ちゃお2010年3月号感想

付録はすごく楽しい感じがします。

楽しい作品が多いのはいいですね。
めちゃモテのアニメ延長は…それが何を意味しているか、十年後にどう振り返っているでしょうね。

ただ、二回も男同士のキスがあるってのはいくらなんでも狙いすぎじゃあ…

他誌作品の第一話そのまま、というのもうまい。
いろいろあって再編が大変なのかもしれませんが…
でも「数年に渡る」って言葉が寂しすぎますよ…うまくいかないと運命づけられているようで。

くるるんっ☆りえるチェンジ!(中原杏)姫ギャルvパラダイス(和央明)ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)ふしぎの森のモリコ(能登山けいこ)2人で守ってあげます!(藤実リオ)さくらかんづめ(森田ゆき)ちび☆デビ!(篠塚ひろむ)ドリームガール!(環方このみ)オレ様キングダム(八神千歳)おばけってよばないで!(柏ぽち)こっちむいて!みい子(おのえりこ)次号予告

くるるんっ☆りえるチェンジ!
さてどっち方向に暴走するやら…でも、まあ「消失長門を選んだ世界」みたいなものとして、前回の延長でそのままひたすらラブラブイチャイチャするのも見たかったというのはナイショです。
おお…商品化ですか。ついに死の谷を渡ったんですね。
そしてアニメ化もされてないのに新商品?
育成ペット型のおもちゃ、というのもすごく人気ありそうですね。
落ち着いてる振りして全然、というのが実際かわいいです。
そんなときに転校生、ときましたか。あれ?怪力設定はどこへ?いや忘れておくのがマナーでしょう。
堂々と「こいつ春日のこと悪く言ってて」…そう、本人に言うのと他人に陰口を言うのとは、ある種の倫理観の持ち主には全然違いますね。
というかこの人、ある種の配慮が根本的にない人のようです。
確かに春日りえるばっかり…はは。
てなわけで…椿がんばれ。

姫ギャルvパラダイス
デパートというのも今は衰退産業に見えますけど…どこかで盛り返すでしょうか。
確かに物産展は花形です。
チャイナはなんというかただただ圧倒されました。
ルールル、って…そういえばいまおいくつ、ということは忘れておきましょう。
とちおとめと真澄の二人がコンビを組んだら無敵ですね。
確かにドクロは…そういう使い方もされてますね。頭抱えるしかないですが。
売り上げは上がったにせよデパートの品格と秩序は多いに下がりましたね。まあ品格にこだわっているのに世界の貴族階級向けに離陸もできないデパートは、団塊上層が滅んだら未来はないですが、どの道続く世代には望みがないので今稼いで逃げ切るのもアリでしょう。

極上!!めちゃモテ委員長
アニメ延長とは…正直以外でした。
いきなり予選がくじ引き、というのもある意味リアルですね。近代戦って運の要素が大きすぎます…古代の戦争も、伝染病にかかるかどうかというみえにくい運が実は決定的に大きかったですけど。
体・知・美・友・食…すごく面白い能力評定です。現代社会は知ばかりのように見えますが、まず健康がなければ何もできません、また見た目の美しさも面接で重要になりますし、人脈と…食生活も体力や知性のしたささえとか、しつけや品格など家庭文化力とか、さらにホームパーティ文化のある海外では人脈に重要ですし…
最後に大逆転、というのもあれですね。
デザートマナー、というのも結構難しいですね。
というかああいうデザートって、マナーにとっては半分いじめです。

ふしぎの森のモリコ
刃で蹴られなくてよかったですね。
子供に「結婚してー」なんていわれたらかないませんね。
白鳥との別れ…そして「おとなになると」…まあ仕方ないといえば仕方ない、今まではその点は次の子供がいたんですが、今の世界は森は切り倒す、新しい子供は作らない、と何がしたいんだといいたい世界ですからね…
悪いものとみなされるのも、そういう俗でない領域に対する、人間の間にとてもよく見られる反応です。
本来は生活自体と一体化した恐ろしい面も優しい面もある存在だったのが、生活上必要なくなると悪い存在としてのみ見てしまうようになるものです。
髪に触れられてドキッとするシーンはかなり強烈でした。
で、いつの間にやら遭難話ですか…なんというか、子供用の緊急用サバイバルキットが市販されているといいですね。体全部入る大型ビニール袋を中心に、浄水剤と耐風ライター、最低限の止血具や気道確保・心肺蘇生・昏睡体位などのマニュアル、甘味、音を出すホイッスルと光を出す小型LEDライトなど。使いこなせるようきちんと訓練して、緊急時以外使用禁止を徹底して。
いいながあふれて好きになる…まあ一瞬で落ちる恋もありますし、どちらもありです。
この時間と場所を大切にしてほしいですね。うまく時代に受け継がれてほしい…
とても温かく純粋に「好き」というきもちが生まれる黄金のときを描いていて、すごく素敵でした。

