ちゃお2009年3月号感想
付録の華やかさはさすがです。
ただすべてのペンにラメを入れるのは何とかならないでしょうか?
今はどの小学校も、ラメ入りペンでの宿題提出は認めるでしょうか?僕の子供の頃だったら絶対認められなかったと思います。
委員長のアニメ化はやっとか、と言う感じです。ストックはたっぷりありますし、どんな作品になるか期待できそうですね。
くまき先生の読みきりは素晴らしかったです!
とんでる!ポニーテール(もりちかこ)ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)メイドじゃないもん!(いわおかめめ)いっしょにかえろ。(環方このみ)きらりん☆レボリューション(中原杏)ちび☆デビ!(篠塚ひろむ)バンパイアのおきにいりv(くまき絵里)くまップリ(竜山さゆり)ウルトラはなまるZ組!(小坂まりこ)学園クライシス(五十嵐かおる)こっちむいて!みい子(おのえりこ)次号予告
とんでる!ポニーテール
なんというか男の好みを知り尽くしたタイトルですね。跳ね回るポニーテール(と乳)は永遠の男のロマンです。
「わし」という一人称ももり先生らしくていいです。
野生児というか完全に自然の中過ぎます…
この疎外感は…そりゃまあここまでギャップがあると…というか田舎物であることってどう悪いのでしょう。
ミルキーを助けるための、何と言うか意味不明な華麗な動きも笑えます。なんだか…「魁!男塾」で、闘場に向かうときにみんな意味不明の新体操をして体術を強調するのを思い出してしまいます。
華やかさはさすがにとんでもないですが。
というか膝を伸ばしたまま何かを持ち上げると、下手をすると体を痛めますので真似しないように。
呆然と魅せられているのはうらやましいです。僕もとことん魅せられてみたいです。
自分でもやろうとして自爆……というか野生児の割に運動能力はやや低めですね。
体操クラブを探す、それだけに見開きを使うのが実にうまいですね。そこからの画面の使い方も素晴らしいです、さすがに見せ方はずば抜けていますね。
体操についての親切な説明も素晴らしいです。
みんなが魅せられる子、でも…読み返すと色々面白いです。
いきなりドアを開けて入っている子に微笑みかけ、堂々と演技するこの理解が素晴らしいです。
目で「できる…?」というのがまたいいです。
いきなり跳んでみるとか、すごく抱いたんですね。
それでも落ちていないことにみんなが気づく、というのも実にうまい。
そして平均台から飛んで回る、この度胸はすごい…この泥臭い雰囲気ももり先生の魅力ですね。
読み返すと、「私のライバルになれる?」という言葉が本質のようですね。そういっては多くの人を潰してきた…
楽しめることは保障つき、とにかく楽しみにしています。
ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長
後から抱きつく男に、この角度のアッパーは人体構造上無理です。裏拳でも届かないです。
護身術としての正解は、相手の足をかかとで踏む、体をねじる力で肘を後ろに叩きこむ、同じ動きで掌で男の股間の急所を狙う、首をそらして頭突きする、相手の指の骨をつかんで逆に折るなどです。これは徹底的に練習しておいたほうがいいですよ、万一のために。
まず締められるのに注意して、肘が構造上作る三角に頚動脈と器官を逃がすことも練習しておきましょう。
男をベッドまで運べるというのはすごい力ですね、いろいろと。
おかゆが四度目というのはパターンですが好感が持てます。
ただ、実は電子レンジや炊飯器と耐熱器さえあればおかゆは簡単に作れます。双方の取扱説明書にはほぼ必ず簡易レシピ集がついており、それにおかゆの作り方も載っていますよ。インターネットでも簡単にレシピは検索できます。火を使う料理は基本ですが、実は電子レンジや炊飯器の機能を確実に使いこなせるほうができることは多いんですよ。
この時間はかなり大変ですね。ずっと男の家、というのは…性行為をしていないことが証明できない、それだけの時間と場があったのは事実ですから、疑われるのは当然です。「していないことが証明できない」ということ自体が女性の貞操のような重い問題の場合は十分罪に問われてしまうのがこの世界の理不尽な現実で…
東條くんにそう思われても仕方がない、というのもまた現実…男の嫉妬は女のそれより陰湿な部分があります。
で、助けてもらったのにそれを利用するなこの卑怯者。無償の善意には誠意で答えろ、と言いたいですが、この年齢層の恋する男は見境なしになることもありますから…
みんなに噂を広めたり、何と言うかたちが悪いですね…
「委員長が本当のことだって言ってんだ」というのは信じてくれているように思えますが、逆に女心には…はあ。すれ違うと色々大変です。
女装して未海ちゃんに自信をつけさせる、というのは苦笑もしますがやはり楽しいです。
叫ばせておいてそれを潮くんに聞かせる、というのはちょっと苦笑しました。
「泣かせてごめん」は正直一発殴りたいですが、まあなんというか…女殺しですね。
廃部というのもいきなり重くなってきましたね。ますますややこしいことに…
メイドじゃないもん!
