姫様との結婚式はそれについてくるだけで、二次的なんです…現にドラゴンクエスト2、3は結婚なし、2は即位、3は称号授与でエンディングでした。
ハートタッチをそう使うとは…
のんきな作品みたいで楽しいです。
あんまり悪意だらけだと読んでいて疲れるので、悪意少なめときめきたっぷりでお願いします。
ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長
いろいろ考えさせられますね。
イケメン三人による宣伝…それはずるいですよ。
というかみんなをこきつかって…それをまともに給料を払う人件費を入れて考えたらいくらに?
大成功、でも慎くんの不機嫌さが気になります。
慎くんは品揃えの悪さが問題だ、とわかっていて…一人で手作りしている、だから質はいいけれど数は作れない…というかそういう商品の店なら、要するにこの店の規模が大きすぎるのでは?
作れる商品の量、質、宣伝、立地など実に多くの要因が経営には関わるようです。
みんなで作る、というのは要するに分業です。それはどうしても質が落ちますし、「疎外」のはじまりでもあります。
小さい工場に外注できるシステムを作り、それで出す量産品と、それと手作りを強調して別の価格帯の品を平行販売するのがいいのでは?
デザインどおりに少量生産が低コストでできる工場があればの話ですけど。
アクセサリーの作り方は女の子にとってはすごく勉強になりますし、僕にとっても幾何学的に面白いです。
東條くんの不器用はかわいいです。
というかつきあってるのにラブシーンをごまかすことはないでしょうに。というか悟られているのが苦笑します。
ファッションショー…何かトラブルでもあるんでしょうか。というかこの作品はどこに向かっているのか…は今更ですね。
東條くんの不満顔は何でしょうか?
オレ様キングダム
犬ですか…いいじゃないですか好きな人にかわいがってもらえるなら。
こんな原稿かいてて窓の外を見たら…そりゃむなしくなりますけど大丈夫、あちこちに一人身はいます。一人じゃないです仲間がいますよ。
白馬くんとのデート、って読み返すと苦笑しますけどどう見てもデートですよね。
瞬くん、ののちゃんを誘えば、といわれたら吹いちゃって…これまで全然意識してなかった?
引きずられて尾行モード、これは苦笑するしかありませんが…気持ちを固めるにはよさそうです。
フルーツだらけの帽子って宝塚で何かネタがあったような。
ドタバタは、この結果…瞬くんが間違えてののちゃんの手を引っ張る…を出すためだけなんでしょうがお見事です。他にこの結果を出す方法はないですね
白馬くんと美和ちゃんがフラグでしょうか?それはそれで楽しそうです。
母親のプレゼントを選ぶ、というのはなぜデートじゃないんでしょうか。
「よかった」から瞬くんの内面描写になるのがすごくいいです。
キスと思わせて帽子で目をふさいで帽子の上から頭チュー…萌えますなあ。
さくらかんづめ
この明るいスポーツマンが…ギャップ大きいです。
いきなり歩み寄って…怖いもの知らずな。生活を管理されちゃってる、というのは…トレーナーとかでもありえますけど。
いきなり彼方くんのほうから親しくなってきて弁当まで…これまでずっと会いもしなかったのとはえらい違いです。
「玉子焼きの味オレ好き」と、それだけでふっと軽くなる、というのがなんともいいです。
肉じゃがはある程度保存はきくと思います。
大家さんがいきなり倒れて、それですぐ豆大福と気づいて…この反応は素晴らしいです。
ちなみに、窒息の世界共通のサインは喉を手でつかむことです。
口から指で引っ張り出す、というのは実際にとても有効な手です。また掃除機を使うのも緊急時には。そしてここからは救急救命措置としてハインリッヒ法(みぞおちを上に圧迫…危険行為なので、無事な人を実験台には絶対にしないように。訓練をしたければ保険の先生などと相談してください)、最後の手段は気管を切開してボールペン軸をかませる(危険どころじゃないので以下略)まで…
実際に老人の死因として餅を喉に詰まらせるのは結構大きいようですね。
とにかく冷静で的確な救命者がいて幸運でした。
母親のことを思い出して泣きじゃくり、軽く抱き寄せられてほっとするシーンはすごく素敵。
「これからはオレが助けてあげるよ」は強烈です。
自動おそうじロボ…ってもう商品が出てますが…
ちび☆デビ!
