ちゃお2009年9月号感想
付録の、この箱とプラスチックフィルムのどちらがコスト・エコで…でも箱だと輸送中破損の恐れがないのはいいです。
こうしていろいろなものがあると贅沢という感じもしますね。
今月はとにかく中原先生の新連載です。
そういえばめちゃモテ委員長のアニメがどうなのかも気になりますが…
くるるんっ☆りえるチェンジ!(中原杏)ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)世界制服☆ハニー(葵みちる)メイドじゃないもん!スイートキス(いわおかめめ)ちび☆デビ!(篠塚ひろむ)人魚王子(能登山けいこ)こっちむいて!みい子(おのえりこ)姫ギャルvパラダイス(和央明)オレ様キングダム(八神千歳)とんでる!ポニーテール(もりちかこ)神様のリング(小原ショウ)くまップリ(竜山さゆり)次号予告
くるるんっ☆りえるチェンジ!
一言で言えば…芸風全然同じ。でもそう安定しているからこそ、新入生も含む読者には受けるでしょう。
高級車が並ぶのはある意味圧巻です。
周りと二重に違うのを強調してから美形ラッシュ、わかりやすいです。
たこやきチェーンというのも中原先生らしいちょっと変な感じがします。
椿さまの出自の噂…意外と庶民だったりしたら大笑いですけど。
転んだだけで噴水破壊、って怪力なだけじゃなく質量とか硬度とかも?…というかロボットなんじゃ…
お姫さま抱っこは男としては当然ですけどね。
セレブに…なったとしたらそれはそれでいろいろ大変ですよ。まあ今の日本のセレブは、昔のイギリスの貴族みたいに戦争が起きたら真っ先に志願し、最前線で最後まで伏せるのを許されずガンガン死んでいった、ということはないようですが。
なーさんと根本的に同じ感じのマスコットキャラ…なんというか、アニメ化前提の匂いがする魔法アイテム…苦笑しか出ません。
このセレブモデル、本編に本人は出てくるでしょうか?
変身時の美しさはびっくりしました。
この商品を使って男の子と両思いに…なれないと思います。いい商品ですけど目的と機能が違いますよ。
怪力が出ちゃって逃げてきた、これで椿くんにはばれたでしょうか?
五百万って…それをあっさり「いい」というのもすごいです。
そして椿くん、彼女を何に使いたいのでしょうか?
大ヒットの後でプレッシャーも大きいでしょうが、これだけやっちゃったら…楽しく見守るとしましょう。
ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長
意地悪な見方をすれば、くっついてからどこまで引き伸ばせるかお手並み拝見…といったところです。もしここから、今までと質の違う名作として今までより長く続けられたら本当にすごいですよ。それを目指して欲しいです。
これは…人生最良の日ですね。まさに生まれてきてよかった。
堂々と「手をつなぎたいです」と言えちゃうのがすごいですね。
ルイさんの行動にはびっくりしました。普通はあきらめますよね…というかここで潮くんがはっきり言っていればよかったんですが、未海ちゃんの勝負好きをジャマしないのが第二の本能になっちゃってますね。
料理が弱点でしたか…。
見た目がまともで味が極悪…これは難しいですね。
「一週間死ぬ気でがんばって!」は爆笑しました。
正確に、って料理だと思うからダメなんです。化学実験と思えば間違えません。
というかこんなことしてよくクッキーの形ができたものです…
潮くんが頭をなでてくれたのがなんだかすごく嬉しいです。
一週間で基本がばっちりになるとは…普通料理ベタキャラはどんなに特訓してもどこかで毒が混じるもんですが…
手荒れは女性の勲章、と思うのは古い感性です。ちゃんと処置できるならそれにまさることはありません。
菓子のカロリーは、僕は実際に作った時に知ってものすごい恐怖感を抱いています。なぜバターを叩きつけたら生地になるのでしょう。どうして正気でそんなものを食べているのでしょう…
食べても太らない菓子…寒天・コンニャクなどでしょうか?