アキラくんの無表情が実に雄弁です。
何をがんばろうと、誰かの気まぐれ一つですべてが動く世界…でもどの世界でもそれは同じかもしれませんね。努力がそのまま結果になるなんて、現実世界ではまれでしょう。
部屋で楽団が生演奏と言うのも優雅でいいですね。レコードができる前はそれができる金持ちだけが音楽の恩恵にあずかっていたんですよね。
今もレコードさえ手に入らない貧困地域が地球の大半ですが、そこではかつての吟遊詩人のようなシステムが残っているのでしょうか?それともそういう地域は音楽などを原理主義宗教が徹底的に抑圧しているのでしょうか…何も知りません。
外に出ようとしただけで大騒ぎになる、実際には常に誘拐暗殺のリスクさえあることは彼女はどれだけ理解しているやら。
それを束縛と感じてしまうのは人間としては当然です。
アキラくんの怒りはどうしようもないですね…
セシルさん…下心でしょうか?ならなぜアキラくんの心情を?
自分の人生に怒る、といってもアキラくんの立場なら何ができたでしょうか。
もっと早く、遺産相続権を放棄して好きなことをすることを選べばよかった?でもそれは無責任の責めを受けます。
今のアキラくんは「何も持っていない」わけではないです。きわめて高度な教育を受けていますから、それをうまく収入につなげれば、遺産ほど大きいものではないにしてもそれなりの金を得て上流階級にとどまることも可能でしょう。
メイド服というのは完全に匿名になれるから便利ですね。他の制服も匿名になる力があり、うまく犯罪に活用できたらものすごい効果があります。
結局アキラくんが助けてくれてえらそうなまま、というのが苦笑します。
デパートごと買い占めたり、アキラくんが桃愛ちゃんを喜ばせているのが…普通にかんぐれば下心を疑いますよ。
新あととり披露パーティというのももっと前から準備しておけばよかったのかも。
しかしここにメイド服で出てくる、というのも…なんというかそれがやりたかった?
それでどうなるかが楽しみです。なんというかどこに向かう作品なのやら。
いっしょにかえろ。
犬に後ろ足で蹴られるのも楽しそうです。
この犬は文字を読むこともできるのでしょうか?多分文字を読むのって、言葉をわかる以上にすごい知能と目の連携が必要だと思います。
斉藤くんについての話をしているのは見ていて楽しいです。でも僕は犬に好きな子の話をしたりはしませんでした…。
字の練習…やはり文字もわかるんだ…すごい。
至近距離に座れ、という指示は笑うしかないです。でも本当に犬がしゃべれたら「交尾」という言葉が入るもっと直接的な指示を出しかねない気がしますが。
「斉藤くんが好きだから」と直接言ってしまったのは…これはまあ女の子にとってはすごく傷つくでしょう。
「楽しいわけ?」と、悪意による攻撃とみなしてしまうのもわかります。
「言っていいことと悪いことが」「アンタに返すわよっ」というやりとりがまた実にきついです。
僕は犬の恋愛はあまり観察したことはない…うちの犬はすぐ避妊手術をし、家の周囲には雌犬が多かったので。
母親の言葉はとても温かくてほっとしました。こうして子供のことをわかっているってうらやましいです。
机にメモを入れてあったり、ケンがメモをばらまいていたり…「見せものみたいにバラまくなんて」と、攻撃として解釈するのもすごくわかります。被害妄想はある意味人間の本質の一つですから。なぜこれほど、恋愛に関する感情は攻撃に関する感情に近いのでしょう。
でも本当は、ただ気持ちを伝えたいだけ…現実の、言葉を解さない犬こそいつだって「大好き」という気持ちを一杯伝えてくれていますね、思い出すと泣きたくなるほど。
人間もそうできればいいのですが、「大好き、交尾する」と言えないのが人間であることの損でして…
犬を受け止めるというのは結構危険では?どちらにとっても。人間の頭蓋骨は岩と変わらないのでは…
気持ちを伝えることがどれほど難しいか…作品自体にしっかりしたテーマがあるっていいですね。
伝えようとしたら転校、をあつらえたようなと思ってしまう…というかそれ以上に心配なのが、引越し先は犬は大丈夫でしょうか?保健所とかの騒ぎは重すぎる気もします。
というか斉藤くんのほうからさっさと告白してしまえばいいのに。
きらりん☆レボリューション
今度こそ…両片思いは楽しいですが、それがずっと続くことはありません。
冒頭の、何の罪悪感も感じていないリンの表情は見ていて痛いです。
きらりちゃんの明るさも…というかこれらの話について、きらりちゃんの属している会社側もいろいろ動いておくべきだったのでは?
