ちゃお2010年2月号感想
付録はすごく複雑で華やかです。
にしむら先生は本当はこういうチビキャラの可愛らしさが抜群なんですよね。
安定していながらしっかり作品が入れ替わり、新人作家も活躍していて、僕から見たら理想的な動き方をしています。
竜山先生はタイアップ…といってもすごく慣れた感じの作品ですからとても楽しめそうです。
ぐぐっと極上！めちゃモテ委員長（にしむらともこ）オレ様キングダム（八神千歳）姫ギャルｖパラダイス（和央明）くるるんっ☆りえるチェンジ！（中原杏）ふしぎの森のモリコ（能登山けいこ）さくらかんづめ（森田ゆき）メイドじゃないもん！スイートキス（いわおかめめ）ショコラの魔法（みづほ梨乃）ちび☆デビ！（篠塚ひろむ）とんでる！ポニーテール（もりちかこ）こっちむいて！みい子（おのえりこ）次号予告
ぐぐっと極上！めちゃモテ委員長
ふと思ったのですが、校則守先生（比喩としてですが、元ネタの「ついでにとんちんかん」なんて覚えてる人いるでしょうか…現役読者は知らなくて当然ですよ、二十年以上前の作品です）にが入ってきたらどうなるんでしょう、彼女たち。
お約束のリアクション、だから楽しいです。お約束の威力はバカにしちゃいけません。
いきなり先生が、ちょっと苦笑しつつ頭抱えます。ネタがないときの武闘会…
事情のくだらなさにはハリセンツッコミ入れたくなりました。
高校生に豪華客船って今の世情が許さないと思います。
西崎くんは出ない、と…なら無理することないと思いますけど。というかこの連載結構長いのに、こういう一人一人の事情を問う話って出ないですね。
真正面から真面目に…って元ヤン知られているのにこれはギャグですね。
みんなで楽しく、が決定的でしたか。しかしくだらない事情もあったもので…家庭の深い事情だとばかり…それこそ某池田くんクラスの。
オレ様キングダム
学校らしいネタですね。
ネコミミカフェ…僕だったらどうしていたでしょう。
黒澤くんが王子、白馬くんが白雪姫…キスシーンありですか？
輝くん、かなり今回ひどい暗躍しましたね。
このキスシーンは女子全員狂喜乱舞ですね。
演劇に興味がある、という割にはとあるお誘いは断ってますよね。
役者が夢というので照れてるのがかわいい、という気持ちがすごく伝わってきます。
「死にますぜ！」はなんだかカッコいいです。
それでわざわざおでこにキス、って唇でもいいでしょうが。
見られてた…好きなのか、なんて疑問じゃなくて確定でしょ？
会話を女子に聞かれて誤解されるのは爆笑しました。そっちだと脳を塗り替えて見直し…たら何か大事なものを失いそうなのでやめておきます。
黒澤くんが引っ越す、ということは…もうすぐクライマックス？
せっかく面白いんですからもう少し続けてくださいよ。美和ちゃんかわいいし。
姫ギャルｖパラダイス
究極のアゲアゲMAXが今回の紅白での小林幸子さんなんでしょうか…
モテ男もいるんですね。
品がいいお兄系…別系列の系列自体に文句をつけるのはマナー違反、といったところでしょうか。
カレーって大失敗じゃないですか。でも僕も最近、カレーでよく失敗します。…油が多すぎるカレーは、油が鍋から出たがるので注意しましょう。圧力鍋からも油は根性で出ます。
というかそのカレー、食べたら死ぬほど辛い代物だったのでは…
カレー盛り…それを食えと？カレーの母国インドがどんなに穢れにうるさい国か…
男と知ってはいても、っていろいろと終ってます。というかキス長すぎ。
美しいものを見ると自分に盛りたくなる…
チョコソフトにしようとしたら…どうしてもそうなるんですねこの子は。
しかしこの華麗さは…もう脳が情報爆発起こしてオーバーヒートしています。
彼が姫ギャルになる…どんなオチが待っているんでしょう。
期待以上！爆笑させてくれました。
食べずにひたすら盛る、そのうち首が折れますよ？
くるるんっ☆りえるチェンジ！
いきなり告白クッキーを渡す、それでどうなるか…ページめくるのに固唾飲みますね。
あっさり受け取って食べてくれた、それからオチですか！やられました。
そしていきなり家、って彼も何を考えてるのやら。
で、この格好はどうでしょう。ちょっと可愛らしすぎるのでは？未海ちゃんにアドバイスをもらったらもっと品位重視のコーディネートを考えてくれたでしょうに。
豪邸、というほどじゃないですね。門から家が見えますし。
家にというのは生徒会の仕事みたいなもんでしたか。
豪邸を中一が株取引で維持…まあ最初の資金が大きければ金は淋しがりやですからね。
お母さんのことは…知らなかった、といってもため息が出ます。