短くなってからの質の高さと可愛らしさがまた素晴らしい。
この運動会も楽しそうです。みんなもう補助なしで立てるんですね。
母親はどうしてもそうなると興奮してしまう生き物のようで。
一段を乗り越える練習、というのも楽しそうです。
手本を見せれば子供は模倣できるでしょうか?
跳び箱の上は…確かに寝るのにちょうどいいですね。
まおちゃんがあっさりと乗り越えたのはびっくりしました。お弁当目当てというのもかわいいです。
園長ふう着ぐるみでいりませんとあっさり、というのは苦笑しました。
とってもvアナウンサー
期待以上に楽しかったです。やはり三咲先生の職業ものはいいですよ、適度にリアルに大変さがあって。
生中継中に強盗…これはかなり大きい事件ですよ。
ナイフから親指が離れている時点でド素人認定…といっても刃物を敵に回すのは常に危険ですけど。
このカバン、何が入っているんでしょう…まあ無防備の後頭部は軽い打撃でも致命傷ですけど。
いきなり生中継でパンの宣伝を始めてぱっと走り去る、これは気持ちいいです!
というかこの事態は、すぐ学校から警察に呼び出しが来て、余計なことをするなと怒られるのと表彰が同時にあるのが現実でしょうね。
いきなりヘリコプターにさらわれる、というのがすごい展開の早さ。
テレビを見ない、という人も結構多いんですね。
即応性の早さは素晴らしいですが。いきなり「口に物入れてレポートなんて言語道断」と、これが繰り返されるのも楽しいです。
ショックで休養したら普通なら二番手が昇格するところですが、ここは話題性優先ですね。
「ニコニコして台本通りしゃべるだけでしょ」…だったらなぜアナウンサーが皆超高学歴なのか…特にCNNなどのアナウンサーときたら…
台本を読んでみるのが練習なのはほっとしました。漢字を読む力というのはあるとないははっきりしています…僕でも地名・人名・動植物や漢方薬の難読になると事前に徹底して台本をチェックしないときついです。逆に中学校の頃の僕はすでに今と変わらず漢字が読めていましたから…
なぜ家まで侵入されているのやら…着ぐるみで後ろから見る、というのも徹底してますね。この後ろから観察して学ぶ力、それだけでも社会人としてはどんな企業でも欲しがる非常に大きい力だと思います。
高い取材力が支え、もちろん代償は払って…
シュークリームからシュウくんが慰めてくれて、これでなつみちゃんの意識の変わり方がすごくしっかり描かれていて、それがすごく自然で説得力があります。
とうとう倒れてしまった沙世さん、そしてそのあとをやれといわれて、怖さがわかった今はできない、という…それも説得力が高いです。
それからいきなりサプライズ、テレビを見てないにもほどがありますけど。
頭が真っ白になって、そこからシュークリームの話題に…これもすごくうまい展開です。
いきなりのキスをアナウンサーの前で…スクープ取られませんか?
