ちゃお2010年12月号感想
こういう単純で実用的な付録、僕は好きですよ。とても。
しかし何度見ても和央先生の表紙は過激です。
こういう、出入りが激しくて毎月内容ががらっと変わる雑誌っていいですね。
「なかよし」は数ヶ月何の変化もないこともありますし、さらに連載が終わったばかりの作家の新連載を含めれば丸一年なんら変化がないことも普通ですから…「ちゃお」読者には何でそんなつまらないのガマンしてるの、バカだね、って言われていそうです。安定のメリットもあるのでしょうか?
本当は長期連載なのに数回で中断して一時休んでまた戻る、というシステムがあるのも、作家陣の多様性を大幅に大きくしてくれます。作家にとってもいい休息になるでしょう…まあ「ちゃお」の人気作家は増刊も多いのでそれほど楽ではありませんが。
それに作品自体も、安心して読める優しい作品ばかりで、読んでいて嫌な思いをしないですむというだけでもすごくいいです。
ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)姫ギャルvパラダイス(和央明)沢渡さんを攻略する方法(森田ゆき)にじいろ☆プリズムガール(中原杏)ココロカーテン(中嶋ゆか)オレ様キングダム(八神千歳)ナゾトキ姫は名探偵(阿南まゆき)ちび☆デビ!(篠塚ひろむ)わざアリっvきわみちゃん(もりちかこ)クリスマス限定サンタくん!(藤実リオ)真代家こんぷれっくす!(久世みずき)こっちむいて!みい子(おのえりこ)次号予告
ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長
しかしなんて色気も何もない下着姿…
芸能事務所の類の、全ての部屋やドアには閉じ込め防止警報装置が必要ですね。
ドアを蹴破る…と言っても蹴破るための蹴りのフォームじゃないです。
危なく蹴られるところ、ってパンツ見えなくてよかった。
ルイさんもさすがですね…すごい鮮やか。
シュウの変身はかなりぶっ飛びました。
普段の家での自分…それを素直に好きな人に見せる、でもそれが許されるのは元が美形だからですけどね。
優勝は…まあ意外と言えば意外ですけど、一人の人を幸せにするほうを優先して…
さて次はどんな話になるのやら。当分ラブラブにはならなさそうです。
姫ギャルvパラダイス
フリーマーケット…とちおとめ様、一体何をやらかすんでしょう。
隣がボスギャル、ってつくづく縁が深いですね。
クリスマス・ホーリーナイト…そのまま宝塚の、それもパレードに出られそうです。
ベルばらとかに出る、このふくれたスカートは昔ならクジラヒゲの輪が入っていてすごく思いそうです。
フリマのためにわざわざフランスから、というのもぶっ飛んでますね。
ブランドバック、そりゃどうしようもないですね。
強引に10円、というのもすごいですね。五十万を十万って確かに安いように見えますが。
姫子ちゃんはあまり売れてない…でもブランドバック十円で手に入れたんだからいいじゃないですか。
マネキン5という番組は僕はまったく知りません。僕がテレビを捨ててからでしょうか。
さて姫子ちゃんは…期待を裏切りませんね。
やけになって暴れたらよくなる、ってこれだからおしゃれというのはわかりません。
そしてW男姿…強烈ですね。
なんと言うか本当に小さい子には最高に訴える作品です。
沢渡さんを攻略する方法
いきなり玉砕…
二人がいるから世界は満ち足りている…足るを知るっていいですね。
まあでもどうなるかはとてもわかりやすい、と思ったら他校に彼氏がいたんですか一花さん。
半ばいたずら心でしつこい男をグループに呼び込む…楽しいですね。
というかみんなの前で大声で「好きになってもらえるように」ってすげえ。
エビフライが定食って、考えてみるとエビフライってトンカツとかと比べたら、中身が少ない気がするんですよ。実質的には「油を吸ったパン粉」と「タルタルソース」がほとんどなのでは?そりゃおいしくはありますけどね。
気を使おうとしてもうまくいかない、これへこみますよね。
なんかこのちょっとしたばたばたがたまらなく楽しいです。
この馴れ初めというか惚れたきっかけの…甘さと言うか乙女チック度ときたらすごい。
その真相は笑うほかありませんでした。
「好きになった子がやさしくって」これすごくわかります。好きな子がいい人だったら何より嬉しい…本来は逆なんですけどね。好きな人のいいところを探すほど嬉しいことはありません。
わかんないどうすれば…こういう考えの表現が楽しいですね。
佐藤さん…また世界に入ってくる人がいそうです。
思わず抱きしめたくなるような顔…まったくその通りですね。
なんというかこのずれかたと面白さ、最高です!すごく楽しみな作品ですよ。
にじいろ☆プリズムガール
いきなりキスシーンに入りそうになるのはドキッとしました。
それで押しのけて、まだ演技の続き、たまりませんねこれ。
舞台装置のこういう欠陥は致命的ですね。実際に舞台は巨大な力を使う機械を用いているので、時には危険です…宝塚でも、非常に恐ろしい事故が…せりを動かす機械に巻きこまれた死亡事故が起きたことがあるのです。
しかしものすごい運動神経。
それで、新体操とごまかす…うまいといえばうまいですが。
「蓮が好き」というこの丸一ページアップ、すばらしいです。
それに確実に答える、このキャッチボールのように互いを高めあっていくのがすごく素敵です。
自分の演技で人を幸せにできたなら…人は人の役に立つのが何より嬉しい生き物なんですよね…
そして賞が目標になって、だから年齢も…なんかあっちこっちに飛びますね。
自分の力で、って自分だけの力でできることなんてこの世ではないに近いです。
ココロカーテン
盗撮って…そういうところは閉鎖するか何かしたら?