楽しい気持ちにさせることが仕事、というプロ意識がすごいです。そして言えない言葉、告白できないということ…
「あーはいはいツンデレツンデレ」はもうさすがに面倒になったのでしょうか?この二人のやり取りは相変わらず楽しいです。
星司くんが怒る表情は始めて見たかも。
リンが逆に追い詰められているのは、やはり罪悪感からでしょうか?
なーさんがこうして出てくるのは嬉しいです!
確かにセキュリティ悪すぎますね…
レンのほうが耐えられなくなった、というのはちょっと胸が重くなります。
あの女の人がエスカルゴ社長だった、というのは実にうまい、というかなぜ今まで見抜けなかったのか自分の頭を殴っておきたいです。
さて次は告白、で…どうなるでしょう?素直に告白できるか、それともデートでまた新しいライバルが出てくるか…ドキドキしますね。
宙人のほうが理性をなくせばそのほうが話は早いんですが。
限定のスペシャルクレープ、というのは笑うしかないですがいい口実です。というかここの二人、見ていてとことん恥ずかしい…。
クレープ百個?一個三百円で三万…はは。
ちび☆デビ!
やっとそっちの展開ですか。
全体のあっさり風味がすごくいいです。あっさりお別れ会になってしまい、そしてあっさりと戻る…だからこそ思いの強さがすごくしっかり伝わります。
ここでの真さんの強さ、しっかり手を握っているところなんかも見ていて嬉しいです。
「いいママだった」の一言、全国のママたちがどれだけ言って欲しい言葉でしょう。これが言えるダンナが何人いるでしょう…
引き返してくることを信じていた、というのもとても嬉しいです。
パジャマで寝ている男の部屋…よかった、ジョイスティックというかAVでも見ている最中じゃなくて…というかこの状況でよく平気で眠れるな、この男…
あっさりと「もっと長くなりそー」…とことんすべてあっさりしすぎているのがのどごしいいです。
つい寝ぼけてほのかちゃんの頭をなでてしまう、それでドキドキしてしまって…はは、なんというか…それ以前にずっと一緒に暮らすことで、リズムができるとか色々なことがあるのでは?
そしてここでやっと、「彼氏?」という言葉の爆弾が…
弟がパパ役、というのは大丈夫でしょうか?
恋話になると生き生きしてしまうのも女の子らしくて可愛いです。
ここで自覚してしまって、一体どうなることやら…真くんの反応も楽しみですが。
バンパイアのおきにいりv
このハンバーガーは運動部のみんなにはありがたいでしょう。
とにかく人を喜ばせるのが好き、というのはうらやましいです。僕はいくら料理を作っても人を喜ばせることはできませんから…
いきなりぶつかって、腹へって、というのも楽しい始まり方です。
スタードというのはバスタード(私生児)と関係あるのでしょうか?