2人で守ってあげます!
な、なんというえげつないタイトル…そりゃもうイケメンボディーガード2人、という少女漫画を僕が一体何十篇見てきたか。でもここまで露骨なタイトルのものなんて…呆れてものも言えません。
絵の華とパワーは相変わらずすごい。
いきなり2人に抱きしめられるという絵がまた気持ちいい限りで。
昔から守られているお嬢様、というのは…「いきなり」よりも自然かもしれませんし嫉妬する気にもなりません。
ボディガードといっても、誰かがいつもそばにいれば抑止にはなる、という程度でしょうか。同い年の子供の戦闘力なんてたかが知れていますし、武器の携行が認められることはないでしょうから。
アリスゲーム、というのは実際には一人の役割が特別すぎて、平等主義の学校では難しいでしょうね。楽しそうですが。
キスできた人が優勝?って前の田中さん、よく了承しましたね。というかそのルールを変えればいいとは誰も言わないのでしょうか。あと女子が優勝するとしたら…
この着ぐるみは「フルメタル・パニック」のボン太くんを思わせますね。
着ぐるみから狼さんですか。早替わりが楽しいです。
窓から飛び降りるのは実際問題として…一度やってみたら、四十キロの土嚢を、運動部のエースの中学生は何メートルから問題なく受け止められるか。またはどちらも死ななかった最高記録。トリビアとして。
男同士、というのは笑うしかないです。
それでお見合い、って何がどうなるのやら。

さくらかんづめ
いい条件があるなら…まあ今は借家人の権利はかなり強いですから、ちゃんとした補償は受けられると思います。
思い出を理由とするなら、できるだけ将来自分で買い取る…それまで桜だけは残してもらうぐらいしか…
「キスはしたかったからしたけど別に好きじゃないんでごめん」…ぶっちゃけるとそうですがすごくひどい話に聞こえます。
なにこの妄想。爆笑しました。
ぼーっとテレビを見るっていうのも幸せな話ですね。ローマ皇帝にとっては想像もできないほどの。
いきなりおすそ分けとやってきて抱きしめる、それもストレートな告白で…障子に押しつけて破れないでしょうか?
本当に彼方くんがきてくれるとは…それできといて、…やっと言うことは言いましたね。
この話は…本当によくある話ですけど…愛がない、というのはどうしようもないですからね。愛そうとしても愛せないことさえあるんです。
約束に縛られるというのも…
それで行方不明、ってどんなクライマックスに向かうのか…胸が詰まります。

ちび☆デビ!
今回の話も素晴らしかったです!
僕も実は、採血の予約を忘れたふりしていたりします。といってもどうせ四月に検診があるのに、というのもいいわけです。といっても注射が怖いというよりめんどくさいだけです。特に朝絶食が。
魔法バリアー…人間の赤ん坊も乳児期には特殊な免疫を持っています。
真さんの表情…否定しておいて認める、これは情けないというか楽しいというか。
いきなり刺されたらそりゃ泣きますよ。といっても何が起きるか説明することはできませんし…特に「何も悪いことをした覚えがない」のに痛い目に合わされるのは、そりゃショックですよね。大人、世界に対する最も単純な信頼感情を壊されてしまいかねません。
もう着ぐるみを着て魔法で、って力がある幼児というのも厄介なものです。
説得、ってあの怖がりようを見ればどれだけ英雄的な行動かわかります。
人体には、って人間に注射するには人間のお医者さんの免許がいるのでは…
真さんのおびえぶりが見ていてとても楽しいです。すごく表情豊かですね。
そしてほのかちゃんがほめるのを見て…このほめ方がすごくあったかくて、いい夫婦だなとすごく思えました。
まおちゃんには「ますます好きになっちゃった」といえる…ほほえましいです。
しゃべりだす、というのもすごく大事なステップですよね。この子供の成長を見ている感じ、すごく優しいです。

ドリームガール!
いきなり「いい気になるなよ」…面白い人ですね。
直接笑顔を教えてくれる先生、すごくいい教えかたしますね。
課題の難しさとか、普通の子はまず考えないようなことを一杯学べる、すごい場ですね。
憧れの人でさえも落ちることがある、というエピソードも印象が強いです。
百万読者の代表…その「百万」という言葉にこめられた誇りがすごい。
無理に盛り上げたりしない、小さいことの積み重ね…でもだからこそ、実際の小学生にはすごく重いだろうと思わせる…
正直、どうせ「娘。物語」だろうな、と思っていましたが全く違う面白さでかなり読ませました。