結局かかわりを断てない、面倒と言うかなんと言うか。こういう崩しまくった表情も楽しいですね。
それが一転してこの切ない雰囲気…BGMまで変わるようです。
ちょっと髪とかを変えるだけで印象は一変するんですね。
「カーテンかかっちゃってる」と読まれるのがすごく素敵。
途中経過すっ飛ばして「なんでこんな話打ち明けて」になるのも無駄がなくてうまい。
自分の理想と一つでも違うところ…どうなんでしょうね。
考えても答えが出ない…考えるだけなら膨大な時間やってきているんでしょうね。そして考えれば考えるほど…
あわててつかまえて、半年前から知っていた、というどんでん返しには驚きました。
「いっぱいあったほうがいっぱい元気出ると」…とにかく元気を出して欲しい、という気持ちは伝わったでしょうか。
こんなところに、高校生モデル…一体どういう存在なんでしょう。
息もつかせないという感じです。すごい。
オレ様キングダム
よくノーアシストで頑張ってますね…
さてこの電話、いきなりすごいことになってます。
子供でしたか。そりゃ大変。
女の子…って原稿は?
白馬くんと美和ちゃん…フラグ立ちました?
確かにえらくアメリカンな料理ですね。
ピザをミキサーに…恐ろしいことを。
休め、って今休んでいいんでしょうか。すっかり原稿は忘れられています。
黒澤くんの大人版…かなり強烈ですね。
で、原稿は?最期の最後まで忘れてましたね。
ナゾトキ姫は名探偵
結構人気あったんですね。
昔のことを思うとものすごい絵の変化ですが、今もすごくいいですよ。単純で必要な情報だけが伝わってきて。
天使役…ラストで天に運ぶ、ってなんかもう宝塚みたいですね。宝塚の、心中のあと天国で幸せな二人が踊る甘さと言うのが僕はとても好きです。
事件の香り…だったら別に止めたら?まあポアロでも、殺人を事前に止めるなんて離れわざほとんど成功してませんけど。
確かに恐ろしく中性的な美形ですね。
これほど個性的なキャラクターを作れるのがすごい。
シェイクスピアは日本語ででも全員読んだほうがいいですね…それも全部。聖書やギリシャ神話同様、欧米人には当然の基礎教養ですし。
生徒がさらわれても…この警察は学校に入れない、という体質がいじめを深刻化させてるんですが。
イミテーションのエメラルドと本物って、どうすれば見分けられるでしょう。ネットで調べれば硬度や化学反応などからわかるでしょうか?
あと、素人探偵の能力に人質の生命を預けるのは危険すぎます。警察に連絡すべきですよ…それをしない理由は何もありません。
ちび☆デビ!
