ちゃお2010年10月号感想
別冊付録の装丁がまさに高級チョコレートみたいで素晴らしい。
バッグも安定した実用性があります。
中原先生の新連載がどうなるか…新人若手にそれほどの期待がある作家がいないのがちょっと淋しいですが。
にじいろ☆プリズムガール（中原杏）姫ギャルｖパラダイス（和央明）ぐぐっと極上！めちゃモテ委員長（にしむらともこ）ちび☆デビ！（篠塚ひろむ）オレ様キングダム（八神千歳）真代家こんぷれっくす！（久世みずき）わざアリっｖきわみちゃん（もりちかこ）ナゾトキ姫は名探偵ｖ（阿南まゆき）まほちゅー！（やぶうち優）あの日、僕らは…（まいた菜穂）こっちむいて！みい子（おのえりこ）次号予告
にじいろプリズムガール
やはり芸能ものがいい、ということでしょうかね。
いきなりのマスコットキャラも…柳泥鰌もここまでやってくれたら潔いもんです。
跳び箱感覚で人を飛び越せる、ってものすごい運動神経もあったものです。
カビバラ…どこをどう突っこんでいいやら。
165cmで小学生、というのもすごい。
社長の娘？デビューしていないのにも理由があった、と…
その身長と運動神経じゃ、バスケなんてものすごい有利でしょうね。
予習復習も宿題も真面目にやっているのに…いや、ちゃんと勉強していてできないとしたらそれは学習障害で、病院行くべきです。今治せるのかどうか知りませんが。
ぜんぜん王子さまじゃない、ってよっぽど、いやというほど知ってるんですね。
同居というのは見え見えすぎて楽しいです。
超意地悪…確かに王子様じゃないですね。まあでも王子様でも、イギリスの…あの兄弟を見ればどれだけ幅があるか。
といいながら父親が帰って来たらなにこの猫かぶり。
根性で食べれば食べられるんですね。食べたら吐くとかアレルギー反応とかじゃなくて。
伝説的な女優…小さい頃はなりたがっていたけれど母親が死んだら…
一緒に演技できないから、ですか…
いきなり巻き込まれて、あのサラブレッドの彼女がまともに台詞を言えないのにはびっくりしました。
それから二度目の覚醒、母親の言葉からというのがすごくわかりやすいというか…
指示と違う笑顔をしてしまう、というのは…どっちなんでしょうね、盲従型を求める人も多いでしょうし。
さてどうなるのやら…いきなり三年ぐらい飛んだりして。いきなり敵を作った気配があるのも苦笑しますけど。
姫ギャルｖパラダイス
ゴールド組とラメ組…男子は一体どこに行ったのでしょう。
パンフレットのモデルになるには地味な服装をしなければならないんですよ？
どんな競技だろうとおしゃれに気は抜かない…おそろしい。
ハイヒールで走るって人体構造上無理では？
ロングネイルで、ってあの玉入れの玉はかなり重くありませんでしたっけ？
根本的なツッコミ…少なくとも僕は、高校では体育祭じゃなく陸上競技会でした。
チア…日本では分からないでしょうね、アメリカの女子高生がいかにチアに命かけてるか。
彼女を動かすには男装、わかってますね。しかも長ラン。
109…どうしてそんなに？
失敗からとんでもないことになるのも、もうここまできたら笑ってるしかありません。
こういう作品はすごくいいですよ。少なくとも極悪な人間がいない、心配なく楽しめるんですから。
ぐぐっと極上！めちゃモテ委員長
大変ですね。
そして最後の課題、何でこんなに盛り上がっているのやら。
選んだ二人…とことんまでおせっかいですね、この人は。
まっすぐな髪はすごく魅力的です、誰がなんと言おうと。
完全にぼーっとしているショウさん…このドジが楽しいです。
今度はもてない男子に変身してもらう…それはそれでありがたいです。逆にそれを反転させればもてるやり方にもなる、と…
ちび☆デビ！
子供の好き嫌いって大変ですよね。
子供が最初に主張する自我…親の対応もいろいろあり、そして親が参考としたがる本にも、鞭を惜しむな容赦なく服従させろから子供の自主性を大切にまでいろいろあります。
さらに単なる好き嫌いではなくアレルギーの問題もある…今に至るも、学校や軍隊でアレルギーで食えないものを無理やり食わされて殺された人は何万人いるのでしょう。
真さんも器用ですね。
きゅうり…あくまで食べさせるという父親、甘い母親…なんかもう天国のような。
ほんの少し混ぜてもだめ、というのは本当に味がわかって嫌いなんですね、単なる意地じゃなくて。
農家の人が無駄に美形なのが、更にそれが繰り返されるのが最高です。
あくまでナス…小さい子らしいですね。
かわりにペペが食べる、確かにそれが一番まおちゃんにはよさそうです。
母親の形にして食べるというのは伝説の「にんじん大好き！」（KCなかよし『魔物語（松本洋子）』所収）を思い出してしまうんですが…ええ、ある年齢層の女性陣、もしかしたら今の「ちゃお」読者の母親には今も懐かしい傷かもしれません。
最後の手…これは厳しい。