世界制服☆ハニー
この行動力とまっすぐさはまぶしいぐらいです。こういう作品、小さい子供にはすごくいいと思いますよ。
大地くんの無反応もわかります。階層ははっきりわかりますからね…
というか次回以降も、あいらちゃんがいろいろな制服を着こなす話になるとか?…まさかね…
いきなり肩を抱かれるのはびっくりしましたし嬉しいです。
「この輝きはかくせない」…というかもう転校した大地くんがいることに関心を持たないついてくる人たちって…
これならすべて納得、って読み返すと頭を抱えます。同時に椿さんのずうずうしさにも驚きますね。
「テスト盗んで転校した人が」って…罪悪感がないというのには呆然とします。
彼女をかばうことは彼女のためになるでしょうか?罪悪感も抱いていませんし、生き方を変える…満点でなければ意味がないという価値観を疑う様子もありません。
このままでは邪悪の底に落ちてしまいかねませんが…それでいい、というのが最大最悪の復讐でしょうか。愛の反対は無関心とも言いますが…
ぎゅっと抱きついて全身で慰める感情表現のまっすぐさがまた素晴らしいです。すごい子ですよ。
しかし…つくづく椿さんの言動は、僕には正気とは思えません。世界の全てが自分の利用するだけのもの、という小児の感性なのでしょうか?
なんだかわけがわからない、一見普通でものすごく狂っている、とんでもなくおぞましいものを見ているような不快感があります。まあ僕も他人はそう感じるのでしょうけど。
敵というのもなんというかハッキリした言葉ですが…
メイドじゃないもん!スイートキス
つくづくメイド服が好きなんですね、桃愛ちゃん。
というか誰か、ちゃんとしたしつけを始めればいいのに…ちゃんとなぜそれが必要なのか説明しながらやれば、いたずらに反発されることはないのでは?
意識しすぎてるのも可愛いですね。
アキラさんの親、とまあ展開が読めすぎます。
日本なりのおむかえ、というのも…水羊羹を手作りできると言うのはかなり高いスキルなのでは?
喜んでほしい、とものすごく心を込めているのですが…まあアキラくんには伝わっているでしょうね。
一応ちゃんとした服に着替える、という常識感覚はあるんですね。
「変に合わないリップなんかつけるな」がしびれるような、女の子の立場だったら強烈な感じになったろうな、というパワーがありました。
いきなり落とすのは…これはこっちが非礼です。礼儀知らずをかまうことはないですよ。
特に人の母親の悪口を言うのはこの上なく非礼です。
自分がやっていることが、人前で…どんな不潔なことをするよりも不潔だという自覚がないって怖いですね。
まあ、この母親に言わせれば「礼儀は人間に対するもの、こいつらは人間ではない」のでしょう。
アキラの強さ…でも逆に、それはすでに彼にとって、母親は半ば敵、いつでも敵にできる他人でしかないということで…
この憎悪の目のすさまじさはぞっとしました。
「こーなるのがわかってた」に…同情する余裕はなさそうですね、桃愛ちゃんも。
ちび☆デビ!
そういうことでしたか。よーくわかります。
ほのかちゃんの根性もたいしたものです。
真さんが毎回、しっかり励ましてくれて…この夫婦の関係ってある意味怖いですよ。最強無敵夫婦。
この写真は…抵抗できませんね。
言葉じゃなく写真から、ママ役をやめようとした理由を察したと伝え、それを理解する…すごいです。
一匹狼まで似てしまったら、それこそ僕が子供を作る気が全くないのも言われて見れば大きな理由です。
「みんなのおむつも持ってきてくれてた」って、それこそ…短い間とはいえ、ほのかちゃん、実の親に等しい愛情でライちゃんのことをよく見ていたんですね。理解できるのは実の親じゃないからこそでしょうけど。
そんな存在が誰にでもいればいいんですけどね、親に匹敵する愛情を注ぎつつ、しかも親と違って価値観を押し付けずに一歩だけ引いてありのままに理解することができる…
真さんも一言も責めずに、すごい人です。
いきなりなついた、というのが苦笑しました。
しかしつくづくすごい作品です。アニメ化とかは難しそうですが、たくさんの子供と親に読んで欲しい作品ですね。
人魚王子
薄紙一枚だけの幻想的な感じ、すごく酔わせる魔力です。
家族三人では暮らせない…結構多いでしょうね、今は。
歌っていれば嫌なことも吹き飛ぶ、というのは幸せですね…わかりますけど。
元々服を着ていて泳げるのは特別な訓練を受けた人だけです。むしろ泳げる人のほうが、水着と平服の違いに焦って溺れますよ。とにかく浮くのに専念すること。
助け上げられるところはきれいでした。人魚姫の助けられるシーン、一体どれだけのマンガや挿絵が描いているでしょう…
僕も最初は人魚と信じていませんでした。ここが実にうまいです。
声がいいのに音痴、というのは悲しいですね。
「海の前じゃ点数つける人なんて」逆にボイストレーニングではつけられてばかりなんですね…
南の島で服を着たまま泳ぐのは、すぐに乾くのと、緯度が低く日光が強いので水着だとひどい日焼けをするからでは?