「あたしもいます」という言葉は彼にはすごく嬉しいでしょうね。彼女に嘘がないのは見ればわかるでしょうし。
それで抱き寄せてしまうのも、ある意味自然だと思いますよ。
すごく愛情が伝わってくる、とても素敵なシーンでした。
そんなところでにゃかむらさんのライバルとは…やってくれますね。
ふしぎの森のモリコ
いきなり「願いごとが多すぎる」といわれたらびっくりしますね。
そして変なものが…年少から見えそうですけど、最年長の今宵ちゃんだけに見えるとは。
確かにかわいいですね。キスさせてはいさよーなら、というのもびっくりさせます。
隣が彼なのもお約束…
天馬くんがぶつけるように机を寄せてくるのはきゃあきゃあ言いたくなります。
話に入れない気持ちもわかりますね。
そこにいきなり雪玉…これはびっくりしますよ。
鹿に服をくわえられるのもびっくりしますよね。鹿って結構大きくって、すごく優しい目と雰囲気してるんです。丹沢で接近遭遇してドロップスあげたことがあります。
森を荒らす、といわれると僕も耳が痛いかも。無造作に森に入っていましたから。
あ、神木の神様だったんですか。
どんな話になるのかすごく楽しみであり、ある意味怖くもあります。すごくたくさんの善意と、すごくたくさんの悪意と哀しさがあるのがこういう世界ですから…
さくらかんづめ
また魅入られる扉絵です。結構長いこと見てても飽きません。
別室でのからかい演技が大爆笑。
愛のキューピッド宣言…素直に感謝したら？
意識してしまうと話せなくなる…ここでの彼方くんの表情が不安になりますね。
急に断られたり…すごく不安が募ります。
おお、入賞とはそれ自体は確かにめでたい。
王様ゲームでのポッキーゲーム…これはなんというか死にますね。というか王様ゲームって、ファーストキスがまだな人は…「ごめん初めては好きな人としたいから…先に、＊＊さんお願いキスしてください」って土下座したらどうなるんでしょう。いやそれはそれで一つ間違えればどっちらけ通り越し、よくて末代までからかわれてキスコールの大合唱…うわ想像して頭抱えました。
というかその場に好きな人がいなかったら？
いや、王様ゲームでのキスは人工呼吸同様、ファーストキスとしてはノーカウントなんでしょうか。
いきなり声をかけられるのはびくっとしますね。
かわいそう、といきなり言われるのって…ちょっとひどいです。
あくまでかまおうとして、好きというのをキスでふさぐ…ここはかなりショッキングなシーンでした。
そしてさくら館が本当になくなる、って…わけわからないが多すぎます。
メイドじゃないもん！スイートキス
何回やってもオムレツにラブメッセージを書いてしまう…なんというかすばらしい。強烈。
オムライスって作ってから食べるまでの時間が短くないとまずいのでは？
それを持って行っている時にいいなずけの話…これはうまいショックです。
男性フェロモンUPって…皆さん楽しそうですね。
「アキラさん自身も大事にしてください」これはすごく重い言葉ですよね。
ヨーロッパ貴族、中でもパブリック〜オックスブリッジ系スパルタ教育に自分を大事になんてゼロです…。いざというときには軍に志願し、前線で伏せることなく戦死するのが高貴なる義務、の世界ですし、いかなるわがままも認めない、肉体の要求は全て無視して本分のみに忠実であれですし…
皆さんの攻勢は容赦なしですね。
ならここで寝る、って…
おじいちゃん自身の急襲とは。
こんな時のメイド服、ってまったく好きですねえ。でも使用人姿に変装してしかるべき動きさえできていれば、机や椅子や観葉植物同様全ての人に無視してもらえ、どんな情報でも聞き出せます。
いいなずけを決めた、で…正直先を予想してしまっているのでショックはそれほどじゃないです。
走って行ったらいきなり抱きしめてあっつーいキス、これには脳がとろけました。
まあ読みどおりでしたか。
だめだこりゃ、もう脳がとろけてます…
ショコラの魔法
毛の色が生まれつき違う、というのはとにかく校則が厳しいところではきついですが…そうでなくても人間の群れ異物排除本能があるから大変ですか。
「俺が市加と一緒にいたい」…いきなりの告白にはびっくりしました。
「いじめするやつとしゃべりたくない」でこの顔は怖いです。ほとんど脳が瞬時に殺せって命令出すぐらい。
雑誌が上下逆というのも正直ですね。
いきなり男に抱きつかれて、強がっていても振り払える腕力があるわけじゃない…今まで、圧倒的な暴力にやられることはなかったんでしょうか？
この誤解は巧妙というかえげつないというか。
二月十四日は店を閉める、というのもチョコレート屋としてはすごい。日本では最大のかきいれ時なのに。
いきなりひっぱたくのはびっくりしました。
