ちゃお2009年5月号感想
五月号でこのド派手な、というか宝塚っぽい…まあ同じ言葉ですが…表紙には度肝を抜かれました。
缶ケースは遊びもあってすごく楽しいです。
今月号はとにかく楽しかったです!
他二誌があまりに重いというか嫌な思いのほうが大きかったので、すごく楽しい気分になりました。ありがとうございます!
ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)ちび☆デビ!(篠塚ひろむ)姫ギャルvパラダイス(和央明)きらりん☆レボリューション(中原杏)神様のリング(小原ショウ)オレ様キングダム(八神千歳)あいvこん(三咲あや)こっちむいて!みい子(おのえりこ)とんでる!ポニーテール(もりちかこ)メイドじゃないもん!(いわおかめめ)ウルトラはなまるZ組!(小坂まりこ)くまップリ(竜山さゆり)バンパイアのおきにいりv(くまき絵里)次号予告
ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長
アニメ放送開始がなければまとめに入ると思ってしまいそうです。
ぽうっとなるのはまあ仕方ないですね。
断りの早さはすっきりしていて素敵でした。
ここで、昔の作品に多用されていたすごく可愛い表情が出ているのも嬉しいです。
髪型も女の子には切実な問題でしょうね。
いきなりのアレンジにはびっくりしました。たしかに未海ちゃんらしいですけど…
王子さまが潮くん、というサービスはすごく嬉しかったです!
いきなり抱き寄せたのもキャーキャー言いたくなりました。
最優秀賞はできすぎでしたが…
お手伝いは今日で終わり、とあっさり引けるのもなんというかすごい。
最後の部長の言葉、僕が言いたかった言葉のようにさえ思えます。
アニメがなければ最終回が近いとも思えますがそうでない以上、また一波乱あるのでしょうか。
ちび☆デビ!
この扉絵が可愛い。
危なかったですね、というか「かないっこないもん!」というネガティヴさは相変わらずです。
上達しないのは何をすればいいかがわからないからでは?人間同様なら模倣能力もあるはずですから、もうちゃんとできるライちゃんを真似させるとか、何か威力調整ができるゲーム画面を見せるとかは?
または…ロウソクを幾つか並べて、強く息を吹いて遠くのも何本もまとめて消すのと、意気を弱く集中させて手前の一つだけ消すのをやり分けるとかなら人間にもできます。
学校シーンは久々ですね。樹くんがこんな形で関わってくるとは。
助けてくれて暴言というのも面白いキャラですね。
愛想をつかされるのが怖い、というのも実際の夫婦、まして内縁で子供がいるなら強く感じるでしょうね。
でも子供の笑顔を見れば全部忘れられる、というのが…嬉しい報酬です。
ママが笑顔じゃないのが悲しい、というまおちゃんの心もすごく直裁に描けてますね。
真さんは相変わらず頼もしい…
自分で着ぐるみを着ることができる、というのも結構すごいですね。
一生懸命練習してそれでもうまくいかなくて泣き出すのは抱きしめたくなります。
悩んでたことを聞かれて、「たよられないとオレはさみしい!!!」…なんて旦那さんでしょう。読者の母親たちのうらやましいという叫びが聞こえるようです。
着ぐるみの顔をやさしくするとは…うまいこと考えましたね。
そして試験…なんというかすごい作品ですね。こっちがアニメというのは難しかったでしょうが…
姫ギャルvパラダイス
サヤカのインパクトが大きすぎただけに何をやるか大変だったと思います。でも最初のインパクトだけはあります。
雑草と美しいバラの違いなんて、土壌生物にとってはたいしたことないと思いますよ。地上の人間なんて対して重要じゃないです、細菌からミミズまで膨大な土壌生物こそ陸の本当の主です。
超渋谷高校、という名前自体で頭を抱えました。
盛るって何を盛るんでしょう。
男なのに…というかとちおとめって…すごすぎます。
豹はもっと大きいですよ。
髪をカーテンみたいに閉めてしまうのもうまいです。
クラスの男子が見境失う、ってのはもう慣れているのでは?美脚フラッシュは爆笑しました。
「人間なんてみんなジミでダサイんじゃ」…結構目から鱗落ちる言葉かも。
自分と…できれば別れたいですけどね。といっても別れた結果狂信者や奴隷にはなりたくないですが。
「女の子はとにかく笑うだけで」というのは同感。
ボスギャル…すごい生き物ですね。
傘でスプリンクラー、というかスプリンクラーがあるなんて豪華な学校ですね。
化粧が溶けたらホラーというのはそりゃあ…怖いでしょうね。
「女の子がついてても」で、男になったらまた超…というか宝塚の男役っぽい美しさですね。
なんというかどこにどう暴走するやら。
きらりん☆レボリューション
ニューヨークなら十分連絡取れるし、ある程度行き来もできるのでは?