人魚姫といわれるのはそりゃ男子のプライドが…
いきなりのお姫さま抱っこも、すごく跳ね回るような楽しさがあります。素敵なシーンです!
歌からまず恋心が出てくる、というのもすごいですね。
人魚と手をつなぐと…ここで本物だとわかりますが、なんというか…疑いから信じるまでが、デジタルじゃなくすごく自然な斜面になっているんです。いつ信じたのかもわからないぐらい。
このキスはびっくりしました。
そして歌で思いを伝える、この気持ちよさ…
シベリア抑留…そりゃ長くなりますね。
大声で「キスしちゃってテレてただけ」…恥ずかしい…
親の都合で振り回される、これが離婚の一番嫌な部分ですね。
離れたくない、と簡単に家出…そしてこの崩壊は…ぞっとします。
長い間会えないのが辛い、というのもすごく痛いです。
大洋が泡になって海に戻った…一体化したのか、それとも…このあいまいさが本当にすごい。
それだけでなく、読み終えて少し時間が経つと、愛海ちゃんがまともに人間に戻れるかも心配になってきました。あまりに深い深淵をのぞき、触れてはいけないものに触れてしまったのでは…と。かすかな恐怖とその美しさも感じられます。
何回すごいといっても足りない、ものすごい作品です。
こっちむいて!みい子
これ以上なく幸せな暮らしですね。
大人っぽいファッションでのお出かけ、女の子はそりゃうらやましくなりますよね。こういうのは友達の階層とかもあると思います。
高すぎるヒールに反対するのはわかるのですが、今のみい子ちゃんは子供っぽすぎます。子供のままにしておきたいというのも大人のエゴですよ。
ちゃんと階層面も含めて「私たちの階層の女性は一生高いヒールなどはかず真面目に暮らすんです」というなら納得するでしょうか?そこまで多分、母親も言葉では自覚していないでしょう。
ほんの少し上の段のものを買ってあげる、というのは受け入れないかもしれませんから、やはり…今回結果的にそうなったように、かなり大人っぽいものを買って、その実用性のなさに呆れてあきらめ、それから一歩ずつTPOと自分の個性に合うおしゃれを学んでいく、というのが最良でしょう。
「一度コケればわかるだろう」がまさにそう。というかハイヒールって実は、昔のトイレがなくおまるの中身をそのまま道に捨てていたヨーロッパの都市で、それを踏まないために作られたとか…
いろいろと服を合わせる、というのもそれを自分でやるのはいい勉強になると思います。
というか練習してから外出したほうがよかったかもしれませんね。
中一にナンパされるというのもすごい…帰ったのはいい判断です。
「アタマにきたか」は女心わかってなすぎ、竜平くんらしいですね。
おんぶしてもらう、というのも意外な余禄です。
スニーカーのほうが運動性が高いのになぜハイヒールが女らしくそんなに好まれるのか…それは貴族の女性は自分で運動することが望まれない、多数の使用人か奴隷を使って暮らすのが当然、という社会の文化だからです。というか文化自体、不合理、運動性をわざと低める要素が重要になるのはそれこそ孔雀の羽からいえること…
僕もそういうのは嫌いなので、母親の気持ちはよくわかります。でもその価値観を強要するのも、多分子供を不幸にするでしょう。
姫ギャルvパラダイス
女の子のビキニを買うというのもなまじな感覚じゃないですよね。
なにこのだるま…笑うしかないです。
美、というものに対する情熱はある意味すごい。
というか結構スタイルいいじゃないですか。谷間くっきり。
美人オーラというのもすごいですね。
「私を見よ!!!視線のかずだけキレイになってやる!!!」は女の子の出してるメッセージのいい言語化です。
横浜と渋谷の勝負ですか…それもまた面白い対抗ですね。
船マリン盛り…いやまあ確かに昔のフランス貴族には船を盛るのもありましたが…このフォアマストのみ横帆、メン・ミズンが縦帆の帆装はバーケンティンといいます…船尾を顔側に向けるとは大胆です。
ちゃお盛りはもう呆れて何もいえませんでした。
モノローグを物理的にぶら下げているのも爆笑。
姫子ちゃんが声をかけられるのはびっくりしました。
とちおとめ様も冷たい…
あっさり逃げてしまうのは男としては情けないです。
男になったとちおとめ様はやはり最強。
海藻ホラーギャルはすごい。
電話でフランス、ってまた展開の速いことで。
本当に強烈な作品です。
オレ様キングダム
白馬くん相変わらずですね。どうやら前回のあれからは立ち直ったようで。
劇中劇ならぬ漫画中漫画…確かに。まあそりゃ怒りますって。
サイン会は漫画家の憧れですが、試練でもあるようですね。
幼稚園のそれで動けなくなる、とか担当さんに言えばいいのに。
「舞台に舞う蝶にしてみせるわ」はどこかで見たシーンのような…
部屋でのリハーサルは間抜けにも思えますが、リハーサルの重要性は本当ですね。
楽しいこと…自主規制ってなにを描き始めたのでしょう。
サプライズってすごい…三日も徹夜するというのもすごいですが。ヒマですね、とは言ってはいけないんでしょう、すごい友情ですね、というべきです。
黒澤くんがこれじゃあもう無敵ですね。
手を握って励ます、これは強烈ですよね。
みんなの応援にすごく素直に感謝できる、これため息が出るほどすごかったです。
宝物って一体?この漫画次はどこに飛ぶのやら。
まさか彼らで実写ドラマ…そんなことできたらすごいですけど。
とんでる!ポニーテール
いきなり時間が飛びましたか。
夏休みを故郷で…のんびりしすぎてますけどそれはそれでいいリフレッシュ・基礎体力鍛錬になっている…と思いたいですね。
テレビでいきなり綺更…というか光葉ちゃん、妙に男っぽくなってません?