オレ様キングダム
あのー、「最終回」という言葉の意味が二つあるような気がします。という以前にパチンコ屋の新装開店…「一回休んでまだまだ続くよ」と「本当に終わりだよ」の区別がすぐつくようにしてもらえません?
白馬くんの白雪姫と黒澤くんの王子様…わかってますね。
…なんて頭身。宝塚のトップスターみたい。お願い誰かツッコんで。
黒澤王子の国…今のイギリスでは不満でしょうか?いや他にもヨーロッパには美男美女の王子王女はたくさんいますよ。…まあアジアやアラブにも王制はないわけじゃないですが、どんな美男美女がいるかよく知らないもので。
黙って引っ越す、という話にもなってるんですね。
萌え死に、って…僕も萌え死にしてみたいです。「涼宮ハルヒの消失」の映画でも見に行けば萌え死にできるでしょうか。
勘違いして緊張をほぐそうとしてくれるのがまた魅力的で…そりゃ言っちゃいますよね。
キスシーンだけ入れ替わり、って…ある程度私情交じりでは?演技でも男とキスしたくない、という…そんなこと言ってたら、東宝版「エリザベート」のルドルフ&トートの文字通り体当たり演技はできませんよ?
引越しは近所、って笑うしかないですな。
黒澤くんのほうからもろにキスして「どこにも行かないよ」…ごちそうさまでした。
結局男同士キスで「白雪姫とジャージイケメンの」…やっぱりやりやがった…まあ、舞台で「それ以上」を始めたとしたらそれはそれで…
女の子たち大喜びですねこれ。

おばけってよばないで!
相変わらずかわいい絵です。経験積んで大きく伸びてますね。
ホラーが「ちゃお」作家の実力を下支えする効果はすごく高いと思います。
ついでに、「なかよし」が「地獄少女」の番外コミックスでそれをやってくれているのが、五年後十年後に大きな花を開いてくれると信じています。
おばけにおばけって言われちゃどうしようもないですね。
怖がらせ方を教えて、って言われても…天然なんですけど。
思いっきり泣けるのはうらやましいです。
風呂上りというだけで怖がらせる、って…男にとっては、初めての時にシャワーから出る彼女を待つことほど大きなドキドキわくわくはないのに。まあいろいろあるでしょうけど。
野菜をまとめてミキサー?ジャガイモは芽が混じると…というか少なくとも僕はジャガイモを生で食べたことないんですが。
髪の毛いじってもらったりしていろいろ一生懸命なのが素敵です。
「こっちもかわいいね」にはなんかぶっとびました。
幽霊と抱き合って喜んでいる、というのがまたなんというか…
タイムリミットまであと三分、といきなり緊迫してしまうのも素晴らしい!
「ごきぶりくっついてる」で…というか怖がらせたのは麗子ちゃん…なにかしらもわざと騙されてくれたんでしょうか。
霊感があって全部見えていた…はは。
なんというかすごい。ものすごく素敵な作品でした。
次の作品、そして本格的な本誌進出、すごく楽しみにしています。

こっちむいて!みい子
180回ってそれだけでもかなりすごいんじゃ。まあ二年後には200回記念、それも楽しみです。
ひなまつりこんだて、って栄養士とかも大変ですね。
結構やること多いですね、小さい子がいると。でもいなくてもいろいろあることには変わりありませんが、問題は誰がやるのかだけで。
この献立はすごく好きです。というか僕も何とか食べられそう。
菜の花がすごく春らしくていいですね。
代わりに病気や災難を背負う、というのも魔術の本質の一つですね…ただし昔は人間や動物の生贄を使うこともありましたけど。
いろいろと意味がある、というのも受け継いで欲しいですね。
結局お迎えはさっぱり忘れてたんですね…はは。
まもるくんの冷静さはすごい。
まあこれは怒れませんよね。まあよくわかってるようですし…十分自分で自分を責めてますし。
なんというかいいため息もあるもんです。

来月号は…え、やぶうち優先生!?
いわおか・もり…さらにショコラ!なんかもう、三カ月に分けるべきでしょと叫びたくなるラインナップがまとめてきましたね。盆と正月とバレンタインとハロウィンがまとめてきたようです。
やぶうち先生のちゃお復帰だけでも大サプライズ、それに…ただ、ちょっとベテランが強すぎるなあという文句も出てしまうのが贅沢病です。
でもみんな大好きな作家ばかりなので、それこそケンタッキーフライドチキン4ピース、炊きたてご飯の大盛りいくら丼、魚のあらから圧力鍋で濃厚に出汁をとった味噌汁、塩コショウだけで豚スペアリブと丸鶏を圧力鍋で絞ってセージ・タイム・ローズマリーを加え人参とタマネギと豆とキャベツをたっぷり入れてさらに煮込んだスープ、さらに食後はレーズン・くるみ・松の実・ピスタチオ・チョコレート・クッキー・ショートブレッドなど山盛りと確実に3kgは太りそうなメニューみたいです。

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