というか沙世さんとシュウくんの信頼関係もすごく深いですね。
非常に説得力の高い、大人の世界をしっかりのぞかせてくれるいい作品でした。
次はいっそ、今ドラマ化されて話題の「ノーフォールト(岡井崇:ドラマ名『ギネ』)」をフルコミック化して欲しいと思います。今作のように子供が大人の世界に触れる、というクッションなしにもっと直接大人の世界をぶつけてみてもやれると思いますよ。
とんでる!ポニーテール
雑草というのは恐ろしいものです。
確かにこれはツッコみたいです。
マトリョーショカ乱舞…そりゃ死ぬほど怒られますって。
まあヤンキー忍者、ってこれ読んでる人で「サムライスピリッツ」覚えてる人なんて…というかあれがはやっていたのは現役の「ちゃお」読者が生まれる前だったんでしょうねえ…
ヴィクトリアさんはそりゃもう文句ないですよね…
そしてヴィクトリアさんの視野の高さもさすがです。だいたいじゃだめ、完璧でなければ本番ではわずかなミスでも表面に出る…
わかっていても強い嫉妬と敵意に耐えられない繊細さ、逆にそれをバネにしてしまうつばめちゃんは心底すごいです。
うまい人のを見る、文句を言ってもらって直す…自分の欠陥を認めるって、体調を崩すほど強いストレスがかかるんですが。
「アレ作るか」というのはふわふわの…それで友達を支える、ひとりじゃない、というのもしっかりと…
ヴィクトリアさんがあっさり帰ってしまうとは。君子の交わりは水の如し…
国内トップレベル…つばめちゃんにとってはまだ遠い道でしょうけど。
メイドじゃないもん!スイートキス
ちょっと大変になるとすぐメイド服…好きですねえ。
「この生徒会長にまかせては」…一部の男にとってはこういう厄介仕事を背負うのは楽しいらしいですね。
いきなり生徒会長の家に…怖いもの知らずというか。裸でお出迎えって風情も何もない人ですねえ。
愛が足りない…それを真に受けるのがすごい。
本当に愛を作ってくれた…確かに愛がたっぷりですね。
かわいいものも愛…胸を触って「ほんとだ」は爆笑しました。
そして甘酒ひとつでこれは…「ほしがってばかりいないで生徒会長が愛しなさい」というのも決定的です。まあそれが絶対わからない人もいますけど。ちなみに僕は愛はあっても、それを相手に合う形にする部分が壊れているので愛するほど相手に嫌な思いをさせるのでどうにもなりません。
ただ、人間の中には本当に愛をブラックホールのように飲みつくし、与えても与えても吸うだけの人もいますけど…
「アキラさんが好きだからですよ」という素直さ…圧倒されます。
魔女は恋にヘンしてる
だんごオムレツ、というのは楽しそうです。おから団子なら節約メニューとしても…
石や鉄の本、って鉄の本が古いなんてありえないのでは…まあインドの錆びない鉄柱の話とかはありますし、考えてみれば日本でも千何百年前の刀剣が完全保存されてますし…
そばにいられないから使いたくない、でも彼に迷惑をかけてしまうから…これも辛いジレンマです。
この膨大なアルファベットにどんなメッセージが入っているか…それを探すのは面倒です。
だんごオムレツを記念に作っていくというのも切ないです。
食べさせるというのも強烈な…
お風呂でのご奉仕まで、それも水着に目隠しと完全装備…いいですねこういう純なの。
ちゃんと解けて、そしてこうして帰るのを止めてくれた…すっごく嬉しいです。胸がはちきれそうに。
すごく深い愛情がいっぱいの、楽しい作品でした。次回作が今から楽しみです。
こっちむいて!みい子
ホワイトクリスマスってこの舞台は日本海側?
確かにこうして暴れてれば風邪は引きませんね。僕ももっと運動しないと、どうせちょっと鼻がぐずるのはアレルギーなんですから。
雪だるま直撃はすごい…
雪だるまをプレゼント&お見舞い、というのは優しくてうらやましいです。
そりゃ溶けますよね。
冷凍庫しかないのもわかります。
見られて告白、と思ったら…みい子ちゃんの鈍感ももう罪ですね。
竜平くんに同情されてちゃおしまいです。
来月号はおひさしぶりの阿南先生…増刊ではすごくいい作品をたくさん描いていたようですし、どうなるか楽しみです。
他にも小さい企画が盛りだくさんで、ますます贅沢ですね。
それにしても「Chu Chu」の休刊は…どのようなことになるやら。本紙連載陣にも大きく食いこんでくるのでしょうか?