今はこたえられない、って…いつの時代の考えでしょう…そりゃ怒りますよ。
目が3というのもすごいですね。
ファンのみんなの期待に応えられるように、ですか…あくまでまずファン、と。
このパーティはびっくりしました。というか大イベントとしてやるべきでは?
すぐだよすぐ、とか言っていても泣き出してしまう…そりゃ、応援できないとか離れたくないとかのほうが気持ちとしては本当ですね。
ふった覚えない、といっても説得力ありません。というか先に抱きしめるべきでした。
一年間待っててくれるか…そしてやっと抱きしめることができた、すごくほっとします。
このキスも嬉しいです。ずっとこの二人を見るのは楽しかったですし、感無量です。
神様のリング
とにかく印象がすごく強いです。
いきなり無視される海でのシーンも、一人一人のすごく強い思いだけが伝わってきて、何なのか何もわからない…胸が痛くなります。
豪快な風邪ですね。
結局全部は言わない、よほどいろいろ…
握手を求める笑顔が本当に素敵です。「笑うとめっちゃカワイイなあ」というのもわかります。僕に言える台詞じゃないですが。
輪花ちゃんの兄の死の原因となった?
「ずっと私のそばに」という言葉に、強い束縛を感じます。
そうじ当番表から手と手を合わせる、とスキンシップになるのがうまい。
カラッポ…その言葉は僕にも痛いです。
酔っ払いに「テメェやオレみたいな人間が」という言葉がなんだか悲しいです。というかこの酔っ払いにそれほど深い闇があったりするのでしょうか?
理由もなくただ涙が止まらない、というのもすごい感性です。そして、触れたいけれど触れてはいけない、こんなピュアな子に自分のような人間は触れてはいけない、というのもすごくわかってしまいます。
背景の言葉もすごく思わせぶりで、これからどうなってくるのかすごいスリルを感じています。
オレ様キングダム
これは意外でした。
ギャグ絵が多いのが楽しいですね。
断ろう、と決めたところでいきなりのしかかられて…いいなあこういうのも。
ほっぺたからくちびる、ともうこれはひーっとなってしまいます。
くちびると思わせて額というのもうまい!
可愛すぎますね、こういうのは。
やっぱり黒澤くんのことしか見えてない?
いきなり机を可愛くされてしまったのはびっくりしました。まあこんな美形だったから許されるのでしょうが、普通の顔の男だったらすごい不気味がられるんじゃ…彼のこれまでの女性遍歴も見たいものです。
女の子たちの攻撃がないのが意外でした。みんなはどう思っているのでしょう。
サッカーシーンの迫力もさすがです。
彼女のよさが…わかってるようですね。
というか男同士いちゃついて女の子たちがキャーキャー言うのは…まあ僕は理解ありますけど…
女子が露骨な攻撃じゃなくひそひそ攻め、というのもなんだか苦笑させられますね。
屋上にいて、これは黒澤くんもびっくりしたでしょうね。
学校には本質的に、安全な場所は群れに入らない限りない、というのがなんだか嫌です。僕にとってはトイレの個室がある程度安全な場でしたが…
ネームをやっていていろいろ表情が変わるのが楽しいですね。
で、やっと断っていきなり「恥をかかせてくれたな」にはびっくりしました。こういう人だったとは…ここで黒澤くんがどうするのやら。
あいvこん
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言葉にならない、というのが正直なところです。
なにか、……………ビルより大きいデコレーションケーキを見てしまったような……………………S&W
M500を知ったときのような………………………………
よくもまあここまでやったな、と呆れるしかないです。
弁当のウネウネビチビチがすごすぎます。ラブラブもすごいですし。
実は結婚しているとか超金持ちとか…
というかテレビ放映されているなら誰にでも公認では?