最初にあっさりと自分がバンパイア、と言ってしまうのも苦笑します。
血より甘い?血というのは食物としてはタンパク質・脂肪・塩分を含み、鉄臭さのほうが強いのでは?でも人乳の成分は血液に近いとも言われ、牛乳には甘みもありますが…
コウモリの可愛い造形は、ちょっと昔の連載を思い出します。
血を吸われると思ったらキス、しかも額だった、というのも楽しいです。
いきなりの転校も笑うしかありません。
吸血鬼から逃げるのは無理ですね。霧になるからどんな隙間からでも入れますし。
日光遮断クリームというか紫外線クリームは女の子の必需品ですしね…まああるでしょう。あと実際、日光に全く耐えられないという難病もまれですが存在しますし。
同じものを食べたけどうまくない、ってこんな素直にほめられちゃ女の子には嬉しすぎますよ。
自分やみんなの血を吸っちゃダメ、というのも苦笑します。なんか現実的に考えてみると、バンパイアって…バンパイア自体が感染しなくても、色々な伝染病を運びそうで怖いですね。
嬉しそうに食べている表情もすごく可愛いです。
そしてケーキたちに命を与える、というのもすごく嬉しい魔法の使い方ですね。
女の子たちが彼の名を言って貧血で倒れている、それじゃ誤解しますね。彼の態度も怪しすぎます。
フェロモンのせいだった、というのはうまい…
いきなりお姫さま抱っこで野いちごの園、というのもすごく素敵な絵でした!
ストレートな「好きみたいだ」も、それこそ「いっしょにかえろ。」のケンより素直ですね…
くまっプリ
大きくなったクマを布団にする、というのは気持ちよさそうです。
そりゃ地球に来たらあちこち観光したくなるでしょうね。
ずっとぬいぐるみらしくしている、というのは人間の立場で言えばほとんど拷問ですよ?
猫は結構凶暴な肉食獣です…なんか年間に猫が殺している小鳥などはものすごい数になるとか。
ママさんの凶暴な姿も見ていて楽しいです。小説家で…うわ〜…
買われてしまってぬいぐるみとして終る、というのはかなり悲惨な末路ですね、想像すると。
犬が助けてくれたのは嬉しいですね。なんというか犬の優しさがすごく伝わってきます。
猫がツンデレなのも楽しい!
人間の赤ちゃんを装う、というのも確かにうまい…でもそれはるかちゃんが誤解されるのでは?
とにかく暖かくていい気分です。
ウルトラはなまるZ組!!!
う〜む、何もかもが空回りしますね。とにかく偏見・レッテルがあまりに濃い…だからこそうまくいったときのカタルシスも大きいのでしょうが。
冒頭で先生がしっかりしてくれているのが嬉しいです。こういうクラスを任せられるのは先生にとってもすごく大変でしょうね。
押し倒してくすぐり拷問、というのは直接的過ぎて笑うしかありませんでした。
勝負、というのも子供らしい解決法でよかったです。
あまりにあっさりとした決着、そしてそこからどんどんエスカレートする熱さ、見ててすごく気持ちいいです。
もっと勉強できれば…すごく切ない言葉です。僕ももっと勉強ができれば、とどれだけ思っているか。根本的に子供という生き物に、ある意味勉強は向いていないんですよね。子供は暗記や反復練習を嫌がる、でも子供のときに暗記や反復練習をするのが唯一勉強ができる手段…
「逆につらくない?」という言葉もわかります。素直に好きなように生きられない辛さ、でしょうか。
みんなで補助してダンク、というのも、危険はありますができたら気持ちいいでしょうね。
リングが壊れてかえって立場が悪くなる、というのも切なくなります。
保健室じゃなく直接病院、というのも…読者にはすごく熱くて素敵だとわかりますが、見ている先生方にはむちゃくちゃとしか見えない、というのが悲しくてなりません。
これだけめちゃくちゃやられてやっと心を開く、というのもすごく素敵です。
まあ理由は…ある意味よくあることですが…というか僕も、高校の頃から成績に対する関心は捨ててました。そんなことより肝心な理解したいことがはるか向こうにありましたから…でも一人でいくらがんばっても無駄でしたけど。
「あたしたちが一番に瀬戸くんのこと認めてあげるから!!」という言葉、ここの輝きはいつもの小坂先生らしくてすごく嬉しくなります。今回の連載はあえて輝きを抑え、泥臭さを優先しているようですから…
全員退学、というふうに見られてしまうのは…今回の話を、理事長の立場から見ると…
どうすればこの誤解を解けるのか、気分が重くなります。
あくまで気分を重くする話、でもとにかく泥臭くても直球…すごく強い意思が伝わってきます。
それがどこまでいけるか、楽しみに見守っていきたいです。
学園クライシス
読むんじゃなかった…それが正直なところです。
これまで全部読む勇気がなく感想は書かなかったものの、「いじめ」シリーズの本誌掲載された分の最後のほうの断片は読んだものもあるのですが、それはある意味ではハッピーエンドだったのに…
いじめに関する話をバッドエンドにしたら、それは読者…今いじめの世界にいる子供に「この世界は絶望しかない、いじめからは決して逃れられない、希望を捨てろ。自殺するか、魂を捨てて壊れていじめる側に加わったり、人生を捨てて邪悪と刹那の快楽に身をゆだねたりせよ」というメッセージにしかならないです。
話自体のテーマとしては「いじめは生徒の管理をしやすくするため、教師や学校制度全体が構造的に放任し、維持している」「教師も邪悪である可能性がある」かもしれません。確かにそれにも一面の真実はあります。
でもそれだけではありません…本当の本質は「人はいじめる動物である」です。人は際限なく権力を求め、他者を攻撃し、群れの結束を高め異物を排除したがる群れサルです。だからこそいじめは、人間の知恵を尽くして制御しなければならない、そのために人間の心理を、一番醜いものも含めて理解しなければならない…
そのためにいじめを描くならば、それは意義があります。
でもそうでない、ただ残虐描写、邪悪自体の人をひきつける力を読者獲得に使っているだけなら、それはもう子供に麻薬を販売するのと同じです。抗議・不買の対象にしてもいいほど有害な情報に他なりません。
なぜ、超能力があるからって一人ぼっちで生きていかなければならないのでしょう?
