ちゃお2011年11月号感想

まおちゃん単独の表紙、ファン以外は何だと思ったでしょう。でもまあ、ミルモの表紙だって…
「ちび☆デビ!」のアニメ化がとにかくすごく嬉しいです。いいものがちゃんと子どもたちに届いてくれる、これ以上にうれしいことはありません。

付録らしい付録でありながら、DVDもついている、バランスがいいですね。

ちび☆デビ!(篠塚ひろむ)にじいろ☆プリズムガール(中原杏)姫ギャルvパラダイス(和央明)オレ様キングダム(八神千歳)ふたりのミラクル(いしいゆか)恋×カギ(能登山けいこ)プリティーリズム(藤実リオ)まほちゅー!&(やぶうち優)なみだのうさぎ(水瀬藍)ショコラの魔法(みづほ梨乃)わがままなツバサ(中嶋ゆか)こっちむいて!みい子(おのえりこ)次号予告

ちび☆デビ!
かわいい通り越してますね。両親としては至福の時間でしょう。
ええ、もうしばらくしたら文字通り悪魔になるとしても…
挨拶してくれるのもかわいいです。そりゃちゅーしちゃいますよね。
大好きだから、というので素直にちゅーしてくれて…真さんも泣いたり舞い上がったり、つくづくうらやましい世界です。
ボールとかぬいぐるみとかも好きだからちゅーする、これがまたかわいい。小さい子の好きには人間だろうとなんだろうとおかまいなし…
園長先生の子供好きも重症です。
ぺぺがわざわざ歯を磨いてくるのがまたかわいい。
ライちゃんの邪魔がまた楽しいです。
家に帰ったら、「まんまとぱぁぱは」…なんと言うか笑うしかないです。
これで子供に「ママはパパが大好きだけどね」…ほのかちゃん、告白しちゃった強みにしても、なんというか開き直りすぎ…
ふりのキスでも充分楽しめました。ええいいっそそのまま弟妹を…
だめだもう幸せすぎて死んでます。現実世界で僕はもう諦めた幸せですが、この作品だけで充分…
アニメもヒットしてくれるといいですね。これほど素晴らしい作品なのですから…

にじいろ☆プリズムガール
子供、ですね。どうだ、と威張って見せて…それが一番楽しい。
「まだまだオレ様の足元にも」というのもまあ子供らしいことで。
パーティードレスで、「でも悪くないぞ」がなんというかかわいいです。
七光りというなら、虹架ちゃんも充分七光りですよ。まあ気にせず歌にしちゃうぐらいが…
ここでしっとりと相手を認める、この言葉がすごく温かくて素直で素敵です。
そりゃまあ、ドキドキしますよね…
髪にキス、本来感覚器官はないのにえらくドキドキしますね。
虹架ちゃんのアドリブが素晴らしいです。
体当たりでまっすぐ胸に飛び込まれて、さてこれも演技なのか、それとも素が出たか…
さてどう返ってくるのか、楽しみです。本当に楽しい作品ですね。

姫ギャルvパラダイス
関西にもギャルはいる…僕は小中学校はずっと関西で長期休みを過ごしていましたが、向こうで親戚以外、まして同年代と接することは皆無でした。
また宝塚大劇場と万博跡民族博以外に「出かける」こともなかったので、道頓堀すら一歩も足を踏み入れていません。
というわけで何も知りません。
関西では原宿に当たるのはどこなんでしょうね。梅田界隈の巨大デパート街はちょっと高年齢向けな気がします。
このドレス、町を歩く服装じゃない気がします。
そう、めっちゃ通せんぼ。
「100均行け!!」というのがかなりひどい。
で、東京の男として地味と言われて…まあ、地味派手で関西に対抗しようとするのは無理です。宝塚の本拠ですよ?というか盛りで宝塚ネタがないのも不思議ですね。
多分この暴走、関西の子供たちはかなり怒ってると思いますね。
盛り対決になってしまうのも爆笑でしたが、スカイツリー…これは笑い転げるしかありませんでした。ひたすら腹筋崩壊。
笑ったものが勝ちという大阪ルール…はて、ほな京都のギャルはどんなもんやろ。
人を笑顔にできる、というのは素敵です…わざわざ関西から軍隊引き連れて、東京を火の海にする少年不良マンガよりは楽しくていいです。