それで、コレ食べろという二人の優しさ…が、なんでしょうこのおそろしいものは。
きゅうりよりずっとヤバイ食べ物がある…おそろしすぎる現実です。だから「やりたくなかった」のでしょうか？
結構その手が有効なのかもしれませんね。
しっかりほめる真さんもいい父親です。
なにこの天国…ため息しか出ません。
オレ様キングダム
なにこのエロマンガ…
というかなぜ、そういう萌えだけでできた漫画って「ちゃお」みたいな雑誌には実際には少ないんでしょうかね。
男子どもが抜け殻、というのも苦笑するしかないです。
その点ヅカファンはかなり楽なんですよね、在団中のスキャンダルは事実上絶対にないので。まあ寿さんのケース…これ以上言ったら僕どころか家族の安全も危ないのでやめます。はい、宝塚は常に清く正しく美しく。
みゆうくん…なんというかすごすぎます。
マスゴミの近所迷惑ぐらい慣れているのでは？
ゾンビ映画…はは。
ああそういうことでしたか。ひでえ。
それを新聞部に売ったらすごい借りになりそうです。
泊まっていくと言っても仕事用具は？
うほほーい、って今の子は…リメイクすら見ていないのでは？というかもしアラレを知らないとしたら、ドラゴンボールの初期のエピソードはどう思うんでしょう…驚いたことにこないだ、幼児がかめはめ波の真似をしているのをスーパーで見たので、もう終わってからかなり年月が経つ今も残っていることは分かっています。いや、今の子はZ以降の話など知りませんか。
瞬くんのTシャツ、持って帰ってもいい…確かに神ですね。
でもいくらなんでも同室は無理すぎますよ。
男は男同士のほう女は女同士のほうが気が楽ですね。本当はこれほど違う生き物が同じ部屋に寝るほうがむちゃくちゃです。
雷のなか張り込み中のマスゴミにはご苦労様としか。
雷が怖くてラブラブというのも素敵なシチュエーションです。
お互いに気持ちを言葉にしてしまうと…何というかしゃれにならないです。
ホラーだと思ったらまたマスゴミでしたか。
みゆうくん…なんというすごいことを。
真代家こんぷれっくす！
久世先生の優しいタッチも久しぶりです。ちなみに僕は増刊読んでないのでこれまでの筋知りません。
のんびりした感じですね。
本当は…複雑ですね。すごい疎外感でしょうし…
彼氏彼女という言葉に、恋に恋している人はこれが現実だと思えば…
そういう話は実の姉弟でも難しいのでは？
家庭の事情同士の会話、妙に緊張感がありますけど暖かいです。
逆効果…どんな会話だったか想像したくもないです。
三人とも、夜はなんというか青春ですね。
いろいろと誤解が多いですね。みんないろいろ秘密にしすぎです。
さてそれで…なんかいきなりホームドラマからサスペンス？
結構面白い作品です。久世先生のいい面がうまく出ていますね。
わざアリっｖきわみちゃん
…男子にとっては悪夢です。
占い…面白いことを学校でやってますね。
証拠ごと消して見せるわ…日本の警察は証拠なんか必要としませんよ？
かまいたちの術…いきなり豪快な。
なんというかこれほど狙われて気づきもしない、運のいい人です。
というか神風の術、って僕にとっても覚えてるかどうかの懐かしい話ですよ？
影縫いから接近して…あの、匂いに敏感なようでは忍びは無理です。人を殺すってとっても臭い話なんですよ？絞殺したら人間必ず糞尿は垂れ流しますし、腹を変に切ったら内臓があふれますし、特に夏場なら死体はすぐに強烈な匂いを放つようになります。
さらに現在の忍び、スナイパーは三日ぐらい大小垂れ流しで野原で身じろぎもせず狙い続けるぐらい普通の話です。
オッサンの背中に乗せて運ぶ、確かにそれしかありませんね。
そして元気になったのはいいんですが…
なんという恐ろしいことを。きわみちゃんも災難です…
ナゾトキ姫は名探偵ｖ
しっかりお姫様抱っこ…命があったのは幸運でしたが。というかこの時点で警察に通報し、みんなは警官の護衛で家に帰るべきです。
それを、「正しい選択肢を」考えもさせないというのは子供にとって有益でしょうか？
そして翌日のメール…探偵に解決させて…
子供の犯罪は大事にはしない、という不文律はどうなんでしょう。反対する気持ちもと手も強くありますが、むやみになくしていいのかという恐怖もあります。僕はあまりにも物事を知らないのです。
少なくとも『無実はさいなむ』は最悪です。
めがね、髪と次々に変身していくのはカッコいいですね。
「こんなことしないと約束してほしいだけ」…もし死んでいたら、ポアロだったら…やはり死刑か終身刑を求めるでしょうね。人を殺すことがどんなに簡単か分かってしまった人間は容易にそれを繰り返す、という理由で。まあポアロがあくまで犯罪を容認しない状況は、『無実はさいなむ』にさせないためでもあるのですが。
割と軽めで、しっかり阿南先生の魅力を出していました。
まほちゅー！
妙に熱くなってます。