確かに今のマスコミはスポーツ選手の卵もアイドル扱いしますね。あれは見ていて眉をひそめます。
つぶされちまう、と思うのもわかりますね。
いきなりイノシシに乗っている綺更ちゃんの順応性には驚きました。
大声の迫力はすごかったです。
こんなとこにいないで一分一秒でも練習をしているべき…まあ確かに。
メンタルトレーニングだってしている、というのもすごい自信ですが…テレビという魔物の恐ろしさを本当に理解しているのでしょうか?
いきなり出てきた…と見せて結構読み返すとあちこちに出てるんですよね、彼女の口調の変さも面白いし自然です。
山でも川でも…すごく華やかです。
忍者でカンチョーの手、という勘違いは爆笑。でもこの組み方もよく見られますね…密教での名前は知りませんし、仏像で見たことがあるかどうかも思い出せませんし今両界曼荼羅図手元にないですが。
つばめちゃんが直しているのは如来拳印です。
いきなりライバル勧誘ですか…彼女はどこまでついていけるやら。
というか綺更ちゃんは、それこそ…自分がどう頑張っても追いつけない、自分がゴミに思えるほど圧倒的な天才に出てきて欲しい、と思っているんでしょうね。つばめちゃんはそこまでじゃない…
神様のリング
なんというかかなりすごい作品でした。
「私といっしょにお兄ちゃんのところ」って病んでるにもほどが…僕ならナイフを抜き打ちで目を掠めてやりますけどね。
ただ笑いかける、というので…本当に癒せたのでしょうか?
「オレの胸でよければいつでも貸す」というのも間抜けですがカッコいいです。
「女の子って男の何倍もカッコイイから!」というのもすごくわかります。到底かなわないですよ。
輪花もケンくんには心を許してるんですね…
「笑って話せる時が」…時間って、若さってすごいですね。ただ…変われる人ばかりじゃない、あまりにも深い部分でゆがみが染み付いている人もいますが…信じたいですね。
この再会の印象もすごいです。
祈り、というテーマも、何気なくすごいです。
そんなことを考えていたのですか。そんな時間もあったほうがよさそうですね。
彼の、ちょっと遠まわしですがあくまで美しい告白と、すごく…熱いんですけどものすごく体積も大きくて、熱量自体がものすごく大きい愛情がいっぱい伝わってきます。
つくづくすごい力が、言葉にならない何かだけが伝わってくる…その力がどんな次回作でどんな風に生きるか、楽しみでなりません。
くまップリ♪
クライマックス、でしょうか?
UFO酔い…きつそうです。
るるかちゃん自体が「はじまりの石」…しかも命を失う?でも…この下にまだ続きがないでしょうか?
その紙は丸めて捨てるだけでは危険ですよ。切り刻んで燃やして灰をかき混ぜないと。
寿命になってからでもいい、というのはある意味穏当ですね。
そして車にひかれそうになってかばったるるかちゃんが…というかみんなを信じればよかったんですよね。
次号どうなるのか…固唾を飲むとはこのことです。
次号、やはり新人が元気なのはうらやましいです。くまき先生の可愛らしさも定評がありますし楽しみです。
まいた先生の復活も「なかよし」ファンとしても嬉しいですよ。ずっと頑張っていましたしね。