オレ様キングダム
もうまったく隠してませんね。
確かに年上キラー、それがいきなり「大好き」「彼女になってください」…これもある意味女の子の夢ですか?
というかこの身長差で抱きつくと、ちょうどよく顔が胸に…
いきなり「変態だぞ」…まあ事実ですけど。
天使扱いされたら、悲しいものがありますね。実際には違うんですから。
くまさんやうさぎさん…見せちゃったらどうですか?商業誌じゃなくて、裏で毎年二回ビッグサイトで売ってる薄い本。あるんでしょ?ないとは言わせませんよ?
「はっはっはっウケる」という輝っちの乾いた笑いが最高です。
小さい子の勝手さ、それ自体は可愛いのですが…まあ実銃もってなくて幸いでした。
原稿を見てしまった、そりゃもう…
エッチ先生…なんというか、これはもう女の子の究極の夢ですよね。小さい男の子のエッチ先生なんて…
…この子が一色先生の弟だったりしたら大笑いなんですが。

ふたりのミラクル☆
ものすごく明るくてパワフルな絵柄ですね。
今は携帯電話で定額話し放題がいろいろとありますから、便利なんでしょうね。
二人で同じ花火を見る、というのも素敵な絵です。
十年ぶり、って長すぎるでしょう。これだから日本は…
双子の入れ替わり、と聞くと当然ミラクルガールズを思い出してしまう…え、お母様たちの世代?いや、今の読者の母親より、まだ上の世代?
まあそれ以前に僕は、『紫子(1987年星組)』すら生舞台で見てますが。さすがに原作(夢の碑)を読んだのは発表から何年もしてでしょうが。
いくらそっくりでも、互いのことを知らなければどうにもなりませんよ。楽しいでしょうけど。
運動が苦手と得意、というのもますますミラクルガールズですね。
性格の違いがすごいですねいろいろと。
バトンの楽しさの描写がすごく素敵です。はつらつとした光があふれているようですね。
いつもと違う、そろそろぼろが出まくってますね。
いきなり入れ替わりがばれて、別にばれても大した事じゃないんですが。まあ犯罪は構成してますけど。

恋×カギ
こりゃ心臓も冷たくなりますね。
わざわざ説明せんでも…いい子ですね。
処分、って肉なんかにはできませんよ。動物を肉にするのは、日本ではものすごく厄介な法律が無数に絡んでいるんです。
思わず引き取る、って無茶なことを…
何も言えない、そこで動物たちの騒動で、なんというかうまく行きますね。まあよかったよかった。ニワトリってペットとしての負担は想像以上に大きいですのでお気をつけて。サイズだけでも小型犬より大きいですし…
「オレ代わる」ってここ見られたら、ラブラブなの…まあとっくにバレバレですか。
すごく誠実、でもそれでも届かないほど、女心って深いんですよね…
噂が広がっていて、一つ間違えれば雛子ちゃんまで悪者にされそうな、ここでの昴くんの強い行動…それが、どんな結果になるかすごくドキドキします。
善意や勇気が悪い結果につながるかもしれないのが、現実の恐ろしいところですが…
その、弱さがコンプレックスになって、つい甘えきれない…難しいですよね。
何をすれば強くなれるのか、人にはわかりません。
人に悪く言われるのが怖いから、彼女も怖いんだろう…それができるってすごいですよね。
「誰かと一緒の時だけ他人を責めるヤツ」…手厳しい。
ちゃんと、誰が彼女なのか聞いていて…
さらに鍵を落として、同居がばれて…ここで花柳さんが悪の誘いに勝てるか、それよりもっとひどい、別の悪意にもてあそばれるのでは…
怖いですよ、次回を見るのが。
こうして深い二人の愛情を見れば見るほど。
まあ、「スキヤキかぎつけてきたのか?」とボケておくぐらいが…