学校側の対応…どうすればいいんでしょうね、変に子供が動いたら悲惨なことになりかねない、でも大人が決めたからって人一人見捨てるなんて、子供には簡単にはできない…
大人みんな、子供たちを行動不能にしたほうが安全でしょう。
「オレは…本当はおまえのことが…」と言っているのが、コレは苦笑しました。
みんなは帰して、だったらなぜ全員帰宅させないんでしょう？
トカゲの尻尾はそりゃおいしい匂いでしょうね。
なんかえらくドタバタしてますね。
さくらちゃんの話で動揺させようとする…あくまで犠牲にさせるしかない、という冷徹さと…
「オレのことが好きならオレの前から」って、恥ずかしすぎる台詞なんですけど。
死亡フラグ、って確かにそうですけど。
あいるがツイてる…いい決め台詞ですね。
あの日、僕らは…
HardBankってとあるエロゲの作中世界の中吊り広告などで結構おなじみだったりするんですがｗ
あの約束、厄介ですね。
顔をあわせにくい、というのが男としてみるってこと…今度は水の浴びせあい、なんと言うか極端ですね。
着とけ、ってそれだけじゃ風邪は免れないと思います。
「どれだけニナのことを想っても」…すごく男の苦しみが伝わる表情と言葉です。すごい。
缶コーヒーを回収に、って逆にそれでますますまずいことになるかも。
失うと思って、というのもべたですがいいですね。
そしてもう一つの真相…あくまで告白からは距離とるんですね。
いきなり殴り倒して話しかけるってすごい。それで、「だってきかれなかったから」アキまで殴るって…しかし何をどうやって、親も何もない子供がこうなったのでしょう。親に強引に納得させたとか？
島さんの順応というかのんきさも…
このすっとぼけたリズムのずれこそ、なかよし時代から知ってたまいた先生の最大の魅力です。
自分で未来を作る、そんなことができる人は何人いるでしょうか？99.9％まで歴史のままに流され…ある男は塹壕を掘っている最中砲弾に粉砕されて隣の戦友は無事、ある男は最高の軍人になるよう育てられた結果ユダヤ人の殺戮を忠実にやって戦後処刑され、ある男は小さい頃の事故の結果徴兵されず生き延び、ある人は戦争すら起きない時代に生まれて無事に過ごし、ある女は女の子として生まれたために十歳の頃には売買同然に結婚し、ある女は大学まで行っても就職氷河期で…というより人間の歴史のほとんどで、人は「十人生まれて二人成長できれば幸運」な、飢餓と捕食者と伝染病に追われるギャンブルのコマでした。
大人の男性…と言ってもたいしたことじゃないですよね、こうしてみると。
どんなに願っても変わらないなんてできない…彼女が逃げずに受け止めるために、これだけのことが必要だったとは。
この穴、埋めなくていいんでしょうか。
まいた先生の魅力を最大限出し尽くした、作家としてはこれ以上の冥利はないんじゃないかというぐらい素晴らしい作品でした。
でもそれで満足せず、次はもっと貪欲に…期待しています！
こっちむいて！みい子
比べる、というのは親としては分かっていてもどうしようもないんでしょうね。
しかしこの漢字も算数もすごい…僕でもきついですよ。
といっても、数学は原理的に「間違えることができない学問」のはずなんですけど、なのになぜこんなに数学って難しいんでしょうね（ナミダ）
プリントで怒られているみい子ちゃん、われ関せずと洗濯物をたたんでいるまもるくん…ここまで差があったら大変ですね。
それぞれいろいろ大変ですね。見習えといわれる姉のほうも大変でしょうし…
料理を自分でやろうとして…これもよくあることですね。圧力鍋やダッチオーブンなら適切に火加減してからなら放置してもほぼ大丈夫なのですが…といってもどちらも、実はカレーと相性が悪いので油断はできません。まあ僕が油入れすぎカレーを好きなのが悪い、普通のレシピでやれば大丈夫なんですけどね。
圧力鍋はカレールウ・油・豆と相性が悪いです。油は圧力鍋の隙間からでもあふれ出します…何度もやらかしてます。
ダッチオーブンは便利ですが、大量の油は重いふたの隙間からさえあふれ出ます。
まあ大事がなくてよかった。
ここは母親の愛情と思いやりがとても嬉しいです。母親としても子供の成長がこれ以上にうれしいことはないでしょうね…今日はまだ仕事がそれほど悲惨じゃなかったからうまく対応できたのであって、別の日だったらもっと深く娘を傷つけてしまったかもしれませんが。
なんとかやっていく、という言葉がすごく大切に思えます。
それにしても、本当になんて素晴らしい作品があるのでしょう…しかも二つも。
日本人全員、こんなに素晴らしい作品が、二十年後には母親としてまた次の世代、未来そのものを作る女の子の一定数の手元にあることに、どれだけ感謝しなければならないことか。
来月号は…中嶋先生の前の作品はすごくよかったので楽しみですね。新人作家に安定したショコラと、実に楽しみです。