超能力があっても、彼女を無条件に受け入れる存在といつか出会う希望はないのでしょうか?少なくとも高校以降の僕なら、一番邪悪な面や恥ずかしい部分も含めて全部読まれても平気です。
また超能力仲間との出会いの希望は?
なぜ、超能力を生かして「大人がいじめを支える構造」を暴き、それでハッピーエンドとしなかったのでしょうか?たとえば全校生徒の前で「構造」について演説するなどしなかったのでしょうか?
希望はある、と伝えなければ。特にいじめを扱った作品では。
作家・編集がそのことを理解していないのであれば、「いじめ」シリーズの本誌進出には絶対に反対します。
あくまで子供には闇ではなく光を与えてください、闇の中の一点の光、真実という暗いトンネルの彼方の光であるとしても。
そうそう、僕がいじめに関する作品を創る立場だとしたら、ずっと昔の人類の先祖やチンパンジーの群れの生活を描き、進化心理学の観点で「群れ」「権力」の面に光を当てるでしょう。進化が人間に与えたものは「いじめ」る悪だけでなく、いじめを制御する善の力もあることも…
こっちむいて!みい子
親がホワイトデーを用意してくれるなんて親切な話です。
でも彼みたいな男子にはこれは恥ずかしいでしょう。
ユッコとケンタくんは相変わらず見ていられないです。
お返しをもらった女の子たちの喜びようが見ている僕も嬉しくなります。
で、みい子ちゃんにはない…なんというか、とんでもなく悲惨な状況なのがわかっています。でも僕は、竜平が自分でホワイトデーのプレゼントを買うか作るかという究極の羞恥プレイを楽しみにしていたんですよ。
でもざまーみろ、というのが正直なところです。
この真っ青は見ていて実に笑えます。
そして吉田くんが目の前で、う〜最高!
まさに針のむしろとはこのことです。
全然責めずに先生からももらったことを叫ぶみい子ちゃん、残酷なまでですが…ざまーみろ。
ホワイトデーを知らなかった、というのはまあ…天然悪女というか…
焼いものほうがこの二人にはいいのかもしれません。
ケンタくんの気持ちもわかりますが、この二人はほうっておくしかなさそうです。
どう刺激しても竜平はあくまでピーターパン…大人になりたくない心理が強く自分を直視しない、みい子は成長が遅いのですから…
来月号は待望の小原先生の新連載、でもずいぶんと暗い切ない話のような感じですが…絵の切れはますます高まっているようです。期待できそうですね。
なんというか「ちゃお」全体がやや暗くなっている感じがしますが、ひところほどじゃないですね。
八神先生の新連載、今回はどんなのでしょう。安定度は本当に高いです。
あといろいろ、「ちゅちゅ」との連携が深くなっているようですね。そちらからの読みきりは…「ちゅちゅ」を読んでいない僕には色々半減しそうですが…とにかく予告カットには好感が持てたので、単純に楽しみにしていましょう。
そして別冊付録…感想屋泣かせ、ただでさえ「なかよし」増刊のある三月なのに…でもまあ嬉しい悲鳴には違いないので楽しみです!わーい(自棄声)!