プリティーリズムオーロラドリーム
冬真くんの言動は一体…
みんなと店に行って、しっかりスターに会えちゃいましたね。
「2人きりの教室で襲おう」、客観的に見れば確かにそうです。
というかこれだけついてったら、そりゃそうとしか思えませんよ。
「本当にやりたくなったら誰に何言われても」…本当にゼロからやったことがあるからこそ、わかることでしょうね。
さて、この男の話を、ふれあちゃんの服がどんな風に癒していくか…まあどうなるかがわかるからこそ楽しい、というのもあります。
これほど安心して楽しめる世界もないですよ。

まほちゅー!&
そう、楽器ってものすごく高価なんですよね…ギターとか電子ピアノなんて、安いのがいくらでもありますけど、オーケストラ級楽器は基本的に安いのがないんですよ。
あと誰が盗んだのかなんて、三成くんが調べればすぐわかることでは?歩く即効性ペンタ。
透明にする、という手ですか。
すぐいなくなっちゃうさくらちゃん、自分の無実を晴らすことには無関係にすら見える…
友達の押し売りは時に迷惑にもなりますが、ストレートにやってくれると素敵なものは素敵です。
いきなりさくらちゃんが倒れるのはびっくりしました。
ラッキーのマホがある以上、こうして見つかるのは当然と。
というか、自分のマホが何なのか行ってはいけない、他人のマホを探ってもいけない、というルールがないと、誰が透明のマホなのかはすぐわかってしまうのでは?
自白剤というのも怖いですね。
で、三成くんが飲んでしまって…聞いちゃだめですよ。

なみだうさぎ
隣の席が外れると悲惨ですよね。僕の隣は常に悲惨ですから、できたら僕だけベランダとか先生の机とかで授業できたらよかったんですが。
席替え…思うだけでため息が出ます。でも、クラスが違ってしまったら、席で一喜一憂していたのが…そして好きな子が転校したら、クラスだのが…その次は考えたくもありません。好きな人が生きていてくれれば、それ以上は何も望みませんよ。
話したことのない人、消しゴムも取ってくれない…でも小学校の頃の僕がやらかしたように、足の指で取られるよりはましだと思います。
校庭を這うとか呪いとか、女の子って楽しいですね。
素敵な彼氏…そんな夢を見ていられるのも幸せなことです。
現実では、男女交際なんてできるのは一割の美男美女だけですから。
生理での腹痛、ってそれは学校側で配慮すべきですが…それを容認しないほど雰囲気が悪いんでしょうか。
ケガしてる、と心配されたら…そりゃ白状して泣くしかないでしょうね。
お姫さま抱っこで保健室まで、というのもかなりの体力ですね。いや、元々マラソン大会で一位になる体力…
それだけでも十分大当たりじゃないですか。
すごく素敵ですし、他にもいろいろと大変な話があるようですが、僕の精神年齢には正直「ちゃお」が合ってます。とても正直に言えば、「なかよし」「りぼん」の大半も、今の僕には読んでいて辛いんですよ。