兄が単に騒ぐだけだと思ったら、どんどんエスカレートしていくのが予想の斜め上ばかり行って楽しいです。
まあ確かにテレビでやるような結婚式を親族に言わないのは…というか双方の両親の許可があるなら結婚は有効です。
あれ?というか学年とか年齢とかは?まあ気にすることはなさそうです。
とことん二人きりにさせない、というエスカレート、このときにはまさかあんな終り方とは想像もつきませんでした。
結婚していれば二人で寝てもいいんですが?非常識なのはこの兄では…本来ならすごく腹立たしいはずですが、あまりに何かが大きすぎて怒る気にもなりません。
豪華客船で抜け出すというのも豪快ですが、それを漁船で追跡、というか…ここまでの権力は認められませんよ。法や双方の両親の承諾をたてにとれば何も強制できません。
迷わずバッジを捨てて二人きりで南の島…
なんて豪快さでしょう。とにかく呆然とするしかないです。いや、別に皮肉じゃなくてすごく面白かったんですよ!
これだけのことができてしまう作家というのも貴重ですよ。
こっちむいて!みい子
児童館とかの結びつきがあるのもいいですね。
みづきちゃんはこれから色々出てくるのでしょうか?
ピアノが弾けるというのも大きいですね。やはり三歳ごろからやったほうがいいのでしょうか…脳が未完成な年代からだと、脳と指の連動が高くなれば知能にもいい影響を与えそうですし。
というか本来三歳から十歳の間にやっておきたいことは多すぎます。体の動かし方をきちんと覚えるためだけでも。
人数が少ない、そしてどんどん少なくなる…なんだか覚えあります。
でもあきらめないみい子ちゃんは強いですね。
結局みんな集まってくれるというのが嬉しいです。
演奏シーンもすごく明るい感じというか生命感が伝わってきて素敵でした。
誕生日だった、というのはすごく嬉しいサプライズです。
すごくいい話でした。
とんでる!ポニーテール
また爆笑の連続。
とにかく熱い人たちですね。
「体操のうまいほう…かなv」って悪女ですね。恐ろしい子、が出るのもわかります。
二人ともすごくうまくなっている、というのもさりげないですが嬉しいです。
バックがゴリラだったりするのがすごい。
花が見えまくるのはさすがに綺麗です。
色々イメージさせようとがんばると…すごいですねこれは。
番長でもう大爆笑。
夜もしっかり練習していますね。
ウサギが花を出してしまうのも面白いです。
ラガーマンにはもう…こんなの描くほうが難しいですよ!
お互いを意識してみれば何かわかる…あえてほっとく綺更ちゃんもいい性格してます。
鏡のようなお互いだからこそ、お互いに見て直せばすぐ成長できる、やっと花が出てきたのが嬉しいです。
むしろこの二人がライバルになってしまう、綺更ちゃんはもっとずっと上にいる…それゆえの寂しさというのも痛いです。
彼女はやはり一人ぼっちなんだ、というのが「体操界にいないかもしれない」という発言から伝わるようです。
メイドじゃないもん!
確かに緊急事態ですね。まあ桃愛ちゃんはちゃんと服着ていますが。
恥ずかしいところを見られると逆に攻撃的になるんですね、この人は。
まあ確かにある程度以上のお嬢様だったら弾けて当然ですが…
このギギギは強烈でした。
アキラさんの大嘘は見事ですね。
一万円札というのもばかばかしいですがうまい。
「整形外科に入院するほど」というのが妙にリアルでいいです。というかそうなったら一万じゃすみませんね。
「女性の尻ばっかり追って」といわれたら男としては恥ずかしいです。
そして「お金を持ち歩くなんて」はきつい!すごい戦闘力です。
「すべて敵と思え」と、現実の金持ちも考えて育っているのでしょうか?敵と思いつつ人脈をきちんと張っておく、という生き方でしょうか。
風呂シーンはちょっと体形といつものいわおか先生の幼児体型が矛盾しているような…
クラスメートを集めて、というかあくまでメイド服描きたいんですね。
中なら安全…でも盗聴器仕掛けられたりするかもしれないとか、または入った人たちが内情を別の誰かに聞かれたりとか…まあそこまで警戒していたらどうしようもないです。
バイオリンのときを恩と思われたら、それこそ皮肉としか考えようがありません。
最後は結局プリクラでラブラブ、ですか…ふふ、何と言うか読んでてすごく楽しくなります。
ウルトラはなまるZ組!!!