告白も媚薬を…チョコレートは元々強力な媚薬とされていましたしね。
なぜここに来たの…本当は彼女はどうしたいんでしょう？旬を助けたい…復讐でも告白でもなく、ただ助けたい…それが、全部雑物を抜いた純粋な気持ち…
魔法を解くチョコレートを女の子自身が作る、ということですか。
チョコレートも料理と考えるからいけないのであって、材料を裁断混合、加熱成型し、温度管理する化学工業実験と考えればたいしたことじゃないです。
製法がしっかり描かれているのがいいですね。
やっていること自体はごく普通のチョコレート作りに見えます。でも、昔は何であれ、技術を用いて作ること自体が非常に高度な魔術・知識だったんですよ。特に刀鍛冶なんて魔法使い、錬金術師そのものです。料理だってそう、古代中国では料理人から宰相になった人もいます。
彼の誠実さには驚かされますね。
そして…しかしこのレベルの邪悪は、魔法でなければ制圧できないという現実は悲しいです。圧倒的な邪悪は、学校という環境では実質抑止力なしに何でもできてしまうんですよね…
学校という環境自体がある意味間違っている気がします。といっても、どの環境だから完全に邪悪を制圧できるか、というと…歴史地理を見渡しても、それに完全に成功した組織ってあるでしょうか？
「黒き闇に」というのは「いっぺん、死んでみる？」みたいですけど。
バレンタインに店を閉めるのは、全ての女の子が恋の魔法を使える…思えば恋と、その結果の妊娠出産こそ究極の魔術ですね。それは多くの女を産褥で殺してきたし、その犠牲から生まれた子供たちが人類を、特に出アフリカまでの何百万年も命脈を保たせてきた…素晴らしき魔女たちみんなに祝福を。
ちび☆デビ！
今回はまた極上でした！
マスクをしていても感染のリスクはあるでしょうね、どこからも。
小さい子は早めにいろいろかかっておいたほうがいいかもしれませんが。
真さん、ほのかちゃんの下着もと思うと頭抱えますけど、そういうネタは考えないほうがいいでしょう。
ちゃんと主夫してくれる真さんもカッコいいです。
ほのかちゃんのところに行きたがるまおちゃんと真さんの戦いも楽しいです。
食べさせてくれたり…ここで体拭くとかそんなお色気を期待するのが間違ってるぐらい真摯なラブラブです。
もういい夫婦ですよねこれは。
「ずるいパパばっかり」は苦笑しました。
それでまおちゃんのほうからほのかちゃんに無理させない、とがまんして…
風邪がうつるのもお約束ですが、「ほのかのときみたいにさみしがってくれない」って…というかやはりお返しのあーん、でしょうか。想像していると甘さのあまりとろけます。
とんでる！ポニーテール
最後までやらかしてくれましたね…
もうダメ、で何かと思ったら…おいおいおいおいおい、しょうじょしなんだぞ！おまえ少女誌で本当に…おい、どうなんだコラ！そんなことは男性読者やPTAが許さんぞ！俺も許さん！決して！編集部も許さないと言っているぞ！ハッキリしないか…いてて、蹴られました（この台詞が何のネタかはお父さんに聞きましょう）。
それであっさり回復して、あとはひたすら華麗な演技の乱舞…はあ、すげえ。
点差考えなしに集中できるというのはそれだけですごい武器ですね。
床で一気に踏み切るところの迫力もすごい。
一気にその三人が世界全体の主役に躍り出た…前からつばめちゃんに期待していた人もいるでしょうけど。
すばらしさをひろめたい、という目標も強いですね。それがあればもし万一の事故で選手生命を断たれても、素晴らしい指導者になれるでしょうし。
小さい子の前で華麗に飛んでボールを拾ってみせるのは、舞台での演技よりずっと彼女らしいです。
「わしのライバルになってくれ」…こうしてバトンはめぐる、と。
最高の終り方でした！すごくいい作品だったと思いますよ、読者一人一人の、本人が忘れるような深くにしまわれて心の奥底で輝き続ける宝物になるような。
次回作がどんな作品かも楽しみです。
こっちむいて！みい子
いや…バレンタインデーに何があるかなんてわかりきってると思いますけど。なんというか悩むだけ損です。五年ぐらいしてから苦しんだら？
また怪しい人が出ましたか。
惚れ薬で無理やり、ってショコラに制裁されないでしょうか？
ランドセルを忘れるというのも豪快ですね。
竜平くんの対応が見ていて笑えます。
賞味期限ギリギリだから効き目が切れる、というのもあっさりした終り方で…というか代償のない魔法なんてあっていいんでしょうか。いいんですねここでは。
そして藤見先生の連載、柏先生と環方先生の読みきり、とつくづく層が厚いです。どれも面白さは折り紙月ですし楽しみですよ！