ショコラの魔法
いきなり失敗作、ときつい言葉が。
過去、でいきなりショコラに対する敵意?なるほど、姿を変えて…だとしたら、今後依頼人一人一人に警戒しなければ…
この景色から時代を推定できるほどの歴史考証能力はないです。
できるひとならできるでしょうが、逆に作者がそこまでの情報を正確に入れているかどうか…
言葉が通じるのも不思議ですね。
魔女裁判、ですか…台所、といっても十七世紀、少なくとも近代ココアはできていないと思います。ハーシーが超高圧ロール粉砕を完成させたのは…
カカオそのものは、コロンブス以後ですからありますけど、それも王族向けでしょうね。
自分を犠牲にして他人を助けている…それを死刑にするのが、人間という生き物の常です。キリスト教は、無論その親宗教のユダヤ教や兄弟宗教のイスラム教も、魔術を厳重に禁じています。そしてキリスト教と法律は一体で、神・王・国は一体ですから、神が禁じた魔術を行うのは王に対する反逆でもあり、死刑に値する犯罪です…今でも、反イスラムが死刑になる国、魔法に対する禁止法が残っている国は多数ありますよ。
そしてヨーロッパの歴史では、何百万とも知れない魔女裁判…いじめの延長で、皆が「こいつは魔女だ」と指差せば教会と一体化した政府がその人を拷問して自白させ…だから実際に魔法を研究してるしてないは関係なし、ある程度以上の拷問を受ければ人は何でも自白するか、運がよければ死にます…火あぶりの死刑にして、その財産を密告者と教会と政府で分け合うことが横行していたのです。
というかカカオの力も、充分魔女認定されますよ。
現実には、拷問で身も心もずたずたで、まともに歩くことなどできないでしょう。
自分の命を大切にできない人には…でも、この時代、実際に人の生命なんてとことんまで軽いものですよ。何より子供も大人も、しょっちゅう伝染病や産褥で死んでいくんですから…抗生物質もワクチンも麻酔手術も消毒もないんです。家畜のほうがずっと大事なのが、今でもこの地球の半分以上です。
今の日本の普通の世界、それがめちゃくちゃなだけです。
町の人からお代をいただく…それは確かに鮮やかでしたが、でも魔女裁判に逆らうことなど…町ごと皆殺しにされるかもしれないのに。
すべて、この結果すべて予定どおりに…
そして本格連載に、というのもわくわくさせますね。

わがままなツバサ
徹底的に背景を排した簡素なタッチがすごく深いです。
そりゃもう、後ろの彼女には…大喜びでしょうね。
彼女がいたおかげで、この事故を救えたなんて。
こりゃもう…どう返せばいいのかわからないほどです。
携帯電話の遺影に「かわいい妹が生まれたよ」で必死でうなずいているのがかわいいですし、悲しいことです。
今の僕の後ろには、死んだ家族には立ってほしくないですが…
何があっても家族、というのはある意味呪いでもありますね。ずっと前に離散した家族の犯罪の責任すら、負わなければならないことがあります。
犯罪加害者家族の地獄は、それこそ吐き気がするほどです。
「天国にいる娘とははなればなれだけど」…聞いてるってわかって言ってません?
もう、砂時計すら必要ない…そして、ニコにできた助け…
とても暖かくて、切なさに胸が痛みます。
なんというか、今回でコンビが確立されるまで、プロローグなんですよね。それで最終回と言うのも寂しい話ですが。
新連載がこれの続きでも、また別の話でも、すごく好きな雰囲気なので楽しめると思います。

こっちむいて!みい子
たまにはいいですよたまには。
確かに一人暮らし…こんな優雅にはならないと思います。
バイトと酒、体育会系ならひたすら練習、理系なら実験と予習でボロボロでしょう。
父親は、今から貯金しないととため息でしょうね。
バイトして金ためる、って必要な金額の桁が違うんです。
また怪しい占い師、というか作者ですか。
八年後…まーそりゃかっこよくなって。
ももちゃんがずいぶん大きくなって、それもものすごいおにいちゃんっ子で…
ほほえましいやら寂しいやら。サザエさん時空は、親にとってこそ楽園なんでしょう。
その日までの日数を数えているより、今楽しいほうがいいのでしょうね。

来月号は森田先生…これも楽しみです。
ナゾトキ姫もすごく安定してますね。これもショコラみたいに、将来本格連載になるのでしょうか。

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