最後まできつい道のりでした。
だからこそこの輝きは強烈で…
脚光をいまいち浴びていなかったキャラがいたのも残念でしたが。
士気というのは一度崩れるとどうしようもないんですね…
クラスはどうあれみんなどこでも会える、というのも確かに…でも実際には…
大志くんの胸に飛び込んで泣くのが、すごく気持ちが直接伝わってきて僕の胸も痛いです。
まだあきらめたくない、みんなも…こう盛り上がっていくのがまたいいです!熱いですね。
みんなで助け合いながらの六人七脚もすごく素敵でした。これだけでここまで熱くなれるなんて。
ここで全部ぶちまけてしまうとは…まあただ心のままに言葉が出ただけだと僕はわかってますけど。
それが理事長の心に届いた、というのも…心が届かないと何もかも動かないですね。
最後に学校を見に行く、というのも寂しいことですが。
ここで退学取り消しは嬉しいですが、元のクラスに帰るということで…結局少しさびしいことに…でも、みんなの絆は変わらない…
すごい作品だったと思います。とにかくすごいパワーをいっぱいぶつけていっぱい実験して…それが許される「ちゃお」という雑誌もすごいですけど。
このパワーが次回作でどう生きてくるか、どんなジャンルのどんな作品が小坂先生の力を一番引き出せるか…大変ですが、小坂先生と支える編集陣の力を信じてよさそうです。
くまップリ♪
お別れ、と覚悟していたら…よかった。
しかし妙な目的が出てきてしまいましたね。
いきなり地球征服とかこの銀河すべてを我が手にとか物騒な話もありますね。
まあ願い事がかなうというのは、想像力の限りで何でもできますからね。
記憶を消す、というのも結構便利です。
おんせんでのんびりする二人も楽しいです。
動いているのを見つけられて、せなちゃんもこれから色々出てくるのでしょうか?
執事のブログというのも苦笑しますね。
色々楽しいメンバーも増えて、ますます面白くなりそうです。
バンパイアのおきにいりv
危ういところでうまくまとめましたね。
告白しようとして…布団ごと飛ぶというのも読者にとっては夢かも。
逆にいちごのこと好きだから、とストレートに言われてしまうと告白しにくいかもしれませんね。
なかなかストレートに告白できない、それをラムネに責められるのも楽しいです。
好きな人といると嬉しくなって、というのがすごく素敵です。一番単純な好き、なぜそれをもっと大切にできないのでしょう。
帰りに温室に誘ってケーキを渡して、そこまでしないと好きといえないのが人間…
いきなり押し倒されるのはびっくりしましたけどね。
で、「俺の世界で」…一気に重い選択になりましたね。mortal(寿命が有限、死すべき)とimmortal(永遠の命)の恋というのは実際絶望的ですね…
考える時間、といってもそう簡単に決意できるものじゃないですね…
みんなと二度と会えなくなる、みんなから自分の記憶を消す…それもきついですね。
スタードも好き、でもみんなも…南極のオーロラから月の扉というのもすごくきれいです。
自分もバンパイアになる、そのまま血を吸うのも、周りがみんな年を取っていくのも我慢して人として生きる…これはこれですごく苦しい決断だと思います。神学的には無論許されないでしょうが…
キスだけ、血は吸わずに…「俺自分のことばっかり」とスタードも成長したというのがすごく嬉しいです。
いちごちゃんの寿命が近づくまでいちごちゃんは人間としてスタードとともに生き、そして寿命が近づいたら…それが一番いいのかもしれません。
オマケのキスがものすごく嬉しかったです。
結構素敵な作品になりましたね。次がどうなるのか楽しみです。
来月号、ついにきらレボ最終回…長いこと「ちゃお」を支えた傑作がついに…寂しいですが、しっかり支える柱がたくさんありますし、中原先生も安心して次の挑戦ができるでしょうし。
「ショコラの魔法」も安定した作品ですし、森田先生の新連載もすごく素敵な雰囲気で楽しみです。