今回もまた素晴らしい!子供がはじめて自分の中の悪に気づく…すごく大きい体験になります。
ペットと過ごす週末、というのも考えましたね。ちゃんと飼うよりも低い負担で責任などを学べます。
ぺぺちゃんの気持ちが一々ちゃんと描かれているのもうまいです。
ちゃんと手土産まで…器用なものです。
食べるところだけでも可愛いと話題になる、でも自分は食べていても当たり前…それさえ嫉妬してしまう、というのが人間らしくてたまりません。
犬猫なでるのも好き、でも…そりゃ幼児の前でそれやったら嫉妬されますよね。
しまった、と悟る両親…見てれば笑えますけど、実際にはしゃれにならないでしょうね。
自分が悪いことをわかっている、本当に本当にいい子なんですね…
だいじょうぶ、と抱きしめる母親の胸…この世で最も貴い。
で、またぺぺちゃんの内面…いつもどおりに、ってこれですか。
真さん、やはり度量が大きい。
わざアリっvきわみちゃん
がっぽりなんて狙ってたら…と言っても、今はこつこつやってりゃ儲かる時代でもないですし。運、いやギャンブルの鉄則…より大きなバンクロール、ぶっちゃけ金持ちが勝つ。ただそれだけ…
キャラクターグッズと言われてさりげなくアピールしているオッサンが楽しいです。
トンカツ…かなりひどいですが、がけっぷちちゃんはもっと大笑いです。
きわめて平均的な視点…平凡自体がキャラですか。
そりゃまあこういうのは売れますよね当然。というかこの三人でよくやれたもんです。
オッサン自身は手伝わなくてもいい…漫画だから同じですけど、実際にこうなったら着ぐるみと実物アルパカのギャップはかなり大きいでしょうしね。
着ぐるみの中身…文字通りオッサン、でもさぞ大変だったでしょうこれは。
いきなりものすごくいい話になったのが楽しいです。
オチもそれほどひどくはなかったのでほっとしました。こち亀みたいに事業自体が消し飛ぶレベルだと思ったので。
クリスマス限定サンタくん!
またなんというか乙女の欲望ダイレクトなタイトルで。
そのおねだりされるサンタさんは保護者でしょうに。
ケーキ屋のクリスマス、そりゃ忙しいでしょうね。それでクリスマスイブが誕生日…ある意味終わってます。
三田だからサンタ、なるほど。
クリスマスは基本冬至祭りですから、どの宗教でも祭りであっておかしくないです。
トナカイとサンタ…中井と三田、うまい。
エレベーターでのおばさんたちすごすぎます。でも…星花ちゃんも、四十年後にはこうなってるんでしょうね(滝涙)
まあでも、こうなったらそりゃ密着のチャンスです。
「クリスマス2人ですごしたい奴とか」…誘われているようなものですね。
神社で一月一日が誕生日、それまた大変ですね…
パーティー、結局こうなりましたか。さっきのおばさんが悪役のように使われていますが、全然悪意ないですよねこの人たち。
クリスマスに神社に行って、そこで誕生日パーティーというのもすごく素敵です!
雪をつかむふりしてプレゼント、というのも素晴らしすぎます!
僕も実は祝日誕生日なんです。高校はその祝日を認めていませんでしたが、受験でどの道休み。というわけで…僕も祝われたことはないというのはすごく共感できたりします。
やっぱり読みきりだと本当にいい作品描きますよ…また楽しみにしてます!
真代家こんぷれっくす!
なんというか大変なことになってますよね。
みんな何組だか気にしすぎ。これだから群れ動物は。
なんか複雑なことになってます。安心してへにゃ、と泣き出す表情がまた可愛い!
大切な妹…そりゃ嬉しいですね。
足痛めてるのにアンカーやったら負けるだけですけど。
ストレートに「オレはまだマリさんを好きだからです」と言い切るの、カッコいい。
犯人がわかった…でもそれすら疑ってしまうのが悲しい性です。
八つ裂きに、って大変ですよ?人体って結構丈夫ですから。
結局病院代、というのが苦笑しますね。
スポーツマンシップに…妙なやりかたしますね。
許せない、けど気持ちはわかるから、勝負して全部忘れる…よく儀式の重要さをこれだけ理解しているものです。儀式・暴力・スポーツ・公開処刑・戦争・歌舞音曲…全部本来は同じ根があるんですよ。
なんかえらいことになってますね。
そしてリレーそのものは…
倒れるほど走れる、というのはすごくうらやましいです。僕はどうしても加減してしまいます…
というかこれで最終回って?まあ続きはまた増刊で、といったところでしょうか。
本当にこれで終わりだったらそれはそれですごいんですが。
こっちむいて!みい子
扉を見て一言…無理。
机から落としたのは…はは。
「どこへ?」と簡単にばれたものです。
ユッコちゃん、本当に優しいし強さもある子ですね。不正には加担できないとはっきりいえる…今の学校世界ではそれがいじめのきっかけになるリスクさえあるのに。
ここまで自爆したら笑うほかありません。
スーパーマリオですか…ファミコン互換機?それとも比較的最近の機種で?
なんというか予想通りのクリスマスですね。
竜平くんの親、気が利いてますね。
みんなにも結局…まあそんなテクニックをこいつに期待してるほうが間違ってます。
まあとにかくメリークリスマス。親は楽なのが半分寂しい半分。そっちも想像できてしまうのが楽しいです。
来月号は…やぶうち・水都と流入が多いですけど、それはそれで何か変化